JP2010212282A - 光増幅装置及び光増幅方法 - Google Patents

光増幅装置及び光増幅方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
SOAの温度制御や補助光源のフィードバック制御を行わずに、温度変化による光利得の変動を抑制する光増幅装置を提供すること。
【解決手段】
半導体光増幅器と、前記半導体光増幅器の光利得を制御する補助光を発生する補助光源と、前記補助光と信号光を合波し、前記半導体光増幅器に入射させる合波器を具備し、前記補助光源が、単一縦モードでレーザ発振する半導体レーザと、前記半導体レーザが発生するレーザ光を部分的に吸収し、前記レーザ光を前記補助光として出力する光吸収体とを有し、第1の温度に於いて前記光吸収体によって前記レーザ光が受ける第1の損失が、前記第1の温度より高い第2の温度に於いて前記光吸収体によって前記レーザ光が受ける第2の損失より小さい光増幅装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光増幅装置及び光増幅方法に関する。
伝送距離が数十kmを超える光ファイバ通信では、減衰した光信号が、光増幅器によって増幅される。
代表的な光増幅器としては、光ファイバ増幅器と半導体光増幅器(SOA; Semiconductor Optical Amplifier)がある。SOAは、光ファイバ増幅器に比べ、小型且つ低消費電力であるという利点を有している。
ところで、SOAの光利得を制御する方法には、SOAに供給する電流(駆動電流)を調整する方法と、SOAに制御光を注入する方法がある。
SOAの駆動電流を調整する方法は、簡便な光利得の制御方法である。しかし、この方法には、増幅光の強度が強くなると、パターン効果により増幅した信号光に歪が発生してしまうという問題がある。一方、SOAに注入する制御光の強度を調整して光利得を制御する光制御方法には、このような問題はない。
尚、光利得とは、SOA等に入射する光の強度に対する出射光の強度の比のことである。
特開2002−208758号公報 特開2006−186253号公報
SOAの出力を大きくするためには、駆動電流を大きくすることが有効である。しかし、駆動電流が大きくすると、光利得は飽和する。
従って、高出力を得ると同時にSOAの光利得を、駆動電流によって制御することは困難である。
一方、SOAに制御光(以下、補助光と呼ぶ)を注入する光制御方法によれば、高出力を得ながら、光利得を制御することは容易である。
また、「背景技術」で説明したように、光制御法には、パターン効果による信号の歪が発生し難いという利点もある。このように、光制御法は、優れた光利得の制御法である。
ところで、SOAの光利得は、SOAの温度によって変化する。光利得の温度変化を抑制するためには、SOAの温度を一定に制御することが有効である。或いは、光利得が一定になるように、補助光(制御光)の強度を制御することも有効である。
SOAの温度制御は、SOAの温度を検出する温度センサと、SOAを冷却する冷却器と、上記温度センサの出力に基づいて上記冷却器を制御するフィードバック制御回路によって実現される。
一方、補助光強度の制御は、SOAの入力光の強度を検出する入力光モニタと、SOAの出力光の強度を検出する出力光モニタと、SOAの光利得を帰還信号として補助光源の駆動電流を制御するフィードバック制御回路を用いて行われる。ここで、フィードバック制御回路は、上記入力光モニタが検出する入力光の強度と上記出力光モニタが検出する出力光の強度の比からSOAの光利得を算出し、算出した光利得が一定値になるように、補助光源の駆動電流を制御する。
しかし、フィードバック制御回路等は、光増幅装置を大型化させ、同時に消費電力を増大させる。
そこで、本発明の目的は、補助光の注入によってSOAの光利得を制御する光増幅装置であって、SOAの温度制御や補助光源のフィードバック制御を行わずに、温度変化による光利得の変動を抑制する光増幅装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本光増幅装置は、半導体光増幅器と、前記半導体光増幅器の光利得を制御する補助光を発生する補助光源を具備している。
また、本光増幅装置は、前記補助光と信号光を合波し、前記半導体光増幅器に入射させる合波器を具備している。
そして、本光増幅装置では、前記補助光源が、単一縦モードでレーザ発振する半導体レーザと、前記半導体レーザが発生するレーザ光を部分的に吸収し、前記レーザ光を前記補助光として出力する光吸収体を有している。
更に、本光増幅装置では、第1の温度に於いて前記光吸収体によって前記レーザ光が受ける第1の損失が、前記第1の温度より高い第2の温度に於いて前記光吸収体によって前記レーザ光が受ける第2の損失より小さい。
本光増幅装置によれば、SOAの温度制御や補助光源のフィードバック制御を行わずに、光増幅装置の温度変化による光利得の変動を抑制することができる。
実施の形態の光増幅装置の構成を説明する構成図である。 実施の形態の光増幅装置に於ける補助光の強度と半導体光増幅器の光利得の関係を説明する図である。 単一縦モードが発生するレーザ光の波長と、光吸収体の吸収スペクトルの関係を説明する図である。 レーザ光が受ける損失の温度変化を説明する図である。 吸収体によってレーザ光が受ける損失と波長差の関係を、吸収体に印加される電圧をパラメータとして説明する図である。 波長差と損失の温度変化の関係を、光吸収体に印加される電圧をパラメータとして表した図である。 光吸収体に印加される電圧とレーザ光が受ける損失の温度変化の関係を、波長差をパラメータとして説明する図である。 実施例1の光増幅装置の構成を説明する図である。 実施例1のSOAの平面図である。 図9のx-x線に於ける断面を矢印の方向から見た図である。 実施例1の補助光源の構成を説明する平面図である。 。図11のxi-xi線に於ける断面を矢印の方向から見た図である。 EA吸収体に印加される電圧と、損失の温度変化の関係を説明する図である。 実施例1の光増幅装置の動作を説明するフローチャートである。 記録ユニットに記録された対応表である。 対応表の作成手順の概要を説明するフローチャートである。 ステップS100の詳細を説明するフローチャートである。 ステップS200の詳細を説明するフローチャートである。 ステップS300の詳細を説明するフローチャートである。 実施例2の光増幅装置の構成を説明する図である。 本較例の光増幅装置の構成を説明する構成図である。 比較例の半導体レーザへ供給する電流と出力光強度の関係を説明する図である。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。尚、図面が異なっても対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
(1)構 成
図1は、本実施の形態の光増幅装置2の構成を説明する構成図である。
