JP6647918B2 - 超電導電磁石装置および磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

超電導電磁石装置および磁気共鳴イメージング装置 Download PDF

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Description

本発明は、超電導電磁石装置および磁気共鳴イメージング装置に関する。
磁気共鳴イメージング装置(MRI)に代表される超電導電磁石装置を利用する機器では、冷媒を流路内で循環させるループ型サーモサイフォン方式の冷却方式が提案されている。この方式では、超電導コイル等を熱源として、気化した冷媒と冷凍機で液化した冷媒との密度差による浮力を冷媒の循環に利用する(例えば特許文献1)。
このようなループ型サーモサイフォン方式を採用すると、超電導電磁石装置の冷却速度は冷媒の密度差によって定まる。
国際公開 2014/155476号公報 (第1項、図1)
そこで本発明は、ループ型サーモサイフォン方式を利用する場合において、冷却速度を向上可能な超電導電磁石装置および磁気共鳴イメージング装置を提供することを課題とする。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば「超電導コイルと、前記超電導コイルに接続された伝熱部と、前記伝熱部に接続され、内部に冷媒が収容された冷媒配管と、前記冷媒配管を冷媒の循環経路の一部として有し、前記冷媒を自然循環させる第1冷却システムと、前記冷媒配管を冷媒の循環経路の一部として有し、前記冷媒を強制的に循環させることができる第2冷却システムと、を備えること」を特徴とする。
本発明によれば、ループ型サーモサイフォン方式を利用する場合において、冷却速度を向上可能な超電導電磁石装置および磁気共鳴イメージング装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る超電導電磁石装置の装置構成を示した図である。 第1の実施形態に係る超電導電磁石装置の回路構成を模式的に示した図である。 第1の実施形態に係る超電導電磁石装置が備える冷却システムの概要を示した図である。 水平配管6aおよび水平配管6cを中心軸22の方向から平面視した際の概要を示す。 第2の実施形態に係る超電導装置の装置構成を示した図である。 第2の実施形態に係る超電導電磁石装置のA−A断面図を示した図である。 第2の実施形態に係る超電導電磁石装置のB−B断面図を示した図である。 第2の実施形態に係る超電導電磁石装置が備える冷媒配管および冷媒容器を示した図である。 第3の実施形態に係る超電導電磁石装置の冷媒配管の経路を示した図である。
本発明の実施形態を説明するにあたって、超電導電磁石装置の基本的な構造と、各冷却方式について説明する。
超電導電磁石装置は、超電導コイルと、それに並列に設置された永久電流スイッチとを基本構成とする。このような超電導電磁石装置を永久電流運転させる手順は、基本的に次のようになる。まず、永久電流スイッチを開にした状態で励磁電源から超電導コイルに電流を供給する。供給された電流が定格値に達した後、永久電流スイッチを閉にし、かつ励磁電源の供給電流を減少させていき最終的にはゼロとする。
この状態に至ると、超電導コイルおよび永久電流スイッチからなる超電導状態の閉回路では、電流がほとんど減衰することなく流れ続ける。このような運転を永久電流運転と呼ぶ。この運転を実施することによって超電導電磁石装置は、長期に渡って磁場を保持することを可能としている。
このような超電導電磁石装置では、超電導コイルや永久電流スイッチに代表される構成素子を超電導状態に保持することが求められる。すなわち極低温状態を維持することが必要とされ、その方式は複数存在する。例えば、液体ヘリウムや液体窒素に代表される冷媒に浸漬させて使用する浸漬冷却方式、冷凍機と構成素子とを熱伝導性の良い金属で熱的に接続して冷却する伝導冷却方式が代表的な冷却方式である。
ただし、これらの冷却方式は装置が大型化すると、技術的あるいはコスト的に課題が生じる。例えば浸漬冷却方式は大量の冷媒を必要とし、一方、伝導冷却方式は冷却対象物内の温度勾配が大きくなりやすく所望の温度を保持することが難しい。大型の装置とは、例えば、核融合装置や磁気共鳴イメージング装置(MRI)などである。
大型の装置に適した冷却方式は、例えば、装置内部に設けた流路に冷媒を循環させる強制冷却方式、ループ型サーモサイフォン方式(自然循環型冷却方式)が考えられる。
