JP6631323B2 - 永久磁石同期電動機の制御装置および制御方法 - Google Patents

永久磁石同期電動機の制御装置および制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、永久磁石同期電動機の制御装置および制御方法に関する。
一般に、永久磁石同期電動機(PMSM:Permanent Magnet Synchronous Motor)は、捲線を有する固定子と永久磁石を用いた回転子とを有し、捲線に交流電流を流して回転磁界を発生させることにより、回転子をそれに同期して回転させる。
近年、センサレス型の永久磁石同期電動機が広く用いられている。センサレス型は、磁極位置を検出するための磁気センサやエンコーダを有していない。このため、センサレス型の永久磁石同期電動機の駆動には、例えば回転中に固定子の捲線に発生する誘起電圧に基づいて回転子の磁極位置を推定する方法が用いられる。
また、センサレス型の永久磁石同期電動機が停止しているときに回転子の磁極位置を推定する手法として、インダクティブセンシングと呼ばれる方法がある。この方法は、捲線の相間に電圧を印加し、そのときに流れる電流のピーク振幅値を比較することにより磁極位置を推定するものである。この方法によると、回転子がどの回転位置で停止していたとしても、回転子の磁極位置に応じて適切に固定子を励磁して回転を開始させることができる。
センサレス型の永久磁石同期電動機の駆動を停止した後に惰性で回転しているフリーラン状態から駆動を再開(再起動)するための先行技術として、特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1には、駆動を停止した後も引き続き回転位置の検出を行って回転周期を演算しておくことが開示されている。
特開平7−245983号公報
センサレス型の永久磁石同期電動機がフリーラン状態であるときに再起動が指令された場合に、一般には、回転が停止する所定時間の経過を待ち、停止した状態でインダクティブセンシングにより磁極位置を推定して駆動を再開する制御が行われる。このため、再起動が指令されてから駆動を再開するまでの応答時間が長い、という問題があった。この問題は、コピー機やプリンタなどの画像形成装置において、ユーザが印刷を指示してから1枚目の印刷が終わるまでの時間の短縮、すなわちFPOT(First Print Output Time) 性能を向上させることを難しくしていた。
上に述べた特許文献1の技術には、結果的に再起動が指令されない場合にも無駄に回転位置の検出を行うので、応答性に問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、フリーラン状態であるときに再起動が指令された場合における指令から再起動までの応答時間を短縮することを目的とする。
本発明の実施形態に係る制御装置は、捲線に流れる電流による回転磁界によって永久磁石を用いた回転子が回転する永久磁石同期電動機の制御装置であって、前記捲線に電流を流して前記回転子を駆動するための駆動部と、前記捲線に流れる電流を検出する電流検出部と、検出した前記電流に基づいて前記回転子の磁極位置および回転速度を推定する推定部と、前記推定部により推定された前記磁極位置および回転速度に基づいた前記回転磁界が生成されるよう前記駆動部を制御するとともに、入力された起動指令および停止指令に基づいて前記駆動部の起動および停止を制御する制御部と、を有する。前記制御部は、前記停止指令の入力により駆動部を停止したことによって前記回転子がフリーラン状態であるときに前記起動指令が入力された場合に、そのときに検出された電流に基づいて推定される前記回転子の磁極位置および回転速度に基づいて、前記回転磁界が生成されるよう前記駆動部を再起動するものであり前記再起動を行うに当たって、推定された前記回転速度が所定値以下であった場合には、フリーラン状態であるときに回転速度を推定することによって停止状態となる時刻を推定し、推定した前記時刻となったときに前記磁極位置を推定し、推定された前記磁極位置に基づいて前記駆動部を制御する。
好ましくは、前記捲線に生じた逆起電力による電流ループが形成されるように前記駆動部を制御するショートブレーキ制御部を有し、前記制御部は、前記再起動を行うに当たって、前記停止指令が入力されたときに前記ショートブレーキ制御部によって前記電流ループを形成させ、前記電流ループにおいて検出される電流に基づいて推定された前記磁極位置および前記回転速度に基づいて前記駆動部を制御する。
