JP6646756B2 - 装置の可動構造、および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置の可動構造、および装置に関する。
特許文献1には、出力軸が互いに同軸上に位置するようにロボットの頭部内に並んで支持される第1モータ及び第2モータと、前記第1モータで駆動されて前記出力軸周りに回動可能なようにその一端が取り付けられると共に、前記出力軸から垂直方向に延出するその他端が前記ロボットの胴部に支持される第1弾性ビーム部材と、前記第2モータで駆動されて前記出力軸周りに回動可能なようにその一端が取り付けられると共に、前記出力軸から前記第1弾性ビーム部材と並んで延出するその他端が前記胴部に支持される第2弾性ビーム部材と、を備えることを特徴とするロボットの頭部構造が開示されている。
国際公開WO2012/160659号公報(2012年11月29日公開)
特許文献1の頭部構造は、2軸方向へのそれぞれの動作(首振りおよび肯き)を実現するために、第1弾性ビーム部材および第2弾性ビーム部材を捻る必要がある。首振りの角度を充分に大きくするためには、第1弾性ビーム部材および第2弾性ビーム部材の全長を充分に長くすることによって、捻り角度を大きくしなければならない。このことが、特許文献1の頭部構造の小型化を妨げている。
同様の問題は、ロボットの頭部構造に限らず、可動部を有する各種の可動構造にも生じ得る。
本発明の一態様は、装置の可動構造をより小型化することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る装置の可動構造は、可動部と、第1領域および第2領域を有し、かつ筐体に接続される接続部と、前記可動部に固定され、かつ第1回転軸を有する第1モータと、前記可動部に固定され、かつ第2回転軸を有する第2モータと、前記第1領域において摺動可能なように前記接続部に接触しかつ前記接続部に接触可能な箇所が球形状である第1先端を有し、かつ、前記第1回転軸に固定される第1リンクと、前記第2領域において摺動可能なように前記接続部に接触しかつ前記第2領域に接触可能な箇所が球形状である第2先端を有し、かつ前記第2回転軸に固定される第2リンクとを備えていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、装置の可動構造をより小型化することができる。
本発明の実施形態1に係るロボットの構成を部分的に示す図である。 頭部構造の詳細な構成を示す図である。 頭部の肯きを説明する図である。 頭部の反り返りを説明する図である。 頭部の右側面への傾けを説明する図である。 頭部の左側面への傾けを説明する図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係るロボット100(装置)の構成を部分的に示す図である。ロボット100は、頭部構造1(可動構造)および胴体4(筐体)を少なくとも備えている。頭部構造1は、頭部2(可動部)および接続部3を少なくとも備えている。接続部3は胴体4に接続されている。ロボット100は、頭部構造1および胴体4の他に、図示しない腕部および脚部などをさらに備えている。ロボット100は、たとえば、自立歩行可能なヒト型のロボットとして実現される。
ロボット100は、頭部2と接続部3とを間接的に接続する図示しないリンクをさらに備えている。このリンクの一端は胴体4に接続され、他端は接続部3に接続される。頭部2は、胴体4に接触していない。接続部3は、胴体4の位置と接続部3の位置とが相対的に変化可能なように、胴体4に接続されている。具体的には、接続部3は、頭部2ごと捻り回転できるように、胴体4の上に配置されている。
(頭部構造1の詳細)
図2は、頭部構造1の詳細な構成を示す図である。図2の(a)は、ロボット100の右側面から見た頭部構造1を示す。図2の(b)は、ロボット100の正面から見た頭部構造1を示す。図2の(c)は、ロボット100の左側面から見た頭部構造1を示す。図2の(d)は、ロボット100の背面から見た頭部構造1を示す。
図2に示すように、頭部構造1は、右モータ5(第1モータ)、右リンク6(第1リンク)、左モータ7(第2モータ)、および左リンク8(第2リンク)をさらに備えている。右モータ5は、回転軸51(第1回転軸)を有する。右リンク6は、先端61(第1先端)を有する。左モータ7は、回転軸71(第2回転軸)を有する。左リンク8は、先端81(第2先端)を有する。
接続部3は、摺動領域31(第1領域)および摺動領域32(第2領域)を有する。摺動領域31は、接続部3におけるロボット100の右側面側に位置する。摺動領域31は、右リンク6の先端61が摺動する一定範囲を有する領域である。摺動領域32は、接続部3におけるロボット100の左側面側に位置する。摺動領域32は、左リンク8の先端81が摺動する一定範囲を有する領域である。本実施形態では、摺動領域31および摺動領域32の大きさは互いに等しい。
