JP6627146B2 - ケーブル保持具 - Google Patents
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Description
特許文献1には、一つのケーブル(コード)を弾性材料からなるスリーブの貫通孔に挿通させた上で、貫通孔の内径が小さくなるように締め付ける構造を備えたケーブル保持具が開示されている。
また、非特許文献1には、複数のケーブルをスリーブの複数の貫通孔に個別に挿通させた上で、スリーブの各貫通孔の内径が小さくなるように締め付ける構造を備えたケーブル保持具が開示されている。複数のケーブルが複数の貫通孔に個別に挿通されることで、複数のケーブル同士が絡み合ったりすることを抑制できる。
また、本発明の一態様によるケーブル保持具は、環状部と、前記環状部の軸方向から見て前記環状部の径方向において前記環状部の内側に配された状態で前記環状部に着脱自在に固定される内側配置部と、を備え、前記環状部の内周縁及び前記内側配置部の外周縁の少なくとも一方に、周方向に間隔をあけて配列された複数の溝部が形成され、前記環状部及び前記内側配置部は、互いに軸方向にずれて位置した状態で固定されているを特徴とする。
また、上記構成によれば、環状部の内側に内側配置部が挿入されるため、ケーブル保持具の外観を凹凸が小さい外観とすることができる。すなわち、ケーブル保持具の外観意匠向上を図ることができる。
上記構成によれば、複数のケーブルがケーブル保持具において円形状に配列されるため、複数のケーブルが直線状に配列される場合と比較して、複数のケーブルをケーブル保持具においてコンパクトに配置することができる。
以下、図1〜3を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
本実施形態に係るケーブル保持具は、各種機器や装置などに用いられる。図1〜3に示すように、本実施形態のケーブル保持具1Aは、環状部2Aと、内側配置部3Aと、外側環状部4Aと、を備える。
内側配置部3Aの外周縁に形成される溝部7(以下、第二溝部7と呼ぶ。)の数は、環状部2Aの内周縁に形成される溝部6(以下、第一溝部6と呼ぶ。)の数と同数である。また、内側配置部3Aを環状部2Aに固定した状態においては、径方向において第一溝部6と、第二溝部7とが対向する。径方向において相互に対向する第一溝部6及び第二溝部7は、ケーブルを環状部2Aと内側配置部3Aとの間においてこれらの軸方向に挿通させる挿通孔11(以下、第一挿通孔11と呼ぶ。)を構成する。すなわち、内側配置部3Aを環状部2Aに固定することで、複数のケーブル5を個別に挿通させるための複数の第一挿通孔11が形成される。複数の第一挿通孔11は、互いに間隔をあけて配されている。
また、各溝部6,7の幅寸法は、例えばケーブル5の径寸法との差が小さくなるように設定されているとよい。この場合には、第一挿通孔11に挿通されたケーブル5が環状部2Aの内周縁や内側配置部3Aの外周縁の周方向に移動することを好適に規制できる。すなわち、ケーブル5を好適に保持することができる。
複数の第一挿通孔11の形状や寸法は、図示例のように互いに同じであってもよいが、例えば互いに異なっていてもよい。
第三溝部8は、環状部2Aの外周縁と共に、ケーブル5を環状部2Aと外側環状部4Aとの間においてこれらの軸方向に挿通させる挿通孔12(以下、第二挿通孔12と呼ぶ。)を構成する。すなわち、外側環状部4Aを環状部2Aに固定することで、複数のケーブル5を個別に挿通させるための複数の第二挿通孔12が形成される。複数の第二挿通孔12は、互いに間隔をあけて配されている。また、第二挿通孔12は、前述した第一挿通孔11に対して間隔をあけて配されている。
複数の第二挿通孔12の形状や各寸法は、図示例のように互いに同じであってもよいが、例えば互いに異なっていてもよい。また、第二挿通孔12の形状や各寸法は、例えば第一挿通孔11と同じであってもよいし、例えば第一挿通孔11と異なっていてもよい。
例えばケーブル5を挿通孔11,12においてクランプせずに単純に保持する場合、環状部2A、内側配置部3A、外側環状部4Aは、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリアセタール(POM)など、ケーブル5との間に生じる摩擦力が小さい材料によって構成されるとよい。また、例えばケーブル5を挿通孔11,12においてクランプする場合、環状部2A、内側配置部3A、外側環状部4Aは、例えば金属や滑り難い樹脂材料、ゴムなど、ケーブル5との間に生じる摩擦力が大きい材料によって構成されるとよい。
環状部2A及び内側配置部3Aには、各々の外周縁から互いに逆向きに径方向に延びる一対の腕部15,16が形成されている。環状部2A及び内側配置部3Aの一対の腕部15,16は、それぞれ軸方向から見て外側環状部4Aと重なる位置まで延びている。環状部2A及び内側配置部3Aの一対の腕部15,16、並びに、外側環状部4Aのうち、これらが重なる部位には、軸方向に貫通する貫通孔17,18,19が形成されている。これらの貫通孔17,18,19には、ネジ止め用のネジ20が各々挿通される。
また、内側配置部3Aの各腕部15及び環状部2Aのうち、径方向において外側環状部4Aよりも内側に位置する部位には、軸方向に貫通する孔部22,23が形成されている。これら孔部22,23は、例えばケーブル5を挿通させるために利用してもよいし、例えば環状部2Aと内側配置部3Aとをネジ止め等によって固定するために用いてもよい。
複数のケーブル5をケーブル保持具1Aに保持させるためには、はじめに、環状部2Aと内側配置部3Aとの間に保持される複数のケーブル5X(以下、第一ケーブル5Xと呼ぶ。)を、環状部2Aの内側に通す。ここで、環状部2Aの内側の領域(内側領域)は、環状部2Aの第一溝部6と内側配置部3Aの第二溝部7とからなる第一挿通孔11よりも十分に大きいため、仮に第一ケーブル5Xの両端に第一ケーブル5Xの径寸法よりも大きなコネクタ(不図示)が取り付けられていても、第一ケーブル5Xを環状部2Aの内側領域に通すことができる。
