JP6627410B2 - 加工装置 - Google Patents

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本発明は、環状のワークを加工する加工装置に関する。
例えば、環状のワークに対して超仕上げ加工を行う加工装置として、主軸の上端面に載置されたワークをその上方からクランプロールで押圧し、ワークと共に主軸を回転させながら砥石によりワークの加工を行うものが知られている(例えば特許文献1参照)。
図6は、従来の加工装置を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。図6(a)及び(b)に示すように、従来の加工装置100は、主軸101と、一対のクランプロール102と、一対のシュー103と、砥石104とを備えている。
主軸101は、上下方向に延びる軸線X’回りに回転自在に配置されており、その上端面に環状のワーク200が載置される。クランプロール102は、水平方向に延びる軸線Y’回りに回転自在に配置されており、クランプロール102の外周面は、主軸101の上端面に載置されたワーク200をその上方から押圧するようになっている。この状態で主軸101を軸線X’回りに回転させると、ワーク200は主軸101と共に回転し、その回転に伴って各クランプロール102はワーク200を押し付けながら軸線Y’回りに回転する。
一対のシュー103は固定架台105に取り付けられており、各シュー103の先端部は回転中のワーク200の外周面に摺接するようになっている。砥石104は、回転中のワーク200の内周面を加工する。その際、ワーク200の内周面に砥石104の押し付け力が作用すると、ワーク200は、シュー103と砥石104とにより径方向両側から挟まれることによって回転が停止し、加工不良が発生する場合がある。
このため、加工装置100は、上記加工不良を防止するためにワーク200が回転していることを検出するセンサ106を備えている。従来のセンサ106は、環状のワーク200の回転を直接検出することが難しいので、ワーク200の回転に伴って回転するクランプロール102の回転を検出するようになっている。
特開2011−93038号公報
上記加工装置100では、ワーク200をシュー103に押し付けながら回転させることができるように、ワーク200は、その中心がシュー中心に対してオフセットした状態で主軸101の上端面にセットされる。しかし、このようにセッティングされていても、ワーク200が回転中にシュー103から離反する方向へずれることで、ワーク200に加工不良が生じる場合がある。このような加工不良を防止するためには、ワーク200がシュー103から離反したことを自動的に検出する必要がある。
ところが、上記のようにワーク200がシュー103から離反した場合でも、ワーク200は回転し続けるので、センサ106はワーク200の回転に伴うクランプロール102の回転を通常通り検出することになる。このため、シュー103からワーク200が離反したことをセンサ106によって検出することができず、加工不良のワーク200が発生するという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ワークの回転停止に起因するワークの加工不良だけでなく、シューからワークが離反することに起因するワークの加工不良も防止することができる加工装置を提供することを目的とする。
本発明の加工装置は、環状のワークをその軸線回りに回転させる回転部と、回転中の前記ワークの外周面が押し付けられ得る複数のシューと、回転中の前記ワークを加工する加工具と、を備えている加工装置であって、前記シューは、外周面が前記回転中のワークの外周面に接触することで回転するロール部を有し、前記複数のシューのうち少なくとも2つにおける前記ロール部のそれぞれが正常に回転しているか否かを検出するための検出部を備えていることを特徴とする。
上記のように構成された加工装置によれば、加工具の押し付け力によりワークの回転が停止した場合には、シューのロール部も回転しなくなるので、検出部によりロール部が正常に回転していないことを検出することができる。これにより、ワークの回転停止に起因するワークの加工不良を防止することができる。
また、ワークがシューに対して離反して回転した場合には、シューのロール部の外周面がワークの外周面に対して非接触となり、ロール部の回転速度が低下する。この回転速度の低下により、検出部はロール部が正常に回転していないことを検出することができる。これにより、シューからワークが離反することに起因するワークの加工不良も防止することができる。
