JP6639171B2 - 紡糸されたばかりの複数の糸を引き出しかつ延伸する装置 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前段部に記載された、紡糸されたばかりの複数の糸を引き出しかつ延伸する装置に関する。
溶融紡糸プロセスにおいて合成糸を製造する場合、紡糸されたばかりの糸は、冷却後に、さらなる処理のために、好ましくは1つの糸群として、駆動されるゴデット周壁を備えた複数のゴデットから成る装置において案内される。このときゴデットのゴデット周壁は、糸を紡糸後に引き出し、延伸しかつリラクゼーションさせるために、好ましくは加熱される構成を有している。このような装置は、例えば特許文献1に基づいて公知である。
公知の装置では、複数の糸が、1つの糸群として駆動されるゴデット周壁の周囲において一緒に案内される。ゴデット周壁は、加熱される構成を有していて、ゴデットボックスの内部に配置されている。そのために糸群は、入口開口を通してゴデットボックス内に導入され、かつ出口開口を通して再びゴデットボックスから外に案内される。入口開口及び出口開口は、糸群が接触なしに互いに平行に並んで案内可能であるように構成されている。このときゴデットボックスの周囲と内室との間における空気交換は不可避であり、対流による熱損失が発生する。
回転するゴデット及び走行する糸の高い速度に基づいて、ゴデット周壁上における不安定な糸走行の原因となる空気流が発生する。このような空気流は、以下において随伴空気と呼ばれる。しかしながら、糸の均一な加熱及び安定した走行を可能にするためには、静かな糸走行が必要である。特許文献1に基づく装置では、この問題を解決するために、ゴデットのそばに各1つの空気ガイドプレートが配置されていて、この空気ガイドプレートは随伴空気を糸群から遠ざけて、随伴空気を、ゴデットボックスにおける各1つの所属の開口を通してゴデットボックスから外に導く。加熱されたゴデット周壁及び周囲とのこの空気交換によって、さらなる著しい対流による熱損失が発生する。このようにして発生する、装置における高いエネルギ消費の他に、周囲との空気交換によって、追加的にゴデットボックスの内部における均一な熱環境を生ぜしめることが困難になる。
特開2002−371429
ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた、糸を延伸する装置を改良して、熱的な形式においても空気動力学の形式においても可能な限り一定の条件を可能にする装置を提供することである。さらに、この装置のエネルギ消費は可能な限り僅かであることが望まれている。
この課題を解決するために本発明の構成では、随伴空気が適宜な手段によって、ゴデットボックスの少なくとも1つのデッドゾーンに導入されるようにした。
このようなデッドゾーンにおいて、空気は例えば渦流として、糸群に影響を及ぼすことなしに、例えば糸群に糸揺れを生ぜしめることなしに、流れることができる。そしてこのようなデッドゾーンにおいて、随伴空気の流れエネルギを熱に変換することができる。このときデッドゾーンは、前記過程、つまり糸揺れのような糸群に対する影響を十分に排除することができる十分なスペースが、デッドゾーンにおいて存在するような大きさに構成されている。ゴデットボックスの内部におけるすべての空気のように、随伴空気もまたゴデット周壁によって加熱される。随伴空気はゴデットボックスから流出しないので、随伴空気内にもたらされた熱エネルギはゴデットボックスの内部に留まる。これによって、極めて僅かなエネルギ消費量において、均一かつ均等な糸処理を可能にする装置が得られる。
好ましくは、随伴空気は、単数又は複数の流路を通してデッドゾーン内に導かれる。これによって随伴空気がデッドゾーンに向かう途中において糸群に不都合な影響を及ぼすことを、確実に回避することができる。
特に好適な態様では、各流路の始端部は、くさび形間隙に隣接して配置されており、流路の終端部は、デッドゾーンの領域に位置している。これらのくさび形間隙は、空気ガイドプレートとゴデット周壁との間に存在している。随伴空気の大部分は、このようなくさび形間隙において集まり、これによりくさび形間隙において正圧が発生し、この正圧は、随伴空気を臨界領域から流路を通してデッドゾーン内に搬送するために利用される。
