JP6640455B2 - ローカルエリアナビゲーション装置 - Google Patents

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本発明は、ローカルエリアナビゲーション装置に係り、特に、GPS電波やWi−Fi電波の受信可否にかかわらず好適に利用できるローカルエリアナビゲーション装置に関する。
従来のローカルエリアナビゲーション装置は、病院内などのローカルエリア内をルート案内する際、被案内者用通信端末が無線LAN電波から得たアドレス情報及び電波強度に基づき測位した現在地に基づいて、ローカルエリア内のルート案内を行っていた。
特開2003−16181号公報
しかしながら、従来のナビゲーションシステムにおいては、無線LANアクセスポイント(又はGPS衛星)がローカルエリアのルート案内のために好適な位置に配置されていないため、ローカルエリア内のとあるエリアにおいて無線LAN電波(又はGPS電波)が電波強度的に又は建築物の構造的に受信できない場合、被案内者用通信端末が現在地を測位することができないため、正確なルート案内を行うことができないという問題があった。
また、従来のナビゲーションシステムは、病院内などのローカルエリアの特殊事情に応じて構成されていないため、その使用感を向上させることが困難であるという問題もあった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ローカルエリアの電波状況や特殊事情などの各種問題を解決したルート案内を行うことができるローカルエリアナビゲーション装置を提供することを本発明の目的としている。
(1)前述した目的を達成するため、本発明のローカルエリアナビゲーション装置は、所望のローカルエリアにおいて個別のアドレス情報を含む電波を送信するとともに、ローカルエリア内のどの領域においてもその周辺で送信された2以上の電波が受信可能となる位置に各々配置されている複数の無線標識手段と、ローカルエリアに対応する地図情報から任意選択された1の座標情報を目的地として設定する目的地設定手段と、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、複数の無線標識手段のうち少なくとも2以上の無線標識手段から送信される各々のアドレス情報及びその電波強度に基づき現在地を測位する測位手段と、地図情報、目的地及び現在地に基づいて現在位置から目的地に向かう案内ルートを設定するルート設定手段と、方位を測定する方位測定手段と、案内ルート及び方位に基づき被案内者をルート案内するルート案内手段と、を有する被案内者用通信端末と、を備えることを特徴とする。
これにより、本発明のローカルエリアナビゲーション装置は、被案内者用通信端末がローカルエリア内のどの領域においても2以上の電波を必ず受信するため、その2以上の電波にかかる個別のアドレス情報及び電波強度から現在地を正確に測位することができる。
(2)また、本発明のローカルエリアナビゲーション装置において、被案内者用通信端末は、被案内者用通信端末を使用する被案内者がローカルエリアに対応する地図情報から任意に選択した1又は2以上の座標情報を立寄地点として設定する立寄地点設定手段と、を更に有しており、ルート設定手段は、地図情報、目的地及び現在地並びに立寄地点に基づいて現在位置から立寄地点を経由して目的地に向かう案内ルートを設定することが好ましい。
これにより、本発明のローカルエリアナビゲーション装置は、ローカルエリア内にあるトイレや自動販売機などの立寄地点を経由して目的地にルート案内することができる。
(3)また、本発明のローカルエリアナビゲーション装置は、被案内者を特定する個人情報と、被案内者がこれから向かうべき目的地となる予約地点と、被案内者が予約地点に向かうべき予約時刻と、を含む予約情報を記憶する予約情報記憶手段と、地図情報及び予約情報に基づき、個人情報と一致する被案内者が使用する被案内者用通信端末に対して、予約時刻に応じた予約地点を目的地として設定する予約地点設定手段と、を更に備えることが好ましい。
これにより、本発明のローカルエリアナビゲーション装置を利用する管理者又は被案内者等は、被案内者がルート案内を希望するときに目的地設定手段を用いて目的地を逐一設定せずとも、予約情報に基づき事前予約した予約地を被案内者がルート案内を希望するときの目的地として設定することができる。
(4)また、本発明のローカルエリアナビゲーション装置は、被案内者用通信端末を使用する被案内者の個人情報と、個人情報を有する被案内者から測位した現在地情報を集合したルート履歴と、を含むログ情報を記憶するログ情報記憶手段と、ログ情報記憶手段から得られた複数の個人情報のなかから選択又は共通化された共通点を有する特定個人情報を収集する特定個人情報収集手段と、を更に備えており、被案内者用通信端末は、測位した現在地情報を送信する現在地情報送信手段と、を更に有しており、ルート案内手段は、特定個人情報を有する被案内者に対し、特定個人情報に関するルート履歴から得られた過去の案内ルートをできる限り通過するようにルート案内することが好ましい。
これにより、本発明のローカルエリアナビゲーション装置は、特定個人情報を有する被案内者に対して同じルートを通過させることにより、特定個人情報を有する被案内者と特定個人情報を有しない被案内者とをグループ分けしてルート案内することができる。例えば、ローカルエリアが病院内のフロアであり、特定個人情報を有する被案内者が特定の伝染型ウィルス保有者である場合、ルート案内により院内感染のリスクを低下させることができる。
