JP6634094B2 - ステータおよび回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータおよび回転電機に関する。
従来、導体線が巻回されているコイルを備えたステータおよび回転電機が知られている。このようなステータおよび回転電機は、たとえば、特許第2941164号公報に開示されている。
特許第2941164号公報には、ステータコアのスロットに配置された3相の巻線(コイル)を備えるステータが開示されている。このステータでは、巻線は、導体線が複数回巻回されることにより形成されている。また、各相の巻線のコイルエンド部(巻線のうちのステータコアの回転軸方向端面から突出した部分)間には、絶縁紙が設けられている。絶縁紙は、各相の巻線のコイルエンド部間を絶縁するように構成されている。
特許第2941164号公報
しかしながら、特許第2941164号公報では、各相の巻線のコイルエンド部間に絶縁紙が設けられている一方、巻線をスロットに配置した後にコイルエンド部を成形(変形)した場合などに、各相の巻線(コイル)のコイルエンド部同士が短絡してしまう場合があるという不都合が考えられる。このため、コイル間の絶縁が確保できなくなるという問題点が考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、コイル間の絶縁性が確保できなくなるのを防止することが可能なステータおよび回転電機を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面におけるステータは、ステータコアと、ステータコアに配置され、導体線が巻回されるコイルとを備え、コイルの巻回の中心側に配置される導体線が電源側に接続され、コイルの巻回の中心とは反対の外側に配置される導体線が中性点に接続されており、コイルは、ステータコアのスロットに収容される一対のスロット収容部のうちの、周方向の一方側のスロット収容部がスロットの外径側に配置され、周方向の他方側のスロット収容部がスロットの内径側に配置される2層重ね巻コイルを含み、コイルは、ステータコアの回転軸方向の端面から突出するコイルエンド部をさらに含み、コイルのスロット収容部とコイルエンド部とをコイルの中心側から外側に向かって略U字形状に覆うように設けられる環状の絶縁部材をさらに備える
この発明の第1の局面によるステータでは、上記のように、コイルの巻回の中心側に配置される導体線が電源側に接続され、コイルの巻回の中心とは反対の外側に配置される導体線が中性点に接続されている。これにより、コイルをスロットに挿入した後にコイルのコイルエンド部を成形した場合に、複数のコイルのそれぞれの外側に配置される導体線同士が互いに近接しても、外側に配置される導体線が中性点に接続されているので、導体線同士の電位差を小さくすることができる。その結果、コイル間の絶縁性が確保できなくなるのを防止することができる。
この発明の第2の局面における回転電機は、ロータと、ロータに対向するように配置されるステータとを備え、ステータは、ステータコアと、ステータコアに配置され、導体線が巻回されるコイルとを含み、コイルの巻回の中心側に配置される導体線が電源側に接続され、コイルの巻回の中心とは反対の外側に配置される導体線が中性点に接続されており、コイルは、ステータコアのスロットに収容される一対のスロット収容部のうちの、周方向の一方側のスロット収容部がスロットの外径側に配置され、周方向の他方側のスロット収容部がスロットの内径側に配置される2層重ね巻コイルを含み、コイルは、ステータコアの回転軸方向の端面から突出するコイルエンド部をさらに含み、コイルのスロット収容部とコイルエンド部とをコイルの中心側から外側に向かって略U字形状に覆うように設けられる環状の絶縁部材をさらに備える



この発明の第2の局面による回転電機では、上記のように、コイルの巻回の中心側に配置される導体線が電源側に接続され、コイルの巻回の中心とは反対の外側に配置される導体線が中性点に接続されている。これにより、コイルをスロットに挿入した後にコイルのコイルエンド部を成形した場合に、複数のコイルのそれぞれの外側に配置される導体線同士が互いに近接しても、外側に配置される導体線が中性点に接続されているので、導体線同士の電位差を小さくすることができる。その結果、コイル間の絶縁性が確保できなくなるのを防止することが可能な回転電機を提供することができる。
