JP6634809B2 - 情報処理装置、画像形成システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、画像形成システム、プログラムに関する。
画像データに対し、電子的な情報を、人間の目には認識しにくい形式で埋め込む電子透かし技術が知られている。この場合、電子透かしを読み取り、復号することで電子透かしに埋め込まれた情報を取得することができる。そしてこのような電子透かしを印刷可能にするとともに、読み取りの際の解像度が電子透かしを埋め込む際の解像度と異なる場合や印刷物を縮小/拡大した場合でも情報を取得可能にするために、電子透かしとして埋め込むパターンをマトリックス状に並べて取得率を高める方式が知られている。
特許文献1には、2次元コードは潜像文字列と同様属性の文書および潜像文字列領域内から、2次元コードが配置できる領域を探索し、2次元コードとカモフラージュパターンの周期性を調整し配置する地紋制御装置が開示されている。
また特許文献2には、複写機にて多目的地紋によって複写された書類なのか原稿なのかを判断できるように、文字浮き上げ機能、複写禁止機能及び書類の追跡機能を融合することができる、複写禁止の情報を埋め込む方法が開示されている。
特開2006−345383号公報 特開2013−243633号公報
しかしながら電子透かしとして埋め込むパターンをマトリックス状に並べて配置した場合、画像を構成する描写物によっては、描写物と電子透かしのパターンとが重なるときがある。この場合、重なった部分の情報が欠落するため復号エラーが多く生じ、その結果、電子透かしに埋め込まれた情報が取得できなくなる場合がある。
本発明は、描写物に応じて電子透かしとして埋め込むパターンの変更を行い、電子透かしに埋め込まれた情報を取得しやすくすることができる情報処理装置等を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ユーザが作成した第1の画像を表すデータを取得する画像取得部と、前記第1の画像を構成する描写物の中から予め定められたものを抽出する抽出部と、予め定められた情報を点状画像に変換したものを、電子透かしとして前記第1の画像に重畳した第2の画像を作成する重畳部と、を備え、前記重畳部は、前記抽出部により抽出された前記描写物に応じ、前記第2の画像上において当該描写物に対して手書きで記入を行うと予想される予想記入位置を外した位置になるように、前記点状画像を構成する点の位置を変更して重畳することを特徴とする情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記重畳部は、前記点状画像を構成する点の開始位置および間隔を変更することで位置を変更することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置である。
請求項に記載の発明は、前記抽出部は、横罫線、縦罫線、四角形および円形の中から少なくとも1種類の描写物を抽出することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置である。
請求項に記載の発明は、前記点状画像は、矩形領域中において当該点状画像を構成する点を予め定められた格子の交点上に描画するとともに、同様の情報を有する矩形領域を別々の場所に複数個分散配置したものであることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の情報処理装置である。
請求項に記載の発明は、ユーザが第1の画像を作成する画像作成手段と、前記第1の画像に予め定められた情報を点状画像に変換したものを重畳した第2の画像を作成する情報処理手段と、前記第2の画像を記録材に形成する画像形成手段と、を備え、前記情報処理手段は、前記第1の画像を表すデータを取得する画像取得部と、前記第1の画像を構成する描写物の中から予め定められたものを抽出する抽出部と、予め定められた情報を点状画像に変換したものを、電子透かしとして前記第1の画像に重畳した第2の画像を作成する重畳部と、を備え、前記重畳部は、前記抽出部により抽出された前記描写物に応じ、前記第2の画像上において当該描写物に対して手書きで記入を行うと予想される予想記入位置を外した位置になるように、前記点状画像を構成する点の位置を変更して重畳することを特徴とする画像形成システムである。
請求項に記載の発明は、コンピュータに、ユーザが作成した第1の画像を表すデータを取得する画像取得機能と、前記第1の画像を構成する描写物の中から予め定められたものを抽出する抽出機能と、予め定められた情報を点状画像に変換したものを、電子透かしとして前記第1の画像に重畳した第2の画像を作成する重畳機能と、を実現させ、前記重畳機能は、前記抽出機能により抽出された前記描写物に応じ、前記第2の画像上において当該描写物に対して手書きで記入を行うと予想される予想記入位置を外した位置になるように、前記点状画像を構成する点の位置を変更して重畳することを特徴とするプログラムである。
請求項1の発明によれば、描写物に応じて電子透かしとして埋め込むパターンの変更を行い、電子透かしに埋め込まれた情報を取得しやすくする情報処理装置を提供することができる。また、印刷後に手書きで文字が記入されても点状画像を構成する点と重なりにくくなる。
