JP6635984B2 - 空調補助装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的な冷・暖房装置(空調装置)と共に、あるいは単独にて設置されて使用される空調補助装置に関し、特に、地熱を利用して屋内の空気を冷却または加熱する空調補助装置に関する。
この種の空調補助装置は、例えば、下記特許文献1に示されている。この特許文献1に記載されている地中熱交換器は、地表面から地中に構築されるソイルセメント壁と、流入管と流出管の各上端部が前記ソイルセメント壁外に露出するようにして前記ソイルセメント壁に埋設される管組立体を備え、前記管組立体が、前記流入管に比して細くて前記流入管の下端部に上端部にて連通接続されて上下方向に延びる複数本の流入細管を有するとともに、前記流出管に比して細くて前記流出管の下端部に上端部にて連通接続されて上下方向に延びるとともに前記流入細管の流出側下端部に下端部にてそれぞれ連通接続される複数本の流出細管を有していて、前記流入管の上端部から前記流入管、前記各流入細管、前記各流出細管および前記流出管を通して前記流出管の上端部に媒体が流動可能としてあり、
前記流入管と前記流出管は、各上端部が前記ソイルセメント壁外に露出して地表面に露出するようにして前記ソイルセメント壁の上部に埋設され、
前記流入管の下端部と前記各流入細管の流入側上端部との連通接続部と、前記流出管の下端部と前記各流出細管の流出側上端部との連通接続部が、前記ソイルセメント壁の中間部に埋設され、
前記各流入細管と前記各流出細管が、前記ソイルセメント壁の中間部から下部において埋設されている。
特許第4602832号公報
上記した特許文献1に記載されている地中熱交換器においては、管組立体が埋設されているソイルセメント壁について、公知の掘削混練機を用いて掘削土とセメントミルクを混練することで、地表面から地中に構築されているとの記載があるのみで、その配合については記載されていない。
ところで、通常のソイルセメント壁は、掘削土1立方メートル当たりに対して、250kg〜300kgのセメントと、5kg〜10kgのベントナイトと、375kg〜450kgの水とを配合して得られるセメントミルクを混練することで構築されていて、当該ソイルセメント壁において、セメントミルクが硬化した状態では、ソイルセメント壁中に水が浸入(流通)し難い構成となっている。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、
掘削混練機を用いて掘削土とセメントミルクを混練することで地中に構築されるソイルセメント壁中に埋設されて内部を空気が流通可能な熱交換器ユニットと、同熱交換器ユニットの地上流入部に接続されて同熱交換器ユニットに空気を送り込む送風機ユニットと、前記熱交換器ユニットの地上流出部に接続されて前記熱交換器ユニットからの空気を所定の箇所に導く導風ユニットを備えていて、前記熱交換器ユニット内の空気を地熱にて冷却・加熱するように構成されている空調補助装置であって、
前記熱交換器ユニットは、前記ソイルセメント壁中に埋設される上下方向の寸法が10メートル未満であり、前記地上流入部を有して上下方向にて前記ソイルセメント壁中に埋設される上下方向の寸法が4〜5メートルの流入管と、この流入管に対して所定量離して並列的に配置され前記地上流出部を有して上下方向にて前記ソイルセメント壁中に埋設される上下方向の寸法が4〜5メートルの流出管を備えるとともに、前記流入管と前記流出管の両下端部に接続されていて上下方向にて前記ソイルセメント壁中に埋設される熱交換器本体を備えていて、
前記ソイルセメント壁が、掘削土1立方メートル当たりに対して、100kg〜150kg
のセメントと、0kg〜15kgのベントナイトと、150kg〜200kgの水とを配合して得られるセメントミルクを混練することで構築されているとともに、
前記熱交換器ユニットには、地上から高圧水を供給可能であり、前記高圧水によって前記熱交換器本体の周囲における未硬化の前記ソイルセメント壁中に水みちを形成可能な給水管が敷設されている空調補助装置
に特徴がある。
