JP6622029B2 - シート処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、搬送されるシートの移動状態を判断できるシート処理装置に関する。
従来から、シートを搬送路に沿って搬送するシート搬送装置、及び、このシートを搬送しながらシートの画像を読み取る画像読取装置等のシート処理装置が知られている。
このようなシート処理装置としては、シートの搬送方向と直交する方向に第1センサ及び第2センサを配置し、各センサの通過タイミングの差異からシートの斜行を検出する機能が採用されている(特許文献1参照)。
特開2012-166922号公報
例えば、特許文献1のように、シートの斜行検知を行う場合、シートの搬送速度を考慮して各光学センサに対するシート先端の到達時間の差を判断しなければならなかった。
本発明は、シートの搬送状態を高精度に把握することが可能な技術を提供するものである。
本発明のシート処理装置は、載置部に載置されたシート束に当接し、最下部のシートを搬送路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送路に沿って搬送されるシートの部分画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段によって同一のシートを読み取って得た複数の部分画像データに基づいて、シートの搬送方向に沿った第1方向と実質的に交差する第2方向のベクトル成分において前記搬送路内でのシート移動量を検出し、前記シート移動量が所定の閾値を超えるか否かを判断する判断手段と、前記載置部を有し、前記搬送路の下側を形成する下部筐体と、前記下部筐体との間に前記搬送路を形成する上部筐体とを備え、前記画像読取手段は、前記下部筐体における前記搬送手段の上流側に配置されたこと特徴とする。
本発明によれば、シートの搬送状態を高精度に把握できるシート処理装置を実現できる。具体的には、シートが搬送方向と異なった方向に搬送された際でも、シートの搬送状態を高精度に検出し、例えば、その後の画像読取処理などを中断することができるため、異常画像が読み取られる前に、搬送を停止したり、あるいは操作者に注意を喚起したりすることができる。その結果、操作者による作業効率の低減を防ぐことが可能となる。
本発明の実施形態1に係る画像読取システムの概略構成図。 図1の画像読取装置の構成を示す機能ブロック図。 図1の画像読取装置の概略構成を示す断面図。 本発明の実施形態1に係る搬送ローラをシートの設置面から見た図。 本発明の実施形態1に係る搬送ローラをシートの設置面から見た図。 本発明の実施形態1に係る画像処理の機能ブロック図。 シートの部分画像を読み取る画像読取手段の概略構成図。 給送されるシートの移動に伴う位置変化を示す概略図。 時刻t時における部分画像を示す概略図。 時刻t時からΔt経過した後の部分画像を示す概略図。 特徴点P(t)の移動量を示す概略図。 搬送路の幅とシートの幅との関係を示す概略図。 シートの移動量を示すグラフ。 シートの移動量が閾値を超えた場合の状態を示すグラフ。 本発明の実施形態1に係るシート搬送処理のフローチャート図。 本発明の実施形態1に係るシート搬送処理のフローチャート図。 本発明の実施形態2での画像読取手段の概略構成図。 本発明の他の実施形態に係る画像読取装置の概略構成図。 本発明の他の実施形態に係る画像読取装置の概略構成図。
以下、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は画像読取装置(システム)の外観図であり、図2は画像読取装置1の構成を示したブロック図である。図1及び図2に示すように、本実施形態では、画像読取装置1が情報処理装置であるホストコンピュータ2と接続され、ホストコンピュータ2からの指示に基づいて画像読取装置1が原稿束から原稿を1枚ずつ搬送して画像を読み取り、読み取った画像データをホストコンピュータ2に送信する画像読取システムが構成される。
