JP6627468B2 - 封緘シール - Google Patents

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Description

本発明は封緘シールに関するものである。この封緘シールは、例えば、包装容器の開口部に貼着して不正な開封を防止し、万一不正に開封された場合には、その開封の事実を表示する。
破断容易な基材シートに粘着剤を塗布して構成される封緘シールは周知である(特許文献1,2参照)。商品を収容した包装容器の開口部にこの封緘シールを貼着した場合には、包装容器を開封するためにはこの封緘シールを破断しなくてはならない。仮に封緘シールを剥離しようとしても、その剥離作業の途中で封緘シールは簡単に破断する。従って、包装容器を開封した場合にはその痕跡が残り、しかも、その痕跡は容易に認識できる。
そして、このため、包装容器を不正に開封して、内部に異物を混入したり、内部の商品を偽造品とすりかえること等は困難である。このような理由から、この封緘シールは、不正な開封を防止するシールとして広く利用されている。また、これに加えて、内部の商品が真正品であることを保障する機能を有する場合もある。
ところで、この封緘シールに使用される粘着剤は、一般に、加熱によって溶融し、その接着強度が低下するのが通常である。このため、包装容器に貼着した封緘シールを加熱して接着強度を低下させた場合には、この封緘シールを破断することなく剥離できることがある。この場合には、仮に前述のような不正が行われとしても、その痕跡が残らず、従って、この不正を防止することができない。
実公平05−48210号公報 特開平08−152842号公報
そこで、本発明は、破断容易な基材シートを使用して、常温下で剥離した場合にはその痕跡が残る封緘シールを前提として、しかも、高温下で剥離した場合にもその痕跡が残る封緘シールを提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、破断容易な基材シートと、この基材シート上に積層され、加熱によって発色又は変色する接着剤層とを備え、接着剤層がパターン状に基材シートに積層されており、接着剤層がパターン状剥離層を介して基材シートに積層されていることを特徴とする封緘シールである。
次に、請求項2に記載の発明は、接着剤層がマイクロカプセルを含有しており、このマイクロカプセルの殻物質が加熱により溶融する材質から構成されていると共に、その内外に、発色又は変色可能な色素と、この色素を発色又は変色させる顕色剤とが、それぞれ、配合されていることを特徴とする請求項1に記載の封緘シールである。
次に、請求項3に記載の発明は、基材シートが、ミシン目が設けられたシートであることを特徴とする請求項1又は2に記載の封緘シールである。
本発明の封緘シールは破断容易な基材シートに接着剤層を積層して構成しているから、これを被貼着物に貼着した後剥離しようとすると、基材シートが破断する。こうして破断した封緘シールを破断前の状態にもどすことは事実上不可能であるから、開封の痕跡が残る。
また、本発明の接着剤層は加熱によって発色又は変色する性質を有しており、しかも、この発色や変色は不可逆であるから、加熱して接着剤層の接着強度を低下させた状態で剥離しようとすると、接着剤層が発色又は変色し、その痕跡が残る。
このため、いずれの場合でも開封の痕跡が残るから、不正に開封して異物を混入したり、偽造品にすりかえる等の不正行為を防止することが可能となるのである。
図1は本発明の封緘シールの具体例に係り、図1(a)はその断面説明図、図1(b)は平面図である。 図2は本発明の封緘シールを貼着した状態を説明するための模式的な断面説明図である。 図3は貼着した封緘シールを常温下で剥離した状態を説明するための模式的な断面説明図である。 図4は貼着した封緘シールを加熱した状態を説明するための模式的な断面説明図である。 図5は本発明の封緘シールの別の具体例の断面説明図である。
以下、具体例を参照しながら本発明の封緘シールを説明する。図1は本発明の封緘シールの具体例に係り、図1(a)はその断面説明図、図1(b)は平面図である。
本発明の封緘シール1は、基材シート11と接着剤層12とを必須の構成要素とするものである。接着剤層12は基材シート11の上に積層されている必要がある。接着剤層12は、例えば、コーティングにより、基材シート11上に積層することができる。
基材シート11は、この封緘シール1を包装容器等の被貼着物に貼着した後、常温下で剥離しようとしたときに破断する程度に破断容易なものでなくてはならない。基材シート11は、例えば、紙によって構成することができる。また、プラスチックフィルムやその積層体を基材シート11とすることもできるが、これらプラスチックフィルムは一般に破断困難であるため、ミシン目11xを施して、その破断を誘導することが望ましい。
なお、プラスチックフィルムとしては、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリメタクリル酸メチルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリビニルアルコールポリエチレンテレフタレートフィルム等を使用できる。もちろん、これらプラスチックフィルムには印刷絵柄が施されていてもよいし、金属蒸着膜等が被着していてもよい。