本発明によれば、上記のように、コイル間の絶縁性が確保できなくなるのを防止することができる。
本発明の第1実施形態による回転電機(ステータ)の平面図である。 本発明の第1実施形態によるコイルを示す図である。 本発明の第1実施形態による第1コイル(第2コイル)を示す図である。 本発明の第1実施形態による第3コイルを示す図である。 本発明の第1実施形態によるコイル(成形前)を示す図である。 図5の200−200線に沿った断面図である。 ステータに配置されたコイルの拡大断面図である。 本発明の第1実施形態による絶縁部材の展開図である。 図8の絶縁部材を折り畳んだ状態を示す平面図である。 図8の絶縁部材を折り畳んだ状態を示す側面図である。 図9の絶縁部材を略U字形状に折り曲げた状態を示す図である。 巻枠の平面図である。 巻枠に配置された状態の絶縁部材の拡大図(1)である。 巻枠に配置された状態の絶縁部材の拡大図(2)である。 図5のコイルのスロット収容部を捻った状態を示す図である。 図15の300−300線に沿った断面図である。 図15のコイルのコイルエンド部を成形(変形)した状態を示す図である。 ステータコアに配置されたコイルのコイルエンド部が成形(変形)された状態を示す図である。 本発明の第2実施形態によるコイル(成形前)を示す図である。 本発明の第1実施形態の変形例による絶縁部材(略U字形状に折り曲げられた状態)を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(回転電機の構造)
図1〜図18を参照して、第1実施形態による回転電機100の構造について説明する。なお、本願明細書では、「回転軸方向」は、回転電機100(ロータ10)の回転軸方向を意味する。また、「径方向」は、ステータ20の径方向(半径方向)を意味する。また、「内径側」は、ステータ20の内径側(半径方向内側)を意味し、「外径側」は、ステータ20の外径側(半径方向外側)を意味する。
図1に示すように、回転電機100は、ロータ10を備えている。ロータ10のロータコア11には、複数の永久磁石12が設けられている。複数の永久磁石12は、周方向に沿って、略等角度間隔で配置されている。
また、回転電機100は、ロータコア11の外周面と半径方向に対向するように配置されるステータ20(ステータコア21)を備えている。ステータコア21は、外径側に配置された外径側コア21aと、内径側に配置された内径側コア21bとを含む。そして、外径側コア21aと内径側コア21bとが、嵌合されることにより、複数(第1実施形態では、48個)のスロット22(クローズドスロット)を有するステータコア21が構成される。また、スロット22を挟むように、複数のティース23が設けられている。
また、図2に示すように、ステータ20は、ステータコア21に配置される複数(第1実施形態では、1つの相に対して8個)のコイル30を備えている。コイル30は、スロット収容部31aがスロット22の外径側に配置される単層重ね巻コイルからなる1つの第1コイル30aを含む。また、コイル30は、スロット収容部31bがスロット22の内径側に配置される単層重ね巻コイルからなる1つの第2コイル30bを含む。また、コイル30は、周方向の一方側のスロット収容部31cが、スロット22の外径側に配置され、周方向の他方側のスロット収容部31cがスロット22の内径側に配置される2層重ね巻コイルからなる複数(第1実施形態では、6個)の第3コイル30cを含む。なお、図2は、3相のコイル30のうちの1相分のコイル30のみを図示している。また、第1コイル30a、第2コイル30bおよび第3コイル30cは、特許請求の範囲の「コイル」の一例である。
図3に示すように、第1コイル30aは、スロット収容部31aと、ステータコア21の回転軸方向の端面21cから突出するコイルエンド部32aと、リード線部33aとを含む。また、第1コイル30aは、同心円の内側に巻回される第1内側コイル部分34aと、同心円の外側に巻回される第1外側コイル部分35aとを含む。
また、図3に示すように、第2コイル30bは、第1コイル30aと同様に、スロット収容部31bと、コイルエンド部32bと、リード線部33bとを含む。また、第2コイル30bは、同心円の内側に巻回される第2内側コイル部分34bと、同心円の外側に巻回される第2外側コイル部分35bとを含む。
