JP6644341B1 - 畜舎の予防保全システム - Google Patents

畜舎の予防保全システム Download PDF

Info

Publication number
JP6644341B1
JP6644341B1 JP2019078817A JP2019078817A JP6644341B1 JP 6644341 B1 JP6644341 B1 JP 6644341B1 JP 2019078817 A JP2019078817 A JP 2019078817A JP 2019078817 A JP2019078817 A JP 2019078817A JP 6644341 B1 JP6644341 B1 JP 6644341B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed
feed pipe
state
pipe
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019078817A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020174565A (ja
Inventor
中島 功雄
功雄 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakajima Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Nakajima Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakajima Seisakusho Co Ltd filed Critical Nakajima Seisakusho Co Ltd
Priority to JP2019078817A priority Critical patent/JP6644341B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6644341B1 publication Critical patent/JP6644341B1/ja
Publication of JP2020174565A publication Critical patent/JP2020174565A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)

Abstract

【課題】飼料配管内の状態をリアルタイムで把握して故障の原因をいち早く察知できるシステムを提供する。【解決手段】飼料供給ホッパーと、飼料供給ホッパーから飼料が供給され、供給された飼料を搬送する飼料配管12と、飼料配管12内に配置され、飼料配管内で飼料を搬送するための搬送用長尺部材14と、飼料配管12の外壁面の1又は複数個所に設けられた1又は複数の近接センサ40と、近接センサ40によって検出された飼料配管内の飼料の搬送状態及び搬送用長尺部材14の状態の検出データを受信するコンピュータと、を有し、コンピュータの制御部は、近接センサ40から受信した飼料の搬送状態及び搬送用長尺部材14の状態の検出データに基づいて飼料配管12内の異常を判断する。【選択図】図4

