JP6645708B1 - 電力変換器 - Google Patents

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【課題】スイッチング損失のばらつきを平衡化することでスイッチング素子の最大損失を低減する電力変換器を得る。【解決手段】第1のスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104で構成されたインバータ回路100とトランス105と整流回路106を備え、第1のスイッチング素子と第4のスイッチング素子がオンするタイミングT7、T0が所定時間Ta4だけずれており、第2のスイッチング素子と第3のスイッチング素子がオンするタイミングT3、T4が所定時間Ta2だけずれており、第4及び第3のスイッチング素子のスイッチングタイミングは第1及び第2のスイッチング素子のスイッチングタイミングよりも所定時間だけ遅い場合を負の所定時間、所定時間だけ早い場合を正の所定時間とし、その所定時間の正負を予め定めた単位時間毎に変更して制御するようにした。【選択図】図2

Description

本願は、トランスの1次側にフルブリッジ構成のインバータ回路を有し、2次側に整流回路を有した電力変換器に関するものである。
トランスの1次側がフルブリッジ構成のインバータ回路、トランスの2次側が整流回路の絶縁型DC/DCコンバータは、シンプルな回路構成のため構成部品が少ない一方、スイッチング損失が大きいことが課題である。
ターンオンに関して、全てのスイッチング素子がオフしている状態では、トランスの漏れインダクタンスまたはスイッチング素子の寄生容量との間で共振現象が発生するため、ターンオンのタイミングによってターンオン電圧が変動し、ターンオン損失が変動する。理想的には中間電位でのターンオンであるが、ターンオンのタイミング次第でターンオン損失は増大してしまうため、コンバータの冷却器の設計はターンオン損失が最大で行う必要がある。
ターンオフに関しても、ハードスイッチング(電圧と電流を遮断する)方式では対角のスイッチング素子を同時にオフするが、実際は基板パターンの寄生インダクタンスまたはゲート抵抗のばらつきにより、完全に同時とはならず、先にオフしたスイッチング素子のターンオフ損失が増大してしまう。よってコンバータの冷却器の設計としては、ターンオフ損失も最大と考えて設計を行う必要がある。上述の通り、ターンオン損失、ターンオフ損失共に最大で冷却器の設計を行う必要があるため、冷却器は大型化し、コストも増加する。
また近年、SiC(Silicon Carbide)またはGaN(Gallium Nitride)のような低オン抵抗及び高速スイッチングを特徴するスイッチング素子が注目されているが、これらのスイッチング素子は、入力容量Cissまたは出力容量Cossなどの浮遊容量が、従来のSi(Silicon)- MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)より1桁程度小さいことを利用して、高速スイッチングを実現している。
この高速スイッチングはスイッチング素子の低損失化と高周波化を実現しており、電力変換器の高効率化と小型化を実現している。しかし上述したスイッチング損失が大きいという課題は、SiCまたはGaNを用いても同様である。従来のSi- MOSFETを使用するよりは有利であるが、ターンオン損失、ターンオフ損失共に最大で冷却器の設計を行う必要があり、冷却器は大型化し、コストも増加するという部分は変わらない。
特許文献1には、ターンオン損失を低減させるために、共振によって変動しているターンオン電圧が極小値に達したときにスイッチング素子をオンする手段が記載されている。これは、共振周期は回路定数または寄生成分で決定されるため一定であると仮定し、共振の極小値に達したときにスイッチングを行う方法である。
また特許文献2には、ターンオン損失、ターンオフ損失を低減させるために、電流及び電圧の検出器の値がゼロとなったタイミングでスイッチング素子をオンする手段が記載されている。これは、共振コンデンサ、補助リアクトル、共振リアクトルを追加し、ゼロ電圧、ゼロ電流スイッチングを位相シフト制御により実現しているものである。
