JP6619593B2 - 止水部材及びワイヤハーネスの製造方法 - Google Patents

止水部材及びワイヤハーネスの製造方法 Download PDF

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本発明は、導電路を収容保護する外装部材を挿通対象とする止水部材と、この止水部材を構成に含むワイヤハーネスの製造方法とに関する。
例えばハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される高電圧の機器間を電気的に接続するためとしてワイヤハーネスが用いられる。下記特許文献1に開示されたワイヤハーネスは、導電路と、この導電路を保護するための合成樹脂製の外装部材とを備えて構成される。外装部材は、平形の管体形状に形成される。
特開2010−12868号公報
特許文献1に開示されたワイヤハーネスの外装部材にあっては、管体形状であることから両端末が開口するように形成される。従って、内部に水分が浸入しないようにするためには、両端末にそれぞれ止水部材を取り付けることが有効である。また、ワイヤハーネスを車両内外にわたって配索する場合、車両内外の境界部分でワイヤハーネスを貫通させる必要があることから、貫通部分にも止水部材を取り付けることが車両内部への水分の浸入防止に有効である。
しかしながら、止水部材に関しては次のような問題点を有する。すなわち、止水部材を取り付けるには、外装部材を挿通する部分(挿通部分)の内面側に治具を差し込んで挿通部分を拡径させ(内部空間を広げ)、この後に外装部材を挿通するという作業が必要になるが、挿通部分の内面に治具を引っ掛ける部分を形成した上で挿通部分を拡径させようとすると、上記引っ掛ける部分の存在により外装部材の挿通がし難くなってしまうという問題点を有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、外装部材の取り付けを良好にすることが可能な止水部材と、この止水部材を備えるワイヤハーネスの製造方法とを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の止水部材は、ゴム又はエラストマー製の止水部材において、導電路を収容保護した状態の筒状の外装部材を挿通する部分として、外装部材挿通部を有し、該外装部材挿通部のみの外面には、内部空間を広げるための活用部分として、治具係合部を複数突出形成し、該治具係合部を、前記外装部材挿通部の軸に沿ってのびる外観略蒲鉾形状に形成するとともに、前記軸に沿って貫通孔が形成され両端が開口する形状に形成することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の止水部材において、前記複数の治具係合部を対称位置に配置することを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の止水部材において、前記導電路の端末に設けられるコネクタを覆う部分として、コネクタブーツ部を更に有することを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の止水部材において、パネル部材の貫通孔に係合する部分として、パネル係合部を更に有する
ことを特徴とする。
また、上記課題を解決するためになされた請求項5に記載の本発明のワイヤハーネスの製造方法は、ゴム又はエラストマー製の止水部材に形成された筒状の外装部材挿通部の内部空間を、治具の係合によって広げる拡張作業と、前記内部空間を広げた状態の前記外装部材挿通部に、導電路を収容保護した状態の筒状の外装部材を挿通する挿通作業とを含み、前記治具による係合にあたっては、前記外装部材挿通部のみの外面に複数突出形成された治具係合部を用いることとし、該治具係合部を、前記外装部材挿通部の軸に沿ってのびる外観略蒲鉾形状に形成するとともに、前記軸に沿って貫通孔が形成され両端が開口する形状に形成することを特徴とする。
