JP6621930B2 - ヒトデ由来多孔性構造体を含む環境に優しい除雪剤組成物 - Google Patents

ヒトデ由来多孔性構造体を含む環境に優しい除雪剤組成物 Download PDF

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Description

本発明は、ヒトデ由来多孔性構造体を含む環境に優しい除雪剤組成物に係り、さらに詳しくは、ヒトデからタンパク質を除去して得られる炭酸カルシウム多孔性構造体によって塩化物イオンを吸着することができ、環境に優しい除雪剤組成物に関する。
冬季、道や道路に積もった雪を取り除くために撒かれる塩化カルシウム(CaCl)は、カルシウムイオン1個と塩化物イオン2個の割合で構成された化学物質であって、常温で固体であり、水に溶けやすく、白色を帯びる。塩化カルシウムは、低温でも水に溶けやすいだけでなく、空気に含まれた水分を吸収しやすいので、密閉した空間の水分除去または純粋な気体に含まれた水分除去にも塩化カルシウムを用いる。
塩化カルシウムは、除雪に必要な労働力不足または道路状態のために、物理的な力で雪を取り除き難い際、必要な量だけ制限的に使うことがいいが、現実では、作業の至急性等のため、必要なより多い量が撤かれることになってしまい、これは、道路、自動車、鉄製構造物等を腐食させるのみならず、街路樹周辺の土壌を塩類化させて街路樹を枯死させ、土壌及び水質、さらには大気まで汚染させる。
すなわち、塩化カルシウムは、土壌をアルカリ化させ、塩化物イオンとカルシウムイオンに分離されてから、植物の根に吸収されてイオン濃度を増加させ、その複合作用により、植物の黄化現象、早期落葉の現象、光合性機能阻害だけでなく、怪死現象を引き起こすことになる。道に撤かれた塩化カルシウムは、塩化物イオンが鉄及び鋼鉄の腐食を促進するので、特に寒い地域で運行される自動車の車体腐食をさらに速く進行させることになる。しかも、気温が大きく下がり、水と一緒に凍ってしまうと、滑らかな氷層となり、自動車及び人々の通行に邪魔になったりする。
このような塩化カルシウムを主要成分とする除雪剤の問題点を解決するために、環境に優しい除雪剤を開発しようとする努力が行われ続けている。
例えば、特許文献1では、金属腐食性が低く、環境に優しい固相除雪剤が開示されているが、この除雪剤は、全体100重量部に対して、塩化ナトリウム46〜56重量部、塩化カルシウム15〜25重量部、リン酸ナトリウム4〜6重量部、尿素6〜10重量部、酢酸ナトリウム5〜7重量部、酢酸カルシウム4〜6重量部、酢酸カリウム4〜6重量部を含有している。
また、特許文献2では、金属腐食性が低く、一定の大きさの顆粒に成形された環境に優しい固相除雪剤が開示されているが、この除雪剤は、塩化カルシウム40.5〜56重量%、塩化ナトリウム36〜51重量%、クエン酸ナトリウム3.1〜7.5重量%、第2リン酸カルシウム0.1〜0.9重量%、酢酸ナトリウム0.2〜2.5重量%、及び尿素0.2〜2.0重量%を含み、直径2〜5mmの顆粒形態からなる。
しかしながら、上記した特許文献に開示された除雪剤は、依然として塩化カルシウムを相当量含有する除雪剤が、道路、自動車、鉄製構造物等を腐食させるという問題を解決していなかった。
一方、近海に生殖するヒトデは、年間の処理費用として4〜5億ウォンの予算を要する海洋廃棄物であり、高い繁殖力と再生能力を持つのに対して、海洋生物の生態系に悪い影響を与え、養殖場の収穫量を減少させ、漁民を悩ませているので、これらを他の資源として活用させようとする方法が研究されている。このようなヒトデは、現在、そのまま干して農地に撒いて収穫を高めるのに用いられ、またはカルシウムが含有された肥料の製造に用いられ、最近は、化粧品の添加物として用いられている。
本出願人は、除雪剤の問題点を発生させる原因である塩化物イオンを効果的に除去する方法について研究した結果、ヒトデ由来の多孔性構造体を除雪剤組成物に用いると、塩化物イオンを効果的に除去することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
大韓民国登録特許第10−1176574号公報 大韓民国登録特許第10−1405138号公報
