JP6642852B2 - 粉末供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、収容袋体に粉末を好適に供給することができる粉末供給装置に関する。
従来から、粉末を収容袋体に供給し、収容袋体を封止する粉末供給装置が利用されている。このような粉末供給装置は、上部の粉末の供給口から下部の排出口まで粉末を案内する内筒と、内筒内に回転自在に配置され、粉末を排出口に搬送するオーガーと、脱気空間を形成するように内筒を覆う外筒と、を備えている。内筒の排出口近傍には、内筒内と脱気空間とを連通する筒状の脱気網が配置されている。
粉末を収容袋体に供給する際には、オーガーを回転させることにより、内筒内の粉末を排出口まで案内し、排出口からその下方に配置された収容袋体に粉末を供給する。粉末の供給を開始してから一定時間経過後に、脱気網を介して内筒内の粉末を吸引し、内筒の排出口からの粉末の排出を停止する。このタイミングで、収容袋体の上部をシール(封止)し、この上部近傍を切断する。これにより、1つの独立した収容袋体内に粉末を封止することができる。
このような粉末の断続的な供給と、供給後の収容袋体の封止・切断を繰り返し行うと、脱気網に粉末が目詰まりすることがある。このような点を鑑みて、例えば、特許文献1には、脱気空間にパルスエアなどのエアを圧送することにより、脱気網をエアブローする粉末供給装置が提案されている(例えば、特許文献1または2参照)。
特開2000−247445号公報 実開平05−16601号公報
しかしながら、上述した装置において、脱気網にエアブローを行った際には、その直後に、排出口から収容袋体に供給される粉末の供給量(量目)が、一時的に増加することがあった。発明者らが、この原因を確認したところ、内筒内のオーガーにより粉末を供給すると、オーガーと内筒の間のクリアランスが形成された空間において、内筒の内壁面にやや圧縮された粉末が付着していることが分かった。そして、脱気網を一定時間連続してエアブローすると、内筒の内壁面に付着した粉末が、この内壁面から剥離し、オーガーで供給された粉末とともに内筒内および収容袋体に飛散することがあった。
特に、圧送するエアにパルスエアを用いた場合には、サージ圧を利用して瞬間的に高圧のエアを脱気網に吹き付けるため、脱気網の目詰まりを即時に解消することができるが、この高圧のエアは内筒の内壁面にも流れるため、上述した現象はより顕著になる。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、脱気網をエアブローした後も、所定量の粉末を収容袋体に安定して供給することができる粉末供給装置を提供することにある。
このような点を鑑みて、本発明に係る粉末供給装置は、上部に粉末を供給する供給口が形成され、下部に粉末を排出する排出口が形成され、前記供給口から前記排出口まで粉末を案内する内筒と、前記内筒内に回転自在に配置され、前記内筒内の粉末を前記供給口から前記排出口まで搬送する螺旋状の羽根を有したオーガーと、前記内筒との間に脱気空間を形成するように、前記内筒を覆う外筒と、前記内筒の前記排出口の近傍に取り付けられ、前記内筒内と前記脱気空間とを連通する筒状の脱気網と、前記脱気空間のエアを脱気することにより、前記脱気網を介して前記内筒内の粉末を吸引し、前記内筒の排出口からの前記粉末の排出を停止する排出停止部と、前記脱気空間にエアを圧送することにより、前記脱気網にエアをブローするエアブロー部と、前記排出停止部によるエアの脱気と、前記エアブロー部によるエアの圧送と、前記オーガーの回転と、を制御する制御部と、を少なくとも備え、前記内筒の前記排出口の下方に配置した収容袋体に、前記排出口から粉末を供給する粉末供給装置であって、前記制御部は、前記排出口から1つの前記収容袋体あたりに供給される粉末の供給量を制御するように、前記排出停止部によるエアの脱気を、一定タイミングで断続的に制御する脱気制御部と、前記エアブロー部によるエアの圧送時間と、前記圧送時間よりも長いエアの圧送停止時間となるように、前記エアブロー部によるエアの圧送とエアの圧送停止とを繰り返し制御する圧送制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、制御部が、エアブロー部を制御することで、脱気空間へエア圧送を繰り返し断続的に行うことで、脱気網をエアブローすることができる。