詳細には、画像読取装置1には、画像読取装置の制御を行うCPU80、原稿束90から原稿を搬送するための搬送手段81、原稿の移動方向を検出する為の原稿移動検出手段82、原稿移動検出手段82によって検出された異常情報に基づいて、処理を実行するための異常処理手段83、そして、ホストコンピュータ2と通信するためI/F84を有する。
図2に示すように、画像読取装置1と、画像読取装置1を制御するためのホストコンピュータ2が通信ケーブル3を介して、接続されている状態を示し、画像読取システムが構成されるが、画像読取装置1とホストコンピュータ2とは無線通信によって接続してもよい。
また、本実施形態の画像読取装置1は、原稿を載置するための原稿載置部4、そして、原稿を給送するための不図示の給送部を有すると共に、画像読取装置1から排紙された原稿を載置しておくための原稿排紙部6を有する。
図3は、画像読取装置1の構成を示す図である。図3に示す画像読取装置1は、ホストコンピュータ2上で起動している不図示のキャプチャアプリケーションから画像読取の指示を受けると、画像読取装置1は、原稿載置部4に載置された原稿を、搬送ローラ8が原稿を搬送路5の下流へ搬送するように回転する。
続いて、分離ローラ9が原稿の搬送方向とは逆方向に回転することにより、搬送ローラ8に直接接している原稿のみが搬送路5へ搬送される。それ以外の原稿は、分離ローラ9によって、原稿載置部4へと引き戻される。その結果、原稿が一枚ずつ重送することなく、搬送路5へ搬送される。
ここで、画像読取装置1は、レジストセンサ10によって原稿の先端が通過したのを検出すると、レジストセンサ10と表用画像読取部11との距離をL_1、原稿の搬送速度をvとすると、L_1/v後に原稿が表用画像読取部11に到達するので、不図示のタイマを用いて時間の測定を行い、原稿の先端がレジストセンサ10上を通過した時間からL_1/v経過後に表画像の読取を行う。
更に、画像読取装置1は、レジストセンサ10と裏用画像読取部12との距離をL_2、原稿の搬送速度をvとすると、L_2/v後に原稿が裏用画像読取部12に到達するので、不図示のタイマを用いて時間の測定を行い、原稿の先端がレジストセンサ10上を通過した時間からL_2/v経過後に裏画像の読取を行う。
表画像、裏画像の読取を終えた画像読取装置1は、通信ケーブル3を介して画像データをホストコンピュータ2へ転送するとともに、原稿を原稿排紙部6へ排紙する。
以上のように、本実施例の画像読取装置1は、原稿載置部4に載置された原稿を一枚ずつ分離しながら給送した原稿の画像を読み取ることが可能となる。
ところで、このような画像読取装置における原稿(シート)を搬送する装置においては、原稿載置部4に載置された原稿束の状態や、原稿に直接接する搬送ローラ8、分離ローラ9の加圧状況、若しくは、各々のローラにおける不均一な摩擦係数の表面など、様々な要因から原稿が上手く一方向に搬送されず、斜行して搬送されてしまうことがある。
例として、搬送ローラ8の表面による静止摩擦力が不均一な状態の場合、画像読取装置が、原稿を搬送方向に対して平行ではない方向へ搬送(斜行)させてしまう。以下、この斜行の原因を説明する。
図4は、搬送ローラ8を原稿の設置面から見た図である。搬送ローラ8は、原稿の重心を通過するように配置されている。ここで、搬送ローラ8と原稿との接地面に生じる静止摩擦力の大きさが、図5のように搬送方向に平行な直線の左右でずれてしまう場合、搬送力の合力の方向は、搬送方向と一致しないため、給送される原稿は、回転し始める。
搬送ローラ8への静止摩擦力の左右のずれの発生要因は、搬送ローラに対向され押圧している分離ローラとの押圧のバランスのずれや搬送する原稿の摩擦力のずれ等による。これが、給送される原稿が斜行しながら搬送されてしまう原因のひとつとなっている。
そのため、本実施形態においては、画像読取装置1に、搬送路5へ搬送される原稿の移動したベクトル成分を検出するための原稿移動検出手段82を有する。
ここで、原稿移動検出手段82は、搬送路に沿って搬送される原稿の搬送状態を特定する特定手段として機能する。
