JP6619227B2 - バッテリ式フォークリフト - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリ式フォークリフトに関する。
近年、バッテリ式フォークリフトの需要が増大している。バッテリ式フォークリフトは、エンジンにより駆動する従来のエンジン式フォークリフトから置き換えられることが多いため、エンジン式フォークリフトの操作に慣れたオペレーターが、バッテリ式フォークリフトに乗り換えても、同様の操作感でオペレートできることが要求される。
このような観点に基づくバッテリ式フォークリフトに関して、下記の特許文献1に開示されているものがある。特許文献1に開示されたバッテリ式フォークリフトにおいては、左ブレーキペダル(インチングペダル)とアクセルペダルとリフトレバーとを同時操作した際に、リフトレバーのみの操作によるリフト速度よりも所定量だけリフト速度を増大させるように構成されている。特許文献1には、このバッテリ式フォークリフトは、エンジン式フォークリフトにおいてリフトレバーとクラッチペダルとアクセルペダルとを操作するのと同じような操作感で荷役作業ができると記載されている(特許文献1)。
特許第3998540号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたバッテリ式フォークリフトは、インチングペダルとアクセルペダルとを操作するだけで荷役速度をきめ細かく制御することは難しい。
本発明によるバッテリ式フォークリフトは、油圧ポンプの吐出油で駆動される荷役用油圧シリンダと、バッテリから電力供給を受けて駆動される走行用電動モータと、バッテリから電力供給を受けて駆動され、前記油圧ポンプを駆動する荷役用電動モータと、荷役用操作部材の操作に応じて前記油圧ポンプからの吐出油の流れを制御する制御弁と、操作量を出力するインチングペダルと、操作量を出力するアクセルペダルと、前記インチングペダルのインチング操作量に応じて、前記走行用電動モータの回転数特性および前記荷役用電動モータの回転特性を制御し、前記アクセルペダルのアクセル操作量に応じて、前記走行用電動モータの回転数および前記荷役用電動モータの回転数を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記インチング操作量の第1の所定の範囲において、インチングペダルの操作量増加に応じて前記走行用電動モータの制限回転数を減少させ、前記荷役用電動モータの制限回転数を増加させるようにそれぞれ設定する。
本発明によれば、インチングペダルとアクセルペダルとの操作で荷役速度をきめ細かく制御でき、エンジン式フォークリフトと同様の操作感で操作が可能なバッテリ式フォークリフトを提供できる。
本発明の第1の実施の形態に係るバッテリ式フォークリフトの概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係るバッテリ式フォークリフトの制御系統を説明する概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるインチング操作量と定格率との関係を概念的に説明するグラフである。 本発明の第1の実施の形態におけるアクセル操作量と電動モータの回転数の関係を定格率別に示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係るバッテリ式フォークリフトの制御を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るバッテリ式フォークリフトの制御系統を説明する概念図である。 本発明の第2の実施の形態に係るバッテリ式フォークリフトの制御を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係るバッテリ式フォークリフトの制御系統を説明する概念図である。 本発明の第3の実施の形態に係るバッテリ式フォークリフトの制御を説明するフローチャートである。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係るバッテリ式フォークリフトについて図面に基づき説明する。図1は、第1の実施の形態に係るバッテリ式フォークリフト1の概略図である。また、図2は、第1の実施の形態に係るバッテリ式フォークリフト1の制御系統を説明する概念図である。
図1に示すように、バッテリ式フォークリフト1は、下部に走行用車輪12が設けられた車両本体11と、車両本体11の前部に傾動自在に保持されたリフト装置13とを有する。リフト装置13は、油圧リフトシリンダ13aと伸縮可能な左右一対のマスト13bとを有する。マスト13bには、スプロケットとチェーンからなる巻き掛け伝動機構を介してキャリッジ(不図示)が昇降自在に支持され、キャリッジには、バックレスト14を介して一対のフォーク15が幅方向に間隔調整可能に設けられている。また、バッテリ式フォークリフト1は、車両本体11内部にバッテリ16を搭載可能に構成されている。