(5)また、本発明のローカルエリアナビゲーション装置は、地図情報及び被案内者用通信端末から送信される現在地情報に基づき被案内者用通信端末がローカルエリア内のどこにあるかを確認する端末管理手段と、を更に備えており、被案内者用通信端末は、測位した現在地情報を送信する現在地情報送信手段と、を更に有しており、端末管理手段は、現在地がローカルエリア内に存在しない場合、又は、ローカルエリア内において現在地が一定時間以上移動しない場合、警告信号を送信することが好ましい。
これにより、本発明のローカルエリアナビゲーション装置は、被案内者用通信端末がローカルエリア外に持ち出されたり、急病や紛失等して被案内者用通信端末が同一場所から一定時間移動しなかったりしたときなどの緊急事態が生じたときに、その旨を警告することができる。
(6)また、本発明のローカルエリアナビゲーション装置は、被案内者用通信端末は、現在地の周囲風景を周辺画像としてリアルタイムに撮影する撮影手段と、周辺画像を表示する表示手段と、を更に有しており、ルート案内手段は、表示手段に表示された周辺画像に案内記号を重ねて得た案内画像を利用して、被案内者をルート案内することが好ましい。
これにより、本発明のローカルエリアナビゲーション装置は、被案内者が見る周辺風景に案内記号を単に重ね合わせるだけでAR(Augmented Reality:拡張現実)によるルート案内を行うことができる。
(7)また、本発明のローカルエリアナビゲーション装置は、複数の無線標識手段は、ローカルエリアとして建物内部や遮断壁で囲まれた領域その他のGPS電波及び無線LAN電波が遮られる可能性のある遮断構造の内部に所定の間隔で設置されており、地図情報は、遮断構造内部を地図化したフロア図であることが好ましい。
これにより、本発明のローカルエリアナビゲーション装置は、被案内者用通信端末がGPS電波及び無線LAN電波を一切受信することができなくても、ローカルエリア内でルート案内を行うことができる。
本発明のローカルエリアナビゲーション装置によれば、現在地の正確な測位、立寄地点の簡単な設定、予約情報とルート案内とリンク付け、グループ分けされた特殊な被案内者のルート案内、ARルート案内などを行うことができるので、ローカルエリアの電波状況や特殊事情などの各種問題を解決したルート案内を行うことができるローカルエリアナビゲーション装置を提供することができる。
図1は、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置を示す概略構成図である。 図2は、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置を示すブロック図である。 図3は、所望のローカルエリアに配置された複数の無線標識手段の位置関係の一例を示す配置図である。 図4は、3つの電波に基づき現在地の測位方法を示す説明図である。 図5は、2つの電波に基づき現在地の測位方法を示す説明図である。 図6は、本実施形態の表示手段に周辺画像が表示された状態を示す概念説明図である。 図7は、本実施形態のルート案内手段によるルート案内の一例が表示された状態を示す概念説明図である。 図8は、本実施形態のルート案内手段による案内画像を用いたルート案内の一例が表示された状態を示す概念説明図である。 図9は、通常の案内ルートのルート案内を説明する処理フローである。 図10は、特定案内ルートR3のルート案内を説明する処理フローである。 図11は、警告信号の送信を説明する処理フローである。
以下、本発明のローカルエリアナビゲーション装置をその一実施形態により説明する。
[1]ローカルエリアナビゲーション装置1
図1は、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1を示す概略構成図である。また、図2は、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1を示すブロック図である。
本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1は、図1及び図2に示すように、無線標識手段10と、被案内者用通信端末30と、を備えている。また、このローカルエリアナビゲーション装置1は、任意の構成として、管理者用通信端末20と、サーバ40と、予約地点設定手段50と、を有していることが好ましい。
これらの無線標識手段10、管理者用通信端末20、被案内者用通信端末30、サーバ40及び予約地点設定手段50は、無線通信機2又は通信ケーブル3で接続された有線通信回路を用いて片方向通信又は両方向通信を行うことが可能になっている。
[1−1]無線標識手段10
図3は、所望のローカルエリアに配置された複数の無線標識手段10の位置関係の一例を示す配置図である。
[1−1−1]ローカルエリア
本実施形態のローカルエリアとは、都市や町のような車移動が想定される広大なエリアではなく、大きな商業スペースやイベントスペースなどの徒歩移動が想定される限られた共有エリアを意味している。本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1の使用に適したローカルエリアとしては、建物内部、地階、遮断壁で囲まれた領域その他のGPS電波及び無線LAN電波が遮られる可能性のある遮断構造の内部である。具体的なローカルエリアとしては、例えば、複数階のフロアを有する大きさの総合病院の1フロアを想定している。