具体的には、この原稿移動検出手段82は、原稿の搬送方向と交差する方向を含むベクトル成分に基づいて、原稿の移動量を特定する。
例えば、原稿が所定の搬送方向に対して交差する方向に搬送(斜行状態での搬送を含む)されてしまうと、原稿がその搬送方向とは異なる方向に移動する。この原稿搬送におけるベクトルは、原稿に対する所定の搬送方向のベクトル成分と、当該原稿の搬送方向とは異なり、当該原稿の搬送方向と交差する方向におけるベクトル成分とが含まれる。
本実施形態の原稿移動検出手段82は、少なくとも、原稿の搬送方向に対して交差する方向における原稿移動のベクトル成分に基づいて、原稿の搬送状態(例えば、斜行搬送状態)を特定する。
なお、原稿移動に伴うベクトル成分とは、原稿が移動する向きと、その向きにおける原稿の移動量と、をそれぞれ示す。
ここで、原稿移動検出手段82は、搬送ローラ8の直後、若しくは、直前、若しくは、その両方に設けられることが望ましい。
なぜならば、前述の説明により、原稿載置部4から給送されるときに搬送ローラ8の状態によって、斜行してしまうことが考えられるためである。
更に、分離ローラ9の表面状態、及び、分離される原稿間の摩擦状態に応じて、原稿が斜行しながら搬送路へ搬送されるおそれがある。
以上により、原稿移動検出手段82は、原稿載置部4に載置されている原稿が搬送路5へ搬送されるにあたり、斜行するおそれのある地点の直後に、設けられていることにより、原稿の斜行を検出することが可能となる。
次に、原稿移動検出手段82の構成の一例についてブロックを示す図6を用いて説明する。原稿移動検出手段82は、原稿移動検出手段82を制御するためのCPU100と、原稿面の一部を光学的に面状に撮像する2次元撮像部101を有する。
また、原稿移動検出手段82は、2次元撮像部101によって所定時間に取得された画像情報を保存するための保存部102と、さらに、少なくとも二つ以上の画像情報を比較するための比較部103を有する。
図7は、2次元撮像部101の具体的構成の一例を示した図である。2次元撮像部101は、図7に示すように、原稿の原稿面に対して光を照射するため光源20を有する。また、原稿移動検出手段82は、光源20から照射され、原稿90の表面で照射された光を集光するための集光部材21と集光部材21によって集光された光を受光するための2次元受光センサ22から成る。
次に、原稿移動検出手段82における原稿移動に伴うベクトル成分から原稿の搬送状態を特定する方法について、図8を用いて具体的に説明する。
図8の上図は、時刻t時における原稿移動検出手段82と給送された原稿の位置関係を示した図である。
原稿搬送状態の監視を開始した原稿移動検出手段82は、時刻t時において検出された原稿の移動方向及び移動量を初期化し、所定時間Δt後の原稿の移動方向及び移動量を検出する。
図8の下図は、時刻tから所定時間Δt経過したときの原稿移動検出手段82と給送された原稿の位置関係を示した図である。
所定時間Δt経過後に、給送された原稿との相対位置82´からベクトル量Lだけ移動したことが原稿移動検出手段82によって検出される。この検出された移動方向、及び移動量は、所定時間Δt間に移動した原稿の移動方向、及び移動量を示す。
検出されたベクトル量Lを原稿の搬送方向と、原稿の搬送方向に対して垂直方向と、に分解することにより、原稿移動検出手段82は、原稿の搬送方向に対して垂直方向に移動した原稿の移動量Lxと原稿の搬送方向に対して平行方向に移動した移動量Lyを検出することができる。
ここで、原稿移動検出手段82による原稿の移動量算出方法について説明する。原稿移動検出手段82は、光源20を用いて、光を原稿に向かって照射する。原稿に向かって照射された光は、原稿の表面上の凹凸、及び、色素に応じて、乱反射する。この際、原稿の表面上の凹凸情報を取得するため、光を照射する角度である入射角は、大きく設定したほうが好ましい。
また、照射される光も、原稿面の僅かな凹凸や、色素に応じた光量の変化を顕著に際立たせるため、レーザー等のコヒーレント性の高い光を採用することが望ましい。
