JP6620856B2 - 燃焼システムの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排気通路に空気を導入する導入通路を備えている燃焼システムに適用された制御装置に関する。
従来より、内燃機関からの排気を浄化することを目的として、排気通路に空気を導入する技術が知られている。この技術としては、排気通路に空気を導入することで排気の完全燃焼を促す技術や、空気と共にオゾンを排気通路に導入することでNOx浄化触媒の浄化能力を向上させる技術などが挙げられる。例えば特許文献1では、オゾン生成器が設けられたオゾン供給管が排気通路に接続されており、オゾン供給管に開閉バルブが設けられている。開閉バルブは、排気通路へのオゾン供給を停止することや、排気通路からオゾン供給管への排気の逆流を遮断することが可能になっている。
特開2011−185118号公報
しかしながら、オゾン供給管等の導入通路に設けられた開閉バルブが正常に開状態に移行しなくなった場合、排気通路を流れる排気が導入通路に逆流し、その導入通路から外部に放出されることが懸念される。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、排気遮断部が設けられた導入通路において、排気遮断部が排気の逆流を遮断できない遮断異常が発生した場合に、ユーザが応急処置を適正に行うことにある。
以下、課題を達成するための発明の技術的手段について、説明する。なお、発明の技術的手段を開示する特許請求の範囲及び本欄に記載された括弧内の符号は、後に詳述する実施形態に記載された具体的手段との対応関係を示すものであり、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上述の課題を解決するために開示された発明は、
内燃機関(10)からの排気が流れる排気通路(16)に接続され、排気通路に空気を導入する導入通路(31)と、
導入通路に設けられ、オゾンを生成するオゾン生成部(32)と、
大気を吸入する吸入口(33a)を備え、導入通路を通じて排気通路に空気を送る送風部(33)と、
導入通路を流れる通路流量を検出する流量センサ(36)と、を備えている燃焼システムに適用された制御装置(41)であって、
流量センサの検出結果により排気の逆流を検出した場合、送風部を介して排気が大気に排出されないように、内燃機関の出力を制限する出力制限部(S103,S207,S208,S209,S308,S310,S406,S407)を備えており、
制御装置は、ユーザの操作量から取得した操作パラメータに基づいて内燃機関の出力制御を行うものであり、
出力制限部は、内燃機関の出力制限を開始するべく、ユーザの操作量に関係なく操作パラメータの上限を設定する開始設定部(S103,S207,S208,S308,S406,S407)を有している。
この発明によれば、ユーザは応急処置を適正に行うことができる
第1実施形態における燃焼システムの構成を示す図。 排気管理処理の手順を示すフローチャート。 排気遮断弁が閉状態にある場合の排気の流れを説明するための図。 排気遮断弁の開故障が発生している場合の排気の流れを説明するための図。 第2実施形態における排気管理処理の手順を示すフローチャート。 第3実施形態における排気管理処理の手順を示すフローチャート。 第4実施形態における排気管理処理の手順を示すフローチャート。 変形例1における燃焼システムの構成を示す図。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
図1に示す燃焼システムは、エンジン10、LNT12、DPF13を備えている。燃焼システムは車両に搭載されたものであり、この車両は、エンジン10の出力を駆動源として走行する。エンジン10は、圧縮自着火式のディーゼルエンジンであり、燃焼に用いる燃料には、炭化水素化合物である軽油を用いている。エンジン10には、このエンジン10に空気を供給する吸気通路と、エンジン10からの排気を放出する排気通路16とが接続されている。排気通路16は、排気マニホールドを介してエンジン10の排気側に接続されている。なお、エンジン10が内燃機関に相当する。
LNT12(Lean NOx Traps)は、NOx吸蔵還元型触媒であり、排気通路16に設けられている。DPF13(Diesel Particulate Filter)は、排気に含まれた微粒子を捕集する微粒子捕集装置であり、LNT12の下流側に配置されている。排気通路16を流れる排気は、LNT12及びDPF13の両方を通過した後に、排気出口16aから放出される。なお、LNT12及びDPF13が排気浄化装置を構成している。