ゴデットボックスの構成に応じて、もしくはこのゴデットボックスに対する単数又は複数の流路の配置形態に応じて、流路は円形又は方形の横断面を有している。このとき流れ技術的な観点と製造技術的な観点の両方を、考慮すべきである。
随伴空気を最適に臨界領域からデッドゾーン内に導くことができるようにするために、好ましくは、流路に、該流路において生じる質量流量の値に影響を及ぼすことができる手段が対応配置されている。
この影響は、促進作用又は絞り作用を有することができる。従って構成に応じて、本発明の好適な態様では、絞り又はブロワが流路の内部に又は流路の端部に配置されている。
本発明の別の好適な態様は、さらなる従属請求項において確定されている。
以下においては、図面を参照しながら、本発明に係る装置の幾つかの実施の形態に基づいて、本発明に係る装置を詳説する。
本発明に係る装置の第1の実施の形態の内部を概略的に示す正面図である。 本発明に係る装置の第1の実施の形態の内部を左側から見て概略的に示す図である。 図3.1は、本発明に係る装置の第1の実施の形態の内部を別の見方で概略的に示す正面図であり、図3.2は、本発明に係る装置の第2の実施の形態の内部を概略的に示す正面図である。 本発明に係る装置の第3の実施の形態の内部を左側から見て概略的に示す図である。 本発明に係る装置の第3の実施の形態の外部を概略的に示す正面図である。
すべての図面において同じ符号が使用される。
図1には、本発明に係る装置の第1の実施の形態が正面図で示されている。ゴデットボックス4及び二次ゴデットボックス6のドア23は、図面では省かれているので、ボックスの内部構造を見ることができる。図1に示した実施の形態では、ゴデット1.1の第1のゴデット周壁2.1が二次ゴデットボックス6内に配置され、ゴデット1.2〜1.4の別のゴデット周壁2.2〜2.4がゴデットボックス4内に配置されている。このときゴデットボックス4は周囲に対して、ゴデットボックス壁29の一部である断熱体5を有している。ゴデットボックス4及び二次ゴデットボックス6は、1つのユニットを形成していて、糸を案内するための貫通開口9を介して互いに接続されている。
ゴデットボックス4及び二次ゴデットボックス6の内部において、糸群32の糸は、ゴデット周壁2.1〜2.4において、それぞれ360°未満の部分巻掛けで、好ましくは180°〜270°の範囲における部分巻掛けで案内される。ゴデット周壁2.1〜2.4は、加熱可能に構成されている。このとき表面温度は、要求及び糸処理に応じて様々に異なっていてよい。例えば、60℃〜250℃の範囲における温度を調節することができる。延伸速度は、最大3000rpm〜5000rpmであり、このような延伸速度は特にゴデット周壁2.2,2.3,2.4において得られる。
二次ゴデットボックス6の前、つまり上流側における糸走路には、それぞれガイド周壁14.1,14.2を備えた2つのガイドローラ13.1,13.2が配置されている。糸案内のために二次ゴデットボックス6はさらに、上側33にスリット状の入口開口7を有し、ゴデットボックス4は下側34にスリット状の出口開口8を有している。二次ゴデットボックス6内に走入する糸群32を、既に進入時において、二次ゴデットボックス6の内部における空気流に対して保護するために、入口開口7には、二次ゴデットボックス6の内部において、走入プレート11が対応配置されている。走入プレート11は、ゴデット周壁2.1の前で短い間隔をおいて終端する自由端部を有している。従って糸群32の進入及び第1のゴデット周壁2.1の周囲における糸群32の巻取りは、生じ得る随伴気流に対して遮蔽されている。
両方のゴデット1.1,1.2の第1のゴデット周壁2.1と第2のゴデット周壁2.2との間における糸移行部には、第1の空気ガイドプレート10.1が配置されている。この空気ガイドプレート10.1は、短い間隔をおいて、自由な張設区間に対してほぼ平行に保持されるので、糸群32は随伴気流に対して遮蔽されている。
空気ガイドプレート10.1と同様に、ゴデット周壁2.2とゴデット周壁2.3との間及びゴデット周壁2.3とゴデット周壁2.4との間にも、別の空気ガイドプレート10.2,10.3が設けられている。両空気ガイドプレート10.2,10.3もまた同様に、ほぼゴデット周壁2.2とゴデット周壁2.3との間及びゴデット周壁2.3とゴデット周壁2.4との間のリラクゼーション区間全体にわたって延びている。空気ガイドプレート10.1〜10.3は、図示されていない取付け壁3に突出するように配置されていて、ゴデット周壁2.1〜2.4に対して平行に延びている。
