JP6625369B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関し、例えば、原稿を読込んだ画像を処理して出力する複合機(MFP:MultiFunction Printer)に適用し得る。
従来、原稿の読取を行うスキャナ(画像読取装置)を備える複合機では、ユーザからの指示(例えば、スタートボタンの押下)があった後、スキャナの原稿載置台に載置された原稿の読取を行って、読取った画像を出力(例えば、プリンタで印刷出力)する処理を行う。
しかしながら、従来の複合機ではユーザからの開始指示後に、スキャナで原稿の読取を開始する場合、画像の読取から出力終了までの時間が長くなってしまうという問題がある。
そこで、特許文献1では、スキャナの原稿載置台に原稿が載置され、原稿押圧部(蓋)が閉じられたタイミングで、予め設定された条件にて先行して原稿読取を開始させ、画像データを取得しておくことについて提案されている。
特開2002−354176号公報
しかしながら、従来の複合機では、先行して原稿読取を行う条件と、その後にユーザから指示される原稿読取の条件とが異なる場合、再度原稿読取を行う必要があり、処理の短縮に寄与しない場合があった。
以上のような問題に鑑みて、ユーザの開始指示から、原稿を読取った画像の出力処理の終了までの時間を、より確実に短縮することができる画像読取装置(例えば、スキャナ)及び当該画像読取装置を備える画像形成装置(例えば、複合機)が望まれている。
第1の本発明は、画像読取装置において、(1)原稿を載置する原稿載置台と、(2)前記原稿を前記原稿載置台に対し押圧させるものであって、開閉可能な原稿押圧部と、(3)前記原稿押圧部の開閉状態を検知する開閉検知手段と、(4)前記原稿載置台に載置された前記原稿の画像を読取るものであって、前記開閉検知手段で前記原稿押圧部が開状態から閉状態となったことを検知したタイミング又は当該タイミング以後に前記原稿載置台に載置された前記原稿の原画像を読取って原画像データを生成することが可能な読取手段と、(5)前記読取手段により読取られた前記源画像データを利用する複数の処理モードに対応する画像処理設定を記憶する設定記憶部と、(6)前記原画像データを、前記設定記憶部に記憶されている各処理モードの画像処理設定に従って処理して、各処理モードに対応する画像データを生成する画像処理手段と、(7)前記画像処理手段が生成した画像データを記憶する画像格納部と、(8)ユーザによる入力を受付けるものであって、前記ユーザからいずれかの処理モードの実行指示を受付けることが可能な入力手段と、(9)前記入力手段により前記ユーザからいずれかの処理モードの実行指示を受付けると、前記画像格納部に格納されている画像データを用いて当該処理モードを実行する制御処理を行う処理モード実行制御手段と、(10)外部に接続する1又は複数のインタフェースと、(11)それぞれの前記インタフェースの接続状態を検出する接続検出手段とを備え、(12)前記画像処理手段は、前記接続検出手段で接続が確認できないインタフェースを利用する処理モードについては、前記原画像データに基づく画像データの生成を行わないことを特徴とする。
第2の本発明は、原稿の画像を読取る画像読取装置部と、媒体に画像形成する画像形成装置部とを備える画像形成装置において、前記画像読取装置部として第1の本発明の画像読取装置を適用したことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの指示から原稿を読取った画像の出力処理の終了までの時間をより確実に短縮する画像読取装置及び当該画像読取装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る複合機の機能的構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係る複合機の概略断面図である。 第1の実施形態に係る画像読取装置部の外観の斜視図である。 第1の実施形態に係るデフォルト設定情報の構成例について示した説明図である。 第1の実施形態に係る複合機の動作例について示したフローチャートである。 第2の実施形態に係る複合機の機能的構成について示したブロック図である。 第2の実施形態に係る画像処理条件カウンタ部の各カウンタ値の例について示した説明図である。 第2の実施形態に係る複合機の動作例について示したフローチャートである。 第3の実施形態に係る複合機の動作例について示したフローチャート(その1)である。 第3の実施形態に係る複合機の動作例について示したフローチャート(その2)である。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による画像読取装置及び画像形成装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。以下では、本発明の画像読取装置及び画像形成装置を複合機に適用した例について説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態の複合機1000の機能的構成について示したブロック図である。
図2は、第1の実施形態の複合機1000の概略断面図である。
図2に示すように、複合機1000は、大別すると媒体P(例えば、印刷用紙)に印刷(画像形成)を行う画像形成装置部100及び原稿Mを読み取った画像を生成する画像読取装置部200を有している。
画像形成装置部100は、媒体カセット101、画像形成部102、画像定着部103、排出部104、給紙ローラ105、搬送ローラ106、107、及び排紙ローラ108、109を有している。
媒体カセット101は、複数の媒体Pを積層して収納するものである。