特開2011−101497号公報 特許第4250329号公報
しかしながら上記の特許文献1に記載の従来のものは、共振の極小値でしかスイッチングを行わないため、実効オン期間(duty)は連続的な値がとれず、飛び飛びの値でしかスイッチングを行わないことになり、制御性が大幅に低下する。制御性を向上させるためには実効オン期間(duty)の値を連続的に取れるようにするため、極小値ではない状態でのスイッチングが必要となるが、その場合、スイッチング損失が低減できない。
特許文献2に記載の従来のものは、共振コンデンサ、補助リアクトル、共振リアクトルなどの構成部品の追加が必要のため、電力変換器の大型化とコストが増加となる。
本願は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、構成部品を増やすことなく、制御性を悪化させることなく、スイッチング素子のばらつきを考慮したスイッチング損失の低減が可能な電力変換器を提供することを目的とするものである。
本願に係る電力変換器は、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子を直列に接続した第1の直列回路と第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子を直列に接続した第2の直列回路を有し、第1の直列回路と第2の直列回路が直流電源に並列に接続されて構成されたインバータ回路と、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子の接続点と第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子の接続点との間に1次巻線が接続されたトランスと、トランスの2次巻線に接続された整流回路と、第1のスイッチング素子から第4のスイッチング素子のスイッチングタイミングを制御する制御部を備え、制御部は、第1のスイッチング素子が第2のスイッチング素子および第3のスイッチング素子と同時にオンしている状態が無く、かつ第4のスイッチング素子が第2のスイッチング素子および第3のスイッチング素子と同時にオンしている状態が無いように制御し、更に制御部は、第1のスイッチング素子と第4のスイッチング素子のスイッチングタイミングおよび第2のスイッチング素子と第3のスイッチング素子のスイッチングタイミングがそれぞれ所定時間だけずれるように制御し、第1のスイッチング素子のスイッチングタイミングを基準とし、第4のスイッチング素子のスイッチングタイミングが第1のスイッチング素子のスイッチングタイミングよりも所定時間だけ遅くスイッチングする場合を正の所定時間、早くスイッチングする場合を負の所定時間とし、かつ第2のスイッチング素子のスイッチングタイミングを基準とし、第3のスイッチング素子のスイッチングタイミングが第2のスイッチング素子のスイッチングタイミングよりも所定時間だけ遅くスイッチングする場合を正の所定時間、早くスイッチングする場合を負の所定時間とし、所定時間の正負を予め定めた単位時間毎に変更すると共に、所定時間は第1のスイッチング素子から第4のスイッチング素子の少なくとも逆導通期間以上で設定ようにしたものである。
本願は、フルブリッジ構成のスイッチング素子のうち、対角にあるスイッチング素子のスイッチングタイミングを所定時間ずらし、その所定時間を早くする制御期間と遅くする制御期間を単位時間毎に変更することで、制御性の悪化及び追加部品が無く、スイッチング損失のばらつきを平衡化することができるため、スイッチング素子のばらつきを考慮したスイッチング損失が低減可能である。
実施の形態1に係る電力変換器の回路構成図である。 実施の形態1による各部の動作波形図である。 実施の形態1による各部の動作波形図である。 実施の形態2によるゲート信号波形図である。 実施の形態2によるゲート信号波形図である。 実施の形態3によるゲート信号波形図である。 実施の形態3によるゲート信号波形図である。
実施の形態1.