[1−1−2]無線標識手段10
複数の無線標識手段10は、所望のローカルエリアにおいて個別のアドレス情報を含む電波を送信するように構成されている。無線標識手段10としては、MACアドレスなどの個々のネットワーク機器を識別するための固有のアドレス情報を電波で送信することができる既存の近距離無線通信規格を採用した送信機が好ましい。例えば、無線標識手段10としては、Bluetooth送信機などが想定される(Bluetoothは登録商標である。)。
また、これら複数の無線標識手段10は、ローカルエリア内のどの領域においてもその周辺で送信された2以上の電波を被案内者用通信端末30が受信可能となる位置に各々配置されている。
さらに、無線標識手段10の送信可能距離が例えば半径20mのような所定の通信可能距離であって、かつ、ローカルエリアが図3に示すように概ね直線路により構成されている場合、これら複数の無線標識手段10は、図3に示すように、通信可能距離以下の所定の間隔で配置されていることが好ましい。ただし、複数の無線標識手段10が所定の間隔で配置されていたとしてもローカルエリア内のある領域で被案内者用通信端末30が2以上の電波を受信できない場合には、被案内者用通信端末30が2以上の電波を受信することができるように複数の無線標識手段10が所定の間隔以下で配置されている。
[1−2]管理者用通信端末20、目的地設定手段201
本実施形態の管理者用通信端末20は、CPU(中央演算処理装置)、RAMやROMなどの主記憶装置(メモリ)、HDD(ハードディスクドライブ)などの二次記憶装置(ストレージ)、LANなどの通信回路などの一般的なコンピュータを構成する部品を用いて構成されている。
この管理者用通信端末20は、目的地設定手段201と、スタート地点設定手段202と、を有している。
目的地設定手段201は、ローカルエリアに対応する地図情報から管理者が任意選択した1の座標情報を目的地として設定する。例えば、ローカルエリアが図3に示すエリアである場合、目的地は座標G(D,3)となる。
スタート地点設定手段202は、ローカルエリアに対応する地図情報から管理者が任意選択した1の座標情報をスタート地点として設定する。例えば、ローカルエリアが図3に示すエリアである場合、スタート地点は座標S(H,10)となる。
[1−3]被案内者用通信端末30
本実施形態の管理者用通信端末20は、CPU、メモリ、ストレージ、通信回路などの一般的なタブレット型コンピュータを構成する部品を用いて構成されている。
この被案内者用通信端末30は、地図情報記憶手段301と、測位手段302と、ルート設定手段304と、方位測定手段305と、ルート案内手段308と、を有する。また、被案内者用通信端末30は、任意の構成として、立寄地点設定手段303と、現在地情報送信手段309と、撮影手段306と、表示手段307と、を有していることが好ましい。
[1−3−1]地図情報記憶手段301
地図情報記憶手段301は、地図情報を記憶する。本実施形態のローカルエリアが病院の内部などの遮断構造の内部の場合、その地図情報は遮断構造内部を地図化したフロア図である。
また、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1において、被案内者用通信端末30の地図情報記憶手段301に記憶された地図情報は、サーバ40からダウンロードすることにより得られる。
[1−3−2]測位手段302
測位手段302は、複数の無線標識手段10のうち少なくとも2以上の無線標識手段10から送信される各々のアドレス情報及びその電波強度に基づいて、現在地を測位する。現在地の測位方法の一例を以下に示す。
まずは、3つの電波に基づく現在地の測位方法を示す。
図4は、3つの電波に基づき現在地の測位方法を示す説明図である。なお、本実施形態の測位手段302は、本来、電波強度を無段階で測定できるが、簡易説明の都合上、電波強度を強、中、弱の3段階で測定したこととする。
現在地CL(座標(F,10))において、第1無線標識手段10B1の電波強度は弱、第2無線標識手段10B2の電波強度は中、第3無線標識手段10B3の電波強度は中である。上記3つの電波強度を満たす位置は1つに定められる。そのため、測位手段302は、地図情報と3つの電波強度に基づき、現在地の座標を測位することができる。
次に、2つの電波に基づく現在地の測位方法を示す。
図5は、2つの電波に基づき現在地の測位方法を示す説明図である。なお、本実施形態の測位手段302は、上記同様、電波強度を強、中、弱の3段階で測定したこととする。
現在地CLにおいて、第4無線標識手段10B4の電波強度は弱、第5無線標識手段10B5の電波強度は中である。しかし、上記2つの電波強度を満たす位置は、計算上の位置M1(座標(E,8)),M2(座標(B,7))である。つまり、上記2つの電波強度だけでは、現在地CLを特定することができない。
そのため、測位手段302は、地図情報、2つの電波強度、及び、所定時間前の現在地CL(又はスタート地点S)に基づき、現在地CLの座標を測位することができる。これは、移動速度の関係上、現在地CLは、所定時間前(例えば1秒前)の現在地PLから近い位置M1になると推測できるためである。また、所定時間前(例えば1秒前)の現在地PLが得られない場合、測位手段302を有する被案内者用通信端末30がスタート地点にあると推測できるからである。なお、トラブルにより現在地が誤っている場合、被案内者用通信端末30を用いて現在地をスタート地点とする補正を行えばよい。
