JP6628260B1 - 介護用ベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】床部を傾斜した場合に、要介護者の手や脚等が介護用ベッドから飛び出るのを防止することができる介護用ベッドを提供する。【解決手段】介護用ベッド10は、メインベッド11と、右サブベッド12と、左サブベッド13と、ベース14とを備える。第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bと第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bとが駆動され、第1,第2中央ワイヤ45a,55aが引張られ、第1,第2右ワイヤ45b,55b及び第1,第2左ワイヤ45c,55cが緩むと、メインベッド11が、左側のヒンジ25のシャフト30を回転中心として回転し、右板バネ33の付勢により右サブベッド12が右傾斜位置まで上方に回転して、左板バネ34の付勢により左サブベッド13が左傾斜位置まで上方に回転する。【選択図】図5

Description

本発明は、介護用ベッドに関する。
近年、床部に横たわっている要介護者の介護を容易に行うことができるようにするための介護ベッド、例えば、ベッドに横たわっている要介護者の姿勢を変えるための介護用ベッドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の介護用ベッド(床傾斜機構付ベッド装置)では、要介護者が横たわり可能な床部を傾斜させる傾斜機構を備え、この傾斜機構により床部を傾斜させた場合に、床部の傾斜と同時に、床部の下側部分となる下側床部を折り曲げている。そして、床部が傾斜した場合でも、折り曲げた下側床部で要介護者を受け止めることで、要介護者が介護用ベッドから落ちないようにしている。
実開平7−018720号公報
特許文献1に記載の介護用ベッドでは、床部の上側部分となる部分は、床部に連続してフラットな形状となっているため、要介護者の手や脚等が介護用ベッドから飛び出してしまうことがあり、問題となっていた。
本発明は、以上の点に鑑み、床部を傾斜した場合に、要介護者の手や脚等が介護用ベッドから飛び出るのを防止することができる介護用ベッドを提供することを目的とする。
本発明の介護ベッドは、要介護者が第1方向に横たわり可能な主床部と、前記主床部の前記第1方向に直交する第2方向における一側端に回転可能に連結され、前記主床部に平行な第1基準位置と前記主床部に対して上方に傾斜した第1傾斜位置との間で回転可能な第1副床部と、前記主床部の前記第2方向における他端側に回転可能に連結され、前記主床部に平行な第2基準位置と前記主床部に対して上方に傾斜した第2傾斜位置との間で回転可能な第2副床部と、前記主床部を、前記第1方向に延びる軸線を回転中心として回転させて傾斜させる主床部傾斜機構と、前記第1副床部を前記第1基準位置から前記第1傾斜位置に回転させて傾斜させ、前記第2副床部を前記第2基準位置から前記第2傾斜位置に回転させて傾斜させる副床部傾斜機構と、を備え、前記主床部傾斜機構は、主床部用モータと、前記主床部用モータの正回転により巻き取られ、前記主床部用モータの逆回転により緩む主床部用ワイヤと、前記主床部の下面から突出して前記主床部用ワイヤに係合され、前記主床部用ワイヤの巻き取りに応じて上方向に変位して前記主床部を傾斜させるアームと、を備えることを特徴とする。なお、主床部の傾斜に連動して、第1副床部及び第2副床部を傾斜させることが好ましい。また、主床部傾斜機構を2個設け、第1の主床部傾斜機構は、第1方向に延びる軸線を回転中心として正方向(例えば、時計方向)に回転させ、第2の主床部傾斜機構は、第1方向に延びる軸線を回転中心として逆方向(例えば、反時計方向)に回転させることが好ましい。
本発明によれば、第1副床部及び第2副床部を傾斜させることができるので、主床部を傾斜させた場合でも、主床部の両側面を第1副床部及び第2副床部で覆うことができ、傾斜させた主床部の両側面から要介護者の手や脚等が飛び出るのを確実に防止することができる。
また、前記アームは、前記主床部の下面から突出し、且つ前記第2方向に傾斜して設けられていることが好ましい。なお、主床部傾斜機構を2個設ける場合、第1の主床部傾斜機構が備えるアームと、第2の主床部傾斜機構が備えるアームとは、第2方向における逆方向に傾斜させることが好ましい。
この構成によれば、主床部用モータを駆動して主床部用ワイヤを巻き取るだけで、アームを上方に変位させてアームの傾斜方向に応じた方向に主床部を傾斜させることができるので、簡単な構成で所望する方向に主床部を傾斜させることができる。
さらに、前記副床部傾斜機構は、前記第1副床部を前記第1傾斜位置に向けて付勢する第1付勢部材と、前記第2副床部を前記第2傾斜位置に向けて付勢する第2付勢部材と、第1副床部用モータと、一端が前記第1副床部に固定されて、他端が前記第1副床部用モータに固定され、前記第1副床部用モータの回転により巻き取られた場合に、前記第1副床部を前記第1付勢部材の付勢に抗して前記第1基準位置に向けて引張る第1副床部用ワイヤと、第2副床部用モータと、一端が前記第2副床部に固定されて、他端が前記第2副床部用モータに固定され、前記第2副床部用モータの回転により巻き取られた場合に、前記第2副床部を前記第2付勢部材の付勢に抗して前記第2基準位置に向けて引張る第2副床部用ワイヤと、を備え、前記第1副床部用ワイヤ及び前記第2副床部用ワイヤを緩めるように前記第1副床部用モータ及び前記第2副床部用モータを駆動することで、前記第1付勢部材及び前記第2付勢部材により、前記第1副床部を前記第1基準位置から前記第1傾斜位置に傾斜させ、前記第2副床部を前記第2基準位置から前記第2傾斜位置に傾斜させることが好ましい。