本光増幅器2は、図1に示すように、半導体光増幅器4と、半導体光増幅器4の光利得を制御する補助光6を発生する補助光源8を具備している。
また、本光増幅装置2は、補助光6と信号光10を合波し、半導体光増幅器4に入射させる合波器12を具備している。尚、「合波」とは、複数の入力光を合わせて出力することをいう。ここで、入力光の波長は、同一でも異なっていてもよい。また、合波器は、合岐器とも呼ばれることがある。
補助光6が入射すると、半導体光増幅器4の活性層に注入されたキャリアが誘導放出によって消費され光利得が低下する。従って、補助光6の強度を調整することによって、半導体光増幅器4の光利得を制御することができる。
ここで、補助光源8は、単一縦モードでレーザ発振する半導体レーザ14を有している。また、補助光源8は、半導体レーザ14が発生するレーザ光(以下、レーザ光と呼ぶ)を部分的に吸収し、このレーザ光を補助光6として出力する光吸収体16を有している。
ここで、光吸収体8は、例えば、多重量子井戸で形成された光吸収層が、n型クラッド層とp型クラッド層によって挟まれた電界吸収型光変調器で形成されている。
そして、本光増幅装置2では、第1の温度(例えば、25℃)に於いて光吸収体16によってレーザ光が受ける第1の損失は、第1の温度より高い第2の温度(例えば、50℃)に於いて光吸収体16によってレーザ光が受ける第2の損失より小さい。
ここで、光吸収体16によってレーザ光が受ける損失とは、光吸収体16に入射するレーザ光の強度Iinに対する、光吸収体16から出射するレーザ光の強度Ioutの比(Iout/Iin)のことである。尚、以下の説明では、損失は、対数表示(=−10×log(Iout/Iin))によって表される。
また、上記「第1の温度」及び上記「第2の温度」とは、光吸収体16の温度のことである。そして、光吸収体16を含む各部材(SOA4、半導体レーザ16等)の温度は、光増幅装置2が置かれた環境の温度と、光増幅装置2の動作状態によって決まる。
尚、SOA4、半導体レーザ14、及び光吸収体16の構造は、後述する実施例1の光増幅装置を形成するSOA、半導体レーザ、及び光吸収体と略同じである。
(2)動 作
図2は、本半導体光増幅器(SOA)4に於ける、補助光の強度と光利得の関係を説明する図である。横軸は、補助光の強度である。縦軸は、SOA4の光利得である。図2には、SOA4の温度が25℃の場合の関係18と、SOA4の温度が50℃の場合の関係20が示されている。
図2の関係18に示すように、25℃に於いて補助光6の強度が−3dBmの場合、SOA4の光利得は16dBになる。また、図2の関係20に示すように、50℃に於いて補助光6の強度が−7dBmの場合も、光利得は16dBになる。
ところで、上述したように、25℃に於いて光吸収体16によってレーザ光が受ける損失は、50℃に於いて光吸収体16によってレーザ光が受ける損失より小さくなる。また、半導体レーザの出力は、一般的に、素子温度が低くなるほど大きくなる。
従って、25℃に於ける補助光6の強度は、50℃に於ける補助光6の強度より大きくなる。本光増幅装置2では、例えば、光吸収体16に印加する電圧が−1.0Vの場合、50℃に於ける補助光6の強度は、25℃に於ける補助光6の強度より4dB小さくなる。
従って、半導体レーザ16に供給する電流を調整して、25℃に於ける補助光6の強度を−3dBmにしておけば、50℃に於ける補助光6の強度は、自動的に−7dBmになる。
このため、本光増幅装置2では、装置温度が25℃から50℃に変化しても、SOA4の光利得は、一定値16dBmに保たれる(図2参照)。
このように、本光増幅装置2では、装置温度の変化に合わせて補助光6の強度が自動的に調整されて、光利得が一定値に保たれる。
(3)補助光源
(i)基本動作
上述したように、補助光源8では、温度が上昇すると、光吸収体16によってレーザ光が受ける損失が増加し、その結果、補助光6の強度が低下する。
このような、光吸収体16によるレーザ光損失の増大は、以下のように説明することができる。
図3は、単一縦モードで発振する半導体レーザ14が発生するレーザ光の波長と、光吸収体16の吸収スペクトルの関係を説明する図である。ここで、横軸は、波長である(横軸の右側ほど、波長は長い。)。縦軸は、光吸収体16の吸収係数である(縦軸の上側ほど、吸収係数は大きい。)。
図3には、25℃に於ける光吸収体16の吸収スペクトル22と、50℃に於ける光吸収体16の吸収スペクトル24が示されている。また、図3には、25℃に於けるレーザ光の発振波長26と50℃に於けるレーザ光の発振波長28が示されている。
図3に示すように、光吸収体16の吸収スペクトル22、24は、温度が上昇すると長波長側に移動する。
本光増幅装置2では、光吸収体16は、半導体によって形成されている。従って、吸収スペクトル22、24の光吸収端の温度変化率は、半導体の吸収端の温度変化率(すなわち、半導体のエネルギーギャップの温度変化率)で決まり、約0.6nm/Kである。
同様に、レーザ光の発振波長26、28も、温度が上昇すると長波長側に移動する。但し、その変化率は約0.1nm/Kと小さい(図3参照)。
このように小さなレーザ光波長の温度変化率は、半導体屈折率の小さな温度変化率に起因する。本半導体レーザ14のように単一縦モードでレーザ発振する半導体レーザには、回折格子が設けられている。このような半導体レーザのレーザ発振波長は、回折格子が形成された半導体層の屈折率の温度変化に従って変化する。ここで、半導体の屈折率の温度変化率は、約0.1nm/Kである。故に、レーザ光の発振波長26、28の温度変化率は、約0.1nm/Kという小さな値になる。
以上の説明から明らかなように、吸収スペクトルの温度変化30は、レーザ発振波長の温度変化32より格段に大きくなる。
このため、補助光源の温度が上昇すると、レーザ発振波長28に於けるレーザ光が受ける損失が上昇する。
例えば、図3に示した例では、使用温度が25℃から50℃に上昇すると、レーザ光が受ける損失は、α25℃からα50℃に上昇する。
(ii)レーザ光損失の温度変化の調整
図4は、レーザ光が受ける損失の温度変化を説明する図である。尚、図4に示された温度変化は、光吸収体16に−1.0Vを印加して測定したものである。
横軸は、25℃に於ける上記光吸収層のバンドギャップ波長λEGに対する、25℃に於ける半導体レーザ14のレーザ発振波長λLDの波長差Δλ(=λLD−λEG)を表している。ここで、バンドギャップ波長λEGは、補助光源8に加工する前の半導体成長層を、フォトルミネセンスによって測定して求められる。
一方、図4の縦軸は、25℃に於ける損失α25℃に対する、50℃に於ける損失α50℃の比(以下、損失の温度変化と呼ぶ)である(図3参照)。
図4から明らかなように、波長差Δλ(=λLD−λEG)を調整することによって、損失の温度変化Δα(=10×log(α50℃25℃))を、0dBから6dBの範囲で調整できることができる。
