JP2013205518A - 映像表示装置 - Google Patents

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Tatsuta Murakami
立太 村上
Motohiko Azumaguchi
元彦 東口
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Abstract

【課題】 表示部を揺動させることが可能な映像表示装置において、小型化、低故障率化、低コスト化、及び/又は、構造の簡単化を図る。
【解決手段】 映像投影装置11及び映像投影装置11の投影光12を受けて映像を表示する表示部14を有する映像ユニット10と、映像投影装置11と表示部14の間の位置で映像ユニット10を揺動可能に支持する関節部20を備える映像表示装置1において、表示部14と映像投影装置11の位置を固定し、関節部20に映像投影装置11からの投影光12を通過させる透光部を形成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、人型模型における頭部等の表示部に映像を表示する映像表示装置に関する。
特許文献1には、頭部を揺動(首振り等)させることが可能な機械式の人型模型が記載されている。
特許文献1の人型模型は、ユニバーサルジョイント6,8やボールジョイント21,22等を使用することにより関節機構をコンパクト化したものであるが、顔の動作は瞼35,36や顎29が開閉する程度であり、喜怒哀楽等の表情を十分に表現することはできない。
これに対して、映像投影装置(プロジェクター)の映像を頭部(顔)のスクリーン(表示部)に映写する映像式の人型模型が知られている。この場合は、映像を使用するので、表情を自由に表現することが可能である。
しかし、一般的な映像投影装置は、8インチ程度の画面サイズを表示するのに少なくとも20cm程度の投射距離(投影距離)が必要であり、これより投射距離の短い映像投影装置は、特殊な光学系を使用するため、非常に高価である。そのため、一般的な映像投影装置を使用する限り、映像投影装置は胴体部分などの空きスペースに設置せざるを得なかった。
特開平9−225146号公報 特開2009−069789号公報
上記のような映像式の人物模型において、頭部を揺動可動にした場合には、頭部の揺動によって映像投影装置に対するスクリーンの位置が変わるため、頭部の造形に対して映像がずれたり、焦点がずれたりといった問題が生じる。
特許文献2は、この問題に対処したものであり、頭部9の揺動に合わせて、映像投影装置1の光路上に配置したミラー13を頭部9の揺動角度の1/2の角度で回転させる方式を採用している。
しかし、特許文献2の方式では、ミラー13の回転制御に精密な機械装置が必要であり、コストアップや故障の要因となる。固定ミラー15や投写レンズ8の大きさとの関係で、頭部9の回転角度も大幅に制限される。また、この方式は、頭部9が一軸回転の場合は実現可能かもしれないが、回転の自由度を高める(2軸回転にするなど)と、ミラー13の回転制御は極めて複雑になると考えられ、大幅なコストアップは避けられない。更に、この方式では、スペースの狭い首部に頭部を揺動させるための関節機構だけでなく、ミラー13の回転機構まで収容しなければならないため、首の細い女性をモデルとした人物模型でこの方式を採用することは困難である。
本発明は、上記問題に鑑みて、以下のいずれか一以上の目的を達成するためになされたものである。
本発明の目的は、表示部を揺動させることが可能な映像表示装置であって、小型化、低故障率化、低コスト化、及び/又は、構造の簡単化を図ることが可能な映像表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、表示部を揺動させることが可能な映像表示装置であって、映像のずれや焦点のずれ等を簡易な構造で防止することが可能な映像表示装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、首振り等の動作が可能な映像式の模型やロボットに適用される映像表示装置であって、小型化、低故障率化、低コスト化、及び/又は、構造の簡単化を図ることが可能な映像表示装置、或いは、映像のずれや焦点のずれ等を簡易な構造で防止することが可能な映像表示装置を提供することにある。
本発明は、
基部と、
