JP6644839B2 - レーザ装置 - Google Patents

レーザ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6644839B2
JP6644839B2 JP2018144403A JP2018144403A JP6644839B2 JP 6644839 B2 JP6644839 B2 JP 6644839B2 JP 2018144403 A JP2018144403 A JP 2018144403A JP 2018144403 A JP2018144403 A JP 2018144403A JP 6644839 B2 JP6644839 B2 JP 6644839B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photodetector
light
intensity
optical fiber
mode stripper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018144403A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020020652A (ja
Inventor
真一 阪本
真一 阪本
航 清山
航 清山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2018144403A priority Critical patent/JP6644839B2/ja
Priority to PCT/JP2019/029971 priority patent/WO2020027184A1/ja
Publication of JP2020020652A publication Critical patent/JP2020020652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6644839B2 publication Critical patent/JP6644839B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/02Details
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/05Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
    • H01S3/06Construction or shape of active medium
    • H01S3/063Waveguide lasers, i.e. whereby the dimensions of the waveguide are of the order of the light wavelength
    • H01S3/067Fibre lasers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Description

本発明は、光検出装置及び当該光検出装置を備えるレーザ装置に関する。
ファイバレーザ装置は、集光性に優れ、パワー密度が高く、小さなビームスポットとなる光が得られることから、レーザ加工分野、医療分野等の様々な分野において用いられている。このような高効率なレーザ装置によって良好な加工品質を実現するためには、光ファイバを伝搬する光の強度を検出することが求められる。また、ファイバレーザ装置から出射する光が、加工体で反射されて、光の出射口から再び入射して、光ファイバを逆方向に伝搬することが知られている。この光ファイバを逆方向に伝搬する光の強度が強いと、光源等が損傷する場合があるため、ファイバレーザ装置には、当該光が強い場合に装置の動作を止めるインターロック機構が備えられる場合がある。この場合、光ファイバを逆方向に伝搬する光の強度を検出することが求められる。
例えば、下記特許文献1には、クラッドを伝搬するクラッド光を除去した後に、コアを伝搬する光の一部をクラッドに漏洩させて、コアからクラッドに漏洩した光がさらにクラッドから漏洩する光を検出して、光ファイバを伝搬する光の強度を検知している。このような光の検出により、光ファイバを所定の方向に伝搬する光の強度をモニタすることができる。
特開2017−21099号公報
上記特許文献1に記載のファイバレーザ装置では、上記のようにクラッド光を除去している。しかし、例えば、上記の反射光は、光ファイバのコアとクラッドのそれぞれに入射してコア及びクラッドを伝搬する傾向がある。このように反射光がコアとクラッドとを光が伝搬する場合、コアとクラッドとの断面積の差からクラッドを伝搬する光の量はコアを伝搬する光の量よりも多くなる傾向がある。このため、クラッドを所定の方向に伝搬する光の強度をモニタしたいという要請がある。
そこで、本発明は、クラッドを所定の方向に伝搬する光の強度を検出し得る光検出装置、及び当該光検出装置を備えるレーザ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の光検出装置は、所定の間隔をあけて光ファイバに設けられる第1クラッドモードストリッパ及び第2クラッドモードストリッパと、前記第1クラッドモードストリッパと前記第2クラッドモードストリッパとの間において、前記光ファイバから漏洩する光の強度を検出する第1光検出器と、前記第2クラッドモードストリッパを基準とした前記第1クラッドモードストリッパ側と反対側において、前記光ファイバから漏洩する光の強度を検出する第2光検出器と、を備えることを特徴とするものである。
所定の間隔をあけて第1クラッドモードストリッパが光ファイバの一方側に設けられ第2クラッドモードストリッパが光ファイバの他方側に設けられる場合、光ファイバのクラッドを一方側から他方側に伝搬する光は、第1クラッドモードストリッパで吸収され、光ファイバのクラッドを他方側から一方側に伝搬する光は、第2クラッドモードストリッパで吸収される。このため、光ファイバの第1クラッドモードストリッパと第2クラッドモードストリッパとの間においては、クラッドにおける光の伝搬が抑制される。しかし、この区間において、光は、コアを一方側から他方側、及び、他方側から一方側に伝搬し得る。つまり、この区間に配置される第1光検出器は、光ファイバのコアを伝搬する光の一部が当該光ファイバから漏洩する光の強度を検出する。また、第2クラッドモードストリッパを基準とした第1クラッドモードストリッパ側と反対側、すなわち第2光検出器が設けられる位置では、光は、クラッドを他方側から一方側に伝搬し得、さらに、コアを一方側から他方側、及び、他方側から一方側に伝搬し得る。このため、第2光検出器は、これらの光の一部が当該光ファイバから漏洩する光の強度を検出する。つまり、第1光検出器が検出する光の強度と、第2光検出器が検出する光の強度との差は、クラッドを他方側から一方側に伝搬する光の光ファイバからの漏洩光の強度となる。光ファイバを伝搬する光の強度と光ファイバから漏洩する光の強度とは相関性を有する。このため、第1光検出器が検出する光の強度と第2光検出器が検出する光の強度とを用いて、クラッドを他方側から一方側に伝搬する光の強度を検出し得る。こうして、本発明の光検出装置によれば、クラッドを所定の方向に伝搬する光の強度を検出し得る。