本発明による空調補助装置においては、前記ソイルセメント壁が、掘削土1立方メートル当たりに対して、100kg〜150kgのセメントと、0kg〜15kgのベントナイトと、150kg〜200kgの水とを配合して得られるセメントミルクを混練することで構築されているとともに、前記熱交換器ユニットには、地上から高圧水を供給可能であり、前記高圧水によって前記熱交換器本体の周囲における未硬化の前記ソイルセメント壁中に水みちを形成可能な給水管が敷設されている。
このため、本発明では、前記熱交換器ユニットを未硬化の前記ソイルセメント壁中に埋設した後であって、前記ソイルセメント壁が硬化を完了する前において、前記熱交換器ユニットに敷設されている給水管を通して前記熱交換器本体の周囲における未硬化の前記ソイルセメント壁中に高圧水を地上から供給することが可能である。これにより、前記熱交換器本体の周囲における未硬化の前記ソイルセメント壁中に水みちを形成することが可能であり、この水みちを通して前記熱交換器本体の周囲に地表から4〜5メートル以上10メートル未満下方にある地中の水を導くことが可能である。したがって、前記熱交換器本体での熱交換効率を高めることが可能である。
本発明による空調補助設備の設置状態を概略的に示す縦断側面図である。 図1に示した空調補助設備の設置状態を概略的に示す平面図である。 図1に示した空調補助設備における導風ユニットの正面図である。 図1に示した空調補助設備における第1の熱交換器ユニットの要部拡大側面図である。 図1に示した空調補助設備における第1の熱交換器ユニットの要部拡大正面図である。 図5に示した熱交換器ユニットの6−6線に沿った概略的な平面図である。 図6に示した熱交換器ユニットのA−A線に沿った切断端面図である。 図6に示した熱交換器ユニットのB−B線に沿った切断端面図である。 図6に示した熱交換器ユニットのC−C線に沿った断面図である。 図6に示した熱交換器ユニットのD矢視部分正面図である。 図6に示した熱交換器ユニットのE矢視部分正面図である。 図4に示した熱交換器ユニットの下部拡大側面図である。 図12に示した熱交換器ユニットのG矢視部分正面図である。
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は、本発明による空調補助装置を概略的に示している。図1〜図3に示した本発明による空調補助装置は、送風機ユニット10と、導風ユニット20と、4個(第1〜第4)の熱交換器ユニットU1〜U4を備えていて、各熱交換器ユニットU1〜U4内の空気を地熱にて冷却または加熱するように構成されている。
送風機ユニット10は、各熱交換器ユニットU1〜U4に空気を送り込むためのものであって、各熱交換器ユニットU1〜U4の地上流入部に接続されており、工場建屋200外に構築したピット201内に設置されている送風機本体11と、この送風機本体11の流入部に接続された空気吸入管12と、送風機本体11の流出部に接続された空気吐出管13を備えている。送風機本体11は、送風機(例えば、ストレートシロッコファン)であり、風量が1000〜1500m3/h程度の性能を備えている。空気吸入管12は、ピット201外に延びだしていて、延出端部に空気吸入口12aを備えている。空気吐出管13は、ピット201内に設置されていて、先端が塞がれており、下方に向けて開口する4個の空気吐出口13a1〜13a4を備えている。なお、各空気吐出口13a1〜13a4には、各熱交換器ユニットU1〜U4の地上流入部がそれぞれ接続されている。
導風ユニット20は、各熱交換器ユニットU1〜U4からの空気を工場建屋200内の所定の箇所に導くためのものであって、熱交換器ユニットU1〜U4の地上流出部にそれぞれ接続されており、ピット201内に設置されている空気導入管21と、この空気導入管21の流出側端部に接続された空気導出管22と、この空気導出管22に設けられた4個の空気導出ダクト23a〜23dを備えている。空気導入管21は、ピット201内にて前記空気吐出管13に対して並列的に設けられていて、流入側端部(図1および図2の左端部)が塞がれており、下方に向けて開口する4個の空気導入口21a1〜21a4を備えている。空気導出管22は、ピット201内から工場建屋200内にまで延びていて、工場建屋200内にて延びる部位には上方に向けて開口する4個の空気導出口22a1〜22a4が設けられている。各空気導出ダクト23a〜23dは、図3に示したように、工場建屋200内の床に所定の間隔で設けられていて、各空気導出口22a1〜22a4にそれぞれ接続されており、空気導出管22を通して導かれる空気を工場建屋200内に導入可能である。