映像投影装置及び前記映像投影装置の投影光を受けて映像を表示する表示部を有する映像ユニットと、
前記映像投影装置と前記表示部の間の位置で前記映像ユニットを前記基部に対して揺動可能に支持する関節部を備える映像表示装置であって、
前記表示部は、前記映像投影装置に対して位置が固定されており、
前記関節部に、前記映像投影装置からの前記投影光を通過させる透光部が形成されていることを特徴とする映像表示装置である。
本発明の映像投影装置は、投影光を投影することで映像を表示させる任意の装置である。映像投影装置の例には、プロジェクターが含まれる。映像投影装置は、投射距離を短くするための特殊な光学系を使用しないこと(例えば、画面サイズが7〜10インチの場合なら、投射距離が15cm〜25cmであること)が好ましい。
本発明の表示部は、映像投影装置の投影光を受けて映像を表示できる部分、機構、部材等を意味する。表示部の形状は任意である。表示部は面(表示面)であり得る。表示面は、平面でも曲面でも良い。本発明を人型模型に適用する場合は、表示部を顔の輪郭形状にすることが好ましい。表示部の材質は任意であるが、好ましい実施形態では、既製のスクリーン素材板で表示部を形成することが可能である。また、既製のPET素材板(白や黒など)で表示部を形成することも可能である。
本発明の関節部は、映像ユニットを揺動可能に支持する部材、機構、部分等を意味する。
本明細書では、揺動の語は回転を含む意味で使用されている。
本発明では、表示部が映像投影装置に対して位置が固定されているため、表示部を揺動させた際の映像の位置ずれや焦点のずれなどの問題が解消される。
また、映像投影装置と表示部の間の位置で映像ユニットを揺動可能に支持する関節部に投影光を通過させる透光部が形成されているため、表示部の揺動機構を小型化、簡略化、及び/又は、低故障率化することが可能であり、投影光が揺動機構に干渉される心配なしに、表示部の揺動角度を大きくし、或いは、揺動の自由度を高めるなど、表示部の揺動パターンを豊富にすることが可能である。
本発明では、関節部の内部に空間を形成し、この空間に透光部を形成することが可能であり、或いは、関節部の内部に投影光が通過可能な透明部材を配置し、この透明部材に透光部を形成することも可能である。
本発明では、前記関節部は、前記透光部の外側に配置され、所定方向の第1の軸の周りで前記映像ユニットを揺動可能に支持する一対の第1支持部を有することが好ましい。
かかる発明では、両持支持構造とすることで支持の安定化を図ることが可能である。第1支持部は、透光部の両側に配置され得る。
本発明では、前記関節部は、前記透光部の外側に配置され、前記第1の軸と異なる方向の第2の軸の周りで前記映像ユニットを揺動可能に支持する一対の第2支持部を更に有することが好ましい。
かかる発明では、両持支持構造による支持の安定化を図るとともに、表示部を2軸周りで揺動させることが可能になる。第2支持部は、透光部の両側に配置され得る。
本発明では、前記関節部が、第1の孔が形成された概略球形のボールと、第2の孔が形成された前記ボールが嵌合する凹部材を有し、前記第1及び第2の孔に前記透光部が形成されていることが好ましい。
かかる発明では、より簡略化された構造で、表示部の揺動の自由度を高めることが可能である。
本発明では、所定方向の第3の軸の周りで前記映像ユニットを揺動可能に支持する第3支持部を更に有することが好ましい。
かかる発明では、表示部の揺動の自由度を更に高めることができる。
本発明では、前記映像ユニットを揺動駆動するアクチュエータを更に備えることが好ましい。
かかる発明では、表示部を動力により揺動動作させることが可能になる。
本発明では、頭部及び前記頭部の下方に位置する胴部を更に備え、前記表示部は、前記頭部の前面に形成され、前記映像投影装置は、前記胴部に収容されており、前記頭部に、前記映像投影装置からの前記投影光を前記表示部に向けて反射するミラーが収容されていることが好ましい。
図1(A)は、本発明の一実施形態に係る映像表示装置1を示す正面図。図1(B)は、その側面図。 図2(A),(B)は、側板31を取り外した状態の構造体3を前方及び後方から示す斜視説明図。 図3は、構造体3を分解して示す説明図。 図4(A)は、凸面ミラー13Aを使用した映像表示装置1を示す説明図。図4(B)は、投影光12の光路上に凸レンズ(広角レンズ)13Bを配置した映像表示装置1を示す説明図。 図5は、関節体20を拡大して示す斜視図。図5(B)は、その平面図。 図6(A)〜(D)は、映像ユニット10の回転の様子を示す説明図。 図7は、変形形態に係る関節体40を用いた映像表示装置1を示す説明図。 図8(A)は、関節体40を示す斜視図。図8(B)は、その背面図。図8(C)は、図8(B)におけるA−A断面図。 図9は、映像表示装置1を用いた応対ユニット50を示す説明図。
