JP6637783B2 - 薄膜トランジスタ - Google Patents

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Description

本発明は、酸化物半導体層を含む薄膜トランジスタに関する。より具体的には、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置に用いられる薄膜トランジスタに関する。
アモルファス酸化物半導体は、汎用のアモルファスシリコンに比べて高いキャリア移動度を有する。またアモルファス酸化物半導体は、光学バンドギャップが大きく、低温で成膜できる。そのため、大型・高解像度・高速駆動が要求される次世代ディスプレイへの適用が期待されている。
種々の酸化物半導体の中でも、特許文献1〜3に示されるように、インジウム、ガリウム、亜鉛、および酸素からなるIn−Ga−Zn系(IGZO系)アモルファス酸化物半導体が良く知られている。
特開2010−219538号公報 特開2011−174134号公報 特開2013−249537号公報
しかしながら、上記IGZO系の酸化物半導体を用いて薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を作製したときのキャリア移動度(以下、電界効果移動度や、単に移動度と呼ぶ場合がある)は10cm/Vs以下であり、さらなる移動度の向上が望まれていた。
そこで、本発明は、ドレイン電流が大きくでき、(チャネル幅W/チャネル長L)依存性がある、移動度の高い薄膜トランジスタを提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、高移動度の薄膜トランジスタを用いるときに、チャネル長とチャネル幅を変えると、薄膜トランジスタの移動度が変化することを見出した。
従来の薄膜トランジスタの場合、薄膜トランジスタのオン電流はチャネル長に反比例し、チャネル幅には比例する関係を示すが、高移動度アモルファス酸化物半導体を用いた場合では、特に高移動度を示す場合に、前記の関係が成り立たないことが分かった。
すなわち、一般に薄膜トランジスタを設計する場合は、上記の関係に沿うことを前提にチャネル長とチャネル幅を設計するが、高移動度の酸化物半導体材料は、設計値どおりのオン電流が得られない。
これに対し、本発明者らは、酸化物半導体層とソース−ドレイン電極の導体領域との接続面積を一定以上にすることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
[1] 基板上に少なくともゲート電極、ゲート絶縁膜、酸化物半導体層、ソース−ドレイン電極、および保護膜をこの順序で有する薄膜トランジスタであって、
前記酸化物半導体層は、同一面内に半導体領域と導体領域とを有し、
前記ソース−ドレイン電極の少なくとも一部が前記導体領域と面で接続され、かつ
前記導体領域と接続された領域の面積が、薄膜トランジスタのチャネル長およびチャネル幅の積から導出されるチャネル面積の10倍以上である薄膜トランジスタ。
[2] 前記酸化物半導体層のチャネル抵抗Rchと、前記ソース−ドレイン電極と前記酸化物半導体層とのコンタクト抵抗Rctが、Rct≦0.1×Rchの関係を満たす、前記[1]に記載の薄膜トランジスタ。
[3] 前記ソース−ドレイン電極における前記酸化物半導体層との接続面が、Mo、Ti、Ta、W、Nb及びこれらの合金からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む組成である、前記[1]又は[2]に記載の薄膜トランジスタ。
[4] 前記酸化物半導体層がIn、Ga及びSnからなる群より選ばれる少なくとも1種から構成される酸化物からなる、前記[1]〜[3]のいずれか1に記載の薄膜トランジスタ。
[5] 前記酸化物半導体層は、In、Ga、Sn、及びOから構成される酸化物からなり、各金属元素の原子数比は、
0.30≦In/(In+Ga+Sn)≦0.50
0.20≦Ga/(In+Ga+Sn)≦0.30
