JP6635490B1 - 多段培養容器の昇降式旋回装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全キャビネット内で多段培養容器を回転させて培養液の注入を容易にすると共に、培養液が注入された多段培養容器を安全キャビネットから出し入れする際に作業者の負担を軽減することを目的とする。【解決手段】安全キャビネット内で多段培養容器を縦方向及び横方向に回動させて注入された培養液を各培養容器に均等に分配するための昇降式旋回装置であって、前記多段培養容器を収容するバスケットと、前記バスケットを縦回転機構により縦方向に回動可能に支持する支持枠と、前記支持枠ごと前記バスケットを横方向に回動可能な横回転機構と、前記横回転機構ごと前記バスケットを上下方向にスライド移動させる昇降機構と、を有する、ことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、多段培養容器に培地を均一に注入するための昇降式旋回装置に関する。
細菌やウイルスなどの微生物を扱う研究や実験では、有害な微生物(病原体)の漏洩や感染などを封じ込めるために、エアフィルタを設けた安全キャビネット等の設備が用いられる。安全キャビネットでは、例えば、微生物や細胞などを培養するために、シャーレやフラスコ等の培養容器に培地を作る。そして、培養容器をインキュベータ(恒温器)などに移して保管し培養する。
なお、複数の培養容器を重ねた多段培養容器を使用すると、一度に大量の培地を作ることができる。多段培養容器は、所定の手順で全体を回転させることで、各培養容器に培地が均一に注入される。特許文献1及び2に記載されているように、多数の培養室に一括して培養液を均一に注入して運搬する考案も開示されている。
実用新案登録第3168263号公報 実用新案登録第3184317号公報
しかしながら、培養液を各培養容器に注入するために安全キャビネット内で多段培養容器を作業者の手で回転させるには空間的に狭すぎる。また、多段培養容器は、段数が多くなるとかなり重くなり、作業者が持ち上げて安全キャビネットから出し入れするには、作業者にとって身体的な負担が大きい。
安全キャビネットの内部には、殺菌・消毒のために紫外線の照射や過酸化水素水溶液の噴霧などが定期的に行われており、オイルミストの発生や電気機器による温度上昇も懸念されている。安全キャビネットの内部床面にも荷重制限があり、多段培養容器を自動的に回動させる装置の製作も困難な状況である。
そこで、本発明は、安全キャビネット内で多段培養容器を回転させて培養液の注入を容易にすると共に、培養液が注入された多段培養容器を安全キャビネットから出し入れする際に作業者の負担を軽減することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、安全キャビネット内で多段培養容器を縦方向及び横方向に回動させて注入された培養液を各培養容器に均等に分配するための昇降式旋回装置であって、前記多段培養容器を収容するバスケットと、前記バスケットを縦回転機構により縦方向に回動可能に支持する支持枠と、前記支持枠ごと前記バスケットを横方向に回動可能な横回転機構と、前記横回転機構ごと前記バスケットを上下方向にスライド移動させる昇降機構と、を有し、前記昇降機構は、前記多段培養容器を水平状態で前記バスケットに着脱するときに前記バスケットの底板の高さが前記安全キャビネットの開口部下端と合うように下降させ、かつ前記培養液を注入又は抽出するときに前記多段培養容器の回動が確保されるように前記バスケットを上昇させる、ことを特徴とする。
また、前記昇降式旋回装置において、前記昇降機構は、コンストンバネ及び動滑車を組み合わせて前記バスケットの自重のバランスを取り、ラッチで前記バスケットを任意の高さで支持する、ことを特徴とする。
また、前記昇降式旋回装置において、前記バスケットは、収容した前記多段培養容器を押さえるための押さえ枠を有し、前記押さえ枠は、前記縦回転機構のロックを解除したときに前記バスケットを縦方向に回動させるためのハンドルを有する、ことを特徴とする。
また、前記昇降式旋回装置において、前記支持枠は、前記横回転機構のロックを解除したときに前記バスケットを横方向に回転させ、又は前記バスケットを揺動させるためのハンドルを有する、ことを特徴とする。