尚、図4に示された損失の温度変化には、半導体レーザ14の出力光強度の温度変化が取り込まれている。すなわち、図4には、光吸収体16によって損失を受けたレーザ光(補助光6)の強度の温度変化が示されている。下記図6及び7に示す損失の温度変化にも、同様に、半導体レーザ14の出力光強度の温度変化が取り込まれている。
但し、説明が複雑にならないように、以下の説明では、半導体レーザ14の特性温度が高く、レーザ光強度は、温度によって殆ど変化しないものとする。この場合、図4等に示された温度変化は、吸収体16によってレーザ光が受ける損失の温度変化そのものになる。
本光増幅装置2では、波長差Δλが52.5nmに設定されている。従って、損失の温度変化Δαは、4dBになる(図4参照)。故に、補助光強度の温度変化も4dBになり、光利得は一定値16dBに保たれる(上記「(2)動 作」参照)。
このように、本光増幅装置2では、波長差の調整によって、損失の温度変化が所望の値(4dB)に調整されている。
(iii)印加電圧による光利得の変更
ところで、図2を参照すれば明らかなように、光利得を変更するためには、補助光の強度を変更すればよい。その際、装置温度(光増幅装置内部の温度)によって光利得が変化しないようにするためには、保持しようとする光利得が高くなるほど、高温時の補助光強度と低温時の補助光強度の差が大きくなればよい。
例えば、図2の示した例では、25℃から50℃への装置温度の変化に対して光利得を11dBに保つためには、25℃で5dBmの補助光強度が、50℃で4dBmに変化すればよい。この時の補助光強度の変化は、1dB(=5dBm−4dBm)である。
一方、25℃から50℃への使用温度の変化に対して光利得を16dBに保つためには、25℃で−3dBmの補助光強度が、50℃で−7dBmに変化すればよい。この時の補助光強度の変化は、4dB(=(−3dBm)−(−7dBm))である。
図4を参照して説明したように、光吸収体16によるレーザ光の損失の温度変化は、レーザ発振波長λLDと光吸収層のバンドギャップ波長λEGの波長差Δλ(=λLD−λEG)によって調整することができる。
しかし、光吸収層のバンドギャップ波長λEGは、光吸収体16を形成する吸収層の構造が決まれば、一つに定まってしまう。このため、波長差Δλの調整だけによって温度変化の抑制が可能な光利得は、一通りしかない(例えば、上記光利得16dB)。
ところで、光吸収体16を形成する光吸収層は、上述したように、半導体によって形成されている。よく知られているように、半導体に電圧を印加すると、その吸収スペクトルは変化する。
図5は、吸収体16によってレーザ光が受ける損失αと、波長差Δλ(=λLD−λEG)の関係を、吸収体16に印加される電圧をパラメータとして説明する図である。横軸は、波長差Δλである。縦軸は、レーザ光が受ける損失である。図5の中には、夫々の曲線が表すデータを測定した際に光吸収体16に印加されていた電圧が、引き出し線の先に示されている。尚、測定温度は、25℃である。
図5から明らかなように、光吸収体16によってレーザ光が受ける損失αは、吸収体16に印加する電圧によって変化する。
図5に示した関係は25℃で測定したデータであるが、50℃に於いても同様に、レーザ光の損失は印加電圧に従って変化する。
図6は、波長差Δλ(=λLD−λEG)と損失の温度変化Δα(=10×log(α50℃25℃))の関係を、光吸収体16に印加される電圧をパラメータとして表した図である。横軸は、波長差Δλ(=λLD−λEG)である。縦軸は、損失の温度変化Δα(=10×log(α50℃25℃)=10×logα50℃−10×logα25℃)である。尚、α50℃及びα25℃は、夫々、レーザ光が50℃及び25℃で受ける損失である。
図6には、夫々の曲線が表すデータを測定した際に光吸収体16に印加されていた電圧が、引き出し線の先に示されている。
図6に示すように、損失の温度変化Δαは、光吸収体16に印加される電圧によって変化する。
図7は、図6に示した関係を、光吸収体16に印加される電圧とレーザ光が受ける損失の温度変化Δαの関係に変換したものである。
すなわち、図7は、光吸収体に印加される電圧(以下、印加電圧と呼ぶ)と損失の温度変化Δαの関係を、波長差Δλをパラメータとして説明する図である。横軸は、印加電圧である。縦軸は、損失の温度変化Δαである。
図7の中には、夫々の曲線が表すデータを測定した光吸収体16の波長差Δλが、引き出し線の先に示されている。
図7に示すように、損失の温度変化Δαは、印加電圧によって変化する。また、印加電圧と損失の温度変化Δαの関係は、波長差Δλの大きさによって種々変化する。
従って、図7を参照すれば、損失の温度変化Δαが印加電圧に対して希望通りに変化する光吸収体を、波長差によって特定することができる。
例えば、印加電圧が0.5Vの時に損失の温度変化Δαが1dBになり、印加電圧が−1.0Vの時に損失の温度変化Δαが4dBになる光吸収体の波長差Δλは、52.5nmである。
このような波長差Δλを有する光吸収体16で補助光源8を形成すれば、以下に説明するように、光増幅装置2の光利得を、11dBと16dBの間で装置温度の変化に対して一定値に保つことができる。
上記「(ii)波長差によるレーザ光損失の制御」で説明したように、25℃から50℃への温度変化に対して光利得を16dBに保つためには、損失の温度変化Δαが4dBであればよい。このような損失の温度変化Δαは、波長差Δλが52.5nmである光吸収体によって補助光源8を形成し、吸収体16の印加電圧を−1.0Vに設定すれば実現できる(図7参照)。
また、25℃から50℃への温度変化に対して、光利得を11dBに保つためには、損失の温度変化Δαが1dBであればよい。このような損失の温度変化Δαは、上記光吸収体の印加電圧を、0.5Vに変更すればよい(図7参照)。
上述したように本光増幅装置2を形成する光吸収体16の波長差は、52.5nmである。従って、本光増幅装置2によれば、光吸収体16に印加する電圧を調整することによって、一定範囲内(11dB〜16dB)で光利得を、温度変化に対して一定値に保つことができる。
以上の説明から明らかなように、本光増幅装置2では、第1の使用温度(例えば、25℃)に於いて光吸収体16によってレーザ光が受ける損失が、光吸収体16に印加される電圧に応じて変化する。また、第2の使用温度(例えば、50℃)に於いて光吸収体16によってレーザ光が受ける損失も、吸収体に印加される電圧に応じて変化する。
そして、本光増幅装置2では、このような光吸収体を用いることによって、一定範囲内の光利得(11dB〜16dB)を、温度変化(25℃〜50℃)に対して一定値に保する。
(1)構 成
図8は本実施例の光増幅装置34の構成を説明する図である。
(i)SOA
本光増幅装置34は、SOA4を具備している(図8参照)。
図9は、SOA4の平面図である。図10は、図9のx-x線に於ける断面を矢印の方向から見た図である。
