JP6630133B2 - シート搬送装置 - Google Patents

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本発明は、シート搬送装置に関する。
複写機、スキャナ、プリンタ等において、複数枚のシートを1枚ずつ搬送する機構を備えたものが知られている。例えば、スキャナではチェック、小切手、ドキュメント等の原稿束が原稿台状に載置され、給紙機構によりこれが1枚ずつ分離して搬送しながら、原稿の画像を読み取る画像読取装置が知られている。
特開2014−72564号公報
特許文献1に開示されている装置は、筐体のシート排出口側に排出トレイが設けられている。これにより、排出されるシートを受けて整列性を向上している。
しかしながら、特許文献1にある排出トレイに対して排出する紙の種類によっては必ずしも整列性よくシートを受けることが出来ないという課題があった。
本発明は、シート排出トレイの角度を調整し、排出されたシートの整列性を向上可能な技術を提供するものである。
本発明によれば、
筐体と、
前記筐体に設けられた給紙口と、
前記給紙口から給紙されたシートを搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
前記シートを前記筐体から排出するための排出口と、
前記排出口から排出された前記シートを受ける位置へ回動可能なように取り付けられた排出トレイと、
前記筐体前面の下端部に設けられた突出部と、
前記排出トレイを支持し、前記排出トレイの角度を調整可能なトレイ支持部と
を備え、
前記トレイ支持部は前記突出部から引き出された位置と前記突出部に収納される位置との間で回動可能に取り付けられ、
前記トレイ支持部が前記引き出された位置において、前記トレイ支持部の位置決めを行う当接部を有することを特徴とする。
本発明によれば、設置場所に依存せず、排出トレイの角度調整が可能なシート搬送装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置の概略図。 図1の画像読取装置の制御ユニットのブロック図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の正面図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の他の正面図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の上面図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の他の上面図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の概略断面図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の他の概略断面図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の側面図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の側面図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の他の側面図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の上面図および拡大図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の排出トレイ角度の状態検知(SWオフ時)の構成図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の排出トレイ角度の状態検知(SWオン時)の構成図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の排出トレイの状態検知による最適状態の表示制御フロー。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置のトレイ支持部の他の実施形態の構成図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置のトレイ支持部の他の実施形態での排出トレイの状態検知による最適状態の表示制御フロー。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置のトレイ支持部の他の実施形態の構成図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置のトレイ支持部の他の実施形態の構成図。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置のトレイ支持部の他の実施形態での排出トレイの状態検知による最適状態の表示制御フロー。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の排出トレイの角度検出機構の構成図。
図1は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの概略図である。
<装置の構成>
画像読取装置Aは、載置台1に積載された一又は複数の搬送媒体Sを1つずつ装置内に経路RTにて搬送してその画像を読み取り、排出トレイ2に排出する装置である。読み取る搬送媒体Sは、例えば、OA紙、チェック、小切手、名刺、カード類等のシートであり、厚手のシートであっても、薄手のシートであってもよい。カード類は、例えば、保険証、免許証、クレジットカード等を挙げることができる。搬送媒体Sには、また、パスポートなどの冊子も含まれる。冊子を対象とする場合、後述するホルダを用いることができる。ホルダに見開き状態の冊子を収納して載置台1に載置することで、冊子がホルダと共に搬送され、その画像を読み取ることができる。