また、図4に示すように、第3コイル30cは、スロット収容部31cと、コイルエンド部32cと、リード線部33cとを含む。また、第3コイル30cは、周方向の一方側に配置される第3コイル部分34cと、周方向の他方側に配置される第3コイル部分35cとを含む。そして、第3コイル部分34cと第3コイル部分35cとは、直列に接続されている。
また、第1コイル30a、第2コイル30bおよび第3コイル30cは、互いに並列接続されている。そして、3相のコイル30は、Y結線されている。
(コイルの構造)
次に、図5を参照して、コイル30の詳細な構造について説明する。なお、図5は、後述するコイル30の成形前(変形前)の状態が示されている。また、図5は、単層重ね巻コイルからなる第1コイル30aの第1内側コイル部分34a(または、第1外側コイル部分35a)を表している。また、図5は、単層重ね巻コイルからなる第2コイル30bの第2内側コイル部分34b(または、第2外側コイル部分35b)を表している。また、図5は、2層重ね巻コイルからなる第3コイル30cの第3コイル部分34c(または、第3コイル部分35c)を表している。
コイル30は、ステータコア21のスロット22に収容されるスロット収容部31と、ステータコア21の回転軸方向の端面21cから突出するコイルエンド部32と、ステータコア21の外部に引き出されるリード線部33とを含む。リード線部33は、コイル30を構成する導体線40の一端部および他端部である。また、リード線部33は、電源などの外部回路側との接続のための動力線、他の相のコイル30との接続点(以下、中性点という)への接続のための中性線などとして機能する。
また、コイル30は、導体線40が、巻回の中心側から巻回の中心とは反対の外側に積層された状態で巻回されている。なお、導体線40は、たとえば丸線からなる。ここで、第1実施形態では、コイル30のうち、巻回の中心側に配置される導体線40が電源側に接続され、コイル30のうち、巻回の中心とは反対の外側に配置される導体線40が中性点に接続されている。具体的には、コイル30の中心側(最も中心側)に配置されるリード線部331が電源側に接続されている。また、コイル30の外側(最も外側)に配置されるリード線部332が中性点に接続されている。
また、第1実施形態では、図5および図6に示すように、コイル30のスロット収容部31とコイルエンド部32とを、コイル30の中心側から外側に向かって略U字形状に覆うように設けられる環状の絶縁部材50が設けられている。
具体的には、環状の絶縁部材50は、略U字形状に折り曲げられたシート形状(図8参照)を有する。詳細には、後述するように、シート形状の絶縁部材50は、略矩形形状(長方形形状)を有する。そして、コイル30のうち、導体線40が電源側に接続されるコイル30の巻回の中心側に対応する部分が、略U字形状に折り曲げられた絶縁部材50の内側に配置されている。また、コイル30のうち、導体線40が中性点に接続されるコイル30の巻回の外側に対応する部分が、略U字形状に折り曲げられた絶縁部材50の開口側(端部51側、図6参照)に配置されている。
すなわち、導体線40を中心側から外側に積層された状態で巻回することにより、中心側(巻き始め側)の導体線40が略U字形状に折り曲げられた絶縁部材50の内側に当接するように配置される。また、導体線40を中心側から外側に積層された状態で巻回することにより、外側(巻き終わり側)の導体線40が、略U字形状に折り曲げられた絶縁部材50の開口側に配置される。
また、図6に示すように、第1実施形態では、略U字形状に折り曲げられたシート形状の絶縁部材50は、略U字形状の開口の端部51が、コイル30の巻回の最も外側よりも外側に突出している。すなわち、導体線40が略U字形状に折り曲げられた絶縁部材50の内側から、開口まで達しない程度に、外側に順に積層されている。なお、図7に示すように、絶縁部材50のコイル30の巻回の最も外側よりも外側に突出した部分同士は、絶縁部材50内にコイル30(導体線40)が巻回された後、閉じ合わされる。すなわち、導体線40が露出しないように、外側に突出した部分同士が重なるように閉じられる。