画像形成部102は、画像データ(画像信号)に応じたトナー像を現像して媒体Pに転写するものである。画像形成部102が対応する印刷方式(画像形成方式)については限定されないものである。この実施形態の例では、画像形成部102は、複数色のトナーを用いたカラー印刷及び単色のトナーを用いたモノクロ印刷に対応しているものとする。また、画像形成部102は、複数パターンの解像度での印刷(トナー像の現像)が可能となっているものとする。この実施形態の例では、画像形成部102は、カラー及びモノクロについて、それぞれ300dpi又は600dpiのいずれかの解像度での印刷(トナー像の現像)が可能であるものとして説明する。なお、画像形成部102が対応する印刷条件(例えば、印刷するトナーの色数や解像度等)については限定されないものである。
画像定着部103は、画像形成部102でトナー像が転写された媒体Pに熱及び圧力を加えてトナー像を定着させる定着処理を行うものである。
給紙ローラ105は、媒体カセット101に収納されている媒体Pを繰り出すローラである。
搬送ローラ106、107は、給紙ローラ105により給紙された媒体Pを搬送して画像形成部102まで搬送するローラである。
排紙ローラ108、109は、画像定着部103による定着処理後の媒体Pを下流側に搬送して装置外に排出するためのローラである。
排出部104は、排紙ローラ108、109により排出された媒体Pを積載するものである。
また、複合機1000は、ネットワーク接続部12、FAX回線接続部13、及びUSB接続部14も有している。
ネットワーク接続部12は、LAN等のネットワークN1に接続するためのインタフェースである。ネットワーク接続部12としては、イーサネット(登録商標)インタフェース等のネットワークインタフェースを適用することができる。この実施形態では、複合機1000は、ネットワーク接続部12を介して、ネットワークN1に接続し、ネットワークN1上のPC300やサーバ400等へデータ送信を行うことができるものとする。ネットワークN1のネットワーク構成やネットワークN1に接続する装置の構成は限定されないものである。
FAX回線接続部13は、電話回線N2(公衆電話網)に接続するためのインタフェース(電話回線接続部)である。この実施形態では、複合機1000は、FAX回線接続部13を介して電話回線N2に接続してFAX送受信等を行うものとする。
USB接続部14は、可搬データ記録媒体と接続するためのインタフェース(メモリ接続部)である。複合機1000は、USB接続部14を介してUSBメモリ14aと接続し、当該USBメモリ14aのデータ読み書きを行う。
次に、画像読取装置部200の構成について図2及び図3を用いて説明する。
画像読取装置部200は、原稿載置台1、原稿押圧部2、開閉センサ3、4、画像読取手段5、及び操作パネル16を有している。
画像読取装置部200が原稿Mを読み取る具体的な方式については限定されないものである。この実施形態の例では、画像読取装置部200は、いわゆるフラットベッド(FB)方式のスキャナであるものとして説明する。
原稿載置台1は、原稿Mを載置するための台である。
原稿押圧部2は、原稿載置台1に載置された原稿Mを上から押圧する部材である。また、原稿押圧部2は開閉可能となっている。図3では、原稿押圧部2が開状態となっている。
開閉センサ3、4は、原稿押圧部2の開閉状態を検知するための開閉検知手段として機能する。開閉センサ3、4の具体的な検知方式については限定されないものであるが例えば、機械的方式(例えば、図示しないレバーの動作による検知方式)や光学的方式(例えば、受光センサの出力による検知方式)等の種々の方式を適用することができる。
画像読取手段5は、副走査方向に移動しながら原稿載置台1に載置された原稿Mを読取るもの(いわゆる、イメージセンサヘッド)である。
原稿検出センサ10、11は、原稿載置台1に載置された原稿Mの検出(例えば、原稿Mの有無や原稿Mのサイズ等を検出)を行うセンサ(原稿検出手段)である。原稿検出センサ10、11は、それぞれ、例えば光学的なセンサを用いて原稿載置台1上の原稿Mの有無を検知する。画像読取装置部200では、この2つの原稿検出センサ10、11の検出結果に応じて、原稿載置台1上の原稿Mの有無や、原稿載置台1に載置された原稿Mのサイズを認識可能な構成となっているものとする。
操作パネル16は、ユーザの操作を受け付けるためのデバイス(入力手段)であり、ハードボタン部17及び操作表示部18を有している。
ハードボタン部17は、ユーザの押下を受け付けるハードボタンを複数有している。図3に示すように、ハードボタン部17は、少なくとも種々の処理開始を受付けるためのスタートボタン17aが配置されている。
操作表示部18は、ユーザへの情報出力及びユーザからの情報入力受付が可能なデバイスである。操作表示部18は、例えば、ユーザからの操作受付が可能な操作画面(GUI画面)を表示する。操作表示部18としては、例えば、液晶タッチパネルディスプレイ等を適用することができる。
次に、複合機1000の機能的構成について図1を用いて説明する。
図1に示すように、複合機1000は、機能的に上述の構成のほかに、画像格納部6及び制御部7を有している。
制御部7は、複合機1000の装置全体の制御及び種々の情報処理を行うものである。制御部7は、例えば、CPU及びRAMを有するプログラムの実施構成(コンピュータ)に種々のプログラムをインストールすることにより実現するようにしてもよい。また、制御部7では、一部又は全部の処理についてハードウェア(例えば、専用チップや電気回路)を用いて実現するようにしてもよい。