<給紙>
経路RTに沿って搬送媒体Sを給送する給送機構としての第1搬送部10が設けられている。第1搬送部10は本実施形態の場合、送りローラ11と、送りローラ11に対向配置される分離ローラ12と、を備え、載置台1上の搬送媒体Sを搬送方向D1に一つずつ順次搬送する。送りローラ11には、モータ等の駆動部3から伝達部5を介して駆動力が伝達され、図中矢印方向(経路RTに沿って搬送媒体Sを搬送させる正方向)に回転駆動される。伝達部5は例えば電磁クラッチであり、駆動部3からの送りローラ11への駆動力を断続する。
<駆動部>
駆動部3と送りローラ11とを接続する伝達部5は、例えば、本実施形態では、通常時において駆動力が伝達される状態とし、搬送媒体Sの逆送の場合に駆動力を遮断する。送りローラ11は伝達部5により駆動力の伝達が遮断されると、自由回転可能な状態となる。なお、このような伝達部5は、送りローラ11を一方向のみに駆動させる場合には設けなくてもよい。
<分離構造>
送りローラ11に対向配置される分離ローラ12は、搬送媒体Sを1枚ずつ分離するためのローラであり、送りローラ11に対して一定圧で圧接している。この圧接状態を確保するため、分離ローラ12は揺動可能に設けると共に送りローラ11へ付勢されるように構成される。分離ローラ12は、トルクリミッタ12aを介して駆動部3から駆動力が伝達され、実線矢印方向(送りローラ11の正方向とは逆方向))に回転駆動される。
分離ローラ12はトルクリミッタ12aにより駆動力伝達が規制されるため、送りローラ11と当接している際は送りローラ11に連れ回りする方向(破線矢印方向)に回転する。これにより、複数の搬送媒体Sが送りローラ11と分離ローラ12との圧接部に搬送されてきた際には、一つを残して2つ以上の搬送媒体Sが下流に搬送されないようにせき止められる。
なお、本実施形態では分離ローラ12と送りローラ11とで分離機構を構成したが、このような分離機構は必ずしも設けなくてもよく、経路RTに搬送媒体Sを1つずつ順次給送する給送機構であればよい。また、分離機構を設ける場合においては、分離ローラ12のような構成の代わりに、搬送媒体Sに摩擦力を付与する分離パッドを送りローラ11に圧接させて、同様の分離作業を持たせるようにしてもよい。
<搬送構造>
第1搬送部10の搬送方向下流側にある搬送機構としての第2搬送部20は、駆動ローラ21と、駆動ローラ21に従動する従動ローラ22とを備え、第1搬送部10から搬送されてきた搬送媒体Sをその下流側へ搬送する。駆動ローラ21にはモータ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ローラ22は駆動ローラ21に対して一定圧で圧接し、駆動ローラ21に連れ回る。この従動ローラ22は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ローラ21に対して付勢された構成としてもよい。
このような第2搬送部20よりも搬送方向下流側にある第3搬送部30は、駆動ローラ31と、駆動ローラ31に従動する従動ローラ32とを備え、第2搬送部20から搬送されてきた搬送媒体Sを排出トレイ2へ搬送する。つまり、この第3搬送部30は排出機構として機能する。駆動ローラ31にはモータ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ローラ32は駆動ローラ31に対して一定圧で圧接し、駆動ローラ31に連れまわる。この従動ローラ32は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ローラ31に対して付勢された構成としてもよい。
排出トレイ2は、画像読取装置Aに対して回動可能なように、画像読取装置Aの下方に設けられた第1ヒンジ101を介して軸支されている。また、第1ヒンジ101側の第1排出トレイ2aとその先端側に接続された第2排出トレイ2bとから構成されており、第2排出トレイ2bは第1排出トレイ2aに対して回動可能に軸支されている。
<画像読取構造、制御>
ここで、本実施形態の画像読取装置Aでは、第2搬送部20と第3搬送部30との間に配置される画像読取ユニット70によって画像の読み取りを行うため、第2搬送部20及び第3搬送部30は搬送媒体Sを定速搬送する。搬送速度は常に第1搬送部10の搬送速度以上とすることで、先行搬送媒体Sに後続搬送媒体Sが追いついてしまう事態を確実に回避できる。例えば、本実施形態では、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度を、第1搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度よりも速くなるように速度制御するようにした。
なお、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度と、第1搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度とを同一条件とした場合でも、駆動部3を制御して後続搬送媒体Sの給送開始タイミングを間欠的にずらすことにより先行搬送媒体Sと後続搬送媒体Sとの間に最低限の間隔を形成することも可能である。
<重送検出>