乱反射した光の一部は、集光部材21を透過することにより集光され、2次元受光センサ22に到達し、光電効果によって電気信号に変換される。
その結果、電気信号に変換された情報は、図6に示す2次元撮像部101によって、原稿表面の画像情報として処理される。具体的には、DSP(Digital Signal Processor)等を用いることにより、ノイズ除去処理や二値画像処理等が実行され、より処理しやすい画像情報として、保存部102に保存される。
図9は、時刻t時における画像情報を示した図である。画像読取装置1が、速度vsで原稿を給送しているとすると、時刻tから時間Δt経過したときの、原稿が給送された距離は、vs*Δtである。そのため、原稿と原稿移動検出手段82との相対距離は、時間Δt経過したとき、図10のように、時刻t時において取得した画像情報とは異なる。
画像読取装置1は、時刻tにおける画像情報と、時刻(t+Δt)における画像情報とから、原稿の同一箇所を示した領域を、比較部103を用いて検出する。一例として、図9、図10における楕円で囲まれた領域が原稿の同一箇所を示す。
また、画像読取装置1は、比較部103により、原稿の同一箇所が示された領域の特徴点の少なくともひとつの移動量を検出する。ここで、この比較部103は、原稿の移動量を求めるために、搬送される原稿を同一の位置で所定のタイミングで取得した複数の部分画像を比較する手段となる。
図11は、画像読取装置1が、時刻tにおいて取得し、保存部に保存した画像情報と、時刻t+Δtにおいて取得した画像情報から、原稿の同一箇所が示された領域を導出し、特徴点Pの移動量について示した図である。
図11より、時刻tにおける特徴点のひとつであるP(t)が時刻t+ΔtにおいてP(t+Δt)へ移動したことを算出した画像読取装置1は、移動時間Δtから、原稿の平均移動速度vsを導出できる。
以上により、原稿の正確な移動量vs*Δtと移動方向を、画像読取装置1は取得できる。
次に、原稿移動検出手段82による原稿搬送の異常検知の一例を示す。図12は、搬送路の幅と原稿の幅の関係を示した図である。搬送路幅Wに対して、原稿幅Dの原稿が搬送された場合、原稿の左端から右側の搬送路壁までの距離をLs1、原稿の右端から左側の搬送路壁までの距離Ls2が、たとえ原稿が給送中に斜行したとしても、原稿は搬送路の壁に突き当たることなく、正常に搬送される。
そのため、画像読取装置1は、前述した原稿の搬送方向に対して垂直方向に移動した移動量Lxを所定時間Δt毎に取得する。
図13は、原稿移動検出手段82が、所定時間Δt毎に取得した移動量Lxを示したグラフである。図8より、原稿が垂直方向に移動した総移動量は、ΣLxであることが判る。
そのため、原稿の給送が正常に行われたか否かは、原稿移動検出手段82が検出した総移動量ΣLxの値がLs1、若しくはLs2との大小関係を比較することによって判定することが可能である。
たとえば、原稿の搬送状態の監視を開始してからΔt x 8経過するまで、給送された原稿は、原稿の搬送方向に対して垂直方向に移動しているが、総移動量ΣLxが、Ls1もしくはLs2を超過していないことから、正常な給送が行われていることがわかる。
しかし、一方で、図14のように、総移動量ΣLxが、Ls1もしくはLs2を超過しているような場合、原稿移動検出手段82は、原稿が搬送路5へ正常に給送されていないと判断し、異常であることを通知する。すなわち、この原稿移動検出手段82が、原稿の移動量が所定の閾値を超えた場合に、搬送異常であるかどうかを判断する手段となる。
この場合、原稿の破損を防ぐために、画像読取装置1は、速やかに原稿の給送を中断し、異常搬送を検出した旨を操作者に報知する。この一連の処理を異常処理手段83によって実行される異常処理の一例として挙げられる。
以上により、原稿移動検出手段82は、原稿載置部4に載置されている原稿が搬送路5へ搬送されるにあたり、斜行するおそれのある地点の直後に、設けられていることにより、原稿の斜行を検出することが可能となる。
次にホストコンピュータ2からのシート搬送処理に関するフローについて図15を用いて説明する。
