JP6644340B1 - 畜舎の予防保全システム - Google Patents

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【課題】飼料配管内の状態をリアルタイムで把握して故障の原因をいち早く察知できるシステムを提供する。【解決手段】飼料供給ホッパーと、飼料供給ホッパーから飼料が供給され、供給された飼料を搬送する飼料配管と、飼料配管内に配置され、飼料配管内で飼料を搬送するための搬送用長尺部材と、搬送用長尺部材を飼料の搬送のために駆動するモータ32と、モータ32に供給される電流値を受信するコンピュータ50と、を具備し、コンピュータ50の制御部52は、モータ32に供給される電流値を測定し、測定した電流値が、定格電流値未満の予め設定した閾値を超えたことを判断した場合には、飼料配管内の異常を判断する。【選択図】図5

Description

本発明は、畜舎設備において故障が起きる前にそれを予見する畜舎の予防保全システムに関する。
例えば、特許文献1、特許文献2に示すように、鶏舎、豚舎などを含む畜舎においては、飼料を自動的に給餌器に供給するために、飼料が大量に貯留された飼料供給ホッパーを設け、飼料供給ホッパーと接続した飼料配管から給餌器に飼料を供給する設備が、従来より用いられている。
特許文献1(登録実用新案第3020591号公報)及び特許文献2(特開平8−143125号公報)に示す設備は、畜舎内を周回してエンドレスに接続された飼料配管の供給箇所に、飼料供給ホッパーから飼料を落下させて供給している。そして、飼料配管内の飼料の移動は、飼料配管内に配置された搬送ケーブル又は搬送チェーンによって実行される。搬送ケーブル又は搬送チェーンは、ケーブル又はチェーンに所定間隔おきに樹脂製等のコマ(例えば円盤形状)が設けられている。搬送ケーブル又は搬送チェーンは飼料配管中を移動することで、コマが飼料配管内の飼料を搬送する。
なお、特許文献3(特開2005−304402号公報)の図1には、飼料配管の内部に螺旋状の搬送スクリューを配置し、搬送スクリューを回転させることで飼料配管内の飼料を搬送する構成も開示されている。
登録実用新案第3020591号公報 特開平8−143125号公報 特開2005−304402号公報
飼料配管中を搬送ケーブル又は搬送チェーンが移動して飼料を移送する場合において、搬送ケーブル又は搬送チェーンに設けられているコマが破損してしまうと、破損したコマが飼料配管中に詰まってしまい、餌詰まりの原因になってしまう。ただし、餌詰まりの原因としては、コマの破損以外に飼料内の異物混入など他の原因もある。
また、搬送スクリューが破損した場合も、搬送ケーブル又は搬送チェーンが破損した場合と同様に餌詰まりの原因になる。
餌詰まりのまま飼料の搬送を続けてしまうと搬送ケーブル又は搬送チェーンが伸びたり、又は切断してしまったりするおそれがある。
また、搬送ケーブル、搬送チェーン又は搬送スクリューを駆動しているモータが故障するおそれがある。
このため、これらの不具合が生じる前に異常状態を検出したいという要望がある。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、飼料配管内の状態をリアルタイムで把握して故障の原因をいち早く察知できるシステムを提供することにある。
本発明にかかる畜舎設備の予防保全システムによれば、飼料が貯留された飼料供給ホッパーと、該飼料供給ホッパーから飼料が供給され、供給された飼料を搬送する飼料配管と、該飼料配管内に配置され、飼料配管内で飼料を搬送するための搬送用長尺部材と、該搬送用長尺部材を飼料の搬送のために駆動するモータと、前記モータに供給される電流値を受信するコンピュータと、前記飼料配管のコーナー部に設けられ、前記搬送用長尺部材をガイドして前記搬送用長尺部材がコーナー部で曲がって移動するようにフリー回転するプーリーであるコーナーホイールと、前記コーナーホイールの回転を検出する回転検出センサと、を具備し、前記コンピュータは、制御部と、モニタとを有し、前記制御部は、前記モータに供給される電流値を測定し、測定した電流値が、定格電流値未満であって、予め実験により算出された、餌詰まりか否かを判断できる値として設定した閾値を超えたことを判断した場合、又は前記回転検出センサによってコーナーホイールが回転していないことを検出した場合には、前記モニタに飼料配管内の異常を表示させるように制御し、及び/又は畜舎の作業者の所定アドレスに対して異常を通報するように制御することを特徴としている。