また、上記光検出装置は、前記第1光検出器が検出する光の強度と、前記第2光検出器が検出する光の強度との差を求める減算器を更に備えることが好ましい。
上記のように、第1光検出器が検出する光の強度と、第2光検出器が検出する光の強度との差は、クラッドを他方側から一方側に伝搬する光の光ファイバからの漏洩光の強度となる。従って、上記減算器により、当該漏洩光の強度を算出し得、クラッドを他方側から一方側に伝搬する光の強度を求め得る。
また、上記光検出装置は、前記第1光検出器から出力する前記第1光検出器が検出する光の強度を示す信号、及び、前記第2光検出器から出力する前記第2光検出器が検出する光の強度を示す信号の少なくとも一方のレベルを調整する調整部を更に備えることが好ましい。
一般に光検出器はフォトダイオード(PD)等から構成され、光ファイバに対する光検出器の取り付けに誤差がある場合、光検出器が検出する光の強度の誤差が生じる。そこで、上記のように、調整部が、第1光検出器が検出する光の強度を示す信号、及び、第2光検出器が検出する光の強度を示す信号の少なくとも一方のレベルを調整することで、第1光検出器が検出する光の強度と第2光検出器が検出する光の強度とのバランスを調整し得る。
また、前記第1光検出器及び前記第2光検出器の少なくとも一方は、前記第1クラッドモードストリッパ及び前記第2クラッドモードストリッパと熱的に離間されることが好ましい。
フォトダイオード等の一般的な光検出器は、熱の影響により検出する光の強度に誤差が生じる傾向にある。そこで、発熱する傾向にあるクラッドモードストリッパと光検出器とが熱的に離間されることで、クラッドモードストリッパと光検出器とが熱的に離間されない場合と比べて、光検出器はより正確に光の強度を検出し得る。
また、本発明のレーザ装置は、前記光ファイバと、上記のいずれかに記載の光検出装置と、前記光ファイバを伝搬する光を出射する少なくとも一つの光源と、を備えることを特徴とするものである。
このようなレーザ装置は、光ファイバのクラッドを所定の方向に伝搬する光の強度を検出することで、当該光の強度に応じた動作を行うことができる。
また、このレーザ装置において、前記第2光検出器は、前記第1光検出器よりも前記光ファイバの出射端側に配置されることが好ましい。
この場合、レーザ装置から出射して被加工体で反射して、光ファイバを逆方向に伝搬する光のうち、クラッドを伝搬する光の強度を検出し得る。従って、クラッドを伝搬する光の強度が所定の強度以上である場合等にインターロック機構等を動作させ得る。なお、通常、反射光は光ファイバのコアも伝搬する。従って、クラッドを伝搬する光の強度を検出することで、コアを逆方向に伝搬する光の強度も推定し得る。このように推定されたコアを逆方向に伝搬する光の強度が所定の強度以上である場合等にインターロック機構等を動作させても良い。
以上のように、本発明によれば、クラッドを所定の方向に伝搬する光の強度を検出し得る光検出装置、及び当該光検出装置を備えるレーザ装置が提供される。
本発明の実施形態に係るレーザ装置の構成を概略的に示す図である。 図1に示す光検出装置を概略的に示す図である。
以下、本発明に係る光検出装置及びレーザ装置の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下に例示する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。従って、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、以下の実施形態から変更、改良することができる。なお、理解の容易のため、それぞれの図に記載のスケールと、以下の説明に記載のスケールとが異なる場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係るレーザ装置の構成を概略的に示す図である。図1に示すように、本実施形態のレーザ装置1は、光検出装置2、光源5、及び制御部CPを主な構成として備える。
光源5は、励起光源50、光コンバイナ53、増幅用光ファイバ55、増幅用光ファイバ55の一方側に接続される光ファイバ54、光ファイバ54に設けられる第1FBG57、増幅用光ファイバ55の他方側に接続される光ファイバ56、及び光ファイバ56に設けられる第2FBG58を主な構成として備える。また、増幅用光ファイバ55と第1FBG57と第2FBG58とで共振器を構成している。
励起光源50は、複数のレーザダイオード51から構成され、レーザダイオード51は、本実施形態においては、例えば、GaAs系半導体を材料としたファブリペロー型半導体レーザであり中心波長が915nmの励起光を出射する。また、励起光源50のそれぞれのレーザダイオード51は光ファイバ52に接続されており、レーザダイオード51から出射する励起光は光ファイバ52を伝搬する。
増幅用光ファイバ55は、コアと、コアの外周面を隙間なく囲む内側クラッドと、内側クラッドの外周面を被覆する外側クラッドと、外側クラッドを被覆する被覆層とを主な構成として備え、いわゆるダブルクラッド構造とされている。内側クラッドの屈折率はコアの屈折率よりも低く、外側クラッドの屈折率は内側クラッドの屈折率よりも低くされている。増幅用光ファイバ55のコアを構成する材料としては、例えば、屈折率を上昇させるゲルマニウム(Ge)等の元素、及び、励起光源50から出射される励起光により励起されるイッテルビウム(Yb)等の活性元素が添加された石英が挙げられる。増幅用光ファイバ55の内側クラッドを構成する材料としては、例えば、ドーパントが添加されていない純粋石英を挙げることができる。なお、内側クラッドの材料には、屈折率を低下させるフッ素(F)等の元素が添加されてもよい。外側クラッドは、樹脂または石英から成り、樹脂としては例えば紫外線硬化性樹脂が挙げられ、石英としては例えば内側クラッドよりもさらに屈折率が低くなるように屈折率を低下させるフッ素(F)等のドーパントが添加された石英が挙げられる。増幅用光ファイバ55の被覆層を構成する材料としては、例えば、紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂が挙げられ、外側クラッドが樹脂の場合、外側クラッドを構成する樹脂とは異なる紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂とされる。
増幅用光ファイバ55の一方側に接続される光ファイバ54は、活性元素が添加されていないコアと、このコアの外周面を隙間なく囲む内側クラッドと、この内側クラッドの外周面を被覆する外側クラッドと、外側クラッドを被覆する被覆層とを主な構成として備える。光ファイバ54のコアは、活性元素が添加されていないことを除いて増幅用光ファイバ55のコアと略同様の構成とされる。光ファイバ54のコアは増幅用光ファイバ55のコアと接続され、光ファイバ54の内側クラッドは増幅用光ファイバ55の内側クラッドと接続されている。また、光ファイバ54のコアには、第1ミラーとしての第1FBG57が設けられている。こうして第1FBG57は、増幅用光ファイバ55の一方側に設けられている。第1FBG57は、光ファイバ54の長手方向に沿って周期的に屈折率が高くなる部分が繰り返されており、この周期が調整されることにより、励起状態とされた増幅用光ファイバ55の活性元素が放出する光うち少なくとも一部の波長の光を反射するように構成されている。第1FBG57の反射率は、後述の第2FBG58の反射率よりも高く、活性元素が放出する光うち所望の波長の光を90%以上で反射することが好ましく、99%以上で反射することがより好ましい。また第1FBG57が反射する光の波長は、上述のように活性元素がイッテルビウムである場合、例えば1090nmとされる。
増幅用光ファイバ55の他方側に接続される光ファイバ56は、活性元素が添加されていないコアと、このコアの外周面を隙間なく囲むクラッドと、このクラッドの外周面を被覆する被覆層とを主な構成として備える。光ファイバ56のコアは、活性元素が添加されていないことを除いて増幅用光ファイバ55のコアと略同様の構成とされる。また、当該コアは増幅用光ファイバ55のコアと接続され、光ファイバ56のクラッドは増幅用光ファイバ55の内側クラッドと接続されている。また、光ファイバ56のコアには、第2ミラーとしての第2FBG58が設けられている。こうして第2FBG58は、増幅用光ファイバ55の他方側に設けられている。第2FBG58は、光ファイバ56の長手方向に沿って一定の周期で屈折率が高くなる部分が繰り返されており、第1FBG57が反射する光のうち少なくとも一部の波長の光を第1FBG57よりも低い反射率で反射するように構成される。第2FBG58は、第1FBG57が反射する光のうち少なくとも一部の波長の光を5%〜50%の反射率で反射することが好ましく、5%〜10%の反射率で反射することがより好ましい。
光コンバイナ53では、それぞれの光ファイバ52のコアと光ファイバ54の内側クラッドとが接続されている。従って、それぞれのレーザダイオード51から出射する励起光が伝搬する光ファイバ52と増幅用光ファイバ55の内側クラッドとは、光ファイバ54の内側クラッドを介して光学的に結合されている。
図2は、図1に示す光検出装置2の一部を概略的に示す図である。図1及び図2に示すように、本実施形態の光検出装置2は、光ファイバ10、第1クラッドモードストリッパ21、第2クラッドモードストリッパ22、第1光検出器31、第2光検出器32、第1レベル調整部33、第2レベル調整部34、及び減算器40を主な構成として備える。
光ファイバ10は、コア11、コア11を囲うクラッド12、クラッド12を囲う被覆層13を有し、光ファイバ56の増幅用光ファイバ55側と反対側の端部に接続されている。コア11は、光ファイバ56のコアと同様の構成とされ、クラッド12はコア11より屈折率が低い材料からなる。被覆層13はクラッド12より屈折率が低い材料からなる。被覆層13を構成する材料としては、例えば、紫外線硬化性樹脂が挙げられる。なお、光ファイバ56が延長されて、光ファイバ10は光ファイバ56の一部とされても良い。
第1クラッドモードストリッパ21は、光ファイバ10のクラッド12の外側に設けられている。第1クラッドモードストリッパ21は、クラッド12を伝搬するクラッドモード光を光ファイバ10の外側に放出できるように構成されるものであれば特に限定されない。本実施形態の第1クラッドモードストリッパ21は、クラッド12よりも屈折率が高い樹脂からなる高屈折率部13hがクラッド12の外側に断続的に複数設けられることによって構成される。
第2クラッドモードストリッパ22は、光ファイバ10のクラッド12の外側において、第1クラッドモードストリッパ21と所定の間隔をあけて設けられている。第2クラッドモードストリッパ22は、クラッド12を伝搬するクラッドモード光を光ファイバ10の外側に放出できるように構成されるものであれば特に限定されない。本実施形態では、第2クラッドモードストリッパ22は、第1クラッドモードストリッパ21と同様の構成とされる。
第1光検出器31は、第1クラッドモードストリッパ21と第2クラッドモードストリッパ22との間における光ファイバ10の側方に配置され、光ファイバ10から漏洩する光の強度を検出し、検出した光の強度に対応する信号を出力する。第1光検出器31が検出する光は、光ファイバ10を伝搬する光がレイリー散乱して光ファイバ10から漏洩する光を含む。第1光検出器31は、例えば、フォトダイオードから構成され、入射した光の強度に対応する電圧を出力する。この場合、当該電圧が検出した光の強度を示す信号となる。また、第1光検出器31が、例えば、フォトダイオードとA/D変換部とを有する場合には、第1光検出器31は、検出した光の強度を示すデジタル信号を出力する。
第2光検出器32は、第2クラッドモードストリッパ22を基準とした第1クラッドモードストリッパ21側と反対側における光ファイバ10の側方に配置され、光ファイバ10から漏洩する光の強度を検出する。第2光検出器32が検出する光は、第1光検出器31が検出する光と同様に、光ファイバ10を伝搬する光がレイリー散乱して光ファイバ10から漏洩する光を含む。第2光検出器32は、第1光検出器31の例示と同様に、例えば、フォトダイオードから構成され、入射した光の強度に対応する電圧を出力する。この場合、当該電圧が検出した光の強度を示す信号となる。また、第2光検出器32が、第1光検出器31の例示と同様に、例えば、フォトダイオードとA/D変換部とを有する場合には、第2光検出器32は、検出した光の強度を示すデジタル信号を出力する。