ステップS1000において、ホストコンピュータ2上で起動している不図示のアプリケーションによって、シート搬送処理を指示されたホストコンピュータ2は、ステップS1001で、画像読取装置1に対して原稿の搬送を指示する。
その後、ホストコンピュータ2は、ステップS1002において、画像読取装置1が原稿90の搬送を終了させたか否かを監視する状態に移行する。
ステップS1002において、シート搬送処理の終了を監視していたホストコンピュータ2は、画像読取装置1から送信された処理終了のステータスを受信した後、ステップS1003において、画像読取装置1によって処理されたシート搬送処理が正常に終了したか否かを判定する。
シート搬送処理が正常に実行されたことを検出したホストコンピュータ2は、ステップS1004において、終了処理を実行する。
一方、ステップS1003において、シート搬送処理が正常に行われなかったことを検出したホストコンピュータ2は、ステップS1005において、異常情報に基づいてエラー処理を実行し、その後、ステップS1004において終了処理を実行する。
ステップS1004においてシート搬送処理に関する終了処理を実行したホストコンピュータ2は、ステップS1006において終了する。
次に、画像読取装置1のシート搬送処理に関するフローについて図16を用いて説明する。
ホストコンピュータ2からシート搬送処理の指示を受けた画像読取装置1は、ステップS2000において、シート搬送処理を開始する。
ステップS2001において、画像読取装置1は、給送する原稿と次原稿との間に発生する摩擦力よりも原稿とローラ間に発生する摩擦力が大きければ、一枚ずつ分離されることを利用して、原稿載置部4に載置されている原稿を搬送路5へ給送するために、給送ローラ7を搬送路5へ原稿を送る方向に回転駆動させる。
さらに、画像読取装置1は、原稿を搬送路5へ搬送させるために、搬送ローラ8を回転駆動させると共に、搬送ローラ8とは逆方向に分離ローラ9を回転させ、一枚ずつ分離させながらシート搬送を開始する。
ステップS2001において、シート搬送を開始した画像読取装置1は、ステップS2002でシート搬送状態の監視を開始する。原稿移動検出手段82は、搬送路に沿って搬送される原稿の搬送状態を特定する特定手段として機能する。すなわち、この特定手段は、原稿の部分画像を複数取得し、その部分画像の変化により原稿の移動状態を求める手段となる。
ステップS2002において、原稿の搬送状態の監視処理を開始した画像読取装置1は、ステップS2003において、搬送中の原稿が排紙口まで到達し、排紙部に排紙されたか否かを監視する。
ステップS2003において、搬送完了を検出した画像読取装置1は、ステップS2004においてシート搬送処理の終了処理を実行する。
一方、ステップS2003において、原稿が排紙口にまだ到達しておらず、搬送中であることを検出した画像読取装置1は、ステップS2005において、原稿移動検出手段によって原稿の搬送に異常が発生したか否かを監視する。
ステップS2005において、原稿の異常搬送が確認されなかった場合、画像読取装置1は、ステップS2003において、原稿の搬送完了を監視する。
一方、ステップS2005において、原稿の異常搬送を検出した場合、画像読取装置1は、異常処理手段83に、発生した異常情報を通知し、CPU80によって、異常処理を実行させる。
異常処理手段83によって異常処理を実行した後、画像読取装置1は、ステップS2008において、ここで、異常処理としては、例えば、給送及び搬送の停止処理を行うことでシート搬送処理を終了する。
以上のように、本実施例では、2次元撮像手段によって原稿の搬送状態を非接触での検出結果である、搬送手段の搬送方向と交差する方向を含むベクトル成分に基づく原稿の移動量を特定し、原稿の搬送状態を高精度に判定することが可能となる。これにより、原稿が斜行して原稿の搬送不良が発生する前に、原稿の搬送状態から原稿の搬送を停止したり、ユーザへ警告したりするなどの各種対策を講じることが可能となる。したがって、原稿の搬送不良によって原稿の破損などの不具合を最小限に抑えることが可能となる。