この構成を採用することによって、搬送用長尺部材を駆動するモータが予め設定した電流値以上流れたことを検出することができるので、飼料配管内の様子を常時把握することができる。そして、異常が生じた場合すぐに異常の発生を把握することができる。
なお、一般的にはモータには最初から過負荷防止回路が設けられているか又は過負荷防止回路を後から取り付けて、過負荷が生じた場合にモータの焼損などを防止するためにモータを停止させるようにしている。しかし、本発明では、モータが過負荷によって自動的に停止する前に飼料配管内の異常を判断できるので、搬送用長尺部材が伸びたり、切断してしまったり、モータが故障してしまう前の対処が可能となる。
また、この構成によれば、コーナーホイールが回転していないこと検出することで、コーナーホイール内に飼料や異物等が詰まっているか、または搬送用長尺部材(例えば、搬送ケーブル又は搬送チェーン)が削れてしまってコーナーホイールとの噛み合わせが悪くなっているなどの不具合を判断することができる。
また、前記飼料供給ホッパーには、貯留されている飼料残量を測定する飼料残量センサが設けられ、前記制御部は、前記飼料残量センサによって測定された飼料残量が、所定時間経過後に予め設定した変化量閾値未満の変化しかない場合には、前記モニタに飼料配管内の異常又は飼料供給ホッパー内の異常を表示させるように制御することを特徴としてもよい。
この構成によれば、飼料供給ホッパー内で飼料残量が変化していない場合にはブリッジが発生して飼料が落下しないなどの不具合であると判断できる。
本発明の畜舎設備の予防保全システムによれば、飼料配管内の状態をリアルタイムで把握することができる。
畜舎設備の概要を示す説明図である。 図1の畜舎設備をさらに詳細に示した説明図である。 搬送チェーンの説明図である。 ドライブユニットの構成を示す説明図である。 モータとコンピュータとの接続を示すブロック図である。 コーナーホイールの構成を示す説明図である。 飼料供給ホッパーの構成を示す説明図である。 畜舎設備の他の実施形態の説明図である。 コンピュータと畜舎との接続について説明する説明図である。
図1及び図2に畜舎設備の一例を示し、図3に搬送用長尺部材の一例としての搬送チェーンを示す。
なお、図1及び図2に示す畜舎は豚舎であるが、畜舎としては豚舎に限定するものではない。
畜舎設備として、飼料が貯留された飼料供給ホッパー10と、飼料供給ホッパー10に接続されて飼料供給ホッパー10内の飼料が供給される飼料配管12が設けられている。飼料配管12は、パイプ状であって内部を飼料が流通するように構成され、畜舎11内を一周して循環するようにエンドレスに接続されている。
飼料配管12内には、搬送用長尺部材の一例としての搬送チェーン14が配置されている。搬送チェーン14は、図3に示すように金属製のチェーン20に、樹脂製のコマ22(円盤状の部材)が所定間隔おきに取り付けられて構成されている。具体的には、チェーン20を構成するリング1つおきにコマ22が取り付けられている。
搬送チェーン14は、エンドレスに接続された飼料配管12内全体に配置されるよう、エンドレスに接続されている。搬送チェーン14は、後述するドライブユニット26によって飼料配管12の内部を移動するように駆動される。搬送チェーン14が飼料配管12内を移動することによって、飼料配管12内の飼料が飼料配管12内を流通する。
飼料配管12の所定箇所の下部には、給餌器13が設けられている。飼料配管12を流通する飼料は給餌器13に落下し、給餌器13から家畜に供給される。
また、図2には給餌器13だけではなく、飼料配管12の下部から単なるパイプ15が家畜に向けて設けられている例も示している。
図2に示すように、搬送チェーン14の駆動は、飼料配管12のいずれかの箇所に設けられたドライブユニット26によって行われる。
またドライブユニット26の内部構成を図4に示す。
ドライブユニット26の筐体27内には、2つのプーリー28、30が設けられている。一方のプーリー28の回動軸にはモータ32が接続されており、搬送チェーン14に動力を伝達する駆動プーリー28を構成する。他方のプーリー30は、フリー回転するように設けられている従動プーリー30である。
本実施形態のドライブユニット26の筐体27においては、チェーン入口側27b(図5の右側)から搬送チェーン14が進入し、搬送チェーン14は駆動プーリー28にかけ渡される。駆動プーリー28によって搬送チェーン14はいったん右側に戻る方向に方向転換される。
そして駆動プーリー28よりもピッチ円が搬送チェーン14の搬送方向から見て左右何れかに位置する(本実施形態では、図4において駆動プーリー28よりも紙面垂直方向手前側に位置する)従動プーリー30にかけ渡される。
