JP6631972B2 - 吊革式アシストグリップ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車室内の天井面、壁面等に取り付けられるアシストグリップに関し、特に、ハイルーフタイプの車室の天井部などに取り付けられ、吊革部材を取付基部に、回動可能に枢支した構造の吊革式アシストグリップに関する。
自動車室内の天井側面などには、搭乗者が室内で身体を支持するために、アシストグリップが取り付けられる。この種のアシストグリップとして、下記特許文献1において、つり革式のアシストグリップが提案されている。このつり革式のアシストグリップは、車体側にベースブラケットが固定され、ベースブラケットには、回転軸が車内側に向けて突設される。その回転軸につり革式グリップがその上端部に固定した取付プレートを介して取り付けられ、回転軸にはつり革式グリップを撥ね上げるように付勢するコイルばねが装着されて構成される。
特開2012−192814号公報
しかしながら、この従来のつり革式アシストグリップは、つり革式グリップがその上端部に固定した取付プレートを介して回転軸に回転可能に取り付けられ、取付プレート、回転軸、及びベースブラケットが車内側に露出して取り付けられる。
このため、アシストグリップの見栄えが悪く、取付プレート、回転軸、ベースブラケットの露出部に搭乗者が接触しやすいという不具合があった。また、非使用時、つり革式グリップはコイルばねの付勢力により撥ね上げ回動されるが、ストッパがないため、撥ね上げたときの格納位置が一定せず、また、使用時、つり革式グリップを把持して下側に回動させたときでも、下側回動位置が一定せず、安定したグリップの使用ができにくいという課題がった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、安全に且つ安定して使用することができる吊革式アシストグリップを提供することを目的とする。
本発明に係る吊革式アシストグリップは、車両の車室内に吊革部材が、取付基部を介して、取付ボルトにより回動可能に取り付けられる吊革式アシストグリップにおいて、
該吊革部材を回動可能に枢支する回動支持部を有した取付基部と、
該回動支持部に装着され、該吊革部材を格納位置側に付勢するバネ部材と、
該吊革部材の基部に固定され、取付孔を有した取付ブラケットと、
該取付ブラケットの取付孔に嵌入されるブッシュ部材と、
を備え、
該吊革部材の該取付ブラケットを収納位置と使用位置で停止させるストッパが該取付基部に設けられ、
該取付ブラケット及び該取付基部の該回動支持部を覆うカバーが該取付ブラケットに取り付けられ、
該ブッシュ部材には、該回動支持部に係止される係止部が設けられたことを特徴とする。
この発明の吊革式アシストグリップによれば、吊革部材の取付ブラケット及び取付基部の回動支持部を覆うカバーが取り付けられるので、搭乗者が取付基部の回動支持部などに触れる恐れがなく、また、アシストグリップの外観も良好となり、見栄えが向上する。また、吊革部材の取付ブラケットを収納位置と使用位置で停止させるストッパが設けられるので、非使用時、吊革部材は一定の収納位置まで回動し、使用時には、使用者の使用力により所定の使用位置まで回動して停止する。このため、使用者がアシストグリップを安全に安定して使用することができる。
ここで、上記回動支持部に、取付ボルト用のボルト挿入孔が設けられ、該ボルト挿入孔に、段部を有する取付ボルトを挿入して、該取付基部を車体パネルに固定する構成とすることができる。
またここで、上記吊革部材の取付ブラケットには、上記ストッパが溝内を相対的に移動するガイド溝を設けることができる。
またここで、上記カバーには、接続帯部が一体成形され、該接続帯部の端部を上記吊革部材の取付ブラケットに固定することが好ましい。これによれば、吊革式アシストグリップを製造する際、カバーと吊革部材を連結状態で製造してカバーと吊革部材を、便利に一体で移動させることができ、車室内に吊革式アシストグリップを取り付ける際には、簡単にカバーを嵌め込むことができる。
