JP6614877B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
このため、それぞれの各室内機が設けられている個々の部屋の負荷にアンバランス(かたより)が生じた場合、対応した制御が必要とされる。そして、電動膨張弁の開度の制御が適切に行われない場合には、冷凍サイクル中の冷媒に過不足が生じて、非効率な運転となるとともに、故障の原因となるおそれもあった。
この発明は、冷媒の過不足を抑制して、効率的な運転を行うことができる空気調和機を提供することを目的とする。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、図1,図2に示す冷凍サイクルの模式図を用いて、空気調和機の構成を説明する。
図1において、本発明の実施形態1の空気調和機は、一台の室外機cに複数の室内機a1,b1が接続される室内マルチタイプの空気調和機(以下、空気調和機とも記す。)であり、各室内機a1,b1は、負荷の異なる部屋に設置されていても、個別に冷凍能力を調整できるように構成されている。
図2は、一般的な室内マルチタイプの空気調和機の構成を説明する冷凍サイクル図である。
空気調和機10は、前記室内機a,bと、一台の室外機cと、この室外機cに各室内機a,bを並列に接続する冷媒通路100L,100Vと、制御部20とを備えている。
このうち、室外機cは、圧縮機1と、四方弁2と、第1熱交換器としての室外熱交換器3と、室外ファン4と、気液分離器5とを含む。
また、室内機a,bは、室内減圧装置としての減圧弁6a,6bと、第2熱交換器としての室内熱交換器7a,7bと、室内熱交換器7a,7bを通過した空気を室内に送り込む室内ファン8a,8bとを含む。
このように構成された空気調和機10では、冷房を行う際、図2中に矢印によって示す方向に冷媒が流れる。すなわち、室外機cの圧縮機1から吐出された冷媒(ガス)は、四方弁2を通過して、室外熱交換器3に流入する。室外熱交換器3では、室外ファン4により送風される空気とこの冷媒との間で熱交換が行われる。そして、冷却された冷媒は、気液分離器5を介して凝縮した状態にて室外機cを出る。
各室内機a,bでは、各減圧弁6a,6bの開度が制御されることにより、それぞれの冷媒の圧力および温度が下げられて、第2熱交換器としての室内熱交換器7a,7bにて、室内ファン8a,8bを用いて送り込まれた空気との間で熱交換が行われる。
この熱交換により、室内に送風される空気は冷却されるとともに、冷媒は、加熱されて蒸発する。そして、冷媒は、冷媒通路100Vのガス接続配管100Va,100Vbから、合流部110Vを介して合流して、ガス接続配管100Vcを通り、前記室外機cの圧縮機1の入口側に戻る。
空気調和機10では、暖房を行う際、四方弁2の弁体の位置の切替えることにより、図2中に矢印にて示す方向とは、反対方向に圧縮機1から吐出された冷媒(ガス)が流れ、冷媒通路100Vから、室内熱交換器7a,7bに導入される。
導入された冷媒は室内熱交換器7a,7bに別に流入された空気を熱交換により加熱する。そして、冷媒は空気への放熱により液化して、高圧の液冷媒となり、それぞれ減圧弁6a,6b、冷媒通路100Lを通り、室外機cに流入する。
なお、室内マルチタイプの空気調和機10として、室内機a,bの2台が並列に1台の室外機cに冷媒通路100L,100Vを介して接続されるものを示して説明するが、室内機の台数は、特にこれに限らず、たとえば3台,4台など、2台以上の複数台であればよい。
一台の室外機cに並列に接続される複数台の室内機a,bがそれぞれ異なる別の部屋に設置される場合、冷房負荷にアンバランスが発生することがある。
たとえば、室内機aの負荷が室内機bの負荷より少ない状態では、制御部20は、室内機aに設けられている減圧弁6aの開度が小さくなるように絞り、室内機aへの冷媒の流量を少なくする制御を行う。
この温度の低い冷媒は、合流部110Vにて、ガス接続配管100Vaから送られてくる冷媒に合流して混合される。このため、圧縮機1に吸込まれる冷媒の温度上昇が抑制されて圧縮機1を保護することができる。
ガス接続配管100Vbの内径寸法は、ガスの通気抵抗を減少させるために、液体を通す液接続配管100Lbの内径寸法に比して、予め大きくなるように設定されている。
このように比較的、大きな容量で液冷媒がガス接続配管100Vb内部に残留してしまうと、冷凍サイクル全体の冷媒量が不足してしまうことから、非効率な冷凍サイクルの運転となってしまう。