右モータ5は、頭部2におけるロボット100の右側面側に固定されている。右モータ5は、頭部2における、摺動領域31よりも相対的にロボット100の背面に近い位置に、固定されている。右モータ5の固定時、回転軸51は頭部2における下側に位置する。右モータ5の動作時、回転軸51が回転する。
右リンク6における先端61と反対側の末端が、回転軸51に固定されている。先端61は、摺動領域31において摺動可能なように、接続部3に接触している。摺動領域31は、先端61の上下方向を覆っている。先端61における摺動領域31に接触可能な箇所は、球形状である。先端61は、摺動領域31に接触しない箇所も含めて、完全な球形状であってもよい。
左モータ7は、頭部2におけるロボット100の左側面側に固定されている。左モータ7は、頭部2における、摺動領域32よりも相対的にロボット100の背面に近い位置に、固定されている。左モータ7の固定時、回転軸71は頭部2における下側に位置する。左モータ7の動作時、回転軸71が回転する。
左リンク8における先端81と反対側の末端が、回転軸71に固定されている。先端81は、摺動領域32において摺動可能なように、接続部3に接触している。摺動領域32は、先端81の上下方向を覆っている。先端81における摺動領域32に接触可能な箇所は、球形状である。先端81は、摺動領域32に接触しない箇所も含めて、完全な球形状であってもよい。
回転軸51が回転すると、右モータ5の動力が右リンク6に伝達される。この結果、右リンク6の先端61が摺動領域31を摺動する。回転軸71が回転すると、左モータ7の動力が左リンク8に伝達される。この結果、左リンク8の先端81が摺動領域32を摺動する。ロボット100は、右モータ5および左モータ7を、個別に動作させることができる。したがってロボット100は、右リンク6の先端61および左リンク8の先端81を、個別に摺動させることができる。
頭部構造1は、ロール軸11、ピッチ軸12および、ヨー軸13を有する。後述するように、ロボット100は、頭部2を、ロール軸11周りに回転移動させることができる。さらに、ロボット100は、頭部2を、ピッチ軸12周りに回転移動させることができる。
右モータ5および左モータ7は、同一の軸上に並列に配置されている。より詳細には、回転軸51および回転軸71が、同一の軸上に配置されている。図2の例では、同一の軸は、ピッチ軸12である。これに限らず、同一の軸は、ピッチ軸12と平行な任意の軸であればよい。
右モータ5および左モータ7の形状および大きさは互いに等しい。右リンク6および左リンク8の形状および大きさは互いに等しい。先端61および先端81の形状および大きさは互いに等しい。右モータ5および左モータ7は、ピッチ軸12と直交しかつロール軸11およびヨー軸13を含む平面を基準として、左右対称に配置されている。右リンク6および左リンク8も同様である。摺動領域31および摺動領域32も同様である。
(頭部2の肯き)
図3は、頭部2の肯きを説明する図である。図3の(a)は、ロボット100の右側面から見た頭部構造1を示す。図3の(b)は、ロボット100の正面から見た頭部構造1を示す。図3の(c)は、ロボット100の左側面から見た頭部構造1を示す。
ロボット100は、右モータ5の回転軸51および左モータ7の回転軸71を、同一の第1回転方向に回転させる。具体的には、回転軸51および回転軸71を、いずれもロボット100の後回転方向91に回転させる。後回転方向91とは、ロボット100の正面側から背面側に向かう回転方向のことである。回転軸51が後回転方向91に回転すると、右リンク6の先端61は、摺動領域31においてロボット100の前方向101に摺動する。前方向101とは、ロボット100の背面から正面に向かう直進方向のことである。回転軸71が後回転方向91に回転すると、左リンク8の先端81は、摺動領域32において、ロボット100の前方向101に摺動する。これらの摺動によって、接続部3と、右リンク6および左リンク8との位置関係が変化する。
右リンク6の末端が右モータ5の回転軸51に固定されているので、右リンク6の位置が変化すると右モータ5の位置も同様に変化する。左リンク8の末端が左モータ7の回転軸71に固定されているので、左リンク8の位置が変化すると左モータ7の位置も変化する。右モータ5および左モータ7は頭部2に固定されているので、右モータ5および左モータ7の位置が変化すると、これに連動して頭部2の位置が変化する。
図3に示すように、先端61および先端81が前方向101に摺動すると、頭部2が前回転方向92に回転移動する。前回転方向92とは、ロボット100の背面側から正面側に向かう回転方向のことである。したがってロボット100は、頭部2をロボット100の正面に肯かせることができる。
(頭部2の反り返り)