ゴデットボックス4の内部において、出口開口8には走出プレート12が対応配置されており、この走出プレート12の自由端部は、ゴデット周壁2.4の側部のそばまで延びている。走出プレート12はほぼ、ゴデット周壁2.4の突出長さにわたって張り出していて、糸ガイド区間を形成しており、これによってゴデット周壁2.4から走出する糸群の糸を、内部における随伴気流に対して遮蔽することができる。プレートに対する糸群32の糸間隔は、そのために可能な限り僅かであるが、プレートと糸群32とが互いに接触するおそれが生じないようになっている。従って、空気ガイドプレート10.1,10.2,10.3及び走入プレート11並びに走出プレート12に対する糸群32の間隔は、1〜5mmの範囲にある。
ゴデット周壁2.1〜2.4と、隣接する空気ガイドプレート10.1〜10.3との間、もしくは走入プレート11及び走出プレート12との間には、いわゆるくさび形間隙が存在している。このくさび形間隙15は、ゴデット軸線に対して平行にゴデット周壁2.1〜2.4の突出長さにわたって延びている。ゴデット1.1〜1.4の回転方向がこのくさび形間隙15内に向いている場合には、このくさび形間隙15内に、ゴデット1.1〜1.4の回転によって生ぜしめられる随伴空気が集められる。これによってくさび形間隙15内には、ゴデットボックス4もしくは二次ゴデットボックス6の残りの空間とは異なり正圧が発生する。
ゴデットボックス4の左上の角隅には、デッドゾーン16が存在している。このデッドゾーン16は、ゴデットボックス4の内部における、糸群32が通過しない自由空間である。糸の走行及びゴデットの回転によって発生する随伴空気は、くさび形間隙15からこのデッドゾーン16に導かれる。デッドゾーン16の構造に関する具体例は、図1には示されておらず、これについては以下において図2を参照しながら説明する。デッドゾーン16はその形状及び寸法が、該デッドゾーン16に導入された随伴空気が沈静し得るように、もしくは随伴空気の流れエネルギがデッドゾーン16において熱エネルギに変換され得るように構成されている。
図2には、図1に示した実施の形態が左側から見た図で示されている。このときゴデットボックス4の左側の側壁30は除去されているので、ゴデットボックス4の内部を見ることができる。
ゴデット1.2〜1.4は、取付け壁3の前側35に固定されている。この取付け壁3の背側36には、各ゴデット1.2〜1.4のゴデット駆動装置31.2〜31.4が固定されている。所属の駆動装置を備えたゴデット1.1は、他のゴデット1.2〜1.4によって覆われているので、図2においては見えない。ゴデットボックス4及び二次ゴデットボックス6は、共通のドア23を有している。このドア23は、ドア外壁25とドア内壁26とから成っているので、ドア23の内部には中空室28が存在している。ドア外壁25には、ドア23を開閉するためのドアグリップ24が取り付けられている。上に記載したくさび形間隙15に隣接して、ドア内壁26には、各1つのくさび形間隙開口27.1,27.2,27.3,27.4が設けられている。これらのくさび形間隙開口27.1〜27.4を通って、随伴空気はドア23の中空室28内に達する。追加的に、ドア内壁26にはデッドゾーン開口17.1が設けられている。これによって随伴空気は、糸群32が走行する臨界領域から、中空室28を通ってデッドゾーン16に流入し、かつそこで沈静することができる。従って中空室28は、くさび形間隙開口27.1〜27.4からデッドゾーン開口17.1までの流路18.1を形成する。くさび形間隙開口27.1〜27.4及びデッドゾーン開口17.1のポジションは、ここでは図面を見易くするために、正しいポジションに示されているのではない。これらの開口27.1〜27.4,17.1は、くさび形間隙15に隣接した、図3.1に示した場所に位置している。