0.25≦Sn/(In+Ga+Sn)≦0.45
の関係を満たし、かつ、前記保護膜はSiNxを含む、前記[1]〜[4]のいずれか1に記載の薄膜トランジスタ。
[6] 前記酸化物半導体層は、In、Ga、Sn、及びOから構成される酸化物からなり、InおよびGaの原子数比は、
0.60≦In/(In+Ga)≦0.75
の関係を満たし、かつ、前記保護膜はSiNxを含む、前記[1]〜[5]のいずれか1に記載の薄膜トランジスタ。
本発明によれば、ドレイン電流が大きくでき、(チャネル幅W/チャネル長L)依存性がある、移動度の高い薄膜トランジスタを得ることができる。
図1は、本発明のバックチャネルエッチ型の薄膜トランジスタを説明するための概略上面図であり、チャネル長Fとチャネル幅F’のバックチャネル型薄膜トランジスタにおいて、チャネル面積と、ソース−ドレイン電極と酸化物半導体層の導体領域とが接続された領域の面積との関係を示す図である。 図2は、TLM法(Transmission Line Model法)によるチャネル抵抗(Rch)とコンタクト抵抗(Rct)の位置を表す断面図である。 図3は、TLM法による測定結果と、チャネル抵抗(Rch)及びコンタクト抵抗(Rct)との関係性を示すグラフである。 図4は、本発明の薄膜トランジスタの概略断面図であり、ソース−ドレイン電極間におけるチャネル抵抗(Rch)とコンタクト抵抗(Rct)の概念を表す断面図である。 図5は、本発明のエッチストッパ型の薄膜トランジスタを説明するための概略上面図である。 図6(a)〜図6(e)は、本発明の酸化物薄膜トランジスタのチャネル抵抗Rch:コンタクト抵抗Rctの比率をそれぞれ1:10、1:1、2:1、10:1、100:1に変えたときの、薄膜トランジスタのオン電流のチャネル長およびチャネル幅依存性を示すグラフである。
本発明に係る薄膜トランジスタは、基板上に少なくともゲート電極、ゲート絶縁膜、酸化物半導体層、ソース−ドレイン電極、および保護膜をこの順序で有する。
酸化物半導体層は同一面内に半導体領域と導体領域とを有し、前記導体領域と、ソース−ドレイン電極の少なくとも一部が面で接続されている。導体領域と接続された領域の面積は、薄膜トランジスタのチャネル長及びチャネル幅の積から導出されるチャネル面積の10倍以上である。
(酸化物半導体層)
本発明における酸化物半導体層は、同一面内で半導体領域と導体領域とを形成する。導体領域を形成する手法としては、真空チャンバー内でアルゴンやハロゲン系ガスを含むプラズマを照射する方法や、レーザーの照射、酸化物半導体に含まれる金属イオンを還元する酸性の薬液処理などがある。
ソース−ドレイン電極の少なくともいずれか一方の電極は、その少なくとも一部が、導体領域と面接続している。ソース電極とドレイン電極の両方の少なくとも一部の領域が、共に導体領域と面接続していることが好ましく、導体領域と面接続しているソース−ドレイン電極の面積が大きいほど、後述するコンタクト抵抗Rctが小さくなることから好ましい。例えば図1の薄膜トランジスタにおいては、酸化物半導体層4のうち、ソース−ドレイン電極5と面接続している領域のすべて(波線領域)が導体領域であることが最も好ましく、それ以外の領域は導体領域でも半導体領域でもよい。
薄膜トランジスタにおいて、ソース電極とドレイン電極に挟まれた領域が、半導体であるチャネル領域となる。例えば図1で表されるようなバックチャネルエッチ型薄膜トランジスタの場合は、ソース電極5とドレイン電極5の間の間隔がチャネル長F、ソース電極5とドレイン電極5の幅がチャネル幅F’となる。また、図5で表されるようなエッチストッパ型薄膜トランジスタの場合は、ソース電極5とドレイン電極5が酸化物半導体層と接続するために、酸化物半導体層4を覆うように形成された酸化シリコンなどの層間絶縁膜(エッチストップ層9)に、酸化物半導体層4とソース−ドレイン電極5が電気的に接続できるように、層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールの一辺の長さがチャネル幅F’となる。
