JP6627699B2 - 物品搬送設備及び落下防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送路に沿って走行する天井搬送車により、物品を収納した収納容器を搬送する物品搬送設備及びその物品搬送設備に設けられる収納容器の落下防止装置に関するものである。
従来の物品搬送設備では、天井付近に設けられた走行レールに沿って天井搬送車を走行させることにより、物品を収納した収納容器を搬送する。このような物品搬送設備においては、天井搬送車の作業効率を向上させる等の理由から、天井搬送車により搬送される収納容器を一時的に保管する天井保管棚が走行レールに沿って天井から吊り下げられて設けられている。この天井保管棚には、天井保管棚からの収納容器の落下を防止するための落下防止装置が設けられている。
例えば、特許文献1の物品搬送設備においては、天井バッファ(天井保管棚)に、物品(収納容器)底部の凹部に嵌合して物品を位置決めする位置決めピンと、物品の落下を防止するための落下防止柵とを設けて、落下防止柵が位置決めピンよりも高く上方に突き出すようにし、さらに落下防止柵の高さを走行中の天井走行車での物品の底面よりやや低い高さとすることで、天井搬送車と天井バッファ間の物品の移載を容易にし、さらに天井バッファからの物品の落下を防止している。
特許4045451号公報
しかしながら、特許文献1の物品搬送設備は、天井バッファ(天井保管棚)の4周に落下防止柵を同じ高さで配置し、位置決めピンにより物品(収納容器)の底部から位置決めすることで、天井バッファからの物品の落下を防止しているが、加速度1000Galを超える大型地震のような非常に大きな揺れにおいては、そのような落下防止柵及び位置決めピンでは、物品の転倒に耐えることができず、天井バッファからの物品の落下を充分に防止できないという問題があった。
そこで、本発明は、天井保管棚における非常に大きな揺れに対しても収納容器の転倒に耐えることができ、天井保管棚からの収納容器の落下を充分に防止可能な物品搬送設備及び落下防止装置を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上であり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明の物品搬送設備は、物品を収納する収納容器を搬送路に沿って走行する天井搬送車により搬送する物品搬送設備であって、前記搬送路に沿って設けられ、前記天井搬送車によって搬送される収納容器を保管する天井保管棚を備え、前記天井保管棚は、前記天井保管棚からの前記収納容器の落下を防止する落下防止装置を備え、前記落下防止装置は、前記収納容器を持ち上げるためのハンドル部を係止する係止部を備え、前記係止部は、前記天井保管棚における前記収納容器の水平方向において、前記ハンドル部の外部から前記ハンドル部と当接して、前記収納容器を前記天井保管棚に対して出し入れする方向への前記収納容器の移動を規制する移動規制部材により構成されるものである。
上記構成では、落下防止装置の係止部が収納容器のハンドル部を係止することで、収納容器の移動(揺れ)を規制する。
上記構成では、落下防止装置の係止部が天井保管棚における収納容器の水平方向においてハンドル部と当接することで、収納容器の移動(揺れ)を規制する。
本発明の物品搬送設備は、物品を収納する収納容器を搬送路に沿って走行する天井搬送車により搬送する物品搬送設備であって、前記搬送路に沿って設けられ、前記天井搬送車によって搬送される収納容器を保管する天井保管棚を備え、前記天井保管棚は、前記天井保管棚からの前記収納容器の落下を防止する落下防止装置を備え、前記落下防止装置は、前記収納容器を持ち上げるためのハンドル部を係止する係止部を備え、前記係止部が、前記収納容器の容器本体と前記ハンドル部によって形成される孔を貫通する貫通部材により構成されるものである。
上記構成では、落下防止装置の係止部が容器本体とハンドル部によって形成される孔を貫通することで、収納容器の移動(揺れ)を規制する。
本発明の物品搬送設備は、上記物品搬送設備において、前記係止部が、前記ハンドル部に嵌合する嵌合部材により構成されるものである。
上記構成では、落下防止装置の係止部がハンドル部に嵌合することで、収納容器の移動(揺れ)を規制する。
