JP6639003B2 - 取り忘れレシート回収構造、プリンタおよび自動取引装置 - Google Patents

取り忘れレシート回収構造、プリンタおよび自動取引装置 Download PDF

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Description

本発明は、取り忘れレシート回収構造、プリンタおよび自動取引装置に関する。
ATM(Automated Teller Machine)等の自動取引装置に内蔵または隣接して設置され、印字媒体としてのロール用紙に印字を行ってレシートとして排出するプリンタには、利用者が取り忘れたレシートを一定時間後に自動的に回収する取り忘れレシート回収構造を有するものがある。回収するレシートは、プリンタまたは自動取引装置内に引き込まれ、収容部に複数枚のレシートを順次積層した状態で収容される。取り忘れレシート回収構造は、例えば、特許文献1、2に開示されている。
ところで、ロール用紙を使用するプリンタから排出されるレシートは一般に、カール癖が付いている。カール癖が付いたレシートは、複数枚を整然と積層することができないため、取り忘れレシートの収容部が直ぐに満杯となる。収容部から溢れたレシートは、次に収容されるレシートと干渉して用紙ジャム等を引き起こしかねない。その結果、取り忘れレシート回収構造の回収動作を阻害するばかりでなく、プリンタの印字動作をも阻害する虞がある。このため、取り忘れレシート回収構造の中には、特許文献2に開示された技術のように、カール癖を矯正した上でレシートを回収するものがある。
尚、特許文献3、4には、取り忘れレシート回収構造を有さず、また、印字媒体としてロール用紙を利用しないプリンタではあるが、印字済用紙のカール癖を矯正する技術が開示されている。
特開平08−161548号公報 特開2005−255366号公報 特開2005−263418号公報 特開2011−001142号公報
ところで、例えば、ロール用紙の厚さが70μm以上に厚かったり、紙質によっては、印字媒体の所謂「腰」がかなり強いことがある。その場合には、前述した印字済み用紙のカール癖を矯正する技術によって強制を施したとしても、時間の経過に伴って矯正した箇所が徐々に元に戻り、矯正前程のカール量ではないとしても、ある程度のカール癖が復活してしまう虞がある。カール癖が復活したレシートは取り忘れレシートの収容部から溢れ、取り忘れレシート回収構造の回収動作や、プリンタの印字動作を阻害する可能性がある。このため、回収したレシートのカール癖の再発を抑制し、多数枚のレシートを長時間に亘り、省スペースに収容しておくことができる取り忘れレシート回収構造が望まれる。
本発明の目的は、回収したレシートのカール癖の再発を抑制し、多数枚のレシートを長時間に亘り、省スペースに収容しておくことができる取り忘れレシート回収構造を提供することである。
本発明の他の目的は、上記のような取り忘れレシート回収構造を有するプリンタを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、上記のようなプリンタを有する自動取引装置を提供することである。
本発明によれば、ロール用紙に印字を行ってレシートとして排紙部から前方に排出するプリンタの筐体内に搭載される取り忘れレシート回収構造であって、レシートのカール癖を矯正するレシート矯正部と、カール癖が矯正されたレシートを順次積層して収容するレシート収容部と、を有し、前記レシート矯正部は、レシートの紙幅方向の両端に、レシートの紙幅方向に垂直な方向に延在し、かつ、下向きに曲がった形状の対の折り目を付けることによってレシートのカール癖を矯正し、前記レシート収容部は、その底面から上方に突出し、収容するレシートの前記対の折り目の間を支持するレシート載置台を有する、取り忘れレシート回収構造が得られる。
本発明によればまた、前記取り忘れレシート回収構造を有するプリンタが得られる。
本発明によればさらに、前記プリンタを有する自動取引装置が得られる。
本発明による取り忘れレシート回収構造は、回収したレシートのカール癖の再発を抑制し、多数枚のレシートを長時間に亘り、省スペースに収容しておくことができる。
本発明の第1の実施形態による取り忘れレシート回収構造の斜視図である。 本発明の第1の実施形態による取り忘れレシート回収構造の後方から見た矢視図である。 本発明の第2の実施形態による取り忘れレシート回収構造の斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明による取り忘れレシート回収構造、プリンタおよび自動取引装置を説明する。