本発明によると、フリーラン状態であるときに再起動が指令された場合における指令から再起動までの応答時間を短縮することができる。
本発明の一実施形態に係るモータ制御装置を備えた画像形成装置の構成の概要を示す図である。 ブラシレスモータの構成を模式的に示す図である。 モータ制御装置の機能的構成の一例を示す図である。 モータ制御装置におけるモータ駆動部および電流検出部の構成を示す図である。 ショートブレーキ制御による電流ループを示す図である。 ゼロクロスポイントを示す図である。 モータ制御装置におけるモータ制御処理の流れを示す図である。 駆動の停止から再起動までの回転速度の推移の第1例を示す図である。 再起動の前後の電流の推移および再起動後の励磁パターンの例を示す図である。 再起動処理の第1例の流れを示す図である。 駆動の停止から再起動までの回転速度の推移の第2例を示す図である。 再起動処理の第2例の流れを示す図である。 駆動の停止から再起動までの回転速度の推移の第3例を示す図である。 再起動処理の第3例の流れを示す図である。 駆動の停止から再起動までの回転速度の推移の第4例を示す図である。 再起動処理の第4例の流れを示す図である。 駆動の停止から再起動までの回転速度の推移の第5例を示す図である。 再起動処理の第5例の流れを示す図である。
図1には本発明の一実施形態に係るモータ制御装置21を備えた画像形成装置1の構成の概要が示され、図2にはブラシレスモータ3の構成が模式的に示されている。
図1において、画像形成装置1は、電子写真式のカラープリンタである。画像形成装置1は4個のイメージングステーション11,12,13,14を有しており、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の4色のトナー像を並行して形成する。イメージングステーション11,12,13,14のそれぞれは、筒状の感光体、帯電チャージャ、現像器、クリーナ、および露光用の光源などを有している。
4色のトナー像は中間転写ベルト16に一次転写され、用紙カセット10から給紙ローラ15によって引き出されて搬送されてきた用紙9に二次転写される。二次転写の後、用紙9は定着器17の内部を通って上部の排紙トレイ18へ送り出される。定着器17を通過するとき、加熱および加圧によってトナー像が用紙9に定着する。
画像形成装置1では、定着器17、中間転写ベルト16、給紙ローラ15、感光体、および現像器を回転駆動する駆動源として、ブラシレスモータ3が用いられている。
図2(A)において、ブラシレスモータ3は、センサレス型の永久磁石同期電動機(PMSM:Permanent Magnet Synchronous Mortor) である。ブラシレスモータ3は、回転磁界を発生させる固定子31と、永久磁石を用いた回転子32とを備えている。固定子31は、Y結線された3つの捲線(コイル)33,34,35を有している。U相、V相およびW相の3相交流電流を捲線33〜35に流してコア36,37,38を順に励磁することによって回転磁界が生じる。回転子32は、この回転磁界によって同期して回転する。
図2に示す例では回転子32の磁極数は2である。以下において、回転子32のS極およびN極のうちの黒丸で示すS極の回転位置を、回転子32の磁極位置PSということがある。図2(B)に示すように、ここでの例では回転子32は右方向に回転し、固定子31のU相、V相、W相の各相のコア36は、右回転方向に120°間隔で配置されている。
なお、回転子32の磁極数は2に限らず、4、6またはそれ以上の多極であってもよい。また、回転子32は、アウター式でもよく、インナー式でもよい。
図3にはモータ制御装置21の機能的構成の一例が、図4にはモータ制御装置21におけるモータ駆動部26および電流検出部27の構成が、それぞれ示されている。また、図5にはショートブレーキ制御による電流ループR1が、図6にはゼロクロスポイントが、それぞれ示されている。
図3のように、モータ制御装置21は、モータ駆動部26、電流検出部27、回転速度制御部22、および駆動制御部23を有している。