Description

本発明は、畜舎設備において故障が起きる前にそれを予見する畜舎の予防保全システムに関する。
例えば、特許文献1、特許文献2に示すように、鶏舎、豚舎などを含む畜舎においては、飼料を自動的に給餌器に供給するために、飼料が大量に貯留された飼料供給ホッパーを設け、飼料供給ホッパーと接続した飼料配管から給餌器に飼料を供給する設備が、従来より用いられている。
特許文献1(登録実用新案第3020591号公報)及び特許文献2(特開平8−143125号公報)に示す設備は、畜舎内を周回してエンドレスに接続された飼料配管の供給箇所に、飼料供給ホッパーから飼料を落下させて供給している。そして、飼料配管内の飼料の移動は、飼料配管内に配置された搬送ケーブル又は搬送チェーンによって実行される。搬送ケーブル又は搬送チェーンは、ケーブル又はチェーンに所定間隔おきに樹脂製等のコマ(例えば円盤形状)が設けられている。搬送ケーブル又は搬送チェーンは飼料配管中を移動することで、コマが飼料配管内の飼料を搬送する。
登録実用新案第3020591号公報 特開平8−143125号公報
飼料配管中を搬送ケーブル又は搬送チェーンが移動して飼料を移送する場合において、搬送ケーブル又は搬送チェーンに設けられているコマが破損してしまうと、破損したコマが飼料配管中に詰まってしまい、餌詰まりの原因になってしまう。ただし、餌詰まりの原因としては、コマの破損以外に飼料内の異物混入など他の原因もある。
また、コマが破損していると、破損している部分では飼料を搬送できなくなるため、飼料の搬送量が不安定になってしまう。
餌詰まりのまま飼料の搬送を続けてしまうと搬送ケーブル又は搬送チェーンが伸びたり、又は切断してしまったりするおそれがある。
このため、搬送ケーブル又は搬送チェーンが伸びたり切断する前に異常状態を検出したいという要望がある。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、飼料配管内の状態をリアルタイムで把握して故障の原因をいち早く察知できるシステムを提供することにある。
本発明にかかる畜舎設備の予防保全システムによれば、飼料が貯留された飼料供給ホッパーと、該飼料供給ホッパーから飼料が供給され、供給された飼料を搬送する飼料配管と、該飼料配管内に配置され、飼料配管内で飼料を搬送するための搬送用長尺部材と、前記飼料配管の外壁面の1又は複数個所に設けられた1又は複数の近接センサと、該近接センサによって検出された飼料配管内の飼料の搬送状態及び搬送用長尺部材の状態の検出データを受信するコンピュータと、を具備し、前記コンピュータは、制御部と、モニタとを有し、前記制御部は、前記近接センサから受信した飼料の搬送状態及び搬送用長尺部材の状態の検出データにおける極小値が予め設定した上限閾値を超えたこと、又は前記検出データにおける極大値が下限閾値未満になったと判断した場合には、前記モニタに飼料配管内の異常を表示させるように制御し、及び/又は畜舎の作業者の所定アドレスに対して異常を通報するように制御することを特徴としている。
この構成を採用することによって、近接センサによって飼料配管内の様子を常時把握することができ、異常が生じた場合すぐに異常の発生を把握することができる。このため、搬送用長尺部材が伸びたり、切断してしまう前の対処が可能となる。
また、検出データが上限閾値を超えた場合には、飼料配管内の飼料が詰まっていると判断できる。また検出データが下限閾値未満の場合には、飼料配管内の搬送用長尺部材(例えば、搬送ケーブル又は搬送チェーン)が破損していると判断できる。このため、搬送用長尺部材が伸びたり、切断してしまう前の対処が可能となる。
本発明にかかる畜舎設備の予防保全システムによれば、飼料が貯留された飼料供給ホッパーと、該飼料供給ホッパーから飼料が供給され、供給された飼料を搬送する飼料配管と、該飼料配管内に配置され、飼料配管内で飼料を搬送するための搬送用長尺部材と、前記飼料配管の外壁面の1又は複数個所に設けられた1又は複数の近接センサと、該近接センサによって検出された飼料配管内の飼料の搬送状態及び搬送用長尺部材の状態の検出データを受信するコンピュータと、を具備し、前記コンピュータは、制御部と、モニタとを有し、前記制御部は、前記近接センサから受信した飼料の搬送状態及び搬送用長尺部材の状態の検出データにおける所定期間における平均値を算出し、算出した平均値が予め設定した上限閾値を超えたこと、又は算出した平均値が予め設定した下限閾値未満になったと判断した場合には、前記モニタに飼料配管内の異常を表示させるように制御し、及び/又は畜舎の作業者の所定アドレスに対して異常を通報するように制御することを特徴としている。
この構成を採用することによって、近接センサによって飼料配管内の様子を常時把握することができ、異常が生じた場合すぐに異常の発生を把握することができる。このため、搬送用長尺部材が伸びたり、切断してしまう前の対処が可能となる。
また、この構成によれば、検出データの平均値が上限閾値を超えた場合には、飼料配管内の飼料が詰まっていると判断できる。また検出データの平均値が下限閾値未満の場合には、飼料配管内の搬送用長尺部材(例えば、搬送ケーブル又は搬送チェーン)が破損していると判断できる。このため、搬送用長尺部材が伸びたり、切断してしまう前の対処が可能となる。