一方、接着剤層12は加熱によって発色又は変色する性質を有する必要がある。この接着剤層12を構成する接着剤は、発色又は変色可能な色素とこの色素を発色又は変色させる顕色剤とを、相互に混ざらないように分離して粘着剤に配合したもので構成することができる。両者を分離して配合するためには、例えば、加熱により溶融する材質の殻物質を有するマイクロカプセル12a中に色素と顕色剤のいずれか一方を封入して粘着剤に配合し、他方をマイクロカプセル12aの外部12bに配合すればよい。こうしてマイクロカプセル12aを利用して、色素と顕色剤の両者を、これらが互いに混ざらないように配合した接着剤層12は、これを加熱することによって殻物質が溶融して破壊され、マイクロカプセル12a内外の色素と顕色剤とが混ざり合って発色又は変色する。なお、マイクロカプセル12aの殻物質としては、例えば、ゼラチンを使用することができる。また、ゼラチンの代わりに熱可塑性樹脂を使用することにより、この殻物質が破壊される温度を変えることも可能である。
色素としては例えばアゾ染料が使用でき、この場合には顕色剤としてカップリング剤を使用できる。また、色素としてロイコ染料を使用し、顕色剤としてフェノール系水酸基又はカルボキシル基を有する化合物を使用することができる。また、イソシナネートとアミンとの組み合わせであってもよい。
なお、これら色素と顕色剤とを配合する粘着剤としては汎用の粘着剤を使用できる。例を挙げると、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム等のゴム系粘着剤を挙げることができる。また、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、エチルヘキシルアクリレート等のアクリル系粘着剤やウレタン系粘着剤等を使用することも可能である。
次に、接着剤層12は基材シート11の全面に設けられていてもよいが、一旦被貼着物に貼着した封緘シール1を剥離する際に封緘シール1の破断を確実にするため、接着剤層12をパターン状に設けることが望ましい。この場合、パターン状接着剤層12の端面12xはミシン目11xの位置に一致しているか、せいぜいその近傍に位置していることが望ましい(図1(a)参照)。こうして接着剤層12がパターン状に積層された封緘シール1を剥離する際には、後述するように、基材シート11がミシン目11xで破断し、接着剤層12の存在しない領域の基材シート11bが除去される。一方、パターン状接着剤層12に接着された領域では、基材シート11aは被貼着物の上に残存する。
なお、接着剤層12をパターン状に設ける代わりに、パターン状剥離層を介して接着剤層12を基材シート11に積層してもよい。この場合には、接着剤層12を基材シート11の全面に設けてもよい。図5は、こうしてパターン状剥離層13を介して接着剤層12を基材シート11の全面に積層した封緘シール1’の例を示す断面説明図である。この封緘シール1’も、被貼着物に貼着した封緘シール1’を剥離する際には、基材シート11がミシン目11xで破断し、剥離層13の上に積層された領域の基材シート11bが除去される。一方、パターン状接着剤層12に接着された領域では、基材シート11aは被貼着物の上に残存する。
この封緘シール1,1’は、商品を収容した包装容器の開口部に貼着して使用することができる。例えば、食品を収容した紙箱やブランド製品を収容した紙箱等である。図2はこうして被貼着物2に、パターン状接着剤層12を有する封緘シール1を貼着した状態を説明するための模式的な断面説明図である。図から分かるように、封緘シール1は、パターン状接着剤層12によって部分的に被貼着物2に接着する。
そして、この封緘シール1を常温下で剥離しようとした際には、図3に示すように、基
材シート11がミシン目11xで破断し、この破断によって分断された2種類の領域のうち、接着剤層12の存在しない領域の基材シート11bが被貼着物2から分離される。一方、パターン状接着剤層12に接着された領域では、基材シート11aは被貼着物2の上に残存する。そして、こうして分断された基材シート11bを被貼着物2に再接着して、その破断の痕跡をなくすことは事実上不可能であるから、不正に開封した場合にはその痕跡が残るのである。
また、被貼着物2に貼着された封緘シール1を加熱して接着剤層12の接着強度を低下させ、この状態で剥離しようとした際には、図4に示すように、マイクロカプセル12aの殻物質が溶融して破壊され、マイクロカプセル12a内外の色素と顕色剤とが混ざり合って不可逆的に発色又は変色する。図において、符号12’はこうして発色又は変色した接着剤層を示している。そして、マイクロカプセル12aをもとに戻して接着剤層12の色彩を加熱前の色彩に戻すことは不可能であるから、この場合にも、開封の痕跡が残るのである。
このように、常温で開封した場合も、加熱下で開封した場合も、その開封の痕跡が残るから、不正に開封して異物を混入したり、あるいは内部の商品を偽造品とすりかえることは不可能である。
1,1’:封緘シール
11:基材シート 11a:破断して被貼着物に残った基材シート 11b:破断して被貼着物から分離された基材シート 11x:ミシン目
12:接着剤層 12a:マイクロカプセル 12b:マイクロカプセルの外側 12x:パターン状接着剤層の端面 12’:発色又は変色した接着剤層
13:剥離層
2:被貼着物

Claims (3)

  1. 破断容易な基材シートと、この基材シート上に積層され、加熱によって発色又は変色する接着剤層とを備え、接着剤層がパターン状に基材シートに積層されており、接着剤層がパターン状剥離層を介して基材シートに積層されていることを特徴とする封緘シール。
  2. 接着剤層がマイクロカプセルを含有しており、このマイクロカプセルの殻物質が加熱により溶融する材質から構成されていると共に、その内外に、発色又は変色可能な色素と、この色素を発色又は変色させる顕色剤とが、それぞれ、配合されていることを特徴とする請求項1に記載の封緘シール。
  3. 基材シートが、ミシン目が設けられたシートであることを特徴とする請求項1又は2に記載の封緘シール。
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