JP6641994B2 - 無人搬送車 - Google Patents
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Description
図1及び図2に示すように、本実施例に係るAGV20は、上面に複数の荷物30が積載される台車10を、台車10の底面下のスペースに潜り込んで搬送するものである。台車10は、床面1から底面2まで一定のスペースを有し、四隅に車輪としてキャスター11を備える。
エアシリンダ22は、上下に伸縮可能であり、前後のエアシリンダ22の上端には水平な受け板25がそれぞれ設置されている。
従って、エアシリンダ22を伸長させると、受け板25を介して、台車10の底面2に対して上向きの押上力が作用することになる。
エアシリンダ22に対して圧縮空気(エア)を供給する圧縮空気供給装置及びエアシリンダ22に供給される圧縮空気の圧力を調整する圧力調整手段について、図3を参照して説明する。図3は、前方の2個のエアシリンダ22に対するものである。後方の2個のエアシリンダ22に対しても同様な構成であるので、その説明は省略する。
エアタンク60及びエアコンプレッサ70は、圧縮空気供給装置であり、エアコンプレッサ70は、圧縮空気を発生させ、エアコンプレッサ70は発生した圧縮空気を貯留する。
減圧弁80は,制御基板40からの出力信号による指令に基づき、エアシリンダ22の空気室Bから圧力を減圧し、また、ソレノイドバルブ90は、制御基板40からの出力信号に基づき、圧縮空気を外気に開放する。
電空レギュレータ50は、図4に示すように、制御回路501、給気用電磁弁502、排気用電磁弁503、圧力センサ504、分岐配管505から構成される。
従って、制御回路501により給気用電磁弁502を開くと、管路505aと管路505bとが連通し、エアタンク60からエアシリンダ22の空気室Aへ圧縮空気が流れる。その結果、エアシリンダ22の空気室Aの圧力が増大し、ピストン222が上昇する。
圧力センサ504は、管路505aに接続しており、エアシリンダ22の空気室A内に供給される圧縮空気の圧力を検出する。圧力センサ504で検出した圧力は、制御回路501を経て出力信号となり、制御基板40へ入力信号として送られる。
制御基板40による電空レギュレータ50の圧力制御について以下に説明する。
この場合には、総重量100kgより低い押上力として、例えば、100kg×(3/4)=75kgを4個のエアシリンダ22より、台車10の底面に上向きに作用させるものとする。
ここで、エアシリンダ22のピストン222の半径がrで、ピストン222の面積(cm2)が、πr2=100cm2とする。
ここで、総重量が既知の場合とは、搬送毎に、台車10及び荷物30の重量を測定する場合の他、台車10に積載される荷物の重量及びその個数が予め定められているために、計算によって総重量が求められる場合を含む。
この場合は、図3に示すように、制御基板40内に備えられた総重量概算部41を使用する。総重量概算部41は、エアシリンダ22に作用する圧力に基づいて、上記総重量(未知であるが、一例として、上記例の通り、100kgとする)を概算する。
ピストン222がストッパ224に到達した後も、エアシリンダ22に供給する圧縮空気の圧力を増大させ、エアシリンダ22の空気室A内の圧力が、P=0.3kg/cm2にまで到達したとする。
その後、エアシリンダ22に供給する圧縮空気の圧力を低減して、ピストン222がストッパ224から離れて下降する際に、リミットスイッチ225がオフとなる。
例えば、リミットスイッチ225がオンからオフとなるときの圧力センサ504で検出されるエアシリンダ22の空気室A内の圧力が、P=0.2kg/cm2とき、4×πr2×0.2kg/cm2=4×100×0.2kg/cm2=80kgの押上力が4個のエアシリンダ22から台車10に上向きに作用することとなり、この押上力の80kgを以て総重量と概算するものである。
従って、制御基板40は、圧縮空気の圧力として、P=15kg/100cm2=0.15kg/cm2を電空レギュレータ50に指令するのである。
更に、上記実施例では、エアシリンダ22を使用していたが、エアシリンダに代えて油圧シリンダを用いることも可能である。例えば、台車10に積載される荷物が重量物の場合には好適である。
例えば、リミットスイッチ225に代えて、台車10のキャスター11が浮き上がる瞬間又は着地する瞬間を検出する検出器を設け、この検出器により台車10のキャスター11が浮き上がる瞬間又は着地する瞬間が検出されたときのエアシリンダ22に供給される圧縮空気の圧力を検出して、その圧力に基づいて、総重量を概算することも可能である。