SOA4は、n型InP基板36と、n型InP基板36の上に形成されたn型InP製の下部クラッド層40を有している(図10参照)。
また、SOA4は、GaInAsP量子井戸構造によって、下部クラッド層40の上に形成された活性層38を有している。
このGaInAsP量子井戸構造は、層厚6nmのGaInAsP量子井戸層と、層厚10nmのGaInAsPバリア層が交互に積層された量子井戸構造である。また、GaInAsP量子井戸層の層数は6層である。尚、活性層38は、波長1.53μmでフォトルミネセンス発光する。
また、SOA4は、活性層38の上に形成された、p型InP製の上部クラッド層42を有している。
また、SOA4は、下部クラッド層40と、活性層38と、上部クラッド層42を含むメサストライプ44の両脇に形成された下部p型InP層46と、下部p型InP層の上に形成されたn型InP層48を有している。尚、図9には、メサストライプ44が、SOA4の内部を透視した状態で記載されている。
また、SOA4は、メサストライプ44とn型InP層48の上に形成された上部p型InP層50を有している。
また、SOA4は、上部p型InP層50の上に形成されたGaInAsP製の電極層52を有している。
また、SOA4は、電極層52の上に形成された電極54と、n型InP基板56の裏面に形成された電極56を有している。
ここで、下部p型InP層46、n型InP層48、及び上部p型InP層50はpnp電流ブロック構造を形成している。尚、SOA4の素子長は、600μmである。
また、SOA4の光入射面57及び光出射面58には、夫々、反射防止膜60が形成されている。
上記電極54、56には、電源(図示せず)が接続される。この電源からSOA4に供給される電流は、活性層38に集中して、光利得を発生させる。そして、この光利得によって、光入射面57から入射した信号光は活性層38で増幅されて、光出射面58から出射する。
ここで、光入射面57及び光出射面58で発生する光の反射を小さくするため、メサストライプ44は、光入射面57及び光出射面58に対して斜めに形成されている。
(ii)補助光源
図8に示すように、本光増幅器34は、補助光源8を有している。
補助光源8は、単一縦モードでレーザ発振する半導体レーザ14を有している。また、補助光源8は、半導体レーザ14が発生するレーザ光を部分的に吸収し、このレーザ光を補助光6として出力する光吸収体16を有している。
図11は、補助光源8の平面図である。図12は、図11のxi-xi線に於ける断面を矢印の方向から見た図である。
本実施例の半導体レーザ14は、分布帰還型(Distributed Feedback; DFB)半導体レーザ62である(図11及び12参照)。一方、光吸収体16は、電界吸収(Electro-absorption; EA)型光変調器64である。
ここで、分布帰還型半導体レーザ62(以下、DFBレーザと呼ぶ)と電界吸収型光変調器64(以下、EA吸収体と呼ぶ)は、夫々の活性層66と光吸収層68がバットジョイント接合によって連結されている(図11及び12参照)。
図12に示すように、分布帰還型半導体レーザ62は、n型InP基板70の上に形成された、n型InP製の下部クラッド層72と、下部クラッド層72の上面に形成された回折格子74を埋め込むGaInAsP製の光ガイド層76を有している。
また、分布帰還型半導体レーザ62は、GaInAsP多重量子井戸によって形成された活性層66を有している。
更に、分布帰還型半導体レーザ62は、p型InP製の上部クラッド層78と、p型GaInAsP製の電極層80を有している。ここで、GaInAsP多重量子井戸とは、GaInAsP製の井戸層とGaInAsP製の障壁層が積層された多重量子井戸のことである。
一方、EA吸収体64は、n型InP基板70の上に形成された、n型InP製の下部クラッド層82を有している。
また、EA吸収体64は、GaInAsP多重量子井戸によって形成された光吸収層68を有している。
更に、EA吸収体64は、p型InP製の上部クラッド層84と、p型GaInAsP製の電極層86を有している。
DFBレーザ62の電極層80及びEA吸収体64の電極層86には、夫々、レーザ側上部電極90と吸収体側上部電極92が形成されている。ここで、レーザ側上部電極90と吸収体側上部電極92は分離している。
そして、n型InP基板70の裏面には、下部電極88が形成されている。
ここで、下部クラッド層72、光ガイド層76、活性層66、上部クラッド層78、及び電極層80は順次積層され、DFBレーザ側のメサストライプを形成している。
また、下部クラッド層82、光吸収層68、上部クラッド層84、及び電極層86は順次積層され、EA吸収体側のメサストライプを形成されている。そして、両メサストライプは、端面が突き合わされた状態(バットジョイント)で接続している。
また、DFBレーザ側のメサストライプ及びEA吸収体側のメサストライプは、両脇がFeのドーピングされた半絶縁性InP層94によって埋め込まれている(図11参照)。
以上のように形成されたDFBレーザ62は、レーザ側上部電極90と下部電極88の間に接続された電源95から供給される電流によって、単一縦モードで発振する。
一方、EA吸収体64には、吸収体側上部電極92と下部電極88の間に接続された電源97によって、電圧が印加される。この電圧は、光吸収層68に電界を発生して、光吸収層68の吸収スペクトルを変化させる。
(iii)合波器
本光増幅装置34は、補助光6と信号光10を合波し、半導体光増幅器4に入射させる合波器12を具備している。ここで、合波器12は、ハーフミラーで形成されている。
(iv)筐体
本光増幅装置34では、SOA4、補助光源8、及び合波器12は、同一の箱型筐体96の内部に格納されている(図8参照)。従って、SOA4、補助光源8、及び合波器12の温度は、略同じになる。尚、SOA4、補助光源8、及び合波器12に対する温度制御は行われない。
また、筐体96の光出射口には、光学フィルタ98が配置されている。この光学フィルタ98は、SOA4によって増幅された光から、選択的に信号光だけを透過し、補助光を除去する。
(v)制御装置及び記録ユニット
本光増幅装置34は、SOA4及び補助光源8の動作を制御する制御装置100と、記録ユニット102を有している。
記録ユニット102には、後述する対応表が記録されている。制御装置100は、この対応表を参照して、補助光源8の動作を制御する。
(2)特 性
(i)SOA
先に説明した図2は、本SOA4に150mAの電流を供給して駆動した時のSOA4の光利得と、補助光6の強度の関係を説明する図である。従って、本SOA4の特性は、上記実施の形態で図2を参照して説明したとおりのものである。
(ii)補助光源
補助光源8のDFBレーザ62(半導体レーザ14)の25℃に於けるレーザ発振波長は、1540nmある。一方、EA吸収体64(光吸収体16)を形成する光吸収層の25℃に於けるバンドギャップ波長は、1487.5nmである。従って、EA吸収体64の波長差Δλは、52.5nm(=1540nm−1487。5nm)ある。