図4は、頭部2の反り返りを説明する図である。図4の(a)は、ロボット100の右側面から見た頭部構造1を示す。図4の(b)は、ロボット100の正面から見た頭部構造1を示す。図4の(c)は、ロボット100の左側面から見た頭部構造1を示す。
ロボット100は、右モータ5の回転軸51および左モータ7の回転軸71を、第1回転方向の逆である第2回転方向に回転させる。具体的には、回転軸51および回転軸71を、いずれもロボット100の前回転方向92に回転させる。これにより、右リンク6の先端61は、摺動領域31において、ロボット100の後方向102に摺動する。後方向102とは、ロボット100の正面から背面に向かう直進方向のことである。左リンク8の先端81は、摺動領域32において、ロボット100の後方向102に摺動する。
図4の例では、先端61および先端81が後方向102に摺動すると、頭部2が後回転方向91に回転移動する。したがってロボット100は、頭部2をロボット100の背面に反り返らせることができる。
(頭部2の右傾け)
図5は、頭部2の右側面への傾けを説明する図である。図5の(a)は、ロボット100の右側面から見た頭部構造1を示す。図5の(b)は、ロボット100の正面から見た頭部構造1を示す。図5の(c)は、ロボット100の左側面から見た頭部構造1を示す。
ロボット100は、右モータ5の回転軸51および左モータ7の回転軸71を、互いに逆方向に回転させる。具体的には、回転軸51を後回転方向91に回転させ、回転軸71を前回転方向92に回転させる。これにより、頭部2と接続部3とを接続する図示しないリンクが支点となり、右モータ5の回転軸51に固定されている右リンク6の末端と、左モータ7の回転軸71に固定されている左リンク8の末端とから、頭部2をロボット100の右回転方向111に回転させる力が、頭部2に加わる。
上述したように、右リンク6の先端61における摺動領域31に接触可能な箇所は球形状である。したがって、頭部2を右回転方向111に回転させる力が頭部2に加わると、先端61は摺動領域31に接触しながら右回転方向111に滑らかに回転することができる。
上述したように、左リンク8の先端81における先端81に接触可能な箇所は球形状である。したがって、頭部2を右回転方向111に回転させる力が頭部2に加わると、先端81は摺動領域32に接触しながら右回転方向111に滑らかに回転することができる。
図5の例では、先端61および先端81がいずれも右回転方向111に回転することによって、頭部2は、右回転方向111に回転移動する。したがってロボット100は、頭部2を右側面に傾けることができる。
(頭部2の左傾け)
図6は、頭部2の左側面への傾けを説明する図である。図6の(a)は、ロボット100の右側面から見た頭部構造1を示す。図6の(b)は、ロボット100の正面から見た頭部構造1を示す。図6の(c)は、ロボット100の左側面から見た頭部構造1を示す。
ロボット100は、右モータ5の回転軸51および左モータ7の回転軸71を、互いに逆方向に回転させる。具体的には、回転軸51を前回転方向92に回転させ、回転軸71を後回転方向91に回転させる。これにより、頭部2と接続部3とを接続する図示しないリンクが支点となり、右モータ5の回転軸51に固定されている右リンク6の末端と、左モータ7の回転軸71に固定されている左リンク8の末端とから、頭部2をロボット100の左回転方向112に回転させる力が、頭部2に加わる。
右リンク6の先端61における摺動領域31に接触可能な箇所は球形状であるので、頭部2を左回転方向112に回転させる力が頭部2に加わると、先端61は摺動領域31に接触しながら左回転方向112に滑らかに回転することができる。左リンク8の先端81における摺動領域32に接触可能な箇所は球形状であるので、頭部2を左回転方向112に回転させる力が頭部2に加わると、先端81は摺動領域32に接触しながら左回転方向112に滑らかに回転することができる。
図6の例では、先端61および先端81がいずれも左回転方向112に回転することによって、頭部2は、左回転方向112に回転移動する。したがってロボット100は、頭部2をロボット100の左側面に傾けることができる。
(本実施形態の利点)
本実施形態によれば、たとえば下記の利点が得られる。
1.ロボット100は、頭部2を異なる2軸方向のいずれかに回転移動させるために、右リンク6および左リンク8を捻る必要がない。したがって、右リンク6および左リンク8の全長をいずれも短くすることができる。この結果、右リンク6および左リンク8を備える頭部構造1をより小型化することができる。さらには、より小型化された頭部構造1を備えているロボット100を実現することができる。
2.回転軸51と回転軸71とが同一の軸(たとえばピッチ軸12)上に配置されているので、右リンク6および左リンク8の全長をいずれもさらに短くすることができる。このため、頭部構造1の内部をさらに省スペース化することができる。