請求項2の発明によれば、印刷後に手書きで文字が記入されても点状画像を構成する点と重なりにくくなる処理がより容易になる。
請求項の発明によれば、印刷後に手書きで文字が記入されたときに点状画像を構成する点と重なりにくくなる位置を予測することができる。
請求項の発明によれば、印刷後の手書きに対する耐性が向上する。
請求項の発明によれば、描写物に応じて電子透かしとして埋め込むパターンの変更を行い、電子透かしに埋め込まれた情報を取得しやすくする画像形成システムを提供することができる。また、印刷後に手書きで文字が記入されても点状画像を構成する点と重なりにくくなる。
請求項の発明によれば、描写物に応じて電子透かしとして埋め込むパターンの変更を行い、電子透かしに埋め込まれた情報を取得しやすくする機能をコンピュータにより実現できる。また、印刷後に手書きで文字が記入されても点状画像を構成する点と重なりにくくなる。
本実施の形態が適用される学習業務支援システムの全体構成例を示したものである。 端末装置のハードウェア構成例を示した図である。 画像形成装置のハードウェア構成例を示した図である。 学習業務支援システムの概略動作について説明したフローチャートである。 (a)は、ステップ101で選択した帳票の一例を示している。(b)は、ステップ102で編集を行った後の帳票の一例を示した図である。 授業支援ボックスで作成されるリストについて示した図である。 (a)は、MISTCODEの画像の一部を拡大した図である。(b)は、1つのブロック内に描画されるドットの例を示している。 授業支援ボックス20の機能構成例について示したブロック図である。 (a)は、描写物が横罫線であったときのドットの位置を変更する方法について説明した図である。(b)は、横罫線とドットとの位置関係を示した図である。 横罫線が1本である場合のドットの位置を変更する方法について説明した図である。 描写物が縦罫線であったときのドットの位置を変更する方法について説明した図である。 描写物が四角形であったときのドットの位置を変更する方法について説明した図である。 描写物が円形であったときのドットの位置を変更する方法について説明した図である。 描写物が斜線であったときのドットの位置を変更する方法について説明した図である。 (a)〜(c)は、複数の描写物が混在しているときのドットの位置を変更する方法について説明した図である。 描写物が太線であったときのドットの位置を変更する方法について説明した図である。 授業支援ボックスの動作について説明したフローチャートである。
<学習業務支援システムの全体構成の説明>
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される学習業務支援システムの全体構成例を示したものである。
学習業務支援システム1は、画像形成システムの一例であり、例えば、大学教育における教員業務の負担軽減および学生の学習に対するモチべ−ションの向上を目指して導入される。
図示する学習業務支援システム1は、端末装置10と、授業支援ボックス20と、画像形成装置30とがネットワーク90に接続されることにより構成されている。
端末装置10は、詳しくは後述するが画像作成手段の一例であり、ユーザが第1の画像を作成する。そして端末装置10は、授業支援ボックス20に対し点状画像の重畳を要求する。また端末装置10は、画像形成装置30で印刷を行うためのプリントジョブを生成するコンピュータ装置である。そして端末装置10は、ネットワーク90を介して、画像形成装置30で印刷を行う。ここで、端末装置10としては、PC(Personal Computer)、携帯端末、携帯電話等を用いるとよい。
授業支援ボックス20は、詳しくは後述するが画像処理手段を有する情報処理装置(情報処理手段)の一例であり、端末装置10で作成した第1の画像に予め定められた情報を点状画像に変換したものを重畳した第2の画像を作成する。
画像形成装置30は、画像形成手段の一例であり、授業支援ボックス20で作成した第2の画像を記録材(記録媒体、用紙)に形成し、印刷媒体として出力する装置である。本実施の形態では、画像形成装置30は、プリンタ機能およびスキャナ機能を備えた装置である。ただしこれに加えて、ファクシミリ機能等の他の画像処理機能を備えた装置を用いてもよい。
ネットワーク90は、端末装置10と授業支援ボックス20と画像形成装置30との間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、LAN(Local Area Network)である。
次に、端末装置10のハードウェア構成について説明する。
図2は、端末装置10のハードウェア構成例を示した図である。
図示するように、端末装置10は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)11と、記憶手段であるメインメモリ12及びHDD(Hard Disk Drive)13とを備える。ここで、CPU11は、OS(Operating System、基本ソフトウェア)やアプリケーションプログラム(応用ソフトウェア)等の各種ソフトウェアを実行する。また、メインメモリ12は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、HDD13は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
