JP6618333B2 - 光源装置および照明装置 - Google Patents

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本発明は、光を出射する発光素子を備えた光源装置および照明装置に関する。
近年、光源として半導体レーザ(LD)や発光ダイオード(LED)等の半導体発光素子を搭載した光源装置が照明等に利用されている。このような光源装置は、一般に光源の前部にレンズや導光部品、ファイバーなどの光制御部材を設置し、所定の光源サイズ、形状(スポットサイズ)に調整され、波長変換部材(蛍光体)の所定位置に照射して、所望の発光を得ている。光源装置では、光源と光学部品の位置精度が重要とされており、更にその調整された位置を、製品に応じた環境下で安定して維持することが重要とされている。また、近年では、高出力LDダイオードが利用されており、放熱を向上させて温度を適切な範囲にすることが、出力向上および寿命保証において重要となってくる。このようなことから、半導体発光素子からの熱伝導性を高めて放熱させる光源装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第5516948号
特許文献1に記載の光源装置は、半導体発光素子と、半導体発光素子の周縁を露出して保持する保持部材と、半導体発光素子の周縁に備えられる弾性部材と、弾性部材を押圧する押圧部材と、保持部材に当接するヒートシンクとを備えている。弾性部材は、保持部材へ半導体発光素子を加圧しており、押圧部材は、コリメートレンズを保持するレンズ保持体とされている。この光源装置では、半導体発光素子の表面側がレンズ保持体(押圧部材)に覆われており、裏面側のヒートシンクへ放熱する構成となっている。ところで、半導体発光素子は、保持部材に保持されてヒートシンクに押圧されており、半導体発光素子の位置を調整することが考慮されていない。そのため、光源装置から照射される光の位置や形状などを調整することができないという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、光軸の調整や取り付けなどでの作業性を向上させることができる光源装置および照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光源装置は、素子出射面から光を出射する発光素子と、前記発光素子を保持する光源保持機構と、前記光源保持機構を、載置される筐体に対して押圧する弾性部材と、前記素子出射面に対向して設けられたコリメートレンズと、前記光源保持機構に取り付けられ、前記コリメートレンズを保持するコリメータ保持部とを備えた光源装置であって、前記光源保持機構は、位置調整具が当接される位置調整機構が設けられ、前記位置調整具によって、前記光源保持機構を前記筐体に対して移動させることで、前記発光素子と前記コリメートレンズとは、前記筐体に対する位置が併せて調整されることを特徴とする。
本発明に係る光源装置では、前記光源保持機構は、前記筐体に対して、隙間を有して取り付けられている構成としてもよい。
本発明に係る光源装置では、前記隙間には、樹脂が充填されている構成としてもよい。
本発明に係る光源装置では、前記光源保持機構は、前記発光素子の前記素子出射面に対向する素子下面に接する下面保持部を備え、前記下面保持部は、前記発光素子から伝達された熱を外部へ放出する放熱部材とされている構成としてもよい。
本発明に係る光源装置では、前記光源保持機構と前記コリメータ保持部との間には、前記コリメートレンズの前記発光素子に対する位置を調整する機構が設けられている構成としてもよい。
本発明に係る照明装置は、本発明に係る光源装置と、前記光源保持機構を収納する筐体とを備え、前記筐体と前記光源保持機構との間には、前記弾性部材を配置して、互いを離間させた調整領域が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る照明装置では、前記筐体は、前記光源保持機構が載置される筐体載置部と、前記光源保持機構を覆う筐体枠組とを含む構成とされ、前記筐体載置部は、前記発光素子から延伸された端子部が挿入される端子挿入穴が設けられ、前記端子挿入穴は、樹脂が充填されている構成としてもよい。
本発明によると、光源保持機構の位置を調整することで、筐体に対する光軸の調整を容易に行うことができる。