これにより、粉末による脱気網の目詰まりを抑え、排出停止部のエアの脱気による粉末の吸引不良を防止することができる。
さらに、エアの圧送停止時間をエアの圧送時間よりも長くして、エアの圧送と、エアの圧送の停止とを繰り返すので、内筒内への過剰なエアの侵入を低減することができる。これにより、オーガーと内筒の間のクリアランスが形成された空間において、内筒の壁面に付着したやや圧縮された状態の粉末が剥離し飛散することを抑えることができる。このような結果、排出口から収容袋体に供給される粉末の供給量を一定量に制御しやすい。
より好ましい態様としては、前記制御部は、前記エアブロー部によるエアの圧送が完了した後、前記排出口から前記収容袋体に供給される粉末の供給量が一定量となるように、前記オーガーの回転速度を変更する。
この態様によれば、内筒内にエアが侵入し、内筒の壁面に付着したやや圧縮された状態の粉末が僅かに飛散したとしても、オーガーの回転速度を調整することにより、排出口から一定量の粉末を排出することができる。
より好ましい態様としては、前記圧送制御部は、前記オーガーの回転回数または前記排出停止部によるエアの脱気回数に基づいて、前記エアブロー部によるエアの圧送開始タイミングを制御する。
発明者らの実験によれば、粉末による脱気網の目詰まりは、オーガーの回転回数またはエアの脱気回数が、所定の回数に達したときに発生することが分かった。これにより、この態様によれば、これらの回数に基づいてエアブロー部によるエアの圧送開始タイミングを制御することで、より効率良いタイミングで、脱気網の目詰まりを未然に防止することができる。
さらに別の好ましい態様としては、前記粉末供給装置は、前記制御部を介して前記エアブロー部によるエアの圧送の開始を操作する操作部と、前記オーガーの回転回数または前記排出停止部によるエアの脱気回数が所定の回数に達したことを報知する報知部と、をさらに備える。
この態様も、上述した発明者らの実験から得られた知見によるものであり、報知部でこれらの回数に達したことを報知することにより、粉末による脱気網の目詰まりを事前に知ることができる。この結果、作業者は、操作部による操作で、エアブロー部のエアの圧送開始を決定することができる。
本発明によれば、脱気網をエアブローした後も、所定量の粉末を収容袋体に安定して供給することができる。
図1は、粉末供給装置の模式的概念図である。 図1に示す、粉末供給装置の要部斜視図である。 (a)は、図1に示す粉末供給装置で収容袋体に粉末を供給する状態を示した図であり、(b)は、図1に示す粉末供給装置で収容袋体への粉末の供給を停止した状態を示した図である。 オーガーの回転回数と脱気回数との関係を示した図である。 図1に示す粉末供給装置で脱気網にエアをブローする状態を示した図である。 エアブロー部による圧送制御を説明するための図である。 オーガーの回転速度の制御を説明するための図である。 (a)は、図1に示す粉末供給装置の変形例を示した模式的概念図であり、(b)は、(a)の他の変形例を示した模式的概念図である。
以下に本発明の実施形態に係る粉末供給装置1について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る粉末供給装置1は、連続して収容袋体Bに粉末Pを袋詰めする装置である。具体的には、粉末供給装置1は、ホッパー6から供給した粉末Pを、オーガー3の回転により、内筒2からその下方に配置された収容袋体Bに所定の量目の粉末Pを供給し、供給後の収容袋体Bを封止・切断する動作を繰り返す装置である。