各熱交換器ユニットU1〜U4は、内部を空気が流通可能であり、ピット201が構築される前において、ピット201より下方の地中に所定の間隔で構築される各ソイルセメント壁SW1〜SW4中に埋設されている。また、各熱交換器ユニットU1〜U4は、各ソイルセメント壁SW1〜SW4中に埋設される上下方向の寸法が10メートル未満であり、地上流入部を有して上下方向に延びる流入管31と、地上流出部を有して流入管31に対して所定量離して並列的に配置される流出管32を備えるとともに、流入管31と流出管32の両下端部に接続されていて上下方向にて各ソイルセメント壁SW1〜SW4中に埋設される熱交換器本体40を備えている。なお、流入管31と流出管32は、地上流入部と地上流出部を除いて地中のソイルセメント壁SW1中に埋設されていて、上下方向の寸法が4〜5メートルに設定されている。
各熱交換器本体40は、地中に埋設される前に、地上にて流入管31および流出管32と一体化されており、図4〜図13に示したように、分流器41と、集流器42と、一対の導通器43a、43bを備えるとともに、三対6本の流入側地熱熱交換パイプ44a〜44fと、三対6本の流出側地熱熱交換パイプ45a〜45fと、単一に貯水器46を備えている。なお、上記した分流器41、集流器42、導通器43a、43b、流入側地熱熱交換パイプ44a〜44f、流出側地熱熱交換パイプ45a〜45f、貯水器46等は全てステンレス鋼材によって形成されている。
分流器41は、流入管31の下端部と接続具を用いて接続されていて、下端に6個の流出ポート41a〜41fを有しており、流入管31を通して送り込まれる空気を分けて各流出ポート41a〜41fに導くことが可能である。集流器42は、流出管32の下端部と接続具を用いて接続されていて、下端に6個の流入ポート42a〜42fを有しており、各流入ポート42a〜42fを通して送り込まれる空気を集めて流出管32に導くことが可能である。
各導通器43a、43bは、分流器41と集流器42の下方に配設されていて、流出ポート41a〜41fと同数(三対6個)の流入側接続ポート43a1〜43a3、43b1〜43b3を上端に有するとともに、流入ポート42a〜42fと同数(三対6個)の流出側接続ポート43a4〜43a6、43b4〜43b6を上端に有しており、各流入側接続ポート43a1〜43a3、43b1〜43b3を通して供給される空気を各流出側接続ポート43a4〜43a6、43b4〜43b6に導くことが可能である。
各流入側地熱熱交換パイプ44a〜44fは、分流器41の各流出ポート41a〜41fに上端にてそれぞれ接続されるとともに、各導通器43a、43bの各流入側接続ポート43a1〜43a3、43b1〜43b3に下端にてそれぞれ接続されていて、分流器41から各導通器43a、43bの導入部に空気を導くことが可能である。
各流出側地熱熱交換パイプ45a〜45fは、集流器42の各流入ポート42a〜42fに上端にてそれぞれ接続されるとともに、各導通器43a、43bの各流出側接続ポート43a4〜43a6、43b4〜43b6に下端にてそれぞれ接続されていて、各導通器43a、43bの導出部から集流器42に空気を導くことが可能である。
貯水器46は、導通器43aの中間部下端に接続されていて、導通器43aに設けて通孔(図示省略)を通して導通器43aの下部に連通するとともに、連通管47を通して導通器43bの下部に連通しており、各導通器43a、43bの下部に貯まる水(例えば、結露水)を内部に貯水可能である。また、貯水器46の下端には、地表にまで延びる排水管48が接続されていて、各導通器43a、43bの下部に貯まる水は、ピット201に設置した真空ポンプ(図示省略)にて排水管48を通して排水可能である。なお、排水管48と、各流入側地熱熱交換パイプ44a〜44fおよび各流出側地熱熱交換パイプ45a〜45fの上下方向中間部は、図4及び図5に仮想線にて示した保持ベルト49によって、互いに間隔を保持されている。