[1−3−3]立寄地点設定手段303
立寄地点設定手段303は、被案内者用通信端末30を使用する被案内者がローカルエリアに対応する地図情報から任意に選択した1又は2以上の座標情報を立寄地点として設定する。立寄地点の座標情報としては、受付、トイレ、レストラン、公衆電話、などの公共エリアをあらかじめ選択肢として用意しておくことが好ましい。
[1−3−4]ルート設定手段304
ルート設定手段304は、地図情報、目的地、及び、現在地に基づいて、現在位置から目的地に向かう案内ルートを設定する。立寄地点M1,M2の設定がない場合、案内ルートは最短案内ルートR1に設定される。
また、ルート設定手段304は、立寄地点M1,M2の設定があったときには立寄地点M1,M2にも基づき、立寄地点M1,M2を経由する案内ルートR2を設定する。
[1−3−5]方位測定手段305
方位測定手段305は、方位を測定する。方位測定手段305としては、タブレット型コンピュータなどの移動通信端末機に一般的に内蔵されている磁気センサを用いた電子コンパス機能が用いられる。
[1−3−6]撮影手段306
撮影手段306は、現在地の周囲風景を周辺画像P1としてリアルタイムに撮影する。撮影手段306としては、タブレット型コンピュータなどの移動通信端末機に一般的に内蔵されているカメラ機能が用いられる。
[1−3−7]表示手段307
図6は、本実施形態の表示手段307に周辺画像P1が表示された状態を示す概念説明図である。
表示手段307は、図6に示すように、周辺画像P1を表示する。表示手段307としては、タブレット型コンピュータなどの移動通信端末機に一般的に内蔵されているディスプレイ機能が用いられる。
[1−3−8]ルート案内手段308
図7は、本実施形態のルート案内手段308による案内記号Aを用いたルート案内の一例が表示された状態を示す概念説明図である。また、図8は、本実施形態のルート案内手段308による案内画像P2を用いたルート案内の一例が表示された状態を示す概念説明図である。
ルート案内手段308は、図7に示すように、案内ルート及び方位に基づき、矢印のような案内記号Aを用いて、被案内者をルート案内する。
また、ルート案内手段308は、サーバ40から得られる特定個人情報を有する被案内者に対し、特定個人情報に関するルート履歴から得られた過去の案内ルートをできる限り通過するようにルート案内する。
例えば、特定個人情報を有しない被案内者に対して立寄地点M1,M2を経由せずにルート案内する場合、図3に示すように、案内ルートが最短案内ルートR1となるようにルート設定手段304が案内ルートR1を設定し、ルート案内手段308がその案内ルートR1をルート案内する。
それに対し、特定個人情報を有する被案内者に対して立寄地点M1,M2を経由せずにルート案内する場合、図3に示すように、特定個人情報を有しない被案内者に対する案内ルートR1又はR2とできる限り重ならないようにルート設定手段304が特定案内ルートR3を設定し、ルート案内手段308がその特定案内ルートR3をルート案内する。また、特定個人情報を有する最初の被案内者が特定案内ルートR3を通過した後は、特定個人情報を有する次の被案内者に対して、特定個人情報に関するルート履歴から得られた過去の特定案内ルートR3をできる限り通過するように、ルート案内手段308がその特定案内ルートR3をルート案内する。
また、ルート案内手段308は、表示手段307に表示された周辺画像P1に案内記号Aを重ねて得た案内画像P2を利用して、被案内者をルート案内することが好ましい。例えば、ルート案内手段308は、図6に示す周辺画像P1に対して図7に示す案内記号Aを重ねて得た図8に示す案内画像P2を利用して、被案内者をルート案内する。
[1−3−9]現在地情報送信手段309
現在地情報送信手段309は、サーバ40に対して、端末管理手段405測位した現在地情報を送信することが好ましい。現在地情報送信手段309による送信方法としては、Wi−Fi送信又はBluetooth送信などが挙げられる。
[1−4]サーバ40
本実施形態のサーバ40は、CPU、メモリ、ストレージ、通信回路などの一般的なコンピュータを構成する部品を用いて構成されている。
このサーバ40は、複数地図記憶手段401と、予約情報記憶手段402と、ログ情報記憶手段403と、特定個人情報収集手段404と、端末管理手段405と、を有する。
[1−4−1]複数地図記憶手段401
複数地図記憶手段401は、複数の地図情報を記憶する。これは、ローカルエリアが複数ある場合、その地図情報も複数存在するためである。被案内者用通信端末30は、ルート案内を行う前に、被案内者用通信端末30の使用を希望する特定のローカルエリアに対応する地図情報を地図情報記憶手段301にダウンロードする。
[1−4−2]予約情報記憶手段402
予約情報記憶手段402は、被案内者を特定する個人情報と、被案内者がこれから向かうべき目的地となる予約地点と、被案内者が予約地点に向かうべき予約時刻と、を含む予約情報を記憶する。
例えば、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1を総合病院のあるフロア(=ローカルエリア)で使用する場合、個人情報の一例は、氏名、性別、身長、体重、病名又は怪我名などである。予約地点の一例は、第1内科診察室や第3外科診察室などの診療科診察室などである。予約時刻の一例は、診察希望日時である。
