JP6647185B2 - 溶接用ケーブルジョイント - Google Patents

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本発明は、溶接用ケーブルジョイントに関する。
アーク溶接装置100の溶接機101とホルダ102又はアースクランプ103との間を接続する溶接用ケーブルは、図11に示すように、溶接機101からの延長線として用いられる導線用ケーブル104と、溶接の手元で使用するホルダ用ケーブル105とから構成されている。
そして、溶接用ケーブルは、溶接機から対象物までの距離が長くなると、導線用ケーブル104とホルダ用ケーブル105の間に溶接用ケーブルジョイント110を介して延長ケーブルが接続される。
溶接用ケーブルジョイントは、ケーブル導体を挿入して止めネジにより締結する導体挿入部を有するプラグ及びソケットからなり、一方のケーブルにプラグを装着し、他方のケーブルにソケットを装着して接続を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
実開昭52−69587号公報
ところで、溶接用ケーブルの導体として、銅もしくは銅合金から軽量化を目的として、アルミニウムもしくはアルミニウム合金への転換が検討されている。
従来の溶接用ケーブルジョイントは、銅導体との接続を前提に設計されているため、銅や銅合金(例えば黄銅)が材料として使用されている。
これらのケーブルジョイントをアルミニウム導体に取り付ける場合、異種金属接触腐食が問題となる。つまり、その接続箇所に結露が生じるなどして水分が介在すると、局部電池が形成され、アルミニウムが陽イオンとして溶出し、最終的にはアルミニウム導体が損傷して、接触抵抗の増大により発熱に至る虞がある。
また、アルミニウムと銅の熱膨張係数の違いも問題となる。これらの異種材料によるクリープや応力緩和が生じると、アルミニウム導体とその周囲の金属との接触荷重が経時的に減少する。接触荷重が減少すると、アルミニウム導体と周囲の金属との接触領域が減少して接触抵抗が増加し、やがては発熱に至る虞がある。
一方、アルミニウム導体側に取り付ける導体挿入部及びプラグ又はソケットの全体をアルミニウムで形成することも考えられるが、その場合には、相手側のケーブルの銅導体に取り付けるソケット又はプラグが銅製である場合には、プラグ−ソケット間で異種金属接触腐食と熱膨張係数の違いによる接触抵抗の増加、発熱が生じる虞があった。
本発明の目的は、銅導体を有する溶接用ケーブルとアルミニウム導体を有する溶接用ケーブルとを接続するに当たり、接触抵抗の増加、発熱の発生を抑制する溶接用ケーブルジョイントを提供することである。
本発明は、溶接用ケーブルジョイントにおいて、
溶接用ケーブルの導体が挿入される導体挿入部とプラグ部とを有する第一のジョイント部材と、溶接用ケーブルの導体が挿入される導体挿入部とソケット部とを有する第二のジョイント部材とを備え、前記プラグ部と前記ソケット部の連結により前記溶接用ケーブルを電気的に相互に接続する溶接用ケーブルジョイントにおいて、
前記第一のジョイント部材の前記導体挿入部と前記第二のジョイント部材の前記導体挿入部のいずれか一方の導体挿入部がアルミニウム又はアルミニウム合金から形成され、
前記アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部ではない他方の前記導体挿入部と前記プラグ部と前記ソケット部とが、銅又は銅合金から形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、溶接用ケーブルジョイントにおいて、
アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入され、当該導体挿入部と前記溶接用ケーブルの導体の間に介在するパイプスリーブと、
アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入された前記パイプスリーブを締結する止めネジとを備え、
アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入される前記パイプスリーブがアルミニウム又はアルミニウム合金から形成されている構成としても良い。
また、本発明は、溶接用ケーブルジョイントにおいて、
アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入された前記パイプスリーブを締結する前記止めネジがアルミニウム又はアルミニウム合金から形成されている構成としても良い。
また、本発明は、溶接用ケーブルジョイントにおいて、
アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記パイプスリーブの内側表面又は外側表面の少なくとも一方に、錫若しくは錫合金、ニッケル若しくはニッケル合金又は亜鉛若しくは亜鉛合金のいずれかからなる被覆層が形成されている構成としても良い。
また、本発明は、溶接用ケーブルジョイントにおいて、
アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部の内側表面に、錫若しくは錫合金、ニッケル若しくはニッケル合金又は亜鉛若しくは亜鉛合金のいずれかからなる被覆層が形成されている構成としても良い。
また、本発明は、溶接用ケーブルジョイントにおいて、
アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記パイプスリーブの内側に導電性のコンパウンドが内包されている構成としても良い。
また、本発明は、溶接用ケーブルジョイントにおいて、
アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部は、かしめにより前記溶接用ケーブルの導体を保持する構造である構成としても良い。
また、本発明は、溶接用ケーブルジョイントにおいて、
アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部と前記プラグ部又は前記ソケット部との間に、摩擦圧接接合部を備える構成としても良い。
なお、「上記各溶接用ケーブルジョイントの前記アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部と前記プラグ部又は前記ソケット部とを、摩擦圧接により接合することを特徴とする溶接用ケーブルジョイントの製造方法」としてもよい。
また、本発明は、溶接用ケーブルジョイントにおいて、
アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部が、前記プラグ部又は前記ソケット部に対して、ロウ付け又は溶接により接合されている構成としても良い。
また、本発明は、溶接用ケーブルジョイントにおいて、
アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部が、前記プラグ部又は前記ソケット部に対して、かしめにより接合されている構成としても良い。
また、本発明は、溶接用ケーブルジョイントにおいて、
アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部の内側に導電性のコンパウンドが内包されている構成としても良い。
本発明は、第一のジョイント部材の導体挿入部又は第二のジョイント部材の導体挿入部の少なくとも一方がアルミニウム又はアルミニウム合金からなるので、導体がアルミニウム又はアルミニウム合金の溶接用ケーブルを使用した場合に、異種金属接触腐食と応力緩和/クリープによる発熱の発生を効果的に回避又は抑制することが可能となる。
また、他方の第一又は第二のジョイント部材は、銅又は銅合金からなる既存のジョイント部材を接続するとが可能となる。
第一の実施形態の溶接用ケーブルジョイントを示す分解斜視図である。 第一及び第二のジョイント部材のケーブル中心線に沿った断面図である。 第一及び第二のジョイント部材の斜視図である。 図4(A)から図4(D)は溶接用ケーブルジョイントによる溶接用ケーブルを構成するアルミケーブルと銅ケーブルの接続作業の工程図である。 他の例である第一及び第二のジョイント部材のケーブル中心線に沿った断面図である。 他の例である第一及び第二のジョイント部材の斜視図である。 第二の実施形態の第一のジョイント部材のケーブル中心線に沿った断面図である。 第二の実施形態の第二のジョイント部材のケーブル中心線に沿った断面図である。 第三の実施形態の第一のジョイント部材のケーブル中心線に沿った断面図である。 第三の実施形態の第二のジョイント部材のケーブル中心線に沿った断面図である。 アーク溶接装置の全体構成図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る溶接用ケーブルジョイントの実施形態について詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
なお、溶接用ケーブルジョイントとは、アーク溶接装置100(図11参照)の溶接機101とホルダ102又はアースクランプ103との間を接続する溶接用ケーブルが二本以上のケーブルから構成される場合に、ケーブルとケーブルとを接続するためにケーブル間に設けられる接続具を示す。
また、後述する第一〜第三の実施形態では、溶接用ケーブルジョイントが、溶接用ケーブルを構成する、導体がアルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミケーブル120と導体が銅又は銅合金からなる銅ケーブル130とを接続することを前提とする。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態の溶接用ケーブルジョイント10を示す分解斜視図である。
溶接用ケーブルジョイント10は、図示のように、アルミケーブル120の導体121が挿入される導体挿入部21とプラグ部22とを有する第一のジョイント部材20と、銅ケーブル130の導体131が挿入される導体挿入部31とソケット部32とを有する第二のジョイント部材30と、第一のジョイント部材20の導体挿入部21に挿入され、導体挿入部21とアルミケーブル120の導体121の間に介在する第一のパイプスリーブ40と、第二のジョイント部材30の導体挿入部31に挿入され、導体挿入部31と銅ケーブル130の導体131の間に介在する第二のパイプスリーブ50と、第一のジョイント部材20を被覆する第一の絶縁カバー60と、第二のジョイント部材30を被覆する第二の絶縁カバー70とを備えている。
[銅ケーブル]
銅ケーブル130は、銅又は銅合金からなる導体131と、導体131の外周を被覆する絶縁層132とからなり、その接続端部は絶縁層132が除去され、導体131の外周が露出している。
また、導体131は、複数の素線が撚り合わされてなる。溶接用ケーブルは可撓性が要求されるので、導体131の素線は、電力ケーブルの素線と比較して非常に細く、例えば、外径が0.45[mm]である。
このように、銅ケーブル130は、細い素線を撚り合わせた導体を有するいわゆるキャブタイヤケーブルである。
[アルミケーブル]
アルミケーブル120は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体121と、導体121の外周を被覆する絶縁層122とからなり、その接続端部は絶縁層122が除去され、導体121の外周が露出している。
また、導体121は、複数の素線が撚り合わされてなる。これらの素線も、電力ケーブルの素線と比較して非常に細く、例えば、外径が0.45[mm]である。
このように、アルミケーブル120も、細い素線を撚り合わせた導体を有する、いわゆるキャブタイヤケーブルである。
[第二のパイプスリーブ]
第二のパイプスリーブ50は、銅又は銅合金(例えば黄銅)製の円管であり、その一端部から銅ケーブル130の導体131を挿入しやすくするために僅かに拡径しており、他端部は導体131が外に出ないように僅かに縮径している。
銅ケーブル130の導体131は、上述のように細い素線の撚り合わせからなるので、導体131をそのまま導体挿入部31に挿入すると、導体131の素線がばらけて良好な導通状態と保持力が得られにくくなるので、導体131をパイプスリーブ50を装着してから導体挿入部31に挿入する。パイプスリーブ50の内径は、導体131を挿入可能となる内径に設定されている。
[第一のパイプスリーブ]
第一のパイプスリーブ40は、アルミニウム又はアルミニウム合金製の円管であり、第二のパイプスリーブ50と同様に、その一端部が僅かに拡径し、他端部が僅かに縮径している。
また、素線の撚り合わせからなるアルミケーブル120の導体121を挿入可能となる内径に設定されている点も同様である。
また、第一のパイプスリーブ40は、アルミニウム又はアルミニウム合金製であることから、アルミケーブル120の導体121が挿入される際に、その内側表面の酸化皮膜がブラッシングで除去されて導電性のコンパウンドが塗布される。この時、アルミケーブル120の導体121にもブラッシングを行い、酸化皮膜を除去しておく。
この導電性のコンパウンドは、導電性を有する金属微粒子(例えば、亜鉛微粒子)と粘性を有するグリス(鉱物油性のグリス、シリコーングリスその他のグリス全般又はひまし油)を含んだ混合物からなる。
この導電性のコンパウンドの金属微粒子が、アルミニウム又はアルミニウム合金製の第一のパイプスリーブ40の内側表面及び導体121の各素線の酸化皮膜を破壊し、第一のパイプスリーブ40と導体121との導電性を良好に維持する。
[第二のジョイント部材]
図2は第一及び第二のジョイント部材20,30のケーブル中心線に沿った断面図、図3は第一及び第二のジョイント部材20,30の斜視図である。