ところで、この実施形態では、各熱交換器ユニットU1〜U4に、図5に熱交換器ユニットU1を一例として仮想線にて示したように、一対の給水管51,52が敷設されている。各給水管51,52は、熱交換器本体40の下部から地上にまで延びる長さを有していて、地上に設置される公知の高圧水供給装置(図示省略)から高圧水を1分間に15〜20リットル程度供給可能である。また、各給水管51,52は、流入管31と流出管32に沿って設けた鞘管53,54によって管軸周りに回転可能かつ軸方向(上下方向)に所定量(分流器41と集流器42に近接する位置まで)移動可能な状態で保護されていて、下端が閉じられており、下端部周壁には高圧水を図示左右方向に噴出させるための小孔(図示省略)が設けられている。これにより、各給水管51,52を通して、熱交換器本体40の周囲における未硬化のソイルセメント壁(例えば、SW1)中に高圧水を地上から供給可能である。なお、各鞘管53,54は、適宜箇所にて支持具(図示省略)を用いて、流入管31、流出管32に組付けられている。
また、この実施形態では、各ソイルセメント壁SW1〜SW4が、公知の掘削混練機を用いて、掘削土1立方メートル当たりに対して、100kg〜150kgのセメントと、0kg〜15kgのベントナイトと、150kg〜200kgの水とを配合して得られるセメントミルクを混練することで、地表面から地中に構築されている。
このため、この実施形態では、各熱交換器ユニットU1〜U4を各ソイルセメント壁SW1〜SW4に埋設した後であって、各ソイルセメント壁SW1〜SW4が硬化を完了する前において、各熱交換器本体40の周囲における未硬化のソイルセメント壁(SW1)中に高圧水を地上から供給可能であって、同高圧水によって各熱交換器本体40の周囲における未硬化のソイルセメント壁(SW1)中に水みちを形成することが可能である。
上記した実施形態においては、各ソイルセメント壁SW1〜SW4が、掘削土1立方メートル当たりに対して、100kg〜150kgのセメントと、0kg〜15kgのベントナイトと、150kg〜200kgの水とを配合して得られるセメントミルクを混練することで構築されているとともに、各熱交換器ユニットU1〜U4には、同熱交換器ユニットU1〜U4を埋設した後の各ソイルセメント壁SW1〜SW4が硬化を完了する前において、各熱交換器本体40の周囲における未硬化の各ソイルセメント壁SW1〜SW4中に高圧水を地上から供給可能であって、前記高圧水によって各熱交換器本体40の周囲における未硬化の各ソイルセメント壁SW1〜SW4中に水みちを形成可能な給水管51,52が敷設されている。
このため、この実施形態では、各熱交換器ユニットU1〜U4を各ソイルセメント壁SW1〜SW4中に埋設した後であって、各ソイルセメント壁SW1〜SW4が硬化を完了する前において、各熱交換器ユニットU1〜U4に敷設されている給水管51,52を通して各熱交換器本体40の周囲における未硬化の各ソイルセメント壁SW1〜SW4中に高圧水を地上から供給することが可能である。これにより、各熱交換器本体40の周囲における未硬化の各ソイルセメント壁SW1〜SW4中に水みちを形成することが可能であり、この水みちを通して各熱交換器本体40の周囲に地表から4〜5メートル以上10メートル未満下方にある地中の水(通常は、年間を通して17℃〜20℃程度に保持されている水)を導くことが可能である。したがって、各熱交換器本体40での熱交換効率を高めることが可能である。なお、上記した水みちの形成に際しては、各給水管51,52が1分間に10回程度回転されるとともに1メートル程度引き上げられる。