さらに、検出部は、シューのロール部が正常に回転しているか否かを検出するものであり、従来のようにワークを押圧するクランプロールの回転を検出していない。このため、クランプロールを含むクランプユニットを加工装置に配置できない場合であっても、上記の両方に起因する加工不良を防止することができる。
前記加工装置において、前記ロール部は、その回転方向の一部の形状が変化している形状変化部を有し、前記検出部は、前記形状変化部を検出可能なセンサからなるのが好ましい。この場合、ロール部の形状変化部をセンサにより検出することで、ロール部が正常に回転しているか否かを検出することができるので、装置の構成を簡素化することができる。
本発明の加工装置によれば、ワークの回転停止に起因するワークの加工不良だけでなく、シューからワークが離反することに起因するワークの加工不良も防止することができる。
本発明の一実施形態に係る加工装置を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 上記加工装置におけるシューの転がり軸受を示す拡大断面図である。 上記加工装置におけるセンサとロール部との位置関係を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 上記センサおよび上記ロール部の変形例を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 上記ロール部の形状変化部の他の変形例を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 従来の加工装置を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係る加工装置を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。図1(a)及び(b)において、本実施形態の加工装置1は、例えば、転がり軸受の軌道輪を製造する際に、軸受鋼からなる環状のワークWの内周面に対して超仕上げ加工を行うものである。
加工装置1は、ワークWをその軸線X1回りに回転させる主軸(回転部)2と、回転中のワークWの外周面が押し付けられ得る一対のシュー3と、ワークWの内周面を加工する砥石(加工具)4とを備えている。主軸2は、上下方向に延びて配置されており、その上端面2aはワークWの軸方向の一側面が載置される載置面とされている。
本実施形態の加工装置1は、従来の加工装置のように主軸の上端面に載置されたワークを上方から押圧するクランプロールを備えていない。その代わりに、本実施形態では、主軸2の内部に、ワークWを上端面2aに載置した状態で磁力により吸着保持するためのマグネットチャック(図示省略)が設けられている。
ワークWは、一対のシュー3に押し付けるために、当該ワークWの中心がシュー中心に対してオフセットした状態で主軸2上に載置されるようになっている。なお、図1において、主軸2は、ワークWと共に図中の時計回り方向に回転しているが、反時計回り方向に回転するものであってもよい。また、本実施形態では、回転部として、主軸2を用いる場合を例示しているが、ワークWを上記のように回転させることができれば、主軸2以外の他の部材によって構成されていてもよい。
砥石4は、主軸2の上端面2aに載置されたワークWの内周面に摺接するように配置さる。その際、砥石4は、図示しない押圧手段によりワークWの内周面に押し付けられるようになっている。したがって、この状態でワークWを回転させることで、砥石4がワークWの内周面全体に対して超仕上げ加工を行うことができる。
なお、砥石4は、図1(a)の平面視において9時の位置に配置されているが、その配置位置は任意に設定することができる。また、本実施形態では、加工具として砥石4を用いる場合を例示しているが、砥石4以外の他の工具を用いる場合にも適用することができる。
一対のシュー3は、平面視においてワークWの軸線X1を中心として、ワークWの周方向に所定間隔をおいて配置されている。図1(a)の例では、図中の12時および9時の位置にそれぞれシュー3が配置されている。なお、シュー3は3個以上設けられていてもよい。また、シュー3の周方向の配置位置は任意の位置に設定することができる。
各シュー3は、固定架台(図示省略)に基端部が取り付けられたる支持部11と、支持部11の先端部において上方に突出して取り付けられた固定軸12と、固定軸12に設けられた転がり軸受13とを備えている。