燃焼システムは、排気通路16においてLNT12の上流側にオゾンO3を供給するオゾン供給装置30を有している。オゾン供給装置30から排気通路16にオゾンが供給された場合、オゾンにより排気中のNOがNO2に酸化されることでNO2の割合が増加し、その結果、LNT12でのNOx吸蔵率が向上する。オゾン供給装置30は、排気通路16にオゾンを供給する供給状態と、オゾンを供給しない停止状態とに移行可能になっている。
また、燃焼システムは、図示しない過給機を有している。過給機は、排気タービン、回転軸及びコンプレッサを備える。排気タービンは、エンジンの排気通路16に配置され、排気の運動エネルギにより回転する。回転軸は、排気タービン及びコンプレッサの各インペラを結合することで、排気タービンの回転力をコンプレッサに伝達する。コンプレッサは、吸気通路に配置されており、吸気を圧縮してエンジン10に過給する。
オゾン供給装置30は、排気通路16に接続されたオゾン通路31と、オゾンを生成するオゾン生成器32と、オゾン通路31を通じてオゾン生成器32に空気を送るエアポンプ33と、オゾン通路31における排気の逆流を遮断する排気遮断弁34と、オゾン通路31の内部圧力を通路圧力として検出する圧力センサ35と、エアポンプ33からオゾン通路31に送られる空気の流量を通路流量として検出する流量センサ36とを有している。なお、オゾン通路31が導入通路に相当する。
オゾン通路31においては、その上流端にエアポンプ33が設けられており、エアポンプ33と排気通路16との間にオゾン生成器32が設けられている。エアポンプ33は、遠心式のエアポンプであり、電動モータにより駆動されるインペラをケース内に収容して構成される。エアポンプ33は、大気を吸入する吸入口33aを有しており、この吸入口33aはケースに形成されている。エアポンプ33は、送風状態に移行する送風部であり、送風量を変化させることが可能になっている。なお、エアポンプ33の吸入口33aがオゾン通路31の上流端を形成している。
オゾン生成器32は、その内部に流通路を形成するハウジングを備え、流通路には複数の電極が配置されている。これらの電極は、互いに平行に対向するように配置された平板形状であり、高電圧が印加される電極と接地電圧の電極とが交互に配置されている。オゾン生成器32のハウジングには、エアポンプ33により送風された空気が流入する。この空気は、ハウジング内の流通路に流入し、電極間の通路である電極間通路を流通する。
オゾン生成器32の電極へ通電すると、電極から放出された電子が、電極間通路の空気中に含まれる酸素分子に衝突する。すると、酸素分子からオゾンが生成される。つまり、オゾン生成器32は、放電により酸素分子をプラズマ状態にしてオゾンを生成する。したがって、オゾン生成器32への通電時には、オゾン生成器32から排気通路16に向けて流れる空気にオゾンが含まれる。なお、オゾン生成器32はオゾン生成部やオゾナイザと称することもできる。
排気遮断弁34は、機械式や電磁駆動式の開閉弁であり、オゾン通路31においてオゾン生成器32と排気通路16との間に設けられている。排気遮断弁34は、通気を可能にする開状態と、通気を遮断する閉状態とに移行可能になっており、閉状態が遮断状態に相当する。排気遮断弁34が開状態にある場合、オゾン通路31の通路流量は排気遮断弁34の開度に応じて調整される。オゾン通路31の通路流量は、排気遮断弁34が全開状態にある場合に最大になる。なお、排気遮断弁34が排気遮断部に相当する。
圧力センサ35は、オゾン通路31においてオゾン生成器32と排気遮断弁34との間に設けられている。具体的には、圧力センサ35は、オゾン生成器32寄りの位置に配置されている。この場合、圧力センサ35の検出結果に、排気遮断弁34の開閉に伴う圧力変化が反映されやすくなっている。なお、圧力センサ35が圧力検出部に相当する。
流量センサ36は、エアポンプ33とオゾン生成器32との間に設けられており、エアポンプ33からの空気の吐出量を検出可能になっている。具体的には、流量センサ36は、エアポンプ33寄りの位置に配置されている。この場合、流量センサ36の検出結果に、エアポンプ33の駆動及び停止に伴う空気の流量変化が反映されやすくなっている。なお、流量センサ36が流量検出部に相当する。
排気通路16において、オゾン通路31とLNT12との間にはミキサー37が設けられている。ミキサー37は、オゾン通路31から供給されたオゾンと排気とを混合させる混合部であり、ミキサー37の下流側においては、オゾンによる排気中のNOxの酸化が促進される。
燃焼システムの電気的な構成について説明する。燃焼システムはECU40を有しており、ECU40は、マイクロコンピュータ等のマイコン41を制御装置として有している。マイコン41は、各種フラグがセットされるメモリと、プログラムを記憶する記憶装置と、記憶されたプログラムに従って演算処理を実行する中央演算処理装置とを有している。マイコン41は、エンジン10の運転状態を制御するエンジン制御部41aと、オゾン供給装置30によるオゾン供給を制御するオゾン制御部41bとを有している。