モータ駆動部26は、ブラシレスモータ3の捲線33〜35に電流を流して回転子32を駆動するためのインバータ回路である。図4のように、モータ駆動部26は、3つのデュアル素子261,262,263、およびプリドライブ回路265などから構成される。各デュアル素子261,262,263は、特性の揃った2つのトランジスタ(例えば、電界効果トランジスタ:EFT)を直列接続してパッケージに収めた回路部品である。
デュアル素子261のトランジスタQ1,Q2によって、捲線33を流れる電流Iuが制御され、デュアル素子262のトランジスタQ3,Q4によって、捲線34を流れる電流Ivが制御される。そして、デュアル素子263のトランジスタQ5,Q6によって、捲線35を流れる電流Iwが制御される。
図4において、プリドライブ回路265は、駆動制御部23から入力される制御信号U+,U−,V+,V−,W+,W−を、各トランジスタQ1〜Q6に適した電圧レベルに変換する。変換後の制御信号U+,U−,V+,V−,W+,W−が、トランジスタQ1〜Q6のベース(ゲート)に入力される。
電流検出部27は、U相電流検出部271およびV相電流検出部272を有する。これによって捲線33,34に流れる電流Iu,Ivを検出する。Iu+Iv+Iw=0であるので、検出した電流Iu,Ivから計算によって電流Iwを求めることができる。
図3に戻って、回転速度制御部22は、本体制御部20からの通知に応じて、駆動制御部23に対して起動指令および停止指令を与える。例えば、画像形成装置1に対してプリントジョブの入力されたことが通知されたときには起動指令を与え、プリントジョブの完了が通知されたときには停止指令を与える。この他に、回転速度に応じたパルス幅変調(PWM)のためのデューティ比の信号、回転方向を指定する信号、回転速度の目標値を示す速度指令などを駆動制御部23に与える。
駆動制御部23は、回転速度制御部22から入力される指令および信号に基づいて、モータ駆動部26を制御する。例えば、起動指令または停止指令に基づいてモータ駆動部26の起動および停止を制御する。パルス幅変調信号(PWM信号)によってモータ駆動部26のトランジスタQ1〜Q6を制御し、ブラシレスモータ3に回転磁界を生成する。これによってブラシレスモータ3の起動および停止を制御する。
駆動制御部23は、また、停止指令の入力によりモータ駆動部26を停止したことによって回転子32がフリーラン状態であるときに起動指令が入力された場合に、そのときに検出された電流に基づいて推定される回転子32の磁極位置PSおよび回転速度MVに基づいて、回転磁界が生成されるようモータ駆動部26を再起動する。
駆動制御部23は、推定部24およびショートブレーキ制御部25を有する。
推定部24は、モータ駆動部26によるブラシレスモータ3の駆動時、および駆動を停止した後のフリーラン状態であるときに、検出された電流Iu,Ivに基づいて回転子32の磁極位置PSおよび回転速度MVを推定する。
推定部24は、例えばブラシレスモータ3の駆動時において、ベクトル演算などによって磁極位置PSおよび回転速度MVを推定する。また、例えばブラシレスモータ3のフリーラン状態において、図6(A)に示す単一の相の電流(例えばIu)のゼロクロスポイント、または図6(B)に示す複数の相の電流Iu,Iv,Iwのそれぞれのゼロクロスポイントに基づいて、磁極位置PSおよび回転速度MVを推定する。
図6に示すように、電流Iuのゼロクロスポイントは、電流Iuと電流(Iv+Iw)との大小関係が反転するポイントである。ゼロクロスポイントと次のゼロクロスポイントとの間における電流Iuの正負により電流Iuの位相が分かる。電流Iuの位相と磁極位置PSとに相関があるので、磁極位置PSが分かる。また、ゼロクロスポイントと次のゼロクロスポイントとの間の時間により回転速度MVを算出することが可能である。複数の相のゼロクロスポイントを用いて推定することにより、単一の相のゼロクロスポイントのみを用いる場合よりも推定の精度を高めることができる。
駆動制御部23は、停止指令の入力によりモータ駆動部26を停止したことによって回転子32がフリーラン状態であるときに起動指令が入力された場合に、そのときに検出された電流Iu,Ivに基づいて推定される回転子32の磁極位置PSおよび回転速度MVに基づいて、所定の回転磁界が生成されるようモータ駆動部26を再起動する。
再起動を行うに当たって、推定された回転速度MVが所定値以下であった場合には、回転子32が停止状態となったときに、そのときに推定された磁極位置PSに基づいてモータ駆動部26を制御する。
