JP6621261B2 - 動物用足先引上げ装具 - Google Patents

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本発明は、病気又は怪我により足先を垂らして歩く動物の前記足先を引き上げる動物用足先引上げ装具に関する。
陸上の動物の多くは、人間と異なり、足先(指の付け根から先)を上向きに曲げ、前記足先だけを接地させながら足の腹を接地させないで歩行する。こうした動物として、ペットとして飼われる犬や猫を例示できる。犬や猫の場合、指の腹に、肉球と呼ばれる無毛部分を有する。肉球は、弾力性を備えて足の着地に際する衝撃を吸収したり、地面等から熱が伝わることを防いだり、地面等の凸凹から足を保護する役割を有したりしている。
近年、犬や猫を着飾る目的や足を保護する目的で、足に靴を履かせる場合がある(特許文献1)。特許文献1が開示する靴は、足先(つま先)より踵近傍(「足首上」とあるが、誤りと思われる)までを連続する一枚片からなる底面に対し、側甲被の底側を前記底面の周縁に縫合し、側甲被の甲側と縫合する舌状蓋片を踵近傍まで延ばして、前記舌状蓋片の立ち上がり部前面に、踵近傍を締付ける伸縮性のベルトを縫着した構成である(特許文献1・[請求項1])。特許文献1が開示する靴は、肉球に代えて、底面を地面等に接地させることにより、足を保護する。
特開2003-088266号公報
犬や猫は、病気又は怪我等の様々な原因により、足先を上向きに曲げることができず、踵から先、すなわち足先を下方に垂らす結果、足の甲を地面等に擦らせて歩くことがある。もちろん、犬や猫は、病気又は怪我等が治れば、再び足先を上向きに曲げ、通常通りに肉球を接地させて歩く。しかし、病気又は怪我等が治るまで、足の甲を地面等に擦らせることになり、前記足の甲を傷めて別の病気又は怪我を誘引する虞が出てくる。
犬や猫が踵から先を下方に垂らして足の甲を地面等に擦らせて歩く場合、特許文献1が開示する靴を履かせれば、地面等に擦る足の甲を傷める虞が軽減又は解消される。しかし、犬や猫が足先を下方に垂らして足の甲を地面等に擦らせて歩くこと自体は、回避できない。靴を履かせた犬や猫は、足の甲を地面等に直接擦ることはないものの、足先を下方に垂らした状態が続くため、原因の病気又は怪我等を悪化させる虞が残る。
このように、従来見られた犬や猫が履く靴は、足先を下方に垂らして足の甲を地面等に擦らせて歩く場合に、足の甲を保護するものの、足先を垂らす症状を積極的に改善させず、原因の病気又は怪我等を悪化させる虞を残していた。そこで、犬や猫が足先を下方に垂らして足の甲を地面等に擦らせて歩く場合、足先を垂らす症状を改善し、足の甲を地面等に擦らせなくする動物用足先引上げ装具について、検討した。
検討の結果開発したものが、動物の踵近傍に巻き付けて固定する上部ベルト、動物の足先に巻き付けて固定する下部ベルト、そして前記上部ベルト及び下部ベルトを結ぶ連結ベルトから装具本体が構成され平面視X字状で伸縮性を備えた引き上げベルトの二股に分かれた基端前記装着具本体の上部ベルト又は下部ベルトの一方の足の甲側に接続され前記引き上げベルトの二股に分かれた先端前記装着具本体の上部ベルト又は下部ベルトの他方の足の甲側に接続された動物用足先引き上げ装具である。本発明の動物用足先引き上げ装具は、足先だけを接地させながら足の腹を接地させないで歩行する動物の足に装着する。
上部ベルトは、動物の踵近傍(踵前後)に巻き付けて固定する。例えば犬や猫の場合、上部ベルトは、中足骨周囲に巻き付けるとよい。下部ベルトは、動物の足先に巻き付けて固定する。例えば犬や猫の場合、下部ベルトは、肉球周囲に巻き付けるとよい。上部ベルト及び下部ベルトは、延在方向の伸縮性や面直交方向の弾力性を備えるとよい。上部ベルト及び下部ベルトは、両端を接続して踵近傍又は足先に巻き付けて固定する。上部ベルト及び下部ベルトの両端を接続する手段は、従来公知の各種手段を用いることができる。前記手段は、両端を重ねて着脱自在にできる面ファスナーが好適である。