本発明の落下防止装置は、物品を収納する収納容器を搬送路に沿って走行する天井搬送車により搬送する物品搬送設備に設けられる天井保管棚において前記天井保管棚からの前記収納容器の落下を防止する落下防止装置であって、前記収納容器を持ち上げるためのハンドル部を係止する係止部を備え、前記係止部は、前記収納容器の容器本体と前記ハンドル部によって形成される孔を貫通する貫通部材により構成されるものである。
上記構成では、落下防止装置の係止部が容器本体とハンドル部によって形成される孔を貫通することで、収納容器の移動(揺れ)を規制する。
本発明の物品搬送設備及び落下防止装置によれば、収納容器のハンドル部を落下防止装置の係止部により係止することで、収納容器の移動(揺れ)を規制できることから、天井保管棚における非常に大きな揺れに対しても収納容器の転倒に耐えることができ、天井保管棚からの収納容器の落下を充分に防止することができる。
収納容器に予め設けられているハンドル部を利用して収納容器の移動(揺れ)を容易に規制することができる。そのため、容易な装置構成で、天井保管棚からの収納容器の落下を確実に防止できる。
本発明に係る物品搬送設備に設けられる天井搬送車及び天井保管棚を示す図である。 本発明に係る物品搬送設備に設けられる第1天井保管棚及び第1落下防止装置の斜視図である。 (a)は、本発明に係る物品搬送設備に設けられる天井搬送車により搬送されるフープの斜視図、(b)は、同フープを第1天井保管棚に着座させた際の第1天井保管棚の平面図、(c)は、同フープを第1天井保管棚に着座させた際の第1天井保管棚の下部正面図、(d)は、同フープを第1天井保管棚に着座させた際の第1天井保管棚の下部側面図である。 (a)は、本発明に係る物品搬送設備に設けられる天井搬送車により搬送される別実施例のフープの斜視図、(b)は、同フープを、第3落下防止装置を設けた第1天井保管棚(第2天井保管棚)に着座させた際の第1天井保管棚(第2天井保管棚)の下部側面断面図である。 (a)は、本発明に係る物品搬送設備に設けられる天井搬送車により搬送される別実施例のフープの斜視図、(b)は、同フープを、第4落下防止装置を設けた第1天井保管棚(第2天井保管棚)に着座させた際の第1天井保管棚(第2天井保管棚)の下部側面断面図、(c)は、同フープを、第3落下防止装置を設けた第1天井保管棚(第2天井保管棚)に着座させた際の第1天井保管棚(第2天井保管棚)の下部側面断面図である。
本発明に係る物品搬送設備10について説明する。
物品搬送設備10は、半導体基板(「物品」の一例)の製造工場内のクリーンルーム等に設けられ、半導体基板を収納したフープ90(「収納容器」の一例)を、半導体基板に対して所定の処理を行う複数の処理装置間において加工処理の工程順に従って搬送するための設備である。図1に示すように、物品搬送設備10は、搬送路である走行レール12と、走行レール12に沿って走行する天井搬送車20と、走行レール12に沿って設けられる第1及び第2天井保管棚30A、30Bと、を主に備えている。
走行レール12は、上記複数の処理装置(図示せず)の上方に設けられ、天井11から吊り下げボルト13等により支持される。
天井搬送車20は、半導体基板を収納したフープ90を走行レール12に沿って搬送するものである。天井搬送車20は、走行レール12に対して吊下げられた状態で取り付けられ、走行レール12に沿って移動可能に構成されている。天井搬送車20は、移動車21と、横送り駆動装置22と、昇降駆動装置23と、チャッキング装置24と、落下防止体25と、から主に構成されている。天井搬送車20は、天井11側から移動車21、横送り駆動装置22、昇降駆動装置23、チャッキング装置24の順で設けられる。
移動車21は、横送り駆動装置22、昇降駆動装置23、及びチャッキング装置24を走行レール12に沿って移動させるものであり、走行レール12に沿って走行可能に構成されている。移動車21は、走行レール12に沿って走行するための走行推力を発生するリニアモータ式の走行車体と、当該走行車体に対して連結されて横送り駆動装置22を支持する支持部と、から主に構成されている。なお、上記走行車体は、リニアモータ式の走行車体に限定されるものではなく、クリーンルーム等のクリーン度が要求される空間で走行可能な方式の走行車体であれば構わない。
横送り駆動装置22は、昇降駆動装置23及びチャッキング装置24を走行レール12の側方(移動車21の走行方向に対して左右方向)に移動させるものであり、移動車21の下端部に取り付けられている。横送り駆動装置22は、昇降駆動装置23を支持して走行レール12の左右方向に案内するガイド支持レールと、ガイド支持レールを走行レール12の左右方向に移動させるとともにガイド支持レールに案内される昇降駆動装置23を走行レール12の左右方向に移動させる横移動装置と、を備える。横送り駆動装置22においては、ガイド支持レールが横移動装置の駆動により走行レール12の左右どちらか一方にスライド移動される。そして、昇降駆動装置23が横移動装置の駆動によりスライド移動されたガイド支持レール上を移動する。