また、前記昇降式旋回装置において、前記横回転機構は、前記縦回転機構で垂直状態にした前記多段培養容器を、各培養容器の連通孔に前記培養液が届かない角度へ回動させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、作業者が安全キャビネット内で多段培養容器を回転させて各培養容器に培養液を注入するのが容易となり、さらに培養液が注入された多段培養容器を安全キャビネットから出し入れする際の負担が軽減される。
安全キャビネット内の空間や開口部のサイズは限られていても、安全キャビネットの開口部を通すことができれば、そのまま昇降式旋回装置に多段培養容器を着脱することができる。さらに、多段培養容器を支持する高さを変動可能とすることで、培養液の注入又は抽出のために多段培養容器を回動させることもできる。
また、多段培養容器を作業者の手動で回動させることにより、電気の使用が抑制される環境でも使用することができる。さらに、自動化装置などを導入せず、枠体なども軽量化することにより、荷重負担を掛けずに安全キャビネット内に設置することができる。
本発明である多段培養容器の昇降式旋回装置を収容する安全キャビネットの内部を示す概観図である。 本発明である多段培養容器の昇降式旋回装置の斜視図である。 本発明である多段培養容器の昇降式旋回装置の正面図である。 本発明である多段培養容器の昇降式旋回装置の平面図である。 本発明である多段培養容器の昇降式旋回装置の側面図である。 本発明である多段培養容器の昇降式旋回装置の支持枠を取り外した状態を示す斜視図である。 本発明である多段培養容器の昇降式旋回装置に収容する多段培養容器を示す斜視図である。 本発明である多段培養容器の昇降式旋回装置の注入動作(セット)の手順を示す図である。 本発明である多段培養容器の昇降式旋回装置の注入動作(供給)の手順を示す図である。 本発明である多段培養容器の昇降式旋回装置の注入動作(分配)の手順を示す図である。 本発明である多段培養容器の昇降式旋回装置の注入動作(取出し)の手順を示す図である。 本発明である多段培養容器の昇降式旋回装置の抽出動作の手順を示す図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
まず、本発明である多段培養容器の昇降式旋回装置の構造について説明する。図1は、多段培養容器および昇降式旋回装置を収容する安全キャビネットの内部を示す概観図である。図2は、昇降式旋回装置の斜視図である。図3は、昇降式旋回装置の正面図である。図4は、昇降式旋回装置の平面図である。図5は、昇降式旋回装置の側面図である。図6は、昇降式旋回装置の支持枠を取り外した状態を示す斜視図である。図7は、昇降式旋回装置に収容する多段培養容器を示す斜視図である。
図1に示すように、安全キャビネット100は、バイオハザードを封じ込めるための実験設備であって、有害微生物などを扱う際に排気を滅菌するドラフトチャンバーである。細胞や微生物を培養する際に、多段培養容器300へ培養液の注入、又は多段培養容器300から培養液の抽出を、安全キャビネット100内で行う。
安全キャビネット100内に形成された作業室110には、予め昇降式旋回装置200を設置しておく。昇降式旋回装置200に多段培養容器300をセットするときは、安全キャビネット100の外部から作業室110に通じる開口部130を塞ぐシャッター120を開いて、開口部130から多段培養容器300を水平に入れる。
多段培養容器300に培養液を注入したら、水平状態にした多段培養容器300を安全キャビネット100から取り出してインキュベータに移す。インキュベータで培養した後、安全キャビネット100に水平状態の多段培養容器300を入れてから、多段培養容器300の培養液を抽出する。
多段培養容器300は、複数(例えば、10段)の培養容器を重ねたもので、注入した培養液を各培養容器に均等に分配することで、一度に多くの培地が生成される。多段培養容器300は、安全キャビネット100の開口部130を通過可能な高さ(例えば、200〜220mm)以下であれば良い。
多段培養容器300を安全キャビネット100の開口部130下端を擦るように水平に出し入れするときに、作業者が多段培養容器300を安全キャビネット100内で持ち上げ又は下げることなく、多段培養容器300が昇降式旋回装置200に着脱されることが好ましい。