連結ベルトは、上部ベルト及び下部ベルトを結びつけ、一体の装具本体を構成し、前記上部ベルト及び下部ベルトを動物の足に装着する際の位置関係を決定する。例えば、動物の踵近傍に上部ベルトを巻き付け、動物の足先に下部ベルトを巻き付けた際、連結ベルトは、足の甲又は足の腹に沿って延びる1本であったり、足の側面に沿って延びる左右一対の2本であったりする。連結ベルトは、上部ベルト及び下部ベルトと分離不能に構成しても、上部ベルト及び下部ベルトの一方又は双方に着脱自在としてもよい。連結ベルトは、上部ベルト及び下部ベルトを結ぶ方向の伸縮性や面直交方向の弾力性を備えるとよい。
引き上げベルトは、動物の踵近傍に巻き付けた上部ベルトと、動物の足先に巻き付けた下部ベルトとの足の甲側の距離を特定する。これにより、引き上げベルトが特定する上部ベルト及び下部ベルトの足の甲側の距離を、足先が垂れた状態で巻き付けた上部ベルト及び下部ベルトの足の甲側の距離より短くすれば、上部ベルトに対して下部ベルトを巻き付けた足先が引き上げられる。引き上げベルトは、基端及び先端を部ベルト及び下部ベルトのどの部位に接続するかで、上部ベルト及び下部ベルトの足の甲側の距離を調整できる。
引き上げベルトは、二股に分かれた基端又は先端の一方又は双方に、上部ベルト又は下部ベルトと着脱自在な接続部位が設けられ構成とすれば、前記上部ベルト及び下部ベルトの足の甲側の距離が調整できる。この場合、引き上げベルトは、基端又は先端の一方又は双方に設けられる着脱自在な接続部位2箇所なので、引き上げる足先が垂れようとする負荷を2箇所の接続部位に分散できる。また、引き上げベルトを複数方向に引っ張る際、各接続部位の引っ張り具合を加減すれば、足先の引き上げ方向の調整ができる。
下部ベルトは、犬や猫の足先に巻き付ける場合、どうしても肉球を包み込むことになる。そこで、下部ベルトは、地面等に接地する部分に滑り止め設けられた構成とすることで、前記滑り止めを肉球の代わりとする。下部ベルトは、肉球に重なり、地面等に接地する部分を含んで滑り止めを設ければよく、全周にわたって滑り止めがなくてもよい。例えば、具体的な下部ベルトが、足の甲側から足の腹側にかけて掛け回し、重なる両端を面ファスナーで接続する構造であれば、前記面ファスナーの雌面又は雄面の地面等に接地する側に滑り止めを設ければ十分である。
本発明の動物用足先引き上げ装具は、動物の足に装着することにより、足先を垂らす症状があっても、前記足の甲を地面等に擦らせなくすることができる。足先を垂らす症状は、様々な要因により発症するため、本発明の動物用足先引き上げ装具が直接的に前記症状を緩和又は改善するものではないが、原因の病気又は怪我等を悪化させることがなくなるほか、足の甲を地面等に擦らせることによる傷害の発生を防止できる。
引き上げベルトは、二股に分かれた基端又は先端の一方又は双方に、上部ベルト又は下部ベルトと着脱自在な接続部位が設けられ構成とすれば、垂れ下がる足先の負荷を2箇所の接続部位に分散し、前記負荷による各接続部位の上部ベルト又は下部ベルトからの分離を抑制又は防止できる。これは、本発明の動物用足先引き上げ装具の装着安定性を高める。また、引き上げベルトによる足先の引き上げ方向の調整ができるため、動物や足先の垂れ具合に応じたきめ細やかな足先の引っ張りを可能にし、動物に対する負担を軽減できる。
下部ベルトの地面等に接地する部分に設けた滑り止めは、肉球の代わりとして、足の腹を保護したり、足の滑り止めの働きを発揮させたりする。また、滑り止めは、下部ベルトに変わって地面等に接地することから、前記下部ベルトが地面等に擦れて破れることを防止する働きも有する。更に、滑り止めを設けた部分は、動物の体重が加わる部分であり、下部ベルト及び滑り止めの二重構造により、前記体重による負荷に耐える構造を構成する利点もある。
