JP6642369B2 - 燃料電池セル - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池セルに関する。
燃料電池は、燃料電池セルが複数積層して構成される。各燃料電池セルは、膜電極接合体を、一対のセパレータで挟持することにより構成される。特許文献1には、純チタン又はチタン合金製の基材を用いたセパレータが記載されている。この先行技術では、基材の表面にカーボンブラックを塗布し低酸素分圧下で熱処理することにより、表面に酸化チタンとカーボンが混合した導電性の混合層を形成する。
特開2016−122642号公報
上述したセパレータの表面には、余剰カーボンが残存する場合がある。余剰カーボンは、セパレータと他の部材との接着性を悪化させる原因になるため、従来は洗浄により全て取り除かれていた。しかし、本願の発明者は、余剰カーボンを完全に除去したセパレータを用いた燃料電池セルは、導電性が低下する場合があることを見出した。そのため、表面に酸化チタンとカーボンの混合層を有するセパレータを用いた燃料電池セルにおいて、導電性が低下することを抑制可能な技術が望まれる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池セルの積層体を構成するための燃料電池セルが提供される。この燃料電池セルは、膜電極接合体と;前記膜電極接合体の両側に沿って配置され、それぞれ凹凸形状に成形された第1セパレータと第2セパレータと;前記燃料電池セルの周縁部に設けられるガスケットと、を備え;前記第1セパレータおよび前記第2セパレータは、純チタン又はチタン合金製の基材と、前記基材の表面に形成された酸化チタンとカーボンの導電性混合層とを有し;前記第1セパレータ又は前記第2セパレータは、前記ガスケットと接着している接着面を有し;前記第1セパレータの凸部の表面において、隣接する他の燃料電池セルの前記第2セパレータの凸部の表面と接する接触面は余剰カーボンが残存しており;前記第1セパレータ又は前記第2セパレータの前記接着面は前記余剰カーボンが除去されている。この形態の燃料電池セルによれば、第1セパレータ又は第2セパレータのガスケットと接着している接着面は、余剰カーボンが除去されているため、接着性を確保することができる。また、第1セパレータの凸部の表面において、隣接する他の燃料電池セルの第2セパレータの凸部の表面と接する接触面は、余剰カーボンが残存している。そのため、表面に酸化チタンとカーボンの混合層を有するセパレータを用いた燃料電池セルにおいて、導電性が低下することを抑制することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池セルを複数積層した燃料電池スタックや燃料電池としての形態の他、燃料電池セルの製造方法としての形態で実現することができる。
燃料電池セルの概略構造を示す断面図である。 図1のII部分の拡大図である。 セパレータの接触圧力に応じた接触抵抗を例示したグラフである。
A.実施形態:
図1は、本発明の一実施形態における燃料電池セル100の概略構造を示す断面図である。図1は、燃料電池セル100が複数積層して積層体を構成している。燃料電池セル100は、反応ガスとして水素と酸素の供給を受けて発電する固体高分子型の燃料電池セルである。燃料電池セル100は、膜電極接合体10と、第1セパレータ20と、第2セパレータ30と、ガスケット40と、を備える。
膜電極接合体10は、電解質膜(図示せず)と、電解質膜の両面にそれぞれ隣接して形成された触媒層(図示せず)と、ガス拡散層(図示せず)とを備える。電解質膜は湿潤状態において良好なプロトン伝導性を示す固体高分子薄膜である。電解質膜は、例えば、フッ素系樹脂のイオン交換膜によって構成される。触媒層は水素と酸素の化学反応を促進する触媒と、触媒を担持したカーボン粒子とを備える。
第1セパレータ20および第2セパレータ30は、膜電極接合体の両側に沿って配置されている。第1セパレータ20および第2セパレータ30は純チタン又はチタン合金製からなるチタン系基材を凹凸形状にプレス成形することによって形成されており、その表面に酸化チタンとカーボンの導電性混合層が形成されている。チタン合金としては、例えば、Ti−Al、Ti−Nb等を使用可能である。酸化チタンとカーボンの導電性混合層は、チタン系基材の上にカーボンブラックを塗布し、低酸素分圧下で熱処理することによって形成される。第1セパレータ20は表面に余剰カーボン層23を有し、第2セパレータ30は表面に余剰カーボン層33を有する。余剰カーボン層23、33については後述する。
第1セパレータ20は、燃料電池セル100を積層させた際に、隣接する他の燃料電池セル100の第2セパレータ30に接する凸部25を有する。第2セパレータ30は、燃料電池セル100を積層させた際に、隣接する他の燃料電池セル100の第1セパレータ20に接する凸部35を有する。凸部25および凸部35は燃料電池セル100を積層させた際に、互いに隣接する。凸部35に接する凸部25の表面を「接触面20a」と呼び、凸部25に接する凸部35の表面を「接触面30a」と呼ぶ。
本実施形態において、第1セパレータ20の凸部25の接触面20aは、余剰カーボンが残存しており、第2セパレータ30の凸部35の接触面30aは、余剰カーボンが除去されている。また、第2セパレータ30は、ガスケット40と接着している接着面30bを有する。接着面30bは、余剰カーボンが除去されている。余剰カーボンの除去は、例えば、ウォータージェットを用いて行うことができる。
