JP6624644B2 - 泡・霧切替式吐出器 - Google Patents

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Description

本発明は、泡・霧切替式吐出器に関する。
従来技術として、
前方へ突出する射出筒を有し、トリガーで操作できる吐出器本体と、
基板の後面から2重筒状の内筒及び外筒を後方突出し、その内筒を前記射出筒の外周面に嵌合するとともに、内筒内側の基板部分に射出孔を開口し、かつ前記基板の外周部から案内筒部を前方突出した基盤部材と、
前記案内筒部の外周面にスライド可能に嵌合させたスライド筒の前端から内向きフランジを介して発泡筒部を後方突出させた発泡手段と
を具備し、前記スライド筒の前後方向の進退により、射出孔から霧状の吐出された液体が発泡筒に衝突して泡として放出される泡吐出モードと、発泡筒に衝突せずに霧状のまま放出される霧吐出モードとを切り替えることが可能な泡・霧切替式吐出器が知られている(特許文献1)。
特開平09−278052
吐出器、特にトリガーで操作される吐出器では、全体を簡易な構成として小型に形成したいという要請がある。
特許文献1の吐出器での発泡の仕組みは構造が複雑であり、こうした小型のタイプの吐出器に適していない。
本発明の目的は、簡易な構成の発泡機構を有する吐出器、特に小型のタイプに適した簡易な構造の発泡機構を有する吐出器を提供することである。
第1の手段は、
液体を霧状に吐出可能な射出孔44を備えた射出筒34を有し、容器体の口頸部へ装着することが可能である吐出器本体2と、
前記射出筒34に設けられた発泡手段50とを具備し、
この発泡手段は、
前記射出筒34からその突出方向Xへ延設された延長筒部51と、
この延長筒部51の外周面へ泡吐出モード用第1位置と霧吐出モード用の第2位置との間でスライド可能に嵌合されたスライド筒52とを有し、
スライド筒52が第1位置にある状態でスライド筒52の先部53Aから筒径方向内側へ前記延長筒部51の開口面Aの一部を覆う少なくとも一つの弾性突片58が突設されており、吐出器本体2を操作することにより、射出孔44から吐出された霧状の液体が前記弾性突片58に衝突して発泡するように設けられ、
前記射出筒34の突出方向と逆向きに前記スライド筒52を第1位置から第2位置へ移動させると、弾性突片58が根本部分付近で延長筒部51の先端Eにより押し込まれて、前記開口面Aから離れるように外方へ弾性屈曲し、前記射出孔44から吐出された液体が弾性突片に衝突せずに霧状に外部へ放出されるように設けられ、
スライド筒52を第2位置から第1位置へ戻すと、前記延長筒部51の先端Eによる押込みが解消されることで、弾性突片58が弾性復元するように構成したことを特徴とする。
本手段では、吐出器本体2の射出筒34から延設した延長筒部51に、スライド筒52をスライド可能に嵌合し、スライド筒52が泡吐出モード用の第1位置にある状態で、そのスライド筒52の先部53Aからその筒壁の内側へ少なくとも一つの弾性突片58を突設している。この弾性突片58は、前記延長筒部51の開口面Aの一部を覆っている。この状態で吐出器本体2を操作すると射出孔44から吐出された霧状の液体が弾性突片58に衝突して発泡する。スライド筒52を霧吐出モード用の第2位置に移動すると、弾性突片58が根本部分で延長筒部51の先端Eに押し込まれて外側へ弾性屈折する。これにより、これにより射出孔44から吐出した液体が弾性突片58に衝突せずに霧として外部に放出される。延長筒部51もスライド筒52もそれぞれ簡単な構造なので、霧・泡切替式の吐出器を簡易な構成により構造で実現できる。
射出筒の突出方向は、図示例では、ほぼ水平方向へ突出しているが、その突出方向は任意である。
本明細書において、“先端”或いは“先部”とは、本体から外方へ突出する射出筒或いはこれに嵌合させたスライド筒の両端或いは両側のうち突出方向外側にある方をいい、“基端”又は“基部”とは、突出方向と反対側にある方をいうものとする。
「延長筒部」は、図示例では、射出筒とは別の部材として形成している。しかしながら、射出筒の筒体34aを射出孔44より延長して延長筒部としても構わない。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
前記スライド筒52の先部53Aから複数の弾性突片58が相互に離して内方突出され、
