JP6643668B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
以下、本発明にかかる遊技機1(ぱちんこ遊技機)の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
本実施形態にかかる遊技機1は、操作手段10(以下、後述する第二操作手段20と区別するため、形式的に第一操作手段10と称する)を備える。第一操作手段10は、遊技者が演出に関与するために設けられた部材である。本実施形態における第一操作手段10はいわゆる「押しボタン」である。第一操作手段10は、原位置と当該原位置よりも所定量下方に変位した操作位置との間を変位可能に設けられている。少なくとも、当該第一操作手段10が操作位置に位置したことは図示されないセンサにより検出される。当該第一操作手段10は「押しボタン」に限られるわけではない。遊技者自らが力を加えることで、所定範囲を変位することが可能なものであり、操作位置に位置したことがセンサ等により検出されるものであればよい。また、操作方向(操作態様)が複数設定された構成であってもよい。例えば、前後方向に押し引きすることが可能なレバーであってもよい。また、複数の第一操作手段10が設けられた構成としてもよい。
遊技者に対し第一操作手段10の操作が促されないものの、第一操作手段10の操作が演出に反映される操作非要求演出(図7参照)が実行可能であるとする。上述した操作要求演出は、操作有効期間を示すメータ11や、操作画像12、第一操作手段10を操作すべき旨の表示13がなされるものであって、遊技者に対して第一操作手段10の操作が促される演出である一方、操作非要求演出はこのような表示がなされるものではない。しかし、第一操作手段10の操作がなされたときには、それが演出に反映されるという点で操作要求演出と操作非要求演出は共通する。操作非要求演出は、特定の遊技者に限り発生していることに気付かせるようにした、いわゆる「隠れ演出」である。このような「隠れ演出」であるため、自動操作有効機能が有効(ON)である状態で操作非要求演出が発生したとしても、自動操作機能による仮想的な操作は行われない(図7(a)(b)参照)。仮想的な操作が行われてしまうと、操作非要求演出が発生していることに気付いてしまい「隠れ演出」とした意味がなくなるからである。このような操作非要求演出としては、いわゆるリーチ演出中に、第一操作手段10を連続操作することで、所定の演出要素(例えば表示領域911に表示される所定の画像の色)が変化していき、当該演出要素により大当たり信頼度が示唆される演出を例示することができる。
上記実施形態では、自動操作機能が有効である状態で発生した操作要求演出(操作有効期間)において第一操作手段10の実際の操作が検出されたときには、自動操作機能が無効とされることを説明した。ただ、遊技者によっては、このような有効→無効の切り替えを嫌う可能性がある。例えば、基本的には自動操作機能が有効であって欲しい(自らが操作しなくてもよい状態としたい)が、一部の操作要求演出においては自らが第一操作手段10を操作したいと考える遊技者が存在する可能性がある。このような遊技者にとっては、操作要求演出において実際に操作する度に自動操作機能が無効になることは好ましくないといえる。
上記実施形態では、自動操作機能が有効である状態で発生した操作要求演出(操作有効期間)において第一操作手段10の実際の操作が検出されたときには、自動操作機能が無効とされることを説明したが、報知演出中における操作要求演出が実行されている以外のときに第一操作手段10の実際の操作がなされても、自動操作機能が有効から無効に切り替わることがないように設定された構成とする(ただし、いわゆるカスタマイズ機能を利用して自動操作機能を有効から無効に切り替えるための操作を除く)。操作要求演出が実行されていないときにおける第一操作手段10の操作は、誤操作等、遊技者自らが操作しようとする意志に基づくものではない操作であることが考えられるから、報知演出中における操作要求演出が実行されている以外のときに第一操作手段10の操作が検出されても、自動操作機能が有効である状態が維持されるようにする。