ガスケット40は、燃料電池セル100の周縁部に設けられる。本実施形態において、ガスケット40は、第2セパレータ30上に接着している。ガスケット40は、反応ガスの漏洩(いわゆるクロスリーク)や、触媒電極同士の電気的短絡を抑制する。ガスケット40は、例えばシリコーンゴムにより形成される。第2セパレータ30の表面のうち、ガスケット40が接着される接着面30bからは余剰カーボンが除去されているので、第2セパレータ30とガスケット40との接着性を十分に確保することができる。なお、ガスケット40の向きを図1とは上下逆にして、第1セパレータ20にガスケット40との接着面を設けるようにしてもよい。
図2は、図1のII部分の拡大図である。第1セパレータ20と第2セパレータ30とは図示の便宜上隙間を空けているが、実際には接している。第1セパレータ20はチタン系基材21と導電性混合層22と余剰カーボン層23とを有している。第2セパレータ30はチタン系基材31と導電性混合層32とを有している。
導電性混合層22および導電性混合層32は、チタン酸化物とカーボンブラックとの混合層である。余剰カーボン層23は、導電性混合層22上に残存したカーボンブラックにより形成され、余剰カーボン層33は、導電性混合層32上に残存したカーボンブラックにより形成される。
このように、第1セパレータ20と第2セパレータ30の凸部25、35同士が接触する接触面20a、30aのうち、第1セパレータ20の接触面20aには余剰カーボン層23を残存させ、第2セパレータ30の接触面30aからは余剰カーボンを除去している。この結果、両方の接触面20a、30aから余剰カーボンを完全に除去する場合と比べて、燃料電池セル100の導電性を高めることができる。
図3は、本実施形態における第1セパレータ20および第2セパレータ30の接触圧力に応じた接触抵抗を例示したグラフである。このグラフの縦軸は接触抵抗値(mΩ・cm)を示し、横軸は接触圧力(MPa)を示している。「余剰カーボンあり」のグラフは、図2に示した実施形態の構造を採用した場合の特性を示している。「余剰カーボンなし」のグラフは、凸部25、35の接触面20a、30aから余剰カーボンを除去した場合の特性を示している。余剰カーボンを残存させた場合、換言すると余剰カーボンの除去を行わない場合は、余剰カーボンの除去を行う場合と比較して、接触抵抗値が小さい。余剰カーボンを残存させることで、接触抵抗値が小さくなり、導電性を確保することができる。
以上で説明した本実施形態の燃料電池セル100によれば、第2セパレータ30のガスケット40と接着している接着面30bは、余剰カーボンが除去されているため、接着性を確保することができる。また、第1セパレータ20の凸部25の表面において、隣接する他の燃料電池セル100の第2セパレータ30の凸部35の表面と接する接触面20aは、余剰カーボンが残存している。そのため、表面に酸化チタンとカーボンの混合層を有するセパレータを用いた燃料電池セルにおいて、導電性が低下することを抑制することができる。
B.変形例:
<第1変形例>
上記実施形態において、導電性混合層22、32は、チタン系基材21およびチタン系基材31の両表面に形成されている。これに対して、燃料電池セル100を積層させた際に、それぞれ第1セパレータ20および第2セパレータ30に隣接する側のみに導電性混合層が形成されてもよい。
<第2変形例>
上記実施形態において、接触面20aに対向する第2セパレータ30の表面の接触面30aは、余剰カーボンが除去されている。これに対して、接触面30aにも余剰カーボン層23が形成されていてもよい。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述した課題を解決するために、あるいは上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜削除することが可能である。
10…膜電極接合体
20…第1セパレータ
20a、30a…接触面
21、31…チタン系基材
22、32…導電性混合層
23、33…余剰カーボン層
25、35…凸部
30…第2セパレータ
30b…接着面
40…ガスケット
100…燃料電池セル

Claims (1)

  1. 燃料電池セルの積層体を構成するための燃料電池セルであって、
    膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体の両側に沿って配置され、それぞれ凹凸形状に成形された第1セパレータと第2セパレータと、
    前記燃料電池セルの周縁部に設けられるガスケットと、を備え、
    前記第1セパレータおよび前記第2セパレータは、純チタン又はチタン合金製の基材と、前記基材の表面に形成された酸化チタンとカーボンの導電性混合層とを有し、
    前記第1セパレータ又は前記第2セパレータは、前記ガスケットと接着している接着面を有し、
    前記第1セパレータの凸部の表面において、隣接する他の燃料電池セルの前記第2セパレータの凸部の表面と接する接触面は余剰カーボンが残存しており、
    前記第1セパレータ又は前記第2セパレータの前記接着面は前記余剰カーボンが除去されている、燃料電池セル。
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