駆動プーリー28は、搬送チェーン14のコマ22と噛み合う歯28aが形成されており、モータ32によって回転駆動することによって搬送チェーン14に動力を与える。
そして、搬送チェーン14は、筐体27のチェーン入口側27bと対向する位置にあるチェーン出口側27a(図5の左側)からドライブユニット26を出ていく。
また、図5にモータを含んだ本システムのブロック図を示す。
モータ32には過負荷防止回路33が設けられる。過負荷防止回路33は、モータ32の定格に基づいて過電流が供給されたか否かを検出し、過電流が供給されたことを検出した場合にモータ32の焼損を防止するために電源供給を停止させる機能を有する。これはモータ32の付属として予め設けられているか、あるいはモータ32とは別個に設けられている。
本実施形態では、過負荷防止回路33で検出する過負荷状態よりも前の段階で、モータ32の負荷が増えたときに餌詰まり等の状態を検出しようとするものである。そこで、本実施形態では、モータ32に供給される電流値を検出する電流検出回路37を設け、電流検出回路37によって検出された電流値データをコンピュータ50へ送信する。
なお、過負荷防止回路33とは別個に電流検出回路37を設けなくてもよく、過負荷防止回路33から電流値データが出力可能であれば、過負荷防止回路33からコンピュータ50へ電流値データを送信してもよい。
コンピュータ50としては一般的なパーソナルコンピュータを用いることができる。また、各センサとコンピュータ50との接続は、有線又は無線LAN等を用いて接続してもよいし、遠距離の場合にはインターネット経由で接続してもよい。
コンピュータ50は、CPU、メモリ等から構成される制御部52と、モニタ54とを少なくとも備えている。制御部52には、モータに供給される電流値に対して飼料配管内の異常と考えられる場合の電流値を閾値として予め設定している。この場合の閾値としては、過負荷防止回路33において設定されている過負荷としての電流値よりも低い値として設定されている。一般的に過負荷防止回路33における過負荷の判断はモータ32の定格電流値に基づいているが、制御部52で設定する閾値は、定格電流値未満の値であって、モータ32が破損する前の段階で、餌詰まりか否かを判断できる値として予め実験等により算出しておく。
制御部52は、予め記憶してあった閾値と、モータ32に供給される電流値を比較し、モータに供給される電流値が閾値を超えたことを検出した場合、搬送スクリュー55の破損や異物の混入等の原因により飼料配管12が詰まっていると判断する。
そして、制御部52は、モニタ54に対して飼料配管12が詰まっていることを表示させる。
次に、飼料配管12の中途部に設けられたコーナーホイールについて、図6に基づいて説明する。
飼料配管12が90度曲げられた位置にはコーナーホイール35が設けられている。
コーナーホイール35は、搬送チェーン14をガイドするようにフリー回転するプーリーであって、飼料配管12と一体になってコーナーホイール35を覆うカバー36内に配置されている。
コーナーホイール35には、搬送チェーン14のコマ22と噛み合う歯35aが形成されており、搬送チェーン14の移動によってフリー回転する。飼料配管12が90度曲げられている箇所では。飼料配管12内の搬送チェーン14がコーナーホイール35にかけ渡されて方向転換される。
また、コーナーホイール35覆うカバー36内には、コーナーホイール35の回転の有無を検出する回転検出センサ42が設けられている。回転検出センサ42としては、光電センサ等を採用することができる。
回転検出センサ42が検出した回転検出信号はコンピュータ50に入力される。
図7に示すように、飼料供給ホッパー10内には、貯留されている飼料残量を測定する飼料残量センサ44が設けられている。
飼料残量センサ44としては、例えば飼料供給ホッパー10内に設けられた光電センサを採用することができる。光電センサを、飼料供給ホッパー10の内壁面に上下方向に沿って所定間隔おきに配置し、複数の光電センサのうちいずれの光電センサによって飼料を検出できるかによって飼料残量を算出できる。
また、飼料残量センサ44としては、レーザ光を送受信できる距離測定装置を飼料供給ホッパー10内に設け、飼料供給ホッパー10内部全体を走査して飼料の高さ位置を計測することによって飼料残量を算出してもよい。
さらに、飼料残量センサ44としては重量計を採用し、重量計を飼料供給ホッパー10に設けて、重量に基づいて飼料残量を算出してもよい。また飼料残量センサ44としてはロードセルを採用し、ロードセルを飼料供給ホッパー10の底面下方に位置する飼料配管12に配置して落下する飼料配管12に供給される飼料の重量をその都度測定し、飼料供給ホッパー10内の飼料残量を算出してもよい。