図2は、転がり軸受13を示す拡大断面図である。図2において、転がり軸受13は、SUJ3等の軸受鋼からなる汎用の深溝玉軸受によって構成されている。具体的には、転がり軸受13は、内輪21と、外輪22と、内輪21と外輪22との間に転動可能に配置された複数の玉(転動体)23とを備えている。内輪21は上記固定軸12に外嵌固定されている。
内輪21の外周には、玉23が転動する内輪軌道面21aが形成されている。外輪22の内周には、内輪軌道面21aと対向する位置に、玉23が転動する外輪軌道面22aが形成されている。複数の玉23は、内輪21と外輪22との間に配置されている。これらの玉23は、それぞれ内輪軌道面21a及び外輪軌道面22a上を転動可能であり、これによって、外輪22は内輪21に対して回転自在とされている。なお、複数の玉23は、図示しない保持器により所定間隔で保持されている。
図1(a)及び(b)において、ワークWは上述のようにオフセットして配置されているため、回転中のワークWの外周面は、転がり軸受13の外輪22の外周面に押し付けられた状態で接触している。このため、各外輪22は、ワークWの回転に伴って、固定軸12の上下方向に延びる軸線X2回りに回転するようになっている。したがって、本実施形態では、転がり軸受13の外輪22が、その外周面に回転中のワークWの外周面が接触することで回転するロール部14とされている。なお、ロール部14は、転がり軸受13の外輪22と別体に設けられていてもよい。
ところで、回転中のワークWの内周面に砥石4の押し付け力が作用すると、ワークWは、ロール部14(外輪22)と砥石4とにより径方向両側から挟まれることによって回転が停止し、加工不良が生じる場合がある。
このため、加工装置1は、上記加工不良を防止するために、ワークWが正常に回転しているか否かを自動的に検出する必要がある。本実施形態の加工装置1は、ワークWの回転に伴って回転するロール部14が正常に回転しているか否かを検出するための検出部であるセンサ5を備えている。
センサ5は、例えば透過型の光電センサからなり、光を照射する投光部5aと、照射された光を受光する受光部5bとを有する。投光部5aは、支持部11の幅方向一方側にブラケット15を介して取り付けられ、受光部5bは、支持部11の幅方向他方側にブラケット16を介して取り付けられている。なお、上記の検出部としては、透過型の光電センサ以外に、反射型の光電センサや、後述する変形例のように磁気式の近接センサ等を用いてもよい。
図3は、本実施形態におけるセンサ5とロール部14との位置関係を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。図3(a)及び(b)において、ロール部14は、その周方向(回転方向)の一部の形状が変化している形状変化部24を有している。本実施形態の形状変化部24は、ロール部14において軸方向一方側の外縁の一部を面取りすることによって形成された切り欠き部24aからなる。
センサ5の投光部5a及び受光部5bは、図3(b)の側面視において外輪22の前記軸方向一方側の外縁に対向配置されており、ロール部14の回転中に上記切り欠き部24aを検出するようになっている。具体的には、図3(a)に示すように、ロール部14の回転によって切り欠き部24aが図中の12時付近の位置を通過するときは、投光部5aから照射された光は、切り欠き部24aを通過して受光部5bで受光されるので、センサ5はON状態となる。また、切り欠き部24aが図中の12時付近以外の位置を回転移動しているときは、投光部5aから照射された光は、外輪22の外縁部によって遮られるので、受光部5bは上記照射された光を受光できない。このため、センサ5はOFF状態に維持される。
以上のように、センサ5は、ロール部14が回転しているときは、切り欠き部24aによって一定の周期でON状態となるので、加工装置1を制御するコントローラ(図示省略)は、上記周期の変化に基づいて、ロール部14が正常に回転しているか否かを判断することができる。例えば、上記周期が閾値よりも短い場合は、ロール部14が正常に回転していると判断し、上記周期が閾値よりも長い場合は、ロール部14が正常に回転していないと判断することができる。
また、センサ5はロール部14が1回転する毎にON状態となるので、上記コントローラは、センサ5の検出信号に基づいてロール部14の回転数も検出することができる。このため、上記コントローラは、上記検出したロール部14の回転数、ロール部14とワークWとの周長比率、主軸2に対するワークWの滑りを考慮した補正係数等に基づいて、ワークWの実際の回転数も算出することができる。