第二のジョイント部材30は、全体が銅又は銅合金(例えば、黄銅)によって一体的に形成された略円柱体である。
この第二のジョイント部材30の一端部側には導体挿入部31を備え、他端部側にはソケット部32を備えている。
導体挿入部31は、第二のジョイント部材30の一端部側の端面から当該ジョイント部材30の長手方向中間部近くまでの深さで形成された内径が均一な有底の円形の開口部33を有している。この開口部33の内径は、第二のパイプスリーブ50の外径よりも大きくなっており、第二のパイプスリーブ50を装着した銅ケーブル130の導体131を挿入することができる。
また、導体挿入部31には、第二のジョイント部材30の外側表面から開口部33まで貫通した二つのネジ穴34がケーブル中心線方向に二つ並んで形成されている。そして、これらのネジ穴34には、二つの止めネジ35が個別に螺入される。
これらの止めネジ35は、例えば、一端部に六角穴が形成された頭無しネジである。また、各止めネジ35は、ユニクロめっきされた鋼もしくはクロムモリブデン鋼など一般的なネジ材料から形成されている。
そして、開口部33に第二のパイプスリーブ50を介して銅ケーブル130の導体131が挿入された状態で各止めネジ35を締結すると、その先端部が第二のパイプスリーブ50及び銅ケーブル130の導体131を押圧し、これらを開口部33の内面に圧接させて電気的な良好な接続状態としつつ導体挿入部31から抜けないように保持することができる。
ソケット部32は、第二のジョイント部材30の他端部側の端面から当該ジョイント部材30の長手方向中間部近くまでの深さで形成され、内径が深度方向に向かって徐々に縮小する縮径開口部36を有している。この縮径開口部36の内径は、第一のジョイント部材20のプラグ部22が挿入可能な大きさとなっている。
後述する第一のジョイント部材20のプラグ部22は、円錐台形状の突起であり、挿入方向先端部に向かうにつれて縮径しており、ソケット部32は、プラグ部22の長手方向の大部分を挿入することができる。また、挿入時には、ソケット部32の内側表面とプラグ部22の外側表面とが密接するようになっている。
また、ソケット部32の外側表面には、第二のジョイント部材30の他端部側の端面からプラグ部22の挿入方向に向かって縮径開口部36まで貫通したスリット37が形成されている。このスリット37は、第二のジョイント部材30の他端部側の端面からプラグ部22の挿入方向に沿って一定の長さで直線状に形成されてから、さらに挿入方向に向かう螺旋状に屈曲しており、プラグ部22の外側表面上に形成された突起26をガイドする役割を持っている。
つまり、突起26をスリット37の直線状部分に沿わせながらプラグ部22をソケット部32に挿入し、途中から、スリット37の螺旋状部分に突起26を沿わせることにより、プラグ部22をソケット部32にねじ込むことができる。突起26はスリット37の螺旋状部分を進むことにより、プラグ部22の外側表面をソケット部32の内側表面に圧接させ、なお且つ、逆方向にねじらない限り、プラグ部22が抜ける方向への移動が規制される構造となっている。
[第一のジョイント部材]
第一のジョイント部材20は、図2及び図3に示すように、一端部側には導体挿入部21を備え、他端部側にはプラグ部22を備えた略円柱体である。
そして、導体挿入部21はアルミニウム又はアルミニウム合金によって形成されており、プラグ部22は銅又は銅合金(例えば、黄銅)によって形成されている。
そして、導体挿入部21とプラグ部22とは、異種金属であるが、摩擦圧接、ろう付け、溶接等により一体的に接合されている。これらは、接合面が母材と同等以上の強度が得られる摩擦圧接によって接合することが特に好適である。これにより、導体挿入部21とプラグ部22との間に摩擦圧接接合部が形成される。
なお、上記導体挿入部21とプラグ部22の接合作業は、導体挿入部21及びプラグ部22内への水分の侵入を防止することが可能であって、温度、湿度などの品質管理の行き届いた工場等の理想的な環境下で行われる。
また、接合された導体挿入部21とプラグ部22の境界面は、水分が直接付着しないよう、テープや塗料、グリス等で覆うことが望ましい。第一及び第二の絶縁カバー60,70で全体を覆うことも有効である。
導体挿入部21は、第一のジョイント部材20の一端部側からその中心線方向に沿って貫通形成された内径が均一な円形の開口部23を有している。この開口部23のプラグ部22側は閉塞されている。なお、図2では開口部23の奥側がプラグ部22により閉塞された例を図示しているが、これに限らず、開口部23がプラグ部22まで貫通しないように形成しても良い。
そして、この開口部23の内径は、第一のパイプスリーブ40の外径より大きくなっており、第一のパイプスリーブ40を装着したアルミケーブル120の導体121を挿入することができる。
また、導体挿入部21は、アルミニウム又はアルミニウム合金製であることから、第一のパイプスリーブ40を装着したアルミケーブル120の導体121が挿入される際に、その内側表面の酸化皮膜がブラッシングで除去されて導電性のコンパウンドが塗布される。
この導電性のコンパウンドは、第一のパイプスリーブ40内に使用するものと同一である。
この導電性のコンパウンドの金属微粒子が、アルミニウム又はアルミニウム合金製の導体挿入部21の内側表面及び第一のパイプスリーブ40の外側表面の酸化皮膜を破壊し、導体挿入部21と第一のパイプスリーブ40との導電性を良好に維持する。
また、導体挿入部21には、第一のジョイント部材20の外側表面から開口部23まで貫通した二つのネジ穴24がケーブル中心線方向に二つ並んで形成されている。そして、これらのネジ穴24には、二つの止めネジ25が個別に螺入される。
これらの止めネジ25は、例えば、一端部に六角穴が形成された頭無しネジである。また、各止めネジ25は、導体挿入部21と同じ金属であるアルミニウム又はアルミニウム合金から形成されている。
そして、開口部23に第一のパイプスリーブ40を介してアルミケーブル120の導体121が挿入された状態で各止めネジ25を締結すると、その先端部が第一のパイプスリーブ40及びアルミケーブル120の導体121を押圧し、これらを開口部23の内面に圧接させて電気的な良好な接続状態としつつ導体挿入部21から抜けないように保持することができる。
プラグ部22は、第一のジョイント部材20の他端部からその中心線方向に沿って突出した円錐台形状の突起であり、前述したように、先端部に向かうにつれて縮径している。
そして、プラグ部22の外側表面には、ボス状の突起26が設けられている。
このプラグ部22をソケット部32に挿入して相互に連結する構造については既に前述した通りである。
[第一及び第二の絶縁カバー]
第一及び第二の絶縁カバー60,70は、接続状態の第一及び第二のジョイント部材20,30の周囲を被覆する絶縁性のカバーである。これら絶縁カバー60,70は、絶縁性の樹脂等により形成されており、可撓性を有している。