以下、本願の実施の形態1における電力変換器を図1から図3に基づいて説明する。図1は実施の形態1による電力変換器の回路構成図である。
図1の電力変換器は絶縁型のフルブリッジDC/DCコンバータであり、インバータ回路100と、このインバータ回路100に1次巻線が接続されたトランス105と、トランス105の2次巻線に接続された整流回路106を備えている。
インバータ回路100は、第1のスイッチング素子101と第2のスイッチング素子102を直列に接続した第1の直列回路と、第3のスイッチング素子103と第4のスイッチング素子104を直列に接続した第2の直列回路を有し、第1の直列回路及び第2の直列回路が直流電源110に並列に接続されて構成されている。スイッチング素子101〜104をブリッジ型に接続した単相のインバータ回路100は、直流電源110の直流電圧Vinを交流電圧に変換する。
第1のスイッチング素子101と第2のスイッチング素子102の接続点と、第3のスイッチング素子103と第4のスイッチング素子104の接続点との間にはトランス105の1次巻線105aが接続され、トランス105の2次巻線105bには整流回路106が接続されている。
整流回路106は、整流素子としてのダイオード106a〜106dをフルブリッジ構成した回路となっており、整流回路106の出力には出力平滑用リアクトル107と出力コンデンサ108が接続され、負荷109へ直流電圧Voutが出力される。
そして、主回路の外部には制御部111が配置され、入力電圧Vin及び出力電圧Voutはモニタされ、制御部111へ入力される。制御部111は、状況に応じて出力電圧Voutが目標値となるように、第1のスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104のゲートへゲート信号g101〜g104を出力し、第1のスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104のスイッチングタイミングにおけるオン期間(duty)を制御し、パルス幅変調(PWM)制御を行う。
なお、スイッチング素子101〜104は、Si- MOSFET等の自己消弧型半導体スイッチング素子に限らず、SiCまたはGaNなどのワイドバンドギャップ半導体、ダイヤモンド系を用いた半導体スイッチング素子でもよい。
図2および図3は実施の形態1における電力変換器の各部の動作波形図である。
図2および図3において、g101〜g104はスイッチング素子101〜104のゲート信号の波形(実線)、Vds101〜Vds104はスイッチング素子101〜104のドレイン―ソース間電圧の波形(実線)、Id101〜Id104はスイッチング素子101〜104のドレイン電流の波形(破線)を示したタイムチャートである。
まず図2を用いて、実施の形態1における電力変換器の基本動作を説明する。また図2において、T0〜T1を第1のオン期間(TON1)、T1〜T2を第1の所定時間(Ta1)、T2〜T3を第1のオフ期間(TOFF1)、T3〜T4を第2の所定時間(Ta2)、T4〜T5を第2のオン期間(TON2)、T5〜T6を第3の所定時間(Ta3)、T6〜T7を第2のオフ期間(TOFF2)、T7〜T0(T8)を第4の所定時間(Ta4)、Tをスイッチング周期と定義する。
図2の時刻T0〜T1では、第1のスイッチング素子101及び第4のスイッチング素子104がともにオン状態を維持するため、2次側の負荷109に電力が伝送される期間である。時刻T1では第1のスイッチング素子101のゲート信号g101がオフとなるため、ドレイン―ソース間電圧Vds101は電源電圧Vinまで上昇し、ドレイン電流Id101はゼロとなるため、第1のスイッチング素子101のターンオフはハードスイッチングとなり、ターンオフ損失は最大となる。
時刻T1〜T2の期間は、第4のスイッチング素子104のみオン状態のため、電流は第4のスイッチング素子104⇒第2のスイッチング素子102⇒トランス105の経路で流れる。第2のスイッチング素子102はオフ状態のため逆導通している。この還流電流は第2のスイッチング素子102の内部容量に充電されていた電圧を放電しきるとゼロとなる。時刻T2では、還流電流がゼロのタイミングで第4のスイッチング素子104のゲート信号g104をオフしているため、第4のスイッチング素子104のターンオフ損失はゼロである。
所定時間Ta1を逆導通期間以上とすることで、還流電流はゼロとなり、ターンオフ損失がゼロとなる。また所定時間Ta1を逆導通期間未満に設定すると、還流電流がゼロとなる前に第4のスイッチング素子104がオフとなるが、第1のスイッチング素子101を先にオフとすることで、電力伝送の主電流は減少しているため、第4のスイッチング素子104のターンオフ損失は、第1のスイッチング素子101のターンオフ損失より大幅に減少した損失となる。