第1搬送部10と第2搬送部20との間に配置される重送検出センサ40は、静電気等で紙などの搬送媒体S同士が密着し、第1搬送部10を通過してきた場合(つまり重なって搬送される重送状態の場合)に、これを検出するための検出センサ(シートの挙動や状態を検出するセンサ)の一例である。重送検出センサ40としては、種々のものが利用可能であるが本実施形態の場合には超音波センサであり、超音波の発信部41とその受信部42とを備え、紙等の搬送媒体Sが重送されている場合と1つずつ搬送されている場合とで、搬送媒体Sを通過する超音波の減衰量が異なることを原理として重送を検出する。
<レジストセンサ>
このような重送検出センサ40よりも搬送方向下流側に配置される媒体検出センサ50は第2搬送部20よりも上流側で、第1搬送部10よりも下流側に配置された上流側の検出センサ(シートの挙動や状態を検出するセンサ)としての一例であり、第1搬送部10により搬送される搬送媒体Sの位置、詳細には、媒体検出センサ50の検出位置に搬送媒体Sの端部が到達又は通過したか否かを検出する。媒体検出センサ50としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合には光学センサであり、発光部51とその受光部52とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として搬送媒体Sを検出する。
本実施形態の場合、搬送媒体Sの先端が媒体検出センサ50で検出されると、搬送媒体Sが重送検出センサ40により重送を検出可能な位置に到達しているように、上記の媒体検出センサ50は重送検出センサ40の近傍においてその下流側に設けられている。なお、この媒体検出センサ50は、上記の光学センサに限定されず、例えば、搬送媒体Sの端部が検知できるセンサ(イメージセンサ等)を用いてもよいし、経路RTに突出したレバー型のセンサでもよい。
媒体検出センサ50とは別の媒体検出センサ60が画像読取ユニット70よりも上流側に配置されている。第2搬送部20よりも下流側に配置された下流側の検出センサとしての一例であり、第2搬送部20により搬送される搬送媒体Sの位置を検出する。媒体検出センサ60としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合、媒体検出センサ50と同様に光センサであり、発光部61と受光部62とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として搬送媒体Sを検出する。なお、本実施形態では、第2搬送部20の搬送方向上流側と下流側のそれぞれに媒体検出センサ50、60を配置したが、何れか一方だけでもよい。
<CISの配置>
媒体検出センサ60よりも下流側にある画像読取ユニット70は、例えば、光学的に走査し、電気信号に変換して画像データとして読み取るものであり、内部にLED等の光源、イメージセンサ、レンズアレー等を備えている。本実施形態の場合、画像読取ユニット70は経路RTの両側に一つずつ配置されており、搬送媒体Sの表裏面を読み取る。しかし、経路RTの片側にのみ一つ配置して、搬送媒体Sの片面のみを読み取る構成としてもよい。また、本実施形態では、画像読取ユニット70を経路RTの両側に対向配置した構造としているが、例えば、経路RTの方向に間隔をあけて配置してもよい。
<ブロック図の説明>
図2を参照して制御部80について説明する。図2は画像読取装置Aの制御部8のブロック図である。
制御部80はCPU81、記憶部82、操作部83、通信部84及びインターフェース部86を備える。CPU81は記憶部82に記憶されたプログラムを実行することにより、画像読取装置A全体の制御を行う。記憶部82は例えばRAM、ROM等から構成される。操作部83は、例えば、スイッチやタッチパネル等で構成され、操作者からの操作を受け付ける。
通信部84は、外部装置との情報通信を行うインターフェースである。外部装置としてPC(パソコン)を想定した場合、通信部84としては、例えば、USBインターフェースやSCSIインターフェースを挙げることができる。また、このような有線通信のインターフェースの他、通信部84は無線通信のインターフェースとしてもよく、有線通信、無線通信の双方のインターフェースを備えていてもよい。
インターフェース部86はアクチュエータ85やセンサ87とのデータの入出力を行うI/Oインターフェースである。アクチュエータ85には、駆動部3、駆動部4、伝達部5等が含まれる。センサ87には、重送検出センサ40、媒体検出センサ50及び60、画像読取ユニット70等が含まれる。
<PCからの開始指示受信による駆動>
画像読取装置Aの基本的な動作について説明する。制御部80は、例えば画像読取装置Aが接続された外部パソコンから画像読み取りの開始指示を受信すると、第1乃至第3搬送部10乃至30の駆動を開始する。載置台1に積載された搬送媒体Sはその最も下に位置する搬送媒体Sから1つずつ搬送される。
<重送時の制御>
搬送の途中で搬送媒体Sは重送検出センサ40により重送の有無が判定され、重送が無いと判定されると搬送が継続される。なお、重送があると判定された場合には、搬送を停止するか、第1搬送部10による後続搬送媒体Sの取り込みを停止して、重送状態にある搬送媒体Sをそのまま排出するようにしてもよい。
<レジストセンサの出力に応じた読取開始>
制御部80は、媒体検出センサ60の検出結果に基づくタイミングで、第2搬送部20により搬送されてきた搬送媒体Sの、画像読取ユニット70、70による画像の読み取りを開始し、読み取った画像を一次記憶して順次外部パソコンへ送信する。画像が読み取られた搬送媒体Sは第3搬送部30により排出トレイ2に排出されてその搬送媒体Sの画像読取処理が終了する。
<排紙構造>
図3は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの排出トレイ2を展開した状態の正面図である。