図2〜5に示すように、昇降式旋回装置200は、安全キャビネット100内で多段培養容器300を縦方向及び横方向に回動させて、多段培養容器300に注入された培養液を各培養容器に均等に分配するための装置である。なお、クリーンルーム等で使用する場合は、鏡面仕上げステンレス製にすると良い。
昇降式旋回装置200は、多段培養容器300を収容するバスケット250、バスケット250を縦回転機構240aにより縦方向に回動可能に支持する支持枠240、支持枠240ごとバスケット250を横方向に回動可能な横回転機構230、横回転機構230ごとバスケット250を上下方向にスライド移動させる昇降機構220、及びそれらを搭載するための架台210等を有する。
架台210は、内部に多段培養容器300を収容するための前面側及び上面側が空いた箱状の枠体であり、後面側に垂直に立てた支柱210a、左側面側及び右側面側に設けた側枠210b、側枠210bの下端に沿って及び左側枠210bから右側枠210bを渡すように下面側に配した底枠210c、底枠210cの四隅に設けられ各々の高さを調節するためのアジャスタ210d、底枠210cに取り付けた運搬用の取っ手210e等を備える。なお、支柱210aの下端と底枠210を繋げ、支柱210から左右に枠を延ばして側枠210に繋げても良い。
昇降機構220は、側枠210bに設けられ、昇降枠220aを上昇又は下降させる。昇降枠220aは、支柱210の内壁に接するように後面側を左端から右端まで配し、さらに側枠210bの内壁に沿って後端から前端まで連設したコ字状の枠体である。図6に示すように、昇降機構220は、側枠210bの外壁側においてコンストンバネ及び動滑車を組み合わせた省力化した構成でバスケット250の自重のバランスを取りながら昇降可能、かつラッチ220bによりバスケット250を任意の高さで支持可能に、昇降枠220aに連結される。
横回転機構230は、支柱210の内壁に接するように後面側の昇降枠220aに設けられる。図6に示すように、横回転機構230には、前方に突出した回転軸230aを中心に横回転可能、かつ昇降枠220aの前端に設けたストッパー230bで回転をロック可能に、支持枠240が連結される。
支持枠240は、バスケット250の左側から後側を経て右側まで、バスケット250をアームで挟持するように設けたコ字状の枠体である。左側又は右側のアームには縦回転機構240aが設けられ、回転軸240bを中心に縦回転可能、かつ支持枠240の前端に設けたストッパー240cで回転をロック可能に、バスケット250が取り付けられる。また、左側及び右側のアームには、それぞれ作業者が把持可能なハンドル240dが設けられる。
バスケット250は、後面側の背板250a、左側面側及び右側面側の側板250b、及び下面側の底板250cからなる箱状の容器であり、空いた前面側及び上面側から多段培養容器300を収容する。背板250の上端に蝶番260bにより回動可能に連設されたL字状の押さえ枠260により、多段培養容器300の前面側及び上面側を覆い、底板250cに対して留金260で固定する。また、押さえ枠260には、作業者が把持可能なハンドル260cが設けられる。
図7に示すように、多段培養容器300は、水平に置いたとき上面の右端又は左端にポート320を有する。ポート320は、培養液や空気の出入口であり、蓋で塞がれる。ポート320の位置においては、最上段の培養容器310から最下段の培養容器310まで繋がる連通孔310aが形成される。培養容器310は、それぞれ仕切られた容器であるが、連通孔310aから各培養容器310に通じるスリット310bが空いており、培養液がスリット310bを介して流入又は流出する。なお、ポート320のうち、前側を液体用、後側を気体用と、用途を分けても良い。
スリット310bは、培養容器310の上部に空けられる。図7(b)に示すように、多段培養容器300を垂直に立てたときは、培養液がスリット310bを通過するが、図7(a)に示すように、多段培養容器300を水平に置いたときは、スリット310bの高さまでは培養液が通過しなくなる。
次に、本発明である多段培養容器の昇降式旋回装置の動作について説明する。図8は、昇降式旋回装置の注入動作(セット)の手順を示す図である。図9は、昇降式旋回装置の注入動作(供給)の手順を示す図である。図10は、昇降式旋回装置の注入動作(分配)の手順を示す図である。図11は、昇降式旋回装置の注入動作(取出し)の手順を示す図である。