更に、端末装置10は、外部との通信を行うための通信インタフェース(以下、「通信I/F」と表記する)14と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構15と、キーボードやマウス等の入力デバイス16とを備える。
なお図2は、授業支援ボックス20のハードウェア構成例を示した図として捉えることもできる。
図3は、画像形成装置30のハードウェア構成例を示した図である。
図示するように、画像形成装置30は、CPU31と、RAM(Random Access Memory)32と、ROM(Read Only Memory)33と、HDD34と、操作パネル35と、画像読取部36と、画像形成部37と、通信インタフェース(以下、「通信I/F」と表記する)38とを備える。
CPU31は、ROM33等に記憶された各種プログラムをRAM32にロードして実行することにより、後述する各機能を実現する。
RAM32は、CPU31の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM33は、CPU31が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
HDD34は、画像読取部36が読み取った画像データや画像形成部37における画像形成にて用いる画像データ等を記憶する例えば磁気ディスク装置である。
操作パネル35は、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行う例えばタッチパネルである。
画像読取部36は、紙等の記録材に記録された画像を読み取る。ここで、画像読取部36は、例えばスキャナであり、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のものを用いるとよい。
画像形成部37は、記録材に画像を形成する。ここで、画像形成部37は、例えばプリンタであり、感光体に付着させたトナーを記録材に転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録材上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いるとよい。本実施の形態では、印刷データに基づき印刷を行なう印刷機構の一例として、画像形成部37を設けている。
通信I/F38は、ネットワーク(不図示)を介して他の装置との間で各種情報の送受信を行う。
次に学習業務支援システム1の動作について説明する。
図4は、学習業務支援システム1の概略動作について説明したフローチャートである。
まず教員が端末装置10を操作し、帳票の選択を行う(ステップ101)。この帳票のデータは、使用目的により複数種用意され、端末装置10に蓄積されている。教員は、ファイル名等から使用目的に合致する帳票を選択する。
次に教員は、帳票の編集を行う(ステップ102)。ダウンロードした帳票のデータは、Microsoft Corporation(マイクロソフト社)が提供するOffice Word形式等の汎用性が高いファイル形式となっている。そのため教員は、端末装置10に既にインストールされている文書作成ソフトウェア等を使用して容易に編集を行うことができる。
図5(a)は、ステップ101で選択した帳票の一例を示している。
図示する帳票C0は、レポート用紙であり、上部に配されるヘッダ部Hとヘッダ部Hの下部に配される余白部Yとからなる。ヘッダ部Hは、図示するように「採点結果」、「学籍番号」、「氏名」、「日時」、「科目」、「所属」、「担当教員」等の欄が予め定められた位置に設けられている。このヘッダ部Hについては、教員は、編集を行うことはできない。
一方、余白部Yの部分は、教員が編集を行うことが可能となっており、教員は、この帳票C0の使用用途に応じて編集を行う。
図5(b)は、ステップ102で編集を行った後の帳票の一例を示した図である。
図示する帳票C1は、余白部Yの部分に横罫線K1を新たに追加した例を示している。この帳票C1は、ユーザである教員が作成した第1の画像の一例であると把握することができる。
図4に戻り、次に教員は、編集後の帳票C1のデータを授業支援ボックス20にアップロードする(ステップ103)。
授業支援ボックス20では、第1の画像(帳票C1の画像)に予め定められた情報を点状画像に変換したものを重畳した第2の画像を作成する。この点状画像は、いわゆるMISTCODE(Micro-dot Iterated and Superimposed Tag CODE/ミストコード)(登録商標)の画像である。つまり第2の画像は、第1の画像(帳票C1の画像)にMISTCODEの画像が付加された画像となる。なお以下、MISTCODEの画像が付加された帳票C1の画像を帳票C2の画像と言うことがある。よってここでは、帳票C1の画像にMISTCODEの画像を付加し帳票C2の画像を作成する(ステップ104)。