本発明を適用した動物用足先引き上げ装具の一例を表す平面図である。 本例の動物用足先引き上げ装具の底面図である。 本例の動物用足先引き上げ装具について、下部ベルトを足先に装着する段階を足の腹側から見た斜視図である。 本例の動物用足先引き上げ装具について、上部ベルトを踵前方に装着する段階を足の甲側から見た斜視図である。 本例の動物用足先引き上げ装具について、引き上げベルトを引っ張り上げる段階を正面側から見た斜視図である。 本例の動物用足先引き上げ装具について、引き上げベルトを引っ張り上げる段階を背面側から見た斜視図である。 本例の動物用足先引き上げ装具について、引き上げベルトの先端左及び先端右を上部ベルトに接続した段階を正面側から見た斜視図である。 本例の動物用足先引き上げ装具について、引き上げベルトの先端左及び先端右を上部ベルトに接続した段階の側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。本発明の動物用足先引き上げ装具1は、図1及び図2に見られるように、犬(足2の部位については後掲図8参照。以下、同じ)の踵22前方に巻き付けて固定する上部ベルト12、犬の足先21に巻き付けて固定する下部ベルト13、そして前記上部ベルト12及び下部ベルト13を結ぶ連結ベルト14からなる装具本体1に、前記下部ベルト13の足の甲211側に基端151を縫着し、前記上部ベルト12の足の甲211側に先端左152及び先端右154をそれぞれ着脱自在に接続する引き上げベルト15を設けた構成を例示できる。
本例の装具本体11は、上部ベルト12、下部ベルト13及び連結ベルト14を一体として、弾性を備えた厚手の伸縮性生地又は伸縮性シート(例えばポリウレタン発泡体シート)から構成され、それぞれの周縁に連続して縁布141を設けた構成で、上部ベルト12、下部ベルト13及び連結ベルト14にわたって表面側に上部ベルト用雌面121及び下部ベルト用雌面221となる面ファスナーの雌面を貼り付けている。本例の上部ベルト12及び下部ベルト13は、それぞれ足の甲211側から重ね、足の腹212側で端部を重ねて踵22前方又は足先21に装着する。連結ベルト14は、足の甲211側で前記上部ベルト12及び下部ベルト13を連結する。そして、引き上げベルト15は、足の甲211側で前記上部ベルト12に対して下部ベルト13を引き上げる。
本例の上部ベルト12は、踵22前方(中足骨周囲)の断面周長より長く、左右両端を平面視円弧状に成形したベルト状部分で、表面側を上部ベルト用雌面121とし、左端側の裏面に上部ベルト用雄面123を設けている。上部ベルト12は、左右中心付近を足の甲211に宛てがった状態で、左端及び右端を踵22前方に掛け回し、左端側の裏面の上部ベルト用雄面123を、右端表面側の上部ベルト用雌面121に下方から重ねて掛合することにより、前記踵22前方に巻き付けた状態で固定する。
本例の下部ベルト13は、足先21の断面周長より長く、左右両端を平面視円弧状に成形したベルト状部分で、表面側を下部ベルト用雌面131とし、左端側に非伸縮性生地である下部ベルト用フラップ132を縫着すると共に、前記下部ベルト用フラップ132の裏面に下部ベルト用雄面133を、そして前記下部ベルト用フラップ132の表面にゴム製の滑り止め134をそれぞれ設けている。下部ベルト用フラップ132は、右端側の下部ベルト用雌面131に、裏面の下部ベルト用雄面133を張り合わせる際、人の手で摘む操作部分である。また、滑り止め134は、肉球213に代わって地面等に設置する保護面を形成する。下部ベルト13は、左右中心付近を足の甲211に宛てがった状態で、左端及び右端を足の腹212に掛け回し、下部ベルト用フラップ132裏面の下部ベルト用雄面133を、右端表面側の下部ベルト用雌面131に下方から重ねて掛合することにより、肉球213を含めた足の腹212に巻き付けた状態で固定する。