粉末供給装置1は、上部の粉末Pの供給口21から下部の排出口22まで粉末Pを案内する内筒2と、内筒2内に回転自在に配置され、粉末Pを排出口22に搬送するオーガー3と、後述する脱気空間Sを形成するように内筒2を覆う外筒4と、を備えている。
内筒2の供給口21の上部には、供給口21に粉末Pを投入するためのホッパー6が配置されている。オーガー3は、モータ71に接続されており、モータ71の回転により回転するように内筒2内に回転自在に配置されている。オーガー3には、回転軸(軸方向)に沿って、螺旋状の羽根31が形成されており、オーガー3が回転することにより、内筒2内の粉末Pを供給口21から排出口22まで搬送することができる。
図2に示すように、内筒2の排出口22の近傍の周壁24には、複数の貫通孔25が形成されており、周壁24を覆うように筒状の脱気網5が取り付けられている。これにより、内筒2の排出口22近傍において、脱気網5は、貫通孔25を介して、内筒2内と脱気空間Sとを連通することができる。
脱気網5の周面には、粉末Pの粒径よりも細かいメッシュとなる網状部51が形成されている。このような網状部51を設けることにより、脱気空間Sの脱気時に、網状部51に粉末Pが通過することを防止することができる。
さらに、脱気網5の先端縁には鍔部53が形成されており、鍔部53は、脱気網5を内筒2に取付けた状態で外筒4の端面41に当接する。これにより、外筒4の下方は封止され、内筒2と外筒4との間に脱気空間Sを形成することができる。なお、図1、図3(a),(b)および図5では、内筒2と脱気網5との取付け状態を簡略化して示している。
外筒4は、その上部において、エンドプレート43により封止するようにこれに取付けられており、その上部近傍には、脱気空間Sにエアを供給または脱気するための管状の接続部44が形成されている。
外筒4の接続部44は、電磁弁12を介して、脱気空間Sのエアを脱気する吸引ポンプ11に接続されるとともに、電磁弁13を介して、脱気空間Sにブロー用のエアを圧送するエア供給源14に接続されている。電磁弁12,13は、制御部60に電気的に接続されており、制御部60からの制御信号により開弁および閉弁の制御がされる。
ここで、吸引ポンプ11を駆動し、電磁弁13を閉弁した状態で、電磁弁12を開弁することにより、接続部44を介して脱気空間Sのエアを脱気することができる。これにより、脱気網5を介して内筒2内の粉末Pを吸引し、内筒2の排出口22からの粉末Pの排出を停止することができる。なお、本実施形態の吸引ポンプ11と電磁弁12が、本発明でいう「排出停止部」に相当する。
また、電磁弁12を閉弁した状態で、電磁弁13を開弁することにより接続部44を介してエア供給源14のエアを、脱気空間Sに圧送することができる。これにより、脱気網5にエアをブローすることができる(例えば図5参照)。なお、本実施形態のエア供給源14と電磁弁13が、本発明でいう「エアブロー部」に相当する。
さらに、制御部60は、モータ71およびカッター72を制御可能なように、これらに電気的に接続されている。カッター72は、内筒2の排出口22の下方に配置されており、収容袋体Bに所定量の粉末Pが収容されたタイミングで、制御部60からの制御信号により、収容袋体Bの上部を熱圧することで収容袋体Bを封止し、これを個別の袋体となるように切断する装置である。切断後には、ガイド73に沿って下方に収容袋体Bの素材となるシート材bが送られるとともに、内筒2の排出口22の下方にシート材bと連続した収容袋体Bが成形される。なお、収容袋体Bの成形等を行う機構は、一般的な機構であるのでその詳細な説明は省略する。