すなわち、本発明に係る薄膜トランジスタは、図1に示すように薄膜トランジスタのチャネル長Fとチャネル幅F’との積であるチャネル面積(F×F’)に対して、酸化物半導体層の導体領域とソース−ドレイン電極とが接続された領域の面積(コンタクト面積S)とが、S≧10×F×F’の関係を満たす。なお、コンタクト面積Sの詳細については後述する。
前記薄膜トランジスタのチャネル抵抗Rchとコンタクト抵抗Rctを比較する際、RchとRctは、図2に示すTLM素子を用いたTLM法(伝送長法)によって求めることができる。TLM法とは、電極のコンタクト抵抗と抵抗層(ここでは酸化物半導体層)の表面導電層が結合した回路と見なしてモデル化する方法である。
酸化物半導体層とオーミック接触が可能な電極として、膜厚100nmのMo電極を用い、4つの電極を等間隔で並べて、電極間距離(伝送距離)が異なる二つの電極の組み合わせで抵抗値を測定した。このとき、電極間の距離と抵抗の関係性をグラフ化すると、図3に示すように、傾きがチャネル抵抗Rch、切片がコンタクト抵抗Rctの2倍(2Rct)になるため、チャネル抵抗Rchとコンタクト抵抗Rctをそれぞれ導出することができる。
TLM素子の形成は例えば次の手順で行うことができる。
まずガラス基板上にスパッタリングを用いて、膜厚100nmの酸化物半導体層を成膜する。次に大気中350℃で1時間の熱処理を行い、プラズマCVD装置を用いてシリコン酸化膜を成膜する。そしてフォトリソグラフィによってスルーホールパターンを形成し、RIEプラズマエッチング装置にてシリコン酸化膜にスルーホールを形成する。次いで、膜厚100nmのMo電極を成膜し、フォトリソグラフィにてTLMパターンを形成し、リン硝酢酸(燐酸、硝酸、及び酢酸の混合液)によるウェットエッチングによって電極を形成する。
実際の薄膜トランジスタに当てはめると図4に示す断面になるため、ソース−ドレイン電極5間の抵抗はRch+2×Rctで表される。このとき、チャネル抵抗Rchに比べてコンタクト抵抗Rctが十分に低くなければならない。
薄膜トランジスタの移動度を更に向上させるためには、酸化物半導体層とソース−ドレイン電極のコンタクト抵抗Rctを、酸化物半導体層のチャネル抵抗Rchに対して、1/10以下に制御することが効果的である。すなわち、チャネル抵抗Rchとコンタクト抵抗Rctとが、Rct≦0.1×Rchの関係を満たすことがより好ましい。
酸化物半導体層の組成は、金属元素としてIn、Ga及びSnからなる群より選ばれる少なくとも1種から構成される酸化物からなることが好ましく、In、Ga及びSnを含むIn−Ga−Sn系酸化物である場合に、薄膜トランジスタの移動度をより向上することができることからより好ましい。
すなわち、酸化物半導体層はIn、Ga、Sn及びOから構成される酸化物がより好ましい。
酸化物半導体層を構成する金属元素の原子数比を適切に制御することにより、より移動度を向上できる。
すなわち、各金属元素の原子数比が下記関係を満たすことがより好ましい。
0.30≦In/(In+Ga+Sn)≦0.50、
0.20≦Ga/(In+Ga+Sn)≦0.30、かつ
0.25≦Sn/(In+Ga+Sn)≦0.45。
また、In及びGaの原子数比が下記関係を満たすこともより好ましい。
0.60≦In/(In+Ga)≦0.75
以下、各金属元素について説明する。
Inは電気伝導性の向上に寄与する元素である。In原子数比が大きくなるほど、即ち、金属元素に占めるIn量が多くなるほど、酸化物半導体層の導電性が向上するため電界効果移動度は増加する。
上記作用を有効に発揮させるには、上記In原子数比を0.30以上とすることが好ましく、より好ましくは0.31以上、さらに好ましくは0.35以上、よりさらに好ましくは0.40以上である。一方、In原子数比が大き過ぎると、キャリア密度が増加しすぎてしきい値電圧が負電圧に低下する場合などがある。そのため、上限は好ましくは0.50以下であり、より好ましくは0.48以下、さらに好ましくは0.45以下である。