時刻T2〜T3の期間では、第1のスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104の全てがオフの状態のため、トランス105の漏れインダクタンスまたはパターン寄生インダクタンス、スイッチング素子の寄生容量との間で共振が発生し、第1のスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104のドレイン―ソース間電圧Vds101〜Vds104は変動する。
時刻T3において、第2のスイッチング素子102のゲート信号g102をオンとすることで、第2のスイッチング素子102⇒第4のスイッチング素子104⇒トランス105の経路で還流電流が流れ、第2のスイッチング素子102のドレイン―ソース間電圧Vds102はゼロとなるが、還流電流は電力伝送の主電流と比較して小さく、第2のスイッチング素子102のターンオン損失は小さい。
時刻T3〜T4の期間では、上述した通り、第2のスイッチング素子102のみオンの状態のため、第2のスイッチング素子102⇒第4のスイッチング素子104⇒トランス105の経路で還流電流が流れているが、この間に第3のスイッチング素子103のドレイン―ソース間電圧Vds103は電源電圧Vinまで上昇しているため、時刻T4において、第3のスイッチング素子103のゲート信号g103をオンすると、ドレイン―ソース間電圧Vds103は電源電圧Vinからゼロとなるため、第3のスイッチング素子103のターンオンはハードスイッチングとなり、ターンオン損失は大きくなる。
時刻T4〜T5の期間は、第2のスイッチング素子102及び第3のスイッチング素子103がともにオン状態を維持するため、トランス105の2次側の負荷109に電力が伝送される期間であり、その後、時刻T5〜T0(T8)は時刻T1〜T4と対称の動作となるため、説明を省略する。
図2のタイムチャートによると、第1のスイッチング素子101及び第2のスイッチング素子102のターンオン損失小、ターンオフ損失大、第3のスイッチング素子103及び第4のスイッチング素子104のターンオン損失大、ターンオフ損失小となるように所定時間Ta1〜Ta4が設定されている。
図2では、第1のスイッチング素子101がオンするタイミングを基準タイミングとすると、第4のスイッチング素子104がオンするタイミングは第1のスイッチング素子101がオンするタイミングよりも所定時間Ta4だけ遅く、「基準タイミング+所定時間Ta4」のタイミングでスイッチングを行っている。また、第2のスイッチング素子102がオンするタイミングを基準タイミングとすると、第3のスイッチング素子103がオンするタイミングは第2のスイッチング素子102がオンするタイミングよりも所定時間Ta2だけ遅く、「基準タイミング+所定時間Ta2」のタイミングでスイッチングを行っている。このように「基準タイミング+所定時間」のタイミングでスイッチング素子を制御している期間を第1の制御期間とする。
一方、図3では、第1のスイッチング素子101がオンするタイミングを基準タイミングとすると、第4のスイッチング素子104がオンするタイミングは第1のスイッチング素子101がオンするタイミングよりも所定時間Ta4だけ早く、「基準タイミング―所定時間Ta4」のタイミングでスイッチングを行っている。また、第2のスイッチング素子102がオンするタイミングを基準タイミングとすると、第3のスイッチング素子103がオンするタイミングは第2のスイッチング素子102がオンするタイミングよりも所定時間Ta2だけ早く、「基準タイミング―所定時間Ta2」のタイミングでスイッチングを行っている。このように「基準タイミング―所定時間」のタイミングでスイッチング素子を制御している期間を第2の制御期間とする。
つまり、図3は図2に対して、所定時間Ta1〜Ta4の正負を変更したものである。所定時間Ta1〜Ta4の正負を変更することで、第1のスイッチング素子101と第4のスイッチング素子104のゲート信号g101及びg104が入れ替わり、かつ、第2のスイッチング素子102と第3のスイッチング素子103のゲート信号g102及びg103が入れ替わっている。当然ながら図3では、図2とスイッチング損失の大小も入れ替わっており、第1のスイッチング素子101及び第2のスイッチング素子102のターンオン損失大、ターンオフ損失小、第3のスイッチング素子103及び第4のスイッチング素子104のターンオン損失小、ターンオフ損失大となる。
以上より、図2では第1のスイッチング素子101及び第2のスイッチング素子102のターンオン損失小、ターンオフ損失大、第3のスイッチング素子103及び第4のスイッチング素子104のターンオン損失大、ターンオフ損失小であるが、図3では、第1のスイッチング素子101及び第2のスイッチング素子102のターンオン損失大、ターンオフ損失小、第3のスイッチング素子103及び第4のスイッチング素子104のターンオン損失小、ターンオフ損失大である。
よって図2と図3のように、所定時間の正負を入れ替え、その正負の割合を予め決めた単位時間の2以上の整数倍である一定時間あたり同じとすることで、スイッチング損失の平衡化が可能である。そのため、部品を追加することなく、スイッチング素子のばらつき考慮した最大損失を大幅に低減することができる。