図2に示すように、バッテリ式フォークリフト1は、走行用電動モータ31、荷役用電動モータ32、油圧ポンプ34、制御弁35を備えている。走行用電動モータ31はバッテリ16から供給される電力により回転して走行用車輪12を駆動し、バッテリ式フォークリフト1を走行させる。荷役用電動モータ32はバッテリ16から供給される電力により回転して油圧ポンプ34を駆動する。油圧ポンプ34から吐出された圧油は制御弁35を介して油圧リフトシリンダ13aに供給され、油圧リフトシリンダ13aが駆動される。これにより、マスト13bは伸縮してスプロケットとチェーンからなる巻き掛け伝動機構を動作させキャリッジを昇降させる。その結果、フォークが昇降する。なお、フォーク15はティルトレバー(不図示)の操作により油圧ティルトシリンダ(不図示)を動作させることによりティルト動作を行うことが可能である。
バッテリ式フォークリフト1は、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32の回転数や制御弁35の開度等を制御する制御部51を備える。制御部51は、CPUやメモリ等を備えて構成される。制御部51は、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32を制御するモータ制御機能部51aと、制御弁35の切換え方向と開度を制御する油圧制御機能部51bとを備えている。制御部51には、アクセル操作部(アクセルペダル36)の操作量を検出するアクセル検出部36a、インチング操作部(インチングペダル37)の操作量を検出するインチング検出部37a、ブレーキ操作部(ブレーキペダル38)の操作量を検出するブレーキ検出部38a、リフト操作部39(リフトレバー)の操作方向と操作量を検出するリフト検出部39aから出力される検出信号が入力される。
モータ制御機能部51aは、アクセル操作量とインチング操作量とに基づいてインバータ駆動信号を生成する。インバータ31a,32aはインバータ駆動信号により駆動され、バッテリ16から供給される電力を必要な交流電力に変換して電動モータ31,32に供給する。
油圧制御機能部51bは、リフト操作部39の操作方向と操作量に基づいて弁駆動信号を生成する。制御弁35は弁駆動信号に基づき切換え方向と開度が制御される。
走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32はそれぞれ定格回転数を有している。制御部51は、インチング操作量、すなわち、インチング検出器37aからの出力に基づいて、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32の定格回転数(最高回転数)に対する定格率を設定する。定格率は、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32それぞれの定格回転数に対するインチングにより制限する回転数の割合(回転特性)である。すなわち、定格率100%に設定するとは、インチングによる電動モータの制限回転数を定格回転数に設定することを意味し、定格率50%に設定するとは、インチングによる電動モータの制限回転数を定格回転数の50%の回転数に設定することを意味する。言うまでもなく、定格率をゼロに設定した場合には電動モータは回転しない。図3は、インチング操作量と走行用電動モータ31あるいは荷役用電動モータ32の定格率との関係の一例を概念的に説明するグラフである。
図3において、横軸はインチング操作量(%)を示す。インチング操作量0%とはインチングペダル37が全く踏み込まれていない状態を意味し、インチング操作量100%とはインチングペダル37が操作ストローク一杯まで踏み込まれた状態を意味する。縦軸は上記説明の定格率(%)を示す。
図3に示す通り、オペレーターによりインチングペダル37が所定の操作量X1より小さい範囲で操作されている場合、走行電動モータの定格率は100%に設定される。一方、荷役用電動モータ32の定格率は小さい値、たとえば、20%に設定される。インチングペダル37が操作量0〜X1の範囲で操作されている場合における走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32の制限回転数の設定に関する状態を、以下、第1状態と呼ぶ。
図3に示す通り、オペレーターによるインチングペダル37が操作量X2を超えた範囲で操作されている場合は、走行用電動モータの定格率はゼロに設定される。すなわち、走行用電動モータは回転しない。一方、荷役用電動モータ32の定格率は100%に設定される。インチングペダル37が操作量X2を超えた範囲で操作されている場合における走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32の制限回転数の設定に関する状態を、以下、第2状態と呼ぶ。
オペレーターによるインチングペダル37の操作量が、操作量X1を超えX2より小さい範囲で操作されている場合、すなわち、上記第1の状態と第2の状態と間の操作位置に操作されている場合について説明する。図3に示す通り、このような場合、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32の定格率は、第1状態において設定された定格率と第2状態において設定された定格率との間の領域の値のいずれか、たとえば共に50%に設定される。走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32の制限回転数の設定に関するこのような状態を、以下、第3状態と呼ぶ。