3.右モータ5と左モータ7とが、ピッチ軸12と直交しかつロール軸11およびヨー軸13を含む平面を基準として、左右対称に配置されているので、ロボット100は、右モータ5および左モータ7を回転させた分だけ、頭部2を2軸方向のいずれかに回転移動させることができる。
4.摺動領域31が先端61の上下方向を覆い、摺動領域32が先端81の上下方向を覆うので、右リンク6および左リンク8が摺動した場合、右モータ5および左モータ7から動力が接続部3に効率的に伝達される。
5.摺動領域31における先端61が接触する面が平面であるので、先端61は摺動領域31を滑らかに摺動することができる。摺動領域32における先端81が接触する面が平面であるので、先端81は摺動領域31を滑らかに摺動することができる。これらのことから、頭部2を滑らかに回転移動させることができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、右モータ5および左モータ7は、同一の軸上に配置されていない。言い換えると、右モータ5の回転軸51と、左モータ7の回転軸71とは、それぞれ異なる軸上に配置されている。このような配置であっても、ロボット100は、右モータ5および左モータ7の回転をそれぞれ制御することによって、頭部2を肯かせたり、反り返らせたり、左右に傾けたりすることができる。本実施形態では、右モータ5および左モータ7が同一軸上に配列されていないので、頭部構造1において右モータ5および左モータ7を配置させる位置の自由度を、より高くすることができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、右モータ5および左モータ7は、ピッチ軸12と直交しかつロール軸11およびヨー軸13を含む平面を基準として、左右対称に配置されていない。このような配置であっても、ロボット100は、右モータ5および左モータ7の回転をそれぞれ制御することによって、頭部2を前後に頷かせたり、左右に傾けたりすることができる。本実施形態では、右モータ5および左モータ7が左右対称に配置されていないので、頭部構造1おいて右モータ5および左モータ7を配置する位置の自由度を、より高めることができる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、摺動領域31において右リンク6が摺動する面は、平面ではない。たとえば、右リンク6が摺動する面は、右リンク6の先端61を上下方向で覆う球状またはお椀形の曲面である。この構成によれば、右リンク6は摺動領域31を正常に摺動することができる。
本実施形態では、摺動領域32において左リンク8が摺動する面は、平面ではない。たとえば、左リンク8が摺動する面は、左リンク8の先端81を上下方向で覆う球状またはお椀形の曲面である。この構成によれば、左リンク8は摺動領域31を正常に摺動することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る装置(ロボット100)の可動構造(頭部構造1)は、可動部(頭部2)と、第1領域(摺動領域31)および第2領域(摺動領域32)を有し、かつ筐体(胴体4)に接続される接続部(3)と、前記可動部に固定され、かつ第1回転軸(回転軸51)を有する第1モータ(右モータ5)と、前記可動部に固定され、かつ第2回転軸(回転軸71)を有する第2モータ(左モータ7)と、前記第1領域において摺動可能なように前記接続部に接触しかつ前記接続部に接触可能な箇所が球形状である第1先端(先端61)を有し、かつ、前記第1回転軸に固定される第1リンク(右リンク6)と、前記第2領域において摺動可能なように前記接続部に接触しかつ前記第2領域に接触可能な箇所が球形状である第2先端(先端81)を有し、かつ前記第2回転軸に固定される第2リンク(左リンク8)とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、装置は、第1モータおよび第2モータを同一の回転方向に回転させることによって、可動部を装置の前回転方向(92)または後回転方向(91)に回転移動させることができる。さらに、装置は、第1モータおよび第2モータを互いに異なる回転方向に回転させることによって、可動部を装置の右回転方向(111)または左回転方向(112)に回転移動させることができる。
装置は、可動部を異なる2軸方向のいずれかに回転移動させるために、右リンクおよび左リンクを捻る必要がない。したがって、右リンクおよび左リンクの全長をいずれも短くすることができる。この結果、右リンクおよび左リンクを備える可動構造をより小型化することができる。
本発明の態様2に係る可動構造は、上記態様1において、前記第1回転軸と前記第2回転軸とが、同一の軸上に配置されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、可動構造の内部を省スペース化することができる。
