JP6632175B1 - 排水金具及び排水ブロック、並びに排水金具付き排水ブロックの付設方法 - Google Patents

排水金具及び排水ブロック、並びに排水金具付き排水ブロックの付設方法 Download PDF

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Abstract

【課題】排水金具を容易にコンクリートブロックに現場において取り付け、かつコンクリートブロックに予めボルト等の固定器具で固定することなく、舗装工事等を行うことができ、かつ一旦取り付けた後も容易に排水用金具のみを交換することができる排水金具を提供する。【解決手段】排水金具10は、間隔を設けてそれぞれ平行に配置された複数枚の板部材と、複数枚の板部材の両側端部に配置された板部材から両側の側方方向に延設された位置決め部材とを備え、排水ブロック50は、排水金具10が取り付けられる切欠部からなる取付部52と、取付部52から両側側方に形成され、位置決め部材が挿入される正面側に開口を有する挿入溝54とを備えており、排水ブロックを敷設した後に排水金具を取付部に嵌め込むという工程を追加するのみで、排水金具付き排水ブロックを付設することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、排水金具及び排水ブロック、並びに排水金具付き排水ブロックの付設方法に関する。
本権利者は、U字型側溝コンクリートブロックの側壁に固定することにより、コンクリートブロックの側壁に排水口を形成する排水用金具を提案している(特許文献1)。
かかる排水用金具によれば、コンクリートブロックの側壁の上面及び側面に排水口を形成することができるので、道路上面を流れてきた雨水のみではなく、例えば、透水性舗装の舗装路内を浸透してきた雨水をもU字溝内に導入することができる。
しかしながら、かかる排水金具は、コンクリートブロックの成形時にインサート成形しなければ、コンクリートブロックに固定することができないという問題点があった。また、インサート成形した排水金具は、交換することができないため、排水金具のみが破損した場合等に交換することができないという問題点があった。
意匠登録第1559066号公報
そこで、本発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、排水金具を容易にコンクリートブロックに現場において取り付け、かつコンクリートブロックにあらかじめボルト等の固定器具で固定することなく、舗装工事等を行うことができ、かつ一旦取り付けた後も容易に排水用金具のみを交換することができる排水金具及び排水ブロック、並びに排水金具付き排水ブロックの付設方法を提供するものである。
本発明は、上述の目的を達成するために、以下の手段を採った。
本発明にかかる排水金具及び排水ブロックは、
排水金具及び排水ブロックにおいて、
前記排水金具は、板部材からなる正面板、上面板、側面板及び底面板を有しており、前記正面板及び前記上面板には雨水を通過させる雨水通過部を有しており、かつ両側の前記側面板から側方方向に延設された位置決め部材を備え、
前記排水ブロックは、前記排水金具が取り付けられ、底面を有する切欠部からなる取付部と、
前記取付部から両側側方に形成され、前記位置決め部材が挿入される正面側に開口を有する挿入溝と、を備え、
前記排水金具の前記底面板及び前記取付部の底面は、平行かつ当接可能に形成されているとともに、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されていることを特徴とする。
本発明にかかる排水金具及び排水ブロックは、排水金具が排水ブロックにあらかじめ固定されているものではなく、施工時において排水ブロックに取り付けられるようにしたものである。しかも、排水金具には位置決め部材が設けられており、排水ブロックの正面側から嵌め込むことによって排水ブロックに位置決めされた状態で取り付けることができるので、排水金具を別途ボルト等の固定具によって排水ブロックに固定する必要がなく、正面側をアスファルトやセメント等で路面を敷設するだけで排水金具を排水ブロックに固定することができる。また、排水金具の底面板と、取付部の底面とが、平行かつ当接可能に形成されているとともに、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されていることから、正面側から嵌め込むことによって重力によって、水路側に排水金具が付勢されることになるので、排水金具を排水ブロックに固定しなくても、排水金具が正面側に浮いて取り付けられることを防止することができる。
また、本発明にかかる排水金具及び排水ブロックは、
排水金具及び排水ブロックにおいて、
前記排水金具は、間隔を設けてそれぞれ平行に配置された複数枚の板部材と、
複数枚の前記板部材の両側端部に配置された前記板部材から両側の側方方向に延設された位置決め部材と、を備え、
前記排水ブロックは、前記排水金具が取り付けられる切欠部からなる取付部と、
前記取付部から両側側方方向に形成され、前記位置決め部材が挿入される正面側に開口を有する挿入溝と、を備え