以下、本発明を人型の模型(造形物)又はロボットに適用した場合を例として好ましい実施形態を説明する。
図1(A)は、本発明の一実施形態に係る映像表示装置1を示す正面図であり、図1(B)は、その側面図である。
図1(A),(B)に示すように、本実施形態の映像表示装置1は、映像表示装置1の外面を構成する模型部分2及び模型部分2の内部空間に配置された構造体3を有している。
模型部分2の形状は任意であるが、本例の模型部分2は、頭部2a,首部2b,胴部2c等を有する人型の形状である。模型部分2は、プラスチック、金属、布等の任意の材料で形成し得る。
図2(A),(B)は、側板31を取り外した状態の構造体3を前方及び後方から示す斜視説明図である。図3は、構造体3を分解して示す説明図である。
図示のように、構造体3は、映像ユニット10,関節体20及び基部30を有している。
映像ユニット10は、映像投影装置11と、映像投影装置11が照射する投影光12の光路に配置されたミラー13及び表示部14と、映像投影装置11,ミラー13及び表示部14を固定するためのフレーム15を有している。
映像投影装置11は、投影光12を投影することで映像を表示させることができる任意の装置である。映像投影装置11は、プロジェクターであり得る。映像投影装置11には、投射距離の短い小型のモバイルプロジェクターを好ましく使用し得る。本実施形態の映像投影装置11は、8インチ程度の画面サイズを表示するのに15〜25cmの投射距離を有し得る。
ミラー13は、映像投影装置11からの投影光12を表示部14の方向に反射させるためのものである。ミラー13は、表面蒸着ミラーが望ましい。安価な裏面蒸着ミラーの場合、表面側の透明材料の反射、屈折等が悪影響し、映像が2重に映るゴーストの恐れがあるためである。ただし、この問題は、裏面蒸着ミラーの表面に反射防止フィルムを貼ることでも解決可能である。映像投影装置11と表示部14が直線上に配置される場合には、ミラー13は不要である。図4(A)に示すように、凸面ミラー13Aを使用することにより、或いは、図4(B)に示すように、投影光12の光路上に凸レンズ(広角レンズ)13Bを配置することにより、映像の映写サイズを拡大し、或いは、映像投影装置11の投射距離を短縮することが可能である。図示のように、凸レンズ13Bを映像投影装置11とミラー13の間に配置した場合には、ミラー13と表示部14の間に配置する場合と比べて、サイズの小さいレンズを使用できるため経済的である。
表示部14には、映像投影装置11の映像を表示できる任意の部材を使用し得る。表示部14は、例えば、既製のスクリーン素材板等により構成される背面投写型のスクリーンであり得る。表示部14の形状は任意であるが、本実施形態の表示部14は、人の顔の輪郭形状を有する。表示部14は、模型部分2とともに、映像表示装置1の外面を形成する。
映像投影装置11,ミラー13及び表示部14は、フレーム15に固定される。固定の方法は、かしめやネジ止め、接着など、任意である。これにより、映像投影装置11,ミラー13及び表示部14の相対的な位置関係が固定される。フレーム15は、板金などの硬質部材であり得る。
フレーム15は、映像投影装置11の上方(模型部分2の首部2bに対応する位置)に投影光12の光路を挟んで前後方向(X方向/図1参照)に所定距離だけ離間した一対の対向板16a,16bを有する。対向板16a,16bは、板金等の単一の部材をコの字状に折り曲げて形成することができる。対向板16a,16bの間には、関節体20を収容できる空間が形成される。
対向板16a,16bには、関節体20のシャフト24a,24bを回転(揺動)可能に支持する軸受17a,17bが形成されている。軸受17a,17b(及び後述のシャフト24a,24b)は、投影光12の光路上における映像投影装置11と表示部14の間(映像投影装置11とミラー13の間)に位置する。
フレーム15は、更に、左右方向(Y方向/図1参照)に所定距離だけ離間した係合部18a,18bを有する。係合部18a,18bには、後述の伝達ロッド37a,37bが連結される。係合部18a,18bは、後述のシャフト25a,25b、軸受33a,33bに対して前後方向(図の例では、後方)に離間した位置に配置される。