なお、以下に説明する第一及び第二の絶縁カバー60,70の形状は一例であり、接続状態の第一及び第二のジョイント部材20,30の周囲を被覆できる形状であれば以下のものに限定されない。
第一の絶縁カバー60は、図1に示すように、内径及び外径が一定の円筒状である本体部61と、当該本体部61の一端部から徐々に縮径した円錐台形状の縮径部62とを備えている。
本体部61は、第一のジョイント部材20を内側に格納可能である。
また、縮径部62は最も縮径したその一端部の内径がアルミケーブル120の絶縁層122の外径よりも幾分小さく、アルミケーブル120を挿通させた場合に、その絶縁層122を締め付けて密接する。
第二の絶縁カバー70は、図1に示すように、内径及び外径が一定の円筒状である本体部71と、当該本体部71の一端部から徐々に縮径した円錐台形状の縮径部72と、本体部71の他端部に連接し、本体部71よりも内径が大きな大径部73とを備えている。
本体部71は、第二のジョイント部材30を内側に格納可能である。
また、縮径部72は最も縮径したその一端部の内径が銅ケーブル130の絶縁層132の外径よりも幾分小さく、銅ケーブル130を挿通させた場合に、その絶縁層132を締め付けて密接する。
また、大径部73は、第一の絶縁カバー60の本体部61の他端部を挿入可能な内径であり、本体部61を挿入することで第一の絶縁カバー60と第二の絶縁カバー70とを連結することができる。
これらの絶縁カバー60,70は、第一及び第二のジョイント部材20,30により接続されたアルミケーブル120の絶縁層122から銅ケーブル130の絶縁層132にかけて、第一及び第二のジョイント部材20,30と第一及び第二のパイプスリーブ40,50とアルミケーブル120の導体121と銅ケーブル130の導体131とを被覆し、外部に対して絶縁状態とすることができる。
[ケーブル接続作業]
上記溶接用ケーブルジョイント10による溶接用ケーブルを構成するアルミケーブル120と銅ケーブル130の接続作業について図4(A)から図4(D)の工程図により説明する。
まず、図4(A)に示すように、接続端部の絶縁層122が除去されて導体121が露出したアルミケーブル120を第一の絶縁カバー60の縮径部62側から挿入し、アルミケーブル120の接続端部から第一の絶縁カバー60を退避させておく。
同様に、接続端部の絶縁層132が除去されて導体131が露出した銅ケーブル130を第二の絶縁カバー70の縮径部72側から挿入し、銅ケーブル130の接続端部から第二の絶縁カバー70を退避させておく。
また、絶縁層122から露出したアルミケーブル120の導体121は、各素線の表面の酸化皮膜がブラッシングで除去される。そして、第一のパイプスリーブ40の内側表面の酸化皮膜がブラッシングで除去され、さらに、導電性のコンパウンドが塗布されて、アルミケーブル120の導体121が挿入される。第一のパイプスリーブ40の内側表面にめっき(錫合金、ニッケル若しくはニッケル合金又は亜鉛若しくは亜鉛合金のいずれかからなる被覆層)が施されていれば、この面のブラッシングは省略出来る。但し、導体121の素線のブラッシングは必要である。
また、絶縁層132から露出した銅ケーブル130の導体131は、第二のパイプスリーブ50に挿入される。
次に、図4(B)に示すように、第一のジョイント部材20の導体挿入部21の内側表面の酸化皮膜がブラッシングで除去され、導電性のコンパウンドが塗布される。
そして、アルミケーブル120の導体121に装着された第一のパイプスリーブ40の外側表面の酸化皮膜がブラッシングで除去され、導体挿入部21に挿入され、止めネジ25により締結される。
また、第二のジョイント部材30の導体挿入部31には、銅ケーブル130の導体131に装着された第二のパイプスリーブ50が挿入され、止めネジ35により締結される。
次に、図4(C)に示すように、第一のジョイント部材20のプラグ部22を第二のジョイント部材30のソケット部32に挿入し、プラグ部22の突起26をソケット部32のスリット37に沿わせるように捻り込み、第一のジョイント部材20と第二のジョイント部材30とを接続する。これにより、アルミケーブル120の導体121と銅ケーブル130の導体131とが電気的に接続される。
次に、図4(D)に示すように、退避状態にあった、第一の絶縁カバー60と第二の絶縁カバー70をケーブルに沿って移動させて、第一のジョイント部材20と第二のジョイント部材30とを内部に収容する。さらに、第一の絶縁カバー60の本体部61の一端部を第二の絶縁カバー70の大径部73に挿入し、相互に連結する。
これにより、第一及び第二のジョイント部材20,30と第一及び第二のパイプスリーブ40,50とアルミケーブル120の導体121と銅ケーブル130の導体131とが被覆され、外部に対して絶縁状態となり、アルミケーブル120と銅ケーブル130の接続作業が完了する。
なお、第一の絶縁カバー60と第二の絶縁カバー70を退避位置から第一のジョイント部材20又は第二のジョイント部材30を覆う位置に移動させてから、第一のジョイント部材20と第二のジョイント部材30とを接続しても良い。
[第一の実施形態の技術的効果]
上記溶接用ケーブルジョイント10は、第一のジョイント部材20の導体挿入部21がアルミニウム又はアルミニウム合金から形成され、第一のジョイント部材20のプラグ部22と第二のジョイント部材30の導体挿入部31及びソケット部32が銅又は銅合金で形成されており、第一のジョイント部材20の導体挿入部21とプラグ部22とが予め接合されていることから、溶接用ケーブルを構成するアルミケーブル120と銅ケーブル130とを接続する場合に、異種金属接触腐食と応力緩和/クリープによる発熱の発生を効果的に回避又は抑制することが可能となる。
また、アルミケーブル120と銅ケーブル130を接続する場合において、上記発熱の発生を回避又は抑制しつつ、第二のジョイント部材30と同じソケット構造を有する既存の銅又は銅合金製のジョイント部材を使用することが可能となる。
特に、第一のジョイント部材20の導体挿入部21とプラグ部22とが摩擦圧接、ロウ付け又は溶接により接合されていることにより、接合強度を確保しつつ水分の侵入を防ぐことができ、異種金属接触腐食と応力緩和/クリープによる発熱の発生をより効果的に回避又は抑制することが可能となる。
また、溶接用ケーブルジョイント10は、第一のジョイント部材20の導体挿入部21と第二のジョイント部材30の導体挿入部31のそれぞれに個別に挿入され、導体挿入部21,31と導体121,131の間に介在する第一及び第二のパイプスリーブ40,50を備え、それぞれの導体挿入部21,31に形成されたネジ穴24,34に螺入された止めネジ25,35により各パイプスリーブ40,50を締結するので、素線からなる導体121,131を効果的に保持すると共に、電気的に良好に導通させることが可能となる。
