JP2017055571A - 止水部材及びワイヤハーネスの製造方法 - Google Patents
止水部材及びワイヤハーネスの製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ゴム又はエラストマー製のコネクタブーツBは、ワイヤハーネスを構成する部品として備えられる。コネクタブーツBは、筒状の外装部材挿通部22を有する。外装部材挿通部22は、導電路を収容保護した状態の筒状の外装部材を挿通する部分であり、このような外装部材挿通部22の外面25には、複数の治具係合部27が形成される。治具係合部27は、外装部材を挿通する際の、外装部材挿通部22の内部空間28を広げる部分として形成される。治具係合部27は、外装部材挿通部22の内面26側でなく外面25に配置形成されることから、外装部材の挿通はスムーズに行われる。
【選択図】図2
Description
ことを特徴とする。
図1(a)において、引用符号1はハイブリッド自動車を示す。ハイブリッド自動車1は、エンジン2及びモータユニット3の二つの動力をミックスして駆動する車両であって、モータユニット3にはインバータユニット4を介してバッテリー5(電池パック)からの電力が供給される。エンジン2、モータユニット3、及びインバータユニット4は、本実施例において前輪等がある位置のエンジンルーム6に搭載される。また、バッテリー5は、後輪等がある自動車後部7に搭載される(エンジンルーム6の後方に存在する自動車室内に搭載してもよいものとする)。
図2は止水部材としてのコネクタブーツを示す斜視図である。また、図3は本発明のワイヤハーネスの製造方法に係る説明図であり、(a)は外装部材挿通部の拡張作業を示すA−A線断面図、(b)は外装部材挿通部に外装部材を挿通した状態を示す断面図である。
図2及び図3において、コネクタブーツBは、上記の如く止水部材であって、ゴム又はエラストマー製の伸縮性を有するものとして形成される。また、取り付け部分においては、弾力性により密着状態が生じるものとして形成される。このようなコネクタブーツBは、高圧導電路21を収容した状態の外装部材20を挿通する外装部材挿通部22と、外装部材挿通部22に連続してシールドコネクタ14を覆うブーツ部23(コネクタブーツ部)とを有して例えば図示形状に形成される。
図2及び図3において、外装部材挿通部22は、筒状の部分に形成される。また、この大きさが外装部材20よりも若干小さくなるように形成される(若しくはピッタリに形成される)。外装部材挿通部22は、上記の如く筒状の部分であることから、端部24と、外面25と、内面26とを有する。外装部材挿通部22の外面25には、複数の治具係合部27が形成される。治具係合部27は、本実施例において、端部24の側に配置形成される。
図3において、治具係合部27は、外装部材挿通部22の内部空間28を広げるために用いられる治具29の、例えばピン形状のフック30に係合する部分として形成される。本実施例においては、治具29のフック30に挿通されて引っ掛かるような形状に形成される。具体的には、外観が外装部材挿通部22の軸に沿ってのびる略蒲鉾形状に形成されるとともに、上記軸に沿って貫通孔が形成される形状に形成される(一例であるものとする)。治具係合部27は、本実施例において四つ形成され、外装部材挿通部22の軸に直交する線に対称となる位置に配置形成される。尚、治具係合部27の数や配置は、治具29の使用し易さに配慮して適宜設定されるものとする(逆に治具係合部27に合わせてフック30の形状等が適宜設定されてもよいものとする)。
図3において、外装部材挿通部22の内面26には、シール部分としてリップ部(図示省略)が複数形成される。リップ部は、内面26から内方に突出してこれが全周にわたるような小さな凸部形状に形成される。また、リップ部は、外装部材挿通部22の軸に沿って所定の間隔で並ぶように配置形成される。
図2において、ブーツ部23は、上記の如くシールドコネクタ14を覆う部分として形成される。ブーツ部23は、シールドコネクタ14の接続作業をし易くするために曲げ可能な形状に形成される(例えば蛇腹管形状に形成される)。
上記構成及び構造において、図3(a)に示す如く、この図の状態から治具29を用いて外装部材挿通部22の内部空間28を広げる拡張作業(拡径作業)を行うと、別な言い方をすれば治具係合部27を治具29のフック30に引っ掛けて矢印方向に広げる拡張作業を行うと、外装部材挿通部22が拡径した状態になることから、ハーネス本体19の挿通作業をスムーズに行うことができる。また、外装部材挿通部22の内面26に挿通の妨げになる部分がないことから、ハーネス本体19の挿通作業をスムーズに行うことができる。そして挿通後、治具29のフック30から治具係合部27を取り外すと(治具係合部27の係合解除作業を行うと)、図3(b)に示す状態になって外装部材挿通部22はハーネス本体19の外装部材20に密着する。