飼料残量センサ44の検出した飼料残量信号はコンピュータ50へ入力される。
コーナーホイールの異常について説明する。
制御部52は、各コーナーホイール35の回転検出センサ42からの信号を常時計測しており、いずれかの回転検出センサ42からの回転検出信号が途絶えた場合、このコーナーホイール35が回転していないと判断し、モニタ54に対して所定のコーナーホイール35が回転していないことを表示させる。
次に、飼料供給ホッパーの異常について説明する。
制御部52は、飼料供給ホッパー10内の飼料残量センサ44からの信号を常時計測している。ただし、制御部52の動作は、飼料残量センサ44の種類によって異なる。
次に、飼料残量センサ44が、飼料供給ホッパー10内に上下方向に沿って所定間隔おきに設けられている複数の光電センサの場合について説明する。制御部52は、飼料を検出した光電センサが所定時間経過して下方に移動していった場合に、単位時間当たりの飼料の減少量を算出する。ここでは、減少量を単なる飼料の堆積高さの減少高さとしておくとよい。そして、制御部52は、予め記憶してあった変化量閾値(飼料の堆積高さの変化量)と、単位時間当たりの減少量とを比較し、単位時間当たりの減少量が変化量閾値未満であることを算出した場合、飼料供給ホッパー10の下部でブリッジが生じたなどの原因により飼料供給ホッパー10が詰まっていると判断する。
そして、制御部52は、モニタ54に対して飼料供給ホッパー10が詰まっていることを表示させる。
なお、飼料残量センサ44としては、上述のようにレーザ光を送受信できる距離測定装置、重量計、又はロードセルを採用することができる。
距離測定装置の場合も、制御部52に記憶されている変化量閾値はホッパー内の高さの変化量でよいが、重量計又はロードセルの場合は重量の変化量である。
また、上述してきた実施形態においては、搬送用長尺部材としては、搬送チェーンについて説明した。しかし、搬送用長尺部材としては搬送チェーンに限定するものでは無い。例えば、ケーブルの所定間隔おきにコマを設けた搬送ケーブルを採用してもよい。
次に、搬送用長尺部材として搬送スクリューを採用した実施形態について説明する。
図8に、飼料配管内に搬送スクリューを設けた実施形態を示す。なお、上述してきた実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態では、飼料配管12はエンドレスに接続されているものではなく、飼料配管12の両端は閉塞されているものである。このようにエンドレスに接続されていない飼料配管12に対しては搬送スクリュー55が飼料配管12内に配置され、搬送スクリュー55が回転することで飼料を搬送する。搬送スクリュー55は、らせん状に形成された金属製の部材である。
搬送スクリュー55の一端部には、搬送スクリュー55を回転駆動するモータ32が取り付けられている。
また、搬送スクリュー55の他端部には、エンドメタル56が取り付けられている。エンドメタル56は、搬送スクリュー55の他端部において飼料配管12を閉塞するとともに、搬送スクリュー55と共回りするように設けられている。
搬送スクリュー55を回転駆動するモータ32とコンピュータ50とのブロック図は図5に示した通りである。
モータ32には、過負荷防止回路33が設けられる。過負荷防止回路33は、モータ32の定格に基づいて過電流が供給されたか否かを検出し、過電流が供給されたことを検出した場合にモータ32の焼損を防止するために電源供給を停止させる機能を有する。これはモータ32の付属として予め設けられているか、あるいはモータ32とは別個に設けられている。
本実施形態では、過負荷防止回路33で検出する過負荷状態よりも前の段階で、モータ32の負荷が増えたときに餌詰まり等の状態を検出しようとするものである。そこで、本実施形態では、モータ32に供給される電流値を検出する電流検出回路37を設け、電流検出回路37によって検出された電流値データをコンピュータ50へ送信する。
なお、過負荷防止回路33とは別個に電流検出回路37を設けなくてもよく、過負荷防止回路33から電流値データが出力可能であれば、過負荷防止回路33からコンピュータ50へ電流値データを送信してもよい。
制御部52には、モータに供給される電流値に対して飼料配管内の異常と考えられる場合の電流値を閾値として予め設定している。この場合の閾値としては、過負荷防止回路33において設定されている過負荷としての電流値よりも低い値として設定されている。一般的に過負荷防止回路33における過負荷の判断はモータ32の定格電流値に基づいているが、制御部52で設定する閾値は、定格電流値未満の値であって、モータ32が破損する前の段階で、餌詰まりか否かを判断できる値として予め実験等により算出しておく。
