JP6624656B2 - 軽金属射出成形機の材料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マグネシウム合金またはアルミニウム合金などの未溶融の軽金属材料の塊を溶融ユニットで溶湯に溶融し、溶湯を射出ユニットに供給し、そして、射出ユニットで溶湯を金型の中に射出して成形品を得る軽金属射出成形機で使われる装置のうちの溶融ユニットに未溶融の軽金属材料の塊を供給する材料供給装置に関する。
特許文献1の金属成形体用射出成形装置は、加熱シリンダの後端に連通する材料供給室を有する。材料供給室は、縦向きに配置されている。材料供給室は、上方から未溶融の軽金属材料に相当するインゴットの導入室、インゴットの加熱室、インゴットの保温室およびインゴットの裁断室に区分けされている。インゴットの導入室とインゴットの加熱室は、第1シャッタで区分けされている。インゴットの加熱室とインゴットの保温室は、第2シャッタで区分けされている。インゴットの保温室とインゴットの裁断室は、2軸の裁断ローラで区分けされている。第1シャッタと第2シャッタは、開閉する。第1シャッタと第2シャッタは、閉じることで上から落下してくインゴットを上に載せることができる。第1シャッタと第2シャッタは、開くことで上に載せているインゴットを下に落下させることができる。インゴットの導入室とインゴットの加熱室は、真空ポンプで空気が吸引されあと、ガスボンベから不活性ガスが供給される。インゴットの保温室およびインゴットの裁断室は、インゴットの導入室とインゴットの加熱室を介して、真空ポンプで空気が吸引されあと、不活性ガスが供給されている。不活性ガスは、未溶融の軽金属材料および軽金属材料の溶湯の酸化を防止する。
特許第3184294号公報
特許文献1の金属成形体用射出成形装置は、インゴットの導入室の上面のうちの1箇所に不活性ガスを供給する管路を備えて、インゴットの加熱室の側面のうちの1箇所に不活性ガスを供給する管路を備えている。不活性ガスは、インゴットの導入室およびインゴットの加熱室の中に供給される。また、不活性ガスは、第2シャッタが開かれているときにのみインゴットの加熱室を介してインゴットの保温室およびインゴットの裁断室に供給される。インゴットの加熱室は、開閉する第1シャッタと第2シャッタの間に形成されている。インゴットの加熱室は、さらに速やかにかつ均一に室内を不活性ガスで置換可能にすることが望まれる。
本発明は、上記課題に鑑みて、上部と下部が開閉可能なシャッタで構成されて、溶融ユニットの材料供給口の近くで当該材料供給口に供給されるまで軽金属材料の塊が待機している空間を速やかにかつ均一に不活性ガスで置換することができる軽金属射出成形機の材料供給装を提供することを主たる目的とする。
本発明の軽金属射出成形機の材料供給装置(10)は、上記課題を解決するために、上部に設けた投入口(101)から未溶融の軽金属材料の塊(11)が投入されて、下部に設けた排出口(102)から未溶融の軽金属材料の塊を排出して、排出口を溶融ユニット(2)の材料供給口(21)に接続して、投入口と排出口の間の通路(103)を上部シャッタ(104)で開閉して、上部シャッタよりも排出口側に近い位置で通路を下部シャッタ(106)で開閉して、上部シャッタが通路を閉じている間に未溶融の軽金属材料の塊が投入口から投入されて上部シャッタの上に未溶融の軽金属材料の塊を載せて、下部シャッタが通路を閉じている間に上部シャッタを開いて未溶融の軽金属材料の塊を落として下部シャッタの上に未溶融の軽金属材料の塊を載せて、上部シャッタが通路を閉じている間に下部シャッタを開いて未溶融の軽金属材料の塊を落として排出口から未溶融の軽金属材料の塊を排出して溶融ユニットの材料供給口に未溶融の軽金属材料の塊を供給する、軽金属射出成形機の材料供給装置において、下部シャッタが、当該下部シャッタが通路を閉じている間に未溶融の軽金属材料の塊を通さずに不活性ガスを通す少なくとも1つの通気孔(106a)を有して、下部シャッタが通路を閉じている間に下部シャッタよりも排出口側の通路に供給されている不活性ガスを通気孔を通して上部シャッタと下部シャッタの間の通路に供給する。