図5は、関節体20を拡大して示す斜視図であり、図5(B)は、その平面図である。
関節体20は、前後方向に所定距離だけ離間した一対の対向板21a,21bと、左右方向に所定距離だけ離間した一対の対向板22a,22bを有する上下面開放の中空の枠形状(直方体形状)の部材である。
対向板21a,21bには、前後方向の第1の軸(ロール軸)R1に沿って所定距離だけ離間する一対のシャフト24a,24bが取り付けられている。シャフト24a,24bは、関節体20の外方にのみ延出し、内側への延出はなるべく少なくされている。
対向板22a,22bには、左右方向の第2の軸(ピッチ軸)R2に沿って所定距離だけ離間する一対のシャフト25a,25bが取り付けられている。シャフト25a,25bは、関節体20の外方にのみ延出し、内側への延出はなるべく少なくされている。
上記構成の関節体20では、シャフト24a,24b,25a,25bの間(或いは、対向板21a,21b,22a,22b及びシャフト24a,24b,25a,25bの間)に投影光12が通過可能な空間23が形成される。
基部30は、左右方向に離間した一対の側板31a,31bを有し、側板31a,31bの上部(模型部分2の首部2bに対応する位置)には、左右方向に所定距離だけ離間した一対の対向板32a,32bが取り付けられている。各対向板32a,32bには、軸受33a,33bが形成されている。
関節体20は、シャフト24a,24bを軸受17a,17bに回動自在に挿通させて、対向板16a,16bの間に収容される。これにより、映像ユニット10を関節体20(関節体20及び基部30)に対して第1の軸R1の周りで回転させることが可能になる。このとき、映像投影装置11と関節体20は、映像投影装置11の投影光12が空間23を通過する位置関係で配置され、空間23の全部又は一部は、映像投影装置11の投影光12が通過する透光部となる。シャフト24a,24b又はシャフト24a,24bと軸受17a,17b(以下、「シャフト24等」と言う。)は、投影光12(透光部)の外側に配置される。
側板31aと側板31bは、映像ユニット10を第1の軸R1の周りで回転させたときに、映像ユニット10の下方部分(図示の例では、映像投影装置11)が側板31a,31bに接触しない適切な距離だけ離間して配置される。
対向板22a/シャフト25aと対向板22b/シャフト25bは、映像ユニット10を第1の軸R1の周りで回転させたときに、投影光12が対向板22a,22b,シャフト25a,25bに干渉されない適切な距離だけ離間して配置される。対向板21a/シャフト24aと対向板21b/シャフト24bは、投影光12が対向板21a,21b,シャフト24a,24bに干渉されない適切な距離だけ離間して配置される。
関節体20は、シャフト25a,25bを軸受33a,33bに回動自在に挿通させて、対向板32a,32bの間の空間に収容される。これにより、関節体20(映像ユニット10及び関節体20)を基部30に対して第2の軸R2の周りで回転させることが可能になる。シャフト25a,25b又はシャフト25a,25bと軸受33a,33b(以下、「シャフト25等」と言う。)は、投影光12(透光部)の外側に配置される。映像ユニット10を第2の軸R2の周りで回転させたときに、映像ユニット10の下方部分(図示の例では、映像投影装置11)が他の部材に接触しないように、映像ユニット10の前後には、十分な空間が確保される。
上記により、関節体20は、映像ユニット10を第1及び第2の軸R1,R2の周りで回転可能に支持する2軸ジンバルとして機能する。
上記実施形態におけるシャフト24等は、本発明の一対の第1支持部に対応し、シャフト25等は、本発明の一対の第2支持部に対応し得る。関節体20及び/又はシャフト24等及び/又はシャフト25等(以下、「関節体20等」と言う。)は、本発明の関節部に対応し得る。
基部30は、更に、映像ユニット10を揺動駆動する一対の第1アクチュエータ34a,34bと、各第1アクチュエータ34a,34bに連結された伝達ロッド37a,37bを有する。