なお、予め決めた単位時間は、第1のスイッチング素子101から第4のスイッチング素子104のスイッチング周期Tと同じか、スイッチング周期Tの2以上の整数倍とする。
また、所定時間の正負は入れ替えるが、図2及び図3におけるTON1及びTON2は通常のハードスイッチングと同じ様に連続的な値が取れるため、制御性は悪化しない。
このように所定時間の正負を入れ替えることで、制御性の悪化がなく追加部品が不要で、スイッチング素子のばらつき考慮した最大損失を大幅に低減することができるため、電力変換器の小型化及び低コスト化が可能である。また、電力変換器に設けられる冷却器の小型化および低コスト化にも寄与する。
以上の説明を換言すれば、第4のスイッチング素子104がオンするタイミングが第1のスイッチング素子101がオンするタイミングよりも第1の所定時間だけ遅くさせると共に、第3のスイッチング素子103がオンするタイミングが第2のスイッチング素子102がオンするタイミングよりも第2の所定時間だけ遅くさせる第1の制御期間と、第4のスイッチング素子104がオンするタイミングが第1のスイッチング素子101がオンするタイミングよりも第3の所定時間だけ早くオンさせると共に、第3のスイッチング素子103がオンするタイミングが第2のスイッチング素子102がオンするタイミングよりも第4の所定時間だけ早くさせる第2の制御期間を設け、第1の制御期間と第2の制御期間を予め定めた単位時間毎に切り替えて制御する。
または第4のスイッチング素子104がオフするタイミングが第1のスイッチング素子101がオフするタイミングよりも第1の所定時間だけ遅くさせると共に、第3のスイッチング素子103がオフするタイミングが第2のスイッチング素子102がオフするタイミングよりも第2の所定時間だけ遅くさせる第1の制御期間と、第4のスイッチング素子104がオフするタイミングが第1のスイッチング素子101がオフするタイミングよりも第3の所定時間だけ早くオフさせると共に、第3のスイッチング素子103がオフするタイミングが第2のスイッチング素子102がオフするタイミングよりも第4の所定時間だけ早くさせる第2の制御期間を設け、第1の制御期間と第2の制御期間を予め定めた単位時間毎に切り替えて制御する。
このようにスイッチング素子101〜104のオンまたはオフ、もしくはオン及びオフのタイミングを所定時間ずらし、その所定時間の正負を変えた第1の制御期間と第2の制御期間を単位時間ごとに変更することで、スイッチング素子のばらつきを考慮したスイッチング損失が低減可能である。
上記した第1〜第4の所定時間は同じにしてもよいし、異なる時間にしてもよい。しかし、第1の制御期間と第2の制御期間の割合は、単位時間の2以上の整数倍である一定時間あたり同じにする。これらの所定時間の変更は、第1のゲート信号g101〜第4のゲート信号g104によって行うことができる。
なお、段落0033〜0035で説明した第1から第4の所定時間は単に所定時間を区別するために用いたもので、段落0019で説明した第1から第4の所定時間とは異なるものである。
また一般に電力伝送に必要なスイッチング素子の実効オン期間(dutyref)、言い換えると電力変換器として必要な実効オン期間(dutyref)は、トランス105の巻数比をNとすると式(1)で求めることができる。
Figure 0006645708
一方、図2のように、所定時間Ta1〜Ta4を設定した場合の最大実効オン期間(dutyMAX)は、第1のスイッチング素子101と第2のスイッチング素子102及び第3のスイッチング素子103と第4のスイッチング素子104のアーム短絡を防止するためのデッドタイムをTdとすると、TOFF1 = TOFF2 = Tdとなるため、式(2)となる。通常のハードスイッチングと比較すると、所定時間Ta1〜Ta4の分だけ最大実効オン期間(dutyMAX)は小さくなる。
Figure 0006645708
ここで、式(1)で算出される実効オン期間(dutyref)が、式(2)で算出される最大実効オン期間(dutyMAX)以上となった場合、電力変換器として必要なdutyが確保できなくなってしまうため、次の式(3)を満たす必要がある。
dutyMAX dutyref ・・・(3)
もし式(3)を満たせない場合には、最大実効オン期間(dutyMAX)を閾値とし、実効オン期間(dutyref)が閾値以上となった場合には所定時間をゼロにすることで、最大実効オン期間(dutyMAX)は所定時間Ta1〜Ta4の分だけ増加するため、電力変換器として必要な実効オン期間を低減させず、式(3)を満たすことができる。
また実態として、実効オン期間(dutyref)が閾値以上となった場合に所定時間をゼロとしても、スイッチング素子101〜104の最大損失が増加することは無いため、問題ない。