請求項1に記載された本発明によれば、筒状の外装部材を挿通する部分として外装部材挿通部を有する止水部材であり、外装部材挿通部の外面には治具係合部が複数形成されることから、外装部材挿通部の内面側に外装部材の挿通に妨げとなる部分を存在させないようにすることができる。従って、治具係合部を用いて外装部材挿通部の内部空間を拡径すれば、外装部材の挿通をスムーズに行うことができるという効果を奏する。別な言い方をすれば、外装部材の取り付けを良好に行うことができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、複数の治具係合部を対称位置に配置することから、均等に外装部材挿通部を拡径させることができるという効果を奏する。従って、良好な外装部材の取り付けに寄与することができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、導電路の端末のコネクタが覆われて水分の浸入が防止される部分を更に有する。従って、本発明によれば、コネクタブーツとして有効な止水部材を提供することができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、パネル部材の貫通孔からの水分の浸入が防止される部分を更に有する。従って、本発明によれば、グロメットとして有効な止水部材を提供することができるという効果を奏する。
請求項5に記載された本発明によれば、請求項1、2、3又は4に記載の止水部材に対し外装部材を挿通することから、外装部材の挿通をスムーズに行うことができ、結果、ワイヤハーネスの製造を良好にすることができるという効果を奏する。
本発明の止水部材を備えるワイヤハーネスの配索状態を示す図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図、(b)は(a)とは別のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図である(実施例1)。 止水部材としてのコネクタブーツを示す斜視図である(実施例1)。 本発明のワイヤハーネスの製造方法に係る説明図であり、(a)は外装部材挿通部の拡張作業を示すA−A線断面図、(b)は外装部材挿通部に外装部材を挿通した状態を示す断面図である。 止水部材としてのグロメットを示す斜視図である(実施例2)。
ゴム又はエラストマー製の止水部材は、ワイヤハーネスを構成する部品として備えられる。ワイヤハーネスに関しては、止水部材の他に、導電路と、この導電路を収容保護する筒状の外装部材とを更に備えて構成される。
止水部材は、コネクタブーツやグロメットであり、外装部材挿通部を有する。外装部材挿通部は、導電路を収容保護した状態の筒状の外装部材を挿通する部分であり、このような外装部材挿通部の外面には、複数の治具係合部が形成される。治具係合部は、外装部材を挿通する際の、外装部材挿通部の内部空間を広げる部分として形成される。治具係合部は、外装部材挿通部の内面側でなく外面に配置形成されることから、外装部材の挿通はスムーズに行われる。
以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明の止水部材を備えるワイヤハーネスの配索状態を示す図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図、(b)は(a)とは別のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図である。
本実施例においては、ハイブリッド自動車(電気自動車やエンジンで走行する一般的な自動車等であってもよいものとする)に配索されるワイヤハーネスに対し本発明を採用する。
<ハイブリッド自動車1の構成について>
図1(a)において、引用符号1はハイブリッド自動車を示す。ハイブリッド自動車1は、エンジン2及びモータユニット3の二つの動力をミックスして駆動する車両であって、モータユニット3にはインバータユニット4を介してバッテリー5(電池パック)からの電力が供給される。エンジン2、モータユニット3、及びインバータユニット4は、本実施例において前輪等がある位置のエンジンルーム6に搭載される。また、バッテリー5は、後輪等がある自動車後部7に搭載される(エンジンルーム6の後方に存在する自動車室内に搭載してもよいものとする)。
モータユニット3とインバータユニット4は、高圧のワイヤハーネス8(高電圧用のモーターケーブル)により接続される。また、バッテリー5とインバータユニット4も高圧のワイヤハーネス9により接続される。ワイヤハーネス9は、この中間部10が車両における(車体における)車両床下11に配索される。また、中間部10は、車両床下11に沿って略平行に配索される。車両床下11は、公知のボディ(車体)であるとともに所謂パネル部材であって、所定位置には貫通孔が形成される。この貫通孔には、ワイヤハーネス9が水密に挿通される。