本来、圧縮機1から送り出された冷媒の全量が再び圧縮機1に戻ってくることを想定して冷凍サイクル全体の冷媒量が設定されている。このような室外熱交換器3に流入する冷媒量が不足している状態では、室外熱交換器3から液化して流出する冷媒も減少してしまい、汲み上げ量の減少を招くため、冷凍サイクルを効率的に運転できなくなるといった問題があった。
したがって、減圧弁6bの開度を調整することによって、並列接続された複数の室内機の冷凍能力を増減して負荷の大小に対応させることには、一定の限界があった。
そこで、本発明の実施形態1の空気調和機110によれば、冷媒量の増減ではなく、室内熱交換器の流入側にて、冷媒の温度を低下させることにより、冷媒の過不足の発生を抑制して、かつ2相流とすることなく、冷房負荷のアンバランス状態に対応させた冷凍能力の調整を行うことができるように構成されている。
図1は、実施形態1の空気調和機110のうち、室内に配置される室内機a1,b1の構成を説明するものである。図1にて、図2に示す空気調和機10と同様に構成される室外機cおよび室内機a,bの室内ファン8a,8bについては、説明を省略する。また、冷媒通路100L,100Vの構成については、同一符号を付して説明を省略する。
まず、構成上の相違点を中心に説明すると、この実施形態の2台の室内機a1,a2のうち、室内機a1は、バイパス通路60を備えている。バイパス通路60は、室内熱交換器7aの入口側にて、減圧弁60aの手前の前記液接続配管100Laから分岐されている。ここで入口側とは、冷房時の冷媒の流通方向で上流側に位置する入口側を示し、後述する冷房時の冷媒の流通方向で下流側に位置する出口側とは、室内熱交換器7aを挟んで反対側に形成されている。
内部熱交換器300aは、前記室内熱交換器7aの出口側のガス接続配管100Vaを流れる冷媒および、このバイパス通路60を流れる冷媒の間で熱交換を行う。
そして、前記バイパス通路60は、室内熱交換器7aの入口側にて、液接続配管100Laに合流するように接続されている。
このバイパス通路70には、第3熱交換器としての内部熱交換器300bが設置されている。内部熱交換器300bは、前記室内熱交換器7aの出口側のガス接続配管100Vbを流れる冷媒および、このバイパス通路60を流れる冷媒の間で熱交換を行う。
そして、前記バイパス通路70は、室内熱交換器7bの入口側にて、液接続配管100Lbに合流するように接続されている。
このため、内部熱交換器300bにて冷却された冷媒は、この減圧弁61bを通過して、室内熱交換器7bの入口側から流入し、室内熱交換器7bを通過する空気との間における熱交換に用いられる。
この実施形態1では、各減圧弁60a,60bおよび、減圧弁61a,61bとして、同じ仕様のものを用いたが、特にこれに限らず、異なる仕様のものであってもよく、異なる仕様のものである場合には、同程度の能力のものが用いられることが好ましい。
また、近年のエネルギ枯渇問題,地球温暖化問題が注目を浴び、空気調和機に使用される冷媒に対しても、COP(冷暖房平均エネルギ消費効率:Coefficient Of Performance)が高く環境負荷がより小さいものが望まれている。
特に、地球温暖化問題に対する注目度は高く、冷媒が漏れることによる直接的影響すなわちGWP (地球温暖化係数;Global Warming Potential)が低く、間接的影響すなわち消費エネルギが小さい冷媒が求められている。
しかし、単独の冷媒で必要な性能や、あるいは低環境負荷が目標通り得られない場合がある。このような場合には、冷媒を数種混合して、目的の特性を得ることがある。このような混合冷媒は、沸点の温度と露点の温度とが異なる非共沸性を有することが多い。
本実施形態の非共沸性混合冷媒として混合される冷媒は、GWPの値の高さと、冷凍性能の高さを両立させるように、一方の冷媒のGWPの値が高い場合は、他方の冷媒の冷凍性能が高いものを選定して混合している。
しかし、このような複数の室内機でそれぞれ異なる部屋を冷却する場合、各部屋における環境条件は異なり、通常負荷のアンバランス(かたより)が生じる。
このアンバランスに対応して室内機a,bを制御しないと、単に冷媒量を増減するだけでは、電力を多く消費する非効率な運転になってしまう。
図3中、符号A,Dで示す冷媒の状態は、図2中の符号(A),(D)における冷媒の状態に相当し、冷房時、室内熱交換器7a,7b内の冷媒は、図3に示す[D→A]のように変化する。