この構成によれば、第1副床部用ワイヤ及び第2副床部用ワイヤを緩めるように第1副床部用モータ及び第2副床部用モータを駆動するだけで、第1付勢部材及び第2付勢部材により、第1副床部及び第2副床部を傾斜させることができるので、簡単な構成で第1副床部及び第2副床部を傾斜させることができる。
本発明の実施形態の介護用ベッドを模式的に示す正面図。 介護用ベッドを示す斜視図。 介護用ベッドを分解して示す斜視図。 第2回転機構の部分を示す断面図。 第1傾斜状態の介護用ベッドを示す正面図。 第2傾斜状態の介護用ベッドを示す正面図。
図を参照して、本発明の介護用ベッドの実施形態を説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態の介護用ベッド10は、要介護者P1が長手方向(前後方向)である第1方向D1に横たわり可能なメインベッド11(主床部)と、メインベッド11の短手方向(左右方向)である第2方向D2(第1方向D1に直交する方向)の右端側(一端側)に回転可能に連結された右サブベッド12(第1副床部)と、メインベッド11の左端側(他端側)に回転可能に連結された左サブベッド13(第2副床部)と、ベース14とを備えている。ベース14の下面には、脚部16が2個設けられている。
左側の脚部16の左側面には、介護者によって操作可能な第1傾斜ボタン17a、第2傾斜ボタン17b及び基準位置復帰ボタン17cが設けられている。各ボタン17a〜17cは、介護用ベッド10の駆動を制御する制御装置18に接続されている。制御装置18は、例えば、CPUやメモリ等を備えて構成されている。
右サブベッド12は、メインベッド11に平行な右基準位置(図1及び図2参照)と、メインベッド11に対して上方に傾斜した右傾斜位置(図5参照)との間で回転可能に設けられている。
左サブベッド13は、メインベッド11に平行な左基準位置(図1及び図2参照)と、メインベッド11に対して上方に傾斜した左傾斜位置(図5参照)との間で回転可能に設けられている。
メインベッド11は、ベース14に平行なメイン基準位置(図1及び図2参照)と、メイン基準位置から図1における反時計方向に回転されたメイン第1傾斜位置(図5参照)と、メイン基準位置から図1における時計方向に回転されたメイン第2基準位置(図6参照)との間で回転可能に設けられている。なお、図1等では、各ベッド11〜13とベース14との間に隙間があるが、これは、各ベッド11〜13とベース14との境界を分かりやすくするためであり、実際には隙間はない。
メインベッド11には、メインベッド11をメイン第1傾斜位置に回転させるための第1アーム21と、メインベッド11をメイン第2傾斜位置に回転させるための第2アーム22とが設けられている。ベース14には、第1,第2アーム21,22を回転可能にするための切り欠き14a(図3参照)が前後に形成されている。
第1アーム21は、下端部に向かうにつれて左側に傾斜するように形成され、第2アーム22は、下端部に向かうにつれて右側に傾斜するように形成されている。
第1アーム21の下端部には、第1ワイヤ受け部21aが設けられている。第2アーム22の下端部には、第2ワイヤ受け部22aが設けられている。第1アーム21及び第2アーム22のそれぞれは、前側及び後側(図2参照)に1個ずつ計2個設けられている。なお、図2及び図3では、第1ワイヤ受け部21a及び第2ワイヤ受け部22aの図示を省略している。
右サブベッド12及び左サブベッド13は、ヒンジ25によりメインベッド11に回転可能に連結されている。ヒンジ25は、シャフト30と、第1回転板31と、第2回転板32とを備える。
シャフト30は、第1回転板31の第1円筒部31aに挿通される第1軸部30aと、第2回転板32の第2円筒部32aに挿通される第2軸部30bとを備える。
第1回転板31は、シャフト30の第1軸部30aが挿通される第1円筒部31aと、第1板部31bとから構成され、シャフト30の中心軸を回転中心として回転可能に設けられている。
第2回転板32は、シャフト30の第2軸部30bが挿通される第2円筒部32aと、第2板部32bとから構成され、シャフト30の中心軸を回転中心として回転可能に設けられている。
シャフト30は、第1円筒部31aと第2円筒部32aとに挟まれた中心軸部30cを備え、この中心軸部30cには、ベース14に取り外し可能に挿入される挿入部30dが形成されている。挿入部30dの先端部は、鋭角に尖って形成されている。
ヒンジ25は、4個設けられ、2個のヒンジ25により右サブベッド12がメインベッド11に回転可能に連結され、2個のヒンジ25により左サブベッド13がメインベッド11に回転可能に連結されている。なお、ヒンジ25の数は適宜変更可能である。
右サブベッド12をメインベッド11に連結するヒンジ25は、第1回転板31の第1板部31bが右サブベッド12に固定され、第2回転板32の第2板部32bがメインベッド11に固定されている。
左サブベッド13をメインベッド11に連結するヒンジ25は、第1回転板31の第1板部31bがメインベッド11に固定され、第2回転板32の第2板部32bが左サブベッド13に固定されている。
4個のヒンジ25それぞれの挿入部30dは、ベース14に形成された4個の取付孔14b(図3参照)に取り外し可能に挿入され、メインベッド11、右サブベッド12及び左サブベッド13がベース14に回転可能に取り付けられている。