尚、上記貫通孔に対し水密に挿通するために、ワイヤハーネス9にはグロメットG(止水部材)が設けられる。グロメットGにより車両内部への水分の浸入が防止される。グロメットGに関しては、実施例2で後述する。
ワイヤハーネス9とバッテリー5は、このバッテリー5に設けられるジャンクションブロック12を介して接続される。ジャンクションブロック12には、ワイヤハーネス9の後端側のハーネス端末13に配設されたシールドコネクタ14等の外部接続手段が電気的に接続される。また、ワイヤハーネス9とインバータユニット4は、前端側のハーネス端末13に配設されたシールドコネクタ14等の外部接続手段を介して電気的に接続される。
尚、ハーネス端末13においても水分の浸入を防止することができるように、ワイヤハーネス9にはコネクタブーツB(止水部材)が設けられる。コネクタブーツBは、ワイヤハーネス9の後述する外装部材20の端末に取り付けられる。また、シールドコネクタ14を覆うような状態にも取り付けられる。
モータユニット3は、モータ及びジェネレータを含んで構成される。また、インバータユニット4は、インバータ及びコンバータを構成に含んで構成される。モータユニット3は、シールドケースを含むモータアッセンブリとして形成される。また、インバータユニット4もシールドケースを含むインバータアッセンブリとして形成される。バッテリー5は、Ni−MH系やLi−ion系のものであって、モジュール化することによりなる。尚、例えばキャパシタのような蓄電装置を使用することも可能である。バッテリー5は、ハイブリッド自動車1や電気自動車に使用可能であれば特に限定されないのは勿論である。
図1(b)において、引用符号15はワイヤハーネスを示す。ワイヤハーネス15は、低圧の(低電圧用の)ものであって、ハイブリッド自動車1における自動車後部7の低圧バッテリー16と、自動車前部17に搭載される補器18(機器)とを電気的に接続するために備えられる。ワイヤハーネス15は、図1(a)のワイヤハーネス9と同様に、車両床下11を通って配索される(一例であり、車室側を通って配索されてもよいものとする)。また、止水部材であるコネクタブーツBやグロメットGが取り付けられる。
上記の如く、ハイブリッド自動車1には高圧のワイヤハーネス8、9及び低圧のワイヤハーネス15が配索される。本発明に係る止水部材(コネクタブーツB、グロメットG)は、いずれのワイヤハーネスに対しても適用可能である。
本発明においては、ワイヤハーネス9を代表例に挙げて、これに用いられるコネクタブーツBを実施例1で、また、グロメットGを実施例2でそれぞれ説明する。
<ワイヤハーネス9の構成について>
図2は止水部材としてのコネクタブーツを示す斜視図である。また、図3は本発明のワイヤハーネスの製造方法に係る説明図であり、(a)は外装部材挿通部の拡張作業を示すA−A線断面図、(b)は外装部材挿通部に外装部材を挿通した状態を示す断面図である。
図1(a)及び図2において、ワイヤハーネス9は、車両床下11を通って配索される長尺なハーネス本体19と、このハーネス本体19の両端にそれぞれ配設されるシールドコネクタ14(外部接続手段)と、本発明に係るコネクタブーツB(及びグロメットG)とを備えて構成される。ハーネス本体19は、所定長さの管体(筒)として形成される外装部材20と、この外装部材20に収容保護される高圧導電路21(導電路、電線)とを備えて構成される(図3(b)参照)。
<コネクタブーツBについて>
図2及び図3において、コネクタブーツBは、上記の如く止水部材であって、ゴム又はエラストマー製の伸縮性を有するものとして形成される。また、取り付け部分においては、弾力性により密着状態が生じるものとして形成される。このようなコネクタブーツBは、高圧導電路21を収容した状態の外装部材20を挿通する外装部材挿通部22と、外装部材挿通部22に連続してシールドコネクタ14を覆うブーツ部23(コネクタブーツ部)とを有して例えば図示形状に形成される。
<外装部材挿通部22について>
図2及び図3において、外装部材挿通部22は、筒状の部分に形成される。また、この大きさが外装部材20よりも若干小さくなるように形成される(若しくはピッタリに形成される)。外装部材挿通部22は、上記の如く筒状の部分であることから、端部24と、外面25と、内面26とを有する。外装部材挿通部22の外面25には、複数の治具係合部27が形成される。治具係合部27は、本実施例において、端部24の側に配置形成される。
<治具係合部27について>
