JP6615467B2 - 輸送用冷却庫及びこの輸送用冷却庫を備えるトラック - Google Patents

輸送用冷却庫及びこの輸送用冷却庫を備えるトラック Download PDF

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本発明は、生鮮食品等の輸送に適用される、輸送用冷却庫及びこの輸送用冷却庫を備えるトラックに関する。
従来、生鮮食品等の輸送においては、例えば、宅配便の車両や鮮魚の移動販売用の車両に見られるように、冷却機能を備えた冷却庫が積載された車両が用いられている。
また、近年、生鮮食品の鮮度を維持するために、冷蔵庫内に静電場雰囲気を作ることで生鮮食品等を長持ちさせる技術が提案されている。例えば、特許文献1には、保冷庫内の金属棚に電圧を印加する高電圧発生装置を備え、金属棚に電圧を印加することにより、金属棚に載置された野菜類、肉類、魚介類を静電場雰囲気に置くことについて開示されている。
特許4445594号公報
ところで、近年、生鮮食品等の輸送において、生鮮食品の鮮度をより高い状態に保ちながら目的地まで運搬することが望まれている。そこで、冷却機能に加えて静電場雰囲気を発生させる機能を有する輸送用冷却庫及び輸送用冷却庫を備えたトラックの出現が望まれる。
しかしながら、冷却機能に加えて輸送用冷却庫に静電場雰囲気を発生させる機能を持たせた場合、静電場雰囲気を維持するための電力が更に必要となる。通常、輸送用冷却庫に供給する電力は、トラックのエンジンを駆動させることによって発電するメイン発電機によって生成されるため、メイン発電機を駆動し続ける必要があり、その分エンジンに負担を掛けることになる。このため、できるだけ少ない電力で静電場雰囲気を発生させることが望ましい。
そこで、輸送用冷却庫内において静電場雰囲気を発生させる電極の範囲をできるだけ限定することにより、省電力化を図ることが考えられる。しかし、トラック輸送においては荷物に揺れが生じるため、荷物が静電場雰囲気から外れるおそれがある。
本発明は、このような問題点を解決し、冷却機能に加えて静電場雰囲気を発生させる機能を有する輸送用冷却庫及びこの輸送用冷却庫を備えるトラックを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、次に記載する構成を備えている。
(1) トラックのシャシーに固定可能な輸送用冷却庫であって、庫内の空気を冷却する冷却部と、前記庫内に収納され、荷物を積載する積載部と、前記庫内の床面に設置され、当該床面と前記積載部との間に介在する絶縁体と、前記積載部に電圧を印加して、前記庫内に静電場を形成させる高電圧発生部と、を備え、前記積載部は、前記絶縁体の上に載置され、荷物を積載する導電性を有する矩形状の積載プレートと、当該積載プレートにおける長辺側の縁部に固定され、荷物の固定に用いるラッシングベルトの端部に係合する孔部が長手方向に沿って複数並んで形成されているラッシングレールと、を備えることを特徴とする輸送用冷却庫。
(1)によれば、輸送用冷却庫内に絶縁体を介して配置された積載部に高電圧が印加されるため、高電圧を印加する範囲が積載部に限定される。このため、少なくとも積載部における荷物の積載範囲において安定した静電場雰囲気を形成することが可能になり、輸送用冷却庫全体を電極とするよりも、静電場雰囲気の形成に必要な電力を少なくすることが可能になる。また、ラッシングレールにラッシングベルトを掛けることにより、積載部における荷物の積載範囲に荷物を固定しておくことが可能になり、輸送中に荷物が静電場雰囲気から外れることが防止される。このように、輸送用冷却庫内に収容された生鮮食品の荷物を、低温でかつ静電場雰囲気下におくことが可能になり、生鮮食品の鮮度を維持することが可能になる。
(2) (1)において、前記積載部は、前記積載プレートの四辺の縁部に立設する柵を更に備えることを特徴とする輸送用冷却庫。
(2)によれば、輸送時のトラックの揺れによって荷物が、輸送用冷却庫の内面に接触することが防止できる。これにより、荷物が輸送用冷却庫の内面に接触することによって電流が輸送用冷却庫に流れてしまうことを防止することができる。また、柵を導電性を有する部材により構成することで、積載プレートに載置した生鮮食品の鮮度がより効果的に保持されることが期待できる。
(3) (1)又は(2)の輸送用冷却庫をシャシーに固定してなることを特徴とするトラック。