なお、本実施形態では、第1光検出器31及び第2光検出器32は、光ファイバ10に対して所定の間隔をあけて配置される。このように第1光検出器31及び第2光検出器32と光ファイバ10との間に空間が形成されることで、第1光検出器31及び第2光検出器32と光ファイバ10とは熱的に離間される。光ファイバ10のクラッドの外側には、第1クラッドモードストリッパ21及び第2クラッドモードストリッパ22が設けられるため、第1光検出器31及び第2光検出器32と光ファイバ10とが熱的に離間されることで、第1光検出器31及び第2光検出器32と第1クラッドモードストリッパ21及び第2クラッドモードストリッパ22とが熱的に離間される。なお、第1光検出器31及び第2光検出器32と光ファイバ10との間に光透過性かつ遮熱性の部材が配置されても良い。このような部材としては、例えば、空気、石英、及び光透過性樹脂等を挙げることができる。このように遮熱性の部材が配置される構成であっても、第1光検出器31及び第2光検出器32と第1クラッドモードストリッパ21及び第2クラッドモードストリッパ22とが熱的に離間される。また、例えば、第1クラッドモードストリッパ21に熱的に接触し、第1クラッドモードストリッパ21で生じた熱を外部に放熱する第1放熱板と、第2クラッドモードストリッパ22に熱的に接触しており、第2クラッドモードストリッパ22で生じた熱を外部に放熱する第2放熱板とを備え、第1放熱板と第2放熱板とが離間している構成であっても、第1光検出器31及び第2光検出器32と第1クラッドモードストリッパ21及び第2クラッドモードストリッパ22とが熱的に離間し得る。この場合、第1放熱板と第1クラッドモードストリッパ21とが接し、第2放熱板と第2クラッドモードストリッパ22とが接することが、それぞれのクラッドモードストリッパで生じる熱が放熱板に効率的に伝導し得るためより好ましい。このように第1光検出器31及び第2光検出器32と第1クラッドモードストリッパ21及び第2クラッドモードストリッパ22とを熱的に離間する構成は、上記の限りではない。
第1レベル調整部33は、入力した信号のレベルに対して所定の関係にあるレベルの信号を出力する。具体的には、入力した信号のレベルの所定倍のレベルの信号を出力したり、入力した信号のレベルに所定のレベルを加算したレベルの信号を出力したりする。第1レベル調整部33には、第1光検出器31が検出した光の強度を示す信号が入力する。従って、第1光検出器31からの信号が電圧である場合には、第1レベル調整部33は、入力する電圧に対して、例えば、所定のバイアスをかけた電圧を出力する。また、第1光検出器31からの信号がデジタル信号で場合には、第1レベル調整部33は、例えば、入力するデジタル信号が示す第1光検出器31が検出した光の強度に対する所定倍数の強度を示す信号を出力する。
第2レベル調整部34は、上記第1レベル調整部33と同様に、入力した信号のレベルに対して所定の関係にあるレベルの信号を出力する。第2レベル調整部34には、第2光検出器32が検出した光の強度を示す信号が入力する。従って、第2光検出器32からの信号が電圧である場合には、第2レベル調整部34は、入力する電圧に対して、例えば、所定のバイアスをかけた電圧を出力する。また、第2光検出器32からの信号がデジタル信号で場合には、第2レベル調整部34は、例えば、入力するデジタル信号が示す第2光検出器32が検出した光の強度に対する所定倍数の強度を示す信号を出力する。
本実施形態では、第1光検出器31が設けられる光ファイバ10の部位と、第2光検出器32が設けられる光ファイバ10の部位とで、光ファイバ10から同じ強度の光が漏洩する場合に、第1レベル調整部33と第2レベル調整部34とが同じレベルの信号を出力するように、第1レベル調整部33及び第2レベル調整部34は調整される。つまり、第1光検出器31が設けられる第1クラッドモードストリッパ21と第2クラッドモードストリッパ22との間と、第2光検出器32が設けられる第2クラッドモードストリッパ22を基準とした第1クラッドモードストリッパ21側と反対側とで、光ファイバ10を同じ強度の光が伝搬する場合に、第1レベル調整部33と第2レベル調整部34とが同じレベルの信号を出力するように、第1レベル調整部33及び第2レベル調整部34は調整される。このように第1レベル調整部33と第2レベル調整部34を調整するには、次のように行えば良い。つまり、光ファイバ10のコア11に一方側から他方側に光を伝搬させる。このときクラッド12には光が伝搬しないようにする。コア11を伝搬する光の一部は、レイリー散乱により、クラッド12を介して光ファイバ10から漏洩する。この光ファイバ10から漏洩する光の強度は、第1光検出器31が設けられる第1クラッドモードストリッパ21と第2クラッドモードストリッパ22との間と、第2光検出器32が設けられる第2クラッドモードストリッパ22を基準とした第1クラッドモードストリッパ21側と反対側とで、概ね同じ強度である。従って、このときに第1レベル調整部33から出力する信号のレベルと第2レベル調整部34から出力する信号のレベルとが同じレベルの信号となるように、第1レベル調整部33及び第2レベル調整部34を調整する。こうして、第1レベル調整部33と第2レベル調整部34とは、上記のように同じレベルの信号を出力するように調整される。
減算器40は、第1光検出器31が検出する光の強度と、第2光検出器32が検出する光の強度との差を求める。本実施形態では、第1光検出器31が検出する光の強度を示す信号のレベルは第1レベル調整部33で調整され、第2光検出器32が検出する光の強度を示す信号のレベルは第2レベル調整部34で調整される。従って、本実施形態では、減算器40には、レベルが調整された状態の第1光検出器31が検出する光の強度を示す信号、及び、レベルが調整された状態の第2光検出器32が検出する光の強度を示す信号が入力し、減算器40は、レベルが調整された状態の第1光検出器31が検出する光の強度と第2光検出器32が検出する光の強度との差を求める。減算器40に入力する第1光検出器31及び第2光検出器32が検出する光の強度を示す信号が電圧である場合には、減算器40は、電圧の差から第1光検出器31が検出する光の強度と第2光検出器32が検出する光の強度との差を示す信号を出力する。減算器40に入力する第1光検出器31及び第2光検出器32が検出する光の強度を示す信号がデジタル信号である場合には、減算器40は、演算により第1光検出器31が検出する光の強度と第2光検出器32が検出する光の強度との差を示す信号を出力する。この差を示す信号は、デジタル信号であることが、後述のように制御部CPが当該信号を受け付け易い観点から好ましい。