本発明は、上述した問題を解決するためのものであり、ヒトデからタンパク質を除去して得られる多孔性構造体を用いて、除雪剤組成物に含まれる塩化物イオンを吸着することにより、塩化物イオンによる金属腐食及び環境汚染問題を解決することができる、環境に優しい除雪剤組成物を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、塩化物、ヒトデ由来多孔性構造体、及びヘキサメタリン酸ナトリウムを含む、環境に優しい除雪剤組成物を提供する。
本発明において、前記塩化物は、塩化カルシウム(CaCl)、塩化ナトリウム(NaCl)、及び塩化マグネシウム(MgCl)から選ばれる1種以上であってもよい。
本発明において、前記ヒトデ由来多孔性構造体は、ヒトデからタンパク質を除去して得られるものであってもよい。
本発明に係る環境に優しい除雪剤組成物は、前記ヒトデ由来多孔性構造体を、除雪剤組成物の全体重量に対して0.1乃至1重量%含んでもよく、前記ヘキサメタリン酸ナトリウムを、組成物の全体重量に対して0.5乃至3重量%含んでもよい。
また、本発明に係る環境に優しい除雪剤組成物は、融氷性能拡散剤、腐食防止剤、及び除湿剤をさらに加えてもよい。
また、本発明は、塩化物及びヘキサメタリン酸ナトリウムを混合して撹拌する第1の混合段階;前記第1の混合段階で得られた混合物を造粒機(granulator)を用いて、平均粒径が0.1乃至13mmである粒子に成形する段階;および成形された粒子とヒトデ由来多孔性構造体を混合する第2の混合段階;を含む環境に優しい除雪剤の製造方法を提供する。
本発明において、前記ヒトデ由来多孔性構造体は、ヒトデを洗浄して塩分を除去する段階;洗浄されたヒトデをタンパク質分解酵素と反応させ、ヒトデのタンパク質を分解する段階;および分解後、形成された分解物から多孔性構造体を回収する段階;を含む方法で製造され得る。
本発明によれば、ヒトデ由来の多孔性構造体を用いて、除雪剤組成物に含まれる塩化物イオンを吸着するので、道路、施設物、及び車両等の腐食に与える影響が少なく、街路樹、河川等の環境汚染を減少させることができるとともに、既存の塩化カルシウム除雪剤に比べて、除雪持続力に優れ、塩化ナトリウムの除雪剤よりも融氷性能がさらに優れている。また、生態系に悪影響を与え、処理が困難なヒトデを用いるので、環境に優しく、費用の面において経済的である。
本発明に係る環境に優しい除雪剤の製造工程を示す図である。 ヒトデから得られた多孔性構造体の走査電子顕微鏡(SEM)写真を示す。
以下、図面を参照して本発明の具現例について詳述する。下記の説明は、本発明の具現例を理解しやすくするためのものであり、保護の範囲を制限するためのものではない。
本発明は、塩化物及びヒトデ由来多孔性構造体を含む、環境に優しい除雪剤組成物に関する。
本発明において、塩化物とは、除雪剤の技術分野において一般に用いられる塩素(Cl)を含有する化合物を意味し、塩化カルシウム(CaCl)、塩化ナトリウム(NaCl)、及び塩化マグネシウム(MgCl)から選ばれる1種以上であってもよい。
前記塩化物は、融氷剤の役割をするものであり、水の氷点を低め、水と反応するとき、熱を発生するので、除雪剤組成物の氷点を降下させる。このような塩化物は、除雪剤としては優れた作用を有するものの、水との接触時、塩化物イオン(Cl)が発生し、これとともに、水もまた水素(H)と水酸化基(OH)に分離され、金属との接触時、腐食が進行することになる。
前記塩化物は、除雪剤組成物の全体重量を基準として90乃至99.4重量%含まれることが好ましい。前記塩化物が、90重量%未満で含有されれば、除雪剤の融氷性能が足りなくなり、99.4重量%超過で含有されれば、金属の腐食を抑制し難いという問題がある。特に、前記塩化物は、除雪剤組成物の全体重量を基準として95乃至98重量%含有されることが、融氷性能と腐食抑制性能の均衡の面においてさらに好ましい。
本発明に係る環境に優しい除雪剤組成物は、従来、除雪剤として、一般に用いられた塩化物に加え、ヒトデ由来多孔性構造体を含むことにより、塩化物による腐食問題を解決している。
ヒトデは、高い繁殖力と再生能力を有するので、別の費用なしで大量確保が可能な生物であり、本発明の除雪剤は、安価のヒトデから得られる多孔性構造体を有效成分として含むので、低費用で大量生産が可能であるという特徴がある。