これら弾性突片58で覆われていない開口面A部分に泡吐出用の放射状流路Oが形成されるように構成したことをした。
本手段では、図3に示すように、スライド筒52の先部53Aから突出する複数の弾性突片58により、泡吐出用の放射状流路Oを形成することを提案している。これにより開口面Aの広い範囲に亘って十分に液体を起泡させ、泡を放出させることができる。
第3の手段は、第1の手段かつ第2の手段を有し、かつ
前記スライド筒52の先部53Aに、スライド筒52の内側へ突出する弾性リブ56を付設し、この弾性リブ56の内縁から前記弾性突片58を突出した。
本手段では、図2及び図3に示すようにスライド筒52の筒壁と弾性突片58の外端部(根元側の端部)との間に弾性リブ56を介在させている。図4の霧吐出モードから図5の泡吐出モードに戻すときに、弾性リブ56の弾性復元力も加わって元の状態に戻ろうとするため、より確実に元の状態に戻る。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれかを有し、かつ
前記弾性突片58は外端部58a側で幅広であり、内端部58bへ向かうに従って先細になるように形成された。
本手段では、図3に示すように、弾性突片58は外端部58a側で幅広であり、内端部58bへ向かうに従って先細になるようにしている。これにより、開口面Aの外周部でより多くの霧状液体が弾性突片58に衝突するので、効率的に液体を起泡することができる。
第1の手段に係る発明によれば、延長筒部51の外周面でのスライド筒52のスライドにより、弾性突片58が弾性変形或いは弾性復元して、泡吐出モードと霧吐出モードとを切り替えることができるので、使い勝手がよい。
第2の手段に係る発明によれば、スライド筒52の先部53Aから複数の弾性突片58が内方突出され、これら弾性突片58で覆われていない開口面A部分に、泡吐出用の放射状流路Oが形成されるから、満遍なく起泡することができる。
第3の手段に係る発明によれば、スライド筒52の先部53Aの内面に、スライド筒52の周方向に延びる弾性リブ56を付設し、この弾性リブ56の内縁から前記弾性突片58を突出したから、弾性リブ56の弾性復元力により、弾性突片58が外方へ屈曲した状態から原位置へ復帰することを確実にすることができ、霧吐出モードから泡吐出モードへの切り替えを的確に実現することができる。
第4の手段に係る発明によれば、前記弾性突片58は外端部58a側が幅広であるので、射出孔44から吐出される液体を効率的に起泡させることができる。
本発明の第1実施形態に係る泡・霧切替式吐出器の縦断面図である。 図1の吐出器の要部を側方から見た拡大図である。 図2の要部を正面方向から見た拡大図である。 図1の吐出器の霧吐出モードの説明図である。 図1の吐出器の泡吐出モードの説明図である。
図1から図5は、本発明の第1実施形態に係る泡・霧切替式吐出器を示している。この泡・霧切替式吐出器は、吐出器本体2と、発泡手段50とからなる。これら各部材は、合成樹脂又は金属で形成することができる。
説明の便宜上、まず本発明の基本的な構成から解説する。
吐出器本体2は、シリンダ4と、装着部材8と、保持部材10と、カバー部材12と、流路切替え用アダプタ16と、作動部材24とで構成されている。下記の吐出器本体の構造は、好適な一実施例であり、適宜変更することができる。本実施形態ではトリガー式の吐出器としているが、例えばヘッドを指で押し下げるような構造でも構わない。
前記シリンダ4は、容器体100の口頸部102に装着するためのものであり、この口頸部102上端面への係止用の鍔部6を有し、鍔部6の内周部から垂下するシリンダ周壁を容器体100内に垂下可能に設ける。鍔部6の上面からは取付筒部6aを起立しており、鍔部6の裏面にはパッキンPを形成する。
シリンダ4の下部内面には第1逆止弁V1を設けている。図示例の第1逆止弁V1は、シリンダ4は、シリンダ周壁の下部であるテーパ状部と玉弁とで形成している。
装着部材8は、前記口頸部102の外面へ嵌合(図示例では螺合)可能な装着筒部8aと、装着筒部8aの上端から内方突出した内向きフランジ8bとを有し、容器体の口頸部102の上端面との間に、鍔部6及びパッキンPを挟持できるように設けている。
保持部材10は、前記取付筒部6aに嵌合させた保持筒部10aを有し、この保持筒部10a上面に付設したリング状頂壁の内周から案内筒部10bを起立している。
ここで実施形態では、便宜的に図1の左側に向かう方向を“前方”、同図の右側を“後方