前記排水金具の前記板部材の底面及び前記取付部の底面は、平行かつ当接可能に形成されているとともに、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されていることを特徴とする。
本発明にかかる排水金具及び排水ブロックは、排水金具が排水ブロックに予め固定されているものではなく、施工時において排水ブロックに取り付けられるようにしたものである。しかも、排水金具には位置決め部材が設けられており、排水ブロックの正面側から嵌め込むことによって排水ブロックに位置決めされた状態で取り付けることができるので、排水金具を別途ボルト等の固定具によって排水ブロックに固定する必要がなく、正面側をアスファルトやセメント等で路面を敷設するだけで排水金具を排水ブロックに固定することができる。また、排水金具の板部材の底面と、取付部の底面とが、平行かつ当接可能に形成されているとともに、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されていることから、正面側から嵌め込むことによって重力によって、水路側に排水金具が付勢されることになるので、排水金具を排水ブロックに固定しなくても、排水金具が正面側に浮いて取り付けられることを防止することができる。
また、本発明にかかる排水金具及び排水ブロックにおいて、前記排水金具は、底面板を備え、前記底面板は、前記排水金具を前記取付部に取り付けた際に、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されていることを特徴とするものであってもよい。
かかる構成を採用することによって、排水金具の底面板と、取付部の底面とが、平行かつ当接可能に形成されているとともに、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されていることから、正面側から嵌め込むことによって重力によって、水路側に排水金具が付勢されることになるので、排水金具を排水ブロックに固定しなくても、排水金具が正面側に浮いて取り付けられることを防止することができる。
さらに、本発明にかかる排水金具及び排水ブロックにおいて、前記排水金具の前記位置決め部材は、前記排水金具を前記取付部に取り付けた際に、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されていることを特徴とするものであってもよい。
かかる構成を採用することによって、排水ブロックの挿入溝に雨水が溜まることを防止することができ、排水金具が錆びたり、劣化されたりする可能性を低減することができる。
さらに、本発明にかかる排水金具及び排水ブロックにおいて、前記排水金具の前記位置決め部材は、両側端部に配置された前記板部材を切り欠いて形成されていることを特徴とするものであってもよい。
かかる構成を採用することによって、別途位置決め部材を排水金具に取り付けるといった工程を省略することができ、より容易かつ迅速に排水金具を作製することができる。
さらに、本発明にかかる排水金具及び排水ブロックにおいて、
前記排水金具の前記板部材のうち、両側端部に配置された前記板部材は、上方から下方に向かって幅が狭くなるように形成されていることを特徴とするものであってもよい。
かかる構成を採用することによって、排水金具が取付部に対して中央に配置されやすくなる。
さらに、本発明は、排水金具付き排水ブロックの付設方法を提供する。本発明にかかる排水金具付き排水ブロックの付設方法は、排水金具が取り付けられる切欠部からなる取付部と、前記取付部から両側側方方向に形成され、位置決め部材が挿入される挿入溝と、を備え、前記取付部の底面及び前記挿入溝は、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されている排水ブロックを敷設し、
正面板、側面板及び底面板を有しており、前記上面及び前記正面には雨水を通過させる雨水通過部を有しており、かつ前記側面から両側の側方方向に延設された位置決め部材を備える排水金具を前記排水ブロックの前記取付部に正面側から嵌め込み、
前記排水ブロックの正面側に舗装路面を敷設してなることを特徴とする。
また、本発明にかかる排水金具付き排水ブロックの付設方法において、排水金具が取り付けられる切欠部からなる取付部と、前記取付部から両側側方方向に形成され、位置決め部材が挿入される挿入溝と、を備え、前記取付部の底面及び前記挿入溝は、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されている排水ブロックを敷設し、
間隔を設けてそれぞれ平行に配置された複数枚の板部材と、前記板部材の底面側に配置される底面板と、複数枚の前記板部材の両側端部に配置された前記板部材から両側の側方方向に延設された位置決め部材と、を備え、前記底面板と前記位置決め部材は、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されている排水金具を前記排水ブロックの前記取付部に正面側から嵌め込み、
前記排水ブロックの正面側に舗装路面を敷設してなることを特徴とするものであってもよい。