介護用ベッド10には、右サブベッド12を右傾斜位置(図5参照)に向けて付勢する右板バネ33と、左サブベッド13を左傾斜位置(図5参照)に向けて付勢する左板バネ34とが設けられている。
右板バネ33は、一端33aがメインベッドの右側端部に例えばネジにより固定され、他端33bが、右サブベッド12にスライド可能に取り付けられている。右サブベッド12には、凹部12aが形成され、右板バネ33の他端33bに設けられた軸部33cが凹部12aにスライド可能に挿入されている。右板バネ33は、右サブベッド12が右傾斜位置に位置させる状態(図5参照)が基準形状であり、この基準形状に戻ろうとする弾性変形力を有する。
右板バネ33は2個設けられ、メインベッド11の前面と後面とに固定されており、右サブベッド12は、前面と後面とに凹部12aが形成されている。なお、後面の凹部12aは図示を省略している。
同様に、左板バネ34は、一端34aがメインベッドの左側端部に例えばネジにより固定され、他端34bが、左サブベッド13にスライド可能に取り付けられている。左サブベッド13には、凹部13aが形成され、左板バネ34の他端34bに設けられた軸部34cが凹部13aにスライド可能に挿入されている。左板バネ34は、左サブベッド13が左傾斜位置に位置させる状態(図5参照)が基準形状であり、この基準形状に戻ろうとする弾性変形力を有する。
左板バネ34は2個設けられ、メインベッド11の前面と後面とに固定されており、左サブベッド13は、前面と後面とに凹部13aが形成されている。なお、後面の凹部13aは図示を省略している。
介護用ベッド10は、メインベッド11を図1における反時計方向に回転させ、右サブベッド12を右板バネ33の付勢に抗して右基準位置に回転させ、且つ、左サブベッド13を左板バネ34の付勢に抗して左基準位置に回転させる第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bを備える。第1前回転機構36Aは、介護用ベッド10の前側に設けられ、第1後回転機構36Bは、介護用ベッド10の後側に設けられている。
介護用ベッド10は、メインベッド11を図1における時計方向に回転させ、右サブベッド12を右板バネ33の付勢に抗して右基準位置に回転させ、且つ、左サブベッド13を左板バネ34の付勢に抗して左基準位置に回転させる第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bを備える。第2前回転機構37Aは、介護用ベッド10の前側に設けられ、第2後回転機構37Bは、介護用ベッド10の後側に設けられている。
本実施形態では、前から第1前回転機構36A、第2前回転機構37A、第2後回転機構37B、第1後回転機構36Bの順に設けられている。
第1前回転機構36Aは、第1右モータ41と、第1右モータ41の回転軸に取り付けられた2段プーリからなる第1右プーリ42と、第1左モータ43と、第1左モータ43の回転軸に取り付けられた2段プーリからなる第1左プーリ44と、第1中央ワイヤ45aと、第1右ワイヤ45bと、第1左ワイヤ45cとを備える。第1右モータ41及び第1左モータ43は、制御装置18により駆動が制御される。第1右モータ41及び第1左モータ43は、例えばネジによりベース14に固定されている。
第1後回転機構36Bは、第1前回転機構36Aと同様に構成され、第1右モータ41と、第1右プーリ42と、第1左モータ43と、第1左プーリ44と、各ワイヤ45a〜45cとを備える。なお、図2及び図3では、第1右モータ41、第1右プーリ42、第1左モータ43、第1左プーリ44、及び各ワイヤ45a〜45cの図示を省略している。
右サブベッド12の右側面には、略プーリ形状の右ワイヤ受け部12bが設けられ、ベース14の右側面には、略プーリ形状の右ベースワイヤ受け部14cが設けられている。右ワイヤ受け部12bは、前端側に2個、後端側に2個の計4個設けられている。右ベースワイヤ受け部14cは、前端側に2個、後端側に2個の計4個設けられている。
左サブベッド13の左側面には、略プーリ形状の左ワイヤ受け部13bが設けられ、ベース14の左側面には、略プーリ形状の左ベースワイヤ受け部14dが設けられている。左ワイヤ受け部13bは、前端側に2個、後端側に2個の計4個設けられている。左ベースワイヤ受け部14dは、前端側に2個、後端側に2個の計4個設けられている。なお、図2及び図3では、左ワイヤ受け部13bの図示を省略している。
第1前回転機構36Aでは、第1中央ワイヤ45aは、一端が第1右プーリ42の1段目に固定され、第1アーム21の第1ワイヤ受け部21aを介して、他端が第1左プーリ44の1段目に固定されている。この構成は、前側の第1前回転機構36Aと、後側の第1後回転機構36Bとで同じである。
第1前回転機構36Aでは、第1右ワイヤ45bは、一端が4個の右ワイヤ受け部12bのうちの最も前側の右ワイヤ受け部12bに固定され、4個の右ベースワイヤ受け部14cのうちの最も前側の右ベースワイヤ受け部14cを介して、他端が第1右プーリ42の2段目に固定されている。
第1前回転機構36Aでは、第1左ワイヤ45cは、一端が4個の左ワイヤ受け部13bのうちの最も前側の左ワイヤ受け部13bに固定され、4個の左ベースワイヤ受け部14dのうちの最も前側の左ベースワイヤ受け部14dを介して、他端が第1左プーリ44の2段目に固定されている。
第1後回転機構36Bでは、第1右ワイヤ45bは、一端が4個の右ワイヤ受け部12bのうちの最も後側の右ワイヤ受け部12bに固定され、4個の右ベースワイヤ受け部14cのうちの最も後側の右ベースワイヤ受け部14cを介して、他端が第1右プーリ42の2段目に固定されている。