<実施形態2>
以上、本発明を実施形態1に基づいて詳細に説明したが、本発明は上述した実施形態1に限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態1における画像読取手段として、図17に示すようなコヒーレント光源30を用いて原稿から部分的な画像を読み取るようにして、その後は、上述した一実施形態と同様にして原稿の移動量を特定するようにしてもよい。
詳細には、図17は、2次元撮像部101の具体的構成の一例を示した図である。図17に示すように、原稿移動検出手段82は、原稿の原稿面に対してコヒーレント光を照射するためコヒーレント光源30を有する。
また、原稿移動検出手段82は、コヒーレント光源30から照射光と、コヒーレント光源30から原稿の表面で反射された光の干渉面95を集光するための集光部材31と集光部材31によって集光された光を受光するための2次元受光センサ32から成る。
以下、原稿移動検出手段82により、原稿の移動量算出方法について説明する。原稿移動検出手段82は、レーザー光等のコヒーレント性の高い光を出力するためのコヒーレント光源30を用いて、光を原稿に向かって照射する。
原稿に向かって照射された光は、原稿の表面上の凹凸、及び、色素に応じて、乱反射する。この際、原稿の表面上の凹凸情報を取得するため、光を照射する角度である入射角は、大きく設定したほうが好ましい。
また、照射される光と原稿の表面上の凹凸により原稿から浮いた干渉面95に干渉縞を発生させる。発生した干渉縞は、集光部材31を透過することにより集光され、受光センサ32に到達し、光電効果によって電気信号に変換される。
ここで、発生する干渉縞は原稿表面よりも上面に立体的にできるため、集光部材31は原稿の表面を集光する際の集光部材21に比べ、被写界深度が広くなるように作られている。
さらに、受光センサ32の電気信号に変換された信号の出力を一定に保つために露光時間を調整する電子シャッターの機能(露光時間調整手段)を有している。
これにより、光量を変更すると、出力が不安定になったり、光軸がずれたりしてしまうコヒーレント光源の光量調整を不要としている。
受光センサ32により電気信号に変換された情報は、2次元撮像部101によって、画像情報として処理される。具体的には、DSP(Digital Signal Processor)等を用いることにより、ノイズ除去処理や二値画像処理等が実行され、より処理しやすい画像情報として、保存部102に保存される。
また、画像読取装置1は、比較部103により、原稿の同一箇所が示された領域の特徴点の少なくともひとつの移動量を検出する。
以上により、原稿の正確な移動量と移動方向を、画像読取装置1は取得できる。
このように、本実施形態では、2次元撮像手段によって原稿の搬送状態を非接触での検出結果である、搬送手段の搬送方向と交差する方向を含むベクトル成分に基づく原稿の移動量を特定し、原稿の搬送状態を高精度に判定することが可能となる。
また、コヒーレント光による干渉面で移動量を測定することにより、対応表面の影の凹凸を読み取るよりもわずかな凹凸でも濃淡模様として見ることができるため、第一の実施例の2次元撮像部101に比べて表面の凹凸が少ない原稿でも移動量を測定することができる。これにより、第一の実施例に比べ対応原稿を拡大することができる。
また、上述した実施形態1の2次元撮像部101に比べて原稿の被写界深度が広くなるように作られているため、焦点距離の範囲が広くなる。
これにより、実施形態1に比べ搬送路5を広げることができ、カードなどの厚い原稿の搬送を行えたり、原稿が搬送路5を移動している際に搬送路内で原稿がばたついたことにより移動量のずれを少なくなるできるため、トレーシングペーパーなどの薄紙の原稿の移動量のばたつきによる移動量のずれを少なくできたりするため、実施形態1に比べ対応原稿を拡大することができる。