制御部52は、予め記憶してあった閾値と、モータ32に供給される電流値を比較し、モータに供給される電流値が閾値を超えたことを検出した場合、搬送スクリュー55の破損や異物の混入等の原因により飼料配管12が詰まっていると判断する。
そして、制御部52は、モニタ54に対して飼料配管12が詰まっていることを表示させる。このような構成により、搬送スクリュー55の破損やエンドメタル56の摩耗や破損などを検出することが可能である。
図9に、コンピュータと畜舎の配置関係を示す。
1台のコンピュータ50が管理するのは、1つの畜舎に限定するものではなく、複数の畜舎を管理することも含む。また、複数の畜舎はそれぞれ別の経営であってもよい。つまり、本実施形態のシステムの運用業者がコンピュータ50を所有して、複数の畜舎経営業者からのセンサのデータをチェックするよう保全管理を実行するのである。
この場合、畜舎における電流検出回路37、飼料残量センサ44、回転検出センサ42の各種データは、インターネットを介してコンピュータ50に接続されている。インターネットを介して接続されているので、畜舎とコンピュータ50の設置場所は離れた場所であってもよい。
コンピュータ50の作業者は、複数の畜舎からの各種センサのデータを確認し、異常を発見したときに異常があった畜舎へ通報を行う。通報としては、畜舎の担当者に電話連絡したり、あるいは電子メールで通報することもできる。通報は、コンピュータ50が自動的に行ってもよい。したがって、コンピュータ50には、自動通信装置が備えられているか、又はメール送受信ソフトウェア(ソーシャルネットワークも含む)が備えられ、自動通信装置から該当する電話番号に通知を行うか、またはメール送受信ソフトウェアから自動的に電子メール(ソーシャルネットワークの場合は電子メールではなくコメント)を送信するように制御部52が制御する。なお、特許請求の範囲では、作業者等の電話番号、電子メールやソーシャルネットワークのアドレス等を総称して所定アドレスと称している。
このため、畜舎の担当者はコンピュータ50の作業者(システムの運用業者)からの連絡を受けて畜舎設備の確認をすればよく、日常的な確認の手間を省くことができる。
10 飼料供給ホッパー
11 畜舎
12 飼料配管
13 給餌器
14 搬送チェーン
15 パイプ
20 チェーン
22 コマ
26 ドライブユニット
27b チェーン出口側
27a チェーン入口側
27 筐体
28 駆動プーリー
28a 歯
30 従動プーリー
32 モータ
35 コーナーホイール
35a 歯
36 カバー
42 回転検出センサ
44 飼料残量センサ
50 コンピュータ
52 制御部
54 モニタ
55 搬送スクリュー
56 エンドメタル

Claims (2)

  1. 飼料が貯留された飼料供給ホッパーと、
    該飼料供給ホッパーから飼料が供給され、供給された飼料を搬送する飼料配管と、
    該飼料配管内に配置され、飼料配管内で飼料を搬送するための搬送用長尺部材と、
    該搬送用長尺部材を飼料の搬送のために駆動するモータと、
    前記モータに供給される電流値を受信するコンピュータと、
    前記飼料配管のコーナー部に設けられ、前記搬送用長尺部材をガイドして前記搬送用長尺部材がコーナー部で曲がって移動するようにフリー回転するプーリーであるコーナーホイールと、
    前記コーナーホイールの回転を検出する回転検出センサと、を具備し、
    前記コンピュータは、制御部と、モニタとを有し、
    前記制御部は、
    前記モータに供給される電流値を測定し、測定した電流値が、定格電流値未満であって、予め実験により算出された、餌詰まりか否かを判断できる値として設定した閾値を超えたことを判断した場合、又は前記回転検出センサによってコーナーホイールが回転していないことを検出した場合には、前記モニタに飼料配管内の異常を表示させるように制御し、及び/又は畜舎の作業者の所定アドレスに対して異常を通報するように制御することを特徴とする畜舎設備の予防保全システム。
  2. 前記飼料供給ホッパーには、貯留されている飼料残量を測定する飼料残量センサが設けられ、
    前記制御部は、前記飼料残量センサによって測定された飼料残量が、所定時間経過後に予め設定した変化量閾値未満の変化しかない場合には、前記モニタに飼料配管内の異常又は飼料供給ホッパー内の異常を表示させるように制御することを特徴とする請求項1記載の畜舎設備の予防保全システム。
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