また、前記飼料供給ホッパーには、貯留されている飼料残量を測定する飼料残量センサが設けられ、前記制御部は、前記飼料残量センサによって測定された飼料残量が、所定時間経過後に予め設定した変化量閾値未満の変化しかない場合には、前記モニタに飼料配管内の異常又は飼料供給ホッパー内の異常を表示させるように制御することを特徴としてもよい。
この構成によれば、飼料供給ホッパー内で飼料残量が変化していない場合にはブリッジが発生して飼料が落下しないなどの不具合であると判断できる。
また、前記飼料配管のコーナー部には、前記搬送用長尺部材がコーナー部で曲がって移動するように前記搬送用長尺部材をガイドするコーナーホイールが設けられ、該コーナーホイールには、コーナーホイールの回転を検出する回転検出センサが設けられ、前記制御部は、前記回転検出センサによってコーナーホイールが回転していないことを検出した場合には、前記モニタに飼料配管のコーナー部の異常を表示させるように制御することを特徴としてもよい。
この構成によれば、コーナーホイールが回転していないこと検出することで、コーナーホイール内に飼料や異物等が詰まっているか、または搬送用長尺部材(例えば、搬送ケーブル又は搬送チェーン)が削れてしまってコーナーホイールとの噛み合わせが悪くなっているなどの不具合を判断することができる。
本発明の畜舎設備の予防保全システムによれば、飼料配管内の状態をリアルタイムで把握することができる。
畜舎設備の概要を示す説明図である。 図1の畜舎設備をさらに詳細に示した説明図である。 搬送チェーンの説明図である。 飼料配管に近接センサを取り付けたところを示す説明図である。 ドライブユニットの構成を示す説明図である。 コーナーホイールの構成を示す説明図である。 飼料供給ホッパーの構成を示す説明図である。 本システムのブロック図である。 飼料配管内の飼料の搬送の様子を示す説明図である。 正常時の近接センサによる検出データの一例を示すグラフである。 詰まり時の近接センサによる検出データの一例を示すグラフである。 コマ破損時の近接センサによる検出データの一例を示すグラフである。 コンピュータと畜舎との接続について説明する説明図である。
図1及び図2に畜舎設備の一例を示し、図3に搬送用長尺部材の一例としての搬送チェーンを示す。
なお、図1及び図2に示す畜舎は豚舎であるが、畜舎としては豚舎に限定するものではない。
畜舎設備として、飼料が貯留された飼料供給ホッパー10と、飼料供給ホッパー10に接続されて飼料供給ホッパー10内の飼料が供給される飼料配管12が設けられている。飼料配管12は、パイプ状であって内部を飼料が流通するように構成され、畜舎11内を一周して循環するようにエンドレスに接続されている。
飼料配管12内には、搬送用長尺部材の一例としての搬送チェーン14が配置されている。搬送チェーン14は、図3に示すように金属製のチェーン20に、樹脂製のコマ22(円盤状の部材)が所定間隔おきに取り付けられて構成されている。具体的には、チェーン20を構成するリング1つおきにコマ22が取り付けられている。
搬送チェーン14は、エンドレスに接続された飼料配管12内全体に配置されるよう、エンドレスに接続されている。搬送チェーン14は、後述するドライブユニット26によって飼料配管12の内部を移動するように駆動される。搬送チェーン14が飼料配管12内を移動することによって、飼料配管12内の飼料が飼料配管12内を流通する。
飼料配管12の所定箇所の下部には、給餌器13が設けられている。飼料配管12を流通する飼料は給餌器13に落下し、給餌器13から家畜に供給される。
また、図2には給餌器13だけではなく、飼料配管12の下部から単なるパイプ15が家畜に向けて設けられている例も示している。
図4に示すように、飼料配管12の所定位置には、近接センサ40が取り付けられている。
近接センサ40は、飼料配管12内の非金属であるコマ22及び飼料を検出できるように、静電容量型を採用するとよい。ただし、非金属であるコマ22及び飼料を検出できるのであれば、静電容量型に限定するものでは無い。近接センサ40は、飼料配管12の外壁にの上面に取り付けられ、飼料配管12の内部のコマ22及び飼料を非接触で検出することができる。
図2に示すように、搬送チェーン14の駆動は、飼料配管12のいずれかの箇所に設けられたドライブユニット26によって行われる。
またドライブユニット26の内部構成を図5に示す。
ドライブユニット26の筐体27内には、2つのプーリー28、30が設けられている。一方のプーリー28の回動軸にはモータ32が接続されており、搬送チェーン14に動力を伝達する駆動プーリー28を構成する。他方のプーリー30は、フリー回転するように設けられている従動プーリー30である。
本実施形態のドライブユニット26の筐体27においては、チェーン入口側27b(図5の右側)から搬送チェーン14が進入し、搬送チェーン14は駆動プーリー28にかけ渡される。駆動プーリー28によって搬送チェーン14はいったん右側に戻る方向に方向転換される。