図3において、治具係合部27は、外装部材挿通部22の内部空間28を広げるために用いられる治具29の、例えばピン形状のフック30に係合する部分として形成される。本実施例においては、治具29のフック30に挿通されて引っ掛かるような形状に形成される。具体的には、外観が外装部材挿通部22の軸に沿ってのびる略蒲鉾形状に形成されるとともに、上記軸に沿って貫通孔が形成される形状に形成される(一例であるものとする)。治具係合部27は、本実施例において四つ形成され、外装部材挿通部22の軸に直交する線に対称となる位置に配置形成される。尚、治具係合部27の数や配置は、治具29の使用し易さに配慮して適宜設定されるものとする(逆に治具係合部27に合わせてフック30の形状等が適宜設定されてもよいものとする)。
<図示しないリップ部について>
図3において、外装部材挿通部22の内面26には、シール部分としてリップ部(図示省略)が複数形成される。リップ部は、内面26から内方に突出してこれが全周にわたるような小さな凸部形状に形成される。また、リップ部は、外装部材挿通部22の軸に沿って所定の間隔で並ぶように配置形成される。
<ブーツ部23について>
図2において、ブーツ部23は、上記の如くシールドコネクタ14を覆う部分として形成される。ブーツ部23は、シールドコネクタ14の接続作業をし易くするために曲げ可能な形状に形成される(例えば蛇腹管形状に形成される)。
<ワイヤハーネス9の製造方法について>
上記構成及び構造において、図3(a)に示す如く、この図の状態から治具29を用いて外装部材挿通部22の内部空間28を広げる拡張作業(拡径作業)を行うと、別な言い方をすれば治具係合部27を治具29のフック30に引っ掛けて矢印方向に広げる拡張作業を行うと、外装部材挿通部22が拡径した状態になることから、ハーネス本体19の挿通作業をスムーズに行うことができる。また、外装部材挿通部22の内面26に挿通の妨げになる部分がないことから、ハーネス本体19の挿通作業をスムーズに行うことができる。そして挿通後、治具29のフック30から治具係合部27を取り外すと(治具係合部27の係合解除作業を行うと)、図3(b)に示す状態になって外装部材挿通部22はハーネス本体19の外装部材20に密着する。
<本発明の効果について>
以上、図1ないし図3を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、コネクタブーツBに対し外装部材20の挿通をスムーズに行うことができるという効果を奏する。別な言い方をすれば、外装部材20の取り付けを良好に行うことができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら実施例2を説明する。図4は止水部材としてのグロメットGを示す斜視図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<グロメットGについて>
図4において、止水部材であるグロメットGは、ゴム又はエラストマー製の伸縮性を有するものとして形成される。また、取り付け部分においては、弾力性により密着状態が生じるものとして形成される。このようなグロメットGは、高圧導電路21を収容した状態の外装部材20(図4参照)を挿通する外装部材挿通部41と、外装部材挿通部41に連続して車両床下11(図1参照)の図示しない貫通孔に係合するパネル係合部42と、これら外装部材挿通部41及びパネル係合部42を繋ぐ連結部43とを有して例えば図示形状に形成される。
<外装部材挿通部41について>
外装部材挿通部41は、筒状の部分に形成される。また、この大きさが外装部材20(図3参照)よりも若干小さくなるように形成される(若しくはピッタリに形成される)。外装部材挿通部41は、上記の如く筒状の部分であることから、端部44と、外面45と、内面46とを有する。外装部材挿通部41の外面45には、複数の治具係合部47が形成される。
<治具係合部47について>
治具係合部47は、外装部材挿通部41の内部空間48を広げるために用いられる治具29のフック30(図3参照)に係合する部分として形成される。本実施例においては、治具29のフック30に挿通されて引っ掛かるような形状に形成される。具体的には、実施例1と同様に、外観が外装部材挿通部41の軸に沿ってのびる略蒲鉾形状に形成されるとともに、上記軸に沿って貫通孔が形成される形状に形成される(一例であるものとする)。治具係合部47は、本実施例において四つ形成され、外装部材挿通部41の軸に直交する線に対称となる位置に配置形成される。また、端部44の近傍位置に配置形成される。
<図示しないリップ部について>