昇降駆動装置23は、チャッキング装置24を吊り下げた状態で昇降させるものであり、横送り駆動装置22に取り付けられている。昇降駆動装置23は、複数本の昇降ベルトを有し、当該複数本の昇降ベルトを同時に巻き取り及び巻き出し可能に構成されている。上記複数本の昇降ベルトの巻き取り及び巻き出しを行うことで、上記昇降ベルトにより吊り下げ支持されたチャッキング装置24が略水平姿勢を維持しながら昇降操作される。
チャッキング装置24は、フープ90を着脱可能に支持するものであり、昇降駆動装置23に取り付けられている。チャッキング装置24は、フープ90の上面から突出するフランジ93等を掴むことによりフープ90を支持する。
落下防止体25は、天井搬送車20からのフープ90の落下を防止するものであり、天井搬送車20の走行方向に対して前後側及び下側を覆う箱体である。
天井搬送車20は、図3(a)に示すようなフープ90を搬送する。フープ90は、略立方体の箱状の収納容器であり、その内部に複数の半導体基板を収納可能な複数段の載置部(図示せず)を有する。フープ90は、フープ本体91(「容器本体」の一例)と、蓋体92と、から主に構成される。フープ90は、フープ本体91の一方側に設けられる開口部分から半導体基板が出し入れされる。フープ本体91の開口部分は、蓋体92により開閉される。フープ本体91の上部には、フープ90を昇降駆動装置23により昇降させるためのフランジ93が設けられている。フープ本体91の両側部には、作業者等がフープ90を持ち上げて運搬するためのハンドル94(「ハンドル部」の一例)及びサイドフランジ95が設けられている。
ハンドル94は、フープ本体91の側面からアーチ状(コ字状)に突出する矩形の部材により形成される。
フープ90には、アーチ状のハンドル94をフープ本体91の側面から突出させることで、作業者等がフープ90を持ち上げる際に作業者の手等を挿入するための孔96が、フープ本体91とハンドル94との間に形成される。孔96は、フープ本体91とハンドル94により囲まれる領域であり、通常の作業者の手を挿入させることができる程度の空間である。
第1及び第2天井保管棚30A、30Bは、天井搬送車20により搬送されるフープ90を一時的に保管するためのものである。図1に示すように、第1及び第2天井保管棚30A、30Bは、走行レール12を挟んで互いに向かい合って走行レール12の左右両側の側方に設けられ、又は、それぞれ別々に、走行レール12の左右どちらか一方の側方に設けられる。第1及び第2天井保管棚30A、30Bは、天井11から吊り下げボルト13等により吊り下げられた状態で支持される。
図2に示すように、第1及び第2天井保管棚30A、30Bは、底板31と、底板31の両側から垂直に立設される側面枠32、32と、側面枠32、32が立設される側と異なる側の底板31から垂直に立設される落下防止枠33と、から主に構成されている。なお、以下の説明においては、側面枠32、32が設けられている側を「第1及び第2天井保管棚30A、30Bの右側或いは左側」とし、落下防止枠33が設けられている側を「第1及び第2天井保管棚30A、30Bの後側」とし、落下防止枠33が設けられている側と反対側を「第1及び第2天井保管棚30A、30Bの前側」とする。
側面枠32、32は、第1及び第2天井保管棚30A、30Bの右側或いは左側からのフープ90の落下を防止するものである。側面枠32、32の上部には、第1及び第2天井保管棚30A、30Bを天井11から吊り下げるための吊り下げボルト13等が取り付けられる。
落下防止枠33は、第1及び第2天井保管棚30A、30Bの後側からのフープ90の落下を防止するものである。落下防止枠33は、側面枠32、32より低く、且つ底板31に着座するフープ90の高さより高く形成される。
第1及び第2天井保管棚30A、30Bは、前側にフープ90を出し入れするための搬出入口が設けられ、当該搬出入口を走行レール12側に向けて配置される。当該搬出入口から搬入されたフープ90は、底板31に着座させる。