制御部7は、画像形成装置部100及び画像読取装置部200を制御して、ユーザの指示に応じた機能(以下、「処理モード」とも呼ぶ)の制御処理を実行する。すなわち、制御部7は、各処理モード(機能)の処理の制御を行う機能実行制御手段としても機能する。また、複合機1000では、制御部7及び画像読取手段5を含む構成により、原稿載置台1に載置された原稿Mを読取る読取手段が構成されている。以下では、複合機1000が対応する処理モードのうち、原稿Mを読取った画像データを利用する処理モードを中心に説明する。この実施形態の複合機1000では、原稿Mを読取った画像データを利用する処理モードとして、「Scan to PC」(原稿Mを読み込んだ画像データをネットワークN1上のPCに送信する処理)、「Scan to Server」(原稿Mを読み込んだ画像データをネットワークN1上のサーバ400に送信する処理)、Fax(原稿Mを読み込んだ画像データをFAX送信する処理)、「Scan to USB」(原稿Mを読み込んだ画像データをネットワークN1上のPC300に送信する処理)、及び「Copy」(原稿Mを読み込んだ画像データに基づく画像を、画像形成装置部100に印刷させる処理)に対応しているものとする。なお、複合機1000が対応する処理モードの数や組合せは限定されないものである。
画像格納部6は、主として画像データを格納するための記憶手段である。画像格納部6は、例えば、制御部7で取得された画像データを格納する。
次に、制御部7の機能的構成について説明する。
図1に示すように、制御部7は、機能的には、画像処理部8、原稿サイズ検出制御部9、接続検出部15、及び設定記憶部19を有している。
原稿サイズ検出制御部9は、原稿検出センサ10、11の検知結果を利用して、画像読取装置部200にセット(原稿載置台1に載置)された原稿Mのサイズを検知する処理を行うものである。
接続検出部15は、複合機1000が備える各インタフェース(ネットワーク接続部12、FAX回線接続部13、及びUSB接続部14)について接続状態を検出するものである。接続検出部15は、ネットワーク接続部12を制御してネットワークN1が接続しているか否か(LANへのリンクの有無)を検出する。接続検出部15は、FAX回線接続部13を制御して電話回線N2が接続しているか否かを検出する。接続検出部15は、USB接続部14を制御してUSBメモリ14aが接続されているか否かを検出する。
画像処理部8は、画像データの処理を行う画像処理手段の機能を担っている。画像処理部8は、例えば、画像読取装置部200で読み取った画像データを処理して、ユーザの操作に応じた読取条件の画像データに変換する処理等を行う。画像処理部8が処理した画像データは、画像格納部6に記憶される。
設定記憶部19は、制御部7の処理に用いられる各設定値を記憶するための記憶手段である。設定記憶部19は、後述するデフォルト設定情報191を記憶している。
制御部7は、原稿載置台1に原稿Mがセットされ、原稿押圧部2が開状態から閉状態となったことを検出(開閉センサ3、4により検出)すると、ユーザによるいずれかの処理モード(原稿Mの読込みを伴う処理モード)の開始指示(例えば、スタートボタン17aの押下や操作表示部18上の所定のソフトキー押下)に先行して、画像読取装置部200を制御し、当該原稿Mの読み込み(以下、当該タイミングでの原稿Mの読込を「先行読込」とも呼ぶ)を実行させる。なお、先行読込の開始タイミングは、原稿押圧部2が開状態から閉状態となったことを検出したタイミングとしてもよいし、原稿押圧部2が開状態から閉状態となったことを検出した後のタイミングとしてもよい。
そして、制御部7は、画像読取装置部200で先行読込された画像データを画像処理部8に供給して処理させ、画像格納部6に格納させる。そして、制御部7は、ユーザにより、いずれかの処理モードの処理開始の操作が実行された後、先行読込により生成され画像格納部6に格納された画像データを用いて、ユーザの操作に応じた処理モードの処理を実行する。すなわち、制御部7は、ユーザにより、処理開始の操作が実行された後は、画像読取装置部200にセットされた原稿Mの読み取りを実行させずに、先行読込により画像格納部6に格納された画像データを用いた処理を行う。
制御部7は、先行読込の際に、画像読取装置部200を制御して、画像読取装置部200が対応する最大解像度及び最大色数(最大階調)での読取を実行させる。この実施形態では、画像読取装置部200は、最大解像度が600dpi、最大色数が16777216色(RGBの各色についてそれぞれ256階調ずつのカラーモード)であるものとする。したがって、この実施形態では、制御部7は、先行読込の際に、画像読取装置部200を制御して、600dpiの解像度で、かつ、16777216色(カラーモード)で原稿Mの読取を制御する。以下では、制御部7が、先行読込により読取った画像を「原画像」とも呼ぶものとする。また、以下では、原画像の画像データを「原画像データ」とも呼ぶものとする。
そして、画像処理部8は、先行読込により取得された画像データについて、デフォルト設定情報191に従った画像処理を行う。
図4は、デフォルト設定情報191の構成例について示した説明図である。
デフォルト設定情報191では、原稿Mを読み込んだ画像データを利用する各処理モードについてそれぞれ画像処理の設定(以下、「画像処理設定」と呼ぶ)が登録されている。
画像処理設定には、カラー又はモノクロの何れかを示す「カラー設定」と、「解像度」(300dpi又は600dpiのいずれか)の設定値が含まれている。
例えば、図4では、Scan to PCの画像処理設定が「カラー 300dpi」となっているため、カラー設定がカラー、解像度が300dpiに設定されていることを示している。また、例えば、図4では、FAXの画像処理設定が「モノクロ 300dpi」となっているため、カラー設定がモノクロ、解像度が300dpiに設定されていることを示している。