第1後回転機構36Bでは、第1左ワイヤ45cは、一端が4個の左ワイヤ受け部13bのうちの最も後側の左ワイヤ受け部13bに固定され、4個の左ベースワイヤ受け部14dのうちの最も後側の左ベースワイヤ受け部14dを介して、他端が第1左プーリ44の2段目に固定されている。
図4は、4個の左ベースワイヤ受け部14dのうちの前から1番目と2番目との間の断面図である。図4に示すように、第2前回転機構37Aは、第2右モータ51と、第2右モータ51の回転軸に取り付けられた2段プーリからなる第2右プーリ52と、第2左モータ53と、第2左モータ53の回転軸に取り付けられた2段プーリからなる第2左プーリ54と、第2中央ワイヤ55aと、第2右ワイヤ55bと、第2左ワイヤ55cとを備える。第2右モータ51及び第2左モータ53は、制御装置18により駆動が制御される。第2右モータ51及び第2左モータ53は、例えばネジによりベース14に固定されている。
第2後回転機構37Bは、第2前回転機構37Aと同様に構成され、第2右モータ51と、第2右プーリ52と、第2左モータ53と、第2左プーリ54と、ワイヤ55a〜55cとを備える。なお、図2及び図3では、第2右モータ51、第2右プーリ52、第2左モータ53、第2左プーリ54、及び各ワイヤ55a〜55cの図示を省略している。
第2前回転機構37Aでは、第2中央ワイヤ55aは、一端が第2右プーリ52の1段目に固定され、第2アーム22の第2ワイヤ受け部22aを介して、他端が第2左プーリ54の1段目に固定されている。この構成は、前側の第2前回転機構37Aと、後側の第2後回転機構37Bとで同じである。
第2前回転機構37Aでは、第2右ワイヤ55bは、一端が4個の右ワイヤ受け部12bのうちの前から2番目の右ワイヤ受け部12bに固定され、4個の右ベースワイヤ受け部14cのうちの前から2番目の右ベースワイヤ受け部14cを介して、他端が第2右プーリ52の2段目に固定されている。
第2前回転機構37Aでは、第2左ワイヤ55cは、一端が4個の左ワイヤ受け部13bのうちの前から2番目の左ワイヤ受け部13bに固定され、4個の左ベースワイヤ受け部14dのうちの前から2番目の左ベースワイヤ受け部14dを介して、他端が第2左プーリ54の2段目に固定されている。
第2後回転機構37Bでは、第2右ワイヤ55bは、一端が4個の右ワイヤ受け部12bのうちの後から2番目の右ワイヤ受け部12bに固定され、4個の右ベースワイヤ受け部14cのうちの後から2番目の右ベースワイヤ受け部14cを介して、他端が第2右プーリ52の2段目に固定されている。
第2後回転機構37Bでは、第2左ワイヤ55cは、一端が4個の左ワイヤ受け部13bのうちの後から2番目の左ワイヤ受け部13bに固定され、4個の左ベースワイヤ受け部14dのうちの後から2番目の左ベースワイヤ受け部14dを介して、他端が第2左プーリ54の2段目に固定されている。
本実施形態では、第1右モータ41及び第2右モータ51を駆動していない状態でも、右サブベッド12は図1の状態が保持される。これは、右板バネ33の弾性変形力により第1右ワイヤ45b及び第2右ワイヤ55bが引張られて、第1右モータ41及び第2右モータ51に反時計方向に回転する力が加わっても、ある程度の重量のあるメインベッド11が乗せられた第1中央ワイヤ45a及び第2中央ワイヤ55aにより、第1右モータ41及び第2右モータ51が反時計方向に回転しないように保持されるためである。
同様に、第1左モータ43及び第2左モータ53を駆動していない状態でも、左サブベッド13は図1の状態が保持される。
[第1傾斜制御]
要介護者P1の姿勢を変えるために介護用ベッド10を傾斜させる際の動作について説明する。
先ず、図1の状態で介護者が第1傾斜ボタン17aを操作する。第1傾斜ボタン17aが操作されると、第1傾斜ボタン17aから制御装置18に第1駆動信号が送信される。
制御装置18は、第1駆動信号が入力されると、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右プーリ42が図5における反時計方向に回転するように、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右モータ41を駆動する。
また、制御装置18は、第1駆動信号が入力されると、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1左プーリ44が図5における時計方向に回転するように、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1左モータ43を駆動する。
制御装置18は、第1駆動信号が入力されると、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右プーリ52が図4における反時計方向に回転するように、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右モータ51を駆動する。
また、制御装置18は、第1駆動信号が入力されると、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2左プーリ54が図4における時計方向に回転するように、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2左モータ53を駆動する。
制御装置18は、第1駆動信号が入力された場合、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右モータ41及び第1左モータ43を、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右モータ51及び第2左モータ53より速い速度で回転するように駆動する。