[1−4−3]ログ情報記憶手段403
ログ情報記憶手段403は、個人情報と、ルート履歴と、を含むログ情報を記憶する。個人情報は上記と同様である。ルート履歴は、個人情報を有する被案内者から測位した現在地情報を、その個人情報ごとに集合した情報である。ルート履歴として過去の案内ルートを使用しないのは、被案内者が案内ルートと同じルートを使用したか不明だからである。
[1−4−4]特定個人情報収集手段404
特定個人情報収集手段404は、特定個人情報を収集する。特定個人情報とは、ログ情報記憶手段403から得られた複数の個人情報のなかから選択又は共通化された共通点を有する個人情報である。
例えば、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1を総合病院で使用する場合、共通点の一例としては、インフルエンザ・ウィルスなどの他人への感染力が強いウィルス性疾患であること、などが挙げられる。
[1−4−5]端末管理手段405
端末管理手段405は、現在地がローカルエリア内に存在しない場合、管理者用通信端末20や図示しない警告信号受信器などに対して、警告信号を送信する。
例えば、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1を総合病院で使用する場合、上記した「現在地がローカルエリア内に存在しない場合」の一例としては、被案内者用通信端末30が総合病院内から持ち出された場合、である。この場合の警告信号は盗難信号となる。
また、端末管理手段405は、ローカルエリア内において現在地が一定時間以上移動しない場合にも、管理者用通信端末20や図示しない警告信号受信器などに対して、警告信号を送信する。
例えば、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1を総合病院で使用する場合、上記した「ローカルエリア内において現在地が一定時間以上移動しない場合」の一例としては、被案内者用通信端末30を使用する被案内者が容態悪化によりその被案内者が現在地で倒れてしまい、被案内者用通信端末30が移動しなくなった場合、又は、被案内者用通信端末30を使用する被案内者が被案内者用通信端末30を紛失してしまい、その被案内者用通信端末30が移動しなくなった場合、である。この場合の警告信号は、緊急事態信号又は紛失信号となる。
[1−5]予約地点設定手段50
本実施形態の予約地点設定手段50は、CPU、メモリ、ストレージ、通信回路などの一般的なコンピュータを構成する部品を用いて構成されている。
この予約地点設定手段50は、地図情報及び予約情報に基づき、個人情報と一致する被案内者が使用する被案内者用通信端末30に対して、予約時刻に応じた予約地点を目的地として設定する。
例えば、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1を総合病院で使用する場合、予約地点設定手段50の一例としては、総合病院の入口付近に設置された予約票発行機である。ただし、本実施形態の予約地点設定手段50が通常の予約票発行機と異なる点は、予約時刻に応じた予約地点を目的地として設定する点である。
また、予約地点設定手段50が予約時刻に応じた予約地点を目的地として設定する方法としては、被案内者用通信端末30に対して、直接的に設定する方法であってもよいし、管理者用通信端末20を介して間接的に設定する方法であってもよい。
[2]処理フロー
次に、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1の処理フローを説明する。この処理フローは、ローカルエリアナビゲーション装置1としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。また、プログラムの入手方法としては、サーバ40からダウンロードすることも可能であるし、USBメモリ等の記憶媒体から入手することも可能である。
本実施形態の処理フローとしては、主に、通常の案内ルートR1、R2のルート案内を説明する処理フロー、特定案内ルートR3のルート案内を説明する処理フロー、及び、警告信号の送信を説明する処理フロー、が挙げられる。
[2―1]通常の案内ルートR1、R2のルート案内
図9は、通常の案内ルートのルート案内を説明する処理フローである。
通常の案内ルートR1、R2のルート案内は、図9に示すように、次の通りに処理される。
まず、被案内者用通信端末30は、サーバ40から地図情報を取得するとともに(S101)、管理者用通信端末20又は予約地点設定手段50から目的地(予約地点)を設定する(S102)。
また、被案内者用通信端末30は、複数の無線標識手段10から2以上の電波を受信することにより、被案内者用通信端末30の現在地を測位する(S103)。
地図情報、目的地情報、現在地情報の取得後、被案内者用通信端末30は、案内ルートR1を設定し、ルート案内を開始する(S104)。その際、管理者用通信端末20によってスタート地点が予め設定されている場合、スタート地点情報も考慮して案内ルートR1を設定する。
ルート案内後、目的地の再設定があった場合、目的地の再取得を行う(S105→S102)。