第1アクチュエータ34a,34bは、映像ユニット10を揺動駆動することができる任意の部材を使用し得るが、図示の例では、モータ35a,35bと、モータ35a,35bの駆動によって概略上下方向(Z方向/図1参照)に進退動作を行うボールネジ36a,36bを有するリニアアクチュエータが使用されている。モータ35a,35bにサーボモータを使用することでボールネジ36a,36bの進退動作を数値制御することが可能となる。
伝達ロッド37a,37bは、第1アクチュエータ34a,34bの駆動を映像ユニット10に伝達するための棒状の部材であり、各伝達ロッド37a,37bの上端は、映像ユニット10の係合部18a,18bに接続され、下端は、ボールネジ36a,36bの上端に接続されている。伝達ロッド37a,37bと係合部18a,18bの接続及び/又は伝達ロッド37a,37bとボールネジ36a,36bの接続には、ボールジョイントやユニバーサルジョイント等の継手部材を使用することが可能である。
上記実施形態の映像表示装置1では、第1アクチュエータ34a,34bにより映像ユニット10を第1,第2の軸R1,R2の周りで前後左右に(ロール方向及びピッチ方向に)回転させることが可能である。
すなわち、モータ35a,35bによって左右のボールネジ36a,36bを同量だけ上昇させると、伝達ロッド37a,37bを介して左右の係合部18a,18bが同量だけ上方に移動し、これにより、関節体20が第2の軸R2の周りで前傾方向に回転し、これに伴って映像ユニット10が前傾方向に回転する(図6(A),(B)参照)。逆に、左右のボールネジ36a,36bを同量だけ下降させると、伝達ロッド37a,37bを介して左右の係合部18a,18bが同量だけ下方に移動し、これにより、関節体20が第2の軸R2の周りで後傾方向に回転し、これに伴って映像ユニット10が後傾方向に回転する。
また、右のボールネジ36aの上昇量だけ左のボールネジ36bを下降させると(或いは、右のボールネジ36aを上昇させて左のボールネジ36bを下降させると)、右の係合部18aは左の係合部18bに対して相対的に上方に移動し、これにより、映像ユニット10が第1の軸R1を中心として左方向に回転する(図6(C)参照)。逆に、左のボールネジ36bの上昇量だけ右のボールネジ36aを下降させると(或いは、左のボールネジ36bを上昇させて右のボールネジ36aを下降させると)、左の係合部18bが右の係合部18aに対して相対的に上方に駆動され、これにより、映像ユニット10が第1の軸R1の周りで右方向に回転する。
上記第1,第2の軸R1,R2の周りの回転を組み合わせることで(ボールネジ36a,36bの上昇量及び下降量を組み合わせることで)、映像ユニット10乃至頭部2aにうなずきや首傾げなどの多様な動作を行わせることが可能である。映像ユニット10を前傾方向及び左方向に回転させた状態を図6(D)に示す。
また、映像投影装置11と表示部14の間の位置で映像ユニット10を揺動自在に支持する関節体20等が投影光12を通過させる透光部を有するため、表示部14の揺動機構を小型化、低故障率化することが可能であり、投影光が揺動機構に干渉される心配なしに、表示部14の揺動パターンを豊富にすることが可能である。
上記実施形態では、シャフト24a,24bが関節体20側に取り付けられており、軸受17a,17bが映像ユニット10側に取り付けられているが、シャフト24a,24bを映像ユニット10側に取り付け、軸受17a,17bを関節体20側に取り付けることも可能である。同様に、上記実施形態では、シャフト25a,25bが関節体20側に取り付けられており、軸受33a,33bが基部30側に取り付けられているが、シャフト25a,25bを基部30側に設け、軸受33a,33bを関節体20側に設けることも可能である。
図7は、変形形態に係る関節体40を用いた映像表示装置1を示す説明図である。図8(A)は、関節体40を示す斜視図であり、図8(B)は、その背面図であり、図8(C)は、図8(B)におけるA−A断面図である。
図示のように関節体40は、球形に湾曲した外面を有するボール41と、ボール41が嵌合する球形に湾曲した内面を有する凹部材42を備えるボールジョイントであり、ボール41には上下方向に貫通する第1の孔43が形成され、凹部材42には上下方向に貫通する第2の孔44が形成されている。ボール41には、前後方向に延びる軸45を介して左右方向に所定距離だけ離間した係合部46a,46bが一体に取り付けられている。係合部46a,46bは、伝達ロッド37a,37bを介して第1アクチュエータ34a,34bに連結される。凹部材42の背面には、上下方向に延びる長穴47が形成されており、ボール41の軸45は、長穴47により、回転及び上下方向へのスライド動自在に支承される。