強制冷却方式はポンプを用いて冷媒を循環させ、冷却性能の増強を図った方式である。一方、ループ型サーモサイフォン方式は、超電導コイル等を熱源とし、入熱によって気化した冷媒と冷凍機で液化した冷媒との密度差による浮力を利用して自然循環させる方式である。ループ型サーモサイフォン方式は、ポンプのように定期メンテナンスを要する装置が不要という利点がある。また、流路内に限定して冷媒を格納するので、浸漬冷却方式と比較しても少量の冷媒にて冷却状態を保持することが可能となる。
ただし、ループ型サーモサイフォン方式は、冷媒の循環速度が、冷媒の密度差から生じる浮力によって制限される。すなわち、ループ型サーモサイフォン方式は、能動的な圧力を加えて冷媒を装置内に導入する浸漬冷却方式、あるいは冷媒流路に強制的に冷媒を循環させる強制冷却方式と比較して、永久電流運転が可能な温度(以降、運転温度と呼ぶ)に至るまでに必要な冷却時間が長くなりやすい。
以降では、本発明者が考案した、ループ型サーモサイフォン方式を採用した超電導電磁石装置において、冷却時間を短縮可能な超電導電磁石装置およびそれを搭載する磁気共鳴イメージング装置について説明する。なお、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図1、図2、図3を参照して説明する。
図1は、鉛直線に平行な平面に関して本実施例の超電導電磁石装置の断面を模式的に示す。
本実施例の超電導電磁石装置1は、真空容器2、真空容器2に内包された輻射シールド3を備える。輻射シールド3の内部には、超電導コイル4、ボビン5、冷媒配管6、冷媒配管6に収容された冷媒7、冷媒7を貯留する冷媒容器8、永久電流スイッチ9などが収容され、各機器は複数設置されてもよい。また冷媒7は、ヘリウムや窒素である。
冷凍機12は冷媒容器8に対して取り付けられる。冷凍機12のコールドヘッドは、冷媒容器8の内部空間まで届くように設置され、真空容器2および輻射シールド3を貫くように構成される。
図1に示された超電導コイル4は、中心軸22が鉛直方向となるように構成されている。なお、中心軸22とは、超電導コイル4を形成する超電導線材が巻かれる際の中心軸を言うものであって、鉛直方向に限られるものではない。
真空容器2および輻射シールド3は、開口部24を形成するように構成されている。開口部24は、中心軸22を含むように形成された空間である。開口部24は、真空容器2や輻射シールド3、図示しない各種の荷重支持構造が許容する範囲で任意の形状を採ってよい。なお、超電導電磁石装置1を、磁気共鳴イメージング装置の静磁場発生装置として利用する場合、超電導コイル4b、4cがメインコイルに相当し、超電導コイル4a、4dがシールドコイルに相当する。
冷媒配管6は伝熱部11を介して超電導コイル4やボビン5と熱的に接触する。伝導部11は熱伝導率の低い良導体から構成された部材である。超電導コイル4は、伝熱部11を介して冷媒配管6から冷却される。なお、冷媒配管6の壁面の一部が、伝熱部11として機能するようにしてもよい。
図2は、超電導電磁石装置1の回路を模式的に示す。
それぞれの超電導コイル4に対して保護抵抗10が並列接続される。真空容器2の外部に、直流電源13、電流遮断器14が設置されている。なお、超電導コイル4並びに永久電流スイッチ9は臨界温度以下に保たれ超電導状態となっている。なお、運転温度は、臨界温度以下の温度であって、超電導電磁石装置1に求める機能や、使用状況、温度設計に応じて適切な値が設定される。
次に超電導電磁石装置1の永久電流運転について説明する。
超電導電磁石装置1が永久電流運転を実施する際、まず永久電流スイッチ9を開の状態とする。これは図示しないヒータ等によって永久電流スイッチ9を加熱し、永久電流スイッチ9を常伝導転移させることで実施される。開状態となった後、励磁電源13から超電導コイル4に電流が供給される。供給される電流が定格値に至った後、永久電流スイッチ9を閉の状態とする。これはヒータを停止することで、再度、永久電流スイッチ9を臨界温度以下に冷却することで実施される。
永久電流スイッチ9を閉にした状態で、励磁電源13は超電導コイル4に対する電流の供給をゼロとし、電流遮断器14が開となる。この状態に至ると、超電導コイル4および永久電流スイッチ9からなる超電導状態の閉回路では、電流がほとんど減衰することなく流れ続ける。このようにして永久電流運転が実施できる。超電導電磁石装置1は、永久電流運転の実施によって長期に渡って磁場を保持することが可能である。
次に超電導電磁石装置1が備える冷却システムについて説明する。