図3.1には、本発明の第1の実施の形態が別の正面図で示されている。図1とは異なり、ここではドア全体ではなく、ドア外壁25だけが取り除かれている。これによってデッドゾーン開口17.1及び各くさび形間隙開口27.1〜27.4のポジションを認識することができる。より分かりやすくするために、ドア内壁26によって覆われた幾つかの部材は破線で示されている。追加的にデッドゾーン開口17.1には、孔付パネルとして形成された絞り21が取り付けられている。このように構成されていると、くさび形間隙15からデッドゾーン16内への随伴空気の流れに、影響を及ぼすことができる。
図3.2には、本発明の別の第2の実施の形態が、図3.1におけるとまったく同じ図示形態で、同様にドア外壁25を省いて示されている。ここでは、単に、図3.1に示した第1の実施の形態との相違点についてだけ述べる。
中空室28の内部には複数の通路パネル20が配置されていて、各くさび形間隙開口27.1〜27.4からはデッドゾーン開口17.1にまで通じる別体の流路18.1〜18.4が存在するようになっている。追加的に、図3.1に示した絞り21と同様に、デッドゾーン開口17.1にブロワ22が配置されていてもよい。このブロワ22は、流路18.1〜18.4を通ってデッドゾーン16に流入する随伴空気の流れを促進するために働く。
もちろん、図3.2において、ブロワ22の代わりに図3.1に示した絞り21を使用することも、逆に図3.1において絞り21の代わりにブロワ22を使用することも可能である。このような部材を設けないことも、もちろん可能である。適宜な部材の選択は、例えばゴデット1.1〜1.4の回転数のような、設備のプロセス変数の所望の値によって、最適に行われる。これらのプロセス変数並びに開口(17.1,27.1〜27.4)及び流路18.1〜18.4の正確な寸法によって、プロセス変数の大きさ及び装置の寸法に応じて好適に促進される又は絞られる、相応の随伴気流が生ぜしめられる。ブロワ22もしくは絞り21の取付け箇所は、同様に一例である。つまりブロワ22もしくは絞り21が、流路18.1〜18.4又はくさび形間隙開口27.1〜27.4において例えば複数配置されているような構成も可能である。
図4には、本発明に係る装置の第3の実施の形態が示されている。ここでは、図2の図示に似た側面図が選択されている。多くの観点が同じままであるので、図2に示した第1の実施の形態に対する相違点についてだけ触れる。
ドア23は、この実施の形態では単にドア外壁25とドアグリップ24とから成っている。このドア外壁25には、くさび形間隙開口27.1〜27.4とデッドゾーン開口17.1〜17.4が設けられている。くさび形間隙開口27.1〜27.4とデッドゾーン開口17.1〜17.4との間に流路18.1〜18.4を形成するために、管19.1〜19.4が設けられている。くさび形間隙開口27.1〜27.4及びデッドゾーン開口17.1のポジションは、ここでは図面を見易くするために、正しいポジションに示されているのではない。これらの開口27.1〜27.4,17.1は、くさび形間隙15に隣接した、図5に示した場所に位置している。流路の目的は、第1及び第2の実施の形態におけると同じである。
図5には、本発明の第3の実施の形態が正面図で示されている。この図において、くさび形間隙開口27.1〜27.4とデッドゾーン開口17.1〜17.4との間における管19.1〜19.4の形状を認識することができる。
従って、図1〜図5に示した本発明に係る装置の実施の形態は、8本、16本又はそれ以上の糸を有することができる、互いに平行に配置された複数の糸を備えた糸群32を、高い走行安定性をもって均一に加熱し、延伸しかつリラクゼーションさせるために、特に好適である。そして、極細の敏感な糸番手を有する完全に延伸された糸、いわゆる延伸糸でさえも生ぜしめることができる。
実施例において示した、流路18.1〜18.4の構成及び配置形態は、単に例に過ぎない。例えば、流路を、ゴデットボックス4のドア23における代わりに、ゴデットボックス4の背壁又は側壁に配置することも、同様に可能である。同じことは、管19.1〜19.4に対しても言える。従ってくさび形間隙開口27.1〜27.4は、該くさび形間隙開口がくさび形間隙15に接続されている限り、ゴデットボックス4及び二次ゴデットボックス6の如何なる箇所に位置していてもよい。同じことは、デッドゾーン開口17.1〜17.4に対しても言える。もちろん、複数のデッドゾーン16が存在していてもよい。さらに接続の形式及び配置形態をそれぞれに組み合わせることも可能である。例えば、2つの管がドアの背側において延びていて、2つの通路がドアの中空室28内に配置されているような形態が可能である。