また、第1実施形態では、図5に示すように、絶縁部材50は、コイル30の成形加工時の変形に追従して変形するように構成されている。具体的には、絶縁部材50の、スロット収容部31とコイルエンド部32との境界311近傍に対応する部分(部分A5〜部分A8)と、コイルエンド部32の頂部321近傍に対応する部分(部分A1〜部分A4)とのうちの少なくとも一方は、複数回折り畳まれている。なお、第1実施形態では、絶縁部材50の部分A5〜部分A8、および、部分A1〜部分A4の両方が複数回折り畳まれている。そして、絶縁部材50がコイル30を覆うように設けられた状態で、絶縁部材50の折り畳まれた部分A1〜部分A8の中心側は、折り畳まれている状態(図13および図14参照)である。一方、絶縁部材50の部分A1〜部分A8の外側は、折り畳まれた絶縁部材50が環状の絶縁部材50の周方向に沿って広がっている状態である。
また、第1実施形態では、絶縁部材50の折り畳まれた部分A1〜部分A8は、蛇腹状に折り畳まれている。なお、部分A1〜部分A8の詳細な構造は、後述する。
また、第1実施形態では、図7に示すように、コイル30は、隣接するように複数配置されている。また、隣接するコイル30のうちの一方のスロット収容部31と他方のスロット収容部31とは、同一のスロット22に配置されるように構成されている。そして、同一のスロット22の内径側に配置されるスロット収容部31を覆う絶縁部材50aは、ステータコア21の内径側に開口している(端部51aが配置されている)。また、スロット22の外径側に配置されるスロット収容部31を覆う絶縁部材50bは、ステータコア21の外径側に開口している(端部51bが配置されている)。
なお、図2に示すように、同一のスロット22には、内径側に第2コイル20bのスロット収容部31bが配置され、外径側に第1コイル20aのスロット収容部31aが配置されている。また、同一のスロット22には、内径側に周方向の一方側に配置される第3コイル20cのスロット収容部31cが配置され、外径側に周方向の他方側に配置される第3コイル20cのスロット収容部31cが配置されている。そして、いずれの場合でも、スロット22の内径側に配置されるスロット収容部31を覆う絶縁部材50aは、ステータコア21の内径側に開口し、スロット22の外径側に配置されるスロット収容部31を覆う絶縁部材50bは、ステータコア21の外径側に開口している。なお、絶縁部材50aおよび50bは、それぞれ、特許請求の範囲の「第1絶縁部材」および「第2絶縁部材」の一例である。
(絶縁部材の構造)
次に、複数回折り畳まれた蛇腹形状の絶縁部材50の詳細な構造(製造方法)について説明する。
まず、図8に示すように、略長方形形状の絶縁部材50を準備する。次に、図9に示すように、X方向に沿った線(図8の点線参照)に沿って、絶縁部材50をY方向に複数回折り畳む。なお、絶縁部材50のうち、部分A1〜部分A4では、図10に示すように、複数箇所(たとえば、2箇所)で折り畳まれた部分が積層される。また、絶縁部材50のうち、部分A5〜部分A8では、図10に示すように、複数箇所(たとえば、3箇所)で折り畳まれた部分が積層される。これにより、絶縁部材50が、蛇腹状に折り畳まれる。また、絶縁部材50の折り畳まれた部分A1〜A8は、それぞれ、略平坦状に形成される。すなわち、折り畳まれた部分A1〜A8の厚みが小さくなるように折り畳まれている。
なお、絶縁部材50の部分A1〜部分A4は、コイルエンド部32の頂部321近傍に対応する。また、絶縁部材50の部分A5〜部分A8は、スロット収容部31とコイルエンド部32との境界311近傍に対応する。
次に、図9に示すように、蛇腹状に折り畳まれた絶縁部材50の部分A1〜部分A8のそれぞれのX方向の略中央部近傍50cが、たとえば超音波により溶接される。すなわち、複数回折り畳まれた部分(略中央部近傍50c)同士が接合される。
次に、図11に示すように、Y方向に沿った線(図9の一点鎖線参照)に沿って、絶縁部材50がX方向に折り曲げられる。これにより、絶縁部材50が、断面が略U字形状になるように折り曲げられる。
(コイルの製造および成形)
次に、コイル30の製造および成形について説明する。
まず、図12に示すように、巻枠60を準備する。巻枠60は、成形されるコイル30の形状に対応した形状(たとえば8角形形状)を有する。
次に、図5に示すように、巻枠60に絶縁部材50が配置される。また、略U字形状に折り曲げられた絶縁部材50は、外側に開口するように配置される。このとき、直線状の絶縁部材50が、8角形形状の巻枠60に配置されるため、絶縁部材50の折り畳まれた部分(部分A1〜部分A8)では、中心側は折り畳まれた状態のままであるとともに、外側は折り畳まれた部分が周方向に沿って広がった状態になる。なお、図13および図14に示すように、絶縁部材50の折り畳まれた部分(部分A1〜部分A8)の中央部近傍50cが溶接(接合)されているため、中心側は、周方向に広がりにくくなっている。