また、第一のパイプスリーブ40をアルミニウム又はアルミニウム合金から形成しているので、アルミケーブル120の導体121,第一のパイプスリーブ40,第一のジョイント部材20の導体挿入部21の間での、異種金属接触腐食と応力緩和/クリープによる発熱の発生を効果的に回避又は抑制することが可能となる。
また、第一のパイプスリーブ40を締結する止めネジ25をアルミニウム又はアルミニウム合金から形成しているので、止めネジ25,第一のパイプスリーブ40,第一のジョイント部材20の導体挿入部21の間での、異種金属接触腐食と応力緩和/クリープによる発熱の発生を効果的に回避又は抑制することが可能となる。
また、第一のパイプスリーブ40の内側に導電性のコンパウンドが内包されているので、第一のパイプスリーブ40の内側表面とアルミケーブル120の導体121の素線の表面の酸化皮膜を効果的に破壊することができ、これらの間を良好に導通させることが可能となる。
また同様に、第一のジョイント部材20の導体挿入部21の内側に導電性のコンパウンドが内包されているので、導体挿入部21の内側表面と、第一のパイプスリーブ40の外側表面の酸化皮膜を効果的に破壊することができ、これらの間を良好に導通させることが可能となる。
[プラグ部とソケット部の材質について]
なお、上述した溶接用ケーブルジョイント10は、第一のジョイント部材20の導体挿入部21がアルミニウム又はアルミニウム合金で形成されているが、これに限られない。
例えば、図5及び図6に示すように、銅又は銅合金製の導体挿入部21A及びプラグ部22を備える第一のジョイント部材20Aとアルミニウム又はアルミニウム合金製の導体挿入部31Aと銅又は銅合金製のソケット部32を備える第二のジョイント部材30Aとを使用しても良い。
この場合、銅ケーブル130の導体131に第二のパイプスリーブ50を装着して第一のジョイント部材20Aの導体挿入部21Aに挿入し、アルミケーブル120の導体121に第一のパイプスリーブ40を装着して第二のジョイント部材30Aの導体挿入部31Aに挿入する。
また、導体挿入部21Aにおいて第二のパイプスリーブ50を締結する止めネジ25Aは、ユニクロめっきした鋼もしくはクロムモリブデン鋼など一般的なネジ材料が望ましく、導体挿入部31Aにおいて第一のパイプスリーブ40を締結する止めネジ35Aは、熱膨張係数を合わせるならアルミニウム又はアルミニウム合金で形成することが望ましい。
このような、第一のジョイント部材20A及び第二のジョイント部材30Aを備える溶接用ケーブルジョイントの場合も前述した溶接用ケーブルジョイント10と同一の効果を得ることが出来る。
[導体挿入部及び第一のジョイント部材の表面について]
図1の溶接用ケーブルジョイント10において、第一のジョイント部材20の導体挿入部21の内側表面又は第一のパイプスリーブ40の外側表面又はこれらの両方に、錫若しくは錫合金、ニッケル若しくはニッケル合金又は亜鉛若しくは亜鉛合金のいずれかからなる被覆層をメッキで形成しても良い。これにより、被覆層を形成した面において、酸化皮膜の影響を低減することが可能となり、ブラッシングも省略出来る。また、第一のジョイント部材20の導体挿入部21の内側表面と第一のパイプスリーブ40の外側表面の両方にメッキを施すと、導電性のコンパウンドを塗布することを省略しても、良好な導電性を確保することが可能となる。
また、図5及び図6のように、第二のジョイント部材30Aの導体挿入部31Aをアルミニウム又はアルミニウム合金製とした場合には、当該導体挿入部31Aの内側表面に錫若しくは錫合金、ニッケル若しくはニッケル合金又は亜鉛若しくは亜鉛合金のいずれかからなる被覆層をメッキで形成しても良い。
[第二の実施形態]
前述した第一のジョイント部材20及び第二のジョイント部材30では、導体挿入部21,31が、各ケーブル120,130の導体121,131をパイプスリーブ40,50を介して止めネジ25,35の締結により保持する構造を採用していたが、これに限られない。
例えば、図7に示す第一のジョイント部材20Bのように、前述した銅又は銅合金製のプラグ部22と、かしめによりアルミケーブル120の導体121を保持する導体挿入部21Bを備える構成としても良い。
この導体挿入部21Bは、一端部が開口し、他端部が閉塞されたアルミニウム又はアルミニウム合金製の円筒である。この導体挿入部21Bは、閉塞された端部側がプラグ部22と接合されている。
この導体挿入部21Bとプラグ部22との接合は、摩擦圧接、ろう付け、溶接等により行うことができ、接合強度の面から摩擦圧接が特に好適である。また、この接合作業も、接合部への水分の侵入を防止することが可能であって、温度、湿度などの品質管理の行き届いた工場等の理想的な環境下で行われる。
また、接合された導体挿入部21Bとプラグ部22の境界面は、水分が直接付着しないよう、テープや塗料、グリスなどで覆うことが望ましい。前述した第一及び第二の絶縁カバー60,70で全体を覆うことも有効である。
このような導体挿入部21Bは、前述した第一のパイプスリーブ40を使用せず、アルミケーブル120の導体121を直接挿入し、圧縮や圧着等で周囲をかしめることで、導体121の保持状態を形成する。
なお、上記かしめの際に、導体挿入部21Bの内側表面と導体121の各素線の表面の酸化皮膜をブラッシングで除去し、導体挿入部21B内には導電性のコンパウンドを介在させる。
一方、図示しないが、第二のジョイント部材も、かしめにより銅ケーブル130の導体131を保持する導体挿入部とを備える構成とすれば、即ち、銅又は銅合金よりなる円筒状の導体挿入部をソケット部32と一体的に形成することで、第一のジョイント部材と同様、第二のパイプスリーブ50を使用せず、銅ケーブル130の導体131を直接挿入し、かしめることで導体131の保持状態を形成することが出来る。
このように、第一のジョイント部材20Bの導体挿入部21Bがかしめ(圧縮接続)により各ケーブル120の導体121を保持する構造とすることにより、パイプスリーブ40や止めネジ25を不要とし、より簡易な構成により、異種金属接触腐食と熱膨張係数の違いによる接触抵抗の増加及び発熱の発生を抑制したケーブル接続を行うことが可能となる。
また、図8に示すように、第二のジョイント部材30Bがアルミニウム又はアルミニウム合金製の導体挿入部31Bを備え、導体挿入部31Bはアルミケーブル120の導体121をかしめにより保持する構成としても良い。
この場合、第二のジョイント部材30Bの導体挿入部31Bは、前述した導体挿入部21Bと同様に、ソケット部32に対して、摩擦圧接、ろう付け、溶接等により接合される。
また、この場合、第一のジョイント部材は、導体挿入部とプラグ部22とが銅又は銅合金により一体的に形成され、その導体挿入部は、銅ケーブル130の導体131をかしめにより保持する構成とする。
このような構成の場合も、前述した図7の第一のジョイント部材20Bを備える構成と同じ効果を得ることが可能である。