光源保持機構の側面図である。 光源保持機構の上面図である。 光源保持機構の下面図である。 図2Bの矢符A−Aでの断面図である。 図2Bの矢符B−Bでの断面図である。 図3Aに示す各部を分離して示す説明図である。 図3Bに示す各部を分離して示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る照明装置を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る照明装置を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る照明装置を示す概略断面図である。 本発明の第4実施形態に係る照明装置を示す概略断面図である。 本発明の第5実施形態に係る照明装置を示す概略説明図である。 本発明の第6実施形態に係る照明装置を示す概略説明図である。 本発明の第7実施形態に係る照明装置を示す概略説明図である。
以下では、本発明の第1実施形態に係る光源装置について説明する。光源装置は、光源保持機構1を備えた構成とされていることから、先ず、光源保持機構1の詳細について、図面を参照して説明する。
図1は、光源保持機構の側面図であり、図2Aは、光源保持機構の上面図であり、図2Bは、光源保持機構の下面図である。図3Aは、図2Bの矢符A−Aでの断面図であり、図3Bは、図2Bの矢符B−Bでの断面図であって、図3Aは、光源保持機構1の第1横方向Xに沿った断面を示し、図3Bは、光源保持機構1の第2横方向Yに沿った断面を示しており、第1横方向Xと第2横方向Yとは、互いに直交している。図4Aは、図3Aに示す各部を分離して示す説明図であり、図4Bは、図3Bに示す各部を分離して示す説明図である。なお、以下の図面では、図面の見易さを考慮して、発光素子20およびコリメートレンズ40の断面ではなく、外観を示している。
光源装置における光源保持機構1では、光を出射する発光素子20が、光の出射側に設けられた素子保持部10と、発光素子20の下面側に設けられた下面保持部30とで保持された構成とされている。なお、以下では説明のため、発光素子20から光が出射される方向を光軸方向Zと呼ぶことがある。また、光軸方向Zのうち、発光素子20を基準として、光の出射側を表面側(上方)と呼び、表面側と反対側を裏面側(下方)と呼ぶことがある。素子保持部10は、発光素子20の出射側が開口しており、コリメータ保持部50に保持されたコリメートレンズ40が取り付けられている。下面保持部30には、発光素子20から延伸された端子部23が挿入された下面端子穴31と、結合具80(詳細は図3B参照)が挿入される下面結合穴32とが設けられている。
発光素子20は、内部に半導体レーザ素子(LD)を搭載したメタル缶パッケージとされており、上面(素子出射面21)から光(レーザ)を照射する。具体的に、発光素子20は、略円柱形状とされ、下面(素子下面22)から下方へ3本の端子部23が延伸されている。発光素子20の素子下面22側には、周囲より径が大きい素子大径部24が設けられている。
素子保持部10は、略円筒形状とされ、上部と下部とで径が異なっており、下部の径が大きい。なお、素子保持部10は、円筒形状に限定されず、発光素子20から出射されるレーザの光軸を移動または回転できる形状(角型、楕円型等)であれば適宜選択できる。
素子保持部10の内部は、光軸方向Zに沿った空洞とされ、上面と下面とが開口している。素子保持部10は、内部に下面保持部30、発光素子20、およびコリメータ保持部50が挿入される構成とされており、それぞれに応じた形状とされた下面挿入部11、素子挿入部12、およびコリメータ挿入部13が下方から順に設けられている。具体的に、下面挿入部11および素子挿入部12は、素子保持部10の下部に位置し、コリメータ挿入部13は、素子保持部10の上部に位置している。コリメータ挿入部13の内側面には、螺旋状の溝が形成されており、コリメータ保持部50の外側面に設けられたネジ山(コリメータ調整部52)に噛み合う構造とされている。なお、図示していないが、素子挿入部12には、発光素子20に応じた凹部や突起などを形成してもよく、互いに噛み合うことで、位置を固定することができる。