また、目的地の再設定がない場合、立寄地点M1,M2の設定があるか否かを確認する。立寄地点M1,M2の設定があった場合、立寄地点M1,M2を取得し、目的地の再取得等を行う(S106→S107→S102)。そして、被案内者用通信端末30は、立寄地点M1,M2を経由した案内ルートR2の設定及びルート案内を行う(S102→S103→S104)。
立寄地点M1,M2の設定がない場合(S106)、現在地が案内ルートR1(又はR2)上に存在するか否かを確認する。現在地が案内ルートR1(又はR2)上に存在しない場合、目的地の再取得等を行う(S108→S102〜S104)。
それに対し、現在地が案内ルートR1(又はR2)上に存在する場合(S108)、ルート案内の通りに被案内者用通信端末30が移動していると推認する。
そして、被案内者用通信端末30の現在地が目的地と一致した場合はルート案内を終了し(S109→END)、一致しない場合は現在地が案内ルートR1(又はR2)上に存在するか否かを確認する(S109→S108)。
[2―2]特定案内ルートR3のルート案内
図10は、特定案内ルートR3のルート案内を説明する処理フローである。
特定案内ルートR3のルート案内のフローは、図9に示す案内ルートの設定・案内(S104)の工程内で行われる。この特定案内ルートR3のルート案内は、図10に示すように、次の通りに処理される。
サーバ40は、ログ情報を取得する(S201)。ログ情報は、被案内用通信端末を使用する被案内者の個人情報と、個人情報を有する被案内者から測位した現在地情報を集合したルート履歴と、を含んでいる。
また、被案内者用通信端末30は、案内ルートの設定及び案内を行う際(S104)、サーバ40作成した特定個人情報を取得する(S202)。特定個人情報は、ログ情報記憶手段403から得られた複数の個人情報のなかから選択又は共通化された共通点を有する。共通点の一例は、上記で説明した通り、ウィルス性疾患を有しているか等である。
特定個人情報の取得後、被案内者が特定個人情報を有している場合のみ被案内者用通信端末30は、特定案内ルートR3の設定を行う(S203)。
[2―3]警告信号の送信
図11は、警告信号の送信を説明する処理フローである。
警告信号の送信の処理フローは、図11に示すように、次の通りに処理される。
サーバ40は、ログ情報に含まれる現在地情報を取得する(S301)。これにより、サーバ40は、被案内者用通信端末30の現在地がローカルエリア内に存在するか否かを確認する(S302)。被案内者用通信端末30の現在地がローカルエリア内に存在しない場合、サーバ40は、盗難信号としての警告信号を管理者用通信端末20等に送信する(S302→S303)。
また、被案内者用通信端末30の現在地がローカルエリア内に存在する場合であっても(S302→S304)、被案内者用通信端末30の現在地がローカルエリア内において一定時間内に移動しない場合、サーバ40は、緊急事態信号又は紛失信号としての警告信号を管理者用通信端末20等に送信する(S304→S303)。
そして、被案内者用通信端末30の現在地がローカルエリア内に存在し、かつ、被案内者用通信端末30の現在地がローカルエリア内において一定時間内に移動している場合、サーバ40は、被案内者用通信端末30の現在地が目的地と一致したか否かを確認する(S302→S304→S305)。一致した場合は警告信号の送信のフローを終了し(S305→END)、一致しない場合は現在地がローカルエリア内に存在するか否かを確認する(S305→S302)。
[3]効果
次に、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1の作用を説明する。
(1)前述した目的を達成するため、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1は、所望のローカルエリアにおいて個別のアドレス情報を含む電波を送信するとともに、ローカルエリア内のどの領域においてもその周辺で送信された2以上の電波が受信可能となる位置に各々配置されている複数の無線標識手段10と、ローカルエリアに対応する地図情報から任意選択された1の座標情報を目的地として設定する目的地設定手段201と、地図情報を記憶する地図情報記憶手段301と、複数の無線標識手段10のうち少なくとも2以上の無線標識手段10から送信される各々のアドレス情報及びその電波強度に基づき現在地を測位する測位手段302と、地図情報、目的地及び現在地に基づいて現在位置から目的地に向かう案内ルートを設定するルート設定手段304と、方位を測定する方位測定手段305と、案内ルート及び方位に基づき被案内者をルート案内するルート案内手段308と、を有する被案内者用通信端末30と、を備えることを特徴とする。
これにより、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1は、被案内者用通信端末30がローカルエリア内のどの領域においても2以上の電波を必ず受信するため、その2以上の電波にかかる個別のアドレス情報及び電波強度から現在地を正確に測位することができる。
(2)また、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1において、被案内者用通信端末30は、被案内者用通信端末30を使用する被案内者がローカルエリアに対応する地図情報から任意に選択した1又は2以上の座標情報を立寄地点として設定する立寄地点設定手段303と、を更に有しており、ルート設定手段304は、地図情報、目的地及び現在地並びに立寄地点に基づいて現在位置から立寄地点を経由して目的地に向かう案内ルートを設定することが好ましい。