MISTCODEについては、後で詳述する。また予め定められた情報としては、例えば、帳票C2を特定するための情報を含む。具体的には、帳票C2の識別IDなどである。ただしこれに限られるものではなく、例えば、大学名、教科名などの他の情報を含んでいてもよい。
教員は、MISTCODEが付加された帳票C2のデータを授業支援ボックス20からダウンロードする(ステップ105)。そして帳票C2を画像形成装置30を使用して学生の人数分印刷する(ステップ106)。
教員は、例えば、講義において印刷した帳票C2を学生に配布し、課題を出題する(ステップ107)。学生は、帳票C2のヘッダ部Hの箇所に「学籍番号」や「氏名」等の必要事項を手書きで記入するとともに、教員から出題された課題に対する解答を余白部Yに記入して教員に提出する(ステップ108)。
教員は、受け取った帳票C2に記入された解答を採点し、「採点結果」の欄に点数を手書きで記入する(ステップ109)。
画像形成装置30の画像読取部36を使用して帳票C2をスキャンして画像を読み取らせる(ステップ110)。なおこのとき教員は、画像形成装置30の操作パネル35を操作し、読み取った画像のデータを授業支援ボックス20に転送する設定としておく。
授業支援ボックス20では、転送された画像のデータからMISTCODEを検出し、復号を行う(ステップ111)。MISTCODEには、上述したように帳票C2の識別IDが含まれる。よってこれから例えば、帳票C2がA4サイズのレポート用紙であることがわかる。そして授業支援ボックス20では、帳票C2のサイズと種類により予め定められた採点結果および学籍番号の記入位置を求め、この位置における手書き文字を認識して電子化する(ステップ112)。この電子化されたデータは、学生番号および得点のデータとなる。また授業支援ボックス20は、氏名の記入位置も求め、後述するリストを作成するために必要な「学籍番号」、「氏名」、「得点」のそれぞれのイメージ画像を抽出する(ステップ113)。
授業支援ボックス20は、さらに電子化した学籍番号と得点のデータをリスト化する(ステップ114)。このリストは、例えば、Microsoft Corporation(マイクロソフト社)が提供するOffice Excel形式等のファイル形式で作成される。
教員は、このリストのデータを授業支援ボックス20からダウンロードする(ステップ115)。教員は、このリストを利用し、学生の評価を行う。
また学生は、ステップ110でスキャンした画像のデータを授業支援ボックス20からダウンロードする(ステップ116)。このときそれぞれの学生は、自分の提出した分の画像のデータしかダウンロードできない。学生は、これにより採点結果を確認する。なおスキャンした画像は、授業支援ボックス20に保存する必要はなく、別途サーバ等に保存し、学生は、このサーバ等から画像のデータのダウンロードを行ってもよい。
図6は、授業支援ボックス20で作成されるリストについて示した図である。
図示するリストは、図中左側から「項番」、「集計処理結果」、「学籍番号」、「学籍番号(Image)」、「氏名(Image)」、「得点」、「得点(Image)」、「ファイル名」、「登録したファイル名」の各項目からなる。
このうち「集計処理結果」は、上記ステップ112において手書き文字を認識した際の結果であり、正常に認識できた場合は、「正常終了」となり、認識できなかったときは、「異常終了」となる。また「学籍番号」は、上記ステップ112において電子化された学籍番号である。さらに「学籍番号(Image)」および「氏名(Image)」は、上記ステップ113において抽出した学籍番号と氏名のイメージ画像である。そして同様に「得点」、「得点(Image)」は、それぞれ上記ステップ112において電子化された得点、および上記ステップ113において抽出した得点のイメージ画像である。
また「ファイル名」は、授業支援ボックス20による処理結果が記載されたファイルのファイル名である。図示する場合は、全て正常終了した場合で、この場合は、正常終了した旨が記載されたファイルが1つ作成される。そのため図6の「ファイル名」は、全て同一となっている。対して例えば、認識した学籍番号が実際には存在しなかったり、重複したりしたときは、異常終了となり、その旨が記載されたファイルが別途作成される。
そして「登録したファイル名」は、ステップ115で学生がダウンロードする画像のデータを1まとめにしたファイルのファイル名である。このファイル名は、分毎に作成される。この場合は、2013年10月17日23時11分に作成された「TEST-1310172311.pdf」と、2013年10月17日23時12分に作成された「TEST-1310172312.pdf」の2つからなる。
教員は、このリストにおいて、「学籍番号」と「学籍番号(Image)」とを比較して認識された学籍番号が正しいか否かを確認する。また「得点」と「得点(Image)」とを比較して認識された得点が正しいか否かを確認する。
<MISTCODEの説明>
次にMISTCODEについて説明を行う。
図7(a)は、MISTCODEの画像の一部を拡大した図である。
MISTCODEの画像は、上述したように点状画像であり、図示するような小さなドット(点)を描画することで情報を埋め込む。