素子保持部10の下部には、結合具80が挿入される結合穴14と、位置調整具101(後述する図5参照)が挿入される位置調整穴15とが設けられている。結合穴14は、表面側から下面挿入部11まで貫通して形成されており、結合具80が下面保持部30にも挿入される構造となっており、表面側の一部は、結合具80の上端(ネジの頭)を受け止めるため、径が大きくなっている。結合穴14は、第2横方向Yで離間した2箇所に設けられている(図4Bでは、素子保持部10の左部と右部)。位置調整穴15は、裏面側(下面)に開口しており、第1横方向Xで離間した2箇所に設けられている(図2Bでは、素子保持部10の左部と右部)。
結合具80は、ネジであって、詳細を図示していないが、結合具80、結合穴14、および下面結合穴32には、互いに噛み合う溝やネジ山が形成されている。なお、結合具80は、ネジに限定されず、例えば、ビスやリベットなどであってもよい。
下面保持部30は、外縁の一部が欠けた略円板形状とされている。つまり、完全な円形とせずに一部が欠けた形状とすることで、素子保持部10と下面保持部30とを組み合わせた際、下面保持部30は、下面挿入部11に引っ掛かって回転せず、位置が固定される。下面端子穴31は、下面保持部30の略中央に設けられ、端子部23に対応する位置が開口している。また、下面端子穴31は、第2横方向Yで幅広とされ、第1横方向Xで発光素子20(特に、素子大径部24)より幅が狭く形成されている。つまり、発光素子20は、下面保持部30に対し、下面端子穴31を介して端子部23が下方へ突出し、素子下面22の一部が下面保持部30に覆われて保持されている。下面結合穴32は、第2横方向Yで離間した2箇所に設けられ(図2Bでは、下面保持部30の上部と下部)、結合穴14に応じた位置とされている。
コリメートレンズ40は、素子出射面21に対向して設けられ、発光素子20から出射した光を平行光とする。発光素子20からは、素子出射面21から離れるに従って光が拡散するが、コリメートレンズ40を介することで、平行光に変換されて光径(スポットサイズ)が決定される。すなわち、発光素子20に対するコリメートレンズ40の位置を変化させることによって、光径を調整することができる。具体的に、コリメートレンズ40は、コリメータ保持部50およびレンズ押え60に保持されて、素子保持部10に取り付けられている。
コリメータ保持部50は、外側面にコリメータ調整部52が形成された略円筒形状とされている。コリメータ保持部50の下端には、上部より内径が小さいレンズ載置部51が形成されている。レンズ押え60は、略円筒形状とされ、外径がコリメータ保持部50の内径と略等しく、内径がコリメートレンズ40の径より小さい。
コリメートレンズ40、コリメータ保持部50、およびレンズ押え60を組み合わせる際、コリメートレンズ40は、コリメータ保持部50に上方から挿入され、レンズ載置部51に載置される。この状態で、コリメータ保持部50の上方から、レンズ押え60を更に挿入することで、コリメートレンズ40は、外縁部がコリメータ保持部50とレンズ押え60とに挟持される。
素子保持部10とコリメータ保持部50との間には、コリメートレンズ40の発光素子20に対する位置を調整するレンズ調整機構が設けられており、本実施の形態では、コリメータ挿入部13とコリメータ調整部52とがレンズ調整機構に相当する。つまり、コリメータ調整部52は、コリメータ挿入部13に応じたネジ構造とされており、回転させることで、光軸方向Zに沿って移動させることができる。これによって、コリメートレンズ40から出射される平行光を容易に調整することができる。なお、レンズ調整機構については、ネジ構造だけに限定されず、例えば、コリメータ保持部50にテンションを与えてスライド調整する構造や、コリメートレンズ40だけを移動させる構成としてもよい。また、本発明は、レンズ調整機構を設けない構成としてもよく、この場合には、コリメートレンズ40がコリメータ挿入部13に直接固定されていればよい。
発光素子20、素子保持部10、および下面保持部30を組み合わせる際、発光素子20は、素子保持部10に下方から挿入され、素子大径部24が素子挿入部12に当接して位置が安定する。この状態で、更に、素子保持部10の下方から、下面保持部30を下面挿入部11に挿入することで、発光素子20(特に、素子大径部24)は、素子保持部10と下面保持部30とに挟持される。そして、結合穴14と下面結合穴32とに跨って結合具80を挿入することで、発光素子20、素子保持部10、および下面保持部30は、より強固に保持される。また、コリメータ保持部50は、素子保持部10に対して上方から挿入することで、両者を組み合わせることができる。