本発明において用いられるための多孔性構造体は、ヒトデからタンパク質を除去して得られる。ヒトデは、タンパク質と炭酸カルシウムから構成される生物である。ヒトデをペプシン、トリプシン、有用微生物(effective microorganism;EM)のようなタンパク質分解酵素の1:1000乃至1:10000の溶液により、45乃至50℃で24乃至72時間反応させて、タンパク質を分解すると、水よりも比重の大きい、薄黄色の炭酸カルシウム多孔性構造体が沈澱を形成するが、これを抽出して炭酸カルシウムからなる3次元多孔性構造体を収得することができる。
本発明に係るヒトデ由来多孔性構造体は、その3次元的な多孔性による水分子クラスターの物理的吸着、及び構造体内部での電気的引力による化学的吸着を原理として塩化物イオンを吸着するものと考えられる。
本発明による一実施例では、ヒトデ由来多孔性構造体を含有する除雪剤組成物が、従来の塩化カルシウム除雪剤と同等な水準の融氷性能を示しながらも、金属の腐食を顕著に低めることが確認された。
本発明に係るヒトデ由来多孔性構造体は、除雪剤組成物の全体重量を基準として0.1乃至1重量%含まれることが好ましく、0.3乃至1重量%含まれることがさらに好ましい。多孔性構造体が0.1重量%未満含有されると、塩化物イオンの吸着能力が低すぎ、金属腐食を防止し難く、1重量%超過で含有すると、構造体の炭酸カルシウム成分が水に溶けないので、水不溶成分が1重量%を超え、環境標識認証基準である1%を越えることになるという問題がある。好ましくは、環境標識認証基準である水不溶分1重量%を越えない範囲内で、なるべく多量のヒトデ由来多孔性構造体を用いることが、融氷性能と金属腐食防止性能の両方が優れた除雪剤組成物を得るために好ましい。
本発明の一実施例では、ヒトデ由来多孔性構造体を前記含有量で含有する除雪剤組成物が、炭酸カルシウム除雪剤組成物と同等水準の融氷性能を示しながらも、さらに優れた腐食抑制効果を発揮することが確認された。
また、本発明に係る環境に優しい除雪剤は、さらに、ヘキサメタリン酸ナトリウムを含んでもよい。
前記ヘキサメタリン酸ナトリウム(sodium hexameta phosphate;(NaPO)は、潮解性があり、湿潤な空気中で徐々に粘稠した液体状態に変わる性質があり、溶解度が大きく、ゆっくり溶け、吸湿性の強い特性がある。また、1%水溶液のpHは5.0乃至6.8であり、環状構造であり、リン酸塩のうちイオン封鎖力が非常に大きく、緩衝作用、イオン強度の増大、洗浄作用剤として一般食品にも用いられる組成物である。
ヘキサメタリン酸ナトリウムは、カルシウムとの錯体形成能がリン酸塩のうち、最も強い特徴があり、水溶液は、Ca2+、Mg2+、Ba2+、Cu2+、Fe3+等と錯イオンを作り、イオンの活性を封鎖することにより、金属の腐食防止剤として用いられている。従来は、このようなヘキサメタリン酸ナトリウムの金属腐食防止性能を極大化するために、第2リン酸ナトリウムと混合して用いていた。
本発明では、前記ヘキサメタリン酸ナトリウムがヒトデ抽出多孔性構造体と相互作用することにより、従来のヘキサメタリン酸ナトリウムが単独で腐食防止剤として用いられた場合、またはヘキサメタリン酸ナトリウムと第2リン酸ナトリウムを組み合わせて用いる場合に比べて、遥かに優れた金属腐食防止性能を発揮するということがわかった。
このような相互作用は、ヘキサメタリン酸ナトリウムがイオン形態で炭酸カルシウム多孔性構造体に配位結合することにより、構造化された腐食防止剤になるものと考えられる。このように構造化された腐食防止剤は、従来の腐食防止剤に比べて、桁違いに優れた腐食防止性能を発揮する。
前記ヘキサメタリン酸ナトリウムは、組成物の全体重量に対して0.5乃至3重量%で含まれることが好ましい。ヘキサメタリン酸ナトリウムの含量が0.5重量%未満であれば、塩化ナトリウム、塩化カルシウム等による金属腐食を防止し難く、3重量%を超過すれば、過剰の錯体形成により、水不溶分が1%以上発生し得るからである。
また、本発明による環境に優しい除雪剤は、追加の腐食防止剤、融氷性能拡散剤、除湿剤等の添加剤をさらに含んでもよい。