(3)によれば、輸送用冷却庫内に収容された生鮮食品の荷物を、低温でかつ静電場雰囲気下におくことにより、生鮮食品の鮮度を維持しながら輸送することが可能になる。
(4) 前記高電圧発生部は、トラックのエンジンを使用して発電するメイン発電機、前記トラックのエンジンとは別個に設けられたエンジンによって発電するサブ発電機、及び外部の電源に接続し、外部電圧を前記高電圧発生部の駆動に適した電圧に変圧する外部電源装置のいずれかを電源とすることを特徴とするトラック。
(4)によれば、メイン発電機を主たる電源として用い、状況に応じて電源を外部電源装置及びサブ発電機に切り替えることができる。これにより、トラックのエンジンを駆動するための燃料の消費を抑えることが可能になる。特に、外部電源装置を備えることにより、仮に、メイン発電機及びサブ発電機を駆動させる燃料がなくなったとしても、外部電源が近くにあれば、冷却部及び高電圧発生装置に電圧を印加し続けることが可能になる。このように、トラックにおいて輸送中にトラブルが発生したとしても、輸送用冷却庫内に収容された生鮮食品の鮮度を維持し続けることが可能になる。
(5) (3)又は(4)において、トラックに搭載されたエアバックが作動した時に、前記高電圧発生部から前記積載部への電圧の印加を遮断する安全装置を更に備えることを特徴とするトラック。
(5)によれば、トラックに強い衝撃が加わった場合に積載部への電圧の印加が遮断されるため、トラックに触れた際に感電するような事態を確実に防ぐことができる。
本発明によれば、冷却機能に加えて静電場雰囲気を発生させる機能を有することにより、生鮮食品等の鮮度を維持しながら輸送することが可能にした輸送用冷却庫及びこの輸送用冷却庫を備えるトラックを提供することが可能になる。
本発明の一実施形態における輸送用冷却庫を積載したトラック1の外観を示す側面図である。 輸送用冷却庫14の内部構成を示す説明図である。 積載部34の外観を示す斜視図である。 積載部34に荷物を固定した状態を示す説明図である。 制御ボックス20の概略構成を示す斜視図である。 輸送用冷却庫14を積載したトラック1における電気系統を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における輸送用冷却庫を積載したトラック1の外観を示す側面図である。
[トラックの概略構成]
トラック1は、キャブ10と、シャシー12と、輸送用冷却庫14と、を備えている。キャブ10には、運転席が設けられている。シャシー12は、エンジンやタイヤ等、トラック1を走行させるための基本部品を支持するものであり、シャシー12の前方にキャブ10が設けられ、シャシー12上に輸送用冷却庫14が固定される。輸送用冷却庫14は、直方体形の箱体からなり、側部及び後部に開閉扉14aが設けられている。この開閉扉14aを開閉することにより、輸送用冷却庫14の内部に荷物を搬入することが可能になる。また、図1に示すように、シャシー12の下部には、更に、制御ボックス20及び外部電源装置24が搭載されている。制御ボックス20及び外部電源装置24の詳細については後述する。
[輸送用冷却庫の概略構成]
図2は、輸送用冷却庫14の内部構成を示す説明図であり、図2(a)は側面図、図2(b)は平面図、図2(c)は後面図である。
輸送用冷却庫14は、外壁が断熱部材によって構成されており、輸送用冷却庫14の内部には、内部に内部の空気を冷却する冷却部30、内部の空気を循環させるファン32、荷物を積載する積載部34、複数の碍子36等が設けられている。
輸送用冷却庫14の内部は、開閉扉14aを閉じて密閉状態を保った状態で冷却部30を駆動することによって冷却室となる。
積載部34は、導電性を有する部材によって構成されており、輸送用冷却庫14の内部の床面に載置される。
碍子36は、輸送用冷却庫14床面と積載部34との間に介在する絶縁体である。碍子は、輸送用冷却庫14の内部の床面に複数固定され、複数の碍子36上に積載部34が固定される。これにより、積載部34は、輸送用冷却庫14の床面及び側面から所定間隔離れた位置で維持される。
図3は、積載部34の外観を示す斜視図である。積載部34は、積載プレート40と、ラッシングレール42と、柵44と、内板46と、継ぎ足し柵48と、を備えている。