本発明の態様3に係る可動構造は、上記態様2において、前記第1モータと前記第2モータとが、前記可動構造のピッチ軸(12)と直交しかつ前記可動構造のロール軸(11)および前記可動構造のヨー軸(13)を含む平面を基準として、左右対称に配置されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、装置は、第1モータおよび第2モータを回転させた分だけ、可動部を2軸方向のいずれかに回転移動させることができる。
本発明の態様4に係る可動構造は、上記態様1〜3のいずれかにおいて、前記第1領域は、前記第1先端の上下方向を覆い、前記第2領域は、前記第2先端の上下方向を覆うことを特徴としている。
上記の構成によれば、右リンクおよび左リンクが摺動した場合、動力が接続部に効率的に伝達される。
本発明の態様5に係る可動構造は、上記態様1〜4のいずれかにおいて、前記第1領域における前記第1先端が接触する面は、平面であり、前記第2領域における前記第2先端が接触する面は、平面であることを特徴としている。
上記の構成によれば、第1先端は第1領域を滑らかに摺動することができ、第2先端は第2領域を滑らかに摺動することができる。
本発明の態様6に係る装置は、上述した態様1〜5のいずれかの可動構造を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、より小型化された可動構造を備えている装置を実現することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
頭部構造1は、本発明に係る可動構造の一例にすぎない。上述した方法によって異なる2軸方向のいずれかに回転移動される、頭部以外の可動部(腕部、脚部、および腰部など)を備えている各種の可動構造(腕部構造、脚部構造、および腰部構造など)、および当該可動構造を備えているロボットも、本発明の技術的範囲に含まれる。
ロボット100は、本発明に係る装置の一例に過ぎない。上述した方法によって異なる2軸方向のいずれかに回転移動される可動部を備えている可動構造、および当該可動構造を備えているロボット以外の装置(家電装置など)も、本発明の技術的範囲に含まれる。
1 頭部構造(可動構造)、2 頭部(可動部)、3 接続部、4 胴体(筐体)、5 右モータ(第1モータ)、6 右リンク(第1リンク)、7 左モータ(第1モータ)、8 左リンク(第2リンク)、11 ロール軸、12 ピッチ軸、13 ヨー軸、31 摺動領域(第1領域)、32 摺動領域(第2領域)、51 回転軸(第1回転軸)、71 回転軸(第2回転軸)、61 先端(第1先端)、81 先端(第2先端)、91 後回転方向、92 前回転方向、100 ロボット(装置)、101 前方向、102 後方向、111 右回転方向、112 左回転方向

Claims (6)

  1. 可動部と、
    第1領域および第2領域を有し、かつ筐体に接続される接続部と、
    前記可動部に固定され、かつ第1回転軸を有する第1モータと、
    前記可動部に固定され、かつ第2回転軸を有する第2モータと、
    前記第1領域において摺動可能なように前記接続部に接触しかつ前記第1領域に接触可能な箇所が球形状である第1先端を有し、かつ、前記第1回転軸に固定される第1リンクと、
    前記第2領域において摺動可能なように前記接続部に接触しかつ前記第2領域に接触可能な箇所が球形状である第2先端を有し、かつ前記第2回転軸に固定される第2リンクとを備えていることを特徴とする装置の可動構造。
  2. 前記第1回転軸と前記第2回転軸とが、同一の軸上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の可動構造。
  3. 前記第1モータと前記第2モータとが、前記可動構造のピッチ軸と直交しかつ前記可動構造のロール軸および前記可動構造のヨー軸を含む平面を基準として、左右対称に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の可動構造。
  4. 前記第1領域は、前記第1先端の上下方向を覆い
    前記第2領域は、前記第2先端の上下方向を覆うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の可動構造。
  5. 前記第1領域における前記第1先端が接触する面は、平面であり、
    前記第2領域における前記第2先端が接触する面は、平面であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の可動構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の可動構造を備えていることを特徴とする装置。
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