図5に示すように、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右プーリ42が図5における反時計方向に回転されると、第1右プーリ42の2段目に巻き取られていた第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右ワイヤ45bが引き出されて、2本の第1右ワイヤ45bが緩む。
同様に、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右プーリ52(図4参照)が図4における反時計方向に回転されると、第2右プーリ52の2段目に巻き取られていた第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右ワイヤ55bが引き出されて、2本の第2右ワイヤ55bが緩む。
第1右ワイヤ45b及び第2右ワイヤ55bが緩むと、右板バネ33の弾性変形力により、右サブベッド12が右傾斜位置まで回転される。右サブベッド12が右傾斜位置まで回転する場合、第1右ワイヤ45b及び第2右ワイヤ55bの緩みに応じて徐々に右傾斜位置まで回転する。
同様に、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1左プーリ44が図5における時計方向に回転されると、第1左プーリ44の2段目に巻き取られていた第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1左ワイヤ45cが引き出されて、2本の第1左ワイヤ45cが緩む。
同様に、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2左プーリ54(図4参照)が図4における時計方向に回転されると、第2左プーリ54の2段目に巻き取られていた第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2左ワイヤ55cが引き出されて、2本の第2左ワイヤ55cが緩む。
第1左ワイヤ45c及び第2左ワイヤ55cが緩むと、左板バネ34の弾性変形力により、左サブベッド13が左傾斜位置まで回転される。左サブベッド13が左傾斜位置まで回転する場合、第1左ワイヤ45c及び第2左ワイヤ55cの緩みに応じて徐々に左傾斜位置まで回転する。
また、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右プーリ42が図5における反時計方向に回転され、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1左プーリ44が図5における時計方向に回転されると、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bの第1右プーリ42の1段目及び第1左プーリ44の1段目に巻き掛けられていた2本の第1中央ワイヤ45aが巻き取られて引張られる。
また、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右プーリ52が図4における反時計方向に回転され、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2左プーリ54が図4における時計方向に回転されると、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bの第2右プーリ52の1段目及び第2左プーリ54の1段目に巻き掛けられていた2本の第2中央ワイヤ55aが巻き取られて引張られる。
制御装置18は、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右モータ41及び第1左モータ43を、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右モータ51及び第2左モータ53より速い速度で回転するように駆動している。このため、2本の第1中央ワイヤ45aが、2本の第2中央ワイヤ55aよりも速い速度で巻き取られて先に引張られる。
これにより、第1中央ワイヤ45aに載せられていた第1アーム21(メインベッド11)に対して、第1作用方向F1(図1参照)への力が加わる。第1アーム21(メインベッド11)に対して第1作用方向F1への力が加わると、第1アーム21(メインベッド11)は、左側のヒンジ25のシャフト30を回転中心として図5における反時計方向に回転する。この場合、右側のヒンジ25の挿入部30dは、取付孔14bから引き抜かれる。
このような動作により、メインベッド11が、左側のヒンジ25のシャフト30を回転中心として図5における反時計方向に回転し、且つ、右サブベッド12が右傾斜位置まで上方に回転して、左サブベッド13が左傾斜位置まで上方に回転する(第1傾斜状態)。これにより、要介護者P1の姿勢を変えることができる。
さらに、第1傾斜状態では、右サブベッド12及び左サブベッド13は上方に傾斜されているので、メインベッド11の両側面から要介護者P1の手や脚等が飛び出るのを確実に防止することができる。
[第2傾斜制御]
介護者が図1の状態で第2傾斜ボタン17bを操作すると、第2傾斜ボタン17bから制御装置18に第2駆動信号が送信される。