なお、第1光検出器31及び第2光検出器32からの信号が電圧である場合、必要に応じて、第1光検出器31と減算器40との間、及び、第2光検出器32と減算器40との間にA/D変換器が設けられても良い。
減算器40から出力する信号は、図1に示す制御部CPに入力する。制御部CPは、光源5を制御する。具体的には、制御部CPは、光源5の励起光源50を制御して、それぞれのレーザダイオード51のオン・オフや、それぞれのレーザダイオード51から出射する光の強度を制御する。
次に、本実施形態のレーザ装置1及び光検出装置2の動作および作用について説明する。
まず、励起光源50のそれぞれのレーザダイオード51から励起光が出射されると、この励起光が光ファイバ54の内側クラッドを介して、増幅用光ファイバ55の内側クラッドに入射する。増幅用光ファイバ55の内側クラッドに入射した励起光は主に増幅用光ファイバ55の内側クラッドを伝搬して、増幅用光ファイバ55のコアを通過する際に当該コアに添加されている活性元素を励起する。励起状態とされた活性元素は、特定の波長の自然放出光を放出する。このときの自然放出光は、例えば活性元素がイッテルビウムである場合、1090nmの波長を含み一定の波長帯域を有する光である。この自然放出光は、増幅用光ファイバ55のコアを伝搬して、一部の波長の光が第1FBG57により反射され、反射された光のうち第2FBG58が反射する波長の光が第2FBG58で反射されて、共振器内を往復する。そして、第1FBG57及び第2FBG58で反射される光が増幅用光ファイバ55のコアを伝搬するときに、誘導放出が生じてこの光が増幅され、共振器内における利得と損失が等しくなったところでレーザ発振状態となる。そして、第1FBG57と第2FBG58との間を共振する光のうち一部の光が第2FBG58を透過し、光ファイバ10を順方向に伝搬する。
光源5から出射されて光ファイバ10を順方向に伝搬する光は、主にコア11を伝搬するが、光ファイバの接続部等で漏洩して一部の光がクラッド12を順方向に伝搬する場合がある。しかし、光源5側からクラッド12を順方向に伝搬する光は、第1クラッドモードストリッパ21に吸収される。このため、第1クラッドモードストリッパ21よりも光源5側と反対側では、クラッド12を順方向に光が伝搬することが抑制される。一方、コア11を順方向に伝搬する光は、光ファイバ10から出射する。光ファイバ10から出射する光は加工対象物等に照射される。
ところで、加工対象物等に照射される光の一部は加工対象物等の表面で反射され、さらにその反射光の一部が光ファイバ10に戻ることがある。このようにして反射されて光ファイバ10に戻る光は、光ファイバ10のコア11及びクラッド12を逆方向に伝搬する傾向にある。しかし、クラッド12を逆方向に伝搬する光は、第2クラッドモードストリッパ22に吸収される。このため、第2クラッドモードストリッパ22よりも光源5側では、クラッド12を逆方向に光が伝搬することが抑制される。一方コア11を逆方向に伝搬する光は、それぞれのクラッドモードストリッパが設けられる位置を通過して光源5に向かって伝搬する。
ここで、コア11を順方向に伝搬する光の強度をPfcoreとし、クラッド12を順方向に伝搬する光の強度をPfcladとし、コア11を逆方向に伝搬する光の強度をPrcoreとし、クラッド12を逆方向に伝搬する光の強度をPrcladとする。
上記のように、第1クラッドモードストリッパ21よりも光源5側と反対側では、クラッド12を順方向に光が伝搬することが抑制され、第2クラッドモードストリッパ22よりも光源5側では、クラッド12を逆方向に光が伝搬することが抑制される。従って、第1クラッドモードストリッパ21と第2クラッドモードストリッパ22との間では、クラッド12を光が伝搬することが抑制される。一方、第1クラッドモードストリッパ21と第2クラッドモードストリッパ22との間において、コア11を順方向及び逆方向に光が伝搬する。このため、第1クラッドモードストリッパ21と第2クラッドモードストリッパ22との間における光ファイバ10を伝搬する光の強度P1は、以下の式(1)で示される。
P1=Pfcore +Prcore ・・・(1)
第1光検出器31は、上記のように、第1クラッドモードストリッパ21と第2クラッドモードストリッパ22との間において光ファイバ10から漏洩する光の強度を検出する。上記のように光ファイバ10から漏洩する光はレイリー散乱により漏洩する光を含むため、光ファイバ10から漏洩する光の強度と光ファイバ10を伝搬する光の強度とは相関する。従って、第1光検出器31は、第1クラッドモードストリッパ21と第2クラッドモードストリッパ22との間において光ファイバ10を伝搬する光の強度P1に相関する光の強度を検出する。
また、第2クラッドモードストリッパ22よりも光源5側と反対側では、クラッド12を逆方向に光が伝搬し得、コア11を順方向及び逆方向に光が伝搬する。このため、第2クラッドモードストリッパ22よりも光源5側と反対側における光ファイバ10を伝搬する光の強度P2は、以下の式(2)で示される。
P2=Pfcore +Prcore + Prclad ・・・(2)
第2光検出器32は、第2クラッドモードストリッパ22を基準とした第1クラッドモードストリッパ21側と反対側において光ファイバ10から漏洩する光の強度を検出する。従って、第2光検出器32は、第2クラッドモードストリッパ22を基準とした第1クラッドモードストリッパ21側と反対側において光ファイバ10を伝搬する光の強度P2に相関する光の強度を検出する。
第1光検出器31及び第2光検出器32から出力する信号は、第1レベル調整部33及び第2レベル調整部34でそれぞれレベルが調整されて、減算器40に入力する。