図1から図3に示すように、第1天井保管棚30Aの側面枠32、32には、第1天井保管棚30Aからのフープ90の落下を防止する第1落下防止装置40(第1実施例)が設けられている。図3に示すように、第1落下防止装置40は、フープ90が第1天井保管棚30Aに着座した際に、フープ本体91の側面に設けられるハンドル94と対向する側面枠32、32に設けられる。第1落下防止装置40は、フープ90の大きさ、フープ90に対するハンドル94の位置、ハンドル94により形成される孔96の位置及び大きさ等に応じて、側面枠32、32における設置位置が決定される。
第1落下防止装置40は、正面視略U字状に屈曲する板材により構成される。第1落下防止装置40は、その一方側に第1天井保管棚30Aの側面枠32、32に固定するための固定部41が設けられ、その他方側にハンドル94を係止するための係止部42が設けられる。
固定部41は、側面枠32、32と平行に設けられ、板材で側面枠32、32を挟み込んでボルト等の固定部材により側面枠32、32に固定される。
係止部42は、その先端部をフープ本体91とハンドル94により形成される孔96に貫通させることによってハンドル94を係止する。係止部42は、固定部41から正面視略L字状に突出して延設され、その先端部が上方に向くように設けられる。係止部42は、その側面の幅がフープ90の孔96の径より短く形成される。係止部42は、その先端部分が、フープ90が第1天井保管棚30Aに着座する際にフープ90の孔96を貫通可能な長さで固定部41から突出している。
第1落下防止装置40は、フープ90が第1天井保管棚30Aに着座する際に、係止部42がフープ90の孔96を貫通する。これにより、係止部42がハンドル94の孔96側の側面と当接可能な状態となり、ハンドル94の孔96側の側面が係止部42と当接することでハンドル94が係止部42に係止される。第1落下防止装置40は第1天井保管棚30Aの左右両側に設けられているため、係止部42がフープ90の孔96を貫通することでフープ90の左右両側のハンドル94が係止部42により係止され、フープ本体91の前後左右方向の移動(揺れ)が規制される。そのため、フープ90が傾いた場合であっても、フープ90が転倒する前に係止部42がハンドル94に当接してフープ90の転倒を止める。
このように、第1落下防止装置40は、係止部42がフープ本体91とハンドル94により形成される孔96を貫通する貫通部材により構成され、当該貫通部材が孔96を貫通することでフープ90の移動(揺れ)を規制し、第1天井保管棚30Aからのフープ90の落下を防止する。
図1に示すように、第2天井保管棚30Bの底板31には、第2天井保管棚30Bからのフープ90の落下を防止する第2落下防止装置50(第2実施例)が設けられている。第2落下防止装置50は、フープ90が第2天井保管棚30Bに着座する際に、フープ本体91の側面に設けられるハンドル94の前側と対向する位置に底板31から立設される。第2落下防止装置50は、フープ90の大きさ、フープ90に対するハンドル94の位置、大きさ等に応じて、底板31における設置位置が決定される。
第2落下防止装置50は、底板31から上方に向けて突出する角形の柱材により構成される。第2落下防止装置50は、その基端部が底板31に固定され、底板31から垂直に立設される。第2落下防止装置50は、その柱材の一方の側面にハンドル94を係止するための係止部51が設けられる。
係止部51は、上記柱材の後側の側面であり、フープ90が第2天井保管棚30Bに着座する際に、ハンドル94の前側と対向する側の側面である。係止部51は、その側面の幅が、ハンドル94がフープ本体91から突出する長さより長く、且つフープ90が第2天井保管棚30Bに着座する際にフープ本体91と側面枠32、32との間に生じる隙間より短くなるように形成される。
第2落下防止装置50は、フープ90が第2天井保管棚30Bに着座する際に、係止部51がハンドル94に当接或いは接近する。すなわち、係止部51が第2天井保管棚30Bにおけるフープ90の水平方向(前方向)においてハンドル94の外部からハンドル94と当接或いは接近する。これにより、係止部51がハンドル94の前側の側面(外部)と当接或いは当接可能な状態となり、ハンドル94の前側の側面が係止部51と当接することでハンドル94が係止部51に係止される。第2落下防止装置50は第2天井保管棚30Bの左右両側に設けられているため、係止部51がハンドル94の前側の側面(外部)に当接することでフープ90の左右両側のハンドル94が係止部51により係止され、フープ本体91の前方向の移動(揺れ)が規制される。そのため、フープ90が傾いた場合であっても、フープ90が転倒する前に係止部51がハンドル94に当接してフープ90の転倒を止める。