ショートブレーキ制御部25は、ブラシレスモータ3の駆動が停止されたときに、惰性による回転によって捲線33,34に生じた逆起電力による電流ループR1が形成されるようモータ駆動部26を制御する。電流ループR1を形成することにより、電流検出部27による電流Iu,Ivの検出を可能にする。
すなわち、図5のように、捲線33〜35への電流の流し込みを制御するためのトランジスタQ1,Q3,Q5をすべてオフ状態とし、捲線33〜35からの電流の引き込みを制御するためのトランジスタQ2,Q4,Q6をすべてオン状態とする。
電流ループR1となる経路にはシャント抵抗(0.1〜1オーム程度)が挿入接続されているので、電流検出部27は、シャント抵抗による電圧降下を増幅した後にA/D変換して電流Iu,Ivとして検出する。
駆動制御部23は、再起動を行うに当たって、停止指令が入力されたときにショートブレーキ制御部25によって電流ループR1を形成させる。そして、電流ループR1において検出される電流Iu,Ivに基づいて推定された磁極位置PSおよび回転速度MVに基づいて、モータ駆動部26を制御する。
駆動制御部23は、再起動を行うに当たって、例えば回転方向における次の磁極位置に引き込む励磁パターンを用いてモータ駆動部26を制御する。
駆動制御部23は、入力された速度指令値に応じて回転磁界が生成されるようモータ駆動部26を制御するものであり、再起動を行うに当たって、推定された回転速度MVが再起動時の速度指令値を越えている場合に、推定された回転速度MVが再起動時の速度指令値になってから再起動を行う。
また、再起動時の速度指令値が低い場合に、ショートブレーキ制御部25による電流ループR1の形成を複数回にわたって行う。
さらに、再起動を行うに当たって、推定された回転速度MVが所定値以下であった場合には、所定の励磁パターンを用いてモータ駆動部26を制御することによって回転子32を特定の磁極位置PSに引き込むホールド制御を行う。そして、引き込んだ特定の磁極位置PSから再起動を行う。
なお、モータ制御装置21のハードウェア構成は任意である。例えば、回転速度制御部22の機能を本体制御部20の機能とともに1つのCPU(Central Processing Unit )に設け、駆動制御部23をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array )などの集積回路により実現することができる。または、回転速度制御部22と駆動制御部23とを1つの集積回路により実現してもよい。
以下、フリーラン状態で起動が要求された場合の処理を中心に、モータ制御装置21の機能をさらに説明する。
図7にはモータ制御装置21におけるモータ制御処理の流れが示されている。モータ制御装置21は、本体制御部20から起動を要求する通知が入力されるのを待つ(#11)。
起動を要求する通知が入力されると(#11でYES)、モータ回転制御を開始する(#12)。すなわち、ブラシレスモータ3を起動する。このとき、停止状態の回転子32の磁極位置PSを推定する初期磁極位置推定処理を行う。推定にはインダクティブセンシングの手法を用いる。
モータ駆動部26により捲線33〜35に電流を流して回転子32を回転駆動している間は、回転速度MVが目標値となるように速度制御を行う(#13)。本体制御部20から停止を要求する通知が入力されると(#14でYES)、ブラシレスモータ3の駆動を停止する(#15)。
具体的には、モータ駆動部26のトランジスタQ1〜Q6をすべてオフ状態とする。これにより回転子32はフリーラン状態になる。フリーラン状態とは、回転磁界によらずに惰性で回転している状態である。フリーラン状態には、ショートブレーキ制御によって電流ループR1を形成している状態、すなわち回転エネルギーを発熱により消費させて惰性の回転に対してブレーキをかける状態を含んでいる。
フリーラン状態である期間中に起動(再起動)が要求されると(#16でYES)、再起動処理を実行する(#17)。再起動処理には、後に述べる第1〜第5の例がある。再起動が要求されることなくフリーランが終わると(#16でNO)、ステップ#11へ戻って、新たに起動が要求されるのを待つ。
図8には駆動の停止から再起動までの回転速度MVの推移の第1例が、図9には再起動の前後の電流の推移および再起動後の励磁パターンの例が、図10には再起動処理の第1例の流れが、それぞれ示されている。