エンジン制御部41aは、アクセル開度やエンジン負荷、エンジン回転速度等に基づき、燃料噴射弁の噴射量や噴射圧力、過給機の過給圧力、エンジン10への吸気量の制御を行う。ここで、ECU40にはアクセル開度センサ45が接続されている。アクセル開度センサ45は、運転者により操作されるアクセルペダルに設けられており、アクセルペダルの操作量をアクセル開度として検出可能になっている。この場合、アクセル開度は、アクセルペダルの操作量に基づいて取得される操作パラメータの1つであり、エンジン制御部41aは、操作パラメータに基づいてエンジン10の出力制御を行う。
ECU40には、圧力センサ35、流量センサ36、排気温度センサ51、差圧センサ52、NOxセンサ53、PMセンサ54、A/Fセンサ55、空気温度センサ56、空気湿度センサ57が接続されている。センサ51〜55は排気通路16に設けられており、センサ56,57はオゾン通路31に設けられている。排気温度センサ51は、LNT12の上流側及び下流側のそれぞれに配置され、A/Fセンサ55は、LNT12の上流側に配置されている。差圧センサ52は、DPF13に対して設けられ、排気通路16においてDPF13の上流側と下流側との圧力差を検出する。空気温度センサ56は、オゾン生成器32の上流側及び下流側のそれぞれに配置され、空気湿度センサ57は、オゾン生成器32の上流側に配置されている。なお、図1において、センサ51〜57とECU40との電気的な接続線の図示を省略している。
ECU40には、オゾン供給装置30のオゾン生成器32、エアポンプ33及び排気遮断弁34がアクチュエータとして接続されている。オゾン制御部41bは、エンジン回転速度やエンジン負荷等のエンジン10の作動状態の検出値に加え、センサ35,36,51〜57により検出された物理量を取得する。そして、これらの物理量に基づき、オゾン供給装置30のアクチュエータの動作制御を行う。オゾン制御部41bは、例えば排気中に含まれるNOxやPMの量に応じて、オゾン生成器32のオゾン生成量や、エアポンプ33の送風量を可変設定する。
ここで、オゾン供給装置30において、排気遮断弁34が開状態のまま保持されてしまう開故障が発生した場合、排気が排気通路16からオゾン通路31に逆流し、エアポンプ33の吸入口33aから外部に放出されることが懸念される。これに対して、本実施形態では、排気遮断弁34の開故障が発生した場合、エンジン10の出力が制限されることで、オゾン通路31における排気の逆流がエアポンプ33の送風により規制されるようになっている。なお、開故障のうち、特に排気遮断弁34が全開状態から閉じなくなった故障を全開故障と称する。
エンジン制御部41aは、排気通路16での排気の流れを監視する排気監視処理を実行する。ここでは、排気管理処理について、図2のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、エンジン制御部41aは、排気管理処理を所定周期で繰り返し実行する。
図2において、ステップS101では、排気遮断弁34の開故障が発生しているか否かを判定する。例えば、エアポンプ33の送風が停止した状況においては、排気遮断弁34の開故障が発生している場合、排気遮断弁34が適正に閉状態に移行した場合に比べて、圧力センサ35による検出圧力が及び流量センサ36による検出流量が小さくなる。このため、圧力センサ35及び流量センサ36の各検出結果に基づいて、排気遮断弁34の開故障の有無を判定可能になる。なお、ステップS101が異常判定部に対応する。
なお、オゾン供給装置30を供給状態から停止状態に移行させる場合、オゾン制御部41bは、最初にオゾン生成器32を停止させる一方で、エアポンプ33の運転をある程度の期間だけ継続させることで、オゾン通路31からオゾンを排出する。そして、オゾン通路31からのオゾンの排出が終了した後に、排気遮断弁34を開状態から閉状態に移行させ、排気遮断弁34が閉状態に移行してからある程度の期間だけ経過した後に、エアポンプ33の運転を停止させる。ここで、オゾン供給装置30を停止させる場合、ステップS101では、排気遮断弁34及びエアポンプ33の状態が移行することを利用して、検出電圧や検出流量の変化を監視して排気遮断弁34の開故障の発生の有無を判定している。
排気遮断弁34の開故障が発生している場合、ステップS102に進み、エアポンプ33を運転状態に移行させる。エアポンプ33が運転状態にある場合には、そのまま運転状態を保持する。エアポンプ33の運転を開始する場合及び運転を継続させる場合のいずれについても、エアポンプ33をその送風量が最大になるように運転を行う。