尚、波長差Δλとは、上述したように、EA吸収体64を形成する吸収層68の25℃に於けるバンドギャップ波長λEGに対する、DFBレーザ62の25℃に於ける発振波長λLDの差(Δλ=λLD−λEG)である。
図13は、EA吸収体64に印加される電圧とレーザ光が受ける損失の温度変化の関係を説明する図である。横軸は、EA吸収体64に印加される電圧(印加電圧)である。縦軸は、レーザ光が受ける損失の温度変化である。
ここで、図13に示されている関係は、図7に示した複数の損失の温度変化の内で、波長差が52.5nmとなっている温度変化である。図13に示すように、印加電圧が0.5Vの時の損失の温度変化は1dBである。また、印加電圧が−1.0Vの時の損失の温度変化は4dBである。
尚、レーザ光が受ける損失の温度変化とは、DFBレーザ62の発生するレーザ光がEA吸収体64によって受ける損失の温度変化のことである。図13に示した関係は、補助光源8の温度が25℃から50℃に変化した場合の損失の温度変化である。但し、図13に示す損失の温度変化には、DFBレーザ62が出力するレーザ光の強度の温度変化も取り込まれている。
以上説明したように、本補助光源8は、単一縦モードでレーザ発振する半導体レーザ14を有している。また、本補助光源8は、半導体レーザ14が発生するレーザ光に及ぼす損失が印加される電圧に応じて変化し、且つ温度が高いほど損失が大きくなる光吸収体16を有している。
そして、このような構成によって、本補助光源8は、半導体光増幅器34の光利得を制御する補助光6を発生する。
(3)動 作
図14は、本光増幅装置34の動作を説明するフローチャートである。従って、図14は、本実施例による光増幅方法の手順を説明する図である。
制御装置100は、ある光利得を発生するように外部から命令されると、まず、SOA4に駆動電流(例えば、150mA)を供給する。
この時、制御装置100は、(信号光10を増幅する)SOA4に、SOA4の温度によらず一定の電流を供給する(ステップS2)。
すると、SOA4は、信号光10及び補助光6を含む波長範囲で光利得を発生する。
次に、制御装置100は、記録ユニット102に記録された対応表にアクセスして、外部から指定された光利得(以下、目標光利得と呼ぶ)に対応する、DFBレーザ62の駆動電流とEA吸収体64への印加電圧を読み出す。
図15は、記録ユニット102に記録された対応表である。第1列目には、本光増幅装置34が発生する複数の光利得が記録されている。第2列目には、第1列目に記録された各光利得を発生するためにDFBレーザ62に供給する駆動電流(以下、レーザ駆動電流と呼ぶ)が記録されている。第3列目には、第1列目に記録された各光利得を発生するためにEA吸収体64に印加する電圧(以下、吸収体印加電圧と呼ぶ)が記録されている。尚、以下の説明で使用しないデータは、図15の対応表には、記載されていない。
例えば、外部から光利得を16dBにするように命令を受けると、制御装置100は、上記対応表にアクセスして第1列目の第2行目に記録された16dBに対応するレーザ駆動電流60mA及び吸収体印加電圧−1.0Vを読み出す。
次に、制御装置100は、対応表から読み出したデータに従って、補助光源8のDFBレーザ62に60mAを供給する。すなわち、補助光源8の半導体レーザ14(DFBレーザ62)に、補助光源8の温度によらず一定の電流を供給する(ステップS4)。
また、制御装置100は、対応表から読み出したデータに従って、補助光源8のEA吸収体64に−1.0Vを印加する。すなわち、補助光源8の光吸収体16(EA吸収体64)に、補助光源8の温度によらず一定の電圧を供給する(ステップS6)。
駆動電流60mAが供給されると、DFBレーザ62はレーザ光を発生する。一方、印加電圧−1.0Vが印加されると、EA吸収体64の損失の温度変化は、4dBになる(図13参照)。
すると、補助光源8が発生する補助光6の強度は、装置温度が25℃の時、−3dBmになる。一方、装置温度が50℃の時は、補助光6の強度は−7dBmにある。このような補助光強度の変化は、EA吸収体64の損失の温度変化が4dBであることに起因する。
このため、本光増幅装置34の光利得は、使用温度が20℃から50℃に変化しても、16dBに保たれる(図2参照)。装置温度が20℃から50℃の間にある場合にも、同様に、光利得は16dBに保たれる。
外部から光利得を11dBにするように命令を受けた場合にも、制御装置100は、上記対応表にアクセスする。そして、制御装置100は、対応表に従って、DFBレーザ62に駆動電流240mAを供給し、EA吸収体64に電圧0.5Vを印加する(図15参照)。
すると、補助光6の強度は、装置温度が25℃の場合には5dBmになり、装置温度が50℃の場合には4dBmになる。このため、本光増幅装置34の光利得は、装置温度が20℃から50℃に変化しても11dBに保たれる(図2参照)。
光利得を11dBと16dBの間の値にするように命令を受けた場合にも、制御装置100は同様の手順によって、命令された光利得を発生するよう、補助光源8を制御する。
このように、本光増幅装置34では、装置温度が変化しても、補助光6の強度が自動的に変化するので、光利得は殆ど変動しない。このため、本光増幅装置34では、補助光源8のフィードバック制御やSOA4の温度制御は行われない。従って、本光増幅装34は小型化であり、しかも、本光増幅装34の消費電力は小さい。
(4)対応表の作成手順
(i)手順の概要
図16は、上記対応表の作成手順の概要を説明するフローチャートである。
まず、補助光強度に対するSOA4の光利得の関係を、複数の温度(例えば、25℃と50℃)で測定する(ステップS100)。
本ステップにより、図2に示した、補助光の強度とSOAの光利得の関係が得られる。この関係から、光利得を一定値(例えば、16dB)保つ補助光6の強度比(例えば、4dB=(−3dBm)−(−7dBm))が特定される。
ここで、上記光利得の一定値は、対応表の第1列に「光利得」として記録される値である。そして、本ステップは、対応表に記録する全ての光利得に対して実施される。
次に、補助光源8の出力光強度の温度変化を、EA吸収体に印加する複数の電圧に対して測定する(ステップS200)。
ここで、補助光源8の出力光強度の温度変化とは、例えば、25℃に於ける補助光6の強度と、50℃に於ける補助光6の強度の比である。
本ステップにより、図13に示した関係が得られる。尚、図13の縦軸には「損失の温度変化」と記載されている。しかし、上述したように、「損失の温度変化」とは、光吸収体16の損失の温度変化に、半導体レーザ14の出力光強度の温度変化が取り込まれた物理量である。すなわち、図13の「損失の温度変化」とは、本ステップで得られる補助光の強度比のことである。
上述したように、ステップS100で得られる関係から、光利得を一定値(例えば、16dB)に保つ補助光6の強度比(例えば、4dB)が特定される。