正面上部の表示パネル90には表示画面93が設けられ、隣接した位置に操作キー122が設けられている。
正面下部の下部パネル91には排出口の一例としての排出開口92が設けられており、第3搬送部30によって搬送された搬送媒体Sが排出される。
図4は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの排出トレイ2を収納した状態の正面図である。
排出トレイ2は、画像読取装置Aに対して回動可能なように、画像読取装置Aの下方に設けられた第1ヒンジ101を介して軸支されており、第1排出トレイ2a及び第2排出トレイ2bによって筐体の一例としての本体100前面を覆うように構成されている。
第1排出トレイ2aは、第1ヒンジ101を支点として回動可能に画像読取装置Aの本体100に取り付けられている。第1排出トレイ2aは、下部パネル91及び排出開口92を合わせた面積と同サイズで形成され、図4に示すような排出トレイ2の収納状態において、第1ヒンジ101を支点として回動し、下部パネル91及び排出開口92を覆うように折り畳まれる。
第2排出トレイ2bは、表示パネル90と同サイズで形成され、図4に示すような排出トレイ2の収納状態において、第1排出トレイ2aの先端に設けられた第2ヒンジ102を支点として回動し、表示パネル90と重なるように折り畳まれる。
図5は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの排出トレイ2を展開した状態における上面図である。
第3搬送部30により搬送されてきた搬送媒体Sは、排出開口92を経て第1排出トレイ2aに排出され、搬送媒体Sのサイズによっては第2排出トレイ2bまで到達し、案内される。
第1排出トレイ2aには、排出位置調整部材120が回動可能に設けられており、名刺などのような第1排出トレイ2aに対して小さいサイズの搬送媒体Sが排出されるときなどに、起立状態に回動させることで搬送媒体Sが停止する位置を調整し、排出された搬送媒体Sを散らばりにくくすることができる。
また、第2排出トレイ2bには、透光部121が設けられており、表示パネルに設けられた操作キー122と重なる位置に配置されている。操作キー122は本体電源をオン、オフする電源ボタンとなっており、電源オン状態においてはボタンが点灯するように構成されている。操作キー122と重なる位置に配置された透光部121は、排出トレイ2の収納状態においても操作キー122が点灯状態であるか、消灯状態であるかを確認することができ、画像読取装置Aの電源状態を確認することができる。
<表示パネルの構成>
第2排出トレイ2bの収納状態において、第2排出トレイ2bと重なる位置に設けられた表示パネル90には、表示画面93が配置されている。
表示画面93は、給送トレイ110および搬送路幅Wと中心線Xが同位置となるように配置されている。尚、本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの最大搬送路幅WmaxとしてA4レターサイズを給送可能に構成されており、その幅はWmax=216mmである。表示画面93の幅は224mmであり、Wmaxを超える長さとなっている。
これにより、例えば、読み取った画像を実寸大で表示画面93に表示することができるようになり、仕上がり状態の確認が容易に行えるため、ユーザの利便性を向上することができる。
<給送構造詳細>
図6は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの排出トレイ2を収納した状態における上面図である。
給送トレイ110には、配置される搬送媒体Sの大きさに合わせて搬送方向に対して直交する方向にスライド可能に取り付けられた規制部材111が設けられている。
<上部ユニット詳細>
図7は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの概略断面図である。
本体100は、上部ユニット103と下部ユニット104とから構成され、上部ユニット103は下部ユニット104に対し、本体ヒンジ105を支点として回動可能に取り付けられている。
上部ユニット103は、表示パネル90に最大搬送路幅Wmaxを超える幅の表示画面93及び表示画面93の支持フレーム板金を備えているため、図8に示すように上部ユニット103を展開した状態における重心は、図1に示すような上部ユニット103を収納した状態よりも搬送方向前方側に大きくずれることになる。
したがって、上部ユニットを展開する際に勢いがあると画像読取装置Aが転倒してしまう虞があるが、本実施形態に係る画像読取装置Aにおいては、突出部130を有することにより、上部ユニット103の展開に伴う重心移動が起こっても画像読取装置Aの転倒を防ぐことができる。突出部130の突出量は、図7のような上部ユニット103及び排出トレイ2の収納状態においては、排出トレイ2の下方に収まるような突出量であって、図8のような上部ユニット103の展開状態においては、上部ユニット103の重心よりも搬送方向前方まで位置するような突出量となっている。これにより、上部ユニット103の展開による画像読取装置Aの転倒を防止しつつ、排出トレイ2を収納した収納状態においては必要以上に突出させず、ユーザの邪魔にならないようにすることができる。
<排出トレイ角度調節>
また、突出部130の上面には、排出トレイ2を展開したときにその下面に当接するようにしたトレイ支持部131が回動可能に設けられている。