[第三の実施形態]
前述した第二の実施形態では、かしめによりアルミケーブル120の導体121を保持する導体挿入部21Bがプラグ部22に対して摩擦圧接、ろう付け又は溶接等により接合される場合を例示したがこれに限定されない。
例えば、図9に示す第一のジョイント部材20Cのように、アルミニウム又はアルミニウム合金製であって、両端が開口した円筒状の導体挿入部21Cと、銅又は銅合金製であって、導体挿入部21Cの一端部に挿入される凸部28Cを有するプラグ部22Cとを備える構成としても良い。
プラグ部22Cは、凸部28Cを有する点以外は前述したプラグ部22と同一の構造である。
そして、導体挿入部21Cの一端部にプラグ部22Cの凸部28Cを挿入し、導体挿入部21Cの一端部を圧縮によりかしめて、導体挿入部21Cとプラグ部22Cとを接合しても良い。
なお、この導体挿入部21Cによるアルミケーブル120の導体121の保持もかしめにより行われる。
この導体挿入部21Cとプラグ部22Cとの接合作業も、接合部への水分の侵入を防止することが可能であって、温度、湿度などの品質管理の行き届いた工場等の理想的な環境下で行われる。
また、接合された導体挿入部21Cとプラグ部22Cの境界面は、水分が直接付着しないよう、テープや塗料、グリスなどで覆うことが望ましい。前述した第一及び第二の絶縁カバー60,70で全体を覆うことも有効である。
なお、導体挿入部21Cとプラグ部22Cとの接合の際に、導体挿入部21Cの他端部にアルミケーブル120の導体121を挿入し、導体挿入部21Cの全体を圧縮によりかしめて、導体挿入部21Cとプラグ部22Cとの接合と導体121の保持とを同時に行ってもよい。
その際、導体121の素線の表面の酸化皮膜の除去及び導電性のコンパウンドの塗布を行うべきことは言うまでもない。
一方、図示しないが、例えば、第二のジョイント部材は、第二の実施形態の場合と同様に、かしめにより銅ケーブル130の導体131を保持する導体挿入部が、銅又は銅合金によりソケット部32と一体的に形成されたものを使用してもよい。また、前述したネジ止め式のジョイント部材を使用しても良い。
このように、第一のジョイント部材20Cは、導体挿入部21Cがかしめによりアルミケーブル120の導体121を保持する構造であることから、前述した第一のジョイント部材20Bと同一の効果を得ることが可能である。
さらに、導体挿入部21Cは、かしめによりプラグ部22Cの凸部28Cに接合される構造であるため、導体挿入部21Cとプラグ部22Cとの接合作業を容易に行うことが可能となる。
また、導体挿入部21Cとプラグ部22Cとの接合作業と導体挿入部21Cにより導体121の保持作業を同時に行うことも可能となり、作業性の向上を図ることが可能となる。
また、図10に示すように、第二のジョイント部材30Cが、アルミニウム又はアルミニウム合金製の導体挿入部31Cが凸部38Cを有するソケット部32に対してかしめにより接合され、導体挿入部31Cはアルミケーブル120の導体121をかしめにより保持する構成としても良い。
また、例えば、第一のジョイント部材は、導体挿入部とプラグ部とが銅又は銅合金により一体的に形成され、その導体挿入部は、銅ケーブル130の導体131をかしめに保持する構成とする。また、前述したネジ止め式のジョイント部材を使用しても良い。
このような構成の場合も、前述した図9の第一のジョイント部材20Cを備える構成と同じ効果を得ることが可能である。
[溶接用ケーブルジョイントを構成する第一のジョイント部材及び第二のジョイント部材の具体的な適用]
銅ケーブル130を溶接用ケーブルとして使用している溶接の現場において、アルミケーブル120を導入する場合、溶接用ケーブルを構成する複数のケーブルの一部を置き換えることが想定される。
具体的には、銅ケーブル130が三本連結して使用されている現場において、その内の1本をアルミケーブル120に交換する場合に、上記第一〜第三の実施形態で説明した溶接用ケーブルジョイントを構成する第一のジョイント部材20〜20C及び第二のジョイント部材30〜30Cが以下の態様で使用される。
例えば、三本連結した銅ケーブル130の真ん中の一本だけをアルミケーブル120に交換する場合には、交換されない銅ケーブル130には既存のジョイント部材が装備されており、これがそのまま継続使用される。既存のジョイント部材としては、次の(1)〜(4)のジョイント部材が装備されていることが想定される。
(1)第一の実施形態で説明した、銅又は銅合金により一体的に形成された第一のジョイント部材20A
(2)第二の実施形態で説明した、かしめにより銅ケーブル130の導体131を保持する導体挿入部とプラグ部22とが銅又は銅合金により一体的に形成された第一のジョイント部材
(3)第一の実施形態で説明した、銅又は銅合金により一体的に形成された第二のジョイント部材30
(4)第二の実施形態で説明した、かしめにより銅ケーブル130の導体131を保持する導体挿入部とソケット部32とが銅又は銅合金により一体的に形成された第二のジョイント部材
一方、新しく接続されるアルミケーブル120には、次の(5)〜(10)のジョイント部材を装備することができる。
(5)第一の実施形態で説明した、第一のジョイント部材20
(6)第二の実施形態で説明した、第一のジョイント部材20B
(7)第三の実施形態で説明した、第一のジョイント部材20C
(8)第一の実施形態で説明した、第二のジョイント部材30A
(9)第二の実施形態で説明した、第二のジョイント部材30B
(10)第二の実施形態で説明した、第二のジョイント部材30C
銅ケーブル130に既存の(1)又は(2)の第一のジョイント部材が装備されている場合には、新しく接続されるアルミケーブル120には(8)、(9)又は(10)の第二のジョイント部材を装備することができる。この場合、アルミケーブル120に接続する第二のジョイント部材については、銅ケーブル130に装備されている第一のジョイント部材の導体接続方式(ネジ止め式やかしめ式等)と一致したものを選択する必要はなく、(8)、(9)又は(10)の任意の第二のジョイント部材を選択することができる。
同様に、銅ケーブル130に既存の(3)又は(4)の第二のジョイント部材が装備されている場合には、新しく接続されるアルミケーブル120には(5)、(6)又は(7)の第一のジョイント部材を装備することができる。この場合も、導体接続方式を一致させる必要はなく、(5)、(6)又は(7)の任意の第一のジョイント部材を選択することができる。
但し、アルミケーブル120に装備するジョイント部材は、相手側のプラグ部又はソケット部に対して寸法及び形状が整合して連結可能なソケット部又はプラグ部を有するジョイント部材を使用する必要がある。
上記のように、導体の接続方式には、ネジ止めによるものやかしめによるものがあるが、プラグ部とソケット部が嵌合するものであれば、導体の接続方式によらず、溶接用ケーブルを相互に接続することが可能である。