またMISTCODEでは、点線で囲まれた矩形領域(図では正方形状の領域)を1つのブロックとし、このブロック毎に情報が埋め込まれる。そしてそれぞれのブロック内に格子状にドットが描画され、各ドットの有無により情報を表す。図示する例では、情報A、情報B、情報C、情報Dの4種類の情報が埋め込まれている。そしてこれらの情報を合成して1セットの情報を得る。
MISTCODEでは、これらのブロックを画像中のほぼ全域で別々の場所に複数個分散配置する。つまり同一画像中に同じ情報を有するブロックが複数回出現する。これにより印刷後の手書き文字に対し、耐性が向上する。即ち、手書きで文字が記入され、その結果、何れかブロックの情報が欠落した場合でも、他の箇所に配置されたブロックで同様の情報を取得できる。
図7(b)は、1つのブロック内に描画されるドットの例を示している。
MISTCODEでは、ブロック中においてドットを予め定められた格子の交点上に描画する。図示する例ではこのドットは、18×18の格子の交点上に描画される。
このうち領域R1は、例えば、図中第1行目の領域として設定され、領域R2は、図中第1列目の領域として設定される。さらに領域R3は、例えば、図中第2行目の領域として設定され、領域R4は、図中第2列目の領域として設定される。この場合、領域R1内および領域R2内の格子の全ての交点上には、ドットが描画される。また領域R3内および領域R4内の格子の交点上に描画されたドットは、それぞれ領域R1内に描画されたドットおよび領域R2内に描画されたドットとともに画像の90度単位の回転および同期位置を検出するための情報として使用される。さらに領域R5については、上述した帳票C2の識別ID等に関する情報が含まれる領域となる。
このようにMISTCODEは、印刷した文書の背景にドットで情報を埋め込む。そして小さなドットを間隔を空けて印刷するので、印刷された文書を見てもドットが目立たず、低視認性である。また、この方式により、バーコードや二次元コード(QRコード(登録商標)など)と異なり、元の文書のレイアウトを変えずに、また画質を損なうことなく情報を埋め込むことができる。
このようにMISTCODEの画像では、ブロック内に格子状にドットが描画されるので、それぞれのドットは、画像の水平方向および垂直方向に並んで描画されることになる。ここで画像を構成する描写物として同様に水平方向および垂直方向に規則性のあるものが描画された場合、ドットの画像の多くがこれと重なることが生じうる。この場合、ブロックの情報の多くが欠落し、その結果、MISTCODEに埋め込まれた情報が取得できなくなることがある。
例えば、図5(b)で示した帳票C1に対してMISTCODEの画像を重畳した場合、帳票C1の横罫線K1のそれぞれの線は、水平方向に延びるとともに、垂直方向には等間隔で配列する。そのため横罫線K1と、ドットとが重なる場合が多く生じ、MISTCODEに埋め込まれた情報が取得できなくなることがある。
そこで本実施の形態では、MISTCODEの画像を重畳する授業支援ボックス20を以下の構成とし、この問題の抑制を図っている。
<授業支援ボックス20の機能構成の説明>
図8は、授業支援ボックス20の機能構成例について示したブロック図である。なお図8では、授業支援ボックス20が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
図示する授業支援ボックス20は、画像取得部21と、抽出部22と、重畳部23と、画像出力部24とを備える。
画像取得部21は、ユーザが作成した第1の画像を表すデータを取得する。この第1の画像は、前述したように、例えば、図5(b)に示す教員が編集した後の帳票C1の画像であり、ステップ103で教員が授業支援ボックス20に対しアップロードした画像である。また第1の画像を表すデータは、例えば、画像データであるが、これに限られるものではなく、PDL(Page Description Language)データ等であってもよい。
抽出部22は、第1の画像を表すデータを利用し、第1の画像(帳票C1の画像)を構成する描写物の中から予め定められたものを抽出する。
抽出部22が抽出する描写物は、例えば、図5(b)に示した横罫線K1である。また他にも垂直方向に延びる罫線である縦罫線、四角形、円形などを抽出する。
重畳部23は、第1の画像(帳票C1の画像)にMISTCODEの画像を重畳した第2の画像を作成する。この第2の画像は、前述した帳票C2の画像である。
画像出力部24は、帳票C2の画像のデータを出力する。画像出力部24が行う処理は、図4の例では、ステップ105で教員が帳票C2のデータを授業支援ボックス20からダウンロードする処理に対応する。
本実施の形態では、重畳部23は、第2の画像(帳票C2画像)上において抽出部22で抽出された描写物(横罫線K1、縦罫線、四角形、円形)に対して記入を行うと予想される予想記入位置を外した位置になるようにMISTCODEの画像を構成するドットの位置を変更する。このとき重畳部23は、MISTCODEの画像を構成するドットの開始位置および間隔を変更することで位置を変更する。
また重畳部23は、抽出された描写物以外の他の描写物に対しても、この描写物を避けるようにドットの開始位置および間隔を変更するようにしてもよい。