外装部材挿通部41の内面46には、シール部分としてリップ部(図示省略)が複数形成される。リップ部は、内面46から内方に突出してこれが全周にわたるような小さな凸部形状に形成される。また、リップ部は、外装部材挿通部41の軸に沿って所定の間隔で並ぶように配置形成される。
<パネル係合部42及び連結部43について>
パネル係合部42は、車両床下11(図1参照)の図示しない貫通孔に係合する部分として形成される。また、連結部43は、上記の如く外装部材挿通部41及びパネル係合部42を繋ぐ部分として形成される。連結部43は、曲げ可能な形状に形成される(例えば蛇腹管形状に形成される)。
<ワイヤハーネス9の製造方法について>
上記構成及び構造において、治具係合部47を治具29のフック30(図3参照)に引っ掛けて外装部材挿通部41の内部空間48広げる拡張作業(拡径作業)を行うと、外装部材挿通部41が拡径した状態になることから、ハーネス本体19(図3参照)の挿通作業をスムーズに行うことができる。また、外装部材挿通部41の内面46に挿通の妨げになる部分がないことから、ハーネス本体19の挿通作業をスムーズに行うことができる。そして挿通後、治具29のフック30から治具係合部47を取り外すと(治具係合部47の係合解除作業を行うと)、外装部材挿通部41はハーネス本体19の外装部材20に密着する。
以上、図4を参照しながら説明してきたように、実施例2も実施例1と同様の効果を奏するのは勿論である。すなわち、グロメットGに対し外装部材20(図3参照)の挿通をスムーズに行うことができるという効果を奏する。別な言い方をすれば、外装部材20の取り付けを良好に行うことができるという効果を奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
B…コネクタブーツ(止水部材)、 G…グロメット(止水部材)、 1…ハイブリッド自動車、 2…エンジン、 3…モータユニット、 4…インバータユニット、 5…バッテリー、 6…エンジンルーム、 7…自動車後部、 8、9…ワイヤハーネス、 10…中間部、 11…車両床下、 12…ジャンクションブロック、 13…ハーネス端末、 14…シールドコネクタ、 15…ワイヤハーネス、 16…低圧バッテリー、 17…自動車前部、 18…補器、 19…ハーネス本体、 20…外装部材、 21…高圧導電路(導電路)、 22…外装部材挿通部、 23…ブーツ部(コネクタブーツ部)、 24…端部、 25…外面、 26…内面、 27…治具係合部、 28…内部空間、 29…治具、 30…フック、 41…外装部材挿通部、 42…パネル係合部、 43…連結部、 44…端部、 45…外面、 46…内面、 47…治具係合部、 48…内部空間

Claims (5)

  1. ゴム又はエラストマー製の止水部材において、
    導電路を収容保護した状態の筒状の外装部材を挿通する部分として、外装部材挿通部を有し、
    該外装部材挿通部のみの外面には、内部空間を広げるための活用部分として、治具係合部を複数突出形成し、
    該治具係合部を、前記外装部材挿通部の軸に沿ってのびる外観略蒲鉾形状に形成するとともに、前記軸に沿って貫通孔が形成され両端が開口する形状に形成する
    ことを特徴とする止水部材。
  2. 請求項1に記載の止水部材において、
    前記複数の治具係合部を対称位置に配置する
    ことを特徴とする止水部材。
  3. 請求項1又は2に記載の止水部材において、
    前記導電路の端末に設けられるコネクタを覆う部分として、コネクタブーツ部を更に有する
    ことを特徴とする止水部材。
  4. 請求項1又は2に記載の止水部材において、
    パネル部材の貫通孔に係合する部分として、パネル係合部を更に有する
    ことを特徴とする止水部材。
  5. ゴム又はエラストマー製の止水部材に形成された筒状の外装部材挿通部の内部空間を、治具の係合によって広げる拡張作業と、
    前記内部空間を広げた状態の前記外装部材挿通部に、導電路を収容保護した状態の筒状の外装部材を挿通する挿通作業とを含み、
    前記治具による係合にあたっては、前記外装部材挿通部のみの外面に複数突出形成された治具係合部を用いることとし、
    該治具係合部を、前記外装部材挿通部の軸に沿ってのびる外観略蒲鉾形状に形成するとともに、前記軸に沿って貫通孔が形成され両端が開口する形状に形成する
    ことを特徴とするワイヤハーネスの製造方法。
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