図中、符号Wは本取り忘れレシート回収構造またはプリンタの幅方向(左方向Wl、右方向Wrを含む)を示し、符号Hは本取り忘れレシート回収構造またはプリンタの高さ方向(下方向Hl、上方向Huを含む)を示し、符号Dは本取り忘れレシート回収構造またはプリンタの奥行方向(前方向Df、後ろ方向Drを含む)を示している。尚、レシートの紙幅方向は、上記幅方向Wと平行であるため、以下では、紙幅方向Wとも表記する。
[第1の実施形態]
図1および図2を参照すると、本発明の第1の実施形態による取り忘れレシート回収構造は、ロール用紙に印字を行ってレシートMとして排紙部から前方向Dfに排出するプリンタの筐体内に搭載されている。このプリンタは、例えばコンビニエンスストアに配備される自動取引装置に内蔵または隣接して設置される。尚、本例において、ロール用紙の厚さは70μmであるが、60μm等、他の厚さであってもよい。
本取り忘れレシート回収構造は、プリンタの排紙部の後方に設けられたレシート矯正部10と、レシート矯正部10よりも後方かつ下方に設けられたレシート収容部20とを有している。
レシート矯正部10は、プリンタの排紙部に滞留したレシートMをレシート収容部20に向けて搬送するレシート搬送手段と、このレシート搬送手段によって搬送中のレシートMに対の折り目を付ける折り目付与手段とを有している。
レシート矯正部10は、プリンタの排紙部に滞留したレシートMを後方に搬送しながら、レシートMの紙幅方向Wの両端に紙幅方向Wに垂直な方向に延在する対の折り目を付けることによってレシートMのカール癖を矯正する。この対の折り目により、レシートMは、図2に示すように、中央部Mcと、両端部Meとを有する。
レシート収容部20は、カール癖が矯正されたレシートMを順次積層して収容する。
レシート矯正部10のレシート搬送手段は、レシートMの下側にて紙幅方向Wに平行に延在するように設けられる下側回転軸11Xと、紙幅方向WにレシートMの紙幅よりも小さい間隔で対をなすように、下側回転軸11Xに取り付けられた対の下側搬送ローラ11Rと、レシートMの上側にて紙幅方向Wに平行に延在するように設けられる上側回転軸12Xと、紙幅方向WにレシートMの紙幅よりも小さい間隔で対をなすように、上側回転軸12Xに取り付けられ、レシートMの紙面を、対の下側搬送ローラ11Rと共に挟んでレシートMを後方に搬送する対の上側搬送ローラ12Rとを有している。尚、対の下側搬送ローラ11Rの対の外側側面は、紙幅方向Wの外側に向かって傾斜したテーパ面状であってもよい。
レシート矯正部10の折り目付与手段は、対の下側搬送ローラ11Rに設けられ、紙幅方向Wに垂直な平坦面状を呈する対の外側側面11Rtと、紙幅方向Wにおける対の上側搬送ローラ12Rよりも外側で対をなすように、上側回転軸12Xに取り付けられた対の折り曲げローラ12Cと、対の折り曲げローラ12Cに設けられ、紙幅方向Wの内側に向かって傾斜したテーパ面状を呈し、後方に搬送中のレシートMの紙幅方向Wの両端の紙面を、対の外側側面11Rtと共に挟んでレシートMに下方向Hlに曲がった形状の対の折り目を付ける対の内側側面12Ciとを有している。尚、図2においては、図示の都合上、対の外側側面11Rtと対の内側側面12Ciとが大きく離間しているように描かれているが、実際は、レシートMの紙面を挟み得る程度の離間距離である。
下側回転軸11X(対の下側搬送ローラ11R)および上側回転軸12X(対の上側搬送ローラ12R、対の折り曲げローラ12C)は、駆動源としてのモータ61によって駆動される。モータ61の回転軸にはプーリ62が取り付けられている。下側回転軸11Xにはプーリ64と歯車65が取り付けられている。上側回転軸12Xには歯車66が取り付けられている。プーリ62とプーリ64との間には、ベルト63が掛けられている。歯車65と歯車66とは互いに歯合している。よって、モータ61の回転駆動力は、プーリ62、ベルト63およびプーリ64を介して、下側回転軸11Xおよび対の下側搬送ローラ11Rに伝達される。さらに、下側回転軸11Xに伝達された回転駆動力は、歯車65および歯車66を介して、上側回転軸12Xおよび対の上側搬送ローラ12Rおよび対の折り曲げローラ12Cに伝達される。
レシート収容部20は、上方が開口した半容器状を呈しており(図2のみに図示)、その底面21上に設けられた矩形状のレシート載置台22を有している。レシート載置台22は、収容するレシートMの紙幅方向Wにおける対の折り目の間(中央部Mc)を支持する。