以下、ドットの位置を変更する方法について詳述する。
図9(a)は、描写物が横罫線K1であったときのドットの位置を変更する方法について説明した図である。また図9(a)は、図5(b)に示す帳票C1の余白部Yの箇所を拡大した図である。さらに図9(b)は、横罫線K1とドットとの位置関係を示した図である。
図示するように帳票C1の余白部Yには、横罫線K1が等間隔に描画されている。横罫線K1の線幅は、例えば、1mmであり、横罫線K1の間隔は、例えば、8mmである。またドット直径は、例えば、0.4mmである。
このとき例えば、学生が横書きで文字を記入する場合、図示するように横罫線K1の上側に文字の下端が隣接して位置するように記入を行うのが一般的である。そして横罫線K1の下側に文字の上端が隣接して位置するように記入を行うことは少ない。なお図示する例では、横罫線K1の上側に学生が「あ」の文字を記入した場合を示している。なおこれは例えば、学生が横書きで文字を記入する場合、2本の横罫線K1の間において文字を上側の横罫線K1側よりも下側の横罫線K1側に寄った位置に記入するのが一般的であると言うこともできる。即ち、横罫線K1に隣接する下側の部分は、学生が文字の記入を行った後も空白部として残ることが多い。そのためこの位置にドットを描画すれば、学生が文字を記入してもドットと手書き文字との重なりは生じにくい。
よって重畳部23は、横罫線K1に隣接する下側の位置にドットが位置するようにドットの開始位置および間隔を変更する。具体的には、例えば、ドットを描画する開始位置を横罫線K1の下側1mmの位置S1とする。なおこの距離は、図9(b)に示すように横罫線K1の下端とドットの上端との距離Rのことを言っている。なお開始位置を横罫線K1の下側1mmと離間しているのは、横罫線K1とドットが近すぎると印刷の際や読み取りの際にノイズの影響で横罫線K1と結合した画像となるおそれがあるためである。よってこの現象が生じにくい位置であり、かつ手書き文字との重なりが生じにくい位置として横罫線K1の下側1mmとしている。
ドットの間隔は、図9(b)に示すようにドット間の中心間距離である。
そしてドットの垂直方向(上下方向)の間隔は、横罫線K1の線幅が1mm、間隔が8mmであり、ドット直径が0.4mmであったときは、例えば、以下のようにして決定する。
まずMISTCODEのドットの間隔は、4mm〜6mmの間で決めるとする。そしてドット同士の垂直方向の間隔が、4.1mmより大きくないと、位置S1から2つ下側のドットが横罫線K1と重なる。そこで例えば、垂直方向の間隔を4.2mm〜6mmとする。MISTCODEの開始位置は、横罫線K1の下側1mmの位置S1であるので、位置S1の下に存在する罫線の下1mmの位置に重畳可能な間隔を算出すると、4.5mmとなる。さらに下の罫線に対しても同様かを判定し、重畳可能であれば間隔を4.5mmと決定する。
またこれは横罫線K1が複数本からなる場合に限られるものではない。
図10は、横罫線K1が1本である場合のドットの位置を変更する方法について説明した図である。
図10に図示する場合では、例えば、学生が横書きで文字を記入する場合、図示するように横罫線K1の上側に記入を行うのが一般的である。そして横罫線K1の下側に記入を行うことは少ない。なお図示する例では、「問1 理由を以下に述べよ。」の問題に対し、学生が解答として横罫線K1の上側にまず「あ」の文字を記入した場合を示している。
よって重畳部23は、横罫線K1に隣接する下側の位置にドットが位置するようにドットの開始位置および間隔を変更する。具体的には、上述した場合と同様に例えば、ドットを描画する開始位置を横罫線K1の下側1mmの位置S1とする。
図11は、描写物が縦罫線K2であったときのドットの位置を変更する方法について説明した図である。
この場合例えば、学生が縦書きで文字を記入する場合、図示するように2本の縦罫線K2の中央付近に文字が位置するように記入を行うのが一般的である。なお図示する例では、2本の縦罫線K2の中央付近に学生が「あ」の文字を記入した場合を示している。即ち、縦罫線K2に隣接する左側および右側の部分は、学生が文字の記入を行った後も空白部として残ることが多い。そのためこの位置にドットを描画すれば、学生が文字を記入してもドットと手書き文字との重なりは生じにくい。
よって重畳部23は、縦罫線K2に隣接する左側および右側の位置にドットが位置するようにドットの開始位置および間隔を変更する。またこれは、重畳部23は、縦罫線K2に隣接する両隣の少なくとも一方の位置にドットが位置するようにドットの開始位置および間隔を変更すると言うこともできる。具体的には、例えば、ドットを描画する開始位置を縦罫線K2の横側1mmの位置S2の何れか一方とする。
図12は、描写物が四角形Lであったときのドットの位置を変更する方法について説明した図である。
図示する例は、帳票C2「採点結果」の欄である。この場合例えば、教員が得点を記入する場合、図示するように四角形Lの中央付近に文字が位置するように記入を行うのが一般的である。なお図示する例では、2つの四角形Lの中央付近に教員が「1」および「0」の文字を記入した場合を示している。即ち、四角形Lの辺に隣接する部分は、教員が文字の記入を行った後も空白部として残ることが多い。そのためこの位置にドットを描画すれば、教員が文字を記入してもドットと手書き文字との重なりは生じにくい。