減算器40では、上記のように、第1光検出器31が検出する光の強度と第2光検出器32が検出する光の強度との差が求められる。また、上記のように、第1光検出器31は、強度P1に相関する光の強度を検出し、第2光検出器32は、強度P2に相関する光の強度を検出する。このため、減算器40では、強度P1と強度P2との差に相関する値が求められる。つまり、減算器40では、光ファイバ10のクラッド12を逆方向に伝搬する光の強度Prcladに相関する強度が求められる。従って、クラッド12を逆方向に伝搬する光の強度Prcladを求めることができる。減算器40は、光の強度Prcladに相関する強度を示す信号、或いは、強度Prcladを示す信号を出力する。
減算器40から出力する信号は、制御部CPに入力する。制御部CPは、上記のように求められた光の強度Prcladに相関する強度、或いは、強度Prcladに基づいて、光源5に対して所定の制御を行うことができる。例えば、制御部CPは、クラッド12を逆方向に伝搬する光の強度Prcladが所定の値以上である場合に、励起光源50を制御して、それぞれのレーザダイオード51の動作を停止させ、レーザ装置1から出射されるレーザ光を止めるインターロック動作を行わせることができる。或いは、制御部CPは、クラッド12を逆方向に伝搬する光の強度Prcladが所定の値以上である場合に、励起光源50を制御して、それぞれのレーザダイオード51から出射する光の強度を下げて、レーザ装置1から出射されるレーザ光の強度を下げる制御を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態の光検出装置2は、所定の間隔をあけて光ファイバ10に設けられる第1クラッドモードストリッパ21及び第2クラッドモードストリッパ22と、第1クラッドモードストリッパ21と第2クラッドモードストリッパ22との間において、光ファイバ10から漏洩する光の強度を検出する第1光検出器31と、第2クラッドモードストリッパ22を基準とした第1クラッドモードストリッパ21側と反対側において、光ファイバ10から漏洩する光の強度を検出する第2光検出器32と、を備える。
上記のように、第1光検出器は、光ファイバ10の第1クラッドモードストリッパ21と第2クラッドモードストリッパ22との間において、光ファイバのコアを伝搬する光の一部が光ファイバから漏洩する光の強度を検出し、第2光検出器は、第2クラッドモードストリッパを基準とした第1クラッドモードストリッパ側と反対側において、クラッド12を逆方向に伝搬する光の一部とコアを伝搬する光の一部が光ファイバから漏洩する光の強度を検出する。このため、第1光検出器31が検出する光の強度と第2光検出器32が検出する光の強度とを用いて、クラッド12を逆方向に伝搬する光の強度Prcladや強度Prcladに相関する強度を求め得る。
また、本実施形態のレーザ装置1は、光検出装置2が光ファイバ10のクラッド12を逆方向に伝搬する光の強度を検出することで、当該光の強度に応じて、インターロック動作等の所定の動作を行うことができる。
また、本実施形態の光検出装置2は、第1光検出器31が検出する光の強度と、第2光検出器32が検出する光の強度との差を求める減算器40を備えるため、クラッドを逆方向に伝搬する光の強度を容易に算出し得る。
また、本実施形態の光検出装置2は、第1光検出器31から出力する第1光検出器31が検出する光の強度を示す信号のレベルを調整する第1レベル調整部33、及び、第2光検出器32から出力する第2光検出器32が検出する光の強度を示す信号のレベルを調整する第2レベル調整部34を備える。フォトダイオード等の光検出器は、光ファイバ10に対する取り付けに誤差がある場合、光検出器が検出する光の強度の誤差が生じる。そこで、本実施形態のように、第1レベル調整部33が第1光検出器31の検出する光の強度を示す信号のレベルを調整し、第2レベル調整部34が第2光検出器32の検出する光の強度を示す信号のレベルを調整することで、第1光検出器31が検出する光の強度と第2光検出器32が検出する光の強度とのバランスを調整し得る。
また、本実施形態では、第1光検出器31及び第2光検出器32は、第1クラッドモードストリッパ21及び第2クラッドモードストリッパ22と熱的に離間されている。フォトダイオード等の一般的な光検出器は、熱の影響により検出する光の強度に誤差が生じる傾向にある。そこで、本実施形態のように、発熱する傾向にある第1クラッドモードストリッパ21及び第2クラッドモードストリッパ22と第1光検出器31及び第2光検出器32とが熱的に離間されることで、クラッドモードストリッパと光検出器とが熱的に離間されない場合と比べて、第1光検出器31及び第2光検出器32はより正確に光の強度を検出し得る。
以上、本発明について、実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、光検出装置2が減算器40を備え、減算器40によりクラッド12を逆方向に伝搬する光の強度Prcladを求めた。しかし、減算器40は必須では無い。例えは、第1光検出器31が検出する光の強度を含む信号と、第2光検出器32が検出する光の強度を含む信号とが、光検出装置2から個別に出力されても良い。この場合、制御部CPは、それぞれの信号を用いて、上実施形態の制御をしても良い。
また、上記実施形態の光検出装置2は、第1レベル調整部33及び第2レベル調整部34を備える。しかし、第1レベル調整部33及び第2レベル調整部34は必須では無い。この場合、第1光検出器31が設けられる光ファイバ10の部位と、第2光検出器32が設けられる光ファイバ10の部位とで、光ファイバ10から同じ強度の光が漏洩する場合に、第1光検出器31と第2光検出器32とが、同じレベルの信号を出力することが好ましい。また、上記実施形態と異なり、第1光検出器31から出力する第1光検出器31が検出する光の強度を示す信号、及び、第2光検出器32から出力する第2光検出器が検出する光の強度を示す信号の一方のレベルを調整する調整部を備えても良い。
また、上記実施形態では、第1光検出器31及び第2光検出器32は、第1クラッドモードストリッパ21及び第2クラッドモードストリッパ22と熱的に離間された。しかし、第1光検出器31及び第2光検出器32は、第1クラッドモードストリッパ21及び第2クラッドモードストリッパ22と熱的に離間されなくても良く、第1光検出器31及び第2光検出器32の一方が、第1クラッドモードストリッパ21及び第2クラッドモードストリッパ22と熱的に離間されても良い。ただし、第1クラッドモードストリッパ21及び第2クラッドモードストリッパ22から発生する熱の影響を抑えるため、上記実施形態のように、第1光検出器31及び第2光検出器32が、第1クラッドモードストリッパ21及び第2クラッドモードストリッパ22と熱的に離間されることが好ましい。