本例の上部ベルト12及び下部ベルト13は、伸縮性生地により構成されている。これにより、上部ベルト12及び下部ベルト13は、それぞれ緩みなく、踵22前方(上部ベルト12)や足先21(下部ベルト13)に巻き付けることができる。ここで、上部ベルト12及び下部ベルト13は、弾性を備えた厚手の伸縮性生地を用いているため、踵22前方や足先21を締め付けた際の圧迫感を低減している。また、本例の連結ベルト14は、前記上部ベルト12及び下部ベルト13と一体の伸縮性生地で構成されており、伸縮性を発揮する。このため、連結ベルト14は、足2の動きに追随して伸縮し、踵22前方や足先21に締め付けた上部ベルト12及び下部ベルト13の位置ずれを招かない。
本例の引き上げベルト15は、装具本体11同様、弾性を備えた厚手の伸縮性生地(例えばナイロン製トリコット生地)又は伸縮性シートから構成された平面視X字状の部材で、二股に分かれた基端151,151をそれぞれ下部ベルト13に分かれて縫着し、同じく二股に分かれた先端左152及び先端右154を上部ベルト12に向けて延ばしている。先端左152及び先端右154は、それぞれ平面視円弧状に形成しながら、人の手で摘んで引っ張り上げることのできる非伸縮性素材を貼り付け、前記非伸縮性素材の裏面に引き上げベルト用雄面153,155を設けている。本例の引き上げベルト15は、縮んだ状態で先端左152及び先端右154が上部ベルト12及び連結ベルト14の境界付近にあり、前記先端左152及び先端右154のベルト用雄面153,155を上部ベルト12の上部ベルト用雌面121に掛合させるには、全体を引き伸ばし、伸縮力を発生させる必要がある。
本例の動物用足先引き上げ用具の装着手順(図3〜図8)を、犬の足2を例に説明する。まず、図3に見られるように、犬の足2の足先21に対し、下部ベルト13の左右中央部分裏面を足の甲211側に宛てがい、先に右端側を足の腹212側に掛け回し、続いて左端側の下部ベルト用フラップ132を足の腹212側に掛け回して、前記右端側の下部ベルト用雌面131に前記下部ベルト用フラップ132の裏面に設けられた下部ベルト用雄面133を掛合させ、足先21に下部ベルト13を巻き付け、固定する。下部ベルト13の足先21に対する巻き付け長さは、両端の重なり具合により調整できる。肉球213は、下部ベルト13により隠されるが、下部ベルト用フラップ132の表面に設けられた滑り止め134が代用される。
次に、図4に見られるように、犬の足2の踵22前方に対し、上部ベルト12の左右中央部分裏面を足の甲211側に宛てがい、先に右端側を足の腹212側に掛け回し、続いて左端側を足の腹212側に掛け回し、前記右端側の上部ベルト用雌面121に前記左端側の裏面に設けられた上部ベルト用雄面123を掛合させ、踵22前方に上部ベルト13を巻き付け、固定する。上部ベルト12の踵22前方に対する巻き付け長さは、両端の重なり具合により調整できる。装具本体11は、先に足先21に巻き付けて固定した下部ベルト13に対し、連結ベルト14を伸ばして上部ベルト12を巻き付けて固定すれば、装具本体11全体が犬の足2に密着し、ずれが防止される。上部ベルト12及び下部ベルト13の固定順序は、逆になってもよい。
犬の足2に対して装具本体11の装着を終えたら、続いて図5及び図6に見られるように、先端左152及び先端右154をそれぞれもって引っ張り、引き上げベルト15を引き伸ばす。これにより、引き上げベルト15の基端151を縫着した下部ベルト13を巻き付けている足先21が持ち上げられる格好となる。このとき、本例の引き上げベルト15は、基端151,151が左右に分かれて下部ベルト13の左端寄り及び右端寄りに縫着されているため、引き上げベルト15の引っ張りは、下部ベルト13の左右方向均等に伝達され、伸びた引き上げベルト15の主たる引っ張り方向(図5中白抜き矢印参照)に、足先21を捩ることなく持ち上げることができる。