”と称するものとする。前記保持筒部10aの後部側から支持突片10cを起立しており、この上端にカバー部材12との枢着部10dを有する。
カバー部材12は、前記枢着部10dを介して前記支持突片10cの上端に枢着され、かつこの枢着部よりも前方へトリガー13を突出している。カバー部材12には射出筒34を挿通するための窓孔が開口されている。なお、カバー部材12と保持部材10との間には、カバー部材ロック用のストッパ部材14が設けられており、当該ロックを解除しない限り、トリガーの操作ができないようにしている。
流路切替え用アダプタ16は、第1筒状部材16a及び第2筒状部材16bで構成されている。
前記第1筒状部材16aは、その上半部と下半部との各内部を仕切る仕切り壁部17を有し、この仕切り壁部17の一部に通液孔17aを形成している。第1筒状部材16aの上半部は、前記シリンダ4の下部に嵌合されている。
また前記第2筒状部材16bは、上下方向中間部が括れた形状としており、当該括れ箇所に連通口20を有する。第2筒状部材16bの上半部は前記第1筒状部材16aの下半部に嵌挿されており、かつ第2筒状部材16bの下半部内には、吸上げパイプが嵌合されている。この吸上げパイプの下端には正立時用吸込口19が開口されている。また第2筒状部材16bの上半部内に倒立時用補助逆止弁V3が、かつその下半部内には、正立時用補助逆止弁V4がそれぞれ形成されている。
また前記連通口20は、第1筒状部材16a及び第2筒状部材16bの各上半部の間に形成された共通流路22及び前記通液孔17aを介して前記第1逆止弁V1に連通可能に設けられている。
作動部材24は、ピストンガイド26と、ステム30と、筒状ピストン28と、ヘッド32とで構成されている。
前記ピストンガイド26は、下端閉塞の縦筒部26aの下端に鍔状の弁座26bを付設するとともに、弁座の下方へ横断面十字形の垂下板部26cを垂設している。前記縦筒部26aの下部には連絡孔27が開口されている。弁座26bとシリンダ4との間にはコイルスプリングCが介装されている。
前記ステム30の上半筒部は、前記縦筒部26aに嵌着されて縦筒部の上方へ延びている。ステム30の下方筒部は、上方筒部から拡開して下方へ延び、前記シリンダ4の上部内へ挿入されている。
前記筒状ピストン28は、ピストンガイド26の縦筒部26a外面に嵌挿され、前記シリンダ4の内面に摺接されている。筒状ピストン28は、弁座26bとステム30の下方筒部との間で相対的に上下動できるように形成されている。そして筒状ピストン28と弁座26bの上面とで第2逆止弁V2を形成している。
前記ヘッド32は、裏面側から下方へ突出する連結筒部32aを有し、この連結筒部をステム30に連結することにより、ステム30の上部に付設されている。
ヘッド32は、前記カバー部材12の窓孔を介して前方へ突出する射出筒34を有し、その突出方向の先端面36に、液体を霧状の吐出することが可能な射出孔44を開口している。
図示例の射出筒34は、筒体34aと、筒体34a内に挿入された棒状のインサート部34bと、筒体34aの先端側に嵌挿されたスピン部材34cとで形成されている。
前記インサート部34bの外周面には長手方向に延びる複数の当接リブfが付設されており、これら当接リブfが筒体34aの内周面に接することで、筒体34aとの間に液体流路である間隙gを形成している。
前記スピン部材34cは、中央部に射出孔44を有するオリフィス板42と、このオリフィス板の外周部から突設した嵌合筒部40とからなり、この嵌合筒部40を筒体34aとインサート部34bとの間に嵌合させている。前記射出孔44は間隙gに連通しており、またオリフィス板の裏面には公知のスピン機構が形成されている。
前述の基本的構成の作用を解説する。吐出器本体2を容器体100の口頸部102に嵌合させて、正立状態又は倒立状態でトリガーを引くと、第1逆止弁V1が閉じると共に第2逆止弁V2が開き、シリンダ4内の液体が連絡孔27、ステム30、射出筒34を通って射出孔44から吐出される。トリガーを解放すると、第2逆止弁V2が閉じるとともに、第1逆止弁V1が開く。そして正立時には正立時用吸込口19から正立時用逆止弁V4、連通口20、共通流路22を通って液体がシリンダ4内へ入る。また倒立時には倒立時用吸込口18から倒立時用逆止弁V3、連通口20、共通流路22を通って液体がシリンダ4内へ入る。
本発明においては、吐出器本体2の射出筒34の先端部36外周面に発泡手段50が設けられている。