流路もしくはくさび形間隙開口の数もまた同様に例示に過ぎない。それぞれ1つの又は複数の流路もしくはくさび形間隙開口が可能である。同様に、随伴空気をゴデットボックス4の内室から流出させることなしに、随伴空気をゴデットボックス4の内部において空気ガイドプレートによってデッドゾーン16内に導くことも可能である。
1.2〜1.4 ゴデット、 2.2〜2.4 ゴデット周壁、 3 取付け壁、 4 ゴデットボックス、 5 断熱体、 6 二次ゴデットボックス、 7 入口開口、 8 出口開口、 10.1,10.2,10.3 空気ガイドプレート、 11 走入プレート、 12 走出プレート、 13.1,13.2 ガイドローラ、 14.1,14.2 ガイド周壁、 15 くさび形間隙、 16 デッドゾーン、 17.1 デッドゾーン開口、 18.1〜18.4 流路、 19.1〜19.4 管、 20 通路パネル、 22 ブロワ、 23 ドア、 24 ドアグリップ、 25 ドア外壁、 26 ドア内壁、 27.1〜27.4 くさび形間隙開口、 28 中空室、 29 ゴデットボックス壁、 30 側壁、 31.2〜31.4 ゴデット駆動装置、 32 糸群、 33 上側、 34 下側、 35 前側、 36 背側

Claims (10)

  1. 複数のゴデット(1.1,1.2,1.3,1.4)が設けられていて、該ゴデットの駆動可能なゴデット周壁(2.1,2.2,2.3,2.4)が、ゴデットボックス(4)内部に配置されており、該ゴデットボックス(4)が少なくとも1つの空気ガイドプレート(10.1,10.2,10.3)を有している、紡糸されたばかりの複数の糸を引き出しかつ延伸する装置であって、
    前記ゴデットボックス(4)が少なくとも1つのデッドゾーン(16)を有していて、該デッドゾーン(16)内に随伴空気を案内する少なくとも1つの適宜な手段(18.1,18.2,18.3,18.4)が設けられていることを特徴とする、紡糸されたばかりの複数の糸を引き出しかつ延伸する装置。
  2. デッドゾーン(16)内に随伴空気を案内する前記手段(18.1,18.2,18.3,18.4)は、少なくとも1つの流路(18.1,18.2,18.3,18.4)によって形成されている、請求項1記載の装置。
  3. 前記流路(18.1,18.2,18.3,18.4)は、くさび形間隙(15)と前記デッドゾーン(16)との間において延びていて、前記くさび形間隙(15)は、ゴデット周壁(2.1,2.2,2.3,2.4)と、隣接した空気ガイドエレメント、特に空気ガイドプレート(10.1,10.2,10.3)又は走入プレート(11)又は走出プレート(12)とによって形成される、請求項2記載の装置。
  4. 前記流路(18.1,18.2,18.3,18.4)は、円形又は方形の横断面を有している、請求項2記載の装置。
  5. 前記流路(18.1,18.2,18.3,18.4)は、該流路(18.1,18.2,18.3,18.4)を通って貫流する質量流量を調整する少なくとも1つの手段(21,22)に接続されている、請求項2記載の装置。
  6. 前記質量流量を調整する前記手段(21,22)は、絞り(21)又はブロワ(22)によって形成されている、請求項5記載の装置。
  7. 前記流路(18.1,18.2,18.3,18.4)は、前記ゴデットボックス(4)の内部において延びている、請求項2記載の装置。
  8. 前記流路(18.1,18.2,18.3,18.4)は、ゴデットボックス壁(29)の内部において及び/又は、ドア外壁(25)とドア内壁(26)とによって形成される中空室(28)の内部において延びている、請求項2記載の装置。
  9. 前記流路(18.1,18.2,18.3,18.4)は、前記ゴデットボックス(4)の外部において延びている、請求項2記載の装置。
  10. 前記ゴデットボックス壁(29)及び/又は前記ドア内壁(26)は、少なくとも1つのデッドゾーン開口(17)を有しており、前記ゴデットボックス壁(29)及び/又は前記ドア内壁(26)は、少なくとも1つのくさび形間隙開口(27)を有している、請求項8又は9記載の装置。
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