よって重畳部23は、四角形Lの辺に隣接する位置にドットが位置するようにドットの開始位置および間隔を変更する。またこれは、四角形Lの端部に隣接する位置にドットが位置するようにドットの開始位置および間隔を変更すると言うこともできる。具体的には、例えば、ドットを描画する開始位置を四角形Lの辺の内側1mmの位置S3の何れか一方とする。
なお上述した例は、四角形Lは、「採点結果」の欄であったが、余白部Yの方に解答欄として四角形Lが描画される場合もある。この場合も、例えば学生は、四角形Lの中央付近に文字が位置するように記入を行うのが一般的である。よって上述した場合と同様に重畳部23は、四角形Lの辺に隣接する位置にドットが位置するようにドットの開始位置および間隔を変更するようにすればよい。
図13は、描写物が円形Mであったときのドットの位置を変更する方法について説明した図である。
なおここで円形と言った場合、描写物の形状が楕円の場合も含む。そして描写物が円形Mである場合、特に円形Mが複数連続して配列する場合は、この円形Mは、マークシートのマーク欄である可能性がある。そして円形Mがマーク欄であった場合、円形Mの内側は、鉛筆等により塗りつぶされることになる。
よって重畳部23は、円形Mの内部を避け、円形Mの外側にドットが位置するようにドットの開始位置および間隔を変更する。
図14は、描写物が斜線Nであったときのドットの位置を変更する方法について説明した図である。
描写物が斜線Nで描かれた場合は、この斜線Nに対し、記入が行われる位置については、特定が困難である。よって重畳部23は、描写物が斜線Nであったときは、斜線Nを単に避けるようにドットの開始位置および間隔を変更する。また1つのブロック内に描画されるドットの数が少ないブロックについて優先的に斜線Nの位置に割り当ててもよい。
図15(a)〜(c)は、複数の描写物が混在しているときのドットの位置を変更する方法について説明した図である。図示する例では、(a)に示す横罫線K11、(b)に示す横罫線K12、および(c)に示す複数の四角形Lからなる表が混在する場合を示している。
複数の描写物が混在する場合、1つの描写物から決定したドットの開始位置および間隔が、他の描写物に対しては、有効ではなく、他の描写物とドットとが重なる場合が生じうる。よってこの場合、図示するように描写物の描かれる領域毎にドットの開始位置および間隔を変更し、描写物とドットとが重ならないようにすることが好ましい。
図16は、描写物が太線Oであったときのドットの位置を変更する方法について説明した図である。
この場合、この太線Oに対してドットが重ならないようにドットの位置を変更することは困難である。よってこのような場合は、太線Oが描かれる領域には、ドットを配置しないようにし、太線Oが描かれる領域から避けた領域にドットを配置する。
なお帳票等の多くの領域に太線Oのような描写物が描かれる場合は、この描写物を避けてドットを配置できない場合や、ドットを配置できてもブロック数が少なくなってしまう場合がある。このようにドットを配置できない場合やブロック数が予め定められた規定数よりも少なくなる場合は、授業支援ボックス20から警告の情報を出力するようにしてもよい。この場合、例えば、端末装置10の表示機構15に警告メッセージが表示されるようにしてもよい。
次に授業支援ボックス20の動作について詳述する。なお以下の説明は、図4のステップ104の動作をより詳細に説明したものとなる。
図17は、授業支援ボックス20の動作について説明したフローチャートである。
以下、図8および図17を主に用いて説明を行う。
まず画像取得部21が、ユーザが作成した第1の画像を表すデータを取得する(ステップ104−1)。第1の画像は、例えば、図5(b)に示す帳票C1の画像である。
次に抽出部22が、第1の画像(帳票C1の画像)を構成する描写物を検出する(ステップ104−2)。そしてその中から予め定められた描写物を抽出する(ステップ104−3)。抽出される描写物は、上述した横罫線K1、縦罫線K2、四角形L、円形Mの4つである。
そして横罫線K1、縦罫線K2、四角形L、円形Mが抽出された場合(ステップ104−4でYes)、重畳部23は、図9〜図13、図15で説明したような方法で、ドットの開始位置および間隔を決め、ドットの位置を変更する(ステップ104−5)。
一方、横罫線K1、縦罫線K2、四角形L、円形Mが抽出されなかった場合(ステップ104−4でNo)、予め定められた描写物以外の描写物を抽出する(ステップ104−6)。ここで抽出される描写物は、例えば、上述した斜線Nや太線Oである。
そして重畳部23は、予め定められた描写物以外の描写物に対してドットが重ならないか否かを判断する(ステップ104−7)。
そして重なる場合(ステップ104−7でYes)、重畳部23は、図14、図16で説明したような方法で、描写物が描かれる領域から避けた領域にドットを配置する(ステップ104−8)。
一方、重ならない場合(ステップ104−7でNo)、重畳部23は、ドットの位置を変更しない(ステップ104−9)。
重畳部23は、このようにして決定されたドットを第1の画像(帳票C1の画像)に重畳し、第2の画像(帳票C2の画像)を作成する(ステップ104−10)。