レシート載置台22はまた、レシートMの対の折り目の折り曲げ高さhMeよりも大きい高さh22を有している。これにより、レシート収容部20内のレシート載置台22に支持された一枚または複数枚のレシートMの両端部Meがレシート収容部20の底面21に接触して一枚または複数枚のレシートMの自重によって折り目が元に戻る方向に力が加わることを防ぐことが可能である。その結果、レシート収容部20に収容された一枚または複数枚のレシートMは、長時間に亘って矯正された状態を維持でき、再びカール癖が発生することを防ぐことができる。即ち、本発明に係る取り忘れレシート回収構造は、回収したレシートのカール癖の再発を抑制し、多数枚のレシートを長時間に亘り、省スペースに収容しておくことができる。
レシート載置台22はまた、レシートMの対の折り目の間隔hMcよりも小さい幅w22を有している。つまり、レシート載置台22は、レシートMの中央部Mcのみを支持するように構成されている。これにより、レシート収容部20に収容された一枚または複数枚のレシートMが本構造またはプリンタの幅方向Wに横ズレしそうになっても、両端部Meがレシート載置台22の側面に当接し、横ズレを防ぐことができる。その結果、レシートMの両端部Meがレシート収容部20の底面21に接触して折り目が元に戻る方向に力が加わることを防ぐことが可能である。
尚、レシートMの対の折り目の折り曲げ高さhMeは、例えば、約10mmである。折り曲げ高さhMeが10mmよりも小さいと、折り曲げによる矯正効果が小さく、カール癖が再発する可能性がある。また、折り曲げ高さhMeが10mmよりも大きいと、折り曲げによる矯正効果は大きいものの、レシート収容部20内での積層高さが高くなり、レシート収容部の省スペース化に不都合が生じる可能性がある。
以上のように、本発明の第1の実施形態による取り忘れレシート回収構造は、回収したレシートのカール癖の再発を抑制し、多数枚のレシートを長時間に亘り、省スペースに収容しておくことができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態は、レシート押さえ板を有する点で、第1の実施形態と異なっている。このため、第1の実施形態と同一部または同様部については、第1の実施形態の説明を援用することし、詳細な説明を省略する。
図3を参照すると、本発明の第2の実施形態による取り忘れレシート回収構造は、第1の実施形態と同様に、ロール用紙に印字を行ってレシートMとして排紙部から前方向Dfに排出するプリンタの筐体内に搭載されている。このプリンタは、例えばコンビニエンスストアに配備される自動取引装置に内蔵または隣接して設置される。尚、本例において、ロール用紙の厚さは70μmであるが、60μm等、他の厚さであってもよい。
本取り忘れレシート回収構造は、レシート矯正部10と、レシート収容部20と、レシート押さえ板30と有している。
レシート矯正部10は、第1の実施形態と同様に、プリンタの排紙部に滞留したレシートMをレシート収容部20に向けて搬送するレシート搬送手段と、このレシート搬送手段によって搬送中のレシートMに対の折り目を付ける折り目付与手段とを有している。レシート搬送手段と、折り目付与手段とについては、第1の実施形態における説明を援用的に代用することする。
レシート矯正部10は、プリンタの排紙部の後方に設けられ、排紙部に滞留したレシートMを後方に搬送しながら、レシートMの紙幅方向Wの両端に紙幅方向Wに垂直な方向に延在する対の折り目を付けることによってレシートMのカール癖を矯正する。この対の折り目により、レシートMは、援用的に用いる図2に示すように、中央部Mcと、両端部Meとを有する。
レシート収容部20は、レシート矯正部10よりも後方かつ下方に設けられ、カール癖が矯正されたレシートMを順次積層して収容する。
レシート矯正部10は、レシートMの下側にて紙幅方向Wに平行に延在するように設けられる下側回転軸11Xと、紙幅方向WにレシートMの紙幅よりも小さい間隔で対をなすように、下側回転軸11Xに取り付けられた対の下側搬送ローラ11Rと、レシートMの上側にて紙幅方向Wに平行に延在するように設けられる上側回転軸12Xと、紙幅方向WにレシートMの紙幅よりも小さい間隔で対をなすように、上側回転軸12Xに取り付けられた対の上側搬送ローラ12Rと、紙幅方向Wにおける対の上側搬送ローラ12Rよりも外側で対をなすように、上側回転軸12Xに取り付けられた対の折り曲げローラ12Cとを有している。
下側回転軸11X(対の下側搬送ローラ11R)および上側回転軸12X(対の上側搬送ローラ12R、対の折り曲げローラ12C)は、駆動源としてのモータ61によって駆動される。モータ61の回転軸にはプーリ62が取り付けられている。下側回転軸11Xにはプーリ64と歯車65が取り付けられている。上側回転軸12Xには歯車66が取り付けられている。プーリ62とプーリ64との間には、ベルト63が掛けられている。歯車65と歯車66とは互いに歯合している。よって、モータ61の回転駆動力は、プーリ62、ベルト63およびプーリ64を介して、下側回転軸11Xおよび対の下側搬送ローラ11Rに伝達される。さらに、下側回転軸11Xに伝達された回転駆動力は、歯車65および歯車66を介して、上側回転軸12Xおよび対の上側搬送ローラ12Rおよび対の折り曲げローラ12Cに伝達される。