超電導電磁石装置1は、二つの異なる方式による冷却システムを有する。以降では、自然循環型の冷却システムである第1冷却システム100と、強制循環型の冷却システムである第2冷却システム200について詳細に説明する。なお、第1冷却システム100は、冷媒の相転移による密度差によって生じる圧力差を冷媒7の搬送力として利用する。また第2冷却システム200は、超電導電磁石装置1の外部から冷媒7の搬送力を確保し利用する。具体的には、ポンプやコンプレッサーが利用される。
図3は、第1冷却システム100および第2冷却システム200の機械構造を表したものである。なお、二つの冷却システムは一部の構造を兼用する。また、図3に示す例は、被冷却対象である超電導コイル4が、鉛直方向において上下に2台設けられた場合を示すが、超電導コイル4は1台であってもよいし、3台以上が設けられてもよい。
はじめに第1冷却システム100について説明する。第1冷却システム100はループ型サーモサイフォンである。第1冷却システム100は、主に、冷媒7の循環経路となる冷媒配管6、冷媒容器8および冷凍機12とから構成される。
冷媒配管6は、水平方向に延びた部分を有する水平配管6a(第1配管部)、水平配管6aよりも鉛直方向において上方に設置され、水平方向に延びた部分を有する水平配管6c(第2配管部)、鉛直方向に延びる鉛直配管6b(第3配管部)から構成される。鉛直配管6bは、水平配管6aから水平配管6cに対する冷媒7の移送路である。なお、水平配管6aは一個の超電導コイル4の鉛直方向における下端と同じ位置に設けられ、水平配管6cは超電導コイル4の鉛直方向における上端と同じ位置に設けられる。また、鉛直配管6bは複数の本数が設けられ、それぞれの鉛直配管6bは、水平配管6aのそれぞれ異なる位置を起点とし、水平配管6cのそれぞれ異なる位置に接続されている。
第1冷却システム100における冷媒7の状態変化と冷媒7の循環の関係は次のようになる。冷媒7は冷媒容器8に貯留されているときは、冷凍機12の動作によって液体の状態を保つ。液体状態の冷媒7は重力の作用によって水平配管6aに流入する。この際、水平配管6aは超電導コイル4と熱的に接続されているため、超電導コイル4を熱源とする熱の流入が生じて冷媒7の気化が始まる。結果、水平配管6aの内部では、液体と気体が混合した二相流が生じ、二相流状態の冷媒7と液体のみからなる単層の冷媒7との間で密度差が生じる。この密度差によって二相流状態の冷媒7に浮力が生じ、冷媒7を鉛直方向において上方へ移動させようとする搬送力が生じる。
二相流状態の冷媒7は、その浮力によって鉛直配管6bに流れこむ。鉛直配管6bも超電導コイル4と熱的に接続しておくことで、二相流状態は維持または増強され、鉛直方向において上へ冷媒7が継続的に搬送され、水平配管6cに流れ込む。鉛直配管6bの内部は、鉛直方向において下方から上方へ圧力が生じているため、冷媒7は鉛直配管6bを通って水平配管6aに戻らず、水平配管6cの内部を通った後、冷媒容器8に戻る。二相流状態もしくは気体状態の冷媒7は、冷凍機12によって冷却凝縮され、冷媒容器8の内部に貯留され、再び水平配管6aに供給される。
以上のプロセスによって、図中に示した矢印20の方向に循環が発生する。なお、冷媒7が冷媒配管6を経て冷媒容器8まで戻ってくる経路は複数存在するが、各径路の圧損が異なると、一部の鉛直配管6bに対する冷媒流量が少なくなる可能性がある。冷媒流量が少ない鉛直配管6bの近傍では、冷媒7が不足するため、十分な冷却性能が維持されない。そのような事態を回避するために、各径路の流路長は等しくなるよう設定されることが望ましく、冷媒容器8と連通した水平配管6aの端部から、冷媒容器8と連通した水平配管6cの端部までの流路長は、いずれの鉛直配管6bを通るとしても等しいことが望ましい。
そこで、本実施例の水平配管6a、6cは、図4の(a)(b)に示すように、それぞれ一端のみが冷媒容器8と連通した構造であって、他端は封止された構造または後述する冷媒供給配管30あるいは冷媒排出配管31と接続された構造となっている。水平配管の端部が封止された際の様子は、図4を用いて説明する。
図4の(a)(b)は、水平配管6aおよび水平配管6cを中心軸22の方向から平面視した際の概要を示す。水平配管6aおよび水平配管6cは中心軸22方向の平面視において円環形状を呈し、冷媒容器8に対して連通部が対称に形成される。連通部は、冷媒容器8の壁面に、水平配管6a、6cの口径と一致する程度の孔を設け、この孔に配管を通すようにして周囲を溶接することで形成される。また、他端の封止は、配管端部を塞ぐように蓋等を溶接してもよいし、冷媒容器8の壁面に孔を形成せず配管端部を溶接し、冷媒容器8の壁面を封止に利用してもよい。