素子保持部10および下面保持部30は、空気と比較して充分に熱伝導率が高く、例えば、アルミニウム、ステンレス、亜鉛、ベリリウム銅、および銅などの金属、あるいは、金属がインサートされた樹脂成型品などで形成されている。つまり、下面保持部30は、発光素子20から伝達された熱を外部へ放出する放熱部材とされている。従って、発光素子20に接する下面保持部30を設けることで、発光素子20の熱を安定的に放出することができる。
次に、本発明の第1実施形態に係る照明装置2について説明する。照明装置2は、上述した光源保持機構1を収納する筐体90を備えることから、先ず、筐体90の詳細について、図面を参照して説明する。
図5は、本発明の第1実施形態に係る照明装置を示す概略断面図である。
照明装置2は、光源保持機構1を収納する筐体90を備えている。筐体90は、下面保持部30が載置される筐体載置部92と、素子保持部10を覆う筐体枠組91とを含む構成とされている。筐体載置部92と筐体枠組91とは、図示しないビスやネジ等で互いに固定されている。
筐体枠組91は、光源保持機構1の形状より僅かに大きい空洞が形成されており、空洞の上方には、上面が開口した光照射穴91aが設けられている。つまり、光源保持機構1は、筐体枠組91に収納されることで、筐体枠組91との間に隙間(調整領域TR)が形成され、素子出射面21(コリメートレンズ40)と光照射穴91aとが対向する位置に配置される。調整領域TR(例えば、図5では、第1横方向での素子保持部10と筐体枠組91との間隔)の幅は、0.3mm以上とされているのが好ましい。
筐体載置部92は、端子挿入穴92bと調整用穴92aとが設けられている。端子挿入穴92bは、下面端子穴31(端子部23)に面する位置に設けられている。端子挿入穴92bの形状については、特に限定されておらず、例えば、円形とされており、端子部23が挿入できる程度の大きさとされていればよい。調整用穴92aは、2つの位置調整穴15にそれぞれ面する位置に設けられ、位置調整穴15よりも径が大きい。調整用穴92aには、位置調整具101が挿入されており、位置調整具101は、調整用穴92aよりも径が小さい。
筐体枠組91(筐体90)と光源保持機構1との間には、弾性部材70を配置して、互いを離間させた調整領域TRが設けられている。具体的に、弾性部材70は、円環状とされ、素子保持部10の下部の表面側に当接しており、素子保持部10を下方へ押圧している。つまり、光源保持機構1は、弾性部材70によって、筐体載置部92(筐体90)に向かう方向へ付勢されている。
位置調整具101は、調整用穴92aよりも径が小さいため、調整用穴92aの内部で、第1横方向Xおよび第2横方向Yへ移動させることができる。位置調整具101は、位置調整穴15に固定されているため、光源保持機構1は、位置調整具101と伴に移動し、筐体90に対する相対的な位置が変化する。このように、本実施の形態では、位置調整具101、調整用穴92a、および位置調整穴15が光源保持機構1と筐体90との相対的な位置を調整する位置調整機構に相当する。2つの位置調整具101のうち、一方と他方とで、移動させる距離を異ならせることで、光源保持機構1は、光軸方向Zに平行な直線を軸にして回転する。このように、光源保持機構1の移動距離を適宜調整することで、発光素子20から出射される光の光軸を移動および回転させることができる。なお、位置調整具101は、位置調整穴15に必ず固定される必要はなく、位置調整具101に換えて、取り外しが可能な治具等を位置調整穴101から素子保持部10に固定して、第1横方向Xおよび第2横方向Yへ移動させてもよい。
また、光源保持機構1は、移動させる際、弾性部材70に押圧されて、筐体載置部92(筐体90)に密接しているので、調整領域TR内での揺動が抑えられ、浮き上がったりせずに安定した状態で作業することができる。従って、弾性部材70を介して光源保持機構1を筐体90に取り付けることで、光源装置の位置合わせが容易な照明装置とすることができる。
上述したように、結合具80や位置調整機構などの固定に適した素子保持部10および下面保持部30を併せて、一体の光源保持機構1とすることで、取り付けなどでの作業性を向上させることができる。また、光源保持機構1の位置を調整する機構を設けることで、筐体90に対する光軸の調整を容易に行うことができる。さらに、筐体90に対し、光源保持機構1との隙間を設けることで、位置を調整するための余裕を確保することができる。