アクセルペダル36の操作量と電動モータの回転数の関係について説明する。図4は、アクセル操作量と電動モータ回転数との関係を定格率別に示すグラフである。図4の横軸はアクセルペダル36の操作量、すなわち、アクセル操作量を示す。アクセル操作量100%とはアクセルペダルがその操作ストローク一杯まで踏み込まれた状態を意味する。縦軸は、電動モータ回転数を定格回転数に対するパーセント表示としている。すなわち、電動モータ回転数100%とは定格回転数であることを意味する。
図4に実線で表されている401は、定格率100%における電動モータの回転数の変化を示す。図4に示す通り、アクセル操作量が増加するに従って、電動モータ回転数は上昇し、アクセルペダルが一杯に踏む込まれた状態、すなわち、アクセル操作量100%では、電動モータは定格回転数で回転する。一方、実線402に示すように、定格率80%の場合、アクセル操作量100%における電動モータ回転数は定格回転数の80%に抑えられる。なお、図4では、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32の両方の特性の概念を、便宜上一つのグラフで示したものである。言うまでもなく、走行用電動モータ31の定格回転数と荷役用電動モータ32の定格回転数とは、必ずしも同じでない。
上記の第1〜第3状態のそれぞれの場合におけるバッテリ式フォークリフト1の動作について、以下詳しく説明する。初めに、第1の状態〜第3の状態に共通する電動モータ回転数制御について説明する。
制御部51は、アクセルペダル36の踏み込み量とインチングペダル37の踏み込み量とに応じた回転数となるように走行用電動モータ31と荷役用電動モータ32を駆動制御する。すなわち、制御部51は、図3に示すような特性に従い、インチングペダル37の踏み込み量に基づき定格率を求め、図4に示すように、アクセルペダル36の踏み込み量に基づき要求回転数を求める。制御部51は、要求回転数に定格率を乗じて走行電動モータ31の走行目標回転数と荷役用電動モータ32の荷役目標回転数とを算出する。さらに、制御部51は、走行目標回転数で走行電動モータ31が回転するように走行用インバータ駆動信号を生成し、このインバータ駆動信号でインバータ31aを駆動する。また制御部51は、荷役目標回転数で荷役電動モータ32が回転するように荷役用インバータ駆動信号を生成し、このインバータ駆動信号でインバータ32aを駆動する。
インバータ31a,32aには直流電圧が印加されており、インバータ31a、32aはインバータ駆動信号に基づく交流モータ駆動電流を走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32に通電する。走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32は、アクセルペダル操作量とインチングペダル操作量とに基づき決定された回転数でそれぞれ回転する。
目標の走行速度Vtは次のように求められる。まず、走行用電動モータ31の要求回転数は、Ntr×Ftである。ここで、Ntrは走行用電動モータ31の定格(最高)回転数(rpm)、Ftはアクセルペダル36の操作量に応じて決まる回転係数(0%≦Ft≦100%)である。走行用電動モータ31の目標回転数Nt(rpm)は、次式
Nt=Ntr×Ft×Rt
により求められる。ここで、Rtは走行用電動モータ31の定格率(0%≦Rt≦100%)である。従って、バッテリ式フォークリフト1の目標走行速度Vt(km/h)は、次式
Vt=Nt×D×TL×60/1000
により求まる。ここで、Dは総減速比、TLは走行用車輪周長(m)である。
また、目標の荷役速度は次のように求められる。まず、荷役用電動モータ32の要求回転数は、Ncr×Fcである。ここで、Ncrは荷役用電動モータ32の定格回転数(rpm)、Fcはアクセルペダル36の操作量に応じて決まる回転係数(0%≦Fc≦100%)である。荷役用電動モータ32の目標の回転数Nc(rpm)は、次式
Nc=Ncr×Fc×Rc
により求められる。ここで、Rcは荷役用電動モータ31の定格率(0%≦Rc≦100%)である。従って、バッテリ式フォークリフト1の荷役速度Vc(mm/sec)は、次式
Vc=Nc×PC×CS×VE×10/60
ここで、PCは油圧ポンプ34の1回転あたりの容積(cm/rev)、CSは油圧リフトシリンダの断面積(cm)、VEは油圧ポンプ34の容積効率である。
(インチング操作量第1状態)
第1状態は上記の通り、インチング操作量が所定の値X1より小さい場合である。走行用電動モータ31の定格率は100%に設定されるので、走行用電動モータ31は、アクセルペダルの踏み込み量に応じて、定格回転数の100%の回転数から0%の回転数の間で回転して走行駆動力を得る。したがって、オペレーターによるアクセルペダル36の操作により、大きな走行速度と機敏な走行速度の変化を実現することができる。
一方、第1状態における荷役用電動モータ32の定格率は小さい値、たとえば20%に設定される。荷役用電動モータ32は、アクセルペダルの踏み込み量に応じて、定格回転数の0%の回転数から定格回転数の20%の回転数の間で回転して油圧ポンプ34を駆動する。油圧ポンプ34は所定量の圧油を吐出する。この状態でオペレーターがリフトレバー39を操作して所定の位置に保持すると、その操作方向と操作量に応じた弁駆動信号が荷役検出器39aから制御部51に入力され、制御部51はその信号に基づいて制御弁35の切換え方向と開度を設定する。油圧ポンプ34から吐出された圧油は、制御弁35でその流れ方向と流量が制御される。このように制御された圧油が油圧リフトシリンダに流入してリフトシリンダが伸縮動作する。