本実施形態にかかる遊技機1は、上述した第一操作手段10とは異なる第二操作手段20を備える(図1および図10参照)。本実施形態における第二操作手段20は、いわゆる「十字キー」である。かかる第二操作手段20は、支持部30に設けられている。具体的には、支持部30の上面にて第二操作手段20の一部が露出するようにして当該支持部30に当該第二操作手段20が支持されている。支持部30は、遊技機1の筐体(枠体)を構成する一部分であり、前方に向かって突出するように設けられた部分である。支持部30の上側には、下方に向かって窪む凹部である遊技球貯留空間31(いわゆる「上皿」となる部分)が形成されている(図10(a)参照)。当該遊技球貯留空間31に貯留された遊技球が発射装置908により発射されることになる。支持部30の上面における遊技球貯留空間31が形成されない部分に第二操作手段20が設けられている(図10(a)参照)。なお、本実施形態では、第一操作手段10も支持部30の上面に設けられている。
第二操作手段20の操作態様に応じ、設定事項の変化する方向が異なるものであるとする。上記実施形態でいえば、第二操作手段20である十字キーの「上」を操作する第一操作態様と、「下」を操作する第二操作態様とでは、設定事項の変化の方向が異なる。例えば設定事項が音量や光量である場合には、第一操作態様による操作がなされたときには設定事項が増加する方向に変化し、第二操作態様による操作がなされたときには設定事項が低下する方向に変化するものとする。設定事項が楽曲等、複数種の候補要素から一の要素を選択するというものである場合には、複数種の候補要素が所定の順に並べられ、第一操作態様による操作がなされたときには所定の順で設定事項(選択対象)が切り替わっていき、第二操作態様による操作がなされたときには所定の順とは逆の順で設定事項(選択対象)が切り替わっていくものとする。
設定事項を変化させる際に操作される操作手段(第二操作手段20)とは異なる操作手段に発光部32を設け、設定事項が変化したときには当該発光部32を発光させる。例えば、押しボタンである第一操作手段10に発光部32を設ける(第一操作手段10の近傍に設けられたものであってもよい)。第一操作手段10は支持部30に設けられたものであるため、当該第一操作手段10に設けられた発光部32も間接的に支持部30に設けられたものといえる。第一操作手段10に設けられる発光部32は、基本的には、所定の演出効果を発現させるために設けられるものである。例えば、遊技者に対して第一操作手段10の操作を促す操作要求演出における操作有効期間中に発光するものとされる。遊技者は、第一操作手段10が発光することで、第一操作手段10を操作すべきタイミングであることを把握する。
第二操作手段20が操作されることにより設定事項が変化したときにおける発光部32の発光態様は、それ以外のときにおける発光部32の発光態様とは異なるものとする。具体的には、発光部32は、報知演出を構成する各種演出の演出効果を高めるため、報知演出にて所定条件が成立したときには、一または複数種の演出用発光態様のいずれかで発光する場合があるように設定されているとする。設定事項が変化したときにおける発光部32の発光態様(以下、上記演出用発光態様と区別するために特定発光態様と称する)は、当該演出用発光態様のいずれとも異なる態様とする。このようにすることで、設定事項が変化したことがより分かりやすくなる。
遊技者が操作可能な操作手段と、遊技者に対し前記操作手段の操作を促す操作要求演出を実行する演出実行手段と、前記操作要求演出の少なくとも一部において、前記操作手段が実際に操作されていなくても、当該操作手段の操作がなされたものとして演出に反映させる自動操作機能のON/OFFを切り替える自動操作機能制御手段と、を備え、前記自動操作機能がONとされている状態において、前記操作要求演出にて前記操作手段が実際に操作されたとき、前記自動操作機能がOFFとされることを特徴とする遊技機。
自動操作機能がONとされている状態であっても、操作要求演出にて操作手段が実際に操作されたときには、遊技者が操作手段を操作しようとする意志があると考えられるから、自動操作機能がOFFになるようにする。遊技者にとってみれば、自動操作機能をOFFにするために別途何らかの行動を起こす必要がないから、自動操作機能の使い勝手が向上するといえる。