前記追加の腐食防止剤としては、金属等にコートされ、その代わりに塩化物イオンと反応することにより腐食を防止する役割をする成分であれば、特に制限しない。例えば、第2リン酸ナトリウム、蓚酸カルシウム、クエン酸ナトリウム及びグルコン酸ナトリウムのうち、1種以上を選んで用いることが好ましく、第2リン酸ナトリウム(disodium hydrogen phosphate;NaHPO)が特に好ましい。
前記追加の腐食防止剤は、組成物の全体重量を基準として0.1乃至3重量%で含まれることが好ましい。含量が0.1重量%未満であれば、塩化カルシウム及び塩化ナトリウムによる金属腐食を遮断することができず、3重量%を超過すれば、析出現象が生じて1%以上の水不溶分が発生するからである。
本発明において、ヒトデ由来多孔性構造体、ヘキサメタリン酸ナトリウム、及び追加の腐食防止剤(用いられる場合)の総量は、組成物の全体重量を基準として3.5重量%以下であることが好ましく、3.5重量%を超過すると、水不溶分の含量が1%を超過することになり、環境標識認証基準を満足しない問題がある。
また、融氷性能拡散剤は、除雪剤の浸透速度を高め、浸透深さ及び拡散性を増加させるための用途として添加するものであり、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、糖蜜等のように粘度のある物質が用いられ、好ましくはグリセリンを用いてもよい。
前記融氷性能拡散剤は、除雪剤組成物の全体重量に対して0.3乃至3重量%含まれることが好ましい。拡散剤の添加量が0.3重量%未満であれば、浸透及び拡散性能が低下する恐れがあり、3重量%を超過すると、除雪作業時、溶融液に残留し、道路の滑りやすさを引き起こす恐れがある。
また、本発明に係る環境に優しい除雪剤組成物は、必要により、公知の添加剤をさらに含んでもよく、例えば、有機酸塩をさらに含んでもよい。有機酸塩としては、アスコルビン酸、クエン酸、酢酸、プロピオン酸、グルコン酸、ホルム酸等の塩が好ましく、最も好ましくは、クエン酸塩が好ましい。クエン酸塩としては、クエン酸ナトリウムまたはクエン酸カリウムを用いてもよい。クエン酸は、弱い酸性で、食品添加物として用いるくらい毒性が弱く、水分と反応して弱い粘性を帯びる物質であり、上述した第2リン酸ナトリウムとの混合により、クエン酸そのものの腐食防止よりもさらに大きな効果を発揮することができる。本発明において、前記有機酸塩の含量は、除雪剤組成物の全体重量に対して0.3乃至3重量%で用いることが好ましい。
以下、本発明に係る環境に優しい除雪剤の製造方法について詳術する。
図1は、例示的な本発明に係る除雪剤の製造工程図を示している。
本発明に係る環境に優しい除雪剤は、塩化物及びヘキサメタリン酸ナトリウムを混合して撹拌する第1の混合段階;前記第1の混合段階で得られた混合物を造粒機(granulator)を用いて、平均粒径が0.1乃至13mmである粒子に成形する段階;および成形された粒子とヒトデ由来多孔性構造体を混合する第2の混合段階;を含む方法により製造され得る。
前記第1混合段階は、上述したような追加の腐食防止剤、融氷性能拡散剤、除湿剤等の添加剤をさらに加えて混合することができる。
前記粒子成形段階は、造粒機(granulator)を用いて均一な流径を有する粒子に成形する段階である。このとき、粒子の平均粒径は、0.1乃至13mmが好ましく、5乃至10mmが環境標識認証の粒径の基準を満たすとともに、撒布が容易であり、微粉が飛ばさなく、作業性がよくて好ましい。
均一な粒径を有する粒子に成形された混合物をヒトデ由来多孔性構造体と混合して、本発明に係る環境に優しい除雪剤を製造することができる。このとき、前記ヒトデ由来多孔性構造体は、ヒトデを洗浄して塩分を除去する段階;洗浄されたヒトデをタンパク質分解酵素と反応させ、ヒトデのタンパク質を分解する段階;および分解後、形成された分解物から多孔性構造体を回収する段階;を含む方法から形成されてもよい。
前記タンパク質分解酵素は、ヒトデのタンパク質を分解可能な特性を有する分解酵素であれば、特に制限されず、ペプシン、トリプシン、有用微生物(effective microorganism;EM)等が用いられてもよい。