図9に示すように、排出トレイ2は、その展開状態においては、突出部130によって支持され、排出される搬送媒体Sを受けることができるようにされている。図10aに示すように、トレイ支持部131を突出部130上面から上方に突出するように回動させると、排出トレイ2の下面側に当接して排出トレイ2を支持することとなり、突出部130によって支持する図9の状態から、排出トレイ2の角度を調節でき、突出部130に収納される位置で排出トレイ2を支持したときに比べて、排出トレイ2が鉛直方向上方側で支持されるため、画像読取装置Aの設置面と排出トレイとのなす角を大きくすることができる。
例えば、図10aの状態では、図9の状態と比べて、排出トレイ2が鉛直方向上方に持ち上げられることとなり、排出トレイ2の上面において搬送媒体Sの先端が着地する位置を変更することができる。これにより、図9の状態では、排出される搬送媒体Sの先端が、既に排出済みの搬送媒体Sの後端に当接して押し出してしまうような場合において、図10aのように排出トレイ2の角度を変更することで、既に排出済みの搬送媒体Sの後端を下部ユニット104側に寄せる作用に加えて、既に排出済みの搬送媒体Sの上面に、後続の搬送媒体Sの先端を確実に着地させることができる。このような構成により、排出トレイ2上での排出済みの搬送媒体Sの整列性を格段に向上することができる。
図10bは、画像読取装置Aの排出トレイ2を取り外した状態を示した側面図である。上側の図の円DT1で囲った箇所を下側の図で示している。
トレイ支持部131は、本体100の下部に設けられた突出部130内にその回動軸が設けられるように配置されている。また、トレイ支持部131の回動軸は、突出部130の先端側となるように配置され、トレイ支持部131が突出部130に収納された位置から、突出部130から引き出された位置へと回動することで排出トレイ2の支持が可能となる。
トレイ支持部131が突出部130から最も引き出された位置においては、突出部130に収納された位置から90度以上回動するようにされており、排出トレイ2をトレイ支持部131で支持するときに、排出トレイ2からの荷重によって、トレイ支持部131が突出部130に収納される方向の荷重を受けず、また、トレイ支持部収納穴132の当接部132aにトレイ支持部131が当接することによってトレイ支持部131が、排出開口92側に向かう方向に抗力を受けることとなり、突出部130から引き出される方向の回動が規制され、安定した排出トレイ2の支持が可能である。
図10cは、本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの表示パネル90と垂直な方向から見た上面図およびその拡大図である。
トレイ支持部131は、突出部130に設けられた窪み155内に全体が収まるように配置されており、突出部130の先端側に回動軸が設けられている。突出部130に全体が収容されるようにトレイ支持部131が設けられることにより、トレイ支持部131が突出部130に収容された状態においては、確実に突出部130と排出トレイ2とが当接するようにできる。
トレイ支持部131は、突出部130の先端側に回動軸を有し、回動軸と対向する辺には、中央に指掛け用の凹部152、両端部には排出トレイ2と当接する凸部151とが設けられている。
窪み155における、トレイ支持部131の凹部152と対向する位置には、退避部153が設けられ、ユーザの指が凹部152に触れやすいようになっている。
トレイ支持部131は、突出部130から飛び出すように回動された状態においては、その両端部に設けた凸部151によって排出トレイ2と当接する。こうすることによって、公差やバラつきによる排出トレイ2の角度への影響を抑えることができる。
なお、トレイ支持部131は回動範囲の途中においても排出トレイ2を支持可能なように構成し、排出トレイ2の角度を複数段階で調節可能にしてもよい。その場合、搬送媒体Sごとに最も排出トレイ2上での整列性が高い角度で搬送媒体Sを受けることができ、使用性を向上できる。
また、本実施形態においては、トレイ支持部131を突出部130の当接部132aで支持しているが、トレイ支持部131に対して抗力を及ぼし、それによって排出開口92に対する排出トレイ2の角度を調整できるような構成を有すればよく、例えば、トレイ支持部131を下部ユニット102と略同等の幅とし、下部ユニット102の両端部にトレイ支持部131の支持部材を配置して、その支持部材に設けられた当接部にてトレイ支持部131を支持することで、排出トレイ2の角度を調節してもよい。
また、本実施形態においては、トレイ支持部131を突出部130に収納するトレイ支持部収納穴132はその下方が開放され、規制部によってトレイ支持部131が突出部130内に収まるように構成されていてもよい。そうすることによって、例えば、トレイ支持部収納穴132内に異物が挟まったとしても下方から排出することができるため、異物によってトレイ支持部131が突出部130に収納し切れずに、排紙された原稿に対してトレイ支持部131が邪魔になり整列性が低下することを防ぐことができる。
<排出トレイ角度の状態検知の構成>
図11、12は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aのトレイ支持部131の状態を監視する機構を有した概略構成図である。
突出部130の上面に搭載されたトレイ支持部131を収納するためにトレイ支持部収納穴132内にトレイ支持部開閉監視センサ133を配置した構成となっている。トレイ支持部131が収納された状態の場合と引き出された場合の状態をトレイ支持部開閉監視センサ133が検知し、制御部80のインターフェース部86を介しCPU81にトレイ支持部131の状態を知らせる。CPU81はこの情報を基に排出トレイ2の角度を調整するようにユーザに注意を促す事が可能となる。