例えば、式(1)より、トランス巻数比Nは固定値とすると、実効オン期間(dutyref)が最大となる条件は、出力電圧Voutが大きく、入力電圧Vinが小さい条件である。この条件は入力電圧Vinが小さいため、スイッチング時のドレイン―ソース間電圧Vds101〜Vds104も入力電圧Vinに比例して小さくなり、スイッチング損失も小さくなる。ドレイン―ソース間電圧Vds101〜Vds104がばらついたとしても、スイッチング時の最大入力電圧Vin自体が小さければスイッチング損失は小さい。よって、所定時間Ta1〜Ta4のいずれかをゼロとし、スイッチング損失が平衡化されていなくても、冷却器を大型化する必要は無い。
一方、入力電圧Vinが大きく、出力電圧Voutが小さい条件では、式(1)より実効オン期間(dutyref)は小さくなるが、入力電圧Vin増加に比例したドレイン―ソース間電圧Vds101〜Vds104の増加により、スイッチング損失が増加する。よってこの条件では、所定時間Ta1〜Ta4を設定し、第1のスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104のスイッチング損失を平衡化する必要がある。ただし、実効オン期間(dutyref)は小さいため、所定時間Ta1〜Ta4を設定したとしても、式(3)を満たすことができるため、実効オン期間(dutyref)は低減しない。
つまり実効オン期間(dutyref)が大きいときは第1のスイッチング素子101〜104の損失は小さく、実効オン期間(dutyref)が小さいときはスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104の損失は大きいため、実効オン期間(dutyref)が閾値以上となった場合は所定時間をゼロとしても問題ない。
上述した様に、電力変換器の入出力に電流及び電圧の検出器を設け、電流及び電圧の検出器の検出結果に基づき算出される第1のスイッチング素子101から第4のスイッチング素子104の実効オン期間(dutyref)が、予め定めた最大実効オン期間(dutyMAX)である閾値以上となった場合には、所定時間をゼロにすることで、実効オン期間を低減させることなく、つまりトランス巻数比の調整および制御性への影響なく、最大スイッチング損失を低減して小型化および低コスト化が可能な電力変換器を提供でき、またその冷却器も小型化することができる。
実効オン期間を低減させることが無いため、スイッチング素子として、SiCまたはGaNのように高速スイッチングが可能なワイドバンドギャップ半導体を用いて高周波化を行う際にも適用可能である。スイッチング損失は周波数に比例するため、スイッチング周波数が高周波になる程、最大スイッチング損失低減の適用効果は大きい。つまりSiCまたはGaNを用いた高周波化により小型化を実現している電力変換器への適用効果は非常に大きく、さらに小型化および低コスト化が可能な電力変換器を提供することができる。
また図2と図3で設定した所定時間の正負入れ替え、即ち、第1の制御期間と第2の制御期間の切り替えを単位時間の2以上の整数倍である一定時間当たり同じ割合で繰り返すのではなく、スイッチング素子101〜104自体又はその周辺に設けた温度検出器の検出温度によってその割合を変更してもよい。
これは第1のスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104のスイッチング損失が平衡化されたとしても、第1のスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104の損失または温度が平衡化されていない可能性があるからである。例えば、第1のスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104のオン抵抗のばらつきが大きく、導通損失のばらつきが大きい場合、または電力変換器の内部レイアウト都合で、第1のスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104の冷却能力が異なる場合、周辺に配置されたトランス等の発熱部品による熱干渉の影響が異なる場合等が考えられる。
図2と図3で設定した所定時間の正負入れ替え、即ち、第1の制御期間と第2の制御期間の切り替えを単位時間の2以上の整数倍である一定時間当たり同じ割合で繰り返すのではなく、温度の高いスイッチング素子のスイッチング損失が低減するような割合に変更することで、スイッチング損失の平衡化だけでなく、導通損失または周辺環境の影響まで考慮した熱平衡化が可能である。精度を高めるためには温度検出器を増やす必要があるが、冷却器のサイズまたはコストと比較し、非常に小さいため、冷却器の小型化および低コスト化、電力変換器の小型化および低コスト化が可能である。

以上のように実施の形態1の電力変換器は、フルブリッジ構成のスイッチング素子のうち、対角にあるスイッチング素子のスイッチングタイミング、即ち、スイッチング素子のオンまたはオフ、もしくはオン及びオフのタイミングを所定時間ずらし、その所定時間の正負を単位時間ごとに変更することで、制御性の悪化及び追加部品が無く、スイッチング損失のばらつきを平衡化することができるため、スイッチング素子のばらつきを考慮したスイッチング最大損失が低減可能である。その結果、電力変換器の冷却器の小型化および低コスト化が実現できる。
実施の形態2.