図8において、時刻t1に回転速度制御部22から駆動制御部23へ停止指令が入力され、時刻t2に駆動制御部23がモータ駆動部26による駆動を停止する。図中に破線で示すように、時刻t2からフリーランが始まり、回転速度MVは徐々に低下する。
フリーランが続いている期間内の時刻t3に、駆動制御部23に起動指令(再起動の指令)が入力される。起動指令が入力されると、駆動制御部23は、磁極位置PSおよび回転速度MVの推定を開始する。そして、時刻t4において、磁極位置PSおよび回転速度MVが推定(検出)されると、それに対応して、回転方向における次の磁極位置に引き込む励磁パターンを用いてブラシレスモータ3の駆動を再開する。
つまり、磁極位置PSを推定する処理において、例えば図9(A)に示す位相の電流Iu,Ivが検出されたとする。電流Iu,Ivの位相から時刻t4における磁極位置PSが分かる。この場合、例えば図9(C)の左部に示すように、時刻t4における磁極位置PSは180°の位置である。
駆動制御部23は、検出された磁極位置PSに対応して、その時の回転が円滑に継続されるような回転駆動用の励磁パターン(電流パターン)を用いてモータ駆動部26を制御する。
つまり、モータ駆動部26は、時刻t4から、例えば図9(B)に示す回転駆動用の励磁パターンとなるように、捲線33〜35に電流を流す。これにより、回転子32は、時刻t4から円滑に回転を継続し、目標速度となるように回転速度を増大していく。このようにしてブラシレスモータ3が再起動される。
図8に示すように、本実施形態によると、フリーランが停止する以前の時刻t4で再起動するので、起動指令の時刻t3から再起動の時刻t4までの応答時間T1を、従来の応答時間T1zよりも大幅に短縮することができる。
従来では、図8に一点鎖線で示すように、フリーランが実際に停止する時刻t5よりも遅い時刻t6からインダクティブセンシングによる磁極位置PSの推定を行い、推定を終えた時刻t7で再起動を行う。このため、応答時間T1zが長い。時刻t5から時刻t6までの期間は、フリーランの時間が負荷によって増減することを考慮して設定されるマージンである。
図10に示すように、再起動処理の第1例では、ショートブレーキ制御によって電流ループR1を形成し(#101)、電流ループR1を流れる電流Iu,Ivを検出する(#102)。検出した電流Iu,Ivに基づいて磁極位置PSおよび回転速度MVを推定し(#103)、ブラシレスモータ3を再起動する(#104)。
図11には駆動の停止から再起動までの回転速度MVの推移の第2例が、図12には再起動処理の第2例の流れが、それぞれ示されている。
時刻t2において駆動が停止し、フリーランが始まる。フリーランが続いている期間内の時刻t31に、起動指令が入力される。駆動制御部23は、磁極位置PSおよび回転速度MVを推定する。そして、推定した回転速度MVと所定値Vaとを比較する。所定値Vaは、例えば回転が遅すぎるため十分に大きな電流Iu.Ivが得られない値とすることができる。
推定した回転速度MVが所定値Va以下であった場合には、回転子32が停止状態になる時刻t51の到来を待つ。回転子32が停止状態になったかどうかは、時刻t2からの経過時間が所定時間以上になったかどうか、または電流Iu.Ivの最大値が一定値以下かどうかによって判断することができる。
時刻t51が到来すると、インダクティブセンシングにより磁極位置PSを推定し、推定を終えた時刻t71においてブラスレスモータ3の駆動を再開する。
この第2例においても、回転速度MVが所定値Va以上である場合にはフリーランが停止する以前に再起動するので、再起動が早くなる。
回転速度MVが所定値Va以下である場合に、フリーランが終わるのを待って再起動する点は従来と同様であるが、従来とは違ってフリーラン中に回転速度MVを推定するので、フリーランが終わる時刻t51をある程度の確度で推定することができる。つまり、従来とは違ってマージンを大きくとる必要がない。したがって、起動指令の時刻t31から再起動の時刻t71までの応答時間T11を、従来の応答時間T1z(図8参照)よりも短縮することができる。
図12に示すように、再起動処理の第2例においても、第1例と同様に、ショートブレーキ制御によって電流ループR1を形成し(#201)、電流ループR1を流れる電流Iu,Ivを検出する(#202)。そして、検出した電流Iu,Ivに基づいて磁極位置PSおよび回転速度MVを推定する(#203)。