トレイ支持部開閉監視センサ133は例えばプッシュスイッチ等の物理スイッチ、透過型センサなどの光学センサ、ホール素子などが挙げられる。トレイ支持部の開閉状態の検知の方法をプッシュスイッチを例に説明すると、図11ではトレイ支持部131が引き出された状態のためトレイ支持部開閉監視センサ133はスイッチオフの状態となり、図12ではトレイ支持部131はトレイ支持部開閉監視センサ133に覆いかぶさる形となるためスイッチオンの状態となる。このようにしてトレイ支持部131の開閉状態を検知する事が可能となる。
また、調整した角度に合わせて原稿の搬送速度を変更してもよい。具体的には、搬送媒体Sの整列性が低いことが想定されるモードの選択時に、排出トレイ2の角度がトレイ支持部131によって整列性が高い角度(画像読取装置Aの設置面と排出トレイ2とがなす角が大きい状態)で支持されていない場合に、搬送速度を低減することで、搬送媒体Sの整列性を向上することができる。この場合、排出トレイ2の角度が、選択された搬送モード毎に想定される搬送媒体Sの整列性に対応した角度通りにトレイ支持部131によって設定されていても、例えばトレイ支持部131を用いて排出トレイ2の角度を変更した場合には搬送速度を低下させることによって搬送媒体Sの整列性を向上させるようにしてもよい。
<排出トレイの状態検知による最適状態の表示制御フロー>
図13は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aのトレイ支持部開閉監視センサ133の開閉情報を基に最適な排出トレイ2の状態をユーザに知らせる制御フローの一例である。
S201では、画像読取装置Aの操作部83にあるスタートボタン(不図示)を押した事でジョブが開始される。
S202では、まず排出トレイ2の角度別に紙のタイプをタイプ1、タイプ2に分けたテーブルを予め用意しておき、それとユーザが今回のジョブで設定した紙の種類を比較し、今回のジョブの紙種のタイプを決定する。
S203では、トレイ支持部開閉監視センサ133の状態がS202で算出した紙のタイプと合っているかどうかを判別する。『yes』の場合は、S208に移行しそのまま読取動作を開始する。『no』の場合はS204に移行する。
S204では、トレイ支持部の状態が『閉じた状態』かどうかを判別する。『yes』の場合は、S205へ移行しトレイ支持部131を開くよう表示パネル90に表示しS207へ移行する。『no』の場合は、S206へ移行しトレイ支持部131を閉じるよう表示パネル90に表示しS207へ移行する。
S207では、トレイ支持部開閉監視センサ133の状態に変化があるかどうかを判別する。『yes』の場合は、S208へ移行し読取動作を開始する。『no』の場合は、トレイ支持部開閉監視センサ133の状態に変化があるまで監視を続ける。
この制御フローにより、ユーザが搬送する紙に対する最適な排出トレイ状態にするように促す事が可能である。また、この制御フローは一例であるので注意を表示した後は、排出トレイ2を最適な状態にしない状態で読取動作を開始させてもよい。すなわち、ユーザの操作を待たずに読取動作を開始してもよい。
<トレイ支持部の第2実施形態>
図14は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aのトレイ支持部131の第2実施形態の機構を有した概略構成図である。
図9〜12では、本体100の突出部130上面にトレイ支持部131は中央に一つであったが、図14では突出部130の中央から左右に一つずつ有した構成をとっている。この構成を取る事で排出トレイ2をよりしっかりと支える事ができる。また、右のトレイ支持部131と左のトレイ支持部131で開いた時に取る角度を変える事で紙の種類による角度調整段階を複数段階取る事が可能となる。図14では左右に1つずつ配置したが、2つ以上でもよいし、左右のどちらか一方だけに配置した状態でもよい。また、左右のトレイ支持部131にそれぞれトレイ支持部開閉監視センサ133を設置し、各センサの状態から排出トレイ2の角度を検知してもよい。
<第2実施形態での排出トレイの状態検知による最適状態の表示制御フロー>
図15は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aのトレイ支持部の第2実施形態でのトレイ支持部開閉監視センサ133の開閉情報を基に最適な排出トレイ2の状態をユーザに知らせる制御フローの一例である。
S211では、画像読取装置Aの操作部83にあるスタートボタン(不図示)を押した事でジョブが開始される。
S212では、まず排出トレイ2の角度別に紙のタイプを分けたテーブルを予め用意しておき、それとユーザが今回のジョブで設定した紙の種類を比較して今回のジョブの紙種のタイプを決定する。今回の例では、タイプ1は排出トレイ2が水平な状態(左右のトレイ支持部131が閉じた状態)、タイプ2は排出トレイ2に少し角度がついた状態(左のトレイ支持部131が開き、右のトレイ支持部131が閉じた状態)、タイプ3は排出トレイ2に更に角度がついた状態(右のトレイ支持部131が開いた状態。少なくとも右のトレイ支持部131が開いていればよく、左のトレイ支持部131はこの状態では排出トレイ2を支持しない位置であるため、どの位置にあってもよい。但し、より良くは左のトレイ支持部131も開いた状態が好ましい)とする。
S213では、左右のトレイ支持部開閉監視センサ133の状態がS212で算出した紙のタイプと合っているかどうかを判別する。『yes』の場合は、S220に移行しそのまま読取動作を開始する。『no』の場合はS214に移行する。