以下、本願の実施の形態2における電力変換器を図4及び図5に基づいて説明する。図4及び図5は実施の形態2による電力変換器の第1のスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104のゲート信号の波形図である。図4及び図5において、図2及び図3と同じまたは相当部分には同じ符号を付しており、説明を省略する。
実施の形態1の電力変換器では、第1のスイッチング素子101のオン時間と第4のスイッチング素子104のオン時間は同じにすると共に、第2のスイッチング素子102のオン時間と第3のスイッチング素子103のオン時間は同じにしていたが、実施の形態2の電力変換器では、第1のスイッチング素子101のオン時間と第4のスイッチング素子104のオン時間は異なると共に、第2のスイッチング素子102のオン時間と第3のスイッチング素子103のオン時間は異なるようにしたものである。
このように図2と図3で設定した所定時間の正負入れ替えだけでなく、図4と図5のように第1のスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104を駆動するゲート信号のオン時間の長さを変えることでも、実施の形態1と同じ効果を得ることができる。
実施の形態3.
以下、本願の実施の形態3における電力変換器を図6及び図7に基づいて説明する。図6及び図7は実施の形態3による電力変換器の第1のスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104のゲート信号の波形図である。図6及び図7において、図2及び図3と同じまたは相当部分には同じ符号を付しており、説明を省略する。
実施の形態3における電力変換器は、実施の形態2と同様に第1のスイッチング素子101〜第4のスイッチング素子104を駆動するゲート信号のオン時間の長さを変えたものであるが、図6及び図7のように所定時間の一部をゼロとした状態も含んで、単位時間あたりの所定時間を自由に変更したものである。
ただし、全ての実施の形態における電力変換器においては、トランス105に偏磁を発生させないため、スイッチング周期において、第1のスイッチング素子101と第4のスイッチング素子104、第2のスイッチング素子102と第3のスイッチング素子103が同時にオンしている長さは等しく、つまりTON1=TON2となる範囲で、所定時間は定める必要がある。
本開示は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
100:インバータ回路、101〜104:スイッチング素子、105:トランス、
105a:トランスの1次巻線、105b:トランスの2次巻線、106:整流回路、
109:負荷、110:直流電源、111:制御部、
g101〜g104:ゲート信号、T:スイッチング周期、
Vds101〜Vds104:ドレイン―ソース間電圧、
Id101〜Id104:ドレイン電流、TON1〜TON2:オン期間、
OFF1〜TOFF2:オフ期間、Ta1〜Ta4:所定時間。

Claims (10)

  1. 第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子を直列に接続した第1の直列回路と第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子を直列に接続した第2の直列回路を有し、前記第1の直列回路と前記第2の直列回路が直流電源に並列に接続されて構成されたインバータ回路と、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の接続点と前記第3のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子の接続点との間に1次巻線が接続されたトランスと、前記トランスの2次巻線に接続された整流回路と、前記第1のスイッチング素子から前記第4のスイッチング素子のスイッチングタイミングを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記第1のスイッチング素子が前記第2のスイッチング素子および前記第3のスイッチング素子と同時にオンしている状態が無く、かつ前記第4のスイッチング素子が前記第2のスイッチング素子および前記第3のスイッチング素子と同時にオンしている状態が無いように制御し、
    更に前記制御部は、前記第1のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子のスイッチングタイミングおよび前記第2のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子のスイッチングタイミングがそれぞれ所定時間だけずれるように制御し、
    前記第1のスイッチング素子のスイッチングタイミングを基準とし、前記第4のスイッチング素子のスイッチングタイミングが前記第1のスイッチング素子のスイッチングタイミングよりも前記所定時間だけ遅くスイッチングする場合を正の所定時間、早くスイッチングする場合を負の所定時間とし、
    かつ前記第2のスイッチング素子のスイッチングタイミングを基準とし、前記第3のスイッチング素子のスイッチングタイミングが前記第2のスイッチング素子のスイッチングタイミングよりも前記所定時間だけ遅くスイッチングする場合を正の所定時間、早くスイッチングする場合を負の所定時間とし、