ステップS103では、運転者によるアクセルペダルの操作量に関係なく、アクセル開度の上限をあらかじめ定められた特定値に設定する。特定値は、排気通路16の排気量や排気圧力がエアポンプ33によるオゾン通路31の空気量や空気圧力より十分に小さくなる値に設定されており、ECU40の記憶装置に記憶されている。特定値は、試験やシミュレーションにより取得された値であり、例えばアクセル開度の最大値の25%の値に設定されている。
アクセル開度の上限を特定値に設定した後、次回以降に実行した排気監視処理のステップS103では、排気遮断弁34の開度やオゾン通路31の通路流量、排気通路16の排気流量等に関係なく、アクセル開度の上限を特定値に保持する。この場合、運転者は、アクセルペダルの操作量がある程度の大きさに達した後には、その操作量を更に大きくしてもエンジン出力が上がらず車両速度も大きくならないことを知ることになる。これにより、排気遮断弁34の開故障という異常の種類までは分からなくても、何らかの異常が発生していることを運転者に察知させることができる。
なお、ステップS103は、エンジン10の出力制限を開始させるべくアクセル開度の上限を初期値としての特定値に設定する開始機能と、その後にアクセル開度の上限を特定値に保持する保持機能とを有している。この場合、ステップS103の開始機能が開始設定部に相当し、保持機能が上限保持部に相当する。また、ステップS103は、出力制限部、特定設定部に対応する。
また、排気遮断弁34の開故障が発生している場合、その旨を記憶する処理や報知する処理を行う。報知処理としては、インストルメントパネルの表示装置等に表示する処理が挙げられる。
図3に示すように、排気遮断弁34が適正に閉状態に移行した場合、排気通路16の排気量や排気圧力に関係なく、排気がオゾン通路31を逆流するということが排気遮断弁34により阻止される。これに対して、排気遮断弁34の開故障として全開故障が発生していても、アクセル開度の上限が特定値に設定されることで、図4に示すように、排気通路16の排気量や排気圧力がエアポンプ33による送風量や送風圧力より小さくなる。これにより、オゾン通路31における排気の逆流が規制される。
なお、排気遮断弁34の開故障が修理等により解消された場合、エンジン制御部41aに所定のリセット信号等が入力されることで、アクセル開度の上限を特定値とする設定が解除される。これにより、開故障が解消された後には、エンジン10の出力が制限されずに、アクセルペダルの操作量に応じてエンジン10の運転が行われることになる。
ここまで説明した第1実施形態の作用効果を以下に説明する。
第1実施形態によれば、排気遮断弁34の開故障が発生した場合に、エンジン10の出力が制限されるため、排気がオゾン通路31を逆流するということを規制できる。この場合、エンジン10の運転を停止させなくても、オゾン通路31からの排気の放出を防止することが可能であるため、エンジン10の運転を低出力で継続させることで、運転者等は開故障に対する応急処置を適正に行うことができる。具体的には、車両を高速で走行させることはできなくても、運転者をその車両を自走させて修理工場やディーラーに持ち込むことができる。
また、エンジン10の出力が制限されることで、オゾン通路31における排気の逆流を規制するため、排気量や排気圧力を上回る送風量や送風圧力を有する送風機をエアポンプ33として選択する必要がない。送風能力の高い送風機をエアポンプ33として選択した場合、圧力損失の増加や、エアポンプ33及びモータの大型化、電力消費量の増加などが懸念される。これに対して、エンジン10の出力が制限されることで、これら懸念を解消できる。
第1実施形態によれば、排気遮断弁34の開故障が発生した場合、アクセル開度の上限がアクセルペダルの操作量に関係なく特定値に設定されるため、エンジン10の出力制限を行われる際のエンジン制御部41aの処理負担を低減できる。しかも、アクセル開度の上限が十分に小さい値に設定されることで、オゾン通路31において排気の逆流が生じることを確実に抑止できる。
第1実施形態によれば、排気遮断弁34の開故障が発生した場合に、アクセル開度の上限が特定値にて保持される。このため、アクセルペダルの操作量に対する車両速度変化の対応が遅いことに起因して、車両で何らかの異常が発生していることを運転者に察知させることができる。この場合、エンジン10の出力が制限されたとしても、運転者は、車両速度が低下することをある程度予測した上で運転操作を行うことが可能になるため、車両の走行安全性が極端に低下するということを回避できる。
第1実施形態によれば、オゾン通路31における排気の逆流が規制されるため、コンポーネントとしてのオゾン生成器32やエアポンプ33、圧力センサ35、流量センサ36などが排気で汚染されることを回避できる。この場合、排気遮断弁34の開故障が発生した場合に、他の部品や部材も修理対象や取り換え対象となることが回避されるため、車両の修理に対する手間やコストを低減できる。