本実施の形態において、弾性部材70は、一様な厚みの波ワッシャとされているが、これに限定されず、皿バネやコイルバネなどでもよい。また、対向する2枚の平板でコイルバネを挟持した構成としてもよく、筐体90および光源保持機構1に当接する面積を増やすことで、押圧する力を均等に分散させることができる。弾性部材70の材料としては、例えば、ばね鋼、りん青銅、およびステンレスなどの金属系ばね材などが挙げられるが、弾性を有する材質であれば、ゴムや樹脂等を用いてもよい。
また、弾性部材70は、素子保持部10と一体に形成されていてもよい。さらに、弾性部材70は、異なる位置に配置されていてもよく、例えば、光源保持機構1の下方であって、素子保持部10と筐体載置部92との間に設けられていてもよい。この場合、弾性部材70は、光源保持機構1を上方へ押圧し、光源保持機構1と筐体枠組91とを密接させる。
次に、本発明の第2実施形態ないし第4実施形態に係る照明装置2について説明する。
図6は、本発明の第2実施形態に係る照明装置を示す概略断面図である。なお、第1実施形態と機能が実質的に等しい構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態は、第1実施形態に対して、コリメートレンズ40が筐体90に取り付けられている点で異なる。具体的に、光源保持機構1には、コリメータ挿入部13に換えて、素子開口部16が設けられている。素子開口部16では、素子出射面21に面する部分が開口しており、発光素子20から出射された光は、素子開口部16を通って、上方へ照射される。筐体枠組91には、光照射穴91aの下端部にコリメートレンズ40が固定されており、光源保持機構1から照射された光は、コリメートレンズ40に入射する。
なお、本実施の形態では、筐体90にコリメートレンズ40が直接固定された構成としたが、これに限定されず、コリメータ保持部50やレンズ押え60といったレンズ調整機構を介して、コリメートレンズ40が筐体90に取り付けられていてもよい。
また、本実施の形態は、第1実施形態に対して、位置調整具101を備えていない点で異なる。つまり、裏面側から、筐体載置部92を見た際には、調整用穴92a内に位置調整穴15が配置された状態となる。この場合、位置調整穴15を手がかりとして、光源保持機構1を第1横方向Xおよび第2横方向Yで移動させることで、光源保持機構1の位置調整を行うことができる。
図7は、本発明の第3実施形態に係る照明装置を示す概略断面図である。なお、第1実施形態および第2実施形態と機能が実質的に等しい構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
第3実施形態は、第1実施形態に対して、位置調整機構の構成が異なる。具体的に、第3実施形態では、位置調整穴15に換えて、下方へ突出した位置調整ボス17が設けられている。位置調整ボス17は、調整用穴92aよりも径が小さく、調整用穴92a内で移動させることができる。つまり、位置調整具101と同様に、位置調整ボス17を移動させることで、光源保持機構1の位置調整を行うことができる。
また、第3実施形態では、下面端子穴31等の各部に樹脂が充填されている。なお、樹脂を充填する工程については、位置調整の後に行うのが望ましい。具体的に、下面端子穴31および端子挿入穴92bには、充填された樹脂を硬化させた端子樹脂部111が形成されている。また、調整用穴92aに充填された樹脂によって調整樹脂部112が形成され、光源保持機構1と筐体枠組91との間(調整領域TR)に充填された樹脂によって側面樹脂部113が形成されている。
側面樹脂部113に関し、調整領域TRのうち、素子保持部10の下部と筐体枠組91とが面する部分に樹脂が充填されており、光源保持機構1の上部の開口している部分(コリメータ挿入部13)は、樹脂に覆われていない。つまり、光源保持機構1から出射される光を遮らないように樹脂が充填されている。このように、樹脂を充填することで、発光素子20から樹脂を介した放熱を促進させることができる。また、端子部23が挿入された穴に樹脂を充填することで、発光素子20を下面保持部30および筐体載置部92に固定することができる。なお、光源保持機構1と筐体枠組91との間(調整領域TR)には、樹脂に限らずグリスを充填してもよい。グリスは、樹脂よりも高温動作時での粘性が低くなるが、発光素子20からの放熱を維持しつつ、グリス充填後の光源保持機構1の位置調整が可能となる。