これにより、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1は、ローカルエリア内にあるトイレや自動販売機などの立寄地点を経由して目的地にルート案内することができる。
(3)また、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1は、被案内者を特定する個人情報と、被案内者がこれから向かうべき目的地となる予約地点と、被案内者が予約地点に向かうべき予約時刻と、を含む予約情報を記憶する予約情報記憶手段402と、地図情報及び予約情報に基づき、個人情報と一致する被案内者が使用する被案内者用通信端末30に対して、予約時刻に応じた予約地点を目的地として設定する予約地点設定手段50と、を更に備えることが好ましい。
これにより、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1を利用する管理者又は被案内者等は、被案内者がルート案内を希望するときに目的地設定手段201を用いて目的地を逐一設定せずとも、予約情報に基づき事前予約した予約地を被案内者がルート案内を希望するときの目的地として設定することができる。
(4)また、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1は、被案内者用通信端末30を使用する被案内者の個人情報と、個人情報を有する被案内者から測位した現在地情報を集合したルート履歴と、を含むログ情報を記憶するログ情報記憶手段403と、ログ情報記憶手段403から得られた複数の個人情報のなかから選択又は共通化された共通点を有する特定個人情報を収集する特定個人情報収集手段404と、を更に備えており、被案内者用通信端末30は、測位した現在地情報を送信する現在地情報送信手段309と、を更に有しており、ルート案内手段308は、特定個人情報を有する被案内者に対し、特定個人情報に関するルート履歴から得られた過去の案内ルートをできる限り通過するようにルート案内することが好ましい。
これにより、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1は、特定個人情報を有する被案内者に対して同じルートを通過させることにより、特定個人情報を有する被案内者と特定個人情報を有しない被案内者とをグループ分けしてルート案内することができる。例えば、ローカルエリアが病院内のフロアであり、特定個人情報を有する被案内者が特定の伝染型ウィルス保有者である場合、ルート案内により院内感染のリスクを低下させることができる。
(5)また、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1は、地図情報及び被案内者用通信端末30から送信される現在地情報に基づき被案内者用通信端末30がローカルエリア内のどこにあるかを確認する端末管理手段405と、を更に備えており、被案内者用通信端末30は、測位した現在地情報を送信する現在地情報送信手段309と、を更に有しており、端末管理手段405は、現在地がローカルエリア内に存在しない場合、又は、ローカルエリア内において現在地が一定時間以上移動しない場合、警告信号を送信することが好ましい。
これにより、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1は、被案内者用通信端末30がローカルエリア外に持ち出されたり、急病や紛失等して被案内者用通信端末30が同一場所から一定時間移動しなかったりしたときなどの緊急事態が生じたときに、その旨を警告することができる。
(6)また、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1は、被案内者用通信端末30は、現在地の周囲風景を周辺画像P1としてリアルタイムに撮影する撮影手段306と、周辺画像P1を表示する表示手段307と、を更に有しており、ルート案内手段308は、表示手段307に表示された周辺画像P1に案内記号Aを重ねて得た案内画像P2を利用して、被案内者をルート案内することが好ましい。
これにより、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1は、被案内者が見る周辺風景に案内記号Aを単に重ね合わせるだけでAR(Augmented Reality:拡張現実)によるルート案内を行うことができる。
(7)また、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1は、複数の無線標識手段10は、ローカルエリアとして建物内部や遮断壁で囲まれた領域その他のGPS電波及び無線LAN電波が遮られる可能性のある遮断構造の内部に所定の間隔で設置されており、地図情報は、遮断構造内部を地図化したフロア図であることが好ましい。
これにより、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1は、被案内者用通信端末30がGPS電波及び無線LAN電波を一切受信することができなくても、ローカルエリア内でルート案内を行うことができる。