第1実施形態によれば、排気遮断弁34そのものに異常が発生していなくても、例えばオゾン通路31の変形等に起因して排気遮断弁34の周囲等にて空気漏れが発生している場合でも、オゾン通路31における排気の逆流を規制できる。なお、排気遮断弁34の開故障と、排気遮断弁34の開故障が発生していなくても排気遮断弁34にて空気漏れが発生している異常とが、遮断異常に相当する。
排気遮断部の遮断異常が発生した場合に内燃機関の出力が制限されるため、排気圧力が送風部の送風圧力より小さくなることで、導入通路において排気が送風部の送風を押し戻すということを回避できる。この場合、送風部により送られた空気が排気に抗して排気通路に流れ込むことになり、内燃機関を停止させなくても、導入通路の上流側端部から排気が放出されるということを規制できる。このため、遮断異常を修理等により解消するまでの期間において、出力制限された状態ではあるものの内燃機関を使用できる。例えば、内燃機関が車載エンジンである場合には、遮断異常が発生しても低速での走行が可能であるため、ユーザは車両を自走させることで修理工場やディーラーに持ち込むことができる。また、内燃機関が可搬型の発電用エンジンである場合には、点灯させる照明器具の数など負荷を減らすことで必要最低限の電気設備を継続して使用することができる。したがって、ユーザは排気遮断部の異常発生に対する応急処置を適正に行うことができる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、排気遮断弁34の開故障が発生した場合に、排気遮断弁34の開度に関係なくアクセル開度の上限が設定されたが、第2実施形態では、排気遮断弁34の開度に応じてアクセル開度の上限が設定される。ここでは、本実施形態の排気監視処理について図5のフローチャートを参照しつつ説明する。
図5において、ステップS201では、上記第1実施形態のステップS101と同じ処理を行う。なお、ステップS201が異常判定部に対応する。
ステップS202では、アクセル開度の上限が制限されていることを示す制限フラグについて、セットされているか否かを判定する。制限フラグがセットされていない場合、ステップS203に進み、上記第1実施形態のステップS102と同様に、エアポンプ33を運転状態にする。
ステップS204では、排気遮断弁34の開度を取得する。ここでは、排気遮断弁34の開度とオゾン通路31の通路圧力及び通路流量との関係を、エンジン10の出力レベルやエアポンプ33の運転の有無ごとに示すマップ等が記憶装置に記憶されている。そして、マップ等を用いて圧力センサ35及び流量センサ36の各検出結果に基づいて排気遮断弁34の開度を取得する。ステップS205では、エンジン10の出力制限を開始するとして、制限フラグを記憶装置にセットする。
ステップS206では、排気遮断弁34の故障が全開故障であるか否かを判定する。すなわち、排気遮断弁34が全開状態及び半開状態のいずれであるかを判定する。
開度が全開である場合、ステップS207に進み、エンジン10の出力制限を開始するべく、アクセル開度の上限をあらかじめ定められた第1特定値に設定する。第1特定値は、例えば、上記第1実施形態の特定値と同様にアクセル開度の最大値の25%の値に設定されている。排気遮断弁34の開度が全開でない場合、ステップS208に進み、ステップS207と同様にエンジン10の出力制限を開始するべく、アクセル開度の上限を第1特定値より大きい第2特定値に設定する。なお、ステップS207,S208が出力制限部、開始設定部及び特定設定部に対応する。
ステップS202にて制限フラグがセットされていた場合、ステップS209に進み、アクセル開度の上限を現状のまま保持する。アクセル開度の上限が第1特定値に設定されていた場合には、アクセル開度の上限を第1特定値にて保持し、第2特定値に設定されていた場合には、第2特定値にて保持する。なお、ステップS209が出力制限部及び上限保持部に相当する。
第2実施形態によれば、排気遮断弁34の開故障が発生している場合に、その排気遮断弁34の開度に応じてエンジン10の出力レベルの上限が選択的に設定される。このため、オゾン通路31における排気の逆流規制を優先した上で、排気遮断弁34が全開でない場合には、エンジン10の出力レベルを極力上げることができる。これにより、エンジン10の出力レベルを制限することに伴うドライバビリティの低下を極力和らげることができる。