そして、本ステップで得られる関係から、このような補助光の強度比を実現するために、光吸収体16に印加する電圧(例えば、−1V)が特定される。この印加電圧は、対応表の第3列目に「吸収体印加電圧」として記録される値である。
次に、以上のようにして特定される印加電圧(例えば、−1V)を光吸収体16に印加した状態で、光利得を一定値(例えば、16dB)に保つ補助光の強度比(例えば、4dB)を生成する半導体レーザ14の駆動電流を探索する(ステップS300)。
本ステップにより、対応表の第2列目に記録される「レーザ駆動電流」が得られる。
本ステップは、対応表に記録する全ての光利得に対して実施される。
最後に、以上の結果に基づいて、対応表を作成する(ステップS400)。
(ii)補助光強度に対するSOA光利得特性の測定(ステップS100)
図17は、ステップS100の詳細を説明するフローチャートである。
まず、SOA4に、実際に使用する駆動電流(例えば、150mA)を供給する(ステップS102)。
次に、SOA4の温度を、本光増幅装置34を使用する温度の下限又はその近傍(例えば、25℃)に設定する(ステップS104)。
次に、SOA4に入射する補助光6の強度を設定する(ステップS106)。
次に、この状態で、SOA4の光利得を測定する(ステップS108)。
次に、測定を予定していた全ての補助光強度に対して、SOA4の光利得の測定が終了しているか判定する(ステップS110)。
測定が終了していない場合には、ステップS106に戻り、補助光強度を変更して、再度SOA4の利得を測定する。測定が終了している場合には、次のステップに進む。
次に、測定を予定している全てのSOA4の温度に対して、SOA4の光利得の測定が終了しているか判定する(ステップS112)。
測定が終了していない場合には、ステップS104に戻り、SOA4の温度を変更して、SOA4の光利得の測定を再開する。測定が終了している場合には、本ステップS100を終了する。
本ステップにより、補助光強度に対するSOAの光利得の関係が、複数の使用温度に対して得られる。
(iii)印加電圧に対する補助光源出力強度の温度変化特許の測定(ステップS200)。
図18は、ステップS200の詳細を説明するフローチャートである。
まず、補助光源8のDFBレーザ62を駆動して、レーザ光を発生させる(ステップS202)。尚、駆動電流は、閾値近傍を避けることが好ましい。閾値近傍では、温度変化に対するレーザ光強度比の変化が激しいからである。
次に、補助光源8の温度を、本光増幅装置34を使用する温度の下限又はその近傍(例えば、25℃)に設定する(ステップS204)。
次に、EA吸収体64に所定の電圧を設定する(ステップS206)。
次に、この状態で、補助光源8の出力(補助光強度)を測定する(ステップS208)。
次に、測定を予定している全ての印加電圧に対して、補助光強度の測定が終了しているか判定する(ステップS210)。
測定が終了していない場合には、ステップS206に戻り、印加を変更して、補助光強度を測定する。測定が終了している場合には、次のステップに進む。
次に、測定を予定している全ての温度で、補助光強度の測定が終了しているか判定する(ステップ212)。
測定が終了していない場合には、ステップ204に戻り、印加電圧を変更して、補助光強度の測定を再開する。測定が終了している場合には、本ステップ200は終了する。
本ステップにより、EA吸収体に印加する複数に電圧に対する、補助光源の出力光強度の温度変化が得られる。
(iv)レーザ駆動電流の探知(ステップ300)
図19は、ステップS300の詳細を説明するフローチャートである。
まず、半導体レーザ14(DFBレーザ62)をレーザ発振させ、補助光6をSOA4に導入する(ステップS302)。
次に、ステップS100及びステップS200で得られる結果に基づいて特定される、光利得を一定値(例えば、16dB)に保つ一の電圧(例えば、−1.0V)を、光吸収体16(EA吸収体64)に印加する(ステップS304)。
次に、上記電圧が印加された状態の補助光源8を上記光利得(例えば、16dB)で発光させる駆動電流を予測して、DFBレーザ62に供給する(ステップS306)。
次に、この状態で複数の温度(例えば、25℃及び50℃)でSOA4の光利得を測定する(ステップS308)。
次に、上記複数の温度で測定したSOA4の光利得と上記光利得の差(光利得誤差)が、許容範囲内(例えば、0.5dB以内)であるか判定する(ステップS310)。
上記光利得誤差が、許容範囲を超えている場合には、ステップS306に戻り、DFBレーザ62の駆動電流を変更して、複数の温度(例えば、25℃と50℃)に於ける光利得の測定を再度行う。上記光利得誤差が、許容範囲内の場合には、上記光利得(例えば、16dB)、吸収体16に印加した電圧(例えば、−1V)、DFBレーザ62の駆動電流(例えば、60mA)を記録し、次のステップに進む。
次に、対応表に記録予定の全ての光利得に対して、DFBレーザ62の駆動電流を探索し終えたか判定する(ステップS312)。
判定が終了していない場合には、ステップS304に戻り、光吸収体16(EA吸収体)に印加する電圧を変更して、DFBレーザ62を駆動する電流の探索を再開する。
判定が終了している場合には、本ステップS300は終了する。
図20は、本実施例の光増幅装置104の構成を説明する図である。
(1)構 成
本光増幅装置104は、第1の半導体光増幅器106と、第2の半導体光増幅器108を有している。第1の半導体光増幅器106及び第2の半導体光増幅器108の構成及び特性は、実施例1のSOA4と略同じである。
また、本光増幅装置104は、第1の半導体光増幅器106の光利得及び第2の半導体光増幅器108の光利得を制御する補助光6を、出力する補助光源8を有している。
また、本光増幅装置104は、第1の光導波路112を介して第1の光入力口に補助光源8が接続された分波器114を有している。
分波器114の第2の光入力口には、第2の光導波路116を伝搬して来た信号光10が入射する。
また、光分波器114の第1の光出力口には、第1の半導体光増幅器106が接続され、分波器114の第2の光出力口には第2の半導体光増幅器108が接続されている。
そして、分波器114は、補助光6と信号光10を夫々2分割して、第1の光出力口と第2の光出力口に出力する。尚、分波器とは、入力光を複数の出力光に分割して出力する光学部材のことである。複数の波長の光が多重化されて入力光となっている場合にも、波長の異なる夫々の光は、複数の出力に分割されて出力される。「分波器」は、分岐器とも呼ばれている。
ところで、分波器114の第1の光出力口及び第2の光出力口には、夫々、分割された補助光6と同じく分割された信号光10が出力される。すなわち、分波器114は、補助光6と信号光10を合波して、第1の半導体光増幅器106及び第1の半導体光増幅器108に入射させる合波器でもある。従って、分波器114は、分波器と合波器の機能を併せ持った合分波器であるいうこともできる。後述する合波器118も、分波器と合波器の機能を併せ持っており、合分波器であるいうこともできる。