以上、図1ないし図3を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、コネクタブーツBに対し外装部材20の挿通をスムーズに行うことができるという効果を奏する。別な言い方をすれば、外装部材20の取り付けを良好に行うことができるという効果を奏する。
図4において、止水部材であるグロメットGは、ゴム又はエラストマー製の伸縮性を有するものとして形成される。また、取り付け部分においては、弾力性により密着状態が生じるものとして形成される。このようなグロメットGは、高圧導電路21を収容した状態の外装部材20(図4参照)を挿通する外装部材挿通部41と、外装部材挿通部41に連続して車両床下11(図1参照)の図示しない貫通孔に係合するパネル係合部42と、これら外装部材挿通部41及びパネル係合部42を繋ぐ連結部43とを有して例えば図示形状に形成される。
外装部材挿通部41は、筒状の部分に形成される。また、この大きさが外装部材20(図3参照)よりも若干小さくなるように形成される(若しくはピッタリに形成される)。外装部材挿通部41は、上記の如く筒状の部分であることから、端部44と、外面45と、内面46とを有する。外装部材挿通部41の外面45には、複数の治具係合部47が形成される。
治具係合部47は、外装部材挿通部41の内部空間48を広げるために用いられる治具29のフック30(図3参照)に係合する部分として形成される。本実施例においては、治具29のフック30に挿通されて引っ掛かるような形状に形成される。具体的には、実施例1と同様に、外観が外装部材挿通部41の軸に沿ってのびる略蒲鉾形状に形成されるとともに、上記軸に沿って貫通孔が形成される形状に形成される(一例であるものとする)。治具係合部47は、本実施例において四つ形成され、外装部材挿通部41の軸に直交する線に対称となる位置に配置形成される。また、端部44の近傍位置に配置形成される。
外装部材挿通部41の内面46には、シール部分としてリップ部(図示省略)が複数形成される。リップ部は、内面46から内方に突出してこれが全周にわたるような小さな凸部形状に形成される。また、リップ部は、外装部材挿通部41の軸に沿って所定の間隔で並ぶように配置形成される。
パネル係合部42は、車両床下11(図1参照)の図示しない貫通孔に係合する部分として形成される。また、連結部43は、上記の如く外装部材挿通部41及びパネル係合部42を繋ぐ部分として形成される。連結部43は、曲げ可能な形状に形成される(例えば蛇腹管形状に形成される)。
上記構成及び構造において、治具係合部47を治具29のフック30(図3参照)に引っ掛けて外装部材挿通部41の内部空間48広げる拡張作業(拡径作業)を行うと、外装部材挿通部41が拡径した状態になることから、ハーネス本体19(図3参照)の挿通作業をスムーズに行うことができる。また、外装部材挿通部41の内面46に挿通の妨げになる部分がないことから、ハーネス本体19の挿通作業をスムーズに行うことができる。そして挿通後、治具29のフック30から治具係合部47を取り外すと(治具係合部47の係合解除作業を行うと)、外装部材挿通部41はハーネス本体19の外装部材20に密着する。
Claims (5)
- ゴム又はエラストマー製の止水部材において、
導電路を収容保護した状態の筒状の外装部材を挿通する部分として、外装部材挿通部を有し、
該外装部材挿通部の外面には、内部空間を広げるための活用部分として、治具係合部を複数形成する
ことを特徴とする止水部材。 - 請求項1に記載の止水部材において、
前記複数の治具係合部を対称位置に配置する
ことを特徴とする止水部材。 - 請求項1又は2に記載の止水部材において、
前記導電路の端末に設けられるコネクタを覆う部分として、コネクタブーツ部を更に有する
ことを特徴とする止水部材。 - 請求項1又は2に記載の止水部材において、
パネル部材の貫通孔に係合する部分として、パネル係合部を更に有する
ことを特徴とする止水部材。 - ゴム又はエラストマー製の止水部材に形成された筒状の外装部材挿通部の内部空間を、治具の係合によって広げる拡張作業と、
前記内部空間を広げた状態の前記外装部材挿通部に、導電路を収容保護した状態の筒状の外装部材を挿通する挿通作業とを含み、
前記治具による係合にあたっては、前記外装部材挿通部の外面に複数形成された治具係合部を用いる
ことを特徴とするワイヤハーネスの製造方法。
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JP2021100296A (ja) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | 矢崎総業株式会社 | グロメット |
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