制御装置18は、第2駆動信号が入力されると、第1ベッド傾斜制御と同じ方向に、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右モータ41及び第1左モータ43と、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右モータ51及び第2左モータ53とを駆動する。この駆動制御により、2本の第1左ワイヤ45c及び2本の第2左ワイヤ55cが緩み、2本の第1中央ワイヤ45a及び2本の第2中央ワイヤ55aが巻き取られて引張られる。
制御装置18は、第2駆動信号が入力された場合、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右モータ51及び第2左モータ53を、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右モータ41及び第1左モータ43より速い速度で回転するように駆動する。このため、2本の第2中央ワイヤ55aが、2本の第1中央ワイヤ45aよりも速い速度で巻き取られて先に引張られる。
これにより、第2中央ワイヤ55aに載せられていた第2アーム22(メインベッド11)に対して、第2作用方向F2(図1参照)への力が加わる。第2アーム22(メインベッド11)に対して第2作用方向F2への力が加わると、第2アーム22(メインベッド11)は、右側のヒンジ25のシャフト30を回転中心として図6における時計方向に回転する。この場合、左側のヒンジ25の挿入部30dは、取付孔14bから引き抜かれる。
このような動作により、メインベッド11が、右側のヒンジ25のシャフト30を回転中心として図6における時計方向に回転し、且つ、右サブベッド12が右傾斜位置まで回転して、左サブベッド13が左傾斜位置まで回転する(第2傾斜状態)。これにより、要介護者P1の姿勢を変えることができる。
さらに、第2傾斜状態では、右サブベッド12及び左サブベッド13は上方に傾斜されているので、メインベッド11の両側面から要介護者P1の手や脚等が飛び出るのを確実に防止することができる。
[第1傾斜状態から基準位置復帰制御]
介護用ベッド10が第1傾斜状態(図5参照)である場合に、介護者が基準位置復帰ボタン17cを操作すると、基準位置復帰ボタン17cから制御装置18に停止信号が送信される。制御装置18は、第1傾斜状態で停止信号が入力されると、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右プーリ42が図5における時計方向に回転するように、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右モータ41を駆動する。
また、制御装置18は、第1傾斜状態で停止信号が入力されると、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右プーリ52が図5における時計方向に回転するように、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右モータ51を駆動する。
上記した第1右モータ41の駆動により、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右プーリ42の1段目に巻き取られていた2本の第1中央ワイヤ45aが引き出されて、2本の第1中央ワイヤ45aが緩む。
同様に、上記した第2右モータ51の駆動により、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右プーリ52の1段目に巻き取られていた2本の第2中央ワイヤ55aが引き出されて、2本の第2中央ワイヤ55aが緩む。
また、上記した第1右モータ41の駆動により、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右ワイヤ45bが、第1右プーリ42の2段目に巻き取られて引張られる。
同様に、上記した第2右モータ51の駆動により、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右ワイヤ55bが、第2右プーリ52の2段目に巻き取られて引張られる。
第1右ワイヤ45b及び第2右ワイヤ55bが巻き取られて引張られると、メインベッド11が、図5に示す位置から、図1に示すメイン基準位置に向けて回転される。この際、取付孔14bから抜かれていた右側のヒンジ25の挿入部30dが、取付孔14bに挿入される。
また、メインベッド11が、図5に示す位置から、図1に示すメイン基準位置の近くまで回転されるとき、左サブベッド13は図5に示す位置で保持される。したがって、メインベッド11と左サブベッド13とのなす角度が大きくなる(例えば、100°から145°に変化する)。
メインベッド11がメイン基準位置の近くまで回転された後、さらに、第1右ワイヤ45b及び第2右ワイヤ55bが巻き取られて引張られると、右板バネ33の弾性変形力に抗して、右サブベッド12が右基準位置まで回転される。右サブベッド12が右基準位置まで回転する場合、第1右ワイヤ45b及び第2右ワイヤ55bの引張りに応じて徐々に右基準位置まで回転する。
また、制御装置18は、メインベッド11がメイン基準位置の近くまで回転されると、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1左プーリ44が図5における反時計方向に回転するように、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1左モータ43を駆動する。