また、この実施形態では、分流器41と集流器42を連結する一対の連結板PaとPbにそれぞれ一対のU字溝Pa1,Pa2とPb1,Pb2が形成されていて、これらのU字溝Pa1,Pa2とPb1,Pb2には周知のH型鋼(図示省略)の下端部に装着した4本のボルト(図示省略)を上方から挿通可能である。このため、液状の各ソイルセメント壁SW1〜SW4中に各熱交換器ユニットU1〜U4を埋設する際に、4本のボルトを装着したH型鋼を用いて各熱交換器ユニットU1〜U4を液状の各ソイルセメント壁SW1〜SW4中に押し込むことが可能であって、埋設作業を効率よく行うことが可能である。上記した液状の各ソイルセメント壁SW1〜SW4中に各熱交換器ユニットU1〜U4を埋設する際には、埋設作業前に各熱交換器ユニットU1〜U4内に水を満たしておけば、埋設作業中において各熱交換器ユニットU1〜U4に生じる浮力を減ずることが可能である。なお、各熱交換器ユニットU1〜U4の埋設作業後には、4本のボルトを装着したH型鋼を上方に引き抜くとともに、各熱交換器ユニットU1〜U4内の水を各排水管48を通して排出して、各熱交換器ユニットU1〜U4を使用に供する。
上記した実施形態では、送風機ユニット10における空気吸入管12の空気吸入口12aがピット201外にて大気を吸入可能に配設されているが、本発明の実施に際して、空気吸入口12aの配置は適宜設定可能であり、工場建屋200内の適宜箇所に設定することも可能である。また、上記した実施形態においては、各空気導出ダクト23a〜23dを工場建屋200の床に設置したが、本発明の実施に際して、各空気導出ダクト23a〜23dの設置位置は適宜変更可能であり、工場建屋200の側壁や天井に設置して実施することも可能である。
また、上記実施形態では、本発明による空調補助装置が4個の熱交換器ユニットU1〜U4を備え、各熱交換器ユニットU1〜U4の熱交換器本体40が三対6本の流入側地熱熱交換パイプ44a〜44fと、三対6本の流出側地熱熱交換パイプ45a〜45fを備えているが、これら(熱交換器ユニット、流入側地熱熱交換パイプ、流出側地熱熱交換パイプ等)の個数は適宜変更が可能であり適宜設定が可能である。また、上記実施形態では、各熱交換器ユニットU1〜U4に一対の給水管51,52(高圧水によって熱交換器本体の周囲における未硬化のソイルセメント壁中に水みちを形成可能な給水管)を敷設して実施したが、同給水管の個数は適宜変更が可能であり適宜設定が可能である。
U1〜U4…熱交換器ユニット、10…送風機ユニット、20…導風ユニット、40…熱交換器本体、SW1〜SW4…ソイルセメント壁、51,52…給水管

Claims (1)

  1. 掘削混練機を用いて掘削土とセメントミルクを混練することで地中に構築されるソイルセメント壁に埋設されて内部を空気が流通可能な熱交換器ユニットと、同熱交換器ユニットの地上流入部に接続されて同熱交換器ユニットに空気を送り込む送風機ユニットと、前記熱交換器ユニットの地上流出部に接続されて前記熱交換器ユニットからの空気を所定の箇所に導く導風ユニットを備えていて、前記熱交換器ユニット内の空気を地熱にて冷却・加熱するように構成されている空調補助装置であって、
    前記熱交換器ユニットは、前記ソイルセメント壁中に埋設される上下方向の寸法が10メートル未満であり、前記地上流入部を有して上下方向にて前記ソイルセメント壁中に埋設される上下方向の寸法が4〜5メートルの流入管と、この流入管に対して所定量離して並列的に配置され前記地上流出部を有して上下方向にて前記ソイルセメント壁中に埋設される上下方向の寸法が4〜5メートルの流出管を備えるとともに、前記流入管と前記流出管の両下端部に接続されていて上下方向にて前記ソイルセメント壁中に埋設される熱交換器本体を備えていて、
    前記ソイルセメント壁が、掘削土1立方メートル当たりに対して、100kg〜150kgのセメントと、0kg〜15kgのベントナイトと、150kg〜200kgの水とを配合して得られるセメントミルクを混練することで構築されているとともに、
    前記熱交換器ユニットには、地上から高圧水を供給可能であり、前記高圧水によって前記熱交換器本体の周囲における未硬化の前記ソイルセメント壁中に水みちを形成可能な給水管が敷設されている空調補助装置。
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