またここで、上記吊革部材は、帯状に編製されたストラップ芯に補強板材を重ね合わせ且つ被覆材で被覆して形成され、該ストラップ芯、該補強板材、及び該被覆材の基部を、固定ボルトにより上記取付ブラケットに締付固定するように構成することができる。これにより、吊革部材の強度と取付強度を向上させることができる。
この発明の吊革式アシストグリップによれば、車室内で安全に且つ安定して使用することができる。
本発明に一実施形態を示す吊革式アシストグリップの正面図である。 同吊革式アシストグリップの左側面図である。 同吊革式アシストグリップの背面図である。 同吊革式アシストグリップの斜視図である。 カバーを外した状態の吊革式アシストグリップの正面図である。 カバーを外した状態の吊革式アシストグリップの右側面図である。 吊革式アシストグリップの正面縦断面図である。 吊革式アシストグリップのカバー、ブッシュ部材、取付ブラケット、バネ部材等の分解斜視図である。 カバーとストラップを外した状態の正面図である。 カバーとストラップを外した状態の斜視図である。 カバーとストラップを外した状態の平面図である。 カバーとストラップを外した状態の左側面図である。 ストラップの分解斜視図である。 (a)はバネ部材を組み付けた取付基部の斜視図、(b)はその背面側から見た斜視図である。 (a)は取付基部の正面図、(b)はその左側面図である。 取付基部とブッシュ部材の分解斜視図である。 カバーの内側から見た斜視図である。 (a)はブッシュ部材の正面図、(b)はその左側面図である。 (a)はストッパの収納位置を示し、(b)はストッパの使用位置を示す説明図である。 吊革式アシストグリップの使用状態を示す説明図である。 (a)及び(b)は他の実施形態の吊革式アシストグリップの正面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4に示すように、この吊革式アシストグリップは、取付基部1に吊革部材2が回動可能に取り付けられる吊革式のアシストグリップであり、取付基部1を介して、ハイルーフ車の車室内の天井部などに取り付けられる。
この吊革式アシストグリップは、吊革部材2を回動可能に枢支する回動支持部10を有した取付基部1と、回動支持部10に装着され、吊革部材2を格納位置側に付勢するバネ部材5と、吊革部材2の基部に固定され、取付孔27を有した取付ブラケット20と、取付ブラケット20の取付孔27と回動支持部10との間に嵌入されるブッシュ部材4と、を備えて構成される。
取付基部1は、図15,16に示すように、円形のフランジ部11の中央に、円筒状の回動支持部10を一体に設けるように、合成樹脂により一体成形される。吊革部材2の取付ブラケット20、取付基部1の回動支持部10等を覆うカバー3が、取付ブラケット20の正面側に取り付けられる。カバー3は、図17に示すように、取付ブラケット20、取付基部1の回動支持部10等を覆い得る形状に、合成樹脂により成形される。取付基部1の円筒状の回動支持部10内には、図15に示す如く、挿通孔10aが形成され、車室内に取付基部1を取り付ける際、段部9aを有する段付の取付ボルト9(図7)が挿通孔10aに挿通され、且つ車体パネルの取付孔に挿入されて締付固定される。
合成樹脂製のカバー3は、図17に示す如く、その内側両側に、係止部31が形成され、アシストグリップの取付時、係止部31を取付ブラケット20の両側縁部に係止させ、容易に嵌着可能な形状となっている。さらに、カバー3内には、シート状のボルト取付部33が薄い接続帯部32を介して一体成形される。これにより、ボルト取付部33は、アシストグリップの組付け時、固定ボルト25をその取付孔に挿通し、接続帯部32を介してストラップ21の上部に保持される構造となっている。
図8に示す如く、取付基部1には、吊革部材2の取付ブラケット20を、収納位置と使用位置で停止させるストッパ12が、正面側に突出して設けられる。ストッパ12内にはストッパピン13が挿入され、その部分を補強して、過大な荷重がストッパ12に印加されても、破損しない構造としている。また、取付基部1の背面側(内側)には、図3に示すように、2本の大小の背面係止爪15が突設され、図示しない車体パネルの位置決め孔に係止される構造となっている。