このように、第2落下防止装置50は、係止部51がハンドル94と当接してフープ90の移動を規制する移動規制部材により構成され、当該移動規制部材が第2天井保管棚30Bにおけるフープ90の水平方向においてハンドル94の外部からハンドル94と当接することでフープ90の移動を規制し、第2天井保管棚30Bからのフープ90の落下を防止する。
以上のように、物品搬送設備10及び第1及び第2落下防止装置40、50においては、フープ90のハンドル94を第1及び第2落下防止装置40、50の係止部42、51により係止することで、フープ90の移動(揺れ)を規制できることから、大型地震においてもフープ90の転倒に耐えることができ、第1及び第2天井保管棚30A、30Bからのフープ90の落下を充分に防止することができる。
物品搬送設備10及び第1及び第2落下防止装置40、50においては、フープ90に予め設けられているハンドル94を利用してフープ90の移動(揺れ)を容易に規制することができる。そのため、容易な装置構成で、第1及び第2天井保管棚30A、30Bからのフープ90の落下を確実に防止できる。
なお、本実施の形態においては、第1天井保管棚30Aに第1落下防止装置40を設け、第2天井保管棚30Bに第2落下防止装置50を設けているが、これに限定されるものではなく、第1及び第2天井保管棚30A、30Bのそれぞれに、第1落下防止装置40又は第2落下防止装置50を設けても構わない。
本実施の形態においては、走行レール12の左右両側方に、第1及び第2天井保管棚30A、30Bを設けているが、これに限定されるものではなく、走行レール12の左右どちらか一方の側方のみに第1及び第2天井保管棚30A、30Bを設けても構わない。
本実施の形態においては、第1及び第2天井保管棚30A、30Bに着座する収納容器を、図4(a)に示すようなフープ90B(フープ90の別実施例)としても構わない。フープ90Bは、フープ本体とハンドルによって形成される孔を有さない板状のハンドル94Bをその側面に備える収納容器である。
この場合においては、第3落下防止装置65(第3実施例)により落下防止装置を構成する。図4(b)に示すように、第3落下防止装置65は、フープ90Bが第1及び第2天井保管棚30Bに着座する際に、係止部66が板状のハンドル94Bの前後の側面と当接するように、第1及び第2天井保管棚30A、30Bの底板31に垂直に立設される。第3落下防止装置65は、フープ90Bが第1及び第2天井保管棚30Bに着座する際に、係止部66を構成する一対の柱材が板状のハンドル94Bに当接或いは接近することで、板状のハンドル94Bを係止部66により係止し或いは係止可能な状態として、フープ本体91Bの前後方向の移動(揺れ)を規制する。
本実施の形態においては、第1及び第2天井保管棚30A、30Bに着座する収納容器を、図5(a)に示すようなフープ90C(フープ90の別実施例)としても構わない。フープ90Cは、フープ本体とハンドルによって形成される孔を有さない逆L字状のハンドル94Cをその側面に備える収納容器である。
この場合においては、第3落下防止装置65(第3実施例)及び第4落下防止装置60(第4実施例)により落下防止装置を構成する。
図5(b)に示すように、第4落下防止装置60は、係止部61が逆L字状のハンドル94Cに嵌合する嵌合部材により構成される。具体的には、係止部61が、逆L字状のハンドル94Cにおいて下方に折れ曲がって形成される下方屈曲部99Cの形状に合わせた凹状部分を有する部材により構成される。
第4落下防止装置60は、フープ90Cが第1及び第2天井保管棚30Bに着座する際に、逆L字状のハンドル94Cの側面と対向するように、第1及び第2天井保管棚30A、30Bの側面枠32、32に設けられる。第4落下防止装置60は、フープ90Cが第1及び第2天井保管棚30Bに着座する際に、係止部61の凹状部分が逆L字状のハンドル94Cの下方屈曲部99Cに嵌る。係止部61の凹状部分が下方屈曲部99Cに嵌ることで、逆L字状のハンドル94Cが係止部61に係止され、フープ本体91Cの前後方向の移動(揺れ)が規制される。
図5(c)に示すように、第3落下防止装置65は、係止部66が逆L字状のハンドル94Cと当接してフープ90Cの移動を規制する移動規制部材により構成される。具体的には、係止部66が、逆L字状のハンドル94Cの下方屈曲部99Cの前後の側面と当接する(下方屈曲部99Cの前後の側面を挟持する)一対の角形の柱材により構成される。