側面樹脂部113を形成する際には、弾性部材70によって、充填される樹脂を塞き止めてもよい。これによって、弾性部材70を設ける位置を適宜設定すれば、樹脂が充填される範囲を自在に調整できる。
図8は、本発明の第4実施形態に係る照明装置を示す概略断面図である。なお、第1実施形態ないし第3実施形態と機能が実質的に等しい構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
第4実施形態は、第1実施形態に対して、位置調整機構の構成が異なる。第4実施形態では、光源保持機構1の下面ではなく、側面に位置調整機構が設けられている。そのため、素子保持部10に位置調整穴15が設けられておらず、筐体載置部92に調整用穴92aが設けられていない。第4実施形態では、位置調整機構として筐体枠組91に筐体調整穴91bが設けられている。筐体調整穴91bは、光源保持機構1の側面(特に、素子保持部10の下部)に面するように開口している。また、素子保持部10には、筐体調整穴91bに面する位置に、周囲より凹んだ側面調整部18が設けられている。光源保持機構1の位置調整の際には、筐体調整穴91bを介して側面調整部18を手がかりに、光源保持機構1を移動させればよい。なお、側面調整部18は、凹部に限定されず、突起などでもよい。また、側面調整部18を設けずに、側方から光源保持機構1を押圧するなどして、位置調整を行ってもよい。
第4実施形態では、充填された樹脂によって端子樹脂部111だけが設けられているが、側面樹脂部113を設けた構成としてもよい。側面樹脂部113を形成する際には、筐体調整穴91bを介することで、調整領域TRに容易に樹脂を充填することができる。
次に、本発明の第1実施形態ないし第4実施形態に係る照明装置2に波長変換部材120や投光レンズ130などを取り入れた第5実施形態ないし第7実施形態について、図面を参照して説明する。
図9Aは、本発明の第5実施形態に係る照明装置を示す概略説明図である。
第5実施形態では、光源保持機構1から照射された光を反射材110で反射させて波長変換部材120へ導き、波長変換部材120から照射された光が投光レンズ130へ入射する構成とされている。
反射材110は、例えば、ミラーである。波長変換部材120は、例えば、蛍光体であって、入射したレーザ光の波長を変換し、白色光とする。投光レンズ130は、入射した光を透過させて拡散させる。
具体的に、筐体90には、2つの光源保持機構1が収納されており、上面に波長変換部材120が設けられている。2つの光源保持機構1の上方には、それぞれに応じた位置に反射材110が設けられている。投光レンズ130は、波長変換部材120の上方に設けられている。なお、本実施の形態では、光源保持機構1を2つ設けた構成としたが、これに限定されず、光源保持機構1の数を適宜変更してもよく、光源保持機構1の数に応じた反射材110を設ければよい。また、反射材110および投光レンズ130は、図示しない筐体90の一部に固定されていればよい。
図9Bは、本発明の第6実施形態に係る照明装置を示す概略説明図である。
第5実施形態において、波長変換部材120は、入射した光を投光レンズ130に向かうように反射させていたが、第6実施形態では、光が波長変換部材120を透過して投光レンズ130に向かう構成とされている。具体的に、第6実施形態では、筐体90の開口部に波長変換部材120が設けられ、筐体90の上方に投光レンズ130が設けられている。光源保持機構1は、開口部の下方に収納されており、上方へ向けて光を照射する。光源保持機構1から出射された光は、開口部を通って波長変換部材120に入射し、波長変換部材120を透過することで、波長が変換された後、投光レンズ130に入射する。なお、本実施の形態では、光源保持機構1を1つ設けた構成としたが、光源保持機構1の数を適宜変更してもよい。光源保持機構1を複数設ける場合には、それぞれから出射される光の方向を異ならせて、光源保持機構1の位置が重ならないように保持する構成とすればよい。
図9Cは、本発明の第7実施形態に係る照明装置を示す概略説明図である。