推定した回転速度MVが所定値Va以下ではなかった場合には(#204でNO)、ブラシレスモータ3を再起動する(#207)。
一方、回転速度MVが所定値Va以下であった場合には(#204でYES)、回転子32が停止するのを待ち(#205)、停止後に磁極位置PSを推定し(#206)、その後にブラシレスモータ3を再起動する(#207)。
図13には駆動の停止から再起動までの回転速度MVの推移の第3例が、図14には再起動処理の第3例の流れが、それぞれ示されている。
フリーランが続いている期間内の時刻t32に、起動指令が入力される。駆動制御部23は、磁極位置PSおよび回転速度MVを推定する。そして、推定した回転速度MVと目標速度Vxとを比較する。
目標速度Vxは、回転速度制御部22から入力される速度指令値である。例えば高画質モードのプリントに際して、用紙9の搬送を通常モードのプリント時よりも遅くすることがある。この場合に、目標速度Vxとして通常よりも小さい速度が与えられる。
推定された回転速度MVが再起動時の目標速度(速度指令値)Vxを越えている場合には、推定された回転速度MVが再起動時の目標速度Vxになったタイミングである時刻t42から再起動を行う。
フリーランが停止する時刻t52よりも早い時刻t42で再起動するので、起動指令の時刻t32から再起動の時刻t42までの応答時間T12を、従来の応答時間T1zよりも大幅に短縮することができる。
図14に示すように、再起動処理の第3例において、ショートブレーキ制御によって電流ループR1を形成し(#301)、電流ループR1を流れる電流Iu,Ivを検出する(#302)。そして、検出した電流Iu,Ivに基づいて磁極位置PSおよび回転速度MVを推定する(#303)。
推定した回転速度MVが目標速度Vxを超えている場合には(#304でYES)、ステップ#303へ戻って再び磁極位置PSおよび回転速度MVを推定する。
一方、回転速度MVが目標速度Vxを超えていない場合には(#304でNO)、ブラシレスモータ3を再起動する(#305)。
図15には駆動の停止から再起動までの回転速度MVの推移の第4例が、図16には再起動処理の第4例の流れが、それぞれ示されている。
フリーランが続いている期間内の時刻t33に、起動指令が入力される。駆動制御部23は、磁極位置PSおよび回転速度MVを推定する。そして、推定した回転速度MVと目標速度Vxとを比較する。
推定した回転速度MVが再起動時の目標速度Vxを越えている場合には、ショートブレーキ制御を中断して電流ループR1を解除する。この解除状態を期間Tbにわたって保つ。期間Tbの長さは、回転速度MVが目標速度Vxとなるまでに磁極位置PSおよび回転速度MVをもう一度推定するための期間Taを確保するように設定される。
期間Tbにわたって解除状態を保った後、再びショートブレーキ制御を行って磁極位置PSおよび回転速度MVを推定する。そして、推定された回転速度MVが再起動時の目標速度Vxになったタイミングである時刻t43から再起動を行う。
つまり、この第4例では、ショートブレーキ制御部25による電流ループR1の形成を2回に分け、解除状態の期間Tbを設けることによって電流ループR1の形成される期間を短くする。これによると、電流ループR1を電流が流れることによる発熱の影響を低減することができる。
なお、第3例と同様に、フリーランが停止する時刻t53よりも早い時刻t43で再起動するので、起動指令の時刻t33から再起動の時刻t43までの応答時間T13を、従来の応答時間T1zよりも大幅に短縮することができる。
図16に示すように、再起動処理の第4例において、ショートブレーキ制御によって電流ループR1を形成し(#401)、電流ループR1を流れる電流Iu,Ivを検出する(#402)。そして、検出した電流Iu,Ivに基づいて磁極位置PSおよび回転速度MVを推定する(#403)。
推定した回転速度MVが目標速度Vxを超えている場合には(#404でYES)、期間Tbの長さを決める減速推定を行い(#406)、ショートブレーキ制御を解除する(#407)。期間Tbが終わる所定の時刻が到来するのを待ち(#408)、所定の時刻が到来すると(#408でYES)、ステップ#401へ戻って再び磁極位置PSおよび回転速度MVを推定する。
一方、回転速度MVが目標速度Vxを超えていない場合には(#404でNO)、ブラシレスモータ3を再起動する(#405)。
図17には駆動の停止から再起動までの回転速度MVの推移の第5例が、図18には再起動処理の第5例の流れが、それぞれ示されている。