第1の状態では、油圧ポンプ34から吐出される圧油の流量は少ないので、油圧リフトシリンダ13aの動作速度は遅い。その結果、穏やかな荷役動作が行われる。リフトレバー39が操作されていない場合、制御弁35は閉じた状態なので、油圧ポンプ34からの圧油が油圧リフトシリンダに供給されない。この状態においては、仮にオペレーターがアクセルペダル36を踏み込んでも油圧リフトシリンダは動作しない。すなわち、荷役動作(フォークが上昇/下降)はしない。
上記の通り、第1状態においては、走行用電動モータ31の定格率は100%に設定され、荷役用電動モータ32の定格率は小さい値(たとえば20%)に設定される。その結果、バッテリ式フォークリフト1は、オペレーターによるアクセルペダル36の操作により、大きな走行速度と機敏な走行速度の変化を実現することができる。一方、荷役作業においては、荷役最大速度を遅い状態に維持し、かつ、オペレーターによるアクセルペダル36の操作に応じて、穏やかな荷役速度の変化を実現することができる。
(インチング操作量第2状態)
第2状態は上記の通り、インチングペダル37の操作量が値X2を超えた場合である。この場合には、走行用電動モータ31の定格率はゼロに、荷役用電動モータ32の定格率は100%に設定される。第2の状態では、オペレーターがアクセルペダル36を踏み込んでも、走行用電動モータ31は回転せず、バッテリ式フォークリフト1は走行しない。この様子を図4の404に示す。
一方、第2状態における荷役用電動モータ32の定格率は100%に設定される。したがって、荷役用電動モータ32は、アクセルペダルの踏み込み量に応じて、定格回転数の0%の回転数から定格回転数の100%の回転数の間で回転して油圧ポンプ34を駆動する。油圧ポンプ34はモータ回転数に応じた所定量の圧油を吐出する。この状態でオペレーターがリフトレバー39を操作すると、制御弁35はレバー操作量に応じた切換え方向と開度に調節され、油圧ポンプ34から吐出された圧油の流れ方向と流量が制御される。このように制御された圧油が油圧リフトシリンダ13aに流入して油圧リフトシリンダ13aが伸縮動作する。
第2の状態では、リフトレバー操作量を一定のままアクセルペダルを操作すると、操作量に比例して油圧ポンプ34から吐出される圧油の流量が変動する。したがって、油圧リフトシリンダ13aの伸縮速度をアクセルペダル操作に応じて機敏に動作することができる。リフトレバーをフルストローク操作しておけば、アクセル操作のみでゆっくりした伸縮速度から素早い伸縮速度を実現できる。
上記の通り、第2状態においては、走行用電動モータ31の定格率はゼロに設定され、荷役用電動モータ32の定格率は100%に設定される。その結果、バッテリ式フォークリフト1は、オペレーターによるアクセルペダル36の操作では走行しない状態に維持される。一方、荷役作業においては、リフトレバーが固定されている場合、オペレーターによるアクセルペダル36の操作に応じたリフトシリンダの伸縮速度を実現できる。
(インチング操作量第3状態)
第3状態は上記の通り、インチングペダル37の操作量が第1状態と第2状態との間の領域の場合である。図3に示す通り、第3状態においては、インチングペダル37の操作量の増加に伴って、走行用電動モータ31の定格率は連続的に減少するのに対して、荷役用電動モータ32の定格率は連続的に増加する。たとえば、走行用電動モータ31の定格率は100%からゼロまで連続的に減少し、一方、荷役用電動モータ32の定格率は、小さい値、たとえば20%から100%に連続的に増加する。
図3に示すように、インチングペダル37の操作量がAの場合、走行用電動モータ31の定格率は80%程度、荷役用電動モータ32の定格率は30%程度に設定される。一方、インチングペダル37の操作量がBの場合、走行用電動モータ31の定格率は23%程度、荷役用電動モータ32の定格率は80%程度に設定される。また、インチングペダル37の操作量がCの場合、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32の定格率は共に50%程度に設定される。
第3状態において、オペレーターがアクセルペダル36を踏み込むと、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32の回転数は、インチングペダル37の操作量に相当する定格率とアクセルペダル踏み込み量に応じた目標回転数とを乗じた回転数で回転する。これにより、バッテリ式フォークリフト1の走行速度は、アクセルペダル36の操作により変化させることができる。
バッテリ式フォークリフト1の走行に関して、アクセルペダル36の操作による走行速度変化の敏感さの程度は、インチングペダル37の踏み込み量に応じて決まる。すなわち、インチングペダル37の踏み込み量が比較的小さい場合には、走行用電動モータ31の定格率が大きいので、アクセルペダル36の踏み込み量に応じた速度変化の割合は比較的大きい。すなわち、比較的機敏に速度変化させることができる。逆に、インチングペダル37の踏み込み量が比較的大きい場合には、走行用電動モータ31の定格率が小さいので、アクセルペダル36の踏み込み量に応じた速度変化の割合は比較的小さい。すなわち、比較的穏やかに速度変化させることができる。