かかる構成を採用することによって、排水ブロックを敷設した後に排水金具を取付部に嵌め込むという工程を追加するのみで、排水金具付き排水ブロックを付設することができる。
本発明は、排水金具をあらかじめ排水ブロックに固定することなく、かつ施工時においても排水ブロックに固定することなく、排水金具を排水ブロックに固定することができる排水金具及び排水ブロック、並びに排水金具付き排水ブロックの付設方法を提供することができる。
図1は、第1実施形態にかかる排水金具10及び排水ブロック50を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態にかかる排水金具10を示す斜視図である。 図3は、第1実施形態にかかる排水金具10を示す六面図である。 図4は、第1実施形態にかかる排水金具10及び排水ブロック50の変形例を示す斜視図である。 図5は、第1実施形態にかかる排水金具10の変形例を示す斜視図である。 図6は、第2実施形態にかかる排水金具10を示す斜視図である。 図7は、第2実施形態にかかる排水金具10を示す六面図である。 図8は、排水ブロックに集水桝59を使用した排水金具10及び排水ブロック50を示す斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる排水金具10が取り付けられた排水ブロック50の斜視図である。なお、以下に説明する実施形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではない。また、各図において対応する構成要素には同一又は類似の符号が付されている。なお、説明の便宜上、図1において、本明細書及び特許請求の範囲において、図1内の矢印に示したように、排水ブロック50の長手方向を側方方向、排水ブロック50の排水金具10が取り付けられた側を正面、取り付けられていない側を背面として説明する。
本実施形態にかかる排水ブロック50は、道路表面を流れてきた雨水、又は透水性舗装内を浸透してきた雨水を排水ブロック50内の排水路51に導く排水金具10を取り付ける取付部52を有する。排水ブロック50としては、U字型側溝ブロック、可変型側溝ブロック、暗渠ブロック等のように排水水路を有し、排水金具10を取り付けることによって排水ブロック50の上面及び正面から雨水を導入可能に構築できるブロックであれば、特に限定するものではない。
以下、排水ブロック50の取付部52について、U字型側溝ブロックを例として説明する。排水ブロック50の取付部52は、後述する排水金具10が嵌め込まれる部分であり、略直方体に切り欠かれた切欠部からなる。取付部52の底面52aは、図1の拡大図に示すように、排水ブロック50の正面側から排水路51に向けて低くなるような傾斜面に形成されている。取付部52の底面52aの側方には、正面側が開口され、両側の側方方向に伸びる挿入溝54が設けられており、後述する排水ブロック50の位置決め部材13が挿入される。取付部52の底面52aの下方には、正面側が開口された凹部55が設けられており、凹部55の中央には、排水金具10の底面を支持するように正面の壁面50aまで延びている支持面56が設けられている。この支持面56の下方は、右の凹部55a及び左の凹部55bが連通した凹部55に形成されている。このように作製することによって、左右の挿入溝54をそれぞれ別の型枠で作製する必要がなく、一つの型枠で作製することができるため、左右の挿入溝54の位置がずれる可能性を防止することができる。取付部52の底面52aは、排水ブロック50の正面の壁面50aから水路に向かって低くなるように傾斜して設けられている。傾斜角度は、少なくとも10°以上、好ましくは20°以上に設けると良い。
次に排水金具10について説明する。排水金具10の斜視図が図2に示されており、排水金具10の六面図が図3に示されている。本実施形態にかかる排水金具10は、主として、排水部20と、排水ブロック50に対して位置決めをする位置決め部材13と、を備えている。
排水部20は、複数の板部材12によって溶接され、正面板、上面板、側面板及び底面板17を有し、背面側が開口された箱状に形成される。上面板及び正面板には、路面上面及び透水舗装を浸透してきた雨水を通過させるための雨水通過部21を有している。雨水通過部21は、第1実施形態においては、上面が溝に形成され、正面が貫通孔に形成されているが、これに限定するものではなく、雨水が通過可能に形成されていれば、溝であっても貫通孔であっても構わないし、それぞれの形態も特に限定するものではない。しかしながら、側面に形成する溝又は貫通孔は、溝幅又は貫通孔の直径を1.5cm以下にすることが好ましい。溝幅又は貫通孔の直径を広く設定しすぎると隣接して敷設されるアスファルト舗装の骨材が排水金具10に入り込んでしまう可能性があるからである。排水金具10は、排水ブロック50に取り付けられた際に、取付部52の切欠部の形態とほぼ同様の形態に作製されており、取付部52内に嵌め込むことができる。排水金具10の底面板17は、取付部52の底面52aの傾斜面と平行でかつ当接するように形成される。すなわち、側面は、図3の右側面図に示したように、底面側が傾斜した略台形に形成されている。このように傾斜して設けることによって、雨水を効率的に排水路51に導くことができるとともに、正面側から排水金具10を取り付けた際に、排水金具10は重力によって排水路51側に付勢されるので、排水金具10を排水ブロック50に固定することなく、安定した状態で取り付けることができる。好ましくは、取付部52の底面52aと同じ角度となるように設けることが好ましい。また、排水金具10の幅は、取付部52の幅とほぼ同様の幅となるように形成される。また、側面は、上方から下方に向かって幅が狭くなるように設けても良い。かかる構成を採用することによって、排水金具10は取付部52の中心に配置されやすくなる。