そして駆動プーリー28よりもピッチ円が搬送チェーン14の搬送方向から見て左右何れかに位置する(本実施形態では、図5において駆動プーリー28よりも紙面垂直方向手前側に位置する)従動プーリー30にかけ渡される。
駆動プーリー28は、搬送チェーン14のコマ22と噛み合う歯28aが形成されており、モータ32によって回転駆動することによって搬送チェーン14に動力を与える。
そして、搬送チェーン14は、筐体27のチェーン入口側27bと対向する位置にあるチェーン出口側27a(図5の左側)からドライブユニット26を出ていく。
次に、飼料配管12の中途部に設けられたコーナーホイールについて、図6に基づいて説明する。
飼料配管12が90度曲げられた位置にはコーナーホイール35が設けられている。
コーナーホイール35は、搬送チェーン14をガイドするようにフリー回転するプーリーであって、飼料配管12と一体になってコーナーホイール35を覆うカバー36内に配置されている。
コーナーホイール35には、搬送チェーン14のコマ22と噛み合う歯35aが形成されており、搬送チェーン14の移動によってフリー回転する。飼料配管12が90度曲げられている箇所では。飼料配管12内の搬送チェーン14がコーナーホイール35にかけ渡されて方向転換される。
また、コーナーホイール35覆うカバー36内には、コーナーホイール35の回転の有無を検出する回転検出センサ42が設けられている。回転検出センサ42としては、光電センサ等を採用することができる。
図7に示すように、飼料供給ホッパー10内には、貯留されている飼料残量を測定する飼料残量センサ44が設けられている。
飼料残量センサ44としては、例えば飼料供給ホッパー10内に設けられた光電センサを採用することができる。光電センサを、飼料供給ホッパー10の内壁面に上下方向に沿って所定間隔おきに配置し、複数の光電センサのうちいずれの光電センサによって飼料を検出できるかによって飼料残量を算出できる。
また、飼料残量センサ44としては、レーザ光を送受信できる距離測定装置を飼料供給ホッパー10内に設け、飼料供給ホッパー10内部全体を走査して飼料の高さ位置を計測することによって飼料残量を算出してもよい。
さらに、飼料残量センサ44としては重量計を採用し、重量計を飼料供給ホッパー10に設けて、重量に基づいて飼料残量を算出してもよい。また飼料残量センサ44としてはロードセルを採用し、ロードセルを飼料供給ホッパー10の底面下方に位置する飼料配管12に配置して落下する飼料配管12に供給される飼料の重量をその都度測定し、飼料供給ホッパー10内の飼料残量を算出してもよい。
図8に、システム全体のブロック図を示す。
本実施形態の畜舎設備の予防保全システムは、コンピュータ50を設け、畜舎設備に設けられた各センサ(近接センサ40、回転検出センサ42、飼料残量センサ44)によって計測されたデータがコンピュータ50に入力される構成である。
コンピュータ50としては一般的なパーソナルコンピュータを用いることができる。また、各センサとコンピュータ50との接続は、有線又は無線LAN等を用いて接続してもよいし、遠距離の場合にはインターネット経由で接続してもよい。
コンピュータ50は、CPU、メモリ等から構成される制御部52と、モニタ54とを少なくとも備えている。制御部52には、近接センサ40が計測した結果と比較して飼料配管12内の飼料の詰まりやコマ22の破損を検出するための上限閾値、下限閾値が予め設定されている。
また、制御部52には、飼料残量センサ44が検出した飼料残量に基づいて、所定時間経過して飼料残量が変化したか否かを判断するための変化量閾値が予め設定されている。
次に、制御部52による飼料配管12内の異常を検出する動作について説明する。
まず図9に、飼料配管12内の飼料と搬送チェーン14の様子を示す。
図9では紙面右方向に搬送チェーン14が移動するものとする。コマ22の前方には、右下がりに傾斜して飼料が貯留している。
図10に、近接センサから受信した計測結果の一例を示す。横軸は時間、縦軸は飼料配管内の物体量を示す。図10は、飼料配管12内に異常が無い状態を示している。波形としては、図9に示したコマ22と右下がりに傾斜した飼料の側面形状と同様の形状となり、いわゆるのこぎり歯のような波形となる。
制御部52は、取得した波形において、波形の極大値が下限閾値未満か否か、波形の極小値が上限閾値を超えるか否かを判断する。図10の場合は、波形の極大値が下限閾値以上であり、且つ波形の極小値が上限閾値以下であるため、正常であると判断する。
図11に、近接センサから受信した計測結果であって異常がある場合を示す。
図11の場合は飼料配管12内に飼料が詰まっている状態であって、いずれの箇所においても飼料配管12が飼料で満たされている。
制御部52は、図11の場合、波形の極大値は下限閾値以上で正常であるが、極小値が上限閾値を超えていることを検出し、飼料の詰まりが生じていると判断し、モニタ54に対して飼料のつまりが生じたことを表示させる。
図12に、近接センサから受信した計測結果であって異常がある場合を示す。
図12の場合は搬送チェーン14のコマ22が破損している状態であって、所定箇所において飼料配管12内にコマ22が存在せず飼料がわずかしか存在しない。