さらに、制御装置18は、メインベッド11がメイン基準位置の近くまで回転されると、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2左プーリ54が図5における反時計方向に回転するように、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2左モータ53を駆動する。
上記した第1左モータ43の駆動により、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1左ワイヤ45cが、第1左プーリ44の2段目に巻き取られて引張られる。
同様に、上記した第2左モータ53の駆動により、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2左ワイヤ55cが、第2左プーリ54の2段目に巻き取られて引張られる。
第1左ワイヤ45c及び第2左ワイヤ55cが巻き取られて引張られると、左板バネ34の弾性変形力に抗して、左サブベッド13が左基準位置まで回転される。これにより、2本の第1中央ワイヤ45a及び2本の第2中央ワイヤ55aがさらに緩み、介護用ベッド10は、メインベッド11がメイン基準位置まで回転されて、図1に示す状態となる。なお、左サブベッド13が左基準位置まで回転する場合、第1左ワイヤ45c及び第2左ワイヤ55cの引張りに応じて徐々に左基準位置まで回転する。
[第2傾斜状態から基準位置復帰制御]
介護用ベッド10が第2傾斜状態(図6参照)である場合に、介護者が基準位置復帰ボタン17cを操作すると、基準位置復帰ボタン17cから制御装置18に停止信号が送信される。制御装置18は、第2傾斜状態で停止信号が入力されると、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1左プーリ44が図6における反時計方向に回転するように、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1左モータ43を駆動する。
さらに、制御装置18は、第2傾斜状態で停止信号が入力されると、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2左プーリ54が図6における反時計方向に回転するように、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2左モータ53を駆動する。
上記した第1左モータ43の駆動により、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1左プーリ44の1段目に巻き取られていた2本の第1中央ワイヤ45aが引き出されて、2本の第1中央ワイヤ45aが緩む。
同様に、上記した第2左モータ53の駆動により、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2左プーリ54の1段目に巻き取られていた2本の第2中央ワイヤ55aが引き出されて、2本の第2中央ワイヤ55aが緩む。
また、上記した第1左モータ43の駆動により、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1左ワイヤ45cが、第1左プーリ44の2段目に巻き取られて引張られる。
同様に、上記した第2左モータ53の駆動により、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2左ワイヤ55cが、第2左プーリ54の2段目に巻き取られて引張られる。
第1左ワイヤ45c及び第2左ワイヤ55cが巻き取られて引張られると、メインベッド11が、図6に示す位置から、図1に示すメイン基準位置まで回転される。この際、取付孔14bから抜かれていた左側のヒンジ25の挿入部30dが、取付孔14bに挿入される。
また、メインベッド11が、図6に示す位置から、図1に示すメイン基準位置の近くまで回転されるとき、右サブベッド12は図6に示す位置で保持される。したがって、メインベッド11と右サブベッド12とのなす角度が大きくなる(例えば、100°から145°に変化する)。
メインベッド11がメイン基準位置の近くまで回転された後、さらに、第1左ワイヤ45c及び第2左ワイヤ55cが巻き取られて引張られると、左板バネ34の弾性変形力に抗して、左サブベッド13が左基準位置まで回転される。左サブベッド13が右基準位置まで回転する場合、第1左ワイヤ45c及び第2左ワイヤ55cの引張りに応じて徐々に左基準位置まで回転する。
また、制御装置18は、メインベッド11がメイン基準位置の近くまで回転されると、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右プーリ42が図6における時計方向に回転するように、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右モータ41を駆動する。
さらに、制御装置18は、メインベッド11がメイン基準位置の近くまで回転されると、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右プーリ52が図6における時計方向に回転するように、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右モータ51を駆動する。
上記した第1右モータ41の駆動により、第1前回転機構36A及び第1後回転機構36Bのそれぞれの第1右ワイヤ45bが、第1右プーリ42の2段目に巻き取られて引張られる。
同様に、上記した第2右モータ51の駆動により、第2前回転機構37A及び第2後回転機構37Bのそれぞれの第2右ワイヤ55bが、第2右プーリ52の2段目に巻き取られて引張られる。