発泡手段50は、延長筒部51とスライド筒52で形成されている。
前記延長筒部51は、前記射出筒34から、その突出方向、本実施形態では射出筒34の前方へ拡径して延びている。図示例の延長筒部51は、図2に示す如く、前記射出筒34に嵌合させた小径筒部51aを有し、この小径筒部51aから拡径部51bを介して大径筒部51cを前方へ突設している。もっともこの構造は適宜変更することができ、延長筒部51は射出筒34と一体に形成されていても構わない。
前記延長筒部51の適所(図示例では拡径部51bの上下2箇所)には空気孔Hを開口させている。前記小径筒部51aの後端部には外向きフランジ51dが付設されている。また小径筒部51aの外面には、拡径部51bから外向きフランジ51dに亘って複数の補助リブ51eが筒軸方向へ延びている。
前記スライド筒52は、全体としてゴムやエラストマー等の軟材質で形成されており、その筒壁を前記大径筒部51cの外周面に前後方向にスライド可能に設ける。その筒壁の後端部である基部53Bには外向きフランジ状の指掛け用突部60が付設されている。
もっとも指掛け用突片の形状は適宜変更することができる。
また前記筒壁の基部53B内面にはストッパ54が付設されている。ストッパ54は、図2に示す泡吐出モードにおいて、前記拡径部51bに当接しており、スライド筒52の外方抜け出しを防止するとともに、泡吐出モードでのスライド筒の位置を決める位置決め手段としての役割を果たす。また前記ストッパ54は、前記補助リブ51eに当接している。
前記スライド筒52の前端部である先部53Aには、図2の泡吐出モードにおいて筒壁内側へ延びる複数の弾性突片58が形成されている。これら弾性突片58付きのスライド筒52は、図2に示す形状を原形状として成形される。
本実施形態では、スライド筒52の筒壁前端部の内面に周方向に延びる弾性リブ56を設け、この弾性リブ56の内縁から弾性突片58をスライド筒52の内側へ突設している。
弾性リブ56は、弾性突片58が図5に示す原形状から図4に示す延長筒部51の外面に沿った形状へ弾性変形し、或いは同形状から原形状に弾性復元するとときに、弾性突片58とともに弾性変形し、或いは弾性復元する。弾性リブ56を省略した場合に比べて、弾性リブ56の弾性復元力が作用するため、各弾性突片58の原形状への復帰を確実とすることができ、例えば弾性突片58の弾性疲労により原形状に戻らないという不都合を生じにくい。
なお、好適な図示例では、スライド筒52は前記図4に示す如く延長筒部51に沿った状態で当該延長筒部51より短くなるように設定されている。これはスライド筒52が軟材質で形成されているため、前後方向に動いてしまう可能性があるので、延長筒部51よりも前方に突出しないようにすることが望ましいからである。
図示例では、弾性リブ56は、スライド筒52の内面全周に亘って形成されているが、周方向の一部に設けてもよく、例えば2つの弾性突片58の根本部分の間に弾性リブ56を設けても構わない。
本実施形態において、弾性突片58の形状は、図3に示す如く、根元側の外端部58aで幅広で内端部で先細になるようにしている。特に図示例では鋭角三角形状に形成されている。
本発明の弾性突片58はスライド筒52のスライド操作により弾性変形可能であると同時に、図5に示す泡吐出操作では、射出孔44から吐出される霧状の液体を邪魔板として受け止め、発泡させる程度の強度を必要とする。
前述の弾性突片58の形状は、こうした強度を確保する上で好適であるが、その形状は適宜変更することができる。
好適な図示例において、前記各弾性突片58はスライド筒52の内側に等角的に配置され、前記開口面Aのうち弾性突片を除く部分に放射状流路Oを形成している。
図2の状態から吐出器本体2のトリガーを操作すると、図5に示す如く射出孔44から吐出される霧状の液体が弾性突片58に衝突するとともに、外気が空気孔Hを通って大径筒部51c内の空間に入る。これにより、液体が発泡し、放射状流路Oを介して外方へ泡が放出される。
次に図5の状態から図4に矢示する如く指掛け用突部60を後方へ引っ張り、スライド筒52を泡吐出モード用第1位置から霧吐出モード用の第2位置へ移動すると、スライド筒52の弾性リブ56及び弾性突片58の外端部58aが延長筒部51の先端Eにより前方へ押される。これにより、弾性リブ56とともに弾性突片58が延長筒部51の開口面Aから離れ、そして図4に示すように延長筒部51の外面に沿った形状となる。
