JP6647132B2 - 電線のジョイント構造および製造方法 - Google Patents

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本発明は、電線のジョイント構造およびその製造方法に関する。
従来から、例えば自動車用ワイヤハーネスのように複数の電線を備えた構造においては、各電線を端末で結束するジョイント構造(接続構造)が種々用いられている。
具体的には、図6に示すように、例えば3本の電線301A〜301Cを接続するジョイント構造では、各電線301A〜301Cの端部の被覆を剥いて芯線302A〜302Cを露出させ、その露出部をジョイントコネクタ400に接続していた。
しかし、接続する電線の数が増えるに従って、必要とされるジョイントコネクタ400の数も増加し、コストが嵩むという不都合があった。
そこで、ジョイントコネクタを用いないジョイント構造が種々提案されている(特許文献1等参照)。
例えば、特許文献1に係る接続構造では、絶縁電線の露出させた端末を撚り合わせ、その撚り合わせ部を超音波接合して接合している。
特開2012−15062号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術には、次のような不都合があった。
即ち、特許文献1に係る接続構造では、ジョイントコネクタを用いないので、部品コストを抑えることはできるが、接合時の作業バラツキを大きく、接続信頼性に劣るという問題があった。
また、近年は、省資源化の要請から、使用済みの電線についてもリサイクルの容易化が求められている。
しかし、上記従来技術に係る接続構造では、撚り合わせ部が超音波接合されているため、電線同士の分離が難しく、リサイクルに手間が掛るという難点があった。このような事情は、超音波接合に代えて、ハンダ付けで撚り合わせ部を接合したジョイント構造(接続構造)等でも同様である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、比較的低コストで接続信頼性に優れ、しかもリサイクルを容易に行うことができる電線のジョイント構造および製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る電線のジョイント構造は、芯線に絶縁被覆を施した複数の電線のジョイント構造であって、各電線の途中に、前記絶縁被覆を所定幅にわたって中剥ぎして前記芯線を露出させた電気的接合部が形成され、前記複数の電線は、前記絶縁被覆が残る部位および前記電気的接合部を含めた電線の長手方向の略全幅にわたって撚られ、前記電気的接合部同士の撚り合わせ箇所で前記各芯線の電気的接合が図られていると共に、前記電気的接合部同士の撚り合わせ箇所には、絶縁部材が取付けられ、且つ、前記絶縁部材上に結束部材が設けられ、当該結束部材で前記撚り合わせ箇所を結束していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明に係る電線のジョイント構造の製造方法は、芯線に絶縁被覆を施した複数の電線のジョイント構造の製造方法であって、各電線の途中に、前記絶縁被覆を所定幅にわたって中剥ぎして前記芯線を露出させた電気的接合部を形成する工程と、前記各電気的接合部が対向するように位置合わせする工程と、前記絶縁被覆が残る部位および前記電気的接合部を含めた電線の長手方向の略全幅にわたって撚り合わせる工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、比較的低コストで接続信頼性に優れ、しかもリサイクルを容易に行うことができる電線のジョイント構造および製造方法を提供することができる。
第1の実施の形態に係る電線のジョイント構造の概略構成を示す概略構成図である。 第1の実施の形態に係る電線のジョイント構造の製造工程を示す工程図である。 第1の実施の形態に係る電線のジョイント構造の変形例の概略構成を示す概略構成図である。 第1の実施の形態に係る電線のジョイント構造の他の変形例の概略構成を示す概略構成図である。 第2の実施の形態に係る電線のジョイント構造の製造工程を示す工程図である。 従来技術に係る電線のジョイント構造の概略構成を示す概略構成図である。
[第1の実施の形態]
図1〜図4を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。