このような構造では、水平配管6aおよび水平配管6cにおける流路長がL1+L2で定められる。鉛直配管6bの長さをL3とすれば、冷媒配管6の流路長はL1+L2+L3と定められ、鉛直配管6bを任意の位置に設置しても、各経路の流路長は同一となり、鉛直配管6bの配置に依らず、冷媒配管6の圧損を均一化できる。また、鉛直配管6bを複数設けたとしても、水平配管6aの連通部から水平配管6cの連通部までの流路長はL1+L2+L3と定められ、いずれの鉛直配管6bを通る場合であっても冷媒配管6の圧損は等しくなる。
なお、水平配管6aおよび水平配管6cは、円環形状に限らずC字型であってもよい。また流路長が揃えばよいため、長さが一定であれば、鉛直配管6bに一定の傾斜角度を持たせて水平配管6aおよび水平配管6cに取り付けてもよい。
以上のように、第1冷却システム100としてループ型サーサイフォンを採用すると、本方式は配管内で生じる冷媒7の密度差を利用して、冷媒7を循環させる方式であり、冷媒7を循環させるためのポンプ等が不要となる利点がある。また、冷媒7を配管内に限定して装置内に配置することから、浸漬冷却方式と比較して少量の冷媒にて冷却状態を保持することが可能となる。ただし、ループ型サーサイフォンでは、冷媒の循環速度が浮力によって制限されるため、能動的に圧力を加えて冷媒を導入する浸漬冷却や冷媒流路に強制的に冷媒を循環できる強制冷却方式と比較して冷媒流量が少なくなり、運転温度まで至る冷却時間が長くなりやすい。
そこで、本実施例では、以下に述べるように、第2冷却システム200を備える。第2冷却システム200は、超電導電磁石装置1の外部から冷媒7を導入または排出する冷媒供給配管30、冷媒排出配管31および冷媒配管6を有する。より具体的には、第4配管部である冷媒供給配管30は水平配管6aと連通し、第5配管部である冷媒排出配管31は水平配管6cと連通するように、それぞれ異なる水平配管に接続した構造を持つ。
第2冷却システム200は、超電導電磁石装置1の外部から冷媒供給配管30および冷媒排出配管31を通じて、冷媒配管6の内に冷媒7が能動的に供給される。冷媒7の導入および排出は、冷媒供給配管30および冷媒排出配管31と接続されるポンプ等の循環冷却装置41によって実行される。なお、循環冷却装置41、例えば超電導電磁石装置1の内部スペースに設置され、あるいは超電導電磁石装置1の外壁に固定され、必要時のみ動作する機器であってよい。または必要なときにのみ取り付けられる着脱自在の機器であってもよい。また、図3に示すように、循環冷却装置41の上流に熱交換手段42を設けて、強制的に循環させる冷媒7を冷却するように構成してもよい。
また、循環冷却装置41が着脱式である場合は、冷媒供給配管30および冷媒排出配管31は、その端部に、循環冷却装置41と接続するための構造を有する。例えば、図3に示すように、循環冷却装置41と接続した配管端部にフランジ43aを設け、冷媒供給配管30および冷媒排出配管31の端部にもフランジ43bを設け、これらを使って接続する。また、冷媒供給配管30と冷媒排出配管31のフランジ43bよりも被冷却対称(例えば超電導コイル4)側にバルブ44等を取り付けて、外気が流入しない構造とする。
強制循環ユニットによって冷媒7の搬送力を確保する第2冷却システム200は、ループ型サーモサイフォンで生じる浮力以上の駆動力で冷媒7を流すことができる。すなわち、超電導電磁石装置1において、浸漬冷却や循環冷却装置と同等の冷媒流量を確保可能となり、冷却速度の向上を図ることができる。また、冷媒7は、冷媒給配管30および冷媒排出配管31を経由して、それぞれ異なる水平配管から導入または排出される。これによって図3に示した矢印21に示すように、超電導コイル4と熱的に接触した鉛直配管6bを経て冷媒が導入・排出されるという経路が構成されて冷却が促進される。これにより、超電導電磁石装置1は、ループ型サーモサイフォン方式の冷却システムを有しつつ、浸漬冷却や強制循環冷却と同様の冷却時間にて被冷却物を運転温度まで冷却されることが可能となる。
また、冷媒供給配管30と水平配管6aとの連通部は、図3に示されるように、水平配管6aの両端のうち、冷媒容器8と連通した端部とは異なる端部に設けられる。また、冷媒排出配管31と水平配管6cとの連通部は、水平配管6cの両端のうち、冷媒容器8と連通した端部とは異なる端部に設けられることが望ましい。このように連通部を形成することによって、冷媒供給配管30から導入された冷媒7が、冷媒配管6の全体にわたって流れ、冷媒排出配管31から排出されるため、被冷却対象である超電導コイル4を効率的に冷却することが可能となる。