画像処理部8は、先行読込により取得された画像データについて、各処理モードの画像処理設定に対応する画像データに変換する処理を行い、画像格納部6に記憶する。
なお、画像処理部8は、画像処理設定が同じ内容となっている複数の処理モードについては、共通する1つの画像データだけを生成するようにしてもよい。例えば、図4に示すデフォルト設定情報191では、Scan to PC、Scan to Server、Fax、及びScan to USBの画像処理設定は、いずれも「カラー 300dpi」となっているので、画像処理部8はこれらの処理モードについて1つの画像データ(カラーで300dpiの画像データ)だけを生成するようにしてもよい。
また、画像処理部8は、接続検出部15による各インタフェース(ネットワーク接続部12、FAX回線接続部13及びUSB接続部14)の検出結果に応じて、画像処理対象とする処理モードの一部を省略するものとする。例えば、画像処理部8は、ネットワーク接続部12の接続状態がオフ(ネットワークN1へ接続していない状態)だった場合、ネットワーク接続部12を利用する処理モード(Scan to PC、及びScan to Server)に対応する画像データの変換処理を省略するようにしてもよい。ネットワーク接続部12の接続状態がオフである場合、ネットワーク接続部12を利用する処理モードの実行は不可能であるためである。また、画像処理部8は、FAX回線接続部13の接続状態がオフ(電話回線N2に接続していない状態)だった場合、FAX回線接続部13を利用する処理モード(FAX)に対応する画像データの変換処理を省略する。さらに、画像処理部8は、USB接続部14の接続状態がオフ(USBメモリ14aが接続されていない状態)だった場合、USB接続部14を利用する処理モード(Scan to USB)に対応する画像データの変換処理を省略する。
なお、デフォルト設定情報191の内容については、予め設定するようにしてもよいし、ユーザの操作(例えば、操作パネル16に対する操作)に応じて設定変更可能としてもよい。また、画像処理部8が画像データを変換する処理(解像度変換及び色変換)については、種々の画像データの処理を適用することができるため、詳しい説明については省略する。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の複合機1000の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。を説明する。
図5のフローチャートは、主として制御部7を中心とした動作について示した内容となっている。
まず、2つの開閉センサ3、4で原稿押圧部2が開状態から閉じられたこと(ON状態)が検出されると(S101、S102)、制御部7は、次の処理(ステップS103の処理)に移行する。画像読取装置部200では、開閉センサ3により原稿押圧部2が閉じ始めたことが検出され、開閉センサ4により原稿押圧部2が完全に閉じられたことを検出する。
原稿押圧部2が完全に閉じると(2つの開閉センサ3、4がON状態となると)、制御部7は、原稿サイズ検出制御部9に、原稿載置台1に載置された原稿Mのサイズの検知処理を実行させる(S103)。原稿サイズ検出制御部9は、例えば、画像読取手段5による読取結果に基づいて原稿Mの主走査方向のサイズを検出し、原稿検出センサ10、11の検出結果に応じて原稿Mの副走査方向のサイズを検出するようにしてもよい。また、原稿サイズ検出制御部9は、例えば、画像読取手段5により原稿Mを走査させて原稿Mの主走査方向及び副走査方向のサイズを検知するようにしてもよい。このように、原稿サイズ検出制御部9の制御により原稿Mのサイズを検知する具体的手段については限定されないものである。そして、このとき、原稿サイズ検出制御部9は、原稿載置台1に載置された原稿Mについて、いずれかの定型サイズ(例えば、A5、A4、A3等の定型原稿サイズ)、又は非定型サイズ(定型サイズのいずれにも一致しない原稿サイズ)を検出する。そして、制御部7は、原稿サイズ検出制御部9による検出結果について、定型サイズ(いずれかの定型サイズ)か非定形サイズであるかを確認し、定型サイズだった場合後述するステップS104から動作し、非定型サイズだった場合には後述するステップS105から動作する。
上述のステップS103で、原稿サイズ検出制御部9による検出結果が定型サイズだった場合、制御部7は、画像読取装置部200を制御して当該定型サイズでの原稿Mの先行読取を開始させる(S104)。このとき、画像読取装置部200では、画像読取手段5が図示しないLEDなどの光を原稿Mに照射し、その反射光を読取りながら原稿Mを読取って画像データを生成する。このとき、制御部7は、画像読取装置部200を制御して、最大解像度(600dpi)で、かつ最大色数(16777216色のカラーモード)での先行読取を実行させる。
一方、上述のステップS103で、原稿サイズ検出制御部9による検出結果が非定型サイズだった場合、制御部7は、フルサイズ(画像読取装置部200で読取り可能な最大領域)での原稿Mの先行読取を開始させる(S105)。このとき、制御部7は、画像読取装置部200を制御して、最大解像度(600dpi)で、かつ最大色数(16777216色)での読取を実行させる。
次に、制御部7は、上述のステップS104、又はステップS105の先行読取により生成された画像データ(原画像データ)を画像格納部6に格納させる(S106)。
次に、制御部7の接続検出部15は、ネットワーク接続部12、FAX回線接続部13、及びUSB接続部14のそれぞれのインタフェースに係る接続状態をチェックする(S107)。