すなわち、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1によれば、現在地の正確な測位、立寄地点の簡単な設定、予約情報とルート案内とリンク付け、グループ分けされた特殊な被案内者のルート案内、ARルート案内などを行うことができるので、ローカルエリアの電波状況や特殊事情などの各種問題を解決したルート案内を行うことができるローカルエリアナビゲーション装置1を提供することができる。
なお、本実施形態は、前述した実施形態などに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1においては、管理者用通信端末20が、目的地設定手段201と、スタート地点設定手段202と、を有している。しかし、他の実施形態のローカルエリアナビゲーション装置1においては、被案内者用通信端末30が、目的地設定手段201と、スタート地点設定手段202と、を有していてもよい。
1 ローカルエリアナビゲーション装置
2 無線通信機
3 通信ケーブル
10 無線標識手段
20 管理者用通信端末
30 被案内者用通信端末
40 サーバ
50 予約地点設定手段
201 目的地設定手段
202 スタート地点設定手段
301 地図情報記憶手段
302 測位手段
303 立寄地点設定手段
304 ルート設定手段
305 方位測定手段
306 撮影手段
307 表示手段
308 ルート案内手段
309 現在地情報送信手段
401 複数地図記憶手段
402 予約情報記憶手段
403 ログ情報記憶手段
404 特定個人情報収集手段
405 端末管理手段

Claims (6)

  1. 所望のローカルエリアにおいて個別のアドレス情報を含む電波を送信するとともに、前記ローカルエリア内のどの領域においてもその周辺で送信された2以上の前記電波を被案内者用通信機器が受信可能となる位置に各々配置されている複数の無線標識手段と、
    前記ローカルエリアに対応する地図情報から任意選択された1の座標情報を目的地として設定する目的地設定手段と、
    前記地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、前記複数の無線標識手段のうち少なくとも2以上の無線標識手段から送信される各々の前記アドレス情報及びその電波強度に基づき現在地を測位する測位手段と、前記地図情報、前記目的地及び前記現在地情報に基づいて前記現在位置から前記目的地に向かう案内ルートを設定するルート設定手段と、方位を測定する方位測定手段と、前記案内ルート及び前記方位に基づき被案内者をルート案内するルート案内手段と、を有する前記被案内者用通信端末と、
    を備えることを特徴とするローカルエリアナビゲーション装置。
  2. 前記測位手段は、少なくとも2以上の前記無線標識手段から送信される各々の前記電波から得られる少なくとも2つ以上の前記電波強度を満たす複数の座標を測位した場合、それら前記複数の座標のうち所定時間前に測位した前記現在地から近い座標を前記現在地の座標として測位する
    ことを特徴とする請求項1に記載のローカルエリアナビゲーション装置。
  3. 前記測位手段は、少なくとも3以上の前記無線標識手段から送信される各々の前記電波から得られる少なくとも3つ以上の前記電波強度を満たす1つの座標を前記現在地の座標として測位する
    ことを特徴とする請求項1に記載のローカルエリアナビゲーション装置。
  4. 前記地図情報は、前記ローカルエリアとして建物内部や遮断壁で囲まれた領域その他のGPS電波及び無線LAN電波が遮られる可能性のある遮断構造の内部を地図化したフロア図であり、
    前記複数の無線標識手段は、前記地図情報に基づき前記遮断構造の内部であっても前記現在地の測位に必要な複数の前記電波を前記被案内者用通信機器が受信可能となる位置を満たすように所定の間隔で設置されている
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のローカルエリアナビゲーション装置。
  5. 前記被案内者用通信端末を使用する前記被案内者の前記個人情報と、前記個人情報を有する前記被案内者から測位した前記現在地情報を集合したルート履歴と、を含むログ情報を記憶するログ情報記憶手段と、
    前記ログ情報記憶手段から得られた複数の前記個人情報のなかから選択又は共通化された共通点を有する特定個人情報を収集する特定個人情報収集手段と、
    を更に備えており、
    前記被案内者用通信端末は、測位した前記現在地情報を送信する現在地情報送信手段と、を更に有しており、
    前記ルート案内手段は、前記特定個人情報を有する前記被案内者に対し、前記特定個人情報に関する前記ルート履歴から得られた過去の前記案内ルートをできる限り通過するようにルート案内する
    ことを特徴とする請求項4に記載のローカルエリアナビゲーション装置。
  6. 被案内者を特定する個人情報と、前記被案内者がこれから向かうべき前記目的地となる予約地点と、前記被案内者が前記予約地点に向かうべき予約時刻と、を含む予約情報を記憶する予約情報記憶手段と、
    前記地図情報及び前記予約情報に基づき、前記個人情報と一致する前記被案内者が使用する前記被案内者用通信端末に対して、前記予約時刻に応じた前記予約地点を前記目的地として設定する予約地点設定手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項4に記載のローカルエリアナビゲーション装置。
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