加えて、2次元受光センサ32の電気信号に変換された信号の出力を一定に保つための電子シャッターの機能を有している。これにより、光量調整が難しいヒーレント光源において、温度環境や2次元受光センサ32の寿命による劣化等、ばらつきが発生しても常に2次元受光センサ32は安定した出力を行えるので、安定して原稿の移動量を検出することが可能となる。
<他の実施形態>
以上、本発明を実施形態1又は2に基づいて詳細に説明したが、本発明は上述した実施形態1又は2に限定されるものではない。
例えば、本発明の画像読取装置については、原稿移動検出手段82の配置に焦点をあてて、図18を参照して説明する。
なお、この画像読取装置の構成は、原稿移動検出手段82の配置を除き第1の実施形態と同様である。よって、原稿移動検出手段82の配置ついてのみ説明する。
図18は画像読取装置61の構成を示す図である。画像読取装置61には、搬送路5へ搬送される原稿90の移動したベクトル成分を検出するための原稿移動検出手段82を有する。
原稿移動検出手段82は、搬送ローラ8の直前でかつ、原稿載置部4に面して配置する。搬送ローラ8の直前に配置するのは、原稿載置部4から給送されるときに搬送ローラ8の状態によって、斜行してしまうことが考えられるためである。
また、分離ローラ9の表面状態、及び、分離される原稿間の摩擦状態に応じて、原稿90が斜行しながら搬送路へ搬送されるおそれがあるためである。
更に、原稿載置部4に面して配置するのは、常に原稿移動検出手段82と原稿90が一定距離を保つためであり、原稿が通るための隙間がある搬送路5に原稿移動検出手段82を配置するのに比べて、原稿がばたついてしまうのを防ぐことができ、原稿移動検出手段82の移動検出量は安定する。
以上により、原稿移動検出手段82は、原稿載置部4に載置されている原稿90が搬送路5へ搬送されるにあたり、斜行するおそれのある地点の直前に設けられていることにより、原稿の斜行を検出することが可能となる。
更に、原稿移動検出手段82が原稿載置部4に面して配置することにより、常に原稿移動検出手段82と原稿の距離を一定に保てるため、安定して原稿の移動を検出することが可能となる。
また、本発明の他の態様として、図19に示す画像読取装置71の構成を挙げて説明する。
画像読取装置71には、搬送路5へ搬送される原稿の移動したベクトル成分を検出するための原稿移動検出手段82を有する。原稿移動検出手段82は、搬送ローラ8の直後でかつ、上部筐体7bから押圧部材41にて搬送路5に押し出されるようにして配置する。
搬送ローラ8の直後に配置するのは、原稿載置部4から給送されるときに搬送ローラ8の状態によって、斜行してしまうことが考えられるためである。
また、分離ローラ9の表面状態、及び、分離される原稿間の摩擦状態に応じて、原稿90が斜行しながら搬送路へ搬送されるおそれがあるためである。
更に、上部筐体7bから押圧部材41にて搬送路5に押し出されるようにして配置するのは、押圧部材41により常に原稿移動検出手段82と原稿の距離を一定に保つためであり、原稿が通るための隙間がある搬送路5に押圧部材41を設けずに原稿移動検出手段82を配置するのに比べて、原稿がばたついてしまうのを防ぐことができ、原稿移動検出手段82の移動検出量は安定する。
以上により、原稿移動検出手段82は、原稿載置部4に載置されている原稿が搬送路5へ搬送されるにあたり、斜行するおそれのある地点の直後に設けられていることにより、原稿の斜行を検出することが可能となる。
更に、上部筐体7bから押圧部材41にて搬送路5に押し出されるようにして原稿移動検出手段82を配置することにより、常に原稿移動検出手段82と原稿の距離を一定距離に保てるため、安定して原稿90の移動量を検出することが可能となる。
また、画像読取装置71は、原稿移動検出手段82が搬送路に垂直に浮動できる構成(フローティング機構)であればよく、図9にある上部筐体7bから押圧部材41にて搬送路5に押し出されるようにして原稿移動検出手段82を配置する構成に限定されるものではない。
以上、本発明を詳細に説明したが、本発明は上述した各実施例に限定されるものではない。例えば、シートの搬送状態を特定する2次元撮像手段段は、搬送路を挟んで両側からシートの搬送状態を特定するようにしてもよい。