また、上記実施形態では、第1光検出器31を基準として、光ファイバ10の光源5側に第1クラッドモードストリッパ21が設けられ、光ファイバ10の光源5側と反対側である出射端側に第2クラッドモードストリッパ22が設けられ、光ファイバ10のクラッド12を逆方向に伝搬する光の強度が検出された。しかし、光ファイバ10の光源5側に第2クラッドモードストリッパ22が設けられ、光ファイバ10の光源5側と反対側である出射端側に第1クラッドモードストリッパ21が設けられ、第2光検出器32が第2クラッドモードストリッパ22を基準とした第1クラッドモードストリッパ21側と反対側に設けられても良い。この場合、クラッド12を順方向に伝搬する光の強度を検出し得る。
また、上記実施形態では、減算器40と制御部CPとが別々のブロックとされた。しかし、減算器40と制御部CPとは一体であっても良い。
また、上記実施形態では光源5が共振器型のファイバレーザ装置である例を挙げて説明したが、光源5は、他のファイバレーザ装置や固体レーザ装置であってもよい。光源5がファイバレーザ装置とされる場合、MO−PA(Master Oscillator Power Amplifier)型のファイバレーザ装置であってもよい。また、光源5の数は特に限定されず、少なくとも1つ備えられていればよい。
以上説明したように、本発明によれば、クラッドを所定の方向に伝搬する光の強度を検出し得る光検出装置、及び当該光検出装置を備えるレーザ装置が提供され、ファイバレーザ装置や光ファイバ通信等の分野で利用することが期待される。
1・・・レーザ装置
2・・・光検出装置
5・・・光源
10・・・光ファイバ
11・・・コア
12・・・クラッド
21・・・第1クラッドモードストリッパ
22・・・第2クラッドモードストリッパ
31・・・第1光検出器
32・・・第2光検出器
33・・・第1レベル調整部
34・・・第2レベル調整部
40・・・減算器
CP・・・制御部

Claims (5)

  1. ファイバと、
    検出装置と、
    前記光ファイバを伝搬する光を出射する少なくとも一つの光源と、
    制御部と、
    を備え
    前記光検出装置は、
    所定の間隔をあけて前記光ファイバに設けられる第1クラッドモードストリッパ及び第2クラッドモードストリッパと、
    前記第1クラッドモードストリッパと前記第2クラッドモードストリッパとの間において、前記光ファイバのコアから漏洩する光の強度を検出する第1光検出器と、
    前記第2クラッドモードストリッパを基準とした前記第1クラッドモードストリッパ側と反対側において、前記光ファイバのコア及びクラッドから漏洩する光の強度を検出する第2光検出器と、
    前記第1光検出器が検出する光の強度と、前記第2光検出器が検出する光の強度との差を求める減算器と、
    を備え、
    前記制御部は、前記減算器に接続されるとともに、前記減算器を介して前記第1光検出器及び前記第2光検出器に接続され、
    前記減算器は、前記差に基づいて前記第2光検出器側から前記第1光検出器側に向かって前記クラッドを伝搬する光の強度を求めるとともに当該強度を示す信号を前記制御部に出力し、
    前記制御部は、前記信号が前記第2光検出器側から前記第1光検出器側に向かって前記クラッドを伝搬する光の強度が所定の値以上であることを示す場合に、前記光源の動作を停止させ
    ことを特徴とするレーザ装置。
  2. ファイバと、
    検出装置と、
    前記光ファイバを伝搬する光を出射する少なくとも一つの光源と、
    制御部と、
    を備え
    前記光検出装置は、
    所定の間隔をあけて前記光ファイバに設けられる第1クラッドモードストリッパ及び第2クラッドモードストリッパと、
    前記第1クラッドモードストリッパと前記第2クラッドモードストリッパとの間において、前記光ファイバのコアから漏洩する光の強度を検出する第1光検出器と、
    前記第2クラッドモードストリッパを基準とした前記第1クラッドモードストリッパ側と反対側において、前記光ファイバのコア及びクラッドから漏洩する光の強度を検出する第2光検出器と、
    前記第1光検出器が検出する光の強度と、前記第2光検出器が検出する光の強度との差を求める減算器と、
    を備え、
    前記制御部は、前記減算器に接続されるとともに、前記減算器を介して前記第1光検出器及び前記第2光検出器に接続され、
    前記減算器は、前記差に基づいて前記第2光検出器側から前記第1光検出器側に向かって前記クラッドを伝搬する光の強度を求めるとともに当該強度を示す信号を前記制御部に出力し、
    前記制御部は、前記信号が前記第2光検出器側から前記第1光検出器側に向かって前記クラッドを伝搬する光の強度が所定の値以上であることを示す場合に、前記光源から出射する光の強度を下げる
    ことを特徴とするレーザ装置。
  3. 前記第1光検出器から出力する前記第1光検出器が検出する光の強度を示す信号、及び、前記第2光検出器から出力する前記第2光検出器が検出する光の強度を示す信号の少なくとも一方のレベルを調整する調整部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のレーザ装置。
  4. 前記第1光検出器及び前記第2光検出器の少なくとも一方は、前記第1クラッドモードストリッパ及び前記第2クラッドモードストリッパと熱的に離間される
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のレーザ装置。
  5. 前記第2光検出器は、前記第1光検出器よりも前記光ファイバの出射端側に配置される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のレーザ装置。
JP2018144403A 2018-07-31 2018-07-31 レーザ装置 Active JP6644839B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018144403A JP6644839B2 (ja) 2018-07-31 2018-07-31 レーザ装置
PCT/JP2019/029971 WO2020027184A1 (ja) 2018-07-31 2019-07-31 光検出装置及びレーザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018144403A JP6644839B2 (ja) 2018-07-31 2018-07-31 レーザ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020020652A JP2020020652A (ja) 2020-02-06