また、冷媒供給配管30および冷媒排出配管31は、それぞれが接続された水平配管よりも鉛直方向において下側に位置する経路を経てから水平配管に接続される。具体的には、図3に示すように、冷媒供給配管30は、水平配管6aに対して、水平配管6aよりも鉛直方向において下側に張り出すように湾曲した後に、水平配管6aと接続されている。また冷媒排出配管31は、水平配管6cに対して、水平配管6cよりも鉛直方向において下側に張り出すように湾曲した後に、水平配管6cと接続されている。このように構成する理由は、第1冷却システム100が動作している期間に、動作していない第2冷却システム200側へ冷媒7が流入し、冷媒7の循環の効率が低下することを抑制するためである。
具体的には以下のように説明される。
超電導電磁石装置1の内部を循環する冷媒7は、超電導コイル4を熱源として気化する。気化した冷媒7(例えばヘリウムガス)は、浮力で鉛直方向上側に移動する。ここで、先に説明したように第1冷却システム100によって超電導電磁石装置1が冷却された状態では、冷媒7の循環サイクルの効率を維持することが重要である。冷媒供給配管30および冷媒排出配管31に本構造を適用することで、冷媒配管6の内部で発生するヘリウムガスが、冷媒供給配管30および冷媒排出配管31に流れこむ、すなわち循環に寄与する冷媒7の量が低下することが防止される。
このように気化したヘリウムガスが冷媒容器8に戻り再凝縮されるサイクルが妨げられないようにすることで、冷媒7の循環効率の低下を抑制することが可能となる。なお、上述の説明では、第1冷却システム100が動作している状況において第2冷却システム200側へ冷媒7が流れ込むことを防止するために、流入抑制手段として、冷媒供給配管30および冷媒排出配管31の形状に特徴を持たせたが、これに限ることなくバルブ等によって冷媒7が第2冷却システムに流れ込むことを防止してもよい。
なお、冷媒供給配管30および冷媒排出配管31は、冷媒7が自然循環される際の流れと同様となるように、それぞれの水平配管と接続されることが望ましい。本実施例であれば、冷媒供給配管30は水平配管6aと、冷媒排出配管31は水平配管6cと接続されることが望ましい。このように接続されることで、循環冷却装置41を使った冷媒7を強制的に循環させる状態から、ループ型サーモサイフォン式の自然循環への移行が効率的に実行される。
以上で説明するように、本実施形態の超電導電磁石装置1は、浮力のみを駆動力とするループ型サーモサイフォンとは異なり、浮力を超える圧力にて冷媒をループ型サーモサイフォンの内部に流すことが可能となり、運転温度まで至る冷却時間を浸漬冷却や強制冷却方式と同等まで早めることが可能となる。
なお、上述する超電導電磁石装置1は、第1冷却システム100および第2冷却システム200は、原則として同時に動作しないよう制御される。このうち第1冷却システム100は冷媒7の自然循環を利用するため停止させることは困難と考えられる。そのため、制御対象は第2冷却システム200とすることが効率的である。
具体的な第2冷却システム200の制御としては、超電導電磁石装置1を常伝導状態から超電導状態へと移行させる際に、被冷却対象である超電導コイル4の温度が規定値以上であれば第2冷却システム200を作動させ、規定値未満であれば十分に超電導コイル4が冷却されている状態であるとして第2冷却システム200を停止させることが考えられる。このように第2冷却システム200を停止させるには、循環冷却装置41を停止、あるいはバルブ44を閉じてフランジ43aとフランジ43bを切り離すことが挙げられる。これらの停止手段は装置の構成や利用形態によって適したものが採用される。なお、上述した第2冷却システム200を作動させるべき状態は一例であるため、設計者が必要とする状態を設定してよい。
第2冷却システム200の動作を制御するために監視するパラメータは、温度に限られず、例えば循環冷却装置41の動作時間や、直流電源13の電流値、冷媒7の蒸気圧など、超電導コイル4の状態を直接的もしくは間接的に評価できるものであればよい。第2冷却手段を動作させるべき状況を検知する検知手段は、検知すべきパラメータに基づき対応するセンサを取り付ける。例えば冷媒7の蒸気圧に着目する場合は、図3に示すように圧力センサ45を設置することが考えられる。また、これらのセンサによって第2冷却システム200を動作させるべき状態を検知した際に、操作者に対してそのことを提示するような表示手段46を設けてもよい。表示手段46としては、例えばランプやモニタ上にアイコン表示させる等が考えられる。