さらに、排水金具10には、排水ブロック50の挿入溝54に嵌め込んで、排水ブロック50に対して排水金具10を位置決めする位置決め部材13が設けられている。位置決め部材13は、板部材12を形成する板の両側側方の端部に配置される端部板12aからそれぞれの側方に延設されていて、排水金具10を排水ブロック50の正面側から嵌め込んだときに位置決め部材13が挿入溝54に当接して、排水ブロック50の正面の壁面50aと、排水金具10の正面とがほぼ面一となるように形成されている。位置決め部材13は、図4に示すように、板状に形成することが好ましく、より好ましくは、排水ブロック50に排水金具10を嵌めた場合に、排水ブロック50の正面の壁面50aから排水路側に向かって低くなるように、すなわち、板部材12の上辺に対して角度を有するように傾斜して設けるとよい。このように傾斜して設けることにより、雨水が位置決め部材13の上に溜まって錆を発生させたり、劣化させたりする可能性を低減することができる。この位置決め部材13が配置される位置は、図1に示すように底面板17と同一平面上に設けることが好ましいが、これに限定するものではなく、図4に示すように、側面の上下の中位に設けても構わない。また、位置決め部材13は、側面の一部を切り欠いて、折り曲げて位置決め部材13にしてもよい。
以上のようにして作製された排水ブロック50及び排水金具10は、以下のようにして道路に敷設される。まず、排水路を構築したい場所に対して、舗装道路側に取付部52が配置されるように排水ブロック50を敷設する。
排水ブロック50の設置が終了したら、排水金具10を排水ブロック50の正面から取付部52に位置決め部材13が挿入溝54に嵌まるように取り付ける。この際に取付部52の底面52aは正面側から排水路51側に向かって低くなるような傾斜面で形成されており、一方、排水金具10の底面板17も同様に正面側から排水路51側に向かって低くなるような傾斜面で形成されていることから、正面側から嵌め込むことで重力によって排水金具10は、自然と取付部52に嵌め込まれることになり、しかもその位置で安定する。そのため、排水金具10は、排水ブロック50に対してボルト等の固定金具で固定する必要はない。そして、排水ブロック50の正面側をアスファルトで舗装することによって、舗装面によって排水金具10の移動は防止され、排水ブロック50に完全に固定されることになる。
このように、本発明にかかる排水金具10は、あらかじめ排水ブロック50に固定することなく、それぞれ別体で作製することができる。したがって、特に排水ブロック50を作製する際に、インサート成形といった成形法を使用することなく、排水ブロックを容易に作製することができる。また、施工時においてもあらかじめボルト等によって排水ブロック50に固定しておく必要がなく、固定工程を省くことができる。さらに、施工時においては排水ブロック50を敷設した後に、正面側から嵌め込むだけで排水金具10は自然と排水路51側へ付勢され、アスファルト舗装をそのまま行うことができ、アスファルト舗装によって排水金具10は、排水ブロック50に固定することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態にかかる排水ブロック50及び排水金具10について説明する。第2実施形態にかかる排水ブロック50は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
第2実施形態は、排水金具10の構成が異なる。第2実施形態にかかる排水金具10の斜視図が図6に示されており、排水金具10の六面図が図7に示されている。本実施形態にかかる排水金具10は、主として、複数の板部材12と、排水ブロック50に対して位置決めをする位置決め部材13と、を備えている。