対の下側搬送ローラ11Rおよび対の上側搬送ローラ12Rは、レシートMの紙面を挟んでレシートMを後ろ方向Drに搬送する。
対の下側搬送ローラ11Rは、援用的に用いる図2に示すように、紙幅方向Wに垂直な平坦面状または紙幅方向Wの外側に向かって傾斜したテーパ面状の対の外側側面11Rtを有している。尚、対の下側搬送ローラ11Rの対の外側側面は、紙幅方向Wの外側に向かって傾斜したテーパ面状であってもよい。
対の折り曲げローラ12Cは、援用的に用いる図2に示すように、紙幅方向Wの内側に向かって傾斜したテーパ面状の対の内側側面12Ciを有している。
対の下側搬送ローラ11Rの対の外側側面11Rtおよび対の折り曲げローラ12Cの対の内側側面12Ciは、後ろ方向Drに搬送中のレシートMの紙幅方向Wの両端の紙面を挟んでレシートMに下方向Hlに曲がった形状の対の折り目を付ける。
レシート収容部20は、上方が開口した半容器状を呈しており(図2のみに図示)、その底面21上に設けられた矩形状のレシート載置台22を有している。レシート載置台22は、収容するレシートMの紙幅方向Wにおける対の折り目の間(中央部Mc)を支持する。
レシート載置台22はまた、レシートMの対の折り目の折り曲げ高さhMeよりも大きい高さh22を有している。これにより、レシート収容部20内のレシート載置台22に支持された一枚または複数枚のレシートMの両端部Meがレシート収容部20の底面21に接触して一枚または複数枚のレシートMの自重によって折り目が元に戻る方向に力が加わることを防ぐことが可能である。その結果、レシート収容部20に収容された一枚または複数枚のレシートMは、長時間に亘って矯正された状態を維持でき、再びカール癖が発生することを防ぐことができる。即ち、本発明に係る取り忘れレシート回収構造は、回収したレシートのカール癖の再発を抑制し、多数枚のレシートを長時間に亘り、省スペースに収容しておくことができる。
レシート載置台22はまた、レシートMの対の折り目の間隔hMcよりも小さい幅w22を有している。つまり、レシート載置台22は、レシートMの中央部Mcのみを支持するように構成されている。これにより、レシート収容部20に収容された一枚または複数枚のレシートMが本構造またはプリンタの幅方向Wに横ズレしそうになっても、両端部Meがレシート載置台22の側面に当接し、横ズレを防ぐことができる。その結果、レシートMの両端部Meがレシート収容部20の底面21に接触して折り目が元に戻る方向に力が加わることを防ぐことが可能である。
尚、レシートMの対の折り目の折り曲げ高さhMeは、例えば、約10mmである。折り曲げ高さhMeが10mmよりも小さいと、折り曲げによる矯正効果が小さく、カール癖が再発する可能性がある。また、折り曲げ高さhMeが10mmよりも大きいと、折り曲げによる矯正効果は大きいものの、レシート収容部20内での積層高さが高くなり、レシート収容部の省スペース化に不都合が生じる可能性がある。
レシート押さえ板30は、レシート収容部20に積層して収容されたレシートMを上方からレシート載置台22に向けて押圧する。レシート押さえ板30は、上側回転軸12Xと同心の中心軸30xを中心として回動可能なフラップ状を呈している。レシート押さえ板30は、中央部30cと、両端部30eと、先端部30tとを有している。
本例において、レシート押さえ板30には、レシートMに対する押圧力を発生するバネ類は設けられていない。レシート押さえ板30の先端部30tは、レシート押さえ板30の自重と、中心軸30xからの距離とに基づくモーメントにより、レシートMに対する押圧力を発生する。尚、レシート押さえ板30の先端部30tは、レシートMの紙幅方向Wにおける対の折り目の間(図2に示す中央部Mc)を、例えば全幅に亘って押圧可能である。尚、レシート押さえ板30は、中央部30cと先端部30tとを有しても良い。この場合は、先端部30tの幅はレシートMの中央部Mcの幅より狭くても良い。
また、レシート押さえ板30は、後ろ方向Drに行くにしたがってレシート載置台22との離間距離が小さくなるように傾斜している。このため、レシート矯正部10から搬送されるレシートMをレシート収容部20に案内することが可能である。尚、レシートMに対する押圧力は、レシート矯正部10からレシート収容部20への搬送を阻害しない大きさに設定される。