また、上記とは反対に、第2冷却システム200を停止させるべき状態を検知するように、センサや制御装置を構成してもよい。あるいは第2冷却システム200を停止させるべき状態を第1状態として検知するセンサを第1検知手段として取り付け、第2冷却システム200を動作させるべき状態を第2状態として検知するセンサを第2検知手段として取り付けてもよい。いずれにしても、予め、第2冷却システム200の動作させるべき状態または停止させるべき状態を検知し、その検知結果に基づき第2冷却システム200を制御することで、超電導電磁石装置1が有する冷却システムを効果的に切り替えることができ、操作者の利便性を向上することができる。また、第2冷却システム200を停止させるべき状態のときは、センサの出力に応じて第2冷却システム200が自動的に停止するように構成されてもよい。これによって操作者の習熟度が浅い場合であっても超電導電磁石装置1の状態を制御できるため、更に利便性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
図5に第2の実施形態に係る超電導電磁石装置1の断面を示す。図5の超電導電磁石装置1は、中心軸22が水平であって、超電導コイル4が中心軸22を中心とする環状に配置されている。また、超電導電磁石装置1は、中心軸22が通る筒状の開口部24を形成している。また、ボビン5も筒状の部材であって、超電導コイル4が固定されるための溝構造が形成されている。なお、超電導電磁石装置1を磁気共鳴イメージング装置の静磁場発生装置として利用する場合、超電導コイル4b、4cがメインコイルに相当し、超電導コイル4a、4dがシールドコイルに相当する。
図6は、図5に示す超電導電磁石装置1のA−A断面図を示す。図6では、冷媒配管6と冷媒容器8を示す。図6に示されるように、冷媒容器8は、ボビン5の外径側であって輻射シールド3の内側の空間に設置される。このように冷媒容器7が配置されることによって、冷媒容器7に対して外部から侵入する熱を抑制することができる。また、冷媒配管6は、冷媒容器7から延びる構造であって、かつボビン5を鉛直方向において上下から挟むよう構成されている。このように冷媒配管6を構成することによって、特にガス化した冷媒7を効率的に冷媒容器8へ戻すことが可能となる。
図7は、図5に示す超電導電磁石装置1のB−B断面図を示す。図7に示されるように、中心軸22の方向から見た冷媒配管6は、超電導コイル4cの外側を囲むような環状の流路となっている。この冷媒配管6と内径側の超電導コイル4とを伝熱部11が熱的に接続している。なお、冷媒配管6は、超電導コイル4を中心とした同心円状に構成されず、例えば矩形に構成されていてもよい。矩形に構成することで配管を円弧状に曲げなくともよいため、工数低減のメリットがある。一方、同心円状に冷媒配管6を形成することで、冷媒配管6と超電導コイル4との距離を等しくでき、伝熱部11の長さを等しくして部品の共通化を図ることが可能となる。
また、図5に示す超電導電磁石装置1の開口部24について、左右いずれかは開放されていない場合、超電導コイル4を鉛直方向において横切るように冷媒配管6の一部を設けてもよい。
また、冷媒配管6は、ボビン5から支持してもよいし、例えば床面に固定された支持構造を設けてもよい。ボビン5から支持する場合は、輻射シールド3あるいは真空容器2を貫くような支持構造が不要であるため、熱が侵入するパスの増加を抑制できる利点がある。一方、床面に固定された支持構造を設けた場合、例えば超電導電磁石装置1の外部に傾斜磁場発生装置など、超電導電磁石装置1の磁場との相互作用で振動を生じる機器があったとしても、振動が冷媒配管6には直接伝播せず、冷媒配管6が破損するような可能性を低減することができる。
図7は、図5に示した超電導電磁石装置1が備える冷媒配管6の鳥瞰図を示す。なお、本図では冷媒7の循環冷却装置41や、強制循環時に冷媒7を冷却する熱交換手段42は記載を省略している。図7に示されるように、冷媒配管6は、水平配管(6a,6c)と鉛直配管6bとから構成される。なお、実施例1と異なって、鉛直配管6bは、その中心が超電導コイル4の中心、すなわち中心軸22と一致するような円弧状、または鉛直方向に設置された点で異なる。また、先に述べたように開口部24のいずれかが閉じてある場合は、その閉じている部分に関しては、中心軸22が通る位置に鉛直配管6bを設けてもよい。
また、冷媒容器8と水平配管6a、6cの接続部6d、6eはそれぞれの水平配管の中点となっており、接続部6dから接続部6eに至る複数の冷媒経路の長さが等しくなるように鉛直配管6bは設けられる。例えば、鉛直配管6bは、接続部を中心に、左右(中心軸22の方向)で対称、かつ中心軸22を含む鉛直方向に広がる平面に関しても対称になるように設計される。