次に、制御部7の画像処理部8は、デフォルト設定情報191に従って、各処理モードについて、読取った画像データを画像処理設定の形式に変換する処理を行う(S108)。このとき、画像処理部8は、接続検出部15による各インタフェースの検出結果に応じて、画像処理対象とする処理モードの一部を省略する。具体的には、画像処理部8は、「Copy」及び接続済(接続状態がオン)のインタフェースに対応する処理モードの画像データを生成する処理を行う。
次に、制御部7の画像処理部8は、生成した各画像データを画像格納部6に格納する(S109)。
その後、ユーザの操作(例えば、操作パネル16に対する操作)により、いずれかの処理モードの処理条件(原稿Mの読取条件)が設定入力され、ハードボタン部17のスタートボタン17aが押下されると(S110、S111)、制御部7は、次の処理(後述するステップS112の処理)に移行する。
次に、制御部7は、画像格納部6に格納された各画像データのサイズが、定型サイズ(いずれかの定型サイズ)に対応するか否かを確認する(S112)。制御部7は、格納されている画像データのサイズが定型サイズの場合後述するステップS114から動作し、格納されている画像データのサイズが非定型サイズの場合制御部7は後述するS113から動作する。
画像格納部6に格納されている画像データのサイズが非定型サイズの場合、制御部7の画像処理部8は、画像格納部6に格納されている画像データを、ユーザに設定された読取条件に対応するサイズに変更する処理(画像の切り取り処理)を行い(S113)、後述するステップS114に移行する。
ステップS114に移行すると、制御部7は、ユーザに設定された読取条件と、デフォルト設定情報191の画像処理設定の内容(ユーザが実行を指示した処理モードに対応する画像処理設定の内容)をと比較して差異の有無を確認する。制御部7は、設定された読取条件と当該処理モードの画像処理設定の内容との差異がない場合には後述するステップS116の処理に移行し、差異がある場合には後述するステップS115の処理に移行する。
設定された読取条件と当該処理モードの画像処理設定の内容との差異がある場合、制御部7の画像処理部8は、画像読取装置部200で読取った画像データ(最大解像度かつ最大色数の画像データ)を、ユーザに設定された読取条件に従って変換して、画像格納部6に格納し(S115)、後述するステップS116の処理に移行する。
ステップS116に移行すると、制御部7は、画像格納部6からユーザの読取条件に一致する画像データを取得し、当該画像データを用いてユーザに指示された処理モードの処理を実行(例えば、当該画像データを各処理モードに対応するインタフェースを用いて送信、又は当該画像データに基づく画像を媒体Pに印刷)して、処理を終了する。
なお、制御部7は、画像格納部6に格納されている画像データ(原画像データ及び当該原画像に基づく画像データ)については、ステップS115の処理が終了した後、原稿Mを取り除くためにユーザが原稿押圧部2を開いたタイミング(開閉センサ3、4で閉状態から開状態を検出したタイミング)で消去するようにしてもよい。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第1の実施形態の複合機1000では、原稿押圧部2が閉じると、最大解像度かつ最大色数で原稿Mの先行読取を開始し、予めデフォルト設定情報191に設定された画像処理設定に基づいた画像処理を行って画像格納部6に格納している。すなわち、第1の実施形態の複合機1000では、ユーザが操作パネル16等の入力手段で入力(実行する処理モード及び読取条件を含む指示の入力)をしている間に、先行読取及び処理モードごとに対応する画像処理が実行される。これにより、第1の実施形態の複合機1000では、ユーザからいずれかの処理モード(機能)の処理開始の指示(例えば、スタートボタン17aの押下)を受付けてから、当該処理モードに対応する出力(例えば、画像データの送信や画像形成)が完了するまでの時間を短縮できる。
特に第1の実施形態の複合機1000では、デフォルト設定情報191の内容に従って複合機1000が対応する処理モードごとの画像データを生成するので、ユーザからの開始指示から出力完了するまでの時間を、より確実に短縮できる。
また、第1の実施形態の複合機1000では、接続検出部15による各インタフェースの検出結果に応じて、画像処理対象とする処理モードの一部を省略する。これにより、第1の実施形態の複合機1000では、先行読取に伴う画像処理の処理量を低減し、より高速な処理を行うことが可能となる。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による画像読取装置及び画像形成装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。以下では、本発明の画像読取装置及び画像形成装置を複合機に適用した例について説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態の複合機1000のハードウェア構成については、第1の実施形態と同様に上述の図2、図3を用いて説明することができるので詳しい説明を省略する。
図6は、第2の実施形態の複合機1000の機能的構成について示したブロック図である。以下では、第2の実施形態について第1の実施形態との差異を中心に説明する。
第2の実施形態では、画像処理条件カウンタ部20が追加されている点で、第1の実施形態と異なっている。
第1の実施形態の複合機1000では、デフォルト設定情報191の内容は静的な値が設定されていたが、第2の実施形態の複合機1000では、各処理モードで利用される画像処理設定の頻度に応じて、デフォルト設定情報191の内容が動的に更新される。