制御部60は、ハードウエアとして、CPUおよびRAM等で構成されている。制御部60は、タイマーおよびモータ71の回転速度等の情報に基づいて、CPU等で演算した所定のタイミングで制御信号を出力することにより、電磁弁12、13の開弁・閉弁の制御、モータ71の回転制御、カッター72の制御等を行うことができる。
制御部60は、ソフトウエアとして、回転制御部61、脱気制御部62、および圧送制御部63を備えている。回転制御部61は、図示しない操作パネルからの信号に基づいて、モータ71の回転開始およびその停止の制御を行う。さらに、後述するように、回転制御部61は、エアブロー部によるエアの圧送が完了した後(すなわち、電磁弁13が開弁状態から閉弁されて所定時間経過後に)、内筒2の排出口22から収容袋体Bに供給される粉末Pの供給量が一定量となるように、モータ71(オーガー3)の回転速度を変更する。
脱気制御部62は、電磁弁12の開弁・閉弁を制御することにより、電磁弁12(排出停止部)によるエアの脱気を制御する。具体的には、脱気制御部62は、収容袋体Bに順次粉末Pを排出すべく、電磁弁12(排出停止部)によるエアの脱気を一定タイミングで断続的に行う。これにより、脱気のタイミングでは、粉末Pは排出口22から排出されないので、排出口22から1つの収容袋体Bあたりに供給される粉末の供給量(量目)を制御することができる。
具体的には、回転制御部61と脱気制御部62による制御により、図3(a)に示すように、一定の回転速度(図7の回転速度r1)でオーガー3を回転させ、内筒2内の粉末Pを排出口22まで搬送し、収容袋体Bに粉末Pを供給する。収容袋体Bへの粉末Pの供給量が一定量となった時点で(具体的には一定時間経過後)、脱気制御部62は、電磁弁12を開弁制御する。
これにより、図3(b)に示すように、脱気空間Sのエアが脱気され、脱気網5および内筒2に形成された貫通孔25を介して内筒2内の粉末Pを吸引し、内筒2の排出口22からの粉末Pの排出を停止することができる。このような結果、収容袋体Bに供給される粉末の供給量を所定の量目に制御することができる。
ここで、脱気制御部62による脱気の制御を繰り返すと、発明者らの実験によれば、図4に示すように、脱気回数が所定の回数N回まで脱気を行った際(時刻t1)に、粉末による脱気網5の目詰まりが発生することが分かった。この目詰まりが発生すると、脱気制御部62により内筒2の排出口22からの粉末Pの排出を停止しているにも拘わらず、粉末Pが収容袋体Bに落下することがある。これにより、収容袋体Bの粉末の量目が増加するばかりでなく、収容袋体Bを封止する部分に粉末Pが噛み込み、収容袋体Bをシールできないことがある。
そこで、本実施形態では、制御部60に圧送制御部63を設けている。圧送制御部63は、脱気回数が所定の回数N回まで達した時点で、モータ71を停止し、電磁弁12の閉弁状態を維持した状態で、以下に示す電磁弁13の開弁および閉弁の制御(圧送開始タイミングの制御)を行う。これにより、圧送制御部は、より効率良い圧送開始タイミングで、脱気空間Sにエアを圧送し、脱気網5の網状部51の目詰まりを未然に防止することができる。
具体的には、図6に示すように、エアの圧送時間(電磁弁13の開弁時間)T1と、圧送時間T1よりも長いエアの圧送停止時間(電磁弁13の閉弁時間)T2となるように、脱気空間Sへのエアの圧送とエアの圧送停止とを繰り返し制御する。
これにより、図5に示すように、制御部60が、脱気空間Sへエアを繰り返し断続的に圧送することにより、圧送されたエアは、脱気網5の網状部51を通過し、内筒2の貫通孔25から内筒2の内部に送られる。このような結果、脱気網5の網状部51は、繰り返しエアブローされるので、粉末Pによる脱気網5の網状部51の目詰まりを抑え、エアの脱気による粉末Pの吸引不良を防止することができる。