すなわち、はじめに、複数の第二ケーブル5Yを外側環状部4Aの内側に通す。ここで、外側環状部4Aの内側の領域(内側領域)は、外側環状部4Aの第三溝部8と環状部2Aの外周縁とからなる第二挿通孔12よりも十分に大きいため、仮に第二ケーブル5Yの両端に第二ケーブル5Yの径寸法よりも大きなコネクタ(不図示)が取り付けられていても、第二ケーブル5Yを外側環状部4Aの内側領域に通すことができる。
最後に、環状部2A、内側配置部3A及び外側環状部4Aをネジ止め等により相互に固定することで、複数のケーブル5がケーブル保持具1Aに保持される。
また、各種機器や装置などのメンテナンスにおいて、コネクタ付のケーブル5を容易に交換することも可能となる。
このため、環状部2A及び内側配置部3Aの一方のみに溝部6,7を形成する場合と比較して、径方向における各溝部6,7の深さ寸法、及び、周方向における各溝部6,7の幅寸法を小さく設定することが可能となる。したがって、環状部2A及び内側配置部3Aの一方のみに溝部6,7を形成する場合と比較して、より多くの溝部6,7を環状部2Aや内側配置部3Aに形成することができる。すなわち、より多くのケーブル5を保持することが可能となる。
次に、図4,5を参照して本発明の第二実施形態について説明する。第二実施形態において、第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
また、本実施形態の外側環状部4Bには、一対の収容溝32が形成されている。一対の収容溝32には、環状部2B及び内側配置部3Bの一対の腕部15,16がそれぞれ収容される。各収容溝32は、外側環状部4Bの径方向に延びて形成されている。各収容溝32は、少なくとも外側環状部4Bの内周縁に開口していればよいが、本実施形態では、外側環状部4Bの内周縁及び外周縁の両方に開口している。
また、本実施形態のケーブル保持具1Bによれば、環状部2Bの内周縁と内側配置部3Bの外周縁とが径方向において対向する。また、環状部2Bの外周縁と外側環状部4Bの内周縁とが径方向において対向する。このため、環状部2Bと内側配置部3Bとの間で保持される各第一ケーブル5X(図1,2参照)が、軸方向の同じ位置において環状部2Bの内周縁側及び内側配置部3Bの外周縁側から支持される。また、環状部2Bと外側環状部4Bとの間で保持される各第二ケーブル5Y(図1,2参照)が、軸方向の同じ位置において環状部2Bの外周縁側及び外側環状部4Bの内周縁側から支持される。したがって、各ケーブル5を安定して保持できると共に、ケーブル5の保護も図ることができる。
例えば図6に示すように、環状部2Cの内周縁、及び、これに対応する内側配置部3Cの外周縁は、軸方向から見て多角形状に形成されてもよい。図6に例示するケーブル保持具1Cでは、環状部2Cの内周縁、及び、これに対応する内側配置部3Cの外周縁が、軸方向から見て長方形状に形成されている。図6では図示しないが、環状部2Cの外周縁、及び、これに対応する外側環状部の内周縁は、環状部2Cと内側配置部3Cとの関係と同様に、例えば軸方向から見て多角形状に形成されてもよい。
また、本発明のケーブル保持具は、例えば外側環状部を備えなくてもよい。
2A,2B,2C 環状部
3A,3B,3C 内側配置部
4A,4B 外側環状部
5,5X,5Y,5Z ケーブル
6,7,8 溝部
11,12 挿通孔
15,16 腕部
31,32 収容溝
Claims (6)
- 環状部と、前記環状部の軸方向から見て前記環状部の径方向において前記環状部の内側に配された状態で前記環状部に着脱自在に固定される内側配置部と、を備え、
前記環状部の内周縁及び前記内側配置部の外周縁の少なくとも一方に、周方向に間隔をあけて配列された複数の溝部が形成され、
前記環状部の軸方向から見て前記径方向において前記環状部の外側に配された状態で前記環状部に着脱自在に固定される外側環状部を備え、
前記環状部の外周縁及び前記外側環状部の内周縁の少なくとも一方に、周方向に間隔をあけて配列された複数の溝部が形成されているケーブル保持具。 - 前記環状部及び前記内側配置部は、互いに軸方向にずれて位置した状態で固定されている請求項1に記載のケーブル保持具。
- 環状部と、前記環状部の軸方向から見て前記環状部の径方向において前記環状部の内側に配された状態で前記環状部に着脱自在に固定される内側配置部と、を備え、
前記環状部の内周縁及び前記内側配置部の外周縁の少なくとも一方に、周方向に間隔をあけて配列された複数の溝部が形成され、
前記環状部及び前記内側配置部は、互いに軸方向にずれて位置した状態で固定されているケーブル保持具。 - 前記環状部及び前記内側配置部は、前記環状部の内周縁と前記内側配置部の外周縁とが前記径方向において互いに対向している状態で、相互に固定されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のケーブル保持具。
- 前記環状部の内周縁、及び、前記環状部の内周縁に対応する前記内側配置部の外周縁が、前記環状部の軸方向から見て円形状に形成されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のケーブル保持具。
- 前記環状部の内周縁、及び、前記環状部の内周縁に対応する前記内側配置部の外周縁が、前記環状部の軸方向から見て多角形状に形成されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のケーブル保持具。
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