フリーランが続いている期間内の時刻t34に、起動指令が入力される。駆動制御部23は、磁極位置PSおよび回転速度MVを推定する。そして、推定した回転速度MVと所定値Vbとを比較する。所定値Vbは、磁極位置PSを迅速にホールドすることが可能な値とすることができる。
推定した回転速度MVが所定値Vb以下であった場合には、ホールド制御を行う。ホールド制御は、ホールド用の所定の励磁パターンを用いてモータ駆動部26を制御することによって回転子32を特定の磁極位置PSに引き込む処理である。
図17に示すように、磁極位置PSのホールドが完了した時刻t44から再起動を行う。ホールド制御によって磁極位置PSが確定しているので、改めてインダクティブセンシングによって磁極位置PSを推定する必要はない。したがって、起動指令の時刻t34から再起動の時刻t44までの応答時間T14を、従来の応答時間T1zよりも短縮することができる。
図18に示すように、再起動処理の第5例において、ショートブレーキ制御によって電流ループR1を形成し(#501)、電流ループR1を流れる電流Iu,Ivを検出する(#502)。そして、検出した電流Iu,Ivに基づいて磁極位置PSおよび回転速度MVを推定する(#503)。
推定した回転速度MVが所定値Vb以下ではなかった場合には(#504でNO)、ブラシレスモータ3を再起動する(#506)。
一方、回転速度MVが所定値Vb以下であった場合には(#504でYES)、ホールド制御を行い(#505)、それによって回転子32を強制的に位置決めする。その後にブラシレスモータ3を再起動する(#506)。
以上の実施形態によると、フリーラン状態であるときに再起動が指令された場合における指令から再起動までの応答時間T1,T11,T12,T13,T14を短縮することができる。
上に述べた実施形態においては、ブラシレスモータ3がフリーラン状態であるときに起動指令があると、ショートブレーキ制御を行って電流ループR1を形成し、これにより電流Iu,Ivを検出する。そのため、そのときのブラシレスモータ3の回転速度MVおよび磁極位置PSを容易に検出可能であり、応答性が良好で円滑な再起動が行える。この点、特許文献1においては、3相の中性点側の電位と非中性点側の電位を差動増幅器に入力して誘起電圧を検出しているので、一旦検出を止めてしまうと中性点がハイインピーダンスとなって定まらなくなり、磁極位置が検出できなくなる。
上に述べた実施形態において、モータ制御装置21を、画像形成装置1以外の装置に実装されたセンサレス型の永久磁石同期電動機の制御に適用することができる。
その他、モータ制御装置21の全体または各部の構成、処理の内容、順序、またはタイミング、所定値Va,Vb、ブラシレスモータ3の構造などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
21 モータ制御装置(永久磁石同期電動機の制御装置)
23 駆動制御部(制御部)
24 推定部
25 ショートブレーキ制御部
26 モータ駆動部(駆動部)
27 電流検出部
32 回転子
33,34,35 捲線
Iu,Iv,Iw 電流
MV 回転速度
PS 磁極位置
R1 電流ループ
Va,Vb 所定値
Vx 目標速度(速度指令値)

Claims (8)

  1. 捲線に流れる電流による回転磁界によって永久磁石を用いた回転子が回転する永久磁石同期電動機の制御装置であって、
    前記捲線に電流を流して前記回転子を駆動するための駆動部と、
    前記捲線に流れる電流を検出する電流検出部と、
    検出した前記電流に基づいて前記回転子の磁極位置および回転速度を推定する推定部と、
    前記推定部により推定された前記磁極位置および回転速度に基づいた前記回転磁界が生成されるよう前記駆動部を制御するとともに、入力された起動指令および停止指令に基づいて前記駆動部の起動および停止を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記停止指令の入力により駆動部を停止したことによって前記回転子がフリーラン状態であるときに前記起動指令が入力された場合に、そのときに検出された電流に基づいて推定される前記回転子の磁極位置および回転速度に基づいて、前記回転磁界が生成されるよう前記駆動部を再起動するものであり