まず、図8(a)に示すように、昇降式旋回装置200のバスケット250の底板250cと、安全キャビネット100の開口部130の下端とが、一直線上の高さに合うように、昇降機構220でバスケット250を下降させる。バスケット250の押さえ枠260を回動させて開き、多段培養容器300をバスケット250の中に載置する。押さえ枠260を閉じて留金260aで開かないように固定する。
なお、多段培養容器300は、水平にした状態で前側から後側へスライドさせるようにバスケット250に収容すれば良い。また、多段培養容器300のポート320は、右側にした状態で載置し、前側のポート320において培養液の注入及び抽出を行うものとする。
図8(b)に示すように、ラッチ220bを摘まんで昇降機構220のロックを解除し、そのまま支持枠240を可動させ、多段培養容器300が載置されたバスケット250を任意の高さへ上昇させる。バスケット250を回動させるのに必要な高さを確保したら、ラッチ220bを放して昇降機構220をロックし、支持枠240の位置を固定する。
図9(a)に示すように、ストッパー240cを手前に倒して縦回転機構240aのロックを解除し、押さえ枠260のハンドル260cを掴んでバスケット250を手前側に90°回動させる。多段培養容器300が水平状態から垂直状態になったら、ストッパー240cを元に戻して縦回転機構240aをロックする。
図9(b)に示すように、多段培養容器300の下側(前側)のポート320から培養液330を注入する。なお、ポート320にチュービングラインを接続して培養液330を注入しても良い。培養液330は、連通孔310aからスリット310bを介して、各培養容器310に同じ高さで流入する。
図10(a)に示すように、ストッパー230bを横に倒して横回転機構230のロックを解除し、支持枠240のハンドル240dを掴んでバスケット250を反時計回りに約20°回動させる。多段培養容器300の左下側を下げて、培養液330が連通孔310aよりも下の位置に来るようにする。
各培養容器310の連通孔310aに培養液330が届かない角度へ回動させることで、培養液330が各培養容器310で仕切られて均等に分配される。ストッパー230bを元に戻して横回転機構230をロックし、ポート320からチュービングラインも外しておく。
図10(b)に示すように、ストッパー240cを手前に倒して縦回転機構240aのロックを解除し、押さえ枠260のハンドル260cを掴んでバスケット250を奥側に90°回動させる。培養液330は、各培養容器310の奥側(左下側)に溜まる。ストッパー240cを元に戻して縦回転機構240aをロックする。
図11(a)に示すように、ストッパー230bを横に倒して横回転機構230のロックを解除し、支持枠240のハンドル240dを掴んでバスケット250を時計回りに約20°回動させる。多段培養容器300が水平状態になったら、ストッパー230bを元に戻して横回転機構230をロックする。各培養容器310に分配された培養液330は並行化され同じ深さとなるが、スリット310bの位置よりも低ければ各培養容器310から漏れることはない。
なお、各培養容器310内の培養液330の分布にムラがある場合には、それを均すために、支持枠240のハンドル240d等を利用して、バスケット250を揺動させても良い。
図11(b)に示すように、ラッチ220bを摘まんで昇降機構220のロックを解除し、そのまま支持枠240を下降させる。バスケット250の底板250cと、安全キャビネット100の開口部130の下端の高さが合ったら、ラッチ220bを放して昇降機構220をロックする。バスケット250の押さえ枠260を回動させて開き、培養液330の入った多段培養容器300を、水平状態を維持したままバスケット250から取り出す。
図12は、昇降式旋回装置の抽出動作の手順を示す図である。インキュベータで培養された培養液330を多段培養容器300から、ビーカー340などの容器に抽出する。
図12(a)に示すように、多段培養容器300を昇降式旋回装置200へ水平状態でセットし、バスケット250を上昇させてから、手前側に90°回動させ、時計回りに約20°回動させる。培養液330は、各培養容器310の出入口側(右下側)に移動し、スリット310bから連通孔310aに流出する。
図12(b)に示すように、ポート320を開けて培養液330を排出し、ビーカー340等の容器に移し替えれば良い。なお、多段培養容器300を約20°傾斜させることで、培養液330の泡の発生が抑制される。