本実施例は、第1の実施例に比較して、圧縮空気の圧力を調整する電空レギュレータ50を各エアシリンダ22a,22b,22c,22d毎に設けるものである。その他の構成は前述した実施例と同様であり、同一符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、台車10及び荷物30の総重量の重心位置Gが台車10の中央にない場合には、その総重量を4個のエアシリンダ22a,22b,22c,22dで均等に分担するのではなく、重心位置Gに近い程分担する割合が高くなる。例えば、図5の例では、エアシリンダ22aが10%、エアシリンダ22bが30%、エアシリンダ22cが20%、エアシリンダ22dが40%の割合で台車10及び荷物30の総重量を分担するものとする。
ピストン222がストッパ224に到達した後も、エアシリンダ22a,22b,22c,22dに供給する圧縮空気の圧力を増大させ、エアシリンダ22a,22b,22c,22dの空気室A内の圧力が、それぞれ、0.12kg/cm2,0.36kg/cm2,0.24kg/cm2,0.48kg/cm2にまで到達したとする。
総重量概算部41は、リミットスイッチ225がオンからオフとなるときの圧力センサ504で検出されるエアシリンダ22a,22b,22c,22dの空気室A内の圧力に基づいて、総重量を概算する。
また、エアシリンダ22bは、分担する押上力が、60kg×30%=18kg、空気室A内の圧力が0.18kg/cm2となる。
また、エアシリンダ22cは、分担する押上力が、60kg×20%=12kg、空気室A内の圧力が0.12kg/cm2となる。
また、エアシリンダ22dは、分担する押上力が、60kg×40%=24kg、空気室A内の圧力が0.24kg/cm2となる。
2 底面
10 台車
11 キャスター
20 AGV(無人搬送車)
21 車体
22 エアシリンダ
23 駆動輪
24 従動輪
30 荷物
40 制御基板
50 電空レギュレータ
60 エアタンク
70 エアコンプレッサ
80 減圧弁
90 ソレノイドバルブ
Claims (7)
- 床面に対して底面が一定のスペースを有する台車を搬送する無人搬送車において、
前記スペースより低い車体に、前記台車の底面に上向きの押上力を作用させる上下方向に伸縮自在な流体圧シリンダが設置され、また、前記流体圧シリンダに対して流体を供給する流体圧供給装置が備えられ、
前記流体圧供給装置から前記流体圧シリンダに供給される流体の流体圧を調整する圧力調整手段が備えられ、
前記圧力調整手段に流体圧を指令することにより、前記台車の重量と前記台車に積載された荷物の重量を加えた総重量より低い押上力を前記流体圧シリンダから前記台車の底面に上向きに作用させる制御基板が設けられ、
前記台車の全ての車輪には前記総重量から前記押上力を除いた残りの荷重が分散して負荷する状態のまま、前記台車を搬送することを特徴とする無人搬送車。 - 前記台車の底面を水平になるように持ち上げて、前記台車を搬送することを特徴とする請求項1記載の無人搬送車。
- 前記制御基板には、前記総重量が未知のときは、前記流体圧シリンダに作用する流体圧に基づいて、前記総重量を概算する総重量概算部が備えられ、
前記制御基板は、前記総重量概算部で概算された前記総重量より低い前記押上力が前記流体圧シリンダから前記台車の底面に作用するよう、前記圧力調整手段に流体圧を指令することを特徴とする請求項1記載の無人搬送車。 - 前記流体圧シリンダは、シリンダ本体にピストンを上下動自在に挿入してなり、前記シリンダ本体の上端には前記ピストンの上昇を停止させるストッパが設けられる一方、
前記総重量概算部は、前記流体圧シリンダへ供給される流体圧を増大して、前記台車の前記車輪が前記床面から浮き、前記ストッパにピストンが到達した後に、前記流体圧シリンダへ供給される流体圧を低減して、前記ストッパから前記ピストンが離れたときの前記流体圧シリンダに作用する流体圧に基づいて、前記総重量を概算する
ことを特徴とする請求項3記載の無人搬送車。 - 前記ストッパには、前記ピストンが前記シリンダ本体の上端に到達したときにオンとなり、前記ピストンが前記シリンダ本体の上端から離れたときにオフとなるリミットスイッチが設けられ、
前記圧力調整手段には、前記流体圧シリンダに供給される流体の流体圧を検出する圧力センサが設けられ、
前記総重量概算部は、前記リミットスイッチがオンからオフになったときに前記圧力センサで検出される流体圧に基づいて、前記総重量を概算する
ことを特徴とする請求項4記載の無人搬送車。 - 前記流体圧シリンダが複数のときは、1又は2以上の前記流体圧シリンダに対して、前記圧力調整手段が各々設けられる一方、
前記圧力調整手段は、前記圧力調整手段に各々設けられる前記圧力センサで検出される流体圧に応じて、複数の前記流体圧シリンダが共同して前記押上力を分担する
ことを特徴とする請求項5記載の無人搬送車。 - 前記制御基板は、前記総重量が既知のときは、前記総重量より低い前記押上力が前記流体圧シリンダから前記台車の底面に作用するよう、前記圧力調整手段に流体圧を指令することを特徴とする請求項1記載の無人搬送車。
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