板部材12は、取付部52に取り付けた状態で垂直面となるように複数の板が間隔を開けて平行に配置されている。この間隔が道路表面を流れてきた雨水又は透水性舗装を流れてきた雨水を通過させる雨水通過部21として機能する。板部材12を形成する板の形状は、排水ブロック50に取り付けられた際に、取付部52の切欠部の形態とほぼ同様の形態に作製され、取付部52内に嵌め込むことができる。本実施形態においては、取付部52の底面52aが傾斜を有しているので、図7の右側面図又は左側面図に示したように、右側面又は左側面の底面側が同様の傾斜を有するように略台形に形成されている。このように傾斜して設けることによって、雨水を効率的に排水路51に導くことができるとともに、正面側から排水金具10を取り付けた際に、排水金具10は重力によって排水路51側に付勢されるので、排水金具10を排水ブロック50に固定することなく、安定した状態で取り付けることができる。また、排水金具10の幅は、取付部52の幅とほぼ同様の幅となるように形成される。なお、この際に板部材12は、すべての同じ形状又は同じ大きさである必要はない。例えば、側方方向端部に配置される端部板12aのみを取付部52の形状に合わせ、中に配置される中間板12bは小さく形成しても構わない。板部材12の数も少なくとも2枚以上であれば特に限定するものではないが、排水性を確保する観点から4枚以上であることが好ましい。また、板部材12の間の間隔も限定するものではないが、1.5cm以下にすることが好ましい。板部材12の間の間隔を広く設定しすぎると隣接して敷設されるアスファルト舗装の骨材が板部材12の間の間隔に入り込んでしまう可能性があるからである。また、側方方向端部に配置される端部板12aは上方から下方に向かって幅が狭くなるように設けても良い。かかる構成を採用することによって、排水金具10は取付部52の中心に配置されやすくなる。
これら板部材12は、それぞれの間隔を保持した状態で固定される。例えば、図7の平面図に示すように、それぞれの板部材12に貫通孔12cを設け、それぞれの板部材12の間に筒状部材15を板部材12と交互となるように配置した状態で棒状体16を挿通することによって、所定の間隔を維持した状態にすることができる。なお、この際に、底面板17を設けることによって、それぞれの板部材12が棒状体16を中心に回転することを防止し、所定の形態を保持することができるので、より扱いやすい排水金具10とすることができる。勿論、棒状体16と板部材12を直接溶接して固定してもよい。また、棒状体16を省き、底面板17にそれぞれの板部材12を直接溶接してもよい。なお、底面板17は、排水ブロック50に取り付けた際に、正面側から排水路51に向かって低くなるように傾斜して設けるとよい。このように傾斜して設けることによって、雨水を効率的に排水路51に導くことができるとともに、正面側から排水金具10を取り付けた際に、排水金具10は重力によって排水路51側に付勢されるので、排水金具10を排水ブロック50に固定することなく、安定した状態で取り付けることができる。好ましくは、取付部52の底面52aと同じ角度となるように設けることが好ましい。また、底面板17は、必ずしも別の板で作製する必要はなく、板部材12を形成する板の両側側方の端部に配置される端部板12aを折り曲げて底面板17を一体にした断面略コの字型に板加工された部材としてもよい。
さらに、板部材12には、排水ブロック50の挿入溝54に嵌め込んで、排水ブロック50に対して排水金具10を位置決めする位置決め部材13が設けられている。位置決め部材13は、板部材12を形成する板の両側側方の端部に配置される端部板12aからそれぞれの側方に延設されていて、排水金具10を排水ブロック50の正面側から嵌め込んだときに位置決め部材13が挿入溝54に当接して、排水ブロック50の正面側の壁面50aと、排水金具10の正面とが面一となるように形成されている。位置決め部材13は、図6に示すように、板状に形成することが好ましく、より好ましくは、排水ブロック50に排水金具10を嵌めた場合に、排水ブロック50の正面側から排水路側に向かって低くなるように、すなわち、板部材12の上辺に対して角度を有するように傾斜して設けるとよい。このように傾斜して設けることにより、雨水が位置決め部材13の上に溜まって錆を発生させたり、劣化させたりする可能性を低減することができる。この位置決め部材13が配置される位置は、底面板17と同一平面上に設けることが好ましい。また、位置決め部材13は、前述した略コの字状の板加工された板部材12の一部を切り欠いて、折り曲げて形成してもよい。
以上のようにして作製された排水ブロック50及び排水金具10の付設方法は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
このように、本発明にかかる排水金具10は、あらかじめ排水ブロック50に固定することなく、それぞれ別体で作製することができる。したがって、特に排水ブロック50を作製する際に、インサート成形といった成形法を使用することなく、排水ブロックを容易に作製することができる。また、施工時においてもあらかじめボルト等によって排水ブロック50に固定しておく必要がなく、固定工程を省くことができる。さらに、施工時においては排水ブロック50を敷設した後に、正面側から嵌め込むだけで排水金具10は自然と排水路51側へ付勢され、アスファルト舗装をそのまま行うことができ、アスファルト舗装によって排水金具10は、排水ブロック50に固定することができる。
さらに、本発明にかかる排水金具10と排水ブロック50は、固定されていないので、交換する際もアスファルトを剥がすだけで容易に排水金具10を交換することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得る。