前記自動操作機能がONとされている状態において、前記操作要求演出にて前記操作手段が実際に操作されたとき、前記自動操作機能がOFFとされることに加え、当該操作が演出に反映されることを特徴とする手段1−1に記載の遊技機。
自動操作機能がONとされている状態であっても、操作要求演出にて操作手段が実際に操作されたときには、遊技者が操作手段を操作しようとする意志があると考えられるから、当該操作は演出に反映されるようにすべきである(当該操作が演出に反映されないと遊技者が違和を感じてしまうおそれがある)。
前記演出実行手段は、遊技者に対し前記操作手段の操作が促されないものの、前記操作手段の操作が演出に反映される操作非要求演出を実行することが可能であり、前記自動操作機能がONとされている状態において、前記操作非要求演出にて前記操作手段が実際に操作されても、前記自動操作機能はOFFとされずONの状態が維持されることを特徴とする手段1−1または手段1−2に記載の遊技機。
操作非要求演出にて操作手段が実際に操作されることは、操作非要求演出の作用を享受するための操作であって、自動操作が不要であるとする遊技者の意志でない可能性があるから、操作非要求演出での実際の操作を契機として自動操作機能をONからOFFに切り替えないようにすることが好ましい。
前記自動操作機能がONとされている状態において、前記操作要求演出にて前記操作手段が実際に操作されても、前記自動操作機能がOFFとされずONの状態が維持される固定モードを、遊技者が任意に設定することが可能であることを特徴とする手段1−1から手段1−3のいずれかに記載の遊技機。
一部の操作要求演出においては自動操作機能を享受し、他の操作要求演出においては自らが操作手段を操作したいと考える遊技者が存在する可能性がある。このような遊技者にとっては、操作要求演出において実際に操作手段の操作がなされることで自動操作機能がOFFになることは好ましくないといえる。したがって、操作要求演出にて操作手段が実際に操作されても、自動操作機能がONのままとされるモードを用意しておくとよい。
遊技者が操作可能な操作手段と、前記操作手段の操作が検出されることを契機として、遊技に関する所定の設定事項を変化させる設定調整手段と、前記操作手段の操作がなされることで前記設定事項が変化したときに発光する発光部と、を備えることを特徴とする遊技機。
上記遊技機によれば、発光部が発光することで設定事項が変化したことが明確に示されるため、設定事項を変化させる機能の使い勝手が向上する。
上面側で前記操作手段の少なくとも一部が露出するようにして、当該操作手段を支持する支持部を備え、前記発光部は、前記支持部に設けられていることを特徴とする手段2−1に記載の遊技機。
このようにすることで、操作手段を操作したときに発光部が発光しているかどうかを判別しやすい。
前記操作手段は、遊技者に対して操作有効期間中に操作することが促される操作要求演出の対象となるものではないことを特徴とする手段2−1または手段2−2に記載の遊技機。
10 第一操作手段
20 第二操作手段
30 支持部
32 発光部
91 表示装置
911 表示領域
Claims (1)
- 遊技者が操作可能な操作手段と、
遊技者に対し前記操作手段の操作を促す操作要求演出を実行する演出実行手段と、
前記操作要求演出の少なくとも一部において、前記操作手段が実際に操作されていなくても、当該操作手段の操作がなされたものとして演出に反映させる自動操作機能のON/OFFを切り替える自動操作機能制御手段と、
を備え、
前記自動操作機能がONとされている状態において、前記操作要求演出にて前記操作手段が実際に操作されたとき、当該操作が演出に反映された上で、前記自動操作機能がOFFとされる非固定モードとするか、または、当該操作が演出に反映された上で、前記自動操作機能がOFFとされずONの状態が維持される固定モードとするかを、遊技者が任意に選択することが可能であり、
前記自動操作機能がONとされた際、前記固定モードとするか否かを遊技者に決定させることを特徴とする遊技機。
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