さらに、図16に示す如く、取付基部1の回動支持部10の外周部に、係止爪16が設けられ、ブッシュ部材4が円筒状の回動支持部10の外周部に外嵌されたとき、ブッシュ部材4の内筒の係止部42がこの係止爪16に係止されるようになっている。ブッシュ部材4は、軟質合成樹脂により一体成形され、図16,18に示すように、一部を切り欠いた円筒状部材の正面側にフランジ部41が設けられる。さらに、ブッシュ部材4のフランジ部41の直ぐ内側に、吊革部材2の取付ブラケット20を嵌入するための環状凹部43が形成され、背面側の2箇所には、取付基部1側の係止爪16に係止可能な係止部42が設けられる。ブッシュ部材4は、回動支持部10と吊革部材2の取付ブラケット20との間に嵌入され、吊革部材2の取付ブラケット20を、ガタツキなく円滑に回動可能に保持する。
一方、円筒状の回動支持部10の外周部には、吊革部材2の取付ブラケット20を、格納位置(図19a)側に付勢するバネ部材5の一方の端部を掛止するためのバネ掛部14が開口して設けられる。また、吊革部材2の取付ブラケット20にも、バネ部材5の他端が掛止される切欠状のバネ掛部28が設けられる。取付ブラケット20を格納位置側に付勢するバネ部材5として、図例では、トーションバネを設けているが、他の構造のバネ部材を使用することもできる。
取付ブラケット20は、図8に示すように、金属板等により板状に形成され、その上部に、ブッシュ部材4及び回動支持部10が挿入される、大径の取付孔27が形成される。さらに、取付ブラケット20の取付孔27の外側上部には、円弧状のガイド溝26が形成される。ガイド溝26は、その両側の端部26a,26bに、取付基部1側のストッパ12を当接させて、吊革部材2の収納位置(端部26a)と使用位置(端部26b)を設定するように形成される。
使用状態の吊革式アシストグリップは、図19(a)に示す如く、取付基部1のストッパ12が、ガイド溝26内に位置して、収納位置で端部26aに当接して停止する。アシストグリップの使用時には、図19(b)に示す如く、ストッパ12がガイド溝26内を相対的に移動し、最大使用位置で端部26bに当接して停止するようになっている。
図13に示すように、吊革部材2のストラップ21は、編製されたベルト状のストラップ芯23に、2枚の補強板材24を重ね合わせ、それらの外周部を包囲するように、被覆材22が被覆されて、ループストラップ状に形成される。編製されたベルト状のストラップ芯23は高い引張強度を有し、吊革部材として必要な十分な強度を備えている。
被覆材22は、帯状で内側にスポンジシート付きの合成皮革を重ね合わせ、重ね合わせた合成皮革の周縁部を縫着して長尺の袋状に形成される。図13に示すように、合成皮革の被覆材22内に、ストラップ芯23及び2枚の補強板材24が挿入され、環状のストラップ21が形成される。吊革部材2のストラップ21は、図7等に示す如く、側面視では確実にループ状に形成され、そのループ内に空間が形成され、使用者が容易にストラップ21を把持可能な形状としている。
ストラップ21の両端部には、図13に示す如く、取付ブラケット20と連結固定するために、2個の取付孔を設けた取付部が形成される。ストラップ21の取付孔を設けた取付部は、2本の固定ボルト25をその取付孔に、取付ブラケット20の下部に設けた取付部の取付孔20aとともに、挿通し、ストラップ21の上部は、取付ブラケット20の下部の取付部に共締めして固定される。
上記構成の吊革式アシストグリップを組み立てる場合、図8に示す如く、先ず、取付基部1の回動支持部10に、バネ部材5を外嵌させるように挿入し、バネ部材5の内側端部を取付基部1のバネ掛部14に掛止させ、バネ部材5の外側端部を取付ブラケット20のバネ掛部28に掛止させ、取付ブラケット20の取付孔27を、回動支持部10に回動可能に外嵌させるように組み付ける。