さらに、エアの圧送停止時間T2をエアの圧送時間T1よりも長くして、エアの圧送と、エアの圧送の停止とを繰り返すので、内筒2内に過剰なエアが侵入することを低減することができる。これにより、オーガー3と内筒2の間のクリアランスが形成された空間において、内筒2の壁面に付着した、やや圧縮された状態の粉末Paが飛散することを抑えることができる。このような結果、排出口22から収容袋体Bに供給される粉末Pの供給量を一定量に制御することができる。
なお、本実施形態で圧送するエアは、パルスエアとは異なり、サージ圧を利用して瞬間的に高圧のエアを脱気網5に吹き付けるものではない。すなわち、本実施形態では、サージ圧が発生しないように圧力を設定するまたは電磁弁13の開弁速度を調整している。この他にも、低いサージ圧が発生しても、その後、圧力が安定するまでの時間を圧送時間T1として、エアを脱気網5に吹き付けてもよい。これにより、内筒2の壁面に付着したやや圧縮された状態の粉末Paの剥離・飛散を抑えることができるエア圧で、脱気網5をエアブローし、網状部51の目詰まりを防止することができる。
本実施形態では、圧送制御部63は、脱気回数が所定の回数N回まで達した時点で、電磁弁13(エアブロー部)の制御を行った。しかしながら、例えば、図4からも明らかなように、脱気回数と、モータ71(オーガー3)の回転回数は、比例関係にあることから、圧送制御部63は、オーガー3の回転回数に基づいて(回転回数が所定の回数n回に達したときに)、電磁弁13(エアブロー部)の制御を行ってもよい。
ここで、図7に示すように、粉末Pの供給量(排出量)が一定となるように、モータ71(オーガー3)の回転速度は、粉末を供給する時刻t1までは、予め設定された回転速度r1で一定となっている。その後、圧送制御部63により、電磁弁13(エアブロー部)の制御を行う間(時刻t1〜時刻t2)、オーガー3の回転を停止させる。
本実施形態では、さらに、回転制御部61は、脱気空間Sへのエアの圧送が完了した後(時刻t2)、排出口22から収容袋体Bに供給される粉末Pの供給量が一定量となるように、オーガー3の回転速度を変更する。具体的には、時刻t2〜t3までは、初期の回転速度r1よりも低い回転速度r2でオーガー3を回転させ、時刻t3以降は、回転速度r1に変更する。ここでの回転速度r2およびこの回転速度r2を維持する時間(時刻t2〜t3までの時間)は、実験的に求めることができる。
このような制御を行うことにより、脱気空間Sへのエアの圧送時に、内筒2内にエアが侵入し、内筒2の壁面に付着したやや圧縮された状態の粉末Paが飛散したとしても、その直後は、オーガー3を回転速度r2で回転させるので、収容袋体Bに供給される粉末Pの量目(供給量)が、所望の量よりも増量されることを抑えることができる。粉末Paの飛散の影響がない時刻t3後は、オーガー3を回転速度r1で回転させているので、所望の量の粉末Pを収容袋体Bに供給することができる。このようにして、内筒2の排出口22から一定量の粉末Pを排出し、安定した量目の粉末Pを収容袋体Bに供給することができる。
上述した実施形態では、圧送制御部63による圧送制御の開始タイミングを、脱気回数またはモータ71(オーガー3)の回転回数に基づいて設定した。しかしながら、例えば、図8(a),(b)のように、圧送制御部63による制御を、操作部64を介して、作業者が開始してもよい。
図8(a)に示す変形例に係る粉末供給装置1は、制御部60を介し脱気空間Sへのエアの圧送の開始を操作する操作部64と、オーガー3の回転回数が所定の回数n回に達したことを、ランプ点滅またはブザーなどで報知する報知部65Aをさらに備えている。
これにより、報知部65Aが、オーガー3の回転回数が所定の回数n回に達したことを報知することにより、作業者は、脱気網5に目詰まりが発生することを未然に知ることができる。そして、作業者は、脱気網5にエアブローが必要であることを判断でき、操作部64による操作で、圧送制御部63により脱気空間Sにエアの圧送開始を行うことができる。