なお、排気遮断弁34が半開故障である場合のアクセル開度の上限が、排気遮断弁34が全開故障である場合のアクセル開度の上限より小さいため、排気遮断弁34の開度が小さいほどエンジン10の出力を大きくすることができる。これは、排気遮断弁34の開度が小さいほど、エアポンプ33の送風に伴うオゾン通路31の内部圧力が大きくなり、オゾン通路31における排気の逆流が生じにくくなるためである。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、排気遮断弁34の開故障が発生した場合に、オゾン通路31の通路流量に関係なくアクセル開度の上限が設定されたが、第3実施形態では、オゾン通路31の通路流量に応じてアクセル開度の上限が可変設定される。ここでは、本実施形態の排気監視処理について図6のフローチャートを参照しつつ説明する。
図6において、ステップS301では、上記第1実施形態のステップS101と同様の処理を行う。なお、ステップS301が異常判定部に対応する。ステップS302では、アクセル開度の上限が制限されていることを示す制限フラグについて、セットされているか否かを判定する。制限フラグがセットされていない場合、ステップS303に進み、上記第1実施形態のステップS102と同様に、エアポンプ33を運転状態にする。
ステップS304では、ステップS301にて排気遮断弁34の開故障が肯定されてから、あらかじめ定められた所定時間(例えば数秒)が経過したか否かを判定する。ここで、排気遮断弁34の開故障が発生したタイミングや、エアポンプ33の運転が開始されたタイミングからある程度の時間を経過させることで、オゾン通路31での空気の流れが安定しやすくなると考えられる。なお、所定時間は、オゾン通路31での空気の流れが安定化するまでに要する時間であり、試験やシミュレーション等により取得され、記憶装置に記憶されている。
ステップS305では、流量センサ36の検出結果に基づいてオゾン通路31の通路流量を取得する。ここで、ステップS304の処理により、エアポンプ33の運転開始からある程度の経過時間が確保されているため、排気遮断弁34の開故障やエアポンプ33の運転開始等による通路流量の過渡期が過ぎた後に通路流量が取得されるようになっている。この結果、通路流量の取得精度が高められている。なお、流量センサ36は空気の流れる方向も検出可能になっており、ここでは、通路流量に加えて流れ方向も取得する。また、ステップS305が流量取得部に対応する。
ステップS306では、通路流量があらかじめ定められた判定値より小さいか否かを判定する。この判定処理は、判定値は、「0」より大きい値であり、エンジン10の出力レベルやエアポンプ33の送風量に多少の増減が生じても、オゾン通路31において排気の逆流が生じない程度の値になっている。なお、通路流量が「0」より小さい状態は、排気の逆流が生じていることになる。
通路流量が判定値より小さくない場合、アクセル開度の上限を制限しなくてもオゾン通路31での排気の逆流が生じにくいとして、そのまま本排気監視処理を終了する。
通路流量が判定値より小さい場合、ステップS307にて制限フラグを記憶装置にセットし、ステップS308にてアクセル開度の制限を行う。ステップS308では、通路流量を判定値より小さくするために、アクセル開度の上限を設定する。ここで、アクセル開度の上限を設定することが、エンジン10の出力レベルを制限することになるとすれば、排気遮断弁34の開故障が発生しただけでなく、通路流量が判定値より小さくなった場合にはじめてエンジン10の出力レベル制限を開始することになる。なお、ステップS308が出力制限部、開始設定部及び流量対応設定部に対応する。
ステップS302にて制限フラグがセットされていた場合、ステップS309に進み、ステップS305と同様にオゾン通路31の通路流量を取得する。ステップS310では、ステップS309にて取得された都度の通路流量に基づいて、アクセル開度の上限を可変設定する。この場合、通路流量が判定値より小さくならない範囲でのアクセル開度の最大値を算出し、この算出値をアクセル開度の上限として設定する。この場合、アクセル開度の上限を極力大きくすることで、エンジン10の出力レベルの上限が極力大きくなるため、運転者は車両速度を極力大きくした状態で車両を運転することができる。なお、制限フラグは、排気遮断弁34の開故障が解消された場合にクリアされる。また、ステップS310が出力制限部に対応する。
第3実施形態によれば、排気遮断弁34の開故障が発生した場合でも、オゾン通路31の通路流量が判定値より小さくならなければ、アクセル開度の制限が行われないため、エンジン10の出力制限が行われる頻度を極力少なくできる。これにより、例えばオゾン通路31での排気の逆流が生じないほどに低速で車両が走行しているにもかかわらず更に車両速度が強制的に小さくなるという事態を抑制できる。