この取付ブラケット20の回動支持部10への組み付けは、その間にブッシュ部材4を圧入するようにして行われる。このとき、ブッシュ部材4の係止部42が回動支持部10の外周部に設けた係止爪16に係止され、ブッシュ部材4の環状凹部43には取付ブラケット20の取付孔27の内側縁部が嵌め込まれ、ブッシュ部材4のフランジ部41は図9,10に示す如く、取付ブラケット20の正面側に露出して嵌着される。
またこのとき、取付ブラケット20のガイド溝26に、取付基部1のストッパ12が位置して嵌め込まれ、バネ部材5の付勢力が取付ブラケット20に対し、図9の反時計方向に印加される状態となる。これにより、取付ブラケット20は、バネ部材5により図9の反時計方向に付勢され、ストッパ12がガイド溝26の端部26aに当接して取付ブラケット20が停止する。これにより、取付ブラケット20は、図9の時計方向に回動力を印加されたとき、バネ部材5の付勢力に抗して、その時計方向に回動可能に取り付けられる。
次に、吊革部材2の取付ブラケット20の端部に、カバー3のボルト取付部33及びストラップ21の上端部を固定する。このとき、図13に示すように、2本の固定ボルト25を、ストラップ21の上端部に設けた取付孔、取付ブラケット20の下端部の取付孔20a、及びカバー3のボルト取付部33(図7)の取付孔に挿入し、固定ボルト25の端部にナットをねじ込み、ストラップ21の上部とともにカバー3のボルト取付部33を、固定ボルト25及びナットで共締めして固定する。
これにより、ストラップ21が取付ブラケット20の下部に固定されるとともに、取付ブラケット20に対しカバー3が接続帯部32を介して揺動可能な状態(仮り取付状態)で取り付けられ、吊革式アシストグリップの組み立てが完了する。
このように組み立てられた吊革式アシストグリップは、この後、自動車の車室内に取り付けるために、移動或いは搬送されるが、このとき、カバー3は接続帯部32を介して取付ブラケット20に仮り取り付けされた状態であるため、アシストグリップとともにカバー3が確実に移動或いは搬送され、便利に取り扱うことができる。
ハイルーフ型自動車の車室内の天井部近傍などに、上記構成の吊革式アシストグリップを取り付ける場合、図7に示すように、段部9aを有した段付きの取付ボルト9を用いて、取り付ける。この場合、天井部などの取付位置の車体パネルBには、予め取付孔部が設けられ、その内側に固定ナット19が溶接される。また、取付孔部の近傍には、図示しない位置決め孔が設けられ、取付基部1の取付時、その背面に突出した背面係止爪15が車体パネルBの位置決め孔に係止される。
取付ボルト9は、図7の如く、取付ブラケット20の取付孔27から取付基部1の回動支持部10の挿通孔10aに挿入し、その先端部を車体パネルB側のナット内にねじ込み、締め付け固定する。このとき、取付基部1のフランジ部11は、車室内の内装材の上から、押し付けるようにして取り付けられ、内装材や車体パネルの縁部は取付基部1のフランジ部11により覆われる。また、このときの吊革部材2の角度位置は、図19(a)に示すように、バネ部材5により取付ブラケット20が図の反時計方向に付勢され、取付ブラケット20のガイド溝26の端部26aが取付基部1側のストッパ12に当接した状態にあって、鉛直方向に対し約45度の収納位置で停止している。取付作業の最後に、カバー3を取付ブラケット20に嵌着する。このとき、カバー3の内側の係止部31(図17)が取付ブラケット20の両側縁部に係止され、これにより、取付基部1の回動支持部10、ブッシュ部材4、バネ部材5、取付ブラケット20及び吊革部材2の上端部は、図4に示すように、カバー3により覆われた状態となる。
使用時、搭乗者が吊革式アシストグリップの吊革部材2を把持すると、図20に示すように、吊革部材2が取付基部1に対しバネ部材5の付勢力に抗して収納位置から図の時計方向に回動し、図19(b)に示す如く、最大回動操作時には、取付ブラケット20のガイド溝26の端部26bが取付基部1側のストッパ12に当接した状態で停止する。使用者が把持した吊革部材2の引張力を調整すれば、図20の実線に示す使用位置のように、吊革部材2を略鉛直状態で保持することができる。