以上のように、本発明の第2の実施形態による取り忘れレシート回収構造も、第1の実施形態と同様に、回収したレシートのカール癖の再発を抑制し、多数枚のレシートを長時間に亘り、省スペースに収容しておくことができる。さらに、本発明の第2の実施形態による取り忘れレシート回収構造は、レシート押さえ板によってレシート載置部に支持された1枚または複数枚のレシートを押圧するため、第1の実施形態よりも高いレシートのカール癖の再発を抑制する効果を奏する。
10 レシート矯正部
11R 対の下側搬送ローラ
11X 下側回転軸
12C 対の折り曲げローラ
12R 対の上側搬送ローラ
12X 上側回転軸
20 レシート収容部
21 底面
22 レシート載置台
30 レシート押さえ板
30c 中央部
30e 両端部
30t 先端部
30x 中心軸
61 モータ
62、64 プーリ
63 ベルト
65、66 歯車
M レシート
Mc 中央部
Me 両端部

Claims (8)

  1. ロール用紙に印字を行ってレシートとして排紙部から前方に排出するプリンタの筐体内に搭載される取り忘れレシート回収構造であって、
    レシートのカール癖を矯正するレシート矯正部と、
    カール癖が矯正されたレシートを順次積層して収容するレシート収容部と、を有し、
    前記レシート矯正部は、レシートの紙幅方向の両端に、レシートの紙幅方向に垂直な方向に延在し、かつ、下向きに曲がった形状の対の折り目を付けることによってレシートのカール癖を矯正し、
    前記レシート収容部は、その底面から上方に突出し、収容するレシートの前記対の折り目の間を支持するレシート載置台を有し、
    前記レシート載置台は、レシートの前記対の折り目の間隔よりも小さい幅を有する、取り忘れレシート回収構造。
  2. 前記レシート収容部は、前記レシート矯正部よりも後方かつ下方に設けられ、
    前記レシート矯正部は、前記プリンタの前記排紙部の後方に設けられており、
    前記レシート矯正部はさらに、
    前記排紙部に滞留したレシートを前記レシート収容部に向けて搬送するレシート搬送手段と、
    前記レシート搬送手段によって搬送中のレシートに前記対の折り目を付ける折り目付与手段と、を有する、請求項1に記載の取り忘れレシート回収構造。
  3. 前記レシート搬送手段は、
    レシートの下側にて前記紙幅方向に平行に延在するように設けられる下側回転軸と、
    前記紙幅方向にレシートの紙幅よりも小さい間隔で対をなすように、前記下側回転軸に取り付けられた対の下側搬送ローラと、
    レシートの上側にて前記紙幅方向に平行に延在するように設けられる上側回転軸と、
    前記紙幅方向にレシートの紙幅よりも小さい間隔で対をなすように、前記上側回転軸に取り付けられ、レシートの紙面を、前記対の下側搬送ローラと共に挟んでレシートを後方に搬送する対の上側搬送ローラと、を有し、
    前記折り目付与手段は、
    前記対の下側搬送ローラに設けられ、前記紙幅方向に垂直な平坦面状または該紙幅方向の外側に向かって傾斜したテーパ面状を呈する対の外側側面と、
    前記紙幅方向における前記対の上側搬送ローラよりも外側で対をなすように、前記上側回転軸に取り付けられた対の折り曲げローラと、
    前記対の折り曲げローラに設けられ、前記紙幅方向の内側に向かって傾斜したテーパ面状を呈し、後方に搬送中のレシートの前記紙幅方向の両端の紙面を、前記対の外側側面と共に挟んでレシートに前記対の折り目を付ける対の内側側面と、を有する、請求項2に記載の取り忘れレシート回収構造。
  4. 前記レシート収容部に積層して収容されたレシートを上方から前記レシート載置台に向けて押圧するレシート押さえ板をさらに有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の取り忘れレシート回収構造。
  5. 前記レシート押さえ板は、少なくともレシートの前記紙幅方向における前記対の折り目の間を押圧する請求項4に記載の取り忘れレシート回収構造。
  6. 前記レシート押さえ板は、後方に行くにしたがって前記レシート載置台との離間距離が小さくなるように傾斜しており、前記レシート矯正部から搬送されるレシートを前記レシート収容部に案内する、請求項4または5に記載の取り忘れレシート回収構造。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の取り忘れレシート回収構造を有するプリンタ。
  8. 請求項7に記載のプリンタを有する自動取引装置。
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