なお、図8に示されるように、冷媒配管6のうち中心軸22の方向において両端側に設けられる鉛直配管6bと、中央部に設けられる鉛直配管6bとは、円弧状の形状における半径が異なるように設けてもよい。この場合、中央部側の鉛直配管6bに関して、水平配管との接続部手前にらせん状の配管を設けて流路長を稼ぐなどして、接続部6dと接続部6eとを結ぶいずれの流路長も等しくなるようにするとよい。
このような構造は、筒状の筐体を有する水平磁場型の磁気共鳴イメージング装置で採用されることが考えられる。水平磁場型の磁気共鳴イメージング装置であれば、多くの場合、静磁場発生装置の一部であるシールドコイルは中心軸22の方向において端部近傍に設けられ、かつその直径が中心軸22の方向において中央部に設けられるメインコイルよりも大きい。このような場合、鉛直配管6bは端部側の径を大きく、中央部側の径が小さくなるよう円弧状に構成することで、冷媒7の使用量をコイル形状に合わせて最適化することができる。
そして、第1の実施形態と同様に、冷媒供給配管30および冷媒排出配管31は、それぞれの水平配管6a、6cの端部に接続された構造となっている。また冷媒供給配管30は水平配管6aよりも鉛直方向において下方に湾曲した後に、水平配管6aと接続され、冷媒排出配管31は水平配管6cよりも鉛直方向において下方に湾曲した後に、水平配管6cと接続されることは、実施例1と同様である。
このような構造をとることで中心軸22が水平方向を向いた超電導電磁石装置1でも、鉛直配管6bで冷媒7の密度差が生じ、冷媒循環のための浮力が生じ、ループ式サーモサイフォン型の冷却機能を実現することができる。また、冷媒供給配管30、冷媒排出配管31をそれぞれ異なる水平配管(6a,6c)に接続可能とし、かつ冷媒供給配管30および冷媒排出配管31の端部に、実施例1と同様に循環冷却装置41を取り付けることによって、冷媒7の密度差によって生じる浮力以上の圧力を持って、冷媒7を強制的に循環させることができ、第1の実施形態と同様の効果を得ることできる。
(第3の実施形態)
図9に第3の実施形態に係る超電導電磁石装置1の冷媒配管6を示す。第3の実施形態は、第1の実施形態と比較して、冷媒供給配管30を2本備え、そのうち一本は伝熱部11を介して冷凍機12の第2冷却ステージと熱接触する点で異なる。また、バルブ32を用いて2本ある冷媒供給配管30のうち一つを選択して冷媒を供給可能となっている。そして、超電導電磁石装置1の外部には、超電導電磁石装置1から排出された冷媒7を冷凍機等で冷却した後、装置内に再供給することが可能な循環冷却装置41が配置された構造となっている。
このような構造をとることで、冷媒を大気開放するなどして消費することなく装置を運転温度まで冷却することが可能となる。また、循環冷却装置41から供給する冷媒の温度が冷凍機12の温度より高い場合は冷凍機と熱接触した冷媒供給配管30aを使用することで、冷媒をさらに冷却しつつ冷媒配管6に供給することができ、被冷却物を運転温度まで至る冷却時間を浸漬冷却や強制冷却方式と同等かそれ以上まで早めることが可能となる。
以上、本発明に係る超電導電磁石装置1について実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、実施形態では、超電導電磁石装置1の用途として磁気共鳴イメージング装置を例に挙げたが、これに限ることなく、実験用の加速器や粒子線医療分野において粒子線を偏向するための超電導電磁石に本発明を適用してもよい。いずれの製品に適用したとしても、上述の超電導電磁石装置1を用いることで、ループ型サーモサイフォン内に浸漬冷却や強制循環と同等の流量の冷媒を能動的に導入することが可能となり、かつ、被冷却物に熱的に接触した鉛直方向配管を介して冷媒が導入および排出される経路を構成することが可能となり、被冷却物が運転温度まで至る冷却時間を早めることが可能となるため、適用製品を使用可能な状態へ短時間で移行させることができる。
また、実施形態では冷媒配管6が有するそれぞれの流路長を等しくする場合について説明したが、冷媒容器8との接続端における圧損が等しくなればよいため、例えば配管の口径等を調整して、流路長を必ずしも一つに限らず設計してもよい。
また、実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
1 超電導電磁石装置
2 真空容器
3 輻射シールド
4、4a、4b、4c、4d 超電導コイル
5 ボビン
6 冷媒配管
6a 水平配管
6b 鉛直配管
6c 水平配管
6d 接続部
6e 接続部
7 冷媒
8 冷媒容器