ここで、分波器114は、マルチモード干渉(Multi Mode Interference; MMI)型の光カプラである。
また、本光増幅装置104は、第3の光入力口に第1の半導体光増幅器106が接続され、第4の光入力口に第2の半導体光増幅器108が接続された合波器118を有している。
合波器118は、第3の光出力口から増幅された補助光111を出力し、第4の光出力口から増幅された信号光110を出力する。
そして、増幅された信号光110は、第3の光導波路120を伝搬した後、本光増幅装置104から出力される。一方、増幅された補助光111は、第4の光導波路122を伝搬した後、本光増幅装置104から出力される。
ここで、合波器118は、マルチモード干渉(Multi Mode Interference; MMI)型の光カプラである。
ここで、分波器114と、第1の光導波路106と、第2の光導波路108と、合波器118は、マッハツェンダ型干渉計124を形成している。
そして、補助光源8は、単一縦モードでレーザ発振する半導体レーザ14と、半導体レーザ14が発生するレーザ光を部分的に吸収し、このレーザ光を補助光6として出力する光吸収体16を有している。ここで、補助光源8の構成及び特性は、実施例1の補助光源と略同じである。
ここで、第1の温度(例えば、25℃)に於いて光吸収体16によって上記レーザ光が受ける第1の損失は、第1の温度より高い第2の温度(例えば、50℃)に於いて光吸収体16によってレーザ光が受ける第2の損失より小さい。
尚、本光増幅装置104では、図20に示すように、光増幅器106、108及び補助光源8が、同一の半導体基板126の上に形成されている。このため、光増幅器106、108及び補助光源8の各温度は、略等しくなる。
(2)動 作
本光増幅装置104の基本的な動作は、実施例1の光増幅装置34と略同じである。
実施例1の光増幅装置34では、合波器12が、信号光10と補助光6を合波して、SOA4に入射させる。そして、光フィルタ98が、増幅された補助光を、増幅された信号光から分離する。
一方、本光増幅装置104では、マッハツェンダ型干渉計124が信号光10と補助光6を合波し、半導体光増幅器106,108に入射させる。そして、マッハツェンダ型干渉計124が、増幅された補助光111を、増幅された信号光110から分離する。
ところで、本光増幅装置104でも、光増幅装置104の温度の変化に合わせて補助光6の強度が自動的に調整されるので、光利得は温度が変化しても殆ど変動しない。従って、本光増幅装置104でも、補助光源のフィードバック制御やSOAの温度制御は行われない。このため、本光増幅装置104は小型化で、その消費電力は小さい。
(比較例)
図21は、本比較例の光増幅装置128の構成を説明する構成図である。
本比較例の光増幅装置128の構成は、図1を参照して説明した光増幅装置2の構成と略同じである。但し、本比較例の光増幅装置128の補助光源8は、半導体レーザ14のみによって形成されている。
図22は、半導体レーザ14へ供給する電流と出力光強度の関係を説明する図である。
横軸は、供給電流である。縦軸は、出力光強度である。
図22には、動作温度が25℃の場合の関係130と、動作温度が50℃の場合の関係132が示されている。
動作温度によらずSOA4の光利得を、一定値例えば16dBに保つためには、補助光6の強度が、25℃では−3dBmであり、50℃では−7dBmであればよい。
図22に示すように、このような補助光強度の温度変化を実現するためには、動作温度に応じて、半導体レーザ14へ供給する電流を調整する必要がある。
従って、本比較例の光増幅装置128の光利得を、装置温度によらず一定値に保つためには、本光増幅装置128の温度を測定するセンサと、測定した温度に応じて補助光源8(半導体レーザ14)に供給する電流を調整する制御装置を設ければよい。
しかし、これらの装置を設けると、光増幅装置128が大型し、またその消費電力は大きくなる。
本比較例の光増幅装置128では、補助光強度の調整に用いることのできるパラメータは、半導体レーザ14へ供給する電流一つだけである。
一方、実施例1及び2の光増幅装置では、吸収体16に印加する電圧も、補助光強度の調整に用いることができる。このように、実施例1及び2の光増幅装置では、補助光強度の調整に用いることのできるパラメータは、半導体レーザ14へ供給する電流と光吸収体16に印加する電圧の2つである。
従って、実施例1及び2の光増幅装置では、半導体レーザ14の駆動電流を調整しなくても、光利得を一定値に保つことができる。
(変形例)
以上の例では、半導体光増幅器4の活性層38は、GaInAsP量子井戸構造によって形成されている。しかし、活性層38は、他の構造、例えばAlGaInAs量子井戸構造やバルク半導体層によって形成されてもよい。また、InP基板36の代わりに、他の半導体基板、例えばGaAs基板が用いられもよい。
また、以上の例では、単一縦モードで発振する半導体レーザ14は、DFBレーザである。しかし、半導体レーザ14は、単一縦モードで発振する他の半導体レーザ、例えばブラッグ反射器(Distributed Bragg reflector; DBR)半導体レーザや波長可変レーザであってもよい。
ここで、波長可変レーザとしては、発振波長の異なるDFBレーザやDBRレーザが複数搭載された集積型波長可変レーザが好ましい。
また、以上の例では、半導体レーザ14は、GaInAsP量子井戸構造によって形成されている。しかし、活性層66は、他の構造、例えばAlGaInAs量子井戸構造やバルク半導体層によって形成されてもよい。また、InP基板70の代わりに、他の半導体基板、例えばGaAs基板が用いられてもよい。
また、以上の例では、EA吸収体64の吸収層68は、GaInAsP量子井戸構造によって形成されている。しかし、吸収層68は、他の構造、例えばAlGaInAs量子井戸構造やバルク半導体層によって形成されてもよい。また、InP基板70の代わりに、他の半導体基板、例えばGaAs基板が用いられもよい。
以上の例では、半導体レーザ14のレーザ発振波長、EA吸収体64の光吸収層68バンドギャップ波長、及び信号光の波長は、夫々、1540nm、1487.5nm、1550nmである。
この例では、EA吸収体64の光吸収層68のバンドギャップ波長は、半導体レーザ14のレーザ発振波長より52.5nm短い。しかし、光吸収層68のバンドギャップ波長と半導体レーザ14のレーザ発振波長の差は、このような値に限られない。