第3状態における荷役動作について次に説明する。第1状態と同様に、リフトレバー39が操作されていない場合に荷役動作が行われない。一方、リフトレバー39が所定の位置に保持されると、その操作量に応じて制御弁35の切換え方向と開度が設定される。
この状態で、オペレーターがアクセルペダル36を踏み込むと、アクセル操作量とインチング操作量とに基づき荷役用電動モータ32が所定の回転数で回転する。すなわち、荷役用電動モータ32は、インチングペダル37の操作量とアクセルペダル36の踏み込み量に応じた回転数で回転して油圧ポンプ34を駆動する。
上記の通り、第3状態においては、走行用モータ31および荷役用モータ32の定格率は、インチングペダル37の操作量に応じて設定される。その結果、バッテリ式フォークリフト1においては、オペレーターによるインチングペダル37の操作量に応じて、アクセルペダル36の操作による走行速度の制御と荷役速度の制御とを適当な組み合わせとすることができる。
例えば、インチングペダル37を、第3状態を実現する範囲内において比較的小さい領域の操作量とした場合、アクセルペダル36の操作に応じて、走行については、比較的大きい速度と比較的機敏な速度変化を実現することができ、荷役については、比較的ゆっくりとした速度と比較的穏やかな速度変化を実現することができる。
一方、インチングペダル37を、第3状態を実現する範囲内において比較的大きい領域の操作量とした場合、アクセルペダル36の操作に応じて、走行については、比較的ゆっくりとした速度と比較的穏やかな機敏な速度変化を実現することができ、荷役については、比較的大きな速度と比較的機敏な速度変化を実現することができる。
第3の状態における走行電動モータ31の定格率と荷役電動モータ32の定格率は概ね以下のように決定される。
走行電動モータ31と荷役電動モータ32の双方が駆動しているときの消費電力は、バッテリ16の放電電力以下にしてバッテリ16の過電流を抑制することが望ましい。バッテリ16の寿命を延ばすためである。実施の形態のバッテリフォークリフトでは、たとえば、新品のバッテリ16の残容量(SOC)が80%のときの過電流閾値を予め設定し、このように設定された過電流閾値を用いて走行電動モータ31と荷役電動モータ32のインチング操作量に対する定格率を予め算出してメモリ51cに記憶する。
好ましくは、バッテリ16の使用状況や劣化度を検知し、バッテリ16の使用状況や劣化度に応じた過電流閾値を常時計算し、走行電動モータ31と荷役電動モータ32の合算した消費電力が設定された閾値以下となるように定格率を計算することが望ましい。
次に、図5のフローチャートを参照して、第1の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1において、走行用電動モータおよび荷役用電動モータの目標の回転数を設定するフローについて説明する。なお、図5にフローチャートとして示す処理手順は、制御部51のメモリ51cに格納したプログラムをCPUが実行して行われる。
ステップS1において、インチング操作量およびアクセル操作量が検出され、これらに基づく信号が制御部51に入力され、ステップS2に進む。すなわち、オペレーターによるインチングペダル37およびアクセルペダル36が操作されると、インチング検出部37aおよびアクセル検出部36aで検出されたインチング操作量およびアクセル操作量に関する信号が制御部51に取り込まれる。ステップS2において、制御部51は、インチング操作量に関する信号に基づいて、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32に対して定格率を設定し、ステップS3に進む。
ステップS3において、制御部51は、アクセル操作量に関する信号に基づいて、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32に対して回転係数を設定し、ステップS4に進む。ステップS4において、制御部51は、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32のそれぞれの定格回転数に、それぞれの電動モータに関する定格率および回転係数を乗じて目標の回転数を設定し、本ルーチンを終了する。
以上説明した第1の実施の形態の作用効果は次の通りである。
(1)第1の実施の形態のフォークリフト1は、油圧ポンプの吐出油で駆動される荷役用油圧シリンダ13aと、バッテリから電力供給を受けて駆動される走行用電動モータ31と、バッテリから電力供給を受けて駆動され、油圧ポンプを駆動する荷役用電動モータ32と、荷役用操作部材の操作に応じて油圧ポンプからの吐出油の流れを制御する制御弁35と、インチング操作量を出力するインチングペダル37と、アクセル操作量を出力するアクセルペダル36と、インチング操作量に応じて、走行用電動モータ31の回転特性および荷役用電動モータ32の回転特性を制御し、アクセル操作量に応じて、走行用電動モータ31の回転数および荷役用電動モータ32の回転数を制御する制御部51と、を備える。このように構成したバッテリ式フォークリフト1によれば、インチングペダルとアクセルペダルとの操作により、荷役速度をきめ細かく制御できる。
(2)第1の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1において、制御部51は、インチング操作量の第1の所定の範囲において、インチングペダルの操作量増加に応じて走行用電動モータ31の制限回転数を減少させ、荷役用電動モータ32の制限回転数を増加させるようにそれぞれ設定する。このような構成により、走行と荷役の操作を、エンジン式フォークリフトの操作と同様に行うことができる。その結果、エンジン式フォークリフトの操作に慣れたオペレーターがこのバッテリ式フォークリフト1を操作する際にも戸惑うことがない。