このようにすれば、上記コントローラは、例えば、ワークWの実際の回転数と主軸2の回転数との差が閾値以上である場合、主軸2に対するワークWの滑りが生じており、ワークWが設定した加工条件で加工されていないと判断することができる。これにより、ワークWの滑りに起因する加工不良を防止することができる。このような制御は、本実施形態のようにマグネットチャックの磁力によりワークWを吸着保持する場合には、従来のクランプロールを用いてワークWを押圧する場合に比べてワークWの滑りが生じ易いので、特に有効である。
以上、本実施形態の加工装置1によれば、砥石4の押し付け力によりワークWの回転が停止した場合には、シュー3のロール部14も回転しなくなるので、センサ5によりロール部14が正常に回転していないことを検出することができる。これにより、ワークWの回転停止に起因するワークWの加工不良を防止することができる。
また、ワークWがシュー3のロール部14に対して離反して回転した場合には、ロール部14の外周面がワークWの外周面に対して非接触となり、ロール部14の回転速度が低下する。この回転速度の低下によりセンサ5はロール部14が正常に回転していないことを検出することができる。これにより、シュー3からワークWが離反することに起因するワークWの加工不良も防止することができる。
さらに、センサ5は、シュー3のロール部14が正常に回転しているか否かを検出するものであり、従来のようにワークWを押圧するクランプロールの回転を検出していない。このため、本実施形態のようにクランプロールを含むクランプユニットを加工装置1に配置できない場合であっても、上記の両方に起因する加工不良を防止することができる。
また、ロール部14に形成された形状変化部24(切り欠き部24a)を、センサ5により検出することで、ロール部14が正常に回転しているか否かを判断することができるので、装置の構成を簡素化することができる。
図4は、センサ5およびロール部14の変形例を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。本変形例のロール部14は、外輪22と、外輪22の軸方向一方側を覆うように当該外輪22に着脱自在に外嵌固定された断面コ字状の蓋部25とを有している。この蓋部25の外側面25aの外周部には、その周方向(回転方向)の一部の形状が変化する形状変化部24として凹部24bが形成されている。なお、本変形例の凹部24bは、平面視において略矩形状に形成されているが、他の任意の形状に形成されていてもよい。
本変形例のセンサ5は、例えば磁気式の近接センサ5cからなる。近接センサ5cの検出面5c1は、ロール部14(蓋部25)の回転中に上記凹部24bが前方を通過する位置であって、かつ蓋部25の外側面25aに近接対向する位置に配置されている。図4(a)では、近接センサ5cは、図中の6時の位置において蓋部25の外側面25aの外周部に近接対向して配置されている。なお、近接センサ5cの配置位置は、検出面5c1の前方を凹部24bが通過する位置であって、かつ検出面5c1が蓋部25の外側面25aに近接対向する位置であれば、任意の位置に設定することができる。
これにより、ロール部14の蓋部25の回転中に、上記凹部24bが図4(a)の6時付近以外の位置を回転移動しているときは、近接センサ5cの検出面5c1は、蓋部25の外側面25aに近接している。このため、近接センサ5cは上記外側面25aを検出したON状態に維持される。そして、上記凹部24bが図4(a)の6時付近の位置を通過するとき、上記凹部24bは、近接センサ5cの検出面5c1に対して上記外側面25aよりも離れた位置を通過するので、近接センサ5cは凹部24bを検出することができず、OFF状態となる。
以上のように、近接センサ5cは、ロール部14の蓋部25が回転しているときは、凹部24bによって一定の周期でOFF状態となるので、加工装置1のコントローラは、上記周期の変化に基づいてロール部14が正常に回転しているか否かを判断することができる。例えば、上記周期が閾値よりも短い場合は、ロール部14が正常に回転していると判断し、上記周期が閾値よりも長い場合は、ロール部14が正常に回転していないと判断することができる。