第2の実施形態では、画像処理条件カウンタ部20が、各処理モードで利用される画像処理設定ごとに実行回数を計数(カウンタにより計数)する。そして、第2の実施形態では、画像処理条件カウンタ部20が、処理モードごとに最もカウンタ値の大きい画像処理設定(最も利用頻度の多い画像処理設定)を、デフォルト設定情報191に設定(反映)する処理を行う。
以上のように第2の実施形態では、画像処理条件カウンタ部20が、各処理モードで利用される画像処理設定ごとに実行回数を計数する計数手段と、各カウンタ値に基づいてデフォルト設定情報191を更新する更新手段として機能する。
図7は、画像処理条件カウンタ部20で管理される処理モードごとの各画像処理設定のカウンタ値である。
図7に示すように、画像処理条件カウンタ部20では、「Scan to PC」、「Scan to Server」、「Fax」、「Scan to USB」、「Copy」のそれぞれの処理モードについて、全てのパターンの画像処理設定に対応するカウンタ値が保持されている。
上述の通り、各処理モードの画像処理設定には、カラー又はモノクロの何れかが設定される「カラー設定」の項目と、300dpi又は600dpiのいずれかが設定される「解像度」の項目が含まれている。したがって、図7に示すように、画像処理条件カウンタ部20では、それぞれの処理モードについて、4つのパターンの画像処理設定(「カラー 300dpi」、「カラー 600dpi」、「モノクロ 300dpi」、及び「モノクロ 600dpi」)のカウンタ値が設定されている。例えば、図7では、「Scan to PC」の処理モードにおいて、画像処理設定「カラー 300dpi」のカウンタ値を「a」、画像処理設定「カラー 600dpi」のカウンタ値を「b」、画像処理設定「モノクロ 300dpi」のカウンタ値を「c」、画像処理設定「モノクロ 600dpi」のカウンタ値を「d」としている。そして、このとき、a、b、c、dの中で、最も大きいカウンタ値がa(「カラー 300dpi」のカウンタ値)となった場合、画像処理条件カウンタ部20は、デフォルト設定情報191のうち「Scan to PC」の画像処理設定を「カラー 300dpi」に更新することとなる。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の複合機1000の動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。を説明する。
図8のフローチャートでは、上述の図5と同様の処理(ステップ)については、同一のステップ番号(符号)を付している。
図8のフローチャートでは、ステップS201〜S203が挿入されている点で、第1の実施形態と異なっている。図8では、ステップS201〜S203は、ユーザによりいずれかの処理モードの処理について開始指示があった後(ステップS110のスタートボタン17aの押下後)に挿入されている。
ユーザによりスタートボタン17aが押下後されると、制御部7の画像処理条件カウンタ部20は、今回実行が指示された処理モードのカウンタ値のうち、今回実行が指示された読取条件に対応するカウンタ値をインクリメント(1加算)する処理を行う(S201)。例えば、今回ユーザにより実行指示された処理モードが「Scan to PC」で、読取条件が「カラー 300dpi」の場合、画像処理条件カウンタ部20は、図7に示すカウンタ値aをインクリメント(1加算)することになる。
次に、画像処理条件カウンタ部20は、今回の加算により、デフォルト設定情報191の更新が必要であるか否かを判断する(S202)。例えば、画像処理条件カウンタ部20は、今回ユーザにより実行指示された処理モードで、カウンタ値が最大値となる画像処理設定の変更があった場合には、デフォルト設定情報191に新たにカウンタ値が最大値となった画像処理設定を設定する必要がある(更新必要)と判断する。制御部7は、デフォルト設定情報191の更新が必要であると判断された場合後述するステップS203の処理に移行し、デフォルト設定情報191の更新が不要と判断された場合には上述のステップS112の処理に移行する。
上述のステップS202で、デフォルト設定情報191の更新が必要と判断された場合、制御部7(画像処理条件カウンタ部20)はその判断結果に従ってデフォルト設定情報191を更新して(S203)、上述のステップS112の処理に移行する。具体的には、画像処理条件カウンタ部20は、デフォルト設定情報191で今回実行した処理モードの画像処理設定を、新たにカウンタ値が最大値となった画像処理設定に変更する処理を行う。
例えば、仮に、デフォルト設定情報191で、「Scan to PC」の処理モードに対応する画像処理設定が「カラー 600dpi」(カウンタ値bに対応する画像処理設定)となっている状態で、カウンタ値a(「カラー 300dpi」に対応するカウンタ値)が加算されてカウンタ値bを超えた場合を想定する。この場合、画像処理条件カウンタ部20は、デフォルト設定情報191のうち「Scan to PC」の処理モードに対応する画像処理設定を、カウンタ値aに対応する「カラー 300dpi」に更新(変更)することになる。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて以下のような効果を奏することができる。
第2の実施形態の複合機1000では、各処理モードで利用される画像処理設定ごとに実行回数(利用頻度)を計数し、実行回数(利用頻度)が最も多い画像処理設定(最もカウンタ値の大きい画像処理設定)を、デフォルト設定情報191に設定する処理を行う。これにより、第2の実施形態の複合機1000では、ユーザにより指示される読取条件と、デフォルト設定情報191に設定する画像処理設定が一致する確率を上げることができる。これにより、第2の実施形態の複合機1000では、ユーザからの開始指示から出力完了するまでの時間を、第1の実施形態より確実に短縮できる。