積載プレート40は、荷物を積載する矩形の金属板である。ラッシングレール42は、積載プレート40の表面における長辺側の縁部に固定される、長手方向に延びるレール体である。ラッシングレール42の長手方向に延びる両側部には直角の曲げが施されており、ラッシングレール42を長手方向から視認した場合に、略U字形が形成される。このため、ラッシングレール42の板面は、積載プレート40の床面に対して若干浮いた位置に位置付けられる。また、ラッシングレール42の表面には長手方向に沿って等間隔に孔部42aが形成されている。
ラッシングレール42は、図4に示すように、積載プレート40に載せた荷物100が積載プレート40上で移動しないようにラッシングベルト43によって固定する際に用いられる。図4に示す例においては、荷物100は、敷板102を介して積載プレート40に積載されている。
ラッシングベルト43は、長尺のベルト体の両端部に、ラッシングレール42の孔部に挿入してラッシングレール42に引っ掛けるためのラッシング金具を備えている。ラッシングベルト43を構成するベルト体及びラッシング金具は導電性の部材によって構成されている。
積載プレート40に載せた荷物を固定する際には、ラッシングベルト43の一端のラッシング金具を一方のラッシングレール42に引っ掛け、ベルト体を荷物100の上部を通るように掛け回して他端のラッシング金具を他方のラッシングレール42に引っ掛ける。そして、ベルト体を締め付けることにより、荷物100が積載プレート40上に固定される。
また、図2において、柵44は、積載プレート40の4辺側の縁部に配置されており、鉛直方向に立設している。ここで、積載プレート40の後部側の短辺の柵44は、積載プレート40に対して着脱自在であり、他の3辺の柵44は、積載プレート40に固定されている。
内板46は、柵44の内側に固定される矩形の金属板である。本実施形態によれば、柵44に対して2枚の内板46が上下方向に並べて固定されている。継ぎ足し柵48は、柵44の上部に着脱自在に固定される。継ぎ足し柵48は、積載プレート40上に積載される荷物が鉛直方向に高い場合に柵44に取り付けられる。
[制御ボックスの概略構成]
図5は、制御ボックス20の概略構成を示す斜視図である。制御ボックス20は、側方に開口21aが形成された直方体形のボックス体21と、このボックス体21の開口21aを開閉する蓋体22とによって構成されている。蓋体22は一枚の矩形の平板部材によって構成されており、蓋体22の片方の端部が、ボックス体21の開口21a側の端部に回動自在に軸支されている。これにより、蓋体22はボックス体21に対して水平方向に沿って回動する。
制御ボックス20には、内部に、高電圧発生部に相当する高電圧発生装置52、コントローラ54及び各種の回路基板や配線が収納されている。高電圧発生装置52及び各種の回路基板や配線は、ボックス体21の内部に収納され、コントローラ54は、蓋体22における開口21aに対向する平面に取り付けられている。このため、運転手(操作者)が蓋体22を空けた場合に、ボックス体21の開口21aの隣にコントローラ54が配置され、運転手は、ボックス体21の内部とコントローラ54の表示画面とを同時に視認することが可能になる。
[トラックの電気系統]
図6は、輸送用冷却庫14を積載したトラック1における電気系統を示す説明図である。コントローラ54は、輸送用冷却庫14に関する各種の制御を行うものであり、高電圧発生装置52、電源切替部56及びコントロールパネル58が通信可能に接続されている。
高電圧発生装置52は、高圧ケーブル53によって積載部34に接続される。積載部34は導電性を有しており、電極として機能するように構成されている。このため、高電圧発生装置52が積載部34に高電圧を印加することにより、積載部34に静電場雰囲気が形成される。
電源切替部56は、冷却部30、ファン32及び高電圧発生装置52に接続する電源を切り替えるものである。具体的に、高電圧発生装置52等は、外部電源装置24、メイン発電機26及びサブ発電機28の3つの電源に接続されている。メイン発電機26は、トラック1のエンジンを使用して発電する発電機、サブ発電機28は、メイン発電機26とは別個に設けられ、ガソリンによって駆動するエンジンによって発電する発電機である。外部電源装置24は、外部の電源に接続し、外部電圧を高電圧発生装置52等の駆動に適した電圧に変圧する。電源切替部56は、高電圧発生装置52等に接続する電源を、外部電源装置24、メイン発電機26及びサブ発電機28の3つの電源からいずれか1つに切り替える。