    前記所定時間の正負を予め定めた単位時間毎に変更すると共に、前記所定時間は前記第1のスイッチング素子から前記第4のスイッチング素子の少なくとも逆導通期間以上で設定することを特徴とする電力変換器。
  2. 第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子を直列に接続した第1の直列回路と第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子を直列に接続した第2の直列回路を有し、前記第1の直列回路と前記第2の直列回路が直流電源に並列に接続されて構成されたインバータ回路と、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の接続点と前記第3のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子の接続点との間に1次巻線が接続されたトランスと、前記トランスの2次巻線に接続された整流回路と、前記第1のスイッチング素子から前記第4のスイッチング素子のスイッチングタイミングを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1のスイッチング素子が前記第2のスイッチング素子および前記第3のスイッチング素子と同時にオンしている状態が無く、かつ前記第4のスイッチング素子が前記第2のスイッチング素子および前記第3のスイッチング素子と同時にオンしている状態が無いように制御し、
    更に前記制御部は、前記第1のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子のスイッチングタイミングおよび前記第2のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子のスイッチングタイミングがそれぞれ所定時間だけずれるように制御し、
    前記第1のスイッチング素子のスイッチングタイミングを基準とし、前記第4のスイッチング素子のスイッチングタイミングが前記第1のスイッチング素子のスイッチングタイミングよりも前記所定時間だけ遅くスイッチングする場合を正の所定時間、早くスイッチングする場合を負の所定時間とし、
    かつ前記第2のスイッチング素子のスイッチングタイミングを基準とし、前記第3のスイッチング素子のスイッチングタイミングが前記第2のスイッチング素子のスイッチングタイミングよりも前記所定時間だけ遅くスイッチングする場合を正の所定時間、早くスイッチングする場合を負の所定時間とし、
    前記所定時間の正負を予め定めた単位時間毎に変更すると共に、電力変換器の入出力に電流及び電圧の検出器を設け、前記電流及び電圧の検出器の検出結果に基づき算出される前記第1のスイッチング素子から前記第4のスイッチング素子の実効オン期間が予め定めた閾値以上となった場合、前記所定時間をゼロとすることを特徴とする電力変換器。
  3. 前記予め定めた単位時間は、前記第1のスイッチング素子から前記第4のスイッチング素子のスイッチング周期とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力変換器。
  4. 前記予め定めた単位時間は、前記第1のスイッチング素子から前記第4のスイッチング素子のスイッチング周期の2以上の整数倍とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力変換器。
  5. 前記所定時間の正負の割合は、前記単位時間の2以上の整数倍である一定時間あたり同じであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電力変換器。
  6. 前記第1のスイッチング素子から前記第4のスイッチング素子自体の温度または前記スイッチング素子の周辺温度を検出する温度検出器を設け、前記温度検出器の温度によって、前記所定時間の正負の割合を変更することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電力変換器。
  7. 前記第1のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子が同時にオンしている期間の長さと、前記第2のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子が同時にオンしている期間の長さが等しいことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電力変換器。
  8. 前記制御部は、前記所定時間の変更を前記第1のスイッチング素子から前記第4のスイッチング素子をそれぞれ駆動するための第1のゲート信号から第4のゲート信号によって行うことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電力変換器。
  9. 前記第1のゲート信号から前記第4のゲート信号のパルス幅を可変して入力電力もしくは出力電力を制御することを特徴とする請求項に記載の電力変換器。
  10. 前記第1のスイッチング素子から前記第4のスイッチング素子は、ワイドバンドギャップ半導体であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電力変換器。
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