吊革式アシストグリップの吊革部材2は、上下に長尺で、ループ状に形成されるため、ハイルーフ車の高い天井部近傍に取り付けられた場合でも、搭乗者は、高い位置の吊革部材2を容易に把持することができる。また、吊革部材2は、内側にスポンジシートを配した合成皮革で被覆形成されるため、柔らかい感触で把持することができるとともに、高い強度のストラップ芯23及び補強板材24が内部に配設されるため、高い強度と十分な剛性をもって搭乗者を支持することができる。
なお、上記実施形態の吊革部材2は、正面視でベルト状の形状としたが、図21(a)に示すように、正面視で略三角形環状の吊革部材2Aとすることもでき、或いは図21(b)のように、正面視で円環状の吊革部材2Bとすることもできる。
このように、上記吊革式アシストグリップによれば、吊革部材2の取付ブラケット20及び取付基部1の回動支持部10を覆うカバー3が取り付けられるので、搭乗者が取付基部1の回動支持部10などに触れる恐れがなく、また、アシストグリップの外観も良好となり、見栄えを向上させることができる。また、吊革部材2の取付ブラケット20を収納位置と使用位置で停止させるストッパ12が設けられるので、非使用時、吊革部材2は一定の収納位置まで回動して停止し、使用時には、使用者の使用力により所定の使用位置まで回動して停止する。これにより、使用者は吊革式アシストグリップを安全に安定して使用することができる。
1 取付基部
2 吊革部材
3 カバー
4 ブッシュ部材
5 バネ部材
9 取付ボルト
9a 段部
10 回動支持部
10a 挿通孔
11 フランジ部
12 ストッパ
13 ストッパピン
14 バネ掛部
15 背面係止爪
16 係止爪
19 固定ナット
20 取付ブラケット
20a 取付孔
21 ストラップ
22 被覆材
23 ストラップ芯
24 補強板材
25 固定ボルト
26 ガイド溝
26a 端部
26b 端部
27 取付孔
28 バネ掛部
31 係止部
32 接続帯部
33 ボルト取付部
41 フランジ部
42 係止部
43 環状凹部

Claims (5)

  1. 車両の車室内に吊革部材が、取付基部を介して、取付ボルトにより回動可能に取り付けられる吊革式アシストグリップにおいて、
    該吊革部材を回動可能に枢支する回動支持部を有した取付基部と、
    該回動支持部に装着され、該吊革部材を格納位置側に付勢するバネ部材と、
    該吊革部材の基部に固定され、取付孔を有した取付ブラケットと、
    該取付ブラケットの取付孔に嵌入されるブッシュ部材と、
    を備え、
    該吊革部材の該取付ブラケットを収納位置と使用位置で停止させるストッパが該取付基部に設けられ、
    該取付ブラケット及び該取付基部の該回動支持部を覆うカバーが該取付ブラケットに取り付けられ、
    該ブッシュ部材には、該回動支持部に係止される係止部が設けられたことを特徴とする吊革式アシストグリップ。
  2. 前記回動支持部に、取付ボルト用のボルト挿入孔が設けられ、該ボルト挿入孔に、段部を有する取付ボルトを挿入して、該取付基部が車体パネルに固定されることを特徴とする請求項1記載の吊革式アシストグリップ。
  3. 前記吊革部材の取付ブラケットには、前記ストッパが溝内を相対的に移動するガイド溝が設けられたことを特徴とする請求項1記載の吊革式アシストグリップ。
  4. 前記カバーには、接続帯部が一体成形され、該接続帯部の端部が前記吊革部材の取付ブラケットに固定されたことを特徴とする請求項1記載の吊革式アシストグリップ。
  5. 前記吊革部材は、帯状に編製されたストラップ芯に補強板材を重ね合わせ且つ被覆材で被覆して形成され、該ストラップ芯、該補強板材、及び該被覆材の基部が固定ボルトにより前記取付ブラケットに締付固定されたことを特徴とする請求項1記載の吊革式アシストグリップ。
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