例えば、EA吸収体64の光吸収層68のバンドギャップ波長は、半導体レーザ14のレーザ発振波長より20nm以上短く且つ60nm以下短いことが好ましい。この範囲内であれば、EA吸収体64に印加する電圧を調整することにより、補助光の温度変化を2dB以上にすることができる(図6参照)。更に、EA吸収体64のバンドギャップ波長は、半導体レーザ14のレーザ発振波長より35nm以上短く且つ55nm以下短いことが好ましい。この範囲内であれば、EA吸収体64に印加する電圧を調整することにより、補助光強度の温度変化を3dB以上にすることができる(図6参照)。
また、以上の例では、半導体レーザ14のレーザ発振波長と信号光の波長の差は、10nmである。しかし、弁別できる限り、両波長は更に接近してもよい。
また、以上の例では、半導体レーザ14と吸収体16は、同一基板上に集積されている。しかし、半導体レーザ14と吸収体16は個別の素子であっても良い。
また、以上の例では、分波器114及び合波器118は、ハーフミラーで形成されている。しかし、分波器114及び合波器118は、WDM(Wavelength Division Multiplexing)カプラ又はAWG(arrayed waveguide grating)或いは偏光ビームスプリッタで形成してもよい。
2・・・光増幅装置 4・・・半導体光増幅器
6・・・補助光 8・・・補助光源
10・・・信号光 12・・・合波器
14・・・半導体レーザ 16・・・光吸収体
18・・・25℃に於ける光利得 20・・・50℃に於ける光利得
22・・・25℃に於けるレーザ光の波長
24・・・50℃に於けるレーザ光の波長
26・・・25℃に於けるレーザ光の発振波長
28・・・50℃に於けるレーザ光の発振波長
30・・・吸収スペクトルの温度変化
32・・・レーザ発振波長の温度変化
34・・・実施例1の光増幅装置
36・・・n型InP基板 38・・・(SOAの)活性層
40・・・(SOAの)下部クラッド層
42・・・(SOAの)上部クラッド層
44・・・メサストライプ 46・・・下部p型InP層
48・・・n型InP層 50・・・上部p型InP層
52・・・(SOAの)電極層
54、56・・・電極 57・・・光入射面
58・・・光出射面 60・・・反射防止膜
62・・・分布帰還型半導体レーザ(DFBレーザ)
64・・・電界吸収型光変調器(EA吸収体)
66・・・(DFBレーザの)活性層
68・・・光吸収層 70・・・n型InP基板
72・・・(DFBレーザの)下部クラッド層
74・・・回折格子 76・・・GaInAsP光ガイド層
78・・・(DFBレーザの)上部クラッド層
80・・・(DFBレーザの)電極層
82・・・(電界吸収型光変調器の)下部クラッド層
84・・・(電界吸収型光変調器の)上部クラッド層
86・・・(電界吸収型光変調器の)電極層
88・・・下部電極 90・・・レーザ側上部電極
92・・・吸収体側上部電極 94・・・半絶縁性InP層
95・・・(DFBレーザに接続された)電源
96・・・筐体 97・・・(EA吸収体に接続された)電源
98・・・光学フィルタ
100・・・制御装置 102・・・記録ユニット
104・・・実施例2の光増幅装置
106・・・第1の半導体光増幅器 108・・・第2の半導体光増幅器
110・・・増幅された信号光 111・・・増幅された補助光
112・・・第1の光導波路
114・・・分波器 116・・・第2の光導波路
118・・・合波器 120・・・第3の光導波路
122・・・第4の光導波路
124・・・マッハツェンダ型干渉計 126・・・半導体基板
128・・・比較例の光増幅装置
130・・・動作温度が25℃の場合の関係
132・・・動作温度が50℃の場合の関係

Claims (7)

  1. 半導体光増幅器と、
    前記半導体光増幅器の光利得を制御する補助光を発生する補助光源と、
    前記補助光と信号光を合波し、前記半導体光増幅器に入射させる合波器を具備し、
    前記補助光源が、単一縦モードでレーザ発振する半導体レーザと、前記半導体レーザが発生するレーザ光を部分的に吸収し、前記レーザ光を前記補助光として出力する光吸収体とを有し、
    第1の温度に於いて前記光吸収体によって前記レーザ光が受ける第1の損失が、前記第1の温度より高い第2の温度に於いて前記光吸収体によって前記レーザ光が受ける第2の損失より小さい、
    光増幅装置。
  2. 請求項1に記載の光増幅装置において、
    前記第1の損失及び前記第2の損失が、前記光吸収体に印加される電圧に応じて変化することを、
    特徴とする光増幅装置。
  3. 請求項2に記載に光増幅装置において、
    前記光吸収体の25℃に於けるバンドギャップに対応する波長が、前記半導体レーザの25℃に於けるレーザ発振波長より20nm以上短く且つ60nm以下短いことを、
    特徴とする光増幅装置。
  4. 請求項1に記載の光増幅装置において、
    前記半導体光増幅器及び前記補助光源が同一筐体内に格納され、且つ温度制御を受けないことを、
    特徴とする光増幅装置。
  5. 請求項1に記載の光増幅装置において、
    前記半導体光増幅器と前記補助光源が、同一の半導体基板上に形成されていることを、
    特徴とする光増幅装置。
  6. 第1の半導体光増幅器と、
    第2の半導体光増幅器と、
    前記第1の半導体光増幅器の光利得及び前記第2の半導体光増幅器の光利得を制御する補助光を発生する補助光源と、
    第1の光入力口に前記補助光源が接続され、第2の光入力口に信号光が入射し、第1の光出力口に前記第1の半導体光増幅器が接続され、第2の光出力口に前記第2の半導体光増幅器が接続され、前記補助光と前記信号光を夫々2分割して、前記第1の光出力口と前記第2の光出力口に出力する光分波器と、
    第3の光入力口に前記第1の半導体光増幅器が接続され、第4の光入力口に前記第2の半導体光増幅器が接続され、第3の光出力口から増幅された前記補助光を出力し、第4の光出力口から増幅された前記信号光を出力する光合波器を有し、
    前記補助光源が、単一縦モードでレーザ発振する半導体レーザと、前記半導体レーザが発生するレーザ光を部分的に吸収し、前記レーザ光を前記補助光として出力する光吸収体とを有し、
    第1の温度に於いて前記光吸収体によって前記レーザ光が受ける第1の損失が、第1の温度より高い第2の温度に於いて前記光吸収体によって前記レーザ光が受ける第2の損失より小さい、
    光増幅装置。
  7. 信号光を増幅する半導体光増幅器に、前記半導体光増幅器の温度によらず一定の電流を供給し、
    単一縦モードでレーザ発振する半導体レーザと、前記半導体レーザが発生するレーザ光に及ぼす損失が印加される電圧に応じて変化し、且つ温度が高いほど前記損失が大きくなる光吸収体を有し、前記半導体光増幅器の光利得を制御する補助光を発生する補助光源の前記半導体レーザに、前記補助光源の温度によらず一定の電流を供給し、
    前記光吸収体に、前記補助光源の温度によらず一定の電圧を印加して、前記信号光を増幅する、
    光増幅方法。
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