次に、図5に示すように、導体線40が中心側から外側に積層された状態で巻回される。なお、導体線40は、導体線40が略U字形状に折り曲げられた絶縁部材50の内側から開口まで達しない程度に巻回(図5および図6参照)される。そして、絶縁部材50のコイル30の巻回の最も外側よりも外側に突出した部分同士が閉じ合わされる(図7参照)。
次に、図15および図16に示すように、導体線40が巻回されたコイル30の一方側のスロット収容部31および他方側のスロット収容部31がC方向に捻られる。これにより、絶縁部材50のうち、一方側(紙面左側)のスロット収容部31に対応する部分は、紙面手前側(B1方向側)に絶縁部材50の開口に対応する部分(閉じ合わされた部分、端部51)が配置され、他方側(紙面右側)のスロット収容部31に対応する部分は、紙面奥側(B2方向側)に絶縁部材50の開口に対応する部分が配置される。
次に、コイル30がステータコア21の周方向の湾曲に沿うように変形(湾曲)される。さらに、第3コイル30cは、一方のスロット収容部31cが内径側に、他方のスロット収容部31cが外径側に配置されるように変形される。
そして、湾曲されたコイル30がステータコア21のスロット22に配置される。このとき、同一のスロット22に配置されるコイル30のうち、スロット22の内径側に配置されるスロット収容部31を覆う絶縁部材50a(図7参照)は、ステータコア21の内径側に開口するように配置される。また、スロット22の外径側に配置されるスロット収容部31を覆う絶縁部材50b(図7参照)は、ステータコア21の外径側に開口するように配置される。
最後に、図17および図18に示すように、スロット22に配置されたコイル30のコイルエンド部32が、内径側(紙面奥側)に折り曲げられるように成形される。このとき、コイル30の形状が変形する一方、絶縁部材50の部分A1〜部分A8が蛇腹形状に折り畳まれているので、絶縁部材50は、スロット収容部31およびコイルエンド部32の成形加工時の変形に追従して変形する。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、コイル30の巻回の中心側に配置される導体線40が電源側に接続され、コイル30の巻回の外側に配置される導体線40が中性点に接続されている。これにより、コイル30をスロット22に挿入した後にコイル30のコイルエンド部32を成形した場合に、複数のコイル30のそれぞれから外側に配置される導体線40がはみ出して互いに近接または接触しても、外側に配置される導体線40が中性点に接続されているので、はみ出した導体線40同士の電位差を小さくすることができる。その結果、コイル30からはみ出した導体線40同士が接触することに起因して、コイル30間の絶縁性が確保できなくなるのを防止することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、コイル30は、2層重ね巻コイルからなる複数(第1実施形態では、6個)の第3コイル30cを含む。これにより、同一のスロット22に互いに異なる相の第3コイル30cが配置される構成において、巻回の外側に配置される導体線40を中性点に接続することは、コイル30間の絶縁性を確保する点において特に有効である。
また、第1実施形態では、上記のように、コイル30のスロット収容部31とコイルエンド部32とをコイル30の中心側から外側に向かって略U字形状に覆うように設けられる環状の絶縁部材50を備える。これにより、環状の絶縁部材50の外側が開口するので、導体線40を中心側から外側に積層された状態に、容易に、巻回することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、環状の絶縁部材50は、略U字形状に折り曲げられたシート形状を有する。そして、コイル30のうち、導体線40が電源側に接続されるコイル30の中心側に対応する部分が、略U字形状に折り曲げられた絶縁部材50の内側に配置され、導体線40が中性点に接続されるコイル30の外側に対応する部分が、略U字形状に折り曲げられた絶縁部材50の開口側に配置されている。これにより、比較的電圧の高い電源側に接続されるコイル30の中心側に対応する部分が、絶縁部材50の開口とは反対側に配置される。