(電線のジョイント構造の構成例について)
図1は、第1の実施の形態に係る電線のジョイント構造E1の概略構成を示す概略構成図である。
図1に示すように、第1の実施の形態に係る電線のジョイント構造E1は、銅やアルミニウム等で構成された芯線2A、2Bに絶縁被覆100を施した2本の電線1A、1Bのジョイント構造E1である。
ジョイント構造E1では、各電線1A、1Bの途中に、絶縁被覆100を所定幅L1にわたって中剥ぎして芯線2A、2Bを露出させた電気的接合部150が形成されている。
2本の電線1A、1Bは、絶縁被覆100が残る部位および電気的接合部150を含めた電線の長手方向の略全幅にわたって撚り合わせされている。
撚りの巻数は、芯線2A、2Bの材質、太さ、所定幅L1の長さ等にもよるが、撚りが戻らない程度の巻数(例えば、芯線2A、2Bが銅線である場合に、2.5巻程度)とされる。
このような構成により、電気的接合部150同士の撚り合わせ箇所で各芯線2A、2Bの電気的接合が図られている。
また、図1に示す構成例では、電気的接合部150同士の撚り合わせ箇所には、ビニルやアクリルゴム等で構成される絶縁チューブ(絶縁部材)3が取付けられている。なお、絶縁チューブ3は、熱収縮チューブ、粘着テープによるテープ巻、絶縁シート、熱収縮シートなどで構成するようにしても良い。
本実施の形態に係る電線のジョイント構造E1によれば、従来のようにジョイントコネクタを用いずに電線1A、1Bを接合できるので、コストを低廉化することができる。
また、本実施の形態に係る電線のジョイント構造E1によれば、2本の電線1A、1Bは、絶縁被覆100が残る部位および電気的接合部150を含めた電線の長手方向の略全幅にわたって撚り合わせされているので、芯線2A、2B同士の電気的接続を図ると同時に、2本の電線1A、1Bを撚ることによって束ねることができる。従って、電線1A、1Bを束ねるための結束バンド等の結束具を用いる必要がなく、部品点数を低減して、コストをより低廉化することができる。
また、撚りの巻数を調整することにより、電気的接合部150における芯線2A、2B同士の電気的接続を十分に行うことができ。接続信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る電線のジョイント構造E1によれば、電線1A、1Bの左右両端で、最大4つの回路に接続することができる。
さらに、本実施の形態に係る電線のジョイント構造E1によれば、従来のように撚り合わせた箇所に超音波接合やハンダ付け等の処理を行っていないので、使用済みの電線を解体する際に、電線1A、1Bの撚りを戻すことによって容易に分離することができ、リサイクルの容易化を図ることができる。
(電線のジョイント構造の製造方法について)
図2(a)〜(c)は、電線のジョイント構造E1の製造工程を示す工程図である。
まず、図2(a)に示す工程では、2本の電線1A、1Bの途中に、絶縁被覆100を所定幅L1にわたって中剥ぎして芯線2A、2Bを露出させた電気的接合部150を形成する。
次いで、図2(b)に示すように、各電気的接合部150が対向するように位置合わせする。
続いて、図2(c)に示すように、絶縁被覆100が残る部位および電気的接合部150を含めた電線の長手方向の略全幅にわたって撚り合わせる。
これにより、図2(c)に示すような電線のジョイント構造E1が製造される。
なお、電気的接合部150同士の撚り合わせ箇所に、ビニルやアクリルゴム等で構成される絶縁チューブ3を取付ける工程をさらに有するようにできる。
これにより、図1に示すように、電気的接合部150同士の撚り合わせ箇所に、絶縁チューブ3が取付けられた電線のジョイント構造E1を得ることができる。
このような構成により、電気的接合部150が、他の配線や部材等と接触してショート(短絡)する事態を回避することができる。
また、絶縁チューブ3上に結束部材10を設ける工程をさらに有するようにできる。結束部材は結束バンド、粘着テープなどにより構成される。
これにより、図3に示すような、絶縁チューブ3上に結束部材10が設けられ、この結束部材10で撚り合わせ箇所150を結束する変形例に係る電線のジョイント構造E1aを得ることができる。
なお、結束部材10は、図3に示すように絶縁チューブ3上に1個設ける場合に限らず、複数個設けるようにしてもよい。