制御部52は、図12の場合、波形の極小値が上限閾値以下で正常であるが、波形の極大値が下限閾値未満であることを検出し、コマ22が破損していると判断し、モニタ54に対してコマ22の破損が生じたことを表示させる。
なお、制御部52における飼料配管12内の異常の計測については次のような制御方法であってもよい。
制御部52は、近接センサ40から飼料配管12内の検出データを受信すると、検出データの所定期間の平均値を算出する。そして、制御部52は、算出した平均値が、予め制御部52内に設定しておいた上限閾値を超えていれば、餌詰まりが発生していると判断し、算出した平均値が、予め制御部52内に設定しておいた下限閾値未満であれば搬送チェーン14のコマ22が欠けたか又は摩耗(減っている)と判断する。
なお、検出データの平均値に対する上限閾値及び下限閾値は、上述した検出データの極大値及び極小値に対する上限閾値及び下限閾値とは異なる数値である。
次に、コーナーホイールの異常について説明する。
制御部52は、各コーナーホイール35の回転検出センサ42からの信号を常時計測しており、いずれかの回転検出センサ42からの回転検出信号が途絶えた場合、このコーナーホイール35が回転していないと判断し、モニタ54に対して所定のコーナーホイール35が回転していないことを表示させる。
次に、飼料供給ホッパーの異常について説明する。
制御部52は、飼料供給ホッパー10内の飼料残量センサ44からの信号を常時計測している。ただし、制御部52の動作は、飼料残量センサ44の種類によって異なる。
次に、飼料残量センサ44が、飼料供給ホッパー10内に上下方向に沿って所定間隔おきに設けられている複数の光電センサの場合について説明する。制御部52は、飼料を検出した光電センサが所定時間経過して下方に移動していった場合に、単位時間当たりの飼料の減少量を算出する。ここでは、減少量を単なる飼料の堆積高さの減少高さとしておくとよい。そして、制御部52は、予め記憶してあった変化量閾値(飼料の堆積高さの変化量)と、単位時間当たりの減少量とを比較し、単位時間当たりの減少量が変化量閾値未満であることを算出した場合、飼料供給ホッパー10の下部でブリッジが生じたなどの原因により飼料供給ホッパー10が詰まっていると判断する。
そして、制御部52は、モニタ54に対して飼料供給ホッパー10が詰まっていることを表示させる。
なお、飼料残量センサ44としては、上述のようにレーザ光を送受信できる距離測定装置、重量計、又はロードセルを採用することができる。
距離測定装置の場合も、制御部52に記憶されている変化量閾値はホッパー内の高さの変化量でよいが、重量計又はロードセルの場合は重量の変化量である。
また、上述してきた実施形態においては、搬送用長尺部材としては、搬送チェーンについて説明した。しかし、搬送用長尺部材としては搬送チェーンに限定するものでは無い。例えば、ケーブルの所定間隔おきにコマを設けた搬送ケーブルを採用してもよい。
図13に、コンピュータと畜舎の配置関係を示す。
1台のコンピュータ50が管理するのは、1つの畜舎に限定するものではなく、複数の畜舎を管理することも含む。また、複数の畜舎はそれぞれ別の経営であってもよい。つまり、本実施形態のシステムの運用業者がコンピュータ50を所有して、複数の畜舎経営業者からのセンサのデータをチェックするよう保全管理を実行するのである。
この場合、畜舎における近接センサ40、飼料残量センサ44、回転検出センサ42の各種データは、インターネットを介してコンピュータ50に接続されている。インターネットを介して接続されているので、畜舎とコンピュータ50の設置場所は離れた場所であってもよい。
コンピュータ50の作業者は、複数の畜舎からの各種センサのデータを確認し、異常を発見したときに異常があった畜舎へ通報を行う。通報としては、畜舎の担当者に電話連絡したり、あるいは電子メールで通報することもできる。通報は、コンピュータ50が自動的に行ってもよい。したがって、コンピュータ50には、自動通信装置が備えられているか、又はメール送受信ソフトウェア(ソーシャルネットワークも含む)が備えられ、自動通信装置から該当する電話番号に通知を行うか、またはメール送受信ソフトウェアから自動的に電子メール(ソーシャルネットワークの場合は電子メールではなくコメント)を送信するように制御部52が制御する。なお、特許請求の範囲では、作業者等の電話番号、電子メールやソーシャルネットワークのアドレス等を総称して所定アドレスと称している。
このため、畜舎の担当者はコンピュータ50の作業者(システムの運用業者)からの連絡を受けて畜舎設備の確認をすればよく、日常的な確認の手間を省くことができる。
10 飼料供給ホッパー
11 畜舎
12 飼料配管
13 給餌器
14 搬送チェーン
15 パイプ
20 チェーン
22 コマ
26 ドライブユニット
27b チェーン出口側
27a チェーン入口側
27 筐体
28 駆動プーリー
28a 歯
30 従動プーリー
32 モータ
35 コーナーホイール
35a 歯
36 カバー
40 近接センサ
42 回転検出センサ
44 飼料残量センサ
50 コンピュータ
52 制御部
54 モニタ