この状態で吐出器本体2のトリガーを操作すると、射出孔44から吐出された液体は、弾性突片58に衝突せずに霧として外部に放出される。
スライド筒52を第2位置から第1位置に戻すと、前記先端Eによる押込みがなくなり、弾性リブ56及び弾性突片58の弾性復元力により、元の状態に戻る。
2…吐出器本体 4…シリンダ 6…鍔部 6a…取付筒部
8…装着部材 8a…装着筒部 8b…内向きフランジ
10…保持部材 10a…保持筒部 10b…案内筒部 10c…支持突片
10d…枢着部 12…カバー部材 13…トリガー 14…ストッパ部材
16…流路切替え用アダプタ 16a…第1筒状部材 16b…第2筒状部材
17…仕切り壁部 17a…通液孔
18…倒立時用透孔 19…正立時用透孔 20…連通口 22…共通流路
24…作動部材 26…ピストンガイド 26a…縦筒部 26b…弁座
26c…十字状板部 27…連絡孔 28…筒状ピストン
30…ステム 32…ヘッド 32a…連結筒部
34…射出筒 34a…筒体 34b…インサート部
34c…スピン部材 36…先端部 40…嵌合筒部 42…オリフィス板
44…射出孔
50…発泡手段 51…延長筒部 51a…小径筒部 51b…拡径部
51c…大径筒部 51d…外向きフランジ 51e…補助リブ
52…スライド筒 53A…先部 53B…基部 54…ストッパ
56…弾性リブ 58…弾性突片 58a…外端部 58b…内端部
60…指掛け用突部
100…容器体 102…口頸部
A…開口面 B…延長筒部内の空間 C…スプリング E…延長筒部先端
f…当接リブ g…間隙
H…空気孔 G…空気溝 O…放射状流路
P…パッキン S…空間 V1…第1逆止弁 V2…第2逆止弁
V3…倒立時用補助逆止弁 V4…正立時用補助逆止弁 X…突出方向

Claims (4)

  1. 液体を霧状に吐出可能な射出孔(44)を備えた射出筒(34)を有し、容器体の口頸部へ装着することが可能である吐出器本体(2)と、
    前記射出筒(34)に設けられた発泡手段(50)とを具備し、
    この発泡手段は、
    前記射出筒(34)からその突出方向(X)へ延設された延長筒部(51)と、
    この延長筒部(51)の外周面へ泡吐出モード用第1位置と霧吐出モード用の第2位置との間でスライド可能に嵌合されたスライド筒(52)とを有し、
    スライド筒(52)が第1位置にある状態でスライド筒(52)の先部(53A)から筒径方向内側へ前記延長筒部(51)の開口面(A)の一部を覆う少なくとも一つの弾性突片(58)が突設されており、吐出器本体(2)を操作することにより、射出孔(44)から吐出された霧状の液体が前記弾性突片(58)に衝突して発泡するように設けられ、
    前記射出筒(34)の突出方向と逆向きに前記スライド筒(52)を第1位置から第2位置へ移動させると、弾性突片(58)がその根本付近で延長筒部(51)の先端(E)により押し込まれて、前記開口面(A)から離れるように外方へ弾性屈曲し、前記射出孔(44)から吐出された液体が弾性突片に衝突せずに霧状に外部へ放出されるように設けられ、
    スライド筒(52)を第2位置から第1位置へ戻すと、前記延長筒部(51)の先端(E)による押込みが解消されることで、弾性突片(58)が弾性復元するように構成したことを特徴とする、泡・霧切替え式吐出器。
  2. 前記スライド筒(52)の先部(53A)から複数の弾性突片(58)が相互に離して内方突出され、
    これら弾性突片(58)で覆われていない開口面(A)部分に泡吐出用の放射状流路(O)が形成されるように構成したことをしたことを特徴とする、請求項1記載の泡・霧切替え式吐出器。
  3. 前記スライド筒(52)の先部(53A)の内面に、スライド筒(52)の周方向に延びる弾性リブ(56)を付設し、この弾性リブ(56)の内縁から前記弾性突片(58)を突出したことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の泡・霧切替え式吐出器。
  4. 前記弾性突片(58)は外端部(58a)側で幅広であり、内端部(58b)へ向かうに従って先細になるように形成されたことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれに記載の泡・霧切替え式吐出器。
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