(3)第1の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1において、制御部51は、インチング操作量が第1の所定の範囲よりも大きいおよび/または小さい第2の所定の範囲において、走行用電動モータ31の制限回転数および荷役用電動モータ32の制限回転数をそれぞれ一定に設定する。このような構成により、インチングペダル37を踏み始めの僅かな操作量変化や、インチングペダル37を一杯に踏み込んだ状態からの戻し始めの僅かな操作量変化により、走行速度や荷役速度が急激に変化することがない。すなわち、安全な操作を実現することができる。
(変形例1)
上記の第1の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1においては、走行用電動モータ31に対する第1状態と荷役用電動モータ32に対する第1状態とは、同様のインチング操作量領域で設定されるようにした。また、第2領域および第3領域についても、走行用電動モータ31と荷役用電動モータ32とが、それぞれ同様のインチング操作量領域で設定されるようにした。しかし、走行用電動モータ31に対する第1状態と荷役用電動モータ32に対する第1状態とが設定されるインチング操作量領域は異なっていてもよい。第2領域および第3領域についても同様である。このような構成とすることで、様々な使用状況に適したバッテリ式フォークリフトを提供することが可能となる。
(変形例2)
上記の第1の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1においては、第1状態では走行用電動モータ31の定格率100%に設定し、また、第2状態では荷役用電動モータ32の定格率を100%に設定している。しかし、定格率は必ずしも100%である必要はなく、100%に近い大きい値であってもよい。同様に、第2状態では走行用電動モータ31の定格率をゼロに設定している。しかし、定格率は必ずしもゼロである必要はなく、バッテリ式フォークリフト1が動作しない程度の小さい値であってもよい。
(変形例3)
上記の第1の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1においては、第3状態では、インチングペダル37の操作量の増加に伴って、走行用電動モータ31の定格率は連続的に減少し、荷役用電動モータ32の定格率は連続的に増加するようにした。しかし、第3状態において定格率を必ずしも連続的に変化させる必要はない。たとえば、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32のうち少なくとも一方の定格率を段階的に変化させてもよい。この場合、電動モータの回転をきめ細かく制御するためには、段階数は多いことが好ましい。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1は、第1の実施の形態のバッテリ式フォークリフトと基本的な構成は同様であり、次に記載の構成が付加されたものである。すなわち、第2の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1は、図6に示すように、走行用電動モータ31に供給する電流および荷役用電動モータ32に供給される電流を検出する走行用電流検出部41と荷役用電流検出部42とをさらに備える。
第2の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1において、上記の走行用電流検出部41と荷役用電流検出部42は、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32に供給される電流に関する情報を制御部51に出力する。制御部51は、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32に供給されている合計電流を算出し、この合計電流とバッテリ16の定格電流とを比較する。制御部51は、この合計電流がバッテリ16の定格電流を超えないように、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32の回転数を制御する。たとえば、アクセルペダル36の操作量に応じて決まる回転係数Ftおよび/またはFcの値を変化させることで、この合計電流がバッテリ16の定格電流を超えないように制御する。
図7のフローチャートを参照して、第2の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1において、走行用電動モータおよび荷役用電動モータの目標の回転数を設定するフローについて説明する。なお、図7にフローチャートとして示す処理手順は、制御部51のメモリ51cに格納したプログラムをCPUが実行して行われる。