また、本発明の軽金属射出成形機の材料供給装置は、下部シャッタが複数の通気孔を有するとよい。
また、本発明の軽金属射出成形機の材料供給装置は、通気孔の内径が2.5mm以下であるとよい。
本発明の軽金属射出成形機の材料供給装置は、溶融ユニットの材料供給口の近くで当該材料供給口に供給されるまで未溶融の軽金属材料の塊が待機している空間を速やかにかつ均一に不活性ガスで置換することができる。さらに、不活性ガスは、空間の中の他のガスとほとんど混ざることなく置換できるので供給量が少なく無駄がない。
本発明の軽金属射出成形機の材料供給装置の基本的な構成を示す断面図である。 本発明の軽金属射出成形機の材料供給装置の基本的な構成を示し、溶融ユニットから射出ユニットに溶湯が供給されて、溶湯が計量されたあと逆流防止装置で連通路が閉じられた状態を示す断面図である。 下部シャッタが開いて材料供給装置から溶融ユニットに未溶融の軽金属材料の塊が供給された状態を示す要部の断面図である。 下部シャッタが閉じたあと、上部シャッタが開いて未溶融の軽金属材料の塊が下部シャッタの上に載った状態を示す要部の断面図である。 上部シャッタが閉じたあと、材料押出装置から材料供給装置に未溶融の軽金属材料の塊が供給されて上部シャッタの上に載った状態を示す要部の断面図である。 図5のA−A矢視断面図を示し、下部シャッタの通気孔を示す矢視断面図である。 図6のB−B矢視断面図を示し、下部シャッタの通気孔を示す矢視断面図である。
本発明の軽金属射出成形機の材料供給装置は、基本的な構成が図1から図6に示される。図1は、射出装置に搭載されている材料供給装置を示す。図2は、溶融ユニットから射出ユニットに溶湯が供給されて、溶湯が計量されたあと逆流防止装置で連通路が閉じられた状態が示される。図3は、下部シャッタが開いて材料供給装置から溶融ユニットに未溶融の軽金属材料の塊が供給された状態が示される。図4は、下部シャッタが閉じたあと、上部シャッタが開いて未溶融の軽金属材料の塊が下部シャッタの上に載った状態が示される。図5は、上部シャッタが閉じたあと、材料押出装置から材料供給装置に未溶融の軽金属材料の塊が供給されて上部シャッタの上に載った状態が示される。図6および図7は、下部シャッタの通気孔が示される。
軽金属射出成形機は、射出装置と、型締装置と、それらを制御する制御装置とを有する。射出装置は、例えば、図1で示される。図1は、本発明の軽金属射出成形機の射出装置1の基本的な構成を示している。型締装置と制御装置は、図示省略される。型締装置は、金型装置を搭載し、金型装置を開閉または型締めする。図示省略する金型装置は、例えば、固定側金型と可動側金型を有する。制御装置は、射出装置と型締装置を含め、軽金属射出成形機を制御する。なお、各種装置を駆動する駆動源は、詳しい説明を省略するが、油圧式、空圧式または電動式などの各種方式の駆動源が適宜使用されている。
軽金属射出成形機は、型締装置で金型装置を閉じ、さらに型締めし、射出装置1で金型装置の中のキャビティ空間に向けて軽金属の溶湯を射出して充填し、金型装置の中で軽金属の溶湯を冷まして固めたあと、型締装置で金型を開いて成形品を取り出す。
実施の形態の軽金属射出成形機は、成形材料が軽金属である射出成形機に適する構造を有する。本発明における軽金属は、比重が4以下の金属をいう。実用上は、特に、アルミニウムとマグネシウムが成形材料として有効である。成形材料がアルミニウムの場合、溶損しないように、成形材料と接触する部位は、基本的にサーメット系の材料で被覆されている。
図1に示す実施の形態の軽金属射出成形機の射出装置1は、溶融シリンダ20を有する溶融ユニット2と、射出シリンダ30を有する射出ユニット3と、溶融シリンダ20の中と射出シリンダ30の中を連通する連通路40が形成されている連結部材4と、連通路40を開閉する逆流防止装置5と、を含む。射出シリンダ30と溶融シリンダ20と連結部材4は、ヒータ7が巻き回されている。