コントロールパネル58は、運転席に設けられており、液晶ディスプレイと、この液晶ディスプレイの画面上において各種の入力を行う操作パネルと、を有する通信端末である。運転手がコントロールパネル58を操作して各種入力を行うことにより、その入力信号がコントローラ54に送信される。コントローラ54は、コントロールパネル58から受信した信号に基づいて各種の制御を行う。
コントローラ54は、コントロールパネル58からの指示に応じて積載部34に対する高電圧の印加をオンオフする制御を行う。また、コントローラ54は、輸送用冷却庫14内の温度が設定温度に保たれるように冷却部30やファン32の駆動制御を行う。
また、コントローラ54は、コントロールパネル58から冷却部30及び高電圧発生装置52の電源切替の命令を受信した場合に、指定の電源に切り替える制御を行う。例えば、トラック1の通常の走行中において運転手は、冷却部30及び高電圧発生装置52の電源をメイン発電機26に設定しておく。トラック1の停止時間が長くなる場合に、運転手は電源をサブ発電機28に設定する。更に、トラック1のメイン発電機26及びサブ発電機28を駆動できない場合、例えば、トラック1が船舶の中にある場合のようにエンジンを駆動できない場合に、運転手は電源を外部電源装置24に設定する。
また、トラック1(図1参照)には、高電圧発生装置52から積載部34への電圧印加を強制的に遮断する安全装置60が備えられている。安全装置60は、開閉扉14a(図1参照)が開かれた場合、あるいはトラック1に搭載されたエアバックシステムが作動した場合に積載部34への電圧印加を遮断する。これにより、トラックに触れた際に感電するような事態を確実に防ぐことができる。
[本実施形態の動作]
作業員が、輸送用冷却庫14に生鮮食品を梱包してなる荷物を搬入し、荷物をラッシングベルト43によって積載部34に固定した後、開閉扉14aを閉じる。この時、安全装置60によって高電圧発生装置52から積載部34への電圧印加を遮断している状態が解除される。
次に、運転手が、トラック1のエンジンをかけ、コントロールパネル58を操作して、冷却部30、ファン32及び高電圧発生装置52に電圧を印加する。高電圧発生装置52は、高電圧を積載部34に印加する。これにより、輸送用冷却庫14の内部の空気が冷却されるとともに、積載部34付近に静電場雰囲気が形成される。なお、輸送用冷却庫14の内部の温度分布は、制御ボックス20の蓋体22を開いてコントローラ54の表示画面を視認することによって確かめることができる。
そして、運転手は、電源がメイン発電機26になっていることを確認した後、輸送を開始する。ここで、運転手が休憩を取る場合など、トラック1を所定時間停止させる場合には、運転手は、コントロールパネル58を操作して電源をサブ発電機28に切り替える。また、トラック1を長時間停止させる場合には、外部電源と外部電源装置24とを電源ケーブルによって接続した後、コントロールパネル58を操作して電源を外部電源装置24に切り替える。これにより、輸送用冷却庫14の内部が一定の低温状態に保たれ、かつ積載部34付近に静電場雰囲気が形成された状態を維持することができる。
[本実施形態の効果]
以上説明したように構成された本実施形態によれば、輸送用冷却庫14内に碍子36体を介して配置された積載部34に高電圧が印加されるため、高電圧を印加する範囲が積載部34に限定される。このため、少なくとも積載部34における荷物の積載範囲において安定した静電場雰囲気を形成することが可能になり、輸送用冷却庫14全体を電極とするよりも、静電場雰囲気の形成に必要な電力を少なくすることが可能になる。また、ラッシングレール42にラッシングベルト43を掛けることにより、積載部34における荷物の積載範囲に荷物を安定して固定しておくことが可能になり、輸送中に荷物が静電場雰囲気から外れることが防止される。このように、本実施形態によれば、輸送用冷却庫14内に収容された生鮮食品の荷物を、低温でかつ静電場雰囲気下におくことにより、生鮮食品の鮮度を維持することが可能になる。