本発明によれば、作業者が安全キャビネット内で多段培養容器を回転させて各培養容器に培養液を注入するのが容易となり、さらに培養液が注入された多段培養容器を安全キャビネットから出し入れする際の負担が軽減される。
安全キャビネット内の空間や開口部のサイズは限られていても、安全キャビネットの開口部を通すことができれば、そのまま昇降式旋回装置に多段培養容器を着脱することができる。さらに、多段培養容器を支持する高さを変動可能とすることで、培養液の注入又は抽出のために多段培養容器を回動させることもできる。
また、多段培養容器を作業者の手動で回動させることにより、電気の使用が抑制される環境でも使用することができる。さらに、自動化装置などを導入せず、枠体なども軽量化することにより、荷重負担を掛けずに安全キャビネット内に設置することができる。
以上、本発明の実施例を述べたが、これらに限定されるものではない。例えば、手動操作にすることで電気を使用しないで済むが、作業環境によっては、バスケットの縦方向及び横方向の回動を自動化させて、各培養容器への培養液の分配、及び各培養容器から培養液の収集を一気に行うようにしても良い。
100:安全キャビネット
110:作業室
120:シャッター
130:開口部
200:昇降式旋回装置
210:架台
210a:支柱
210b:側枠
210c:底枠
210d:アジャスタ
210e:取っ手
220:昇降機構
220a:昇降枠
220b:ラッチ
230:横回転機構
230a:回転軸
230b:ストッパー
240:支持枠
240a:縦回転機構
240b:回転軸
240c:ストッパー
240d:ハンドル
250:バスケット
250a:背板
250b:側板
250c:底板
260:押さえ枠
260a:留金
260b:蝶番
260c:ハンドル
300:多段培養容器
310:培養容器
310a:連通孔
310b:スリット
320:ポート
330:培養液
340:ビーカー

Claims (5)

  1. 安全キャビネット内で多段培養容器を縦方向及び横方向に回動させて注入された培養液を各培養容器に均等に分配するための昇降式旋回装置であって、
    前記多段培養容器を収容するバスケットと、
    前記バスケットを縦回転機構により縦方向に回動可能に支持する支持枠と、
    前記支持枠ごと前記バスケットを横方向に回動可能な横回転機構と、
    前記横回転機構ごと前記バスケットを上下方向にスライド移動させる昇降機構と、を有し、
    前記昇降機構は、前記多段培養容器を水平状態で前記バスケットに着脱するときに前記バスケットの底板の高さが前記安全キャビネットの開口部下端と合うように下降させ、かつ前記培養液を注入又は抽出するときに前記多段培養容器の回動が確保されるように前記バスケットを上昇させる、
    ことを特徴とする多段培養容器の昇降式旋回装置。
  2. 前記昇降機構は、コンストンバネ及び動滑車を組み合わせて前記バスケットの自重のバランスを取り、ラッチで前記バスケットを任意の高さで支持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の多段培養容器の昇降式旋回装置。
  3. 前記バスケットは、収容した前記多段培養容器を押さえるための押さえ枠を有し、
    前記押さえ枠は、前記縦回転機構のロックを解除したときに前記バスケットを縦方向に回動させるためのハンドルを有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の多段培養容器の昇降式旋回装置。
  4. 前記支持枠は、前記横回転機構のロックを解除したときに前記バスケットを横方向に回転させ、又は前記バスケットを揺動させるためのハンドルを有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載の多段培養容器の昇降式旋回装置。
  5. 前記横回転機構は、前記縦回転機構で垂直状態にした前記多段培養容器を、各培養容器の連通孔に前記培養液が届かない角度へ回動させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一に記載の多段培養容器の昇降式旋回装置。
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