溶融ユニット2は、未溶融の軽金属材料の塊11を溶湯に溶融する溶融シリンダ20を有する。図1に示す溶融シリンダ20は、射出シリンダ30の上方に水平に設置されている。溶融シリンダ20は、後端側の上部に材料供給口21が形成されている。材料供給口21から供給される未溶融の軽金属材料の塊11は、溶融シリンダ20のシリンダ孔の中の溶湯に浸されて溶融する。連通路40は、溶融シリンダ20のシリンダ孔の先端側の下部に開口している。連結部材4は、溶融シリンダ20の先端側の下部に接続されている。
射出ユニット3は、射出シリンダ30の先端に取り付けられている射出ノズル31と、射出シリンダ30の中で前後に移動するプランジャ32と、プランジャ32を駆動するためのプランジャ駆動装置33とを有する。図1に示す射出シリンダ30は、溶融シリンダ20の下方に水平に設置されている。連結部材4は、射出シリンダ30の先端側の上部に接続されている。連通路40は、射出シリンダ30のシリンダ孔の中の先端側の上部に開口している。
図1に示す射出シリンダ30は、後端部に縮径部34を有する。縮径部34の内径は、射出シリンダ30のシリンダ孔の内径よりも小さくかつプランジャ32の外径よりも大きい。射出シリンダ30と縮径部34は、一体に形成されてもよい。
図1に示す射出シリンダ30は、後端部の温度がヒータ7で制御されて、縮径部34とプランジャ32の間に溶湯のある程度に軟化した状態にあって溶湯のバックフローを防止する程度に固化した固化物であるシール部材を生成する。シール部材は、射出シリンダ30の後端部とプランジャ32の間をシールして、溶湯のもれを防止する。シール部材は、射出シリンダ30とプランジャ32の間の摩擦を小さくしてプランジャ32の円滑な移動を可能にする。シール部材は、縮径部34の内周面に形成される還状溝または射出シリンダ30のシリンダ孔と縮径部34の間の段差に引っかかることで溶湯の圧力を受けても射出シリンダ30の後端部から抜け出ない。なお、射出シリンダ30とプランジャ32の間のシール手段は、前述の実施の形態に限定されずその他の各種手段を採用することができる。
逆流防止装置5は、連通路40の射出シリンダ側の開口の周囲に形成される弁座41と、射出シリンダ30の中で弁座41に着座する弁棒50と、弁棒50を弁座41に向かって前後移動させる弁棒駆動装置51とを有する。図1に示す逆流防止装置5は、射出シリンダ30の下部に弁棒駆動装置51が設けられて、射出シリンダ30の中を通して弁棒50が設けられている。弁座41は、射出シリンダ30のシリンダ孔の先端側の上部に開口する連通路40の開口部の周囲に形成されている。弁棒50は、図2で示すように上昇して弁座41に着座して連通路40を閉じ、図1で示すように下降して弁座41から離れて連通路40を開く。逆流防止装置5は、溶融シリンダ20のシリンダ孔の中に開口する連通路40の開口部の周囲に形成された弁座、溶融シリンダ20の中を通して設けられた弁棒、溶融シリンダ20の上部に設けられた弁棒駆動装置有していてもよい。また、逆流防止装置5として、連通路40ロータリ弁やチェック弁などの弁が使用されてもよい。
弁棒50は、弁棒50の先端を冷却するために内部に冷却媒体を通す図示省略される冷却配管を有してもよい。例えば、弁棒50は、弁座41に着座する直前に先端部が冷却されて、先端部の周囲に溶湯がある程度軟化した状態の固化物を形成してもよい。弁棒50先端の固化物は、弁棒50が弁座41に着座する際に弁座41に倣って変形して、弁棒50と弁座41の間の隙間を無くすことで溶湯のもれを防止することができる。
図1に示す実施の形態の軽金属射出成形機の射出装置1は、つぎのように動作する。図1に示すように逆流防止装置5が連通路40を開く。溶融シリンダ20の中の溶湯が連通路40を経由して射出シリンダ30に送り出される。射出シリンダ30の中のプランジャ32が後退して、溶湯が計量されながら射出シリンダ30の中に貯留される。そのあと図2に示すように逆流防止装置5が連通路40を閉じる。プランジャ32が前進して射出シリンダ30の中の溶湯を射出ノズル31を通して金型装置のキャビティ空間に射出する。
ここからは、本発明の特有の構成を説明する。図1に示す実施の形態の軽金属射出成形機の射出装置1は、材料供給装置10を有する。図2に示すように材料供給装置10は、溶融シリンダ20の中の溶湯が所定の量以下になると未溶融の軽金属材料の塊11を溶融シリンダ20の中に供給して補充する。溶融シリンダ20の中の溶湯に浸った未溶融の軽金属材料の塊11は、溶湯に溶融する。