Gaは酸素欠損の低減およびキャリア密度の制御に寄与する元素である。Ga原子数比が大きいほど、酸化物半導体層の電気的安定性が向上し、キャリアの過剰発生を抑制する効果を発揮する。
上記作用を更に有効に発揮させるには、Ga原子数比を0.20以上とすることが好ましく、より好ましくは0.22以上、さらに好ましくは0.25以上である。一方、Ga原子数比が大き過ぎると、酸化物半導体層の導電性が低下して電界効果移動度が低下しやすくなる。よってGa原子数比は、0.30以下が好ましく、より好ましくは0.28以下である。
Snは酸エッチング耐性の向上に寄与する元素である。Sn原子数比が大きいほど、酸化物半導体層における無機酸エッチング液に対する耐性は向上する。
上記作用を更に有効に発揮させるには、Sn原子数比は0.25以上とすることが好ましく、より好ましくは0.30以上、さらに好ましくは0.31以上、よりさらに好ましくは0.35以上である。一方、Sn原子数比が大き過ぎると、酸化物半導体層の電界効果移動度が低下すると共に、酸エッチング液に対する耐性が必要以上に高まり、酸化物半導体層自体の加工が困難になる場合がある。よってSn原子数比は0.45以下が好ましく、より好ましくは0.40以下、さらに好ましくは0.38以下である。
また、InとGaの原子数比に関し、Inは添加量を増やすとキャリア密度を増加させるが、欠陥も増えて信頼性が低下する。そこで、Gaを添加させてバランスしてキャリア密度と欠陥の制御を可能とし、信頼性の高い酸化物半導体を得ることができる。そのため、InとGaの原子数の和に対してIn原子数比は0.60以上が好ましく、0.75以下が好ましい。
また上記金属元素の原子数比に加えて、保護膜が、水素拡散源として必要なSiNxを含むことがよりさらに好ましい。なお、保護膜とは、ソース−ドレイン電極を保護するものであり、詳細は後述する。
(コンタクト抵抗Rct及びチャネル抵抗Rch)
上述の酸化物半導体層を用いた本発明に係る薄膜トランジスタは、移動度50cm/Vsを超える高い移動度を示す。従来用いられてきたIn−Ga−Zn−O(IGZO)系酸化物半導体層を用いた薄膜トランジスタは移動度10cm/Vs程度であることに鑑みると、本発明に係る薄膜トランジスタの移動度は非常に高い。
一方、該移動度の向上に伴い、ソース−ドレイン電極間に流れるドレイン電流も増加する。これは上記酸化物半導体層が、IGZO系酸化物半導体層と比べて高いキャリア濃度を有するためである。
ところで、図4に示すように薄膜トランジスタのソース−ドレイン電極5間の抵抗Rtrは、チャネル抵抗Rchとコンタクト抵抗Rctのシリーズ抵抗になる。このとき、チャネル抵抗Rchに比べてコンタクト抵抗Rctが十分小さくなければ、薄膜トランジスタに流れるドレイン電流はコンタクト抵抗の影響を受けて小さくなるので、移動度が低下する原因となる。
本発明における酸化物半導体層の高移動度化は、接している保護層から熱処理によって本発明の酸化物半導体層へと拡散する水素および水素化合物と関係している。水素および水素化合物が酸化物半導体層へと拡散すると、酸化物半導体層のキャリア密度が増加する。保護膜を構成するSiNx層に含まれる水素および水素化合物が酸化物半導体層中へと拡散するのは200℃以上の熱処理が加わったときである。
このときにキャリア濃度の増加とチャネル抵抗の低下が生じ、同等のゲートバイアスを加えた場合であってもドレイン電流が更に増加するため、高移動度が得られる。
本発明では、コンタクト抵抗がチャネル抵抗より十分小さくなるように、酸化物半導体層の導体領域とソース−ドレイン電極とが接続された領域であるコンタクト部分の面積(コンタクト面積S)を広く取り、チャネル面積(F×F’)の10倍以上とする。これによりコンタクト抵抗はチャネル抵抗の10%以下となり、薄膜トランジスタのチャネル抵抗に対して無視できるほど小さくなり、オン電流への影響がなくなる。