そして画像出力部24が、第2の画像(帳票C2の画像)のデータを出力する(ステップ104−11)。
以上詳述した授業支援ボックス20によれば、描写物に応じて電子透かしとして埋め込むパターン(この場合、ドット)の位置の変更を行い、電子透かしに埋め込まれた情報を取得しやすくなる。
また以上詳述した例では、帳票C2を使用するのは、教員と学生であったが、これに限られるものではなく、他の者であってもよい。
また授業支援ボックス20は、独立した装置として説明していたが、これに限られるものではなく、例えば、端末装置10や画像形成装置30に授業支援ボックス20の機能を組み込むこともできる。またLAN等のネットワーク90に接続する形態に限られるものではなく、例えば、授業支援ボックス20をインターネットに接続させ、クラウドサービスとして上述した機能を提供してもよい。
さらに画像形成システムとして大学教育において使用される学習業務支援システム1について説明を行ったが、これに限られるものではなく、電子透かしとして上述のMISTCODE等が使用される場合であれば、ビジネスの現場等にも適用が可能である。
<プログラムの説明>
なお授業支援ボックス20が行う処理は、クラウドサーバ50のCPU11が各種ソフトウェアを実行することで実現される。
よってクラウドサーバ50が行う処理は、コンピュータに、ユーザが作成した第1の画像を表すデータを取得する画像取得機能と、第1の画像を構成する描写物の中から予め定められたものを抽出する抽出機能と、予め定められた情報を点状画像に変換したものを第1の画像に重畳した第2の画像を作成する重畳機能と、を実現させ、重畳機能は、抽出機能により抽出された描写物に応じ、点状画像を構成する点の位置を変更して重畳することを特徴とするプログラムとして捉えることもできる。
10…端末装置、20…授業支援ボックス、30…画像形成装置、21…画像取得部、22…抽出部、23…重畳部、24…画像出力部

Claims (6)

  1. ユーザが作成した第1の画像を表すデータを取得する画像取得部と、
    前記第1の画像を構成する描写物の中から予め定められたものを抽出する抽出部と、
    予め定められた情報を点状画像に変換したものを、電子透かしとして前記第1の画像に重畳した第2の画像を作成する重畳部と、
    を備え、
    前記重畳部は、前記抽出部により抽出された前記描写物に応じ、前記第2の画像上において当該描写物に対して手書きで記入を行うと予想される予想記入位置を外した位置になるように、前記点状画像を構成する点の位置を変更して重畳することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記重畳部は、前記点状画像を構成する点の開始位置および間隔を変更することで位置を変更することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記抽出部は、横罫線、縦罫線、四角形および円形の中から少なくとも1種類の描写物を抽出することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記点状画像は、矩形領域中において当該点状画像を構成する点を予め定められた格子の交点上に描画するとともに、同様の情報を有する矩形領域を別々の場所に複数個分散配置したものであることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. ユーザが第1の画像を作成する画像作成手段と、
    前記第1の画像に予め定められた情報を点状画像に変換したものを重畳した第2の画像を作成する情報処理手段と、
    前記第2の画像を記録材に形成する画像形成手段と、
    を備え、
    前記情報処理手段は、
    前記第1の画像を表すデータを取得する画像取得部と、
    前記第1の画像を構成する描写物の中から予め定められたものを抽出する抽出部と、
    予め定められた情報を点状画像に変換したものを、電子透かしとして前記第1の画像に重畳した第2の画像を作成する重畳部と、
    を備え、
    前記重畳部は、前記抽出部により抽出された前記描写物に応じ、前記第2の画像上において当該描写物に対して手書きで記入を行うと予想される予想記入位置を外した位置になるように、前記点状画像を構成する点の位置を変更して重畳することを特徴とする画像形成システム。
  6. コンピュータに、
    ユーザが作成した第1の画像を表すデータを取得する画像取得機能と、
    前記第1の画像を構成する描写物の中から予め定められたものを抽出する抽出機能と、
    予め定められた情報を点状画像に変換したものを、電子透かしとして前記第1の画像に重畳した第2の画像を作成する重畳機能と、
    を実現させ、
    前記重畳機能は、前記抽出機能により抽出された前記描写物に応じ、前記第2の画像上において当該描写物に対して手書きで記入を行うと予想される予想記入位置を外した位置になるように、前記点状画像を構成する点の位置を変更して重畳することを特徴とするプログラム。
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