例えば、プラグ部とソケット部が嵌合するのなら、図5に示すネジ止めによる第一のジョイント部材20Aが先に銅ケーブル130に取り付けられているところに、図8に示す本発明のかしめによる第二のジョイント部材30Bを取り付けたアルミケーブル120を接続することが可能である。
このようにして、アルミケーブル120の両端部に適宜ジョイント部材を装備することにより、銅ケーブル130とアルミケーブル120との間で、異種金属接触腐食と熱膨張係数の違いによる接触抵抗の増加及び発熱の発生を抑制したケーブル接続を行うことが可能となり、良好なケーブル交換を実現することが可能である。
[その他]
前述した各実施形態において、材質を銅又は銅合金と例示したプラグ部、ソケット部、導体挿入部、第一又は第二のパイプスリーブ、止めねじについては、銅又は銅合金以外の金属材料、例えば、銀若しくは銀合金材料又は銅、銅合金、銀、銀合金、錫、錫合金若しくはニッケル若しくはニッケル合金のいずれかからなる被覆層で覆われた金属材料から形成してもよい。
また、導体挿入部21,21B,21C及び第一のパイプスリーブ40については、ケーブル接続時に、これらの内側或いはこれらに挿入される対象物に導電性のコンパウンドを塗布することを例示したが、ケーブル接続の直前ではなく、より早期の段階(例えば、これらの製造時や工場出荷前)に予めこれらの内側に導電性のコンパウンドを内包させておいてもよい。
また、上記各実施形態では、アルミケーブル120と銅ケーブル130の接続を想定する場合を例示したが、アルミケーブル120同士を接続する場合にも各実施形態に示した第一及び第二のジョイント部材を使用することが可能である。
一方のアルミケーブル120に第一のジョイント部材20,20B又は20Cを装着し、他方のアルミケーブル120には第二のジョイント部材30A,30B又は30Cを装着することでアルミケーブル120同士を接続することが可能となる。
なお、この場合もプラグ部とソケット部とが嵌合可能であれば、導体121の接続方式が一致する必要はない。
また、上記各実施形態で示した、プラグ部22とソケット部32については、例示の構造に限定されない。即ち、プラグ部とソケット部は、相互に着脱可能な構造であれば良く、凹凸による嵌合方式以外の構造(例えばネジ式等)でも良い。但し、これらは相互に連結可能な構造であることを必須とする。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
10 溶接用ケーブルジョイント
20,20A,20B,20C 第一のジョイント部材
21,21A,21B,21C 導体挿入部
22,22C プラグ部
23 開口部
24 ネジ穴
25,25A 止めネジ
26 突起
28C 凸部
30,30A,30B,30C 第二のジョイント部材
31,31A,31B,31C 導体挿入部
32 ソケット部
33 開口部
34 ネジ穴
35,35A 止めネジ
36 縮径開口部
37 スリット
38C 凸部
40 第一のパイプスリーブ
50 第二のパイプスリーブ
60 第一の絶縁カバー
61 本体部
62 縮径部
70 第二の絶縁カバー
71 本体部
72 縮径部
73 大径部
100 アーク溶接装置
101 溶接機
102 ホルダ
103 アースクランプ
104 導線用ケーブル
105 ホルダ用ケーブル
120 アルミケーブル
121 導体
122 絶縁層
130 銅ケーブル
131 導体
132 絶縁層

Claims (12)

  1. 溶接用ケーブルの導体が挿入される導体挿入部とプラグ部とを有する第一のジョイント部材と、溶接用ケーブルの導体が挿入される導体挿入部とソケット部とを有する第二のジョイント部材とを備え、前記プラグ部と前記ソケット部の連結により前記溶接用ケーブルを電気的に相互に接続する溶接用ケーブルジョイントにおいて、
    前記第一のジョイント部材の前記導体挿入部と前記第二のジョイント部材の前記導体挿入部のいずれか一方の導体挿入部がアルミニウム又はアルミニウム合金から形成され、
    前記アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部ではない他方の前記導体挿入部と前記プラグ部と前記ソケット部とが、銅又は銅合金から形成され、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入され、当該導体挿入部と前記溶接用ケーブルの導体の間に介在するパイプスリーブと、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入された前記パイプスリーブを締結する止めネジとを備え、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入される前記パイプスリーブがアルミニウム又はアルミニウム合金から形成されており、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記パイプスリーブの内側表面又は外側表面の少なくとも一方に、錫若しくは錫合金、ニッケル若しくはニッケル合金又は亜鉛若しくは亜鉛合金のいずれかからなる被覆層が形成されていることを特徴とする溶接用ケーブルジョイント。
  2. 溶接用ケーブルの導体が挿入される導体挿入部とプラグ部とを有する第一のジョイント部材と、溶接用ケーブルの導体が挿入される導体挿入部とソケット部とを有する第二のジョイント部材とを備え、前記プラグ部と前記ソケット部の連結により前記溶接用ケーブルを電気的に相互に接続する溶接用ケーブルジョイントにおいて、
    前記第一のジョイント部材の前記導体挿入部と前記第二のジョイント部材の前記導体挿入部のいずれか一方の導体挿入部がアルミニウム又はアルミニウム合金から形成され、
    前記アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部ではない他方の前記導体挿入部と前記プラグ部と前記ソケット部とが、銅又は銅合金から形成され、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入され、当該導体挿入部と前記溶接用ケーブルの導体の間に介在するパイプスリーブと、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入された前記パイプスリーブを締結する止めネジとを備え、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入される前記パイプスリーブがアルミニウム又はアルミニウム合金から形成されており、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部の内側表面に、錫若しくは錫合金、ニッケル若しくはニッケル合金又は亜鉛若しくは亜鉛合金のいずれかからなる被覆層が形成されていることを特徴とする溶接用ケーブルジョイント。