S214では、算出した紙のタイプが『タイプ1』かどうかを判別する。『yes』の場合は、S216へ移行し左右のトレイ支持部131を閉じるよう表示パネル90に表示しS219へ移行する。『no』の場合は、S215へ移行する。
S215では、算出した紙のタイプが『タイプ2』かどうかを判別する。『yes』の場合は、S217へ移行し右のトレイ支持部131を閉じ、左のトレイ支持部131を開くよう表示パネル90に表示しS219へ移行する。『no』の場合は、S218へ移行し右のトレイ支持部131を開くよう表示パネル90に表示しS219へ移行する。また、ユーザへのわかり易さを考慮して両方のトレイ支持部131を開くように表示パネル90に表示してもよい。
S219では、トレイ支持部開閉監視センサ133の状態が今回のジョブの紙のタイプと同じ状態になったかどうかを判別する。『yes』の場合は、S220へ移行し読取動作を開始する。『no』の場合は、トレイ支持部開閉監視センサ133の状態が今回のジョブの紙のタイプと同じ状態になるまで監視を続ける。
この制御フローにより、ユーザに対し、最適な排紙状態にする事を促す事が可能である。また、この制御フローは一例であるので注意を表示した後は、排出トレイ2を最適な状態にしない状態で読取動作を開始させてもよい。また、排出トレイ2の角度設定に関しても、4つ以上の設定数を取ってもよい。
<トレイ支持部の第3実施形態>
図16aは本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aのトレイ支持部131の第3実施形態の機構を有した概略構成図である。
図9〜12では、本体100の突出部130上面でトレイ支持部131は回転方向のみ動作する事が可能であった。図16aはトレイ支持部131を回転方向だけでなく、搬送方向D1に平行な方向にもスライド動作する事が可能な構成を取っている。トレイ支持部131の搬送方向の位置を変更する事で排出トレイ2の角度調整段階を複数段階取る事が可能となる。
例えば、図16bのようにトレイ支持部131をレール状の形状を有したトレイ支持部収納穴132を設置し、更にトレイ支持部収納穴132の両端に一定間隔で溝134を配置した構成を取り、トレイ支持部131を搬送方向にスライドさせ、溝134に引っ掛ける事でトレイ支持部131を固定する構成が考えられる。この構成に限らず、別の構成をとってもよい。また、トレイ支持部131に各固定位置にトレイ支持部開閉監視センサ133を設置し、各センサの状態から排出トレイ2の角度を検知してもよい。
<第3実施形態での排出トレイの状態検知による最適状態の表示制御フロー>
図17は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aのトレイ支持部の第3実施形態でのトレイ支持部開閉監視センサ133の開閉情報を基に最適な排出トレイ2の状態をユーザに知らせる制御フローの一例である。
S221では、画像読取装置Aの操作部83にあるスタートボタン(不図示)を押した事でジョブが開始される。
S222では、まず排出トレイ2の角度別に紙のタイプを分けたテーブルを予め用意しておき、それユーザが今回のジョブで設定した紙の種類をと比較し、今回のジョブの紙種のタイプを決定する。今回はタイプ1が排出トレイ2が水平状態(トレイ支持部131が閉じた状態)、タイプ2が排出トレイが少し角度がついた状態(トレイ支持部が手前の位置(本体100に近い位置)で開いた状態)、タイプ3が排出トレイが更に角度がついた状態(トレイ支持部が奥の位置(本体100から離れた位置)で開いた状態)とする。
S223では、トレイ支持部開閉監視センサ133の状態がS222で算出した紙のタイプと合っているかどうかを判別する。『yes』の場合は、S230に移行しそのまま読取動作を開始する。『no』の場合はS224に移行する。
S224では、トレイ支持部開閉監視センサ133の状態が『タイプ1』かどうかを判別する。『yes』の場合は、S226へ移行し左右のトレイ支持部131を閉じるよう表示パネル90に表示しS229へ移行する。『no』の場合は、S225へ移行する。
S225では、トレイ支持部開閉監視センサ133の状態が『タイプ2』かどうかを判別する。『yes』の場合は、S227へ移行しトレイ支持部131を手間の位置で開くよう表示パネル90に表示しS229へ移行する。『no』の場合は、S228へ移行しトレイ支持部131を奥の位置で開くよう表示パネル90に表示しS229へ移行する。
S229では、トレイ支持部開閉監視センサ133の状態が今回のジョブの紙のタイプと同じ状態になったかどうかを判別する。『yes』の場合は、S230へ移行し読取動作を開始する。『no』の場合は、トレイ支持部開閉監視センサ133の状態が今回のジョブの紙のタイプと同じ状態になるまで監視を続ける。
この制御フローにより、ユーザに最適な排紙状態にする事を促す事が可能である。また、この制御フローは一例であるので注意を表示した後は、排出トレイ2を最適な状態にしない状態で読取動作を開始させてもよい。また、角度設定に関しても、4つ以上の設定数を取ってもよい。
<排出トレイの角度検出>
図18は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの排出トレイの角度検出の機構を有した概略構成図である。
図18に示すように本体100の下部パネル91に測距センサ135を配置した構成である。この時、測距センサ135は排出トレイ2の支点からある距離yに、本体100の下部パネル91と水平に設置する。測距センサ135は光学センサ、超音波センサ、ホール素子などが挙げられる。ホール素子の場合、排出トレイ2側の向かい合わせの位置に磁石(図示なし)が必要となる。またこの時、トレイ支持部131は図10〜図12の構成、図14の構成、もしくは図16の構成を取ってもよいし、また別の構成のトレイ支持部131の構成を取ってもよい。また、トレイ支持部131がない別の角度調整機構をとってもよい。