また本実施形態によれば、冷却部30及び高電圧発生装置52の電源として、外部電源装置24、メイン発電機26及びサブ発電機28の3つの電源が備えられており、メイン発電機26を主たる電源として用い、状況に応じて電源を外部電源装置24及びサブ発電機28に切り替えることができる。これにより、冷却部30及び高電圧発生装置52に電圧を印加するために、トラック1のエンジンを駆動し続けてメイン発電機26に発電させる必要がなくなり、その分、トラック1のエンジンを駆動するための燃料の消費を抑えることが可能になる。特に、外部電源装置24を備えることにより、仮に、メイン発電機26及びサブ発電機28を駆動させる燃料がなくなったとしても、外部電源が近くにあれば、冷却部30及び高電圧発生装置52に電圧を印加し続けることが可能になる。このように、トラック1において輸送中にトラブルが発生したとしても、輸送用冷却庫14内に収容された生鮮食品の鮮度を維持し続けることが可能になる。
また本実施形態によれば、導電性を有するラッシングベルト43によって荷物を固定するため、積載部34にくまなく電位を行き渡らせることが可能になり、生鮮食品の鮮度をより確実に保持することが可能になる。
また本実施形態によれば、積載プレート40の四辺の縁部に柵44が立設しているため、輸送時のトラック1の揺れによって荷物100が、輸送用冷却庫14の内面に接触することが防止できる。これにより、荷物100が輸送用冷却庫14の内面に接触することによって電流が輸送用冷却庫14に流れてしまうことを防止することができる。また、柵44を、導電性を有する部材により構成することで、積載プレート40に載置した生鮮食品の鮮度がより効果的に保持されることが期待できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は上述した実施形態に限るものではない。例えば、上述した実施形態によれば、積載プレート40、柵44及び継ぎ足し柵48に電圧が印加されるが、柵44又は継ぎ足し柵48については導電性を有するものでなくてもよく、少なくとも積載プレート40に電圧を印加することにより、生鮮食品の鮮度を維持することが可能になる。
また上述した実施形態によれば、輸送用冷却庫14がトラック1に積載されているが、それに限らず、本実施形態の輸送用冷却庫14は、船舶用、航空用、更には鉄道用の冷却庫として適用することも可能である。
1 トラック
10 キャブ
12 シャシー
14 輸送用冷却庫
14a 開閉扉
20 制御ボックス
21 ボックス体
21a 開口
22 蓋体
24 外部電源装置
26 メイン発電機
28 サブ発電機
30 冷却部
32 ファン
34 積載部
36 碍子
40 積載プレート
42 ラッシングレール
42a 孔部
43 ラッシングベルト
44 柵
46 内板
48 継ぎ足し柵
52 高電圧発生装置
53 高圧ケーブル
54 コントローラ
56 電源切替部
58 コントロールパネル
60 安全装置
100 荷物
102 敷板

Claims (6)

  1. 庫内の空気を冷却する冷却部と、
    前記庫内に収納され、荷物を積載する積載部と、
    前記庫内の床面に設置され、当該床面と前記積載部との間に介在する絶縁体と、
    前記積載部に電圧を印加して、前記庫内に静電場を形成させる高電圧発生部と、を備える輸送用冷却庫において、
    前記積載部は、
    前記絶縁体の上に載置され、導電性を有する矩形状の積載プレートと、
    前記積載部に載せた荷物の固定に用いられ、導電性を有するラッシングベルトとを備えることを特徴とする輸送用冷却庫。
  2. 前記積載プレートにおける長辺側の縁部に固定され、前記ラッシングベルトが係合する導電性のラッシングレールを備える
    請求項1記載の輸送用冷却庫。
  3. 前記積載部は、前記積載プレートの四辺の縁部に立設する導電性の柵を更に備える
    請求項1又は請求項2記載の輸送用冷却庫。
  4. 請求項1〜3何れか1項記載の前記輸送用冷却庫をシャシーに固定してなることを特徴とするトラック。
  5. 前記高電圧発生部は、前記トラックのエンジンを使用して発電するメイン発電機、前記トラックの前記エンジンとは別個に設けられたエンジンによって発電するサブ発電機、及び外部の電源に接続し、外部電圧を前記高電圧発生部の駆動に適した電圧に変圧する外部電源装置のいずれかを電源とする
    請求項4記載のトラック。
  6. 前記トラックに搭載されたエアバックが作動した時に、前記高電圧発生部から前記積載部への前記電圧の印加を遮断する安全装置を更に備える
    請求項4又は請求項5記載のトラック。
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