第3実施形態によれば、エンジン10の出力制限を開始する場合に、アクセル開度の上限がオゾン通路31の通路流量に基づいて設定されるため、エンジン10の出力が過剰に低下するということを回避できる。ここで、オゾン通路31の通路流量は、排気通路16の排気圧力とオゾン通路31の通路圧力との関係によって決まり、オゾン通路31の通路圧力は、排気遮断弁34の開度とエアポンプ33の送風量によって決まる。このため、アクセル開度の上限をオゾン通路31の通路流量に基づいて設定することは、開故障した排気遮断弁34の開度に加えて、経年劣化等によりエアポンプ33の送風能力が増減している可能性を考慮していることになる。したがって、排気遮断弁34の開故障が発生しても、オゾン通路31において排気の逆流が生じない範囲で、極力大きなエンジン出力が確保される。この場合、例えば高速道路を高速走行している車両について、排気遮断弁34の開故障が発生しても、エンジン10の出力の下げ幅が極力小さくなるため、車両の走行安全性が極端に低下するということを回避できる。
第3実施形態によれば、アクセル開度の上限がオゾン通路31の通路流量に応じて可変設定されるため、オゾン通路31での排気の逆流防止を優先した上で、エンジン10の出力レベルを極力高くすることができる。これにより、ユーザは、走行安全性が過剰に低下しない程度の速度で車両を走行させることができる。
(第4実施形態)
上記第1実施形態では、排気遮断弁34の開故障が発生した場合に、車両速度に関係なくアクセル開度の上限が設定されたが、第4実施形態では、車両速度に応じてアクセル開度の上限が可変設定される。ここでは、本実施形態の排気監視処理について図7のフローチャートを参照しつつ説明する。
図7において、ステップS401,S402では、上記第1実施形態のステップS101,S102と同じ処理を行う。なお、ステップS401が異常判定部に対応する。
ステップS403では、ステップS304と同様に、ステップS401にて排気遮断弁34の開故障が肯定されてから、あらかじめ定められた所定時間(例えば数秒)が経過したか否かを判定する。
ステップS404では、車両速度を取得し、ステップS405では、車両速度があらかじめ定められた判定速度より小さいか否かを判定する。判定速度は、例えば80km/hとされる。この場合、車両が高速走行をしているか否かを判定することになる。
車両速度が判定速度より小さい場合、すなわち、車両が高速走行をしていない場合、ステップS406に進み、上記第1実施形態のステップS103と同様に、アクセル開度の上限を特定値に設定する。一方、車両速度が判定速度より小さくない場合、すなわち、車両が高速走行をしている場合、ステップS407に進み、上記第3実施形態のステップS308と同様に、アクセル開度の上限を通路流量に応じて設定する。
ステップS406,S407は、上記第1実施形態のステップS103と同様に、エンジン10の出力制限を開始させる開始機能と、制限態様を保持する保持機能とを有している。この場合、ステップS406,S407の開始機能が開始設定部に相当し、保持機能が上限保持部に相当する。また、ステップS406,S407が出力制限部、特定設定部及び車速対応設定部に対応する。特に、ステップS407が流量対応設定部に対応する。
第4実施形態によれば、車両が一般道などを低速で走行している場合には、アクセル開度の上限が特定値に設定される。このため、エンジン10の出力制限がある程度大きくても走行安全性が過剰に低下しないとして、オゾン通路31における排気の逆流防止を優先することができる。その一方で、車両が高速道路などを高速で走行している場合には、アクセル開度の上限が可変設定される。このため、オゾン通路31における排気の逆流防止を行いつつ、走行安全性を極力高めることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
変形例1では、排気通路16には空気と共にオゾンが導入されなくてもよい。例えば、図8に示すように、排気通路16に空気を供給する空気導入装置60が燃焼システムに含まれた構成とする。この構成において、空気導入装置60は、オゾン供給装置30と同様に、排気通路16に接続された導入通路61と、導入通路61を通じて排気通路16に空気を送るエアポンプ63と、導入通路61における排気の逆流を遮断する排気遮断弁64とを有している。この構成では、エアポンプ63が送風部に相当し、排気遮断弁64が排気遮断部に相当する。この構成でも、エンジン10の出力制限を行うことで、導入通路61における排気の逆流をエアポンプ63の送風によって規制できる。
変形例2では、エンジン10の出力制御に用いられる操作パラメータとしては、アクセル開度の他にも、燃料噴射弁に対して設定される目標噴射量や、スロットルバルブに対して設定される目標吸入空気量などが挙げられる。同様に、エンジン10の出力レベルを制限する方法としては、アクセル開度の上限を設定する方法の他にも、スロットルバルブによる吸入空気量、燃料噴射弁の噴射量、噴射圧力、過給圧力などの上限を設定する方法が挙げられる。