材料供給装置10は、上部の投入口101から投入される未溶融の軽金属材料の塊11を下部の排出口102から排出する。投入口101は、所定のタイミングで所定量の未溶融の軽金属材料の塊11を投下する材料押出装置6に接続されている。排出口102は、溶融シリンダ20の材料供給口21に接続されている。材料供給装置10は、未溶融の軽金属材料の塊11を予熱するためのヒータ7が巻き回されてもよい。材料供給装置10は、材料供給装置10の各部を動作させる機構、例えば、図示省略の材料供給制御装置を有する。材料供給制御装置は、材料押出装置6の各部も一緒に動作させる機構でもよい。材料供給制御装置は、軽金属射出成形機の制御装置に組み込まれていてもよい。
投入口101と排出口102の間の通路103は、上部シャッタ104で開閉される。さらに通路103は、上部シャッタ104よりも排出口102に近い位置を下部シャッタ106で開閉される。上部シャッタ104は、上部シャッタ駆動装置105で前進して通路103を閉じ、後退して通路103を開く。下部シャッタ106は、下部シャッタ駆動装置107で前進して通路103を閉じ、後退して通路103を開く。上部シャッタ駆動装置105と下部シャッタ駆動装置106は、油圧式、空圧式、電動式などの各種駆動方式のアクチュエータが適宜選択されて採用される。
上部シャッタ104は、通路103を閉じているときに、上から落ちてくる未溶融の軽金属材料の塊11を上に載せる。上部シャッタ104は、通路103を閉じているときに、上方の空間と下方の空間を遮断し、不活性ガスなどのガスおよび未溶融の軽金属材料の塊11を通さない。
下部シャッタ106は、通路103を閉じているときに、上から落ちてくる未溶融の軽金属材料の塊11を上に載せる。下部シャッタ106は、通路103を閉じているときに、上方の空間と下方の空間を連通する少なくとも1つの通気孔106aを有する。下部シャッタ106は、好ましくは複数の通気孔106aを有するとよい。図6および図7に示す複数の通気孔106aは、下部シャッタ106を上下方向に貫通する。通気孔106aは、不活性ガスなどのガスを通気し、未溶融の軽金属材料の塊11を通さない。
下部シャッタ106の上方の空間は、上部シャッタ104と下部シャッタ106の間の空間である。下部シャッタ106の下方の空間は、下部シャッタ106と溶融シリンダ20の中の溶湯の液面の間の空間である。溶湯の液面の高さは、レベルセンサ110によって検出されている。
下部シャッタ106の下方の空間は、不活性ガス供給装置109から給気孔108を通して供給される不活性ガスで満たされる。不活性ガスは、例えば、アルゴンである。アルゴンは、空気よりも重い。給気孔108は、一端が下部シャッタ106の下方の空間に接続されて、他端が開閉弁111と絞り弁112を経由して不活性ガス供給装置109に接続されている。開閉弁111は、不活性ガスの流路を開閉する。絞り弁112は、不活性ガスの流量を調整する。
不活性ガス供給装置109から供給される不活性ガスは、下部シャッタ106の下方の空間に充満したあと、さらに下部シャッタ106の通気孔106aを通して下部シャッタ106の上方の空間に供給される。
下部シャッタ106の上方の空間は、下部シャッタ106を底面として、底面に形成されている少なくとも1つの通気孔106aから不活性ガスが上に向かって噴き出す。下部シャッタ106の上方の空間は、底面から供給される不活性ガスに押し上げられたガスを排気孔113から排出する。排気孔113は、逆流防止チェック弁114を通して外部と連通する。逆流防止チェック弁114は、排気孔113から下部シャッタ106の上方の空間にガスが逆流して侵入することを防止する。酸素濃度検出器115は、排気孔113と逆流防止チェック弁114の間に設けられる。酸素濃度検出器115は、排気孔113から排出されるガスの酸素濃度を検出する。酸素濃度検出器115の検出値が所定値以下ならば、下部シャッタ106の上方の空間が不活性ガスで置換されたことが分かる。不活性ガス供給装置109は、下部シャッタ106の上方の空間が不活性ガスで置換されたら、不活性ガスの供給を停止すれば、不活性ガスの節約になる。