本ルーチンにおいて、ステップS1〜S4は、図5を参照して説明した第1の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1に関するフローチャートにけるステップS1〜S4と同様である。すなわち、ステップS4において、制御部51は、走行用電動モータおよび荷役用電動モータのそれぞれ定格回転数に、それぞれの電動モータに関する定格率および回転係数を乗じて、目標の回転数を設定する。
本ルーチンにおいては、ステップS4において走行用電動モータおよび荷役用電動モータの目標の回転数を設定した後、ステップS15に進む。ステップS15において、制御部51は、走行用電流検出部41と荷役用電流検出部42とからそれぞれ出力された、走行用電動モータ31の通電電流と荷役用電動モータ32の通電電流の合計電流を算出して、ステップS16に進む。ステップS16において、この合計電流とバッテリ16の定格電流とを比較する。ステップS16において否定判定された場合、すなわち、合計電流がバッテリ16の定格電流以上であると判定された場合、ステップS3に戻る。この場合、ステップS3において、走行用電動モータ31および/または荷役用電動モータ32の回転係数を再設定する。ステップS16において肯定判定された場合、すなわち、合計電流がバッテリ16の定格電流より小さいと判定された場合、本ルーチンを終了する。
上記説明の第2の実施の形態によるバッテリ式フォークリフトによれば、バッテリが過負荷状態となることを防止し、バッテリの長寿命化を図れる。なお、図7のフローチャートにおいて、ステップS16において否定判定された場合にステップS3に戻るルーチンとしているが、ステップS2に戻って定格率を調整してもよい。あるいは、ステップS4に戻って回転数を調整してもよい。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1は、第2の実施の形態のバッテリ式フォークリフトと基本的な構成は同様であり、次に記載の構成が付加されたものである。すなわち、図8に示すように、バッテリ式フォークリフト1は、バッテリ16の電圧を検出するバッテリ電圧検出部18を備え、このバッテリ電圧検出部18による検出信号は制御部51に出力される。また、制御部51には、バッテリ16の充電残量を算出するバッテリ残量算出部51dが備えられる。バッテリ残量算出部51dは、バッテリ電圧検出部18からの検出信号に基づいてバッテリ16の充電残量を算出する。
第3の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1において、制御部51は、上記のバッテリ残量算出部51dが算出したバッテリ充電残量に関する情報に基づいて、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32の回転数を制御する。たとえば、バッテリ残量算出部51dからの出力に基づいて、バッテリ充電残量が所定値より低くなった場合には、走行用電動モータ31および荷役用電動モータ32の回転数の定格率をより低く設定する。
図9のフローチャートを参照して、第3の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1において、走行用電動モータおよび荷役用電動モータの目標の回転数を設定するフローについて説明する。なお、図9にフローチャートとして示す処理手順は、制御部51のメモリ51cに格納したプログラムをCPUが実行して行われる。
本ルーチンにおいて、ステップS1〜S4は、図5を参照して説明した第1の実施の形態のバッテリ式フォークリフト1に関するフローチャートにけるステップS1〜S4と同様である。すなわち、ステップS4において、制御部51は、走行用電動モータおよび荷役用電動モータのそれぞれ定格回転数に、それぞれの電動モータに関する定格率および回転係数を乗じて、目標の回転数を設定する。
本ルーチンにおいては、ステップS4において走行用電動モータおよび荷役用電動モータの目標の回転数を設定した後、ステップS25に進む。ステップS25においては、バッテリ16の充電残量と制御部51に記憶された所定値とを比較する。ステップS25において否定判定された場合、すなわち、バッテリ充電残量が所定値以下であると判定された場合、ステップS2に戻る。この場合、ステップS2において、走行用電動モータおよび荷役用電動モータの定格率を再設定する。ステップS25において肯定判定された場合、すなわち、バッテリ残量が所定値を上回っていると判定された場合、本ルーチンを終了する。
上記の第3の実施の形態によるバッテリ式フォークリフト1によれば、バッテリが過放電状態となることを防止し、バッテリの長寿命化を図れる。なお、図9のフローチャートにおいて、ステップS25において否定判定された場合にステップS2に戻るルーチンとしているが、ステップS3に戻って回転係数を調整してもよい。あるいは、ステップS4に戻って回転数を調整してもよい。
(第3の実施の形態の変形例)
バッテリ残量に応じて定格率や回転係数を補正することにより、ステップS4で計算されるモータ回転数がバッテリ残量を反映した値となるようにしてもよい。
(第4の実施の形態)
上記の第1〜第3の実施の形態のバッテリ式フォークリフトにおいては、既に説明した通り、ティルトレバー(不図示)の操作により油圧ティルトシリンダ(不図示)を動作させることによりティルト動作を行うことが可能である。油圧ティルトシリンダへの圧油の供給は、荷役用電動モータ32により油圧ポンプ34を動作させることにより行われる。従って、荷役用電動モータ32の回転数の制御は、ティルト動作による負荷も考慮して行ってもよい。すなわち、上記説明では、荷役動作としてフォークの上昇・下降について主に説明したが、ティルト動作も含めて荷役用電動モータ32の回転数を制御してもよい。