  3. 溶接用ケーブルの導体が挿入される導体挿入部とプラグ部とを有する第一のジョイント部材と、溶接用ケーブルの導体が挿入される導体挿入部とソケット部とを有する第二のジョイント部材とを備え、前記プラグ部と前記ソケット部の連結により前記溶接用ケーブルを電気的に相互に接続する溶接用ケーブルジョイントにおいて、
    前記第一のジョイント部材の前記導体挿入部と前記第二のジョイント部材の前記導体挿入部のいずれか一方の導体挿入部がアルミニウム又はアルミニウム合金から形成され、
    前記アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部ではない他方の前記導体挿入部と前記プラグ部と前記ソケット部とが、銅又は銅合金から形成され、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入され、当該導体挿入部と前記溶接用ケーブルの導体の間に介在するパイプスリーブと、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入された前記パイプスリーブを締結する止めネジとを備え、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入される前記パイプスリーブがアルミニウム又はアルミニウム合金から形成されており、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記パイプスリーブの内側に導電性のコンパウンドが内包され
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記パイプスリーブの内側表面又は外側表面の少なくとも一方に、錫若しくは錫合金、ニッケル若しくはニッケル合金又は亜鉛若しくは亜鉛合金のいずれかからなる被覆層が形成されていることを特徴とする溶接用ケーブルジョイント。
  4. 溶接用ケーブルの導体が挿入される導体挿入部とプラグ部とを有する第一のジョイント部材と、溶接用ケーブルの導体が挿入される導体挿入部とソケット部とを有する第二のジョイント部材とを備え、前記プラグ部と前記ソケット部の連結により前記溶接用ケーブルを電気的に相互に接続する溶接用ケーブルジョイントにおいて、
    前記第一のジョイント部材の前記導体挿入部と前記第二のジョイント部材の前記導体挿入部のいずれか一方の導体挿入部がアルミニウム又はアルミニウム合金から形成され、
    前記アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部ではない他方の前記導体挿入部と前記プラグ部と前記ソケット部とが、銅又は銅合金から形成され、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部の内側に導電性のコンパウンドが内包されており、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入され、当該導体挿入部と前記溶接用ケーブルの導体の間に介在するパイプスリーブと、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入された前記パイプスリーブを締結する止めネジとを備え、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部に挿入される前記パイプスリーブがアルミニウム又はアルミニウム合金から形成されており、
    アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記パイプスリーブの内側表面又は外側表面の少なくとも一方に、錫若しくは錫合金、ニッケル若しくはニッケル合金又は亜鉛若しくは亜鉛合金のいずれかからなる被覆層が形成されていることを特徴とする溶接用ケーブルジョイント。
  5. アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部は、かしめにより前記溶接用ケーブルの導体を保持する構造であることを特徴とする請求項4記載の溶接用ケーブルジョイント。
  6. アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記パイプスリーブの内側表面又は外側表面の少なくとも一方に、錫若しくは錫合金、ニッケル若しくはニッケル合金又は亜鉛若しくは亜鉛合金のいずれかからなる被覆層が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の溶接用ケーブルジョイント。
  7. アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部の内側表面に、錫若しくは錫合金、ニッケル若しくはニッケル合金又は亜鉛若しくは亜鉛合金のいずれかからなる被覆層が形成されていることを特徴とする請求項1,3,4,6のいずれか一項に記載の溶接用ケーブルジョイント。
  8. アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記パイプスリーブの内側に導電性のコンパウンドが内包されていることを特徴とする請求項1,2,3,4,6,7のいずれか一項に記載の溶接用ケーブルジョイント。
  9. アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部の内側に導電性のコンパウンドが内包されていることを特徴とする請求項1,2,3,4,6,7,8のいずれか一項に記載の溶接用ケーブルジョイント。
  10. アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部と前記プラグ部又は前記ソケット部との間に、摩擦圧接接合部を備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の溶接用ケーブルジョイント。
  11. アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部が、前記プラグ部又は前記ソケット部に対して、ロウ付け又は溶接により接合されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の溶接用ケーブルジョイント。
  12. アルミニウム又はアルミニウム合金から形成された前記導体挿入部が、前記プラグ部又は前記ソケット部に対して、かしめにより接合されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の溶接用ケーブルジョイント。
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