その結果、比較的電圧の高い電源側に接続されるコイル30の中心側に対応する部分がはみ出すのを防止することができるので、コイル30の比較的電圧の高い電源側に接続される部分がはみ出すことに起因してコイル30同士が短絡するのを防止することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、同一のスロット22の内径側に配置されるスロット収容部31を覆う絶縁部材50aは、ステータコア21の内径側に開口し、スロット22の外径側に配置されるスロット収容部31を覆う絶縁部材50bは、ステータコア21の外径側に開口している。これにより、比較的、絶縁部材50の外側にはみ出しやすいコイル30の外側に配置される導体線40同士が同一のスロット22内で対向することが抑制されるので、コイル30同士の短絡をより抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、略U字形状に折り曲げられたシート形状の絶縁部材50は、略U字形状の開口の端部51が、コイル30の巻回の最も外側よりも外側に突出している。これにより、コイル30の巻回の最も外側よりも外側に突出している絶縁部材50の部分(端部51)を閉じ合せることにより、導体線40が露出するのを防止することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、絶縁部材50は、コイル30の成形加工時の変形に追従して変形するように構成されている。これにより、コイル30をスロット22に挿入した後にコイル30を成形(変形)させた場合でも、コイル30の変形に起因して絶縁部材50が破損すること(導体線40がはみ出すこと)を防止することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、絶縁部材50の、スロット収容部31とコイルエンド部32との境界311近傍に対応する部分、および、コイルエンド部32の頂部321近傍に対応する部分のうちの少なくとも一方は、複数回折り畳まれている。そして、絶縁部材50がコイル30を覆うように設けられた状態で、絶縁部材50の折り畳まれた部分の中心側は、折り畳まれている状態であるとともに、外側は、折り畳まれた絶縁部材50が環状の絶縁部材50の周方向に沿って広がっている状態である。これにより、絶縁部材50は、コイル30の変形に追従するように、折り畳まれた状態が広がるか、または、広がった状態から折り畳まれた状態に戻る。その結果、コイル30の変形に起因して絶縁部材50が破損すること(導体線40がはみ出すこと)を、効果的に防止することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、絶縁部材50の折り畳まれた部分A1〜A8は、蛇腹状に折り畳まれている。これにより、容易に、コイル30の変形に追従するように、絶縁部材50の折り畳まれた部分A1〜A8の折り畳みの状態を変化させることができる。
[第2実施形態]
図19を参照して、第2実施形態による回転電機110の構造について説明する。第2実施形態による回転電機110では、上記1つの絶縁部材50がコイル30のスロット収容部31とコイルエンド部32とを覆うように構成されていた第1実施形態と異なり、コイル30のスロット収容部31とコイルエンド部32とを覆う絶縁部材70が別個に設けられている。
第2実施形態による回転電機110では、絶縁部材70は、コイル30のスロット収容部31に対応する部分に設けられる第1部分71を含む。また、絶縁部材70は、第1部分71とは別個に設けられ、コイルエンド部32に対応する部分に設けられるとともに、第1部分71に部分的にオーバラップする第2部分72とを含む。なお、第1部分71と第2部分72とは、それぞれ、2つずつ設けられている。
具体的には、絶縁部材70の第1部分71は、略長方形形状のシート形状の絶縁部材が略U字形状に折り曲げられている。そして、第1部分71は、スロット収容部31をコイル30の中心側から外側に向かって覆うように設けられている。また、絶縁部材70の第2部分72は、たとえばPTFE(polytetrafluoroethylene)などの延性を有する部材からなり、略長方形形状のシート形状の絶縁部材が略U字形状に折り曲げられている。そして、第2部分72は、コイルエンド部32をコイル30の中心側から外側に向かって覆うように設けられている。そして、第2部分72の端部と、第1部分71の端部とがオーバラップしている。