タンパク質分解酵素を、45乃至50℃で24乃至72時間ヒトデと反応させ、タンパク質を分解すると、水よりも比重の大きい、薄黄色の炭酸カルシウム多孔性構造体が沈澱を形成するが、これを抽出して炭酸カルシウムからなる3次元多孔性構造体を修得することができる。
本発明に係る環境に優しい除雪剤の製造方法において、塩化物、多孔性構造体、ヘキサメタリン酸ナトリウム、及び添加剤の組成比は、詳述した内容の通りである。
実施例
以下、実施例を通じて本発明をさらに詳述する。これらの実施例は、単に本発明を例示するためのものであり、本発明の範囲が、これらの実施例により制限されるものと解釈されないことは、当業界において通常の知識を有する者にとって自明であろう。
製造例1:ヒトデ由来多孔性構造体の製造
ヒトデ100gをきれいに洗い、表面上の塩分を除去した後、水槽に入れ、1.5Lの蒸留水を加えた。水槽の温度を50℃に設定した後、タンパク質分解酵素としてペプシン(1:10000)1.5gを入れ、5分間、撹拌した後、3日間放置した。
3日後、水槽の上に浮かんだ浮遊物を除去し、蒸留水で薄黄色の固体だけが残るまで洗い落とし、得られた薄黄色の固体を50℃の乾燥機において、乾燥時、薄黄色パウダー状のヒトデ由来多孔性構造体を修得した。
得られたヒトデ由来多孔性構造体の走査電子顕微鏡(SEM)写真を図2に示した。700倍(図2の上写真)及び2000倍(図2の下写真)のSEM写真において、ヒトデ由来多孔性構造体は、全ての方向において多孔性を有することが確認された。
製造例2:環境に優しい除雪剤の製造
下記表1の組成を混合して、固相の除雪剤を製造した(表1において、全ての単位は重量%である)。
ヒトデ構造体を除いた全ての成分を混合して撹拌した後、混合した成分をグラニュレーターで5乃至10mm程度の均一な粒子になるように造粒した。
造粒した粒子と製造例1で製造された多孔性構造体を混合した後、撹拌して環境に優しい除雪剤を製造した。
下記表1において、比較例8は、従来技術による環境に優しい除雪剤との比較のためのものであり、大韓民国登録特許第10−1694495号の実施例1に記載された数値と同一である。
Figure 0006621930
実験例1:融氷性能測定
EL:610融氷性能試験方法基準EM−502−3に基づいて除雪剤の融氷性能を測定した。
−3℃及び−7℃の恒温槽にそれぞれ漏斗を固定させ、固定された漏斗の下端には、三角フラスコが載せられたまま、零点調整を実施した天秤の上に位置させた。
3cmx3cmx3cmの氷を漏斗に載せた後、製造例2で製造した除雪剤を1gずつ均一に氷に撒布した後、15分、30分、及び60分毎に氷が溶けて漏斗を伝って流れ落ちた水の質量を測定した。
測定された水の質量を、比較例2で得られた数値に対する百分率(%)に換算し、下記表2に示した。
Figure 0006621930
上記表2から認められるように、本発明に係る環境に優しい除雪剤は、少量の腐食防止剤を用いた比較例1、及びヒトデ構造体の代わりに炭酸カルシウムを用いた比較例4と同等であり、またはさらに優れた融氷性能を示し、従来技術による環境に優しい除雪剤である比較例8に比べると、遥かに優れた融氷性能を示した。
これから、本発明に係る環境に優しい除雪剤が、融氷性能を阻害しないとともに、金属の腐食が防止できることが確認された。
実験例2:水不溶分及び金属腐食度実験
実施例及び比較例における除雪剤組成物に対する水不溶分及び金属腐食度を調べるための実験を行った。
水不溶分実験は、KS M ISO 2479:2012に記載された方法に基づいて、蒸留水250gに試料100gを溶解させた後、フィルタリングで残った残量の試料対比重量%率で試験した。
金属腐食度は、試験方法基準EM502-1に記載された実験方法により進行した。
Figure 0006621930
上記表3において、ヒトデ由来多孔性構造体の含量が増えるほど(実施例1乃至5)、水不溶分が次第に増加し、多孔性構造体の含量が1重量%を超えると(比較例3)、水不溶分が1%を越えることになることが確認された。腐食損失率は、多孔性構造体の含量が増えるほど減少する傾向を示し(実施例1乃至5及び比較例3)、多孔性構造体が金属腐食率に多い影響を及ぼすことが確認された。