Claims (4)

  1. 飼料が貯留された飼料供給ホッパーと、
    該飼料供給ホッパーから飼料が供給され、供給された飼料を搬送する飼料配管と、
    該飼料配管内に配置され、飼料配管内で飼料を搬送するための搬送用長尺部材と、
    前記飼料配管の外壁面の1又は複数個所に設けられた1又は複数の近接センサと、
    該近接センサによって検出された飼料配管内の飼料の搬送状態及び搬送用長尺部材の状態の検出データを受信するコンピュータと、を具備し、
    前記コンピュータは、制御部と、モニタとを有し、
    前記制御部は、前記近接センサから受信した飼料の搬送状態及び搬送用長尺部材の状態の検出データにおける極小値が予め設定した上限閾値を超えたこと、又は前記検出データにおける極大値が下限閾値未満になったと判断した場合には、前記モニタに飼料配管内の異常を表示させるように制御し、及び/又は畜舎の作業者の所定アドレスに対して異常を通報するように制御することを特徴とする畜舎設備の予防保全システム。
  2. 飼料が貯留された飼料供給ホッパーと、
    該飼料供給ホッパーから飼料が供給され、供給された飼料を搬送する飼料配管と、
    該飼料配管内に配置され、飼料配管内で飼料を搬送するための搬送用長尺部材と、
    前記飼料配管の外壁面の1又は複数個所に設けられた1又は複数の近接センサと、
    該近接センサによって検出された飼料配管内の飼料の搬送状態及び搬送用長尺部材の状態の検出データを受信するコンピュータと、を具備し、
    前記コンピュータは、制御部と、モニタとを有し、
    前記制御部は、前記近接センサから受信した飼料の搬送状態及び搬送用長尺部材の状態の検出データにおける所定期間における平均値を算出し、算出した平均値が予め設定した上限閾値を超えたこと、又は算出した平均値が予め設定した下限閾値未満になったと判断した場合には、前記モニタに飼料配管内の異常を表示させるように制御し、及び/又は畜舎の作業者の所定アドレスに対して異常を通報するように制御することを特徴とする畜舎設備の予防保全システム。
  3. 前記飼料供給ホッパーには、貯留されている飼料残量を測定する飼料残量センサが設けられ、
    前記制御部は、前記飼料残量センサによって測定された飼料残量が、所定時間経過後に予め設定した変化量閾値未満の変化しかない場合には、前記モニタに飼料配管内の異常又は飼料供給ホッパー内の異常を表示させるように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の畜舎設備の予防保全システム。
  4. 前記飼料配管のコーナー部には、前記搬送用長尺部材がコーナー部で曲がって移動するように前記搬送用長尺部材をガイドするコーナーホイールが設けられ、
    該コーナーホイールには、コーナーホイールの回転を検出する回転検出センサが設けられ、
    前記制御部は、前記回転検出センサによってコーナーホイールが回転していないこを検出した場合には、前記モニタに飼料配管のコーナー部の異常を表示させるように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の畜舎設備の予防保全システム。
JP2019078817A 2019-04-17 2019-04-17 畜舎の予防保全システム Active JP6644341B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019078817A JP6644341B1 (ja) 2019-04-17 2019-04-17 畜舎の予防保全システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019078817A JP6644341B1 (ja) 2019-04-17 2019-04-17 畜舎の予防保全システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6644341B1 true JP6644341B1 (ja) 2020-02-12
JP2020174565A JP2020174565A (ja) 2020-10-29