図1に示す本発明の射出装置は、材料供給装置10の上方に材料押出装置6が設けられている。材料押出装置6は、押棒60と押棒駆動装置61とを有する。材料押出装置6は、少なくとも1つの未溶融の軽金属材料の塊11と押棒60とを一列に並べて収容する。未溶融の軽金属材料の塊11は、最後尾を押棒60で押されることで先頭から順番に投入口101に投入される。材料押出装置6は、未溶融の軽金属材料の塊11を予熱するためのヒータ7が巻き回されてもよい。
ここからは、図1に示す材料供給装置10が繰り返し行う動作を説明する。まずは、初期状態が説明される。射出装置1は、溶融ユニット2の中の溶湯を射出ユニット3に供給して、射出ユニット3の中の溶湯を金型の中に射出することを繰り返す。溶融ユニット2は、既に軽金属材料の溶湯で満たされている。上部シャッタ104と下部シャッタ106は、それぞれが閉じられていて、上に未溶融の軽金属材料の塊11がそれぞれ載せられている。下部シャッタ106の上方の空間は、酸素濃度検出器115の検出値が所定値を下回り、不活性ガスで置換されている。
溶融ユニット2の中の溶湯の液面の高さは、常にレベルセンサ110で検出されている。射出を繰り返すと溶融ユニット2の中の溶湯の液面の高さは、図2に示すように徐々に低くなる。すなわち、繰り返し射出を行うと溶融ユニット2の中の溶湯の量が減る。
溶融ユニット2の中の溶湯が所定の量以下になると、すなわち、溶融ユニット2の中の溶湯の液面の高さが所定の液面の高さ以下になると下部シャッタ106が開かれる。図3に示すように下部シャッタ106を開くと、下部シャッタ106の上に載っていた未溶融の軽金属材料の塊11は、自重で落下する。落下した未溶融の軽金属材料の塊11は、排出口102から排出されて、材料供給口21から溶融ユニット2の中に供給される。溶湯の中に供給された未溶融の軽金属材料の塊11は、溶湯に溶融される。なお、溶融ユニット2の中の溶湯の液面の高さが所定の液面の高さ以下になり、かつ、下部シャッタ106の上方の空間の酸素濃度の検出値が所定の値を下回っているときに下部シャッタ106が開かれるようにしてもよい。
開いた下部シャッタ106を閉じたあとに上部シャッタ104を開くと、上部シャッタ104の上に載っていた未溶融の軽金属材料の塊11は、自重で落下する。図4に示すように落下した未溶融の軽金属材料の塊11は、閉じた下部シャッタ106の上に載る。
開いた上部シャッタ106を閉じたあとに材料押出装置6の押棒60が一列に並んでいる未溶融の軽金属材料の塊11の一端を押す、他端の未溶融の軽金属材料の塊11が材料供給装置10の投入口101に向けて自重で落下する。図5に示すように落下した未溶融の軽金属材料の塊11は、閉じた上部シャッタ104の上に載る。
不活性ガス供給装置109は、酸素濃度検出器115の検出値が所定値を上回れば、給気孔108から下部シャッタ106の下方の空間に不活性ガスを供給し、酸素濃度検出器115の検出値が所定値以下であれば下部シャッタ106の下方の空間に不活性ガスを供給しない。なお、不活性ガス供給装置109は、不活性ガスを給気孔108から下部シャッタ106の下方の空間に常時供給してもよい。
不活性ガスは、例えば、空気よりも重いアルゴンガスであれば、最初に下部シャッタ106の下方の空間に溜まったあと、下部シャッタ106の通気孔106aを通り、下部シャッタ106の上方の空間に流れ込む。通気孔106aは、下部シャッタ106の上方の空間の底面に開口して、好ましくは、開口同士が同じ間隔で配置されている。通気孔106aは、不活性ガスなどのガスを通気し、未溶融の軽金属材料の塊11および当該未溶融の軽金属材料の塊11から剥がれ落ちる材料屑を通さない内径に形成されているとよい。通気孔106aの内径は、2.5mm以下、好ましくは2.0mm以下であるとよい。また、通気孔106aの内径は、通気孔106aの加工を容易にするために、0.5mmから2.5mmまで、好ましくは、1.0mmから2.0mmまでであるとよい。下部シャッタ106の上方の空間は、不活性ガスが底面から上に向かって噴き出して、不活性ガスが下部シャッタ106の上方の空間の中の下層から充満して、徐々に不活性ガスが上層に向かって充満することで、均一にかつ速やかに不活性ガスで置換される。