また、同一の含量の多孔性構造体(0.5重量%)に対して、ヘキサメタリン酸ナトリウムの含量を1、1.5、2及び2.5重量%に変更したとき(実施例3及び6乃至8)、金属腐食率は15.3%、6.9%、4.6%及び3.6%に漸次的に低くなった。
特に、腐食防止剤としてヘキサメタリン酸ナトリウムだけを2.5重量%用いた実施例8の除雪剤は、3.6%の最も低い金属腐食率を示し、これは同一の含量の腐食防止剤をヘキサメタリン酸ナトリウム1重量%及び第2リン酸ナトリウム1.5重量%で構成した実施例9の金属腐食率である12.8%に比べて大きく低い数値である。これから、ヘキサメタリン酸ナトリウムが一般の腐食防止剤とは異なり、多孔性構造体に配位結合して桁違いに優れた腐食防止性能を発揮することが確認された。
ヒトデ多孔性構造体0.8重量%及びヘキサメタリン酸ナトリウム3重量%を用いた比較例2の場合、2.1%の最も低い金属腐食率を示したが、ヒトデ構造体とヘキサメタリン酸ナトリウムの総含量が3.5重量%を超えて水不溶粉が1%を超えることになった。
また、実施例3及び5におけるヒトデ抽出物を同一含量の炭酸カルシウムに代替した比較例4及び5の場合、それぞれ46.3%及び50.4%の金属腐食率を示し、本発明に係るヒトデ抽出物を含有する除雪剤組成物が同含量の炭酸カルシウムを含有した除雪剤に比べて、桁違いに優れた金属腐食防止性能を示すことが確認された。
比較例6の場合、ヒトデ抽出物を1重量%含有するが、第2リン酸ナトリウムを3重量%含有し、水不溶分が1%を越える結果が示され、ヘキサメタリン酸ナトリウムを1.5重量%用いた実施例5よりも遥かに高い金属腐食率を示した。
比較例7は、ヒトデ抽出物を用いなかった場合であって、同一含量のヘキサメタリン酸ナトリウム及び第2リン酸ナトリウムを用いた実施例9に比べて、遥かに高い水準である34.5%の金属腐食率を示した。
従来技術による環境に優しい除雪剤である比較例8は、実験例1において劣悪な融氷性能を示すとともに、31.05%の高い金属腐食率を示した。
以上、本発明における一部の具現形態について説明したが、本発明は、上述したような具現形態についてのみ限定されるのではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で修正及び変形して実施することができ、これらの修正及び変形が加えられた形態も、本発明の技術的思想に属するものと理解されなければならない。

Claims (7)

  1. 塩化物、ヒトデからタンパク質を除去して得られたヒトデ由来多孔性構造体、及びヘキサメタリン酸ナトリウムを含む環境に優しい除雪剤組成物。
  2. 前記塩化物が、塩化カルシウム(CaCl2)、塩化ナトリウム(NaCl)、及び塩化マグネシウム(MgCl2)から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の環境に優しい除雪剤組成物。
  3. 前記ヒトデ由来多孔性構造体を、組成物の全体重量に対して0.1乃至1重量%含むことを特徴とする請求項1に記載の環境に優しい除雪剤組成物。
  4. 前記ヘキサメタリン酸ナトリウムを、組成物の全体重量に対して0.5乃至3重量%含むことを特徴とする請求項1に記載の環境に優しい除雪剤組成物。
  5. 融氷性能拡散剤、腐食防止剤、及び除湿剤をさらに含む請求項1に記載の環境に優しい除雪剤組成物。
  6. 塩化物及びヘキサメタリン酸ナトリウムを混合して撹拌する第1の混合段階;
    前記第1の混合段階で得られた混合物を造粒機(granulator)を用いて、平均粒径が0.1乃至13mmである粒子に成形する段階;および
    成形された粒子と、ヒトデからタンパク質を除去して得られたヒトデ由来多孔性構造体を混合する第2の混合段階;を含む環境に優しい除雪剤の製造方法。
  7. 前記ヒトデ由来多孔性構造体が下記の段階を含む方法で製造されることを特徴とする請求項に記載の環境に優しい除雪剤の製造方法:
    ヒトデを洗浄して塩分を除去する段階;
    洗浄されたヒトデをタンパク質分解酵素と反応させ、ヒトデのタンパク質を分解する段階;および
    分解後、形成された分解物から多孔性構造体を回収する段階。
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