本発明ではコンタクト抵抗を下げるためにコンタクト面積を増加させることの他に、薄膜トランジスタの製造プロセスにおいてコンタクト抵抗を下げることも行ってもよい。コンタクト抵抗を下げる手法としては、酸化物半導体層のソース−ドレイン電極との接触面(コンタクト部分)にプラズマ照射する方法や、レーザーアニールを加える方法、酸系の薬液処理によって表面処理を行う方法等があり、いずれもコンタクト面積の増加と同様の効果が得られる。
(薄膜トランジスタ)
本発明に係る薄膜トランジスタ(TFT)の製造方法を以下に示す。
ゲート電極とゲート絶縁膜を形成した基板上に、ガス圧1〜5mTorrの範囲に制御して酸化物半導体層を形成する。ガス圧が1mTorr未満では膜密度が不十分になる。ガス圧の好ましい下限は2mTorr以上である。但し、ガス圧が5mTorrを超えると、TFTの信頼性が得られるほど十分な膜質が得られない。ガス圧の好ましい上限は4mTorr以下であり、より好ましくは3mTorr以下である。
引き続いて酸化物半導体層の熱処理を350℃以上で1時間程度行う。当該熱処理時の好ましい雰囲気は、大気雰囲気または水蒸気雰囲気である。
次にエッチストップ層となるシリコン酸化膜を、CVD法によって成膜し、パターニングしたあとにソース−ドレイン電極を形成する。
ソース−ドレイン電極上に保護膜を形成した後、200℃以上の温度で熱処理する。上記熱処理では、所望とする酸化物半導体層の膜質が得られるよう、熱処理時間を例えば、30〜90分の範囲内に制御することが好ましい。なお、雰囲気は特に限定されず、例えば、窒素雰囲気、大気雰囲気などが挙げられる。
保護膜はSiNxを含むSiNx系保護膜とすることが好ましい。本発明者らの検討結果によれば、特定の金属組成を有する酸化物半導体層と、SiNx系保護膜との両方を備えたTFTは、該保護膜に含有される水素が前記酸化物半導体層に拡散(ディフュージョン)されて高移動度の発現に大きく寄与することが明らかになった。
このような移動度向上作用は、本発明に係るTFTにおいて初めて得られるものであり、例えば、前述した特許文献1などに記載のIGZO系酸化物半導体を用いたTFTでは該向上作用は見られない。
すなわち、本発明に係るTFTは、前述した特許文献1〜3などに記載された、汎用のIn−Ga−Zn系酸化物半導体を用いたTFTに比べて、40cm/Vs以上と非常に高い移動度を実現することができる。
以下、本発明に係るTFTの好ましい製造方法の例として、図4に示すエッチストッパ型TFTを用いて説明する。
まず基板1上にゲート電極2およびゲート絶縁膜3を形成する。これらの形成方法は特に限定されず、通常用いられる方法を採用することができる。また、ゲート電極2およびゲート絶縁膜3の種類も特に限定されず、汎用されているものを用いることができる。
例えばゲート電極2として、電気抵抗率の低いAlやCuの金属、耐熱性の高いMo、Cr、Tiなどの高融点金属、又はこれらの合金を好ましく用いることができる。また、ゲート絶縁膜3としては、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜などが代表的に例示される。そのほか、AlやYなどの酸化物や、これらを積層したものを用いることもできる。
次いで、上述した酸化物半導体層4を形成する。前述したように本発明では、特に酸化物半導体層形成の際、ガス圧1〜5mTorrの範囲に制御すると共に、250℃以上、好ましくは350℃以上の温度で熱処理する。そして保護膜形成後に200℃以上の温度で熱処理することが重要であり、上記以外の工程は特に限定されず、通常の方法を採用することができるが、好ましい方法は以下のとおりである。
例えば酸化物半導体層4は、スパッタリング法にてスパッタリングターゲットを用いて、例えばDCスパッタリング法またはRFスパッタリング法により、成膜することが好ましい。以下、スパッタリングターゲットを単に「ターゲット」ということがある。
スパッタリング法によれば、成分や膜厚の膜面内均一性に優れた薄膜を容易に形成することができる。また、塗布法などの化学的成膜法によって酸化物を形成しても良い。