本変形例によれば、形状変化部24を有する蓋部25が、転がり軸受13の外輪22に対して着脱自在に取り付けられているため、転がり軸受13を交換するときに、蓋部25を新しい転がり軸受13に付け替えることで再利用することができる。このため、転がり軸受13を交換するたびに、外輪22に切り欠き部等の形状変化部24を形成する必要がないので、転がり軸受13の交換作業を短時間で容易に行うことができる。
図5は、ロール部14の形状変化部24の他の変形例を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。なお、本変形例のセンサ5は、図4の変形例と同様に、近接センサ5cからなる。また、本変形例のロール部14は、図3の実施形態と同様に、転がり軸受13の外輪22とされている。
図5(a)及び(b)に示すように、本変形例のロール部14の一側面には、その周方向(回転方向)の一部の形状が変化する形状変化部24として凸部24cが接着固定されている。なお、本変形例の凸部24cは、平板形状に形成されているが、他の任意の形状に形成されていてもよい。
本変形例の近接センサ5cの検出面5c1は、ロール部14の回転中に上記凸部24cの被検出面24c1と所定の回転位置において近接対向するように配置されている。図5(a)では、近接センサ5cは、図中の6時の位置に配置されている。なお、近接センサ5cの配置位置は、凸部24cの被検出面24c1と近接対向するようになっていれば、任意の位置に設定することができる。
これにより、ロール部14が回転しているときに、上記凸部24cが図5(a)の6時付近の位置を通過するときは、近接センサ5cの検出面5c1は、凸部24cの被検出面24c1と近接対向するため、近接センサ5cは被検出面24c1を検出したON状態となる。そして、上記凸部24cが図5(a)の6時付近以外の位置を回転移動しているときには、近接センサ5cの検出面5c1は、凸部24cの被検出面24c1と近接対向しないため、近接センサ5cは、被検出面24c1を検出しないOFF状態に維持される。
以上のように、近接センサ5cは、ロール部14が回転しているときは、凸部24cによって一定の周期でON状態となるので、加工装置1のコントローラは、上記周期の変化に基づいてロール部14が正常に回転しているか否かを判断することができる。例えば、上記周期が閾値よりも短い場合は、ロール部14が正常に回転していると判断し、上記周期が閾値よりも長い場合は、ロール部14が正常に回転していないと判断することができる。
なお、今回開示した実施形態は例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の構成と均等の範囲内での全ての変更が含まれる。例えば、本実施形態における加工装置は、クランプロールを備えていないが、ロール部を有するシューと、ロール部の回転を検出するセンサとを備えていれば、クランプロールを備えているものに適用してもよい。
また、本実施形態の加工装置は、ワークの内周面に対して超仕上げ加工を行う場合を例示しているが、ワークの外周面に対して超仕上げ加工を行うものや、ワークの内周面又は外周面に対して研削加工を行うものに適用してもよい。特に、研削加工を行う加工装置では、クランプロールを備えずにマグネットチャックによりワークを吸着保持するものが多いので有効である。
また、図3に示す切り欠き部24a、又は図5に示す凸部24cは、図4に示す変形例のように、外輪22と別体の蓋部等に設けてもよい。また、形状変化部24は、上記切り欠き部24a、凹部24bおよび凸部24cに限定されるものではなく、他の任意の形状に形成されていてもよい。
1:加工装置、2:主軸(回転部)、3:シュー、4:砥石(加工具)、5 センサ(検出部)、14 ロール部、24 形状変化部、W:ワーク、X1:ワークの軸線

Claims (2)

  1. 環状のワークをその軸線回りに回転させる回転部と、
    回転中の前記ワークの外周面が押し付けられ得る複数のシューと、
    回転中の前記ワークを加工する加工具と、を備えている加工装置であって、
    前記シューは、外周面が前記回転中のワークの外周面に接触することで回転するロール部を有し、
    前記複数のシューのうち少なくとも2つにおける前記ロール部のそれぞれが正常に回転しているか否かを検出するための検出部を備えていることを特徴とする加工装置。
  2. 前記ロール部は、その回転方向の一部の形状が変化している形状変化部を有し、
    前記検出部は、前記形状変化部を検出可能なセンサからなる請求項1に記載の加工装置。
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