本変形形態の関節体40では、ボール41を映像ユニット10に固定し、凹部材42を基部30に固定することにより、映像ユニット10を基部30に対して揺動可能に支持することが可能である。映像ユニット10の回転は、軸45の周りの回転(ロール方向の回転)と軸45が長穴47に沿って上下にスライドすることによる回転(ピッチ方向の回転)に限定されるため、映像ユニット10が捻れてしまうことが防止できる。ボール41と映像ユニット10の取付位置は、第1の実施形態と同様、映像投影装置11と表示部14の中間(映像投影装置11とミラー13の中間)とすることができる。ボール41を基部30に固定し、凹部材42に映像ユニット10を固定することも可能である。
ボール41の第1の孔43の全部又は一部が映像投影装置11から表示部14に向かう投影光12を通過させる透光部となり、関節体40を有する映像表示装置1は、関節体20を有する映像表示装置1について上記したと同様の効果を達成する。
映像表示装置1は更に、基部30を上下方向の第3軸R3の周りで回転可能に支持する軸受構造38と、基部30を回転駆動するための第2アクチュエータ39を有し得る。第2アクチュエータ39には、第1アクチュエータ34a,34bと同様の構成を有し得る。
第2アクチュエータ39により基部30を第3軸R3の周りで回転させることにより、映像ユニット10乃至頭部2aに左右の首振り動作を行わせることが可能である。従って、本実施形態の映像ユニット10乃至頭部2aは、3軸(軸R1〜R3)周りでの回転が可能である。
図9は、会社やビルの受付で使用し得る映像表示装置1を用いた応対ユニット50を示す説明図である。
応対ユニット50は、映像表示装置1、受付台51、制御装置52、人感センサー53、モニタ54、スピーカ55、マイク56、電話57等を有し得る。
制御装置52は、CPU及び記憶装置を備えるコンピュータで構成し得る。記憶装置は、ROM、RAM、ハードディスク等で構成し得る。
記憶装置には、CPUの動作に必要となるプログラムやマイク56で拾った音声を認識する音声認識ソフト、会社の担当者の氏名や内線番号等の名簿データ、スピーカ55から出力する音声データ、表示部14に表示する表情の映像データ等が記憶されている。映像データは、実写でもアニメーションでも良い。
上記応対ユニット50は、受付台51の前の利用者を人感センサー53で感知し、スピーカ55からの音声、表示部14の映像及び映像ユニット10(頭部2a)の揺動動作を用いた応対を行うものである。
具体的には、利用者の接近を検知したときに、笑顔の映像を表示部14に表示して、「いらっしゃいませ」等の音声をスピーカ55から出力し、利用者がマイク56に向かって担当者名を入力すると、その担当者の内線番号をモニタ54に表示する。利用者は、モニタ54の表示を見て担当者に電話をすることができる。モニタ54をタッチパネル式にする場合は、マイク56で拾った音声から担当者の候補を一覧でモニタ54に表示し、利用者がタッチパネルで担当者を指定したときに内線番号を表示するようにしても良い。
本実施形態の応対ユニット50は、映像ユニット10(頭部2a)の揺動動作が可能であり、任意の映像を表示部14に表示することが可能であるため、品質の高い応対を行うことが可能である。例えば、利用者の接近を検知したときに、頭部2aを左又は右に傾けてにっこり笑った表情を表示部14に表示させ、応対がうまくいかないとき(音声認識ソフトで認識した担当者が名簿データに含まれていない場合など)には、頭部2aを前傾させてがっかりした表情を表示部14に表示させるなどである。
人の形状の模型部分2を有する映像表示装置1は、応対ユニット50の例のように、接客ロボットとして使用することが可能である。同様の例としては、遊園地等の施設で案内を行う案内ロボットとして使用し、書店等の検索端末と組み合わせて検索ロボットとして使用し、カジノやゲームセンターのポーカーゲーム機やメダルゲーム機と組み合わせてディーラーロボットとして使用し、占いゲーム機と組み合わせて占いロボットとして使用し、ショップ等の店頭で呼び込み等を行う呼び込みロボットとして使用するなどが考えられる。
模型部分2を動物やアニメのキャラクタの形状にすることで、ペットロボットや玩具として使用することも可能である。