スパッタリング法に用いられるターゲットとして、前述した元素を含み、所望の酸化物と同一組成のターゲットを用いることが好ましく、これにより、組成ズレが少なく、所望の成分組成の薄膜を形成することができる。具体的には金属元素としてIn、GaおよびSnを含む酸化物からなり、In、GaおよびSnの合計に対する各金属元素の原子数比、及び、In及びGaの合計に対するInの原子数比のいずれか一方が上記関係式を満たすターゲットを用いることが推奨される。なお、上記ターゲットは、例えば粉末焼結法によって製造することができる。
上記ターゲットを用いてスパッタリング法で成膜する場合の好ましいスパッタリング条件は以下のとおりである。
酸素添加量は、半導体として動作を示すよう、前記酸化物半導体層のキャリア密度が1×1015〜1017/cmの範囲内となるように酸素量を添加することが好ましい。最適な酸素添加量はスパッタリング装置、ターゲットの組成、薄膜トランジスタ作製プロセスなどに応じて、適切に制御すれば良い。後記する実施例では、添加流量比で100×O/(Ar+O)=4体積%とした。
成膜パワー密度は高い程良く、DCまたはRFでおおむね2.0W/cm以上に設定することが推奨される。ただし成膜パワー密度が高すぎると酸化物ターゲットに割れや欠けが生じて破損することがあるため、上限は50W/cm程度である。
成膜時の基板温度は、おおむね室温〜200℃の範囲内に制御することが推奨される。
更に酸化物半導体層中の欠陥量は、成膜後の熱処理条件によっても影響を受けるため、適切に制御することが好ましい。
成膜後の熱処理条件は、例えば、大気雰囲気下にて、おおむね、250〜400℃で10分〜3時間行うことが推奨される。上記熱処理として、例えば、後述するプレアニール処理(酸化物半導体層をウェットエッチングした後のパターニング直後に行われる熱処理)が挙げられる。
酸化物半導体層4の膜厚は、おおむね10nm以上が好ましく、20nm以上がより好ましい。また、200nm以下が好ましく、100nm以下がより好ましい。
酸化物半導体層4を形成した後、ウェットエッチングによりパターニングを行う。パターニングの直後に、酸化物半導体層4の膜質改善のために熱処理(プレアニール)を行うことが好ましく、これにより、トランジスタ特性のオン電流および電界効果移動度が上昇し、トランジスタ性能が向上するようになる。プレアニールとして、例えば、水蒸気雰囲気または大気雰囲気にて、350〜400℃で30〜60分行うことが好ましい。
次いで、エッチストップ層9を形成する。エッチストップ層9の形成方法は特に限定されず、通常用いられる方法を採用することができる。また、エッチストップ層9の種類も特に限定されず、汎用されているものを用いることができる。例えばSiOx膜などが用いられる。
エッチストップ層9はパターニングを行い、チャネル部分にエッチストップ層を残すようにする。
次いでソース−ドレイン電極5を形成する。ソース−ドレイン電極5の種類は、酸化物半導体層との接続面が、Mo、Ti、Ta、W、Nb及びこれらの合金からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む組成であることが好ましい。AlやCuなどの電気抵抗の低い配線層を積層してもよい。
ソース−ドレイン電極5の形成方法としては、例えばマグネトロンスパッタリング法によって金属薄膜を成膜した後、フォトリソグラフィによりパターニングし、ウェットエッチングを行って電極を形成することができる。
ソース−ドレイン電極5の形成後、保護膜6の形成前に、酸化物表面のダメージ回復のため、必要に応じて熱処理(200℃〜300℃)やNOプラズマ処理を施してもよい。
次に、ソース−ドレイン電極5の上に保護膜6をCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって成膜する。前述したように本発明では、SiNx(シリコン窒化膜)を含む保護膜6を用いることが好ましい。また、薄膜トランジスタの構造によっては、酸化物半導体層4の上に保護膜6が形成される場合もある。