このように、絶縁チューブ3上に結束部材10を設けて撚り合わせ箇所150を結束することにより、電気的接合部150同士の撚り合わせ箇所に押圧力を付与することができ、電気的接続をより確実にすることができ、接続信頼性をより向上させることができる。
ここで、図4は、第1の実施の形態に係る電線のジョイント構造の他の変形例E1bの概略構成を示す概略構成図である。
他の変形例に係る電線のジョイント構造E1bでは、絶縁被覆100を中剥ぎして芯線2A、2Bを露出させる所定幅L2を上述の所定幅L1より長くしている。
従って、電気的接合部150の長手方向の長さが図2(c)に示す構成より長くなり、電気的接合部150同士の接触面積がより大きくなると共に、撚りの巻き数を多くする(例えば、5回巻き等)ことができる。
これにより、電気的接続をより確実にすることができ、接続信頼性をより向上させることができる。
[第2の実施の形態]
図5を参照して、第2の実施の形態に係る電線のジョイント構造E2の製造方法について説明する。
図5(a)〜(c)は、電線のジョイント構造E2の製造工程を示す工程図である。
まず、図5(a)に示す工程では、3本の電線1A〜1Cの途中に、絶縁被覆100を所定幅L3にわたって中剥ぎして芯線2A〜2Cを露出させた電気的接合部150を形成する。
次いで、図5(b)に示すように、各電気的接合部150の位置合わせをする。
続いて、図5(c)に示すように、絶縁被覆100が残る部位および電気的接合部150を含めた電線の長手方向の略全幅にわたって撚り合わせる。
これにより、図5(c)に示すような電線のジョイント構造E2が製造される。
このような電線のジョイント構造E2によれば、3本の電線1A〜1Cを接合できると共に、第1の実施の形態に係る電線のジョイント構造E1と同様の効果を奏することができる。
また、電線1A〜1Cの左右両端で、最大6つの回路に接続することができる。
なお、第1の実施の形態に係る電線のジョイント構造E1と同様ように、電気的接合部150同士の撚り合わせ箇所に、絶縁チューブ3を取付けてもよい。
また、絶縁チューブ3上に結束部材10を設けて撚り合わせ箇所150を結束するようにしてもよい。
以上、本発明の電線のジョイント構造を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
即ち、第1の実施の形態では2本の電線1A、1Bを、第2の実施の形態では、3本の電線1A〜1Cを接合する電線のジョイント構造E1、E2について説明したが、これには限定されず、4本以上の電線を同様の構成によって接合することができる。
また、電線1A〜1Cおよび芯線2A〜2Cの撚り方は、三つ編み等にしてもよい。
また、結束部材をバンドクリップ、テープ巻クリップにより構成する場合には、クリップを車体等の構造物に固定するようにしてもよい。
E1、E2…電線のジョイント構造
1A〜1C…電線
2A〜2C…芯線
3…絶縁部材(絶縁チューブ)
10…結束部材
100…絶縁被覆
150…電気的接合部

Claims (2)

  1. 芯線に絶縁被覆を施した複数の電線のジョイント構造であって、
    各電線の途中に、前記絶縁被覆を所定幅にわたって中剥ぎして前記芯線を露出させた電気的接合部が形成され、
    前記複数の電線は、前記絶縁被覆が残る部位および前記電気的接合部を含めた電線の長手方向の略全幅にわたって撚られ、前記電気的接合部同士の撚り合わせ箇所で前記各芯線の電気的接合が図られていると共に、
    前記電気的接合部同士の撚り合わせ箇所には、絶縁部材が取付けられ、且つ、
    前記絶縁部材上に結束部材が設けられ、当該結束部材で前記撚り合わせ箇所を結束していることを特徴とする電線のジョイント構造。
  2. 芯線に絶縁被覆を施した複数の電線のジョイント構造の製造方法であって、
    各電線の途中に、前記絶縁被覆を所定幅にわたって中剥ぎして前記芯線を露出させた電気的接合部を形成する工程と、
    前記各電気的接合部が対向するように位置合わせする工程と、
    前記絶縁被覆が残る部位および前記電気的接合部を含めた電線の長手方向の略全幅にわたって撚り合わせる工程と、
    を有することを特徴とするジョイント構造の製造方法。
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