第1右ワイヤ45b及び第2右ワイヤ55bが巻き取られて引張られると、右板バネ33の弾性変形力に抗して、右サブベッド12が右基準位置まで回転される。これにより、2本の第1中央ワイヤ45a及び2本の第2中央ワイヤ55aがさらに緩み、介護用ベッド10は、メインベッド11がメイン基準位置まで回転されて、図1に示す状態となる。なお、右サブベッド12が左基準位置まで回転する場合、第1右ワイヤ45b及び第2右ワイヤ55bの引張りに応じて徐々に右基準位置まで回転する。
このように、介護用ベッド10は、図5又は図6に示す状態から図1に示す状態に戻す場合に、メインベッド11がメイン基準位置の近くに回転してから、右サブベッド12及び左サブベッド13が、右基準位置及び左基準位置に回転するので、メインベッド11がメイン基準位置の近くに戻る(回転する)ときには、右サブベッド12及び左サブベッド13が、右傾斜位置及び左傾斜位置に位置している。これにより、メインベッド11がメイン基準位置の近くに戻る(回転する)ときに、要介護者P1が介護用ベッドから落下するのを確実に防止することができる。
なお、上記実施形態では、右サブベッド12及び左サブベッド13を、右板バネ33及び左板バネ34の弾性変形力により基準位置に回転させているが、これに限定されることなく、右サブベッド12及び左サブベッド13を基準位置に回転させる機構は適宜変更可能であり、例えば、モータ及びギヤ等を有する回転機構や、伸縮自在なシャフト機構等から構成するようにしてもよい。
上記実施形態では、第1アーム21を、下端部に向かうにつれて左側に傾斜するように形成し、第2アーム22を、下端部に向かうにつれて右側に傾斜するように形成しているが、これに限定されることなく、第1アーム21及び第2アーム22の形状は適宜変更可能であり、例えば、直線状や円弧状等に形成するようにしてもよい。
10 介護用ベッド
11 メインベッド(主床部)
12 右サブベッド(第1副床部)
13 左サブベッド(第2副床部)
14 ベース
21 第1アーム
22 第2アーム
33 右板バネ(第1付勢部材)
34 左板バネ(第2付勢部材)
41 第1右モータ(主床部用モータ、第1副床部用モータ)
43 第1左モータ(主床部用モータ、第2副床部用モータ)
45a 第1中央ワイヤ(主床部用ワイヤ)
45b 第1右ワイヤ(第1副床部用ワイヤ)
45c 第1左ワイヤ(第2副床部用ワイヤ)
51 第2右モータ(主床部用モータ、第1副床部用モータ)
53 第2左モータ(主床部用モータ、第2副床部用モータ)
55a 第2中央ワイヤ(主床部用ワイヤ)
55b 第2右ワイヤ(第1副床部用ワイヤ)
55c 第2左ワイヤ(第2副床部用ワイヤ)

Claims (3)

  1. 要介護者が第1方向に横たわり可能な主床部と、
    前記主床部の前記第1方向に直交する第2方向における一側端に回転可能に連結され、前記主床部に平行な第1基準位置と前記主床部に対して上方に傾斜した第1傾斜位置との間で回転可能な第1副床部と、
    前記主床部の前記第2方向における他端側に回転可能に連結され、前記主床部に平行な第2基準位置と前記主床部に対して上方に傾斜した第2傾斜位置との間で回転可能な第2副床部と、
    前記主床部を、前記第1方向に延びる軸線を回転中心として回転させて傾斜させる主床部傾斜機構と、
    前記第1副床部を前記第1基準位置から前記第1傾斜位置に回転させて傾斜させ、前記第2副床部を前記第2基準位置から前記第2傾斜位置に回転させて傾斜させる副床部傾斜機構と、
    を備え、
    前記主床部傾斜機構は、
    主床部用モータと、
    前記主床部用モータの正回転により巻き取られ、前記主床部用モータの逆回転により緩む主床部用ワイヤと、
    前記主床部の下面から突出して前記主床部用ワイヤに係合され、前記主床部用ワイヤの巻き取りに応じて上方向に変位して前記主床部を傾斜させるアームと、を備えることを特徴とする介護用ベッド。
  2. 請求項1に記載の介護用ベッドにおいて、
    前記アームは、前記主床部の下面から突出し、且つ前記第2方向に傾斜して設けられていることを特徴とする介護用ベッド。
  3. 請求項1又は2に記載の介護用ベッドにおいて、
    前記副床部傾斜機構は、
    前記第1副床部を前記第1傾斜位置に向けて付勢する第1付勢部材と、
    前記第2副床部を前記第2傾斜位置に向けて付勢する第2付勢部材と、
    第1副床部用モータと、
    一端が前記第1副床部に固定されて、他端が前記第1副床部用モータに固定され、前記第1副床部用モータの回転により巻き取られた場合に、前記第1副床部を前記第1付勢部材の付勢に抗して前記第1基準位置に向けて引張る第1副床部用ワイヤと、
    第2副床部用モータと、
    一端が前記第2副床部に固定されて、他端が前記第2副床部用モータに固定され、前記第2副床部用モータの回転により巻き取られた場合に、前記第2副床部を前記第2付勢部材の付勢に抗して前記第2基準位置に向けて引張る第2副床部用ワイヤと、
    を備え、
    前記第1副床部用ワイヤ及び前記第2副床部用ワイヤを緩めるように前記第1副床部用モータ及び前記第2副床部用モータを駆動することで、前記第1付勢部材及び前記第2付勢部材により、前記第1副床部を前記第1基準位置から前記第1傾斜位置に傾斜させ、前記第2副床部を前記第2基準位置から前記第2傾斜位置に傾斜させることを特徴とする介護用ベッド。
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