SiNxを含む保護膜として、具体的には、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜などが挙げられ、これらは単独で用いても良いし、併用しても良い。また、後述する実施例に示すように上層をSiNx、下層をSiOx(シリコン酸化膜)等とした積層膜を用いても良い。
保護膜6を形成した後、前述したポストアニールを行う。すなわち、200℃以上の温度で熱処理を行う。
上記で得られる本発明に係るTFTは、40cm/Vs以上の高い移動度を有する。なお、酸化物半導体層4の形成時のガス圧及び熱処理温度と、保護膜6形成後の熱処理が本発明に係るTFTの製造工程においては特に重要であり、それ以外の工程は上述した方法に限定されず、他の方法を採用してもよい。
以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
[実施例]
本発明に係る薄膜トランジスタを下記手順により作製した。
まずガラス基板1(コーニング社製イーグルXG、直径101.6mm×厚さ0.7mm)上に、ゲート電極2として純Mo薄膜を100nm、およびゲート絶縁膜3としてSiOx膜(膜厚250nm)を順次成膜した。上記ゲート電極2は、純Moスパッタリングターゲットを使用し、DCスパッタリング法により、成膜温度:室温、成膜パワー:300W、キャリアガス:Ar、ガス圧:2mTorrの条件で成膜した。また、ゲート絶縁膜3は、プラズマCVD法を用い、キャリアガス:SiHとNOの混合ガス、成膜パワー:300W、成膜温度:350℃の条件で成膜した。
次に酸化物半導体層4(膜厚40nm)として、原子比がGa:In:Sn=25.0:50.0:25.0のGa−In−Sn−O膜をゲート絶縁膜3上に成膜した。成膜には、金属元素の比率が同じスパッタリングターゲットを用い、DCスパッタリング法を用いて成膜した。
スパッタリングに使用した装置は、株式会社アルバック社製「CS−200」であり、スパッタリング条件は下記のとおりである。
(スパッタリング条件)
基板温度:室温
成膜パワー:DC 200W
ガス圧:1mTorr
酸素分圧:100×O/(Ar+O)=4%
上記のようにして酸化物半導体層4を成膜した後、フォトリソグラフィーおよびウェットエッチングによりパターニングを行った。前記ウェットエッチングでは、関東化学社製「ITO−07N」を使用し、液温を室温とした。なお、本実施例では、実験を行った全ての酸化物薄膜について残渣なく、エッチングできることを確認した。
上記のとおり、酸化物半導体層4をパターニングした後、酸化物半導体層4の膜質を向上させるため、プレアニール処理を行った。プレアニール処理は、大気雰囲気下にて350℃で60分間行った。
次にソース−ドレイン電極5を形成した。具体的には、純Mo単層である純Mo膜を形成した。前記ソース−ドレイン電極5を成膜後、フォトリソグラフィーおよびウェットエッチングによりパターニングを行った。パターニングにはリン酸、硝酸、酢酸と水を混合した混酸エッチング液を用いた。ソース−ドレイン電極5のパターニングにより、TFTのチャネル長を15、25又は50μm、チャネル幅を50、100又は200μmとした。ソース−ドレイン電極5の短絡を防ぐために、同電極膜厚に対して50%(標準条件)又は100%のオーバーエッチングを行った。
その後、保護膜としてまず第1保護膜6AとしてSiOx膜を形成した。該SiOx膜の形成はサムコ製「PD−220NL」を用い、プラズマCVD法で行った。SiOx膜の形成には、SiHおよびNOの混合ガスを用いた。また成膜パワーを100W、成膜温度を230℃とした。前記SiHとNOのガス比は、SiH:NO=4:100とし、この場合SiOx膜の水素濃度は4.3原子%であった。また、SiOx膜の膜厚は200nmとした。
その後、第2保護膜6Bとして、SiNx膜を成膜した。該SiNx膜の形成は同じくサムコ製「PD−220NL]を用い、プラズマCVD法で行った。SiNx膜の形成には、SiHおよびNHおよびNの混合ガスを用いた。また成膜パワーを100W、成膜温度を200℃とした。前記SiHとNHとNのガス比は、SiH:NH:N=12.5:6.0:297.5とした。