材料供給装置10は、未溶融の金属材料の塊11の供給の1回分で溶融ユニット2の中の溶湯の量が足りない場合には溶湯が所定の量を超えるまで未溶融の軽金属材料の塊11の供給を複数回行ってもよい。また、材料供給装置10は、ヒータ7を有して、ヒータ7で未溶融の軽金属材料の塊11を予熱することで、未溶融の軽金属材料の塊11を溶融ユニット2の中ですぐに溶湯に溶融することが可能である。また、材料供給装置10は、下部シャッタ106の高さを溶融ユニット2の中の溶湯の液面に近づけて、未溶融の軽金属材料の塊11が自重で落下することで溶湯が波立つこと、および、溶湯が飛び跳ねることを防止できる。
溶融ユニット2は、溶融シリンダ20に限定されない。溶融ユニット2は、バケット型の溶融炉と、材料供給口21の部分を除き溶融炉の上方を塞ぐ蓋とで構成してもよい。
以上説明した本発明は、この発明の精神および必須の特徴的事項から逸脱することなく他のいろいろな形態で実施することができる。したがって、本明細書に記載した実施例は例示的なものであり、これに限定して解釈されるべきものではない。
本発明は、軽金属射出成形機に利用することができる。
1 軽金属射出成形機の射出装置
2 溶融ユニット
3 射出ユニット
4 連結部材
5 逆流防止装置
6 材料押出装置
ヒータ
10 材料供給装置
11 未溶融の軽金属材料の塊
20 溶融シリンダ
21 材料供給口
30 射出シリンダ
31 射出ノズル
32 プランジャ
33 プランジャ駆動装置
34 縮径部
40 連通路
41 弁座
50 弁棒
51 弁棒駆動装置
60 押棒
61 押棒駆動装置
101 投入口
102 排出口
103 通路
104 上部シャッタ
105 上部シャッタ駆動装置
106 下部シャッタ
106a 通気孔
107 下部シャッタ駆動装置
108 給気孔
109 不活性ガス供給装置
110 レベルセンサ
111 開閉弁
112 絞り弁
113 排気孔
114 逆流防止チェック弁
115 酸素濃度検出器

Claims (3)

  1. 上部に設けた投入口から未溶融の軽金属材料の塊が投入されて、
    下部に設けた排出口から前記軽金属材料の塊を排出して、
    前記排出口を溶融ユニットの材料供給口に接続して、
    前記投入口と前記排出口の間の通路を上部シャッタで開閉して、
    前記上部シャッタよりも前記排出口側に近い位置で前記通路を下部シャッタで開閉して、
    前記上部シャッタが前記通路を閉じている間に前記軽金属材料の塊が前記投入口から投入されて前記上部シャッタの上に前記軽金属材料の塊を載せて、
    前記下部シャッタが前記通路を閉じている間に前記上部シャッタを開いて前記軽金属材料の塊を落として前記下部シャッタの上に前記軽金属材料の塊を載せて、
    前記上部シャッタが前記通路を閉じている間に前記下部シャッタを開いて前記軽金属材料の塊を落として前記排出口から前記軽金属材料の塊を排出して前記溶融ユニットの前記材料供給口に前記軽金属材料の塊を供給する、軽金属射出成形機の材料供給装置において、
    前記軽金属材料の塊は、前記上部シャッタと前記下部シャッタの間の前記通路の空間よりも小さく、
    前記下部シャッタが、当該下部シャッタが前記通路を閉じている間に前記軽金属材料の塊を通さずに不活性ガスを通す、前記軽金属材料の塊よりも小さい少なくとも1つの通気孔を有して、
    前記下部シャッタが前記通路を閉じている間に前記下部シャッタよりも前記排出口側の前記通路に供給されている前記不活性ガスを前記通気孔を通して前記上部シャッタと前記下部シャッタの間の通路に供給することを特徴とする軽金属射出成形機の材料供給装置。
  2. 前記下部シャッタが複数の前記通気孔を有することを特徴とする請求項1に記載の軽金属射出成形機の材料供給装置。
  3. 前記通気孔の内径が2.5mm以下であることを特徴とする請求項2に記載の軽金属射出成形機の材料供給装置。
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