なお、絶縁部材70には、蛇腹状に折り畳まれた部分は設けられていない。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の構造の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、絶縁部材70は、コイル30のスロット収容部31に対応する部分に設けられる第1部分71と、第1部分71とは別個に設けられ、コイルエンド部32に対応する部分に設けられるとともに、第1部分71に部分的にオーバラップする第2部分72とを含む。これにより、コイル30の成形(変形)に起因して、絶縁部材70の第1部分71と第2部分72との相対的な位置がずれた場合でも、第1部分71と第2部分72とがオーバラップしているので、導体線40が露出するのを抑制することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、巻回の最も外側に配置される導体線が中性点に接続されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、外側に配置される導体線であれば、巻回の最も外側に配置される導体線以外の導体線が中性点に接続されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、絶縁部材が略U字形状に折り曲げられたシート形状を有する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、絶縁部材がチューブ形状(円筒形状)を有していてもよい。
また、上記第1実施形態(第2実施形態)では、絶縁部材が蛇腹状に折り畳まれる(第1部分と第2部分とが部分的にオーバラップする)ことにより、コイルの成形加工時の変形に追従して変形するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、蛇腹状に折り畳むこと(部分的にオーバラップすること)以外の構成により、絶縁部材がコイルの成形加工時の変形に追従して変形するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では、1つの絶縁部材によりコイルを覆う例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図20に示すように、2つに分割された絶縁部材80(絶縁部材80aおよび80b)を用意して、2つに分割された絶縁部材80(絶縁部材80aおよび80b)を、コイル30(巻枠60)に配置するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では、絶縁部材の、スロット収容部とコイルエンド部との境界近傍に対応する部分、および、コイルエンド部の頂部近傍に対応する部分の両方が、複数回折り畳まれている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、スロット収容部とコイルエンド部との境界近傍に対応する部分、および、コイルエンド部の頂部近傍に対応する部分のうちの一方のみが、複数回折り畳まれていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、単層重ね巻コイルからなる第1および第2コイル部が設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、コイルが2層重ね巻コイルからなる第3コイルのみから構成されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ステータコアに48個のスロットが設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ステータコアに48個以外の数のスロットが設けられていてもよい。
10 ロータ
20 ステータ
21 ステータコア
21c 端面
22 スロット
30、30a、30b、30c コイル
31、31a、31b、31c スロット収容部
32、32a、32b、32c コイルエンド部
40 導体線
50 絶縁部材
50a 絶縁部材(第1絶縁部材)
50b 絶縁部材(第2絶縁部材)
51、51a、51b 端部
311 境界
321 頂部
70 絶縁部材
71 第1部分
72 第2部分
80 絶縁部材
100、110 回転電機

Claims (9)