上述した実施形態においては、排水ブロック50として、U字型の側溝ブロックを例に説明したが、可変側溝ブロック、暗渠側溝ブロックにも応用することができる。まず、図8に示すように、排水ブロック50として、集水枡59に適用しても構わない。
上述した実施形態で示すように、側溝ブロックとして産業上利用可能である。
10…排水金具、12…板部材、12a…端部板、12b…中間板、12c…貫通孔、13…位置決め部材、15…筒状部材、16…棒状体、17…底面板、20…排水部、21…雨水通過部、50…排水ブロック、50a…壁面、51…排水路、52…取付部、52a…底面、54…挿入溝、55…凹部、55a…右の凹部、55b…左の凹部、56…支持面、59…集水枡

Claims (8)

  1. 排水金具及び排水ブロックにおいて、
    前記排水金具は、板部材からなる正面板、上面板、側面板及び底面板を有しており、前記正面板及び前記上面板には雨水を通過させる雨水通過部を有しており、かつ両側の前記側面板から側方方向に延設された位置決め部材を備え、
    前記排水ブロックは、前記排水金具が取り付けられ、底面を有する切欠部からなる取付部と、
    前記取付部から両側側方に形成され、前記位置決め部材が挿入される正面側に開口を有する挿入溝と、を備え、
    前記排水金具の前記底面板及び前記取付部の底面は、平行かつ当接可能に形成されているとともに、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されていることを特徴とする排水金具及び排水ブロック。
  2. 排水金具及び排水ブロックにおいて、
    前記排水金具は、間隔を設けてそれぞれ平行に配置された複数枚の板部材と、
    複数枚の前記板部材の両側端部に配置された前記板部材から両側の側方に延設された位置決め部材と、を備え、
    前記排水ブロックは、前記排水金具が取り付けられる切欠部からなる取付部と、
    前記取付部から両側側方方向に形成され、前記位置決め部材が挿入される正面側に開口を有する挿入溝と、を備え
    前記排水金具の前記板部材の底面及び前記取付部の底面は、平行かつ当接可能に形成されているとともに、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されていることを特徴とする排水金具及び排水ブロック。
  3. 前記排水金具は、底面板を備え、前記底面板は、前記排水金具を前記取付部に取り付けた際に、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されていることを特徴とする請求項2に記載の排水金具及び排水ブロック。
  4. 前記排水金具の前記位置決め部材は、前記排水金具を前記取付部に取り付けた際に、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の排水金具及び排水ブロック。
  5. 前記排水金具の前記位置決め部材は、両側端部に配置された前記板部材を切り欠いて形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の排水金具及び排水ブロック。
  6. 前記排水金具の前記板部材のうち、両側端部に配置された前記板部材は、上方から下方に向かって幅が狭くなるように形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の排水金具及び排水ブロック。
  7. 排水金具が取り付けられる切欠部からなる取付部と、前記取付部から両側側方方向に形成され、位置決め部材が挿入される挿入溝と、を備え、前記取付部の底面及び前記挿入溝は、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されている排水ブロックを敷設し、
    板部材からなる正面板、上面板、側面板及び底面板を有しており、前記正面板及び前記上面板には雨水を通過させる雨水通過部を有しており、かつ両側の前記側面板から側方方向に延設された位置決め部材を備える排水金具を前記排水ブロックの前記取付部に正面側から嵌め込み、
    前記排水ブロックの正面側に舗装路面を敷設してなることを特徴とする排水金具付き排水ブロックの付設方法。
  8. 排水金具が取り付けられる切欠部からなる取付部と、前記取付部から両側側方方向に形成され、位置決め部材が挿入される挿入溝と、を備え、前記取付部の底面及び前記挿入溝は、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されている排水ブロックを敷設し、
    間隔を設けてそれぞれ平行に配置された複数枚の板部材と、前記板部材の底面側に配置される底面板と、複数枚の前記板部材の両側端部に配置された前記板部材から両側の側方方向に延設された位置決め部材と、を備え、前記底面板と前記位置決め部材は、正面側から排水路側に向かって低くなるように傾斜して形成されている排水金具を前記排水ブロックの前記取付部に正面側から嵌め込み、
    前記排水ブロックの正面側に舗装路面を敷設してなることを特徴とする排水金具付き排水ブロックの付設方法。
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