第3落下防止装置65は、フープ90Cが第1及び第2天井保管棚30Bに着座する際に、係止部66が逆L字状のハンドル94Cの下方屈曲部99Cの前後の側面と当接するように、第1及び第2天井保管棚30A、30Bの底板31に垂直に立設される。第3落下防止装置65は、フープ90Cが第1及び第2天井保管棚30Bに着座する際に、係止部61を構成する一対の柱材が下方屈曲部99Cに当接或いは接近することで、逆L字状のハンドル94Cを係止部61により係止し或いは係止可能な状態として、フープ本体91Cの前後方向の移動(揺れ)を規制する。
なお、上記フープ90B、90Cにおいては、落下防止装置を第3落下防止装置65及び第4落下防止装置60(第3及び第4実施例)としたが、これに限定されるものではなく、上記フープ90において用いた第2落下防止装置50(第2実施例)を用いても構わない。すなわち、第2落下防止装置50の係止部51を、板状のハンドル94Bの前側の側面及び逆L字状のハンドル94Cの前側の側面に当接させることで、板状のハンドル94B及び逆L字状のハンドル94Cを係止部51により係止して、フープ本体91B、91Cの前方向の移動(揺れ)を規制しても構わない。
本実施の形態においては、天井搬送車20が搬送する収納容器を、フープ90、90B、90Cとしたが、これに限定されるものではなく、フープを持ち上げるためのハンドル部を有するものであれば構わない。すなわち、ハンドル部は、ハンドル94、94B、94Cに限定されない。また、収納容器は、フープに限定されるものではなく、ハンドル部を有する収納容器であれば、例えば、フォスビ等のシリコンウェハ出荷容器であっても構わない。
10 物品搬送設備
12 走行レール(搬送路)
20 天井搬送車
30A 第1天井保管棚(天井保管棚)
30B 第2天井保管棚(天井保管棚)
40 第1落下防止装置(落下防止装置)
42 係止部
50 第2落下防止装置(落下防止装置)
51 係止部
60 第4落下防止装置(落下防止装置)
61 係止部
65 第3落下防止装置(落下防止装置)
66 係止部
90 フープ(収納容器)
90B フープ(収納容器)
90C フープ(収納容器)
94 ハンドル(ハンドル部)
94B 板状のハンドル(ハンドル部)
94C 逆L字状のハンドル(ハンドル部)

Claims (4)

  1. 物品を収納する収納容器を搬送路に沿って走行する天井搬送車により搬送する物品搬送設備であって、
    前記搬送路に沿って設けられ、前記天井搬送車によって搬送される収納容器を保管する天井保管棚を備え、
    前記天井保管棚は、前記天井保管棚からの前記収納容器の落下を防止する落下防止装置を備え、
    前記落下防止装置は、前記収納容器を持ち上げるためのハンドル部を係止する係止部を備え、
    前記係止部は、前記天井保管棚における前記収納容器の水平方向において、前記ハンドル部の外部から前記ハンドル部と当接して、前記収納容器を前記天井保管棚に対して出し入れする方向への前記収納容器の移動を規制する移動規制部材により構成されること
    を特徴とする物品搬送設備。
  2. 前記係止部は、前記ハンドル部に嵌合する嵌合部材により構成されること
    を特徴とする請求項1に記載の物品搬送設備。
  3. 物品を収納する収納容器を搬送路に沿って走行する天井搬送車により搬送する物品搬送設備であって、
    前記搬送路に沿って設けられ、前記天井搬送車によって搬送される収納容器を保管する天井保管棚を備え、
    前記天井保管棚は、前記天井保管棚からの前記収納容器の落下を防止する落下防止装置を備え、
    前記落下防止装置は、前記収納容器を持ち上げるためのハンドル部を係止する係止部を備え、
    前記係止部は、前記収納容器の容器本体と前記ハンドル部によって形成される孔を貫通する貫通部材により構成されること
    を特徴とする物品搬送設備。
  4. 物品を収納する収納容器を搬送路に沿って走行する天井搬送車により搬送する物品搬送設備に設けられる天井保管棚において前記天井保管棚からの前記収納容器の落下を防止する落下防止装置であって、
    前記収納容器を持ち上げるためのハンドル部を係止する係止部を備え、
    前記係止部は、前記収納容器の容器本体と前記ハンドル部によって形成される孔を貫通する貫通部材により構成されること
    を特徴とする落下防止装置。
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