  1. ステータコアと、
    前記ステータコアに配置され、導体線が巻回されるコイルとを備え、
    前記コイルの巻回の中心側に配置される前記導体線が電源側に接続され、前記コイルの巻回の中心とは反対の外側に配置される前記導体線が中性点に接続されており、
    前記コイルは、前記ステータコアのスロットに収容される一対のスロット収容部のうちの、周方向の一方側の前記スロット収容部が前記スロットの外径側に配置され、周方向の他方側の前記スロット収容部が前記スロットの内径側に配置される2層重ね巻コイルを含み、
    前記コイルは、前記ステータコアの回転軸方向の端面から突出するコイルエンド部をさらに含み、
    前記コイルの前記スロット収容部と前記コイルエンド部とを前記コイルの中心側から外側に向かって略U字形状に覆うように設けられる環状の絶縁部材をさらに備える、ステータ。
  2. 前記環状の絶縁部材は、略U字形状に折り曲げられたシート形状を有し、
    前記コイルのうち、前記導体線が電源側に接続される前記コイルの巻回の中心側に対応する部分が、略U字形状に折り曲げられた前記絶縁部材の内側に配置され、前記導体線が中性点に接続される前記コイルの巻回の外側に対応する部分が、略U字形状に折り曲げられた前記絶縁部材の略U字形状の開口側に配置されている、請求項1に記載のステータ。
  3. 前記コイルは、隣接するように複数配置され、
    隣接する前記コイルのうちの一方の前記スロット収容部と他方の前記スロット収容部とは、同一の前記スロットに配置されるように構成されており、
    同一の前記スロットの内径側に配置される前記スロット収容部を覆う第1絶縁部材は、前記ステータコアの内径側で閉じ合わされ、前記スロットの外径側に配置される前記スロット収容部を覆う第2絶縁部材は、前記ステータコアの外径側で閉じ合わされている、請求項2に記載のステータ。
  4. 略U字形状に折り曲げられたシート形状の前記絶縁部材において、略U字形状の開口の端部、前記コイルの巻回の最も外側よりも外側に突出している部分が閉じ合わされている、請求項2または3に記載のステータ。
  5. 前記絶縁部材は、前記コイルの成形加工時の変形に追従して変形するように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のステータ。
  6. 前記絶縁部材の、前記スロット収容部と前記コイルエンド部との境界近傍に対応する部分、および、前記コイルエンド部の頂部近傍に対応する部分のうちの少なくとも一方は、複数回折り畳まれており、
    前記絶縁部材が前記コイルを覆うように設けられた状態で、前記絶縁部材の折り畳まれた部分の中心側は、折り畳まれている状態であるとともに、外側は、折り畳まれた前記絶縁部材が前記環状の絶縁部材の周方向に沿って広がっている状態である、請求項5に記載のステータ。
  7. 前記絶縁部材の折り畳まれた部分は、蛇腹状に折り畳まれている、請求項6に記載のステータ。
  8. 前記絶縁部材は、前記コイルの前記スロット収容部に対応する部分に設けられる第1部分と、前記第1部分とは別個に設けられ、前記コイルエンド部に対応する部分に設けられるとともに、前記第1部分に部分的にオーバラップする第2部分とを含む、請求項5に記載のステータ。
  9. ロータと、
    前記ロータに対向するように配置されるステータとを備え、
    前記ステータは、
    ステータコアと、
    前記ステータコアに配置され、導体線が巻回されるコイルとを含み、
    前記コイルの巻回の中心側に配置される前記導体線が電源側に接続され、前記コイルの巻回の中心とは反対の外側に配置される前記導体線が中性点に接続されており、
    前記コイルは、前記ステータコアのスロットに収容される一対のスロット収容部のうちの、周方向の一方側の前記スロット収容部が前記スロットの外径側に配置され、周方向の他方側の前記スロット収容部が前記スロットの内径側に配置される2層重ね巻コイルを含み、
    前記コイルは、前記ステータコアの回転軸方向の端面から突出するコイルエンド部をさらに含み、
    前記コイルの前記スロット収容部と前記コイルエンド部とを前記コイルの中心側から外側に向かって略U字形状に覆うように設けられる環状の絶縁部材をさらに備える、回転電機。
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