また、別の変形例として、図8(b)に示すように、エアの脱気回数が所定の回数N回に達したことを報知する報知部65Bを設けてもよい。この場合も同様に、作業者は、脱気網5の目詰まり発生を未然に知り、操作部64による操作で、脱気網5をエアブローすることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
本実施形態では、図7に示すように、エアブロー直後に、オーガーを、回転速度r2から回転速度r1に、ステップ的に増加させた(変更した)。しかしながら、一定の量目の粉末を収容袋体に供給することができるのであれば、オーガーの回転速度を回転速度r1まで傾斜的に増加させてもよい。
1:粉末供給装置、2:内筒、3:オーガー、4:外筒、5:脱気網、6:ホッパー、11:吸引ポンプ(排出停止部)、12:電磁弁(排出停止部)、13:電磁弁(エアブロー部)、14:エア供給源(エアブロー部)、21:供給口、22:排出口、24:周壁、25:貫通孔、43:エンドプレート、44:接続部、51:網状部、53:鍔部、60:制御部、61:回転制御部、62:脱気制御部、63:圧送制御部、64:操作部、65A,65B:報知部、71:モータ、72:カッター、73:ガイド、B:収容袋体、S:脱気空間、P:粉末

Claims (2)

  1. 上部に粉末を供給する供給口が形成され、下部に粉末を排出する排出口が形成され、前記供給口から前記排出口まで粉末を案内する内筒と、
    前記内筒内に回転自在に配置され、前記内筒内の粉末を前記供給口から前記排出口まで搬送する螺旋状の羽根を有したオーガーと、
    前記内筒との間に脱気空間を形成するように、前記内筒を覆う外筒と、
    前記内筒の前記排出口の近傍に取り付けられ、前記内筒内と前記脱気空間とを連通する筒状の脱気網と、
    前記脱気空間のエアを脱気することにより、前記脱気網を介して前記内筒内の粉末を吸引し、前記内筒の排出口からの前記粉末の排出を停止する排出停止部と、
    前記脱気空間にエアを圧送することにより、前記脱気網にエアをブローするエアブロー部と、
    前記排出停止部によるエアの脱気と、前記エアブロー部によるエアの圧送と、前記オーガーの回転と、を制御する制御部と、を少なくとも備え、
    前記内筒の前記排出口の下方に配置した収容袋体に、前記排出口から粉末を供給する粉末供給装置であって、
    前記制御部は、前記排出口から1つの前記収容袋体あたりに供給される粉末の供給量を制御するように、前記排出停止部によるエアの脱気を、一定タイミングで断続的に制御する脱気制御部と、前記エアブロー部によるエアの圧送時間と、前記圧送時間よりも長いエアの圧送停止時間となるように、前記エアブロー部によるエアの圧送とエアの圧送停止とを繰り返し制御する圧送制御部と、前記オーガーの回転を制御する回転制御部と、を備え、
    前記圧送制御部は、前記オーガーの回転回数または前記排出停止部によるエアの脱気回数に基づいて、前記エアブロー部によるエアの圧送開始タイミングを制御するものであり、
    前記回転制御部は、前記エアブロー部によるエアの前記圧送開始タイミング前までは、一定の回転速度で前記オーガーを回転させ、前記エアブロー部によるエアの圧送が完了した後、前記排出口から前記収容袋体に供給される粉末の供給量が一定量となるように、所定の期間、前記一定の回転速度よりも低い回転速度で回転させ、所定の期間経過後、前記一定の回転速度で前記オーガーを回転させることを特徴とする粉末供給装置。
  2. 前記エアブロー部は、前記脱気空間に供給されるエアにサージ圧が発生しないようにして、前記脱気空間にエアを圧送することを特徴とする請求項1に記載の粉末供給装置。
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