例として測距センサ135に光学センサを用いた排出トレイ2の角度検出方法を記載する。排出トレイ2が開いた時、本体100下部パネル91との距離をxとすると、その距離xを測距センサ135で測定する。また、予め測距センサ135の設置位置と排出トレイ2の支点との距離を制御部80にある記憶部82に記憶しておく。測距センサ135で測定した距離xと記憶部82に予め記憶していた距離yを用いて、排出トレイの角度θを以下の式(1)で算出する。
θ = arctan(x/y)・・・(1)
上記に記載した構成に限らず、別の構成をとってもよい。例えば、排出トレイ2側に測距センサ135を配置して、本体100の下部との距離を基に角度θを算出してもよい。
A 画像読取装置
S 搬送媒体
1 載置台
2 排出トレイ
2a 第1排出トレイ
2b 第2排出トレイ
3、4 駆動部
5 伝達部
10 第1搬送部
11 送りローラ
12 分離ローラ
20 第2搬送部
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
30 第3搬送部
31 駆動ローラ
32 従動ローラ
40 重送検出センサ
50、60 媒体検出センサ
70 画像読取ユニット
71 コンタクトイメージセンサ(CIS)
72 色基準板
80 制御部
84 通信部
90 表示パネル
91 下部パネル
93 表示画面
100 本体
101 第1ヒンジ
102 第2ヒンジ
103 上部ユニット
104 下部ユニット
105 本体ヒンジ
110 給送トレイ
111 規制部材
120 排出位置調整部材
121 透光部
122 操作キー
130 突出部
131 トレイ支持部
132 トレイ支持部収納穴
132a 当接部
133 トレイ支持部開閉監視センサ
134 溝
135 測距センサ
151 凸部
152 把持部
153 凹部

Claims (10)

  1. 筐体と、
    前記筐体に設けられた給紙口と、
    前記給紙口から給紙されたシートを搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記シートを前記筐体から排出するための排出口と、
    前記排出口から排出された前記シートを受ける位置へ回動可能なように取り付けられた排出トレイと、
    前記筐体前面の下端部に設けられた突出部と、
    前記排出トレイを支持し、前記排出トレイの角度を調整可能なトレイ支持部と
    を備え、
    前記トレイ支持部は前記突出部から引き出された位置と前記突出部に収納される位置との間で回動可能に取り付けられ、
    前記トレイ支持部が前記引き出された位置において、前記トレイ支持部の位置決めを行う当接部を有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記トレイ支持部は、
    前記突出部から引き出された位置において、前記突出部に当接することによって位置決めされることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記トレイ支持部は、
    前記突出部の上面から上方に突出するように引き出されることを特徴とする請求項1または2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記トレイ支持部は、
    前記突出部に収納される位置で前記排出トレイを支持したときに比べて、前記突出部から引き出された位置で前記排出トレイを支持したときに前記排出トレイが鉛直方向上方側で支持されるように配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記トレイ支持部の位置を監視するトレイ支持部開閉監視センサを備え、
    前記トレイ支持部の状態を検知することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記トレイ支持部開閉監視センサの開閉情報を使用し、
    読取動作実施時に前記排出トレイを適切な角度になるようにユーザに注意を促すことを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 前記排出トレイとの接触角度が異なる前記トレイ支持部を複数備え、
    前記排出トレイの角度を複数段階設定することが可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  8. 前記トレイ支持部は、
    前記シートの搬送方向と平行にスライド可能なように取り付けられ、
    前記排出トレイを支持する位置により、前記排出トレイの角度を複数段階設定することが可能であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  9. 記筐体に設けられ、前記排出トレイの角度を検出するためのトレイ位置検出部をさらに備えことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  10. 前記トレイ位置検出部は、
    前記筐体の下部に設けられた測距センサであり、
    前記排出トレイと前記筐体の下部の距離と、
    前記排出トレイの支点と前記測距センサとの距離とから前記排出トレイの角度を検出することを特徴とする請求項9に記載のシート搬送装置。
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