Family

ID=69412075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019078817A Active JP6644341B1 (ja) 2019-04-17 2019-04-17 畜舎の予防保全システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6644341B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113124116A (zh) * 2021-04-09 2021-07-16 江西增鑫科技股份有限公司 一种料线动力箱

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08143125A (ja) * 1994-11-24 1996-06-04 Oomiya Seisakusho:Kk 飼料搬送装置
JP4916622B2 (ja) * 2001-05-25 2012-04-18 株式会社フジワラテクノアート 固液混合物の管移送装置及び方法
JP2007119207A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Fujii Shokai:Kk 飼料搬送装置
JP7150432B2 (ja) * 2016-12-28 2022-10-11 日本水産株式会社 給餌装置及びこれを使用した給餌方法、育成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113124116A (zh) * 2021-04-09 2021-07-16 江西增鑫科技股份有限公司 一种料线动力箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020174565A (ja) 2020-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2432314C2 (ru) Способ контроля, регулировки и оптимизации разливочных установок для пищевых продуктов всех типов, в частности, для бутылок для напитков
KR102142785B1 (ko) 가축 사육 장치
JP5425663B2 (ja) 重量選別機
US20050284381A1 (en) Livestock facility equipment network
JP6644341B1 (ja) 畜舎の予防保全システム
CN101544306A (zh) 一种电子称重式给煤机智能控制系统及方法
KR101196444B1 (ko) 컨베이어시스템의 통합모니터링장치 및 그 방법
US5490590A (en) Chain wear monitor
CN107187828A (zh) 伸缩皮带式重量体积测量扫码智能一体机
JP6644340B1 (ja) 畜舎の予防保全システム
CN107830924A (zh) 一种包裹动态称重扫码拍照体积检测装置及方法
EA028198B1 (ru) Конвейер и способ транспортировки продуктов жизнедеятельности животных в сельскохозяйственном предприятии
CN107539749B (zh) 一种上料皮带物料跟踪与打滑检测的方法
CN107702755A (zh) 皮带输送机流量检测装置及检测方法
US11357172B1 (en) Silo grain level sensor system
CN111908061B (zh) 一种散货输料传送带状态监测方法
CN109230356B (zh) 一种水平线生产设备堵料监控报警系统及监控方法
CN207860683U (zh) 一种水泥包装异常处理装置
CN213504565U (zh) 一种保护膜生产线的输送装置
CN209410879U (zh) 一种智能污物分类管理收集系统的重量监控装置
KR20180064756A (ko) 컨베이어 벨트의 아이들러 센싱 정보처리 시스템
CN116620780A (zh) 皮带机的监测方法及料场
CN114206755A (zh) 测试体、使用了该测试体的诊断系统以及物品检查装置
CN220077400U (zh) 一种煤仓料位的自动监控装置
CN116382126B (zh) 一种基于物联网的智慧配煤管理系统及方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190606

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190606

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6644341

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250