次にフォトリソグラフィー、およびドライエッチングにより、第1保護膜6Aおよび第2保護膜6Bにトランジスタ特性評価用のプロービングのためのコンタクトホール7を形成した。
最後にポストアニール処理を行った。ポストアニール処理は、窒素雰囲気下にて250℃で30分間行った。以上の手順によりTFTを製造した。
得られた薄膜トランジスタについて、チャネル抵抗は一定値とし、コンタクト抵抗Rctを変化させたときの、ドレイン電流Idの値と(チャネル幅W/チャネル長L)との関係を図6(a)〜図6(e)に示す。
本来であればRch:Rct=100:1(図6(e))のときのように、ドレイン電流の変化はW/Lに対して直線になるはずである。これをW/L依存があるという。ところが、Rch:Rct=10:1(図6(d))までは直線になるが、チャネル抵抗の割合が小さくなるにつれて直線性が乱れ、Rch:Rct=2:1〜1:10(図6(a)〜図6(c))ではドレイン電流の変化は直線にならず、W/L依存がなくなった。これは高移動度な酸化物半導体を用いた薄膜トランジスタにおいて生じる課題であり、チャネル抵抗Rchが小さいときには、よりコンタクト抵抗Rctを下げる必要があることを示している。
なおTFT駆動時はゲート電極側に多数キャリアが蓄積しチャネル層が形成されるため、チャネル抵抗はTLM法で測定したものよりも更に低くなり、もともとチャネル抵抗が低い高移動度酸化物半導体材料の場合、コンタクト抵抗は極めて小さい値が求められるといえる。
1 基板
2 ゲート電極
3 ゲート絶縁膜
4 酸化物半導体層
5 ソース−ドレイン電極
6 保護膜
8 スルーホール
9 エッチストップ層

Claims (5)

  1. 基板上に少なくともゲート電極、ゲート絶縁膜、酸化物半導体層、ソース−ドレイン電極、および保護膜をこの順序で有する薄膜トランジスタであって、
    前記酸化物半導体層は、同一面内に半導体領域と導体領域とを有し、
    前記ソース−ドレイン電極の少なくとも一部が前記導体領域と面で接続され、かつ
    前記導体領域と接続された領域の面積が、薄膜トランジスタのチャネル長およびチャネル幅の積から導出されるチャネル面積の10倍以上であり、
    前記酸化物半導体層のチャネル抵抗Rchと、前記ソース−ドレイン電極と前記酸化物半導体層とのコンタクト抵抗Rctが、Rct≦0.1×Rchの関係を満たし、
    キャリア移動度が40cm /Vs以上である薄膜トランジスタ。
  2. 前記ソース−ドレイン電極における前記酸化物半導体層との接続面が、Mo、Ti、Ta、W、Nb及びこれらの合金からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む組成である、請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  3. 前記酸化物半導体層がIn、Ga及びSnからなる群より選ばれる少なくとも1種から構成される酸化物からなる、請求項1又は2に記載の薄膜トランジスタ。
  4. 前記酸化物半導体層は、In、Ga、Sn、及びOから構成される酸化物からなり、各金属元素の原子数比は、
    0.30≦In/(In+Ga+Sn)≦0.50
    0.20≦Ga/(In+Ga+Sn)≦0.30
    0.25≦Sn/(In+Ga+Sn)≦0.45
    の関係を満たし、かつ、前記保護膜はSiNxを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ。
  5. 前記酸化物半導体層は、In、Ga、Sn、及びOから構成される酸化物からなり、InおよびGaの原子数比は、
    0.60≦In/(In+Ga)≦0.75
    の関係を満たし、かつ、前記保護膜はSiNxを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ。
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