別々に引っ張られた引き上げベルト15の先端左152及び先端右154は、それぞれの裏面にある引き上げベルト用雄面153,155(図6参照)を、上部ベルト12の上部ベルト用雌面121に掛合して、固定する。これにより、図7及び図8に見られるように、下部ベルト13を引っ張る引き上げベルト15の引っ張り状態(図7中白抜き矢印参照)が維持され、下部ベルト13に従う足先の持ち上げ状態も維持される。本例の動物用足先引き上げ装具1は、上部ベルト12、下部ベルト13及び連結ベルト14を一体とした装具本体11が伸縮性生地であるため、足2の動きに追随する装具本体11が伸縮し、足2に対してずれを生じない。また、伸縮性生地から構成された引き上げベルト15は、足先21が垂れると伸びて引っ張り力を高めるため、前記足先21の持ち上げ状態を維持する。
足先21の持ち上げ方向や持ち上げの程度は、引き上げベルト15の先端左152及び先端右154をそれぞれ上部ベルト12のどこに固定するかにより調整できる。例えば先端左152を先端右154に比べて強く引っ張り、上部ベルト12の左奥に掛合、固定すれば、引き下げベルト15の主たる引っ張り方向は左寄りに傾く。この場合、先端右154を先端左152に比べて弱く引っ張り、上部ベルト12の右手前に掛合、固定しても、引き下げベルト15の主たる引っ張り方向は左寄りに傾けることができる。逆に、先端右154を先端左152に比べて強く引っ張ったり、先端左152を先端右154に比べて弱く引っ張ったりすれば、引き下げベルト15の主たる引っ張り方向は右寄りに傾けることができる。
上部ベルト11は、踵22前方の断面周長より長く、また下部ベルト13は、足先21の断面周長より長く、それぞれ踵22前方や足先21に掛け回す長さを調整できる。また、前記上部ベルト11及び下部ベルト12に加えて連結ベルト13が連続した1枚の伸縮性生地で構成されていることから、足2の大小や形状の違いを問わず、装具本体11を装着できる。このほか、上述の通り、足先21の持ち上げ方向や持ち上げの程度は、引き上げベルト15により調整できる。これらのことから、本発明の動物用足先引き上げ装具1は、犬の種類や大小を問わず様々な足に装着することができることはもちろん、犬ばかりでなく、猫やその他踵を接地しない四肢動物の足にも装着可能であり、一つの製品で前記様々な動物に対応できる。
1 動物用足先引き上げ装具
11 装具本体
12 上部ベルト
121 上部ベルト用雌面
123 上部ベルト用雄面
13 下部ベルト
131 下部ベルト用雌面
132 下部ベルト用フラップ
133 下部ベルト用雄面
134 滑り止め
14 連結ベルト
141 縁布
15 引き上げベルト
151 基端
152 先端左
153 引き上げベルト用雄面
154 先端右
155 引き上げベルト用雄面
2 足
21 足先
211 足の甲
212 足の腹
213 肉球
22 踵

Claims (3)

  1. 動物の踵近傍に巻き付けて固定する上部ベルト、動物の足先に巻き付けて固定する下部ベルト、そして前記上部ベルト及び下部ベルトを結ぶ連結ベルトから装具本体が構成され
    平面視X字状で伸縮性を備えた引き上げベルトの二股に分かれた基端前記装着具本体の上部ベルト又は下部ベルトの一方の足の甲側に接続され
    前記引き上げベルトの二股に分かれた先端前記装着具本体の上部ベルト又は下部ベルトの他方の足の甲側に接続された動物用足先引き上げ装具。
  2. 引き上げベルトは、二股に分かれた基端又は先端の一方又は双方に、上部ベルト又は下部ベルトと着脱自在な接続部位が設けられた請求項1記載の動物用足先引き上げ装具。
  3. 下部ベルトは、地面等に接地する部分に滑り止め設けられた請求項1又は2いずれか記載の動物用足先引き上げ装具。
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