9 永久電流スイッチ
10、10a、10b 保護抵抗
11 伝熱部(伝熱パス)
12 冷凍機
13 直流電源
14 電流遮断器
20 自然循環する冷媒の進行方向を示す矢印
21 装置外部より能動的に供給する冷媒の進行方向を示す矢印
22 中心軸
24 開口部
30 冷媒供給配管
31 冷媒排出配管
32 バルブ
41 循環冷却装置
42 熱交換手段
43a、43b フランジ
44 バルブ
45 圧力センサ
46 表示手段
100 第1冷却システム
200 第2冷却システム

Claims (6)

  1. 超電導コイルと、前記超電導コイルに接続された伝熱部と、前記伝熱部に接続され、内
    部に冷媒が収容された冷媒配管と、前記冷媒配管を冷媒の循環経路の一部として有し、前
    記冷媒を自然循環させる第1冷却システムと、前記冷媒配管を冷媒の循環経路の一部とし
    て有し、前記冷媒を強制的に循環させることができる第2冷却システムと、
    を備え、
    前記第1冷却システムは、前記冷媒の密度差によって生じる圧力を前記冷媒の搬送力と
    して動作し、前記第2冷却システムは、前記冷媒配管に対して接続される循環冷却装置が
    生じる圧力を前記冷媒の搬送力として動作し、
    更に、
    前記第2冷却システムによる前記冷媒の強制的な循環を停止させる停止手段と、
    予め規定された前記第2冷却システムによる前記冷媒の強制的な循環を停止させるべき
    状態を第1状態として検知する第1検知手段と、
    予め規定された前記第2冷却システムによる前記冷媒の強制的な循環を作動させるべき
    状態を第2状態として検知する第2検知手段と、
    前記第2冷却システムを停止した際に、前記第1冷却システムから前記循環冷却装置に
    対する冷媒の流入を抑制する流入抑制手段と、
    を備え、
    前記冷媒配管は少なくとも、水平部を有する第1配管部と、前記第1配管部に対して鉛
    直方向に関し上方に設置され、水平部を有する第2配管部と、前記第1配管部と前記第2
    配管部との間を結ぶ、前記冷媒の移送路である第3配管部と、を有し、前記第1配管部お
    よび前記第2配管部のそれぞれの一端が接続された冷媒容器と、前記冷媒容器に設置され
    た冷凍機と、
    を備え、
    前記第3配管部は少なくとも2本以上が設けられ、それぞれの前記第3配管部は、前記
    第1配管部のそれぞれ異なる位置に接続し、かつ前記第2配管部のそれぞれ異なる位置に
    接続し、それぞれ独立した部材であり、
    前記第2冷却システムは少なくとも前記循環冷却装置と接続可能であって、前記第1配
    管部に接続された第4配管部と、前記循環冷却装置と接続可能であって、前記第2配管部
    に接続された第5配管部と、を有すること、
    を特徴とする超電導電磁石装置。
  2. 前記第4配管部は、前記第1配管部の水平部よりも鉛直方向において下方に湾曲した部
    分と、前記第1配管部の水平部よりも鉛直方向において上方に設けられた前記循環冷却装
    置との接続部と、を有し、前記第5配管部は、前記第2配管部の水平部よりも鉛直方向に
    おいて下方に湾曲した部分と、前記第2配管部の水平部よりも鉛直方向において上方に設
    けられた前記循環冷却装置との接続部と、を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載の超電導電磁石装置。
  3. 前記第5配管部の少なくとも一部が前記冷凍機との接続部を有すること、
    を特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の超電導電磁石装置。
  4. 中心軸が鉛直方向となるように前記超電導コイルが設置されていること、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の超電導電磁石装置。
  5. 中心軸が水平方向となるように前記超電導コイルが設置されていること、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の超電導電磁石装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の超電導電磁石装置を備えること、
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
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