    前記再起動を行うに当たって、推定された前記回転速度が所定値以下であった場合には、フリーラン状態であるときに回転速度を推定することによって停止状態となる時刻を推定し、推定した前記時刻となったときに前記磁極位置を推定し、推定された前記磁極位置に基づいて前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする永久磁石同期電動機の制御装置。
  2. 捲線に流れる電流による回転磁界によって永久磁石を用いた回転子が回転する永久磁石同期電動機の制御装置であって、
    前記捲線に電流を流して前記回転子を駆動するための駆動部と、
    前記捲線に流れる電流を検出する電流検出部と、
    検出した前記電流に基づいて前記回転子の磁極位置および回転速度を推定する推定部と、
    前記推定部により推定された前記磁極位置および回転速度に基づいた前記回転磁界が生成されるよう前記駆動部を制御するとともに、入力された起動指令および停止指令に基づいて前記駆動部の起動および停止を制御する制御部と、
    前記捲線に生じた逆起電力による電流ループが形成されるように前記駆動部を制御するショートブレーキ制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記停止指令の入力により駆動部を停止したことによって前記回転子がフリーラン状態であるときに前記起動指令が入力された場合に、そのときに検出された電流に基づいて推定される前記回転子の磁極位置および回転速度に基づいて、前記回転磁界が生成されるよう前記駆動部を再起動
    前記再起動を行うに当たって、前記停止指令が入力されたときに前記ショートブレーキ制御部によって前記電流ループを形成させ、前記電流ループにおいて検出される電流に基づいて推定された前記磁極位置および前記回転速度に基づいて前記駆動部を制御し、
    前記制御部は、入力された速度指令値に応じて前記回転磁界が生成されるよう前記駆動部を制御するものであり、前記再起動を行うに当たって、推定された前記回転速度が再起動時の前記速度指令値を越えている場合に、推定された前記回転速度が再起動時の前記速度指令値になってから前記再起動を行う、
    ことを特徴とする永久磁石同期電動機の制御装置。
  3. 前記捲線に生じた逆起電力による電流ループが形成されるように前記駆動部を制御するショートブレーキ制御部を有し、
    前記制御部は、前記再起動を行うに当たって、前記停止指令が入力されたときに前記ショートブレーキ制御部によって前記電流ループを形成させ、前記電流ループにおいて検出される電流に基づいて推定された前記磁極位置および前記回転速度に基づいて前記駆動部を制御する、
    請求項記載の永久磁石同期電動機の制御装置。
  4. 前記推定部は、検出した前記電流のゼロクロスポイントに基づいて前記回転子の磁極位置および回転速度を推定する、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の永久磁石同期電動機の制御装置。
  5. 前記推定部は、複数の相についての前記ゼロクロスポイントに基づいて前記回転子の磁極位置および回転速度を推定する、
    請求項4記載の永久磁石同期電動機の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記再起動を行うに当たって、回転方向における次の磁極位置に引き込む励磁パターンを用いて前記駆動部を制御する、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の永久磁石同期電動機の制御装置。
  7. 前記再起動時の前記速度指令値が低い場合に、前記ショートブレーキ制御部による前記電流ループの形成を複数回にわたって行う、
    請求項記載の永久磁石同期電動機の制御装置。
  8. 前記制御部は、前記再起動を行うに当たって、推定された前記回転速度が所定値以下であった場合には、所定の励磁パターンを用いて前記駆動部を制御することによって前記回転子を特定の磁極位置に引き込むホールド制御を行い、引き込んだ前記特定の磁極位置から前記再起動を行う、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の永久磁石同期電動機の制御装置。
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