第7実施形態は、第5実施形態に対し、光源保持機構1から出射された光が、波長変換部材に直接入射する点で異なる。具体的に、第7実施形態では、筐体90の下部に波長変換部材120が設けられ、波長変換部材120に面するように筐体90の上部に開口部が設けられている。光源保持機構1は、斜め下方へ光を出射するように筐体90に保持されている。投光レンズ130は、波長変換部材120の上方に配置されている。つまり、光源保持機構1の光軸を傾斜させて、波長変換部材120から投光レンズ130に向かう光を妨げない位置に光源保持機構1が配置されている。なお、本実施の形態では、光源保持機構1を2つ設けた構成としたが、光源保持機構1の数を適宜変更してもよい。
なお、今回開示した実施の形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
1 光源保持機構
2 照明装置
10 素子保持部
13 コリメータ挿入部(レンズ調整機構の一例)
15 位置調整穴(位置調整機構の一例)
20 発光素子
21 素子出射面
22 素子下面
23 端子部
30 下面保持部
31 下面端子穴
40 コリメートレンズ
50 コリメータ保持部
52 コリメータ調整部(レンズ調整機構の一例)
60 レンズ押え
70 弾性部材
80 結合具
90 筐体
91 筐体枠組
92 筐体載置部
92a 調整用穴(位置調整機構の一例)
101 位置調整具(位置調整機構の一例)
110 反射材
111 端子樹脂部
112 調整樹脂部
113 側面樹脂部
120 波長変換部材
130 投光レンズ
TR 調整領域
X 第1横方向
Y 第2横方向
Z 光軸方向

Claims (7)

  1. 素子出射面から光を出射する発光素子と、
    前記発光素子を保持する光源保持機構と、
    前記光源保持機構を、載置される筐体に対して押圧する弾性部材と
    前記素子出射面に対向して設けられたコリメートレンズと、
    前記光源保持機構に取り付けられ、前記コリメートレンズを保持するコリメータ保持部とを備えた光源装置であって、
    前記光源保持機構は、位置調整具が当接される位置調整機構が設けられ、
    前記位置調整具によって、前記光源保持機構を前記筐体に対して移動させることで、前記発光素子と前記コリメートレンズとは、前記筐体に対する位置が併せて調整されること
    を特徴とする光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記光源保持機構は、前記筐体に対して、隙間を有して取り付けられていること
    を特徴とする光源装置。
  3. 請求項2に記載の光源装置であって、
    前記隙間には、樹脂が充填されていること
    を特徴とする光源装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の光源装置であって、
    前記光源保持機構は、前記発光素子の前記素子出射面に対向する素子下面に接する下面保持部を備え、
    前記下面保持部は、前記発光素子から伝達された熱を外部へ放出する放熱部材とされていること
    を特徴とする光源装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の光源装置であって、
    前記光源保持機構と前記コリメータ保持部との間には、前記コリメートレンズの前記発光素子に対する位置を調整する機構が設けられていること
    を特徴とする光源装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の光源装置を備える照明装置であって、
    前記光源保持機構を収納する筐体を備え、
    前記筐体と前記光源保持機構との間には、前記弾性部材を配置して、互いを離間させた調整領域が設けられていること
    を特徴とする照明装置。
  7. 請求項6に記載の照明装置であって、
    前記筐体は、前記光源保持機構が載置される筐体載置部と、
    前記光源保持機構を覆う筐体枠組とを含む構成とされ、
    前記筐体載置部は、前記発光素子から延伸された端子部が挿入される端子挿入穴が設けられ、
    前記端子挿入穴は、樹脂が充填されていること
    を特徴とする照明装置。
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