JP6644839B2 true JP6644839B2 (ja) 2020-02-12

Family

ID=69230677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018144403A Active JP6644839B2 (ja) 2018-07-31 2018-07-31 レーザ装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6644839B2 (ja)
WO (1) WO2020027184A1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9217840B2 (en) * 2013-02-28 2015-12-22 Ipg Photonics Corporation Low-mode high power fiber combiner
US8988669B2 (en) * 2013-04-23 2015-03-24 Jds Uniphase Corporation Power monitor for optical fiber using background scattering
US10310201B2 (en) * 2014-08-01 2019-06-04 Nlight, Inc. Back-reflection protection and monitoring in fiber and fiber-delivered lasers
JP6461647B2 (ja) * 2015-03-04 2019-01-30 株式会社フジクラ 光パワーモニタ装置およびファイバレーザ装置
JP6694754B2 (ja) * 2016-05-16 2020-05-20 株式会社フジクラ レーザ装置及びレーザシステム
JP6436963B2 (ja) * 2016-12-27 2018-12-12 株式会社フジクラ 検出装置、ファイバレーザ、ファイバレーザシステム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020027184A1 (ja) 2020-02-06
JP2020020652A (ja) 2020-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9985407B2 (en) Fiber laser apparatus and method of detecting failure of fiber laser apparatus
US20160254637A1 (en) Fiber laser device
US8422890B2 (en) Fiber output stabilizer
CN111183341B (zh) 光检测装置以及激光装置
KR20190067631A (ko) 반도체 레이저 다이오드 광원 패키지
JP6980482B2 (ja) 光検出装置及びレーザ装置
US11444436B2 (en) Semiconductor optical amplifier, semiconductor optical amplification device, optical output device, and distance measuring device
JP6644839B2 (ja) レーザ装置
JP4712178B2 (ja) 半導体レーザモジュール、レーザユニット、ラマン増幅器、及びラマン増幅器に用いられる光半導体レーザモジュールのブリリュアン散乱抑制および偏光度低減方法
JP2018129452A (ja) 光ファイバレーザ装置およびその制御方法
JP2019070599A (ja) 光検出装置及びレーザ装置
JP2005276904A (ja) 半導体発光素子
WO2019189317A1 (ja) 光検出装置及びレーザシステム
CN110088997B (zh) 半导体激光模块
JP5398804B2 (ja) ファイバレーザ装置
JP7304789B2 (ja) レーザ装置及びレーザ装置の光源制御方法
JP6276969B2 (ja) 増幅用光ファイバのストークス光検出方法、及び、これを用いたファイバレーザ装置
JP2021150527A (ja) ファイバレーザ装置
WO2004004084A1 (ja) 半導体レーザ装置、半導体レーザモジュールおよび光ファイバ増幅器
JP2014216497A (ja) 光回路装置
JP2018174206A (ja) レーザ装置
JP5921587B2 (ja) 波長変換素子、波長変換装置及び制御装置
JP2010212282A (ja) 光増幅装置及び光増幅方法
JP2015138866A (ja) ファイバレーザ装置
JP2014187079A (ja) ファイバレーザ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190320

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190320

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190719

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191202

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20191202

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20191209

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20191210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200108

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6644839

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250