変形例3では、オゾン通路31の通路流量が流量センサ36の検出結果に基づいて取得されるのではなく、エアポンプ33の駆動電流値に基づいて取得されてもよい。
変形例4では、上記第3実施形態において、ステップS306での判定値を「0」にしてもよい。この場合、仮にオゾン通路31における排気の逆流が発生し始めたとしても、エンジン10の出力制限が即座に行われることで、その排気がオゾン通路31の上流端部から外部に放出されることを規制できる。
変形例5では、上記第3実施形態において、排気遮断弁34の開故障が肯定された後に所定時間を経過することなく、ステップS305にて通路流量が取得されてもよい。つまり、ステップS304の処理が行われなくてもよい。また、通路流量が取得されるタイミングは、エアポンプ33の運転が開始されたタイミングを基準として、この開始タイミングよりも後であればよい。
変形例6では、上記第4実施形態において、排気遮断弁34の開故障が肯定された後に所定時間を経過することなく、ステップS404にて車両速度が取得されてもよい。つまり、ステップS403の処理が行われなくてもよい。
変形例7では、エアポンプ33がオゾン通路31の下流端部や中間位置に配置されていてもよい。ただし、エアポンプ33にPM等が付着することを回避する上で、エアポンプ33はオゾン通路31において排気遮断弁34の上流側に配置されることが好ましい。
変形例8では、排気遮断弁34の開故障を検出するセンサが設けられていてもよい。この場合、排気遮断弁34の開故障の検出精度を高めることができる。
変形例9では、上記第4実施形態において、ステップS404の判定要件に車両の走行状況を含めてもよい。例えば、車両の位置情報に基づいて、車両が高速道路を走行しているか否かを判定し、高速道路を走行している場合に車両速度が判定速度より小さいか否かを判定する。これにより、エンジン10の出力制限による走行安全性の低下を極力抑制できる。
変形例10では、燃焼システムが有するエンジン10がディーゼルエンジンではなく、ガソリンエンジンでもよい。
変形例11では、エンジン10が車両に搭載された車載エンジンではなく、可搬型の発電用エンジンであってもよい。例えば、可搬型の発電用エンジンから照明器具等の電気設備に電力が供給される構成とする。この発電用エンジンには、出力を調整するための操作部が設けられていない。この構成では、排気遮断弁の遮断異常が発生した場合に、点灯させる照明器具の数を減らすなどして電気的な負荷を減少させることで、必要最低限の電気設備を継続して使用することが可能になる。この場合でも、ユーザは遮断異常の発生に対して応急処置を適正に行うことができる。
10…エンジン(内燃機関)、31…オゾン通路(導入通路)、32…オゾン生成部、33…エアポンプ(送風部)、34…排気遮断弁(排気遮断部)、41…マイコン(制御装置)、61…導入通路、63…エアポンプ(送風部)、64…排気遮断弁(排気遮断部)。

Claims (3)

  1. 内燃機関(10)からの排気が流れる排気通路(16)に接続され、前記排気通路に空気を導入する導入通路(31)と、
    前記導入通路に設けられ、オゾンを生成するオゾン生成部(32)と、
    大気を吸入する吸入口(33a)を備え、前記導入通路を通じて前記排気通路に空気を送る送風部(33)と、
    前記導入通路を流れる通路流量を検出する流量センサ(36)と、を備えている燃焼システムに適用された制御装置(41)であって、
    前記流量センサの検出結果により排気の逆流を検出した場合、前記送風部を介して排気が大気に排出されないように、前記内燃機関の出力を制限する出力制限部(S103,S207,S208,S209,S308,S310,S406,S407)を備えており、
    前記制御装置は、ユーザの操作量から取得した操作パラメータに基づいて前記内燃機関の出力制御を行うものであり、
    前記出力制限部は、前記内燃機関の出力制限を開始するべく、前記ユーザの操作量に関係なく前記操作パラメータの上限を設定する開始設定部(S103,S207,S208,S308,S406,S407)を有している燃焼システムの制御装置。
  2. 前記開始設定部は、前記送風部の送風による前記導入通路での流量に関係なく、前記操作パラメータの上限をあらかじめ定められた特定値に設定する特定設定部(S103,S207,S208,S406,S407)を有している請求項に記載の燃焼システムの制御装置。
  3. 前記出力制限部は、前記開始設定部により設定された前記操作パラメータの上限を、前記送風部の送風による前記導入通路での流量に関係なく保持する上限保持部(S103,S209,S406,S407)を有している請求項又はに記載の燃焼システムの制御装置。
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