なお、本発明は、以上説明した実施の形態に限定されない。本発明の要旨を変更しない範囲で、具体的な構成材料、部品などを変更しても良い。また、本発明の構成要素を含んでいれば、公知の技術を追加し、あるいは公知の技術で置き換えることも可能である。
1 フォークリフト
11 車両本体
12 走行用車輪
13 リフト装置
13a 油圧リフトシリンダ
14 バックレスト
15 フォーク
16 バッテリ
31 走行用電動モータ
32 荷役用電動モータ
31a、32a インバータ
34 油圧ポンプ
35 制御弁
36 アクセルペダル(アクセル操作部)
37 インチングペダル(インチング操作部)
38 ブレーキペダル(ブレーキ操作部)
39 リフトレバー(リフト操作部)
51 制御部
51a モータ制御機能部
51b 油圧制御機能部
51c メモリ

Claims (8)

  1. 油圧ポンプの吐出油で駆動される荷役用油圧シリンダと、
    バッテリから電力供給を受けて駆動される走行用電動モータと、
    バッテリから電力供給を受けて駆動され、前記油圧ポンプを駆動する荷役用電動モータと、
    荷役用操作部材の操作に応じて前記油圧ポンプからの吐出油の流れを制御する制御弁と、
    インチング操作量を出力するインチングペダルと、
    アクセル操作量を出力するアクセルペダルと、
    前記インチング操作量に応じて、前記走行用電動モータの回転特性および前記荷役用電動モータの回転特性を制御し、前記アクセル操作量に応じて、前記走行用電動モータの回転数および前記荷役用電動モータの回転数を制御する制御部と、を備え
    前記制御部は、前記インチング操作量の第1の所定の範囲において、インチングペダルの操作量増加に応じて前記走行用電動モータの制限回転数を減少させ、前記荷役用電動モータの制限回転数を増加させるようにそれぞれ設定する、バッテリ式フォークリフト。
  2. 請求項1に記載のバッテリ式フォークリフトにおいて、
    前記制御部は、前記走行用電動モータの消費電力と前記荷役用電動モータの消費電力の和が前記バッテリの放電容量を越えないように、前記走行用電動モータおよび前記荷役用電動モータの回転速度を制御するバッテリ式フォークリフト。
  3. 請求項1または2に記載のバッテリ式フォークリフトにおいて、
    前記制御部は、前記走行用電動モータの制限回転数は連続的に減少させ、前記荷役用電動モータの制限回転数は連続的に増加させるようにそれぞれ設定する、バッテリ式フォークリフト。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のバッテリ式フォークリフトにおいて、
    前記制御部は、前記インチング操作量が前記第1 の所定の範囲よりも大きいおよび/ または小さい第2の所定の範囲において、前記走行用電動モータの制限回転数および前記荷役用電動モータの制限回転数をそれぞれ一定に設定する、バッテリ式フォークリフト。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のバッテリ式フォークリフトにおいて、
    前記走行用電動モータへの通電電流および前記荷役用電動モータへの通電電流をそれぞれ検出する電流検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記電流検出部により検出された通電電流に基づいて、前記走行用電動モータの回転数および前記荷役用電動モータの回転数をそれぞれ設定する、バッテリ式フォークリフト。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のバッテリ式フォークリフトにおいて、
    バッテリの電圧を検出するバッテリ電圧検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記バッテリ電圧検出部により検出されたバッテリの電圧に基づいて、前記走行用電動モータの回転数および前記荷役用電動モータの回転数をそれぞれ設定する、バッテリ式フォークリフト。
  7. 請求項に記載のバッテリ式フォークリフトにおいて、
    前記制御部は、前記バッテリ電圧検出部により検出された前記バッテリの電圧に基づいて、前記バッテリの充電残量が所定量より少ないと判断した場合、前記バッテリの充電残量が前記所定量より多いと判断した場合に比べて、前記走行用電動モータおよび前記荷役用電動モータの消費電力が少なくなるように、前記走行用電動モータの制限回転数および記荷役用電動モータの制限回転数をそれぞれ設定する、バッテリ式フォークリフト。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のバッテリ式フォークリフトにおいて、
    リフト操作部とティルト操作部とをさらに有し、
    前記制御部は、前記リフト操作部と前記ティルト操作部の双方が操作された場合、前記リフト操作部だけが操作されたときに比べて、前記走行用電動モータの制限回転数および前記荷役用電動モータの制限回転数のうち少なくとも一方が小さくなうように制限回転数を設定する、バッテリ式フォークリフト。
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