(C)第3の実施形態
以下、本発明による画像読取装置及び画像形成装置の第3の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。以下では、本発明の画像読取装置及び画像形成装置を複合機に適用した例について説明する。
(C−1)第3の実施形態の構成及び動作
第3の実施形態の複合機1000のハードウェア構成については、第1の実施形態と同様に上述の図2、図3を用いて説明することができるので詳しい説明を省略する。
また、第3の実施形態の複合機1000の機能的構成も上述の図1を用いて説明することができるので詳しい説明を省略する。
以下では、第3の実施形態について第1の実施形態との差異を中心に説明する。
第1の実施形態では、原稿押圧部2が閉じられた後、ユーザによるいずれかの処理モードでの処理開始の指示(例えば、上述の図5のステップS111)が発生する前までに、先行読取に伴う処理(例えば、上述の図5のステップS103〜S110の処理)が終了するものとして説明していた。
これに対して、第3の実施形態では、原稿押圧部2が閉じられた後、先行読取に伴う処理(例えば、上述の図5のステップS103〜S110の処理)が終了する前に、ユーザがいずれかの処理モードでの処理開始の指示(例えば、スタートボタン17aの押下)を行った場合、制御部7は、上述の図5のフローチャートの処理を一時中断して、図9のフローチャートの処理を割込み実行する。この場合は、先行読取に伴う処理(例えば、上述の図5のステップS103〜S110の処理)が終了する前に、ユーザによりステップS109及びS110の操作が実行されたことになる。
このとき、制御部7は、今回ユーザにより指示された処理モードに対応する画像データが、既に画像格納部6に格納されているか否かを確認する(S301)。
当該処理モードに対応する画像データが既に画像格納部6に格納されている場合、制御部7は、上述の図5のフローチャートの上述のステップS112から処理を再開する。
一方、当該処理モードに対応する画像データが既に画像格納部6に格納されていない場合、制御部7は、画像格納部6に格納されている原画像データ(最大解像かつ最大色数の画像データ)に基づき、ユーザに指示された読取条件の画像データを生成する処理を行い(S302)、上述の図5のフローチャートの上述のステップS116から処理を再開する。なお、このとき、画像格納部6に原画像データが格納されていない場合は、制御部7は、画像読取装置部200を制御した原稿Mの読取処理(ユーザにより指示された読取条件での読取処理)から行うようにしてもよい。
図9では、第1の実施形態に第3の実施形態の割込み処理を適用する例について示したが、第2の実施形態についても同様に第3の実施形態の割込み処理を適用するようにしてもよい。
図10は、第2の実施形態に対して第3の実施形態の割込み処理を適用した場合の処理について示したフローチャートである。
原稿押圧部2が閉じられた後、先行読取に伴う処理(例えば、上述の図8のステップS103〜S110の処理)が終了する前に、ユーザがいずれかの処理モードでの処理開始の指示(例えば、スタートボタン17aの押下)を行った場合、制御部7は、上述の図8のフローチャートの処理を一時中断して、図10のフローチャートの処理を割込み実行する。
このとき、制御部7は、今回ユーザにより実行指示された処理モードに対応する画像データが、既に画像格納部6に格納されているか否かを確認する(S401)。
当該処理モードに対応する画像データが既に画像格納部6に格納されている場合、制御部7は、上述の図8のフローチャートの上述のステップS201から処理を再開する。
一方、当該処理モードに対応する画像データが既に画像格納部6に格納されていない場合、制御部7は、画像格納部6に格納されている原画像データ(最大解像かつ最大色数の画像データ)に基づいて、ユーザに指示された読取条件の画像データを生成する処理を行う(S402)。なお、このとき、画像格納部6に原画像データが格納されていない場合は、制御部7は、画像読取装置部200を制御した原稿Mの読取処理(ユーザにより指示された読取条件での読取処理)から行うようにしてもよい。
次に、制御部7の画像処理条件カウンタ部20が、実行された読取条件に対応する画像処理設定のカウンタ値を1加算し、必要に応じてデフォルト設定情報191を更新する処理(S403〜S405)を実行し、上述の図8のフローチャートの上述のステップS116から処理を再開する。なお、ステップS403〜S405の処理は、上述のステップS201〜S203の処理と同様の処理であるので詳しい説明については省略する。
(C−2)第3の実施形態の効果
第3の実施形態によれば、第1及び第2の実施形態の効果に加えて、以下のようの効果を奏することができる。
第3の実施形態では、原稿押圧部2が閉じられた後、ユーザによるいずれかの処理モードでの処理開始の指示が発生する前までに、先行読取に伴う処理が完了していない場合でも、その時点までに処理された画像データを利用して、ユーザに指示された処理モードでの処理を実行することができる。
特に、先行読取により読込んだ画像データを、デフォルト設定情報191の画像処理設定に応じた画像データに変換する処理の量が多い場合、その変換処理中にユーザによるいずれかの処理モードでの処理開始の指示が発生する場合があり得る。しかし、第3の実施形態の複合機1000のように、割込み処理(例えば、上述の図9、図10のフローチャートの処理)を実行することで、可能な限りその時点で処理済みの画像データを利用し、最短時間でユーザの指示に基づく処理を実行することが可能となる。