これにより、複数枚のシートが束となって搬送される状態の場合、そのシート束の一方側と他方側との状態を特定し、搬送異常となるシートがシート束のどちら側で生じているか否かを特定することが可能となる。
あるいは、本発明においては、シートの搬送状態を特定する2次元撮像手段が、搬送路のうち幅方向中央部に対応した位置におけるシートの搬送状態を特定するようにしてもよいし、搬送手段の搬送方向において複数個所でシートの搬送状態を特定するようにしてもよい。
前者の場合には、シートの幅寸法(シートの搬送方向と直交する方向におけるシート寸法)が多種多様であっても、幅方向中央部においてシートの搬送状態を特定することが可能である。後者の場合には、シートの搬送方向における複数個所でシートの搬送状態の変化を特定することが可能となり、より詳細なシートの搬送状態を特定することが可能となる。

Claims (5)

  1. 載置部に載置されたシート束に当接し、最下部のシートを搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送路に沿って搬送されるシートの部分画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段によって同一のシートを読み取って得た複数の部分画像データに基づいて、シートの搬送方向に沿った第1方向と実質的に交差する第2方向のベクトル成分において前記搬送路内でのシート移動量を検出し、前記シート移動量が所定の閾値を超えるか否かを判断する判断手段と、
    前記載置部を有し、前記搬送路の下側を形成する下部筐体と、
    前記下部筐体との間に前記搬送路を形成する上部筐体と
    を備え、
    前記画像読取手段は、前記下部筐体における前記搬送手段の上流側に配置されたこと特徴とするシート処理装置。
  2. 前記判断手段は、前記第2方向のベクトル成分における所定時間毎のシート移動量を合算してシート搬送中におけるシート総移動量が前記所定の閾値を超える場合に搬送異常と判断することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記画像読取手段は、
    搬送されるシートに光を照射する照射部と、
    シート表面で反射した光を受光する受光部と
    を有し、
    前記照射部は、コヒーレント光を照射することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート処理装置。
  4. 前記搬送手段に対向して配置され、前記シート束からシートを一枚ずつに分離する分離手段と、
    前記搬送手段を制御する制御手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、前記判断手段によって前記シート移動量が前記所定の閾値を超えた際に、シートの搬送状態が異常と判断し、前記搬送手段の駆動を停止することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  5. 載置部に載置されたシート束に当接し、シートを搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送路に沿って搬送されるシートの部分画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段によって同一のシートを読み取って得た複数の部分画像データに基づいて、シートの搬送方向に沿った第1方向と実質的に交差する第2方向のベクトル成分において前記搬送路内でのシート移動量を検出し、前記シート移動量が所定の閾値を超えるか否かを判断する判断手段と
    を備え、
    前記画像読取手段は、前記搬送路に向けて押し出されるように配置されたこと特徴とするシート処理装置。
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