本発明の映像表示装置は、模型部分2を有さないことも可能である。例えば、ゲーム画面を表示する表示部がゲームの進行に応じて揺動するゲーム機などである。具体例としては、遊技者がゲームに際して着座等する第1,第2の場所(サテライト/操作卓)と、第1の遊技者が使用する第1遊技装置と、第2の遊技者が使用する第2遊技装置を有し、第1の条件が満たされたとき(例えば、遊技機が抽選を行うものである場合、第1遊技装置で抽選が当たりになったとき)には、表示部を第1の場所に向くように回転させた状態で表示部にゲーム画面を表示し、第2の条件が満たされたとき(例えば、第2遊技装置で抽選が当たりになったとき)には、表示部を第2の場所に向くように回転させた状態で表示部にゲーム画面を表示するゲーム機が考えられる。
1・・・映像表示装置
2・・・模型部分
3・・・構造体
10・・・映像ユニット
12・・・投影光
13・・・ミラー
14・・・表示部
15・・・フレーム
16a,16b・・・対向板
17a,17b・・・軸受
18a,18b・・・係合部
20・・・関節体
21a,21b,22a,22b・・・対向板
23・・・空間
24a,24b,25a,25b・・・シャフト
30・・・基部
31・・・側板
32a,32b・・・対向板
33a,33b・・・軸受
34a,34b・・・第1アクチュエータ
37a,37b・・・伝達ロッド
38・・・軸受構造
39・・・第2アクチュエータ
40・・・関節体
41・・・ボール
42・・・凹部材
43・・・第1の孔
44・・・第2の孔45・・・軸
46a,46b 係合部
47・・・長穴
50・・・応対ユニット
51・・・受付台
52・・・制御装置
53・・・人感センサー
54・・・モニタ
55・・・スピーカ
56・・・マイク
57・・・電話

Claims (8)

  1. 基部と、
    映像投影装置及び前記映像投影装置の投影光を受けて映像を表示する表示部を有する映像ユニットと、
    前記映像投影装置と前記表示部の間の位置で前記映像ユニットを前記基部に対して揺動可能に支持する関節部を備える映像表示装置であって、
    前記表示部は、前記映像投影装置に対して位置が固定されており、
    前記関節部に、前記映像投影装置からの前記投影光を通過させる透光部が形成されていることを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記関節部は、内部に空間を有し、前記空間に前記透光部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の映像投影装置。
  3. 前記関節部は、前記透光部の外側に配置され、所定方向の第1の軸の周りで前記映像ユニットを揺動可能に支持する一対の第1支持部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の映像表示装置。
  4. 前記関節部は、前記透光部の外側に配置され、前記第1の軸と異なる方向の第2の軸の周りで前記映像ユニットを揺動可能に支持する一対の第2支持部を更に有することを特徴とする請求項3に記載の映像表示装置。
  5. 前記関節部が、
    第1の孔が形成された概略球形のボールと、
    第2の孔が形成された前記ボールが嵌合する凹部材を有し、
    前記第1の孔に前記透光部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  6. 所定方向の第3の軸の周りで前記映像ユニットを揺動可能に支持する第3支持部を更に有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の映像表示装置。
  7. 前記映像ユニットを揺動駆動するアクチュエータを更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の映像表示装置。
  8. 頭部及び前記頭部の下方に位置する胴部を更に備え、
    前記表示部は、前記頭部の前面に形成され、
    前記映像投影装置は、前記胴部に収容されており、
    前記頭部に、前記映像投影装置からの前記投影光を前記表示部に向けて反射するミラーが収容されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の映像表示装置。
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