(D)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(D−1)上記の各実施形態では、本発明の画像読取装置を、複合機に適用する例について説明したが、各実施形態の複合機から画像形成の機能を省略した装置(例えば、スキャナ等)に本発明の画像読取装置を適用するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態の複合機では、原稿Mの読取を伴う処理モード(機能)として、「Scan to PC」、「Scan to Server」、「Fax」、「Scan to USB」、及び「Copy」に対応するものとして説明したが、本発明の複合機では一部の機能を省略した構成としてもよいし、他の機能を追加した構成としてもよい。
1…原稿載置台、2…原稿押圧部、3…開閉センサ、4…開閉センサ、5…画像読取手段、6…画像格納部、7…制御部、8…画像処理部、9…原稿サイズ検出制御部、10…原稿検出センサ、11…原稿検出センサ、12…ネットワーク接続部、13…FAX回線接続部、14…USB接続部、14a…USBメモリ、15…接続検出部、16…操作パネル、17…ハードボタン部、17a…スタートボタン、18…操作表示部、19…設定記憶部、20…画像処理条件カウンタ部、100…画像形成装置部、101…媒体カセット、102…画像形成部、103…画像定着部、104…排出部、105…給紙ローラ、106…搬送ローラ、107…搬送ローラ、108…排紙ローラ、109…排紙ローラ、191…デフォルト設定情報、200…画像読取装置部、400…サーバ、1000…複合機、M…原稿、N1…ネットワーク、N2…電話回線、P…媒体。

Claims (8)

  1. 画像読取装置において、
    原稿を載置する原稿載置台と、
    前記原稿を前記原稿載置台に対し押圧させるものであって、開閉可能な原稿押圧部と、
    前記原稿押圧部の開閉状態を検知する開閉検知手段と、
    前記原稿載置台に載置された前記原稿の画像を読取るものであって、前記開閉検知手段で前記原稿押圧部が開状態から閉状態となったことを検知したタイミング又は当該タイミング以後に前記原稿載置台に載置された前記原稿の原画像を読取って原画像データを生成することが可能な読取手段と、
    前記読取手段により読取られた前記原画像データを利用する複数の処理モードに対応する画像処理設定を記憶する設定記憶部と、
    前記原画像データを、前記設定記憶部に記憶されている各処理モードの画像処理設定に従って処理して、各処理モードに対応する画像データを生成する画像処理手段と、
    前記画像処理手段が生成した画像データを記憶する画像格納部と、
    ユーザによる入力を受付けるものであって、前記ユーザからいずれかの処理モードの実行指示を受付けることが可能な入力手段と、
    前記入力手段により前記ユーザからいずれかの処理モードの実行指示を受付けると、前記画像格納部に格納されている画像データを用いて当該処理モードを実行する制御処理を行う処理モード実行制御手段と、
    外部に接続する1又は複数のインタフェースと、
    それぞれの前記インタフェースの接続状態を検出する接続検出手段とを備え、
    前記画像処理手段は、前記接続検出手段で接続が確認できないインタフェースを利用する処理モードについては、前記原画像データに基づく画像データの生成を行わないこと
    を特徴とする画像読取装置。
  2. 前記読取手段は、前記原稿の読取を行う場合、最大解像度及び最大色数の設定で読取を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記入力手段は、前記ユーザから、処理モードの実行指示を受ける際に、画像読取条件の指示も受付け、
    前記画像処理手段は、前記ユーザから実行指示を受付けた処理モードに対応する画像処理設定が、前記ユーザから指示された画像読取条件と一致しなかった場合、前記原画像データを前記ユーザから指示された画像読取条件に対応する画像データに変換する処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 各処理モードの各画像読取条件について利用頻度を計数する計数手段と
    前記計数手段の計数結果に基づいて、前記設定記憶部に記憶される各処理モードの画像処理設定を更新する更新手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  5. 前記更新手段は、前記設定記憶部に記憶される各処理モードの画像処理設定を、前記計数手段の計数結果で利用頻度の最も高い画像読取条件と同じ内容に更新することを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  6. 前記インタフェースには、少なくともネットワーク接続部、電話回線接続部、又はメモリ接続部のいずれか一つが含まれることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  7. 前記画像格納部に格納されている画像データは、前記開閉検知手段により、前記原稿押圧部の開状態が検出されたときに消去されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の画像読取装置。
  8. 原稿を読取る画像読取装置部と、媒体に画像形成する画像形成装置部とを備える画像形成装置において、前記画像読取装置部として請求項1〜のいずれかに記載の画像読取装置を適用したことを特徴とする画像形成装置。
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