しかしながら、減圧弁6a,6bの開度を調整することによって、並列接続された複数の室内機a1,a2の冷凍能力を増減して負荷の大小に対応させることには、前記のように一定の限界があった。
この状態では、本実施形態1の室内機a1は、図2に示す一般的な冷凍サイクルの室内機aと同じ構成となる。この場合、室内機a1は、減圧弁60aを膨張弁として使用して、室内熱交換器7aの冷凍能力を制御する。
したがって、室内機a1は、設置されている部屋の負荷に応じた所望の冷凍能力を得ることができる。
(冷凍能力の向上)
一方、負荷の比較的大きな部屋に設置される室内機b1においては、制御部120が減圧弁60bを閉じて、バイパス通路70に冷媒を通すとともに、バイパス通路70側の減圧弁61bを膨張弁として使用する。
この際、減圧弁61bの開閉量を制御部20にて制御することにより、図1中(A’)の室内熱交換器7aの出口側から流出する飽和蒸気または、少し過熱した状態となるように調整することができる。
このため、図1中(A’)の室内熱交換器7aの出口側から流出した自身の低温冷媒により、バイパス通路70内を通過する冷媒は、冷却されて図4中に示す状態C’となる[C→C’]。
本実施形態に示すように、減圧弁61bを介してバイパス通路70から導かれる室内熱交換器7bの入口側における冷媒温度は、減圧弁60bからの冷媒のみの場合に比して、低下させることができる[D→D’]。
したがって、冷媒の蒸発温度を低下させて、室内熱交換器7bで行われる熱交換の際の空気との温度差を大きくすることができ、室内機b1は、前記室内機a1よりも大きな冷凍能力を発生させることができる。
すなわち、内部熱交換器300bでは、等しい熱量の([C→C’]=[A’→A])の熱交換が行われていて、冷凍サイクル全体として増減させることなく、冷凍能力を増大させることができる。したがって、効率に冷凍サイクルの運転を行うことができる。
したがって、冷凍サイクル全体における冷媒量が過不足することがなく、室外熱交換器3に所望の冷媒量を戻して、室外熱交換器3の出口側にて想定される液化された冷媒状態を得ることができ、効率な冷凍サイクルの運転を行うことができる。
次に、非共沸混合冷媒を用いることにより、冷媒量を増減させずに、室内熱交換器7bの入口側の冷媒温度を低下させて、冷凍能力を向上させることができることについて、図3と図4とを対比させながら説明する。
本実施形態1では、前記負荷が少ない場合、図3に示す室内機a1の室内熱交換器7aにおける冷媒の状態が、入口側から出口側に至るまでに[D→A]と変化することに対応して、同一の空気調和機110における負荷が大きい室内熱交換器7bでは、内部熱交換器300bを用いることにより、図4に示すように同じ熱量([C→C’]=[A→A’])の熱交換により、冷媒が変化[D’→A’]している。
このため、この実施形態1では、図3に示す[D→A]の比エンタルピと、図4に示す[D’→A’]の比エンタルピとは、同一でありながら、蒸発温度を約10K、低温方向にシフトさせることができる([D→D’]および[A→A’])。
これにより、室内熱交換器7bにより、低い温度の非共沸混合冷媒で通過する空気を冷却でき、非共沸混合冷媒と空気との間の温度差を大きく設定して、冷凍能力を向上させることができる。
上述してきたように、本実施形態1では、減圧弁60a,60bおよび61a,61bの開度の変更により、冷媒の過熱度が上昇したり、あるいは、2相流を発生させることなく、室内機b1の冷凍能力と、室内機a1の冷凍能力との間に差を設定することが可能となり、各室内機a1,b1が配置される負荷の異なる部屋に対応した所望の冷凍能力を発揮させることができる。
よって、本実施形態1の空気調和機110は、冷媒の過不足が抑制されて、効率的な運転を行うことができる。
このように、各室内機a1,b1の冷凍能力に調整しろをそれぞれ設けることができるため、負荷の異なる部屋への対応性が良好である。
図5は、実施形態1の一変形例の空気調和機で、冷凍サイクルのp−h線図である。
なお、本変形例の冷凍サイクルの基本構成は、本実施形態1と同じであるので、図1を参照しつつ説明する。
前記実施形態では、制御部120によって、室内機b1の減圧弁61bの開閉量を調整して室内熱交換器7bの冷凍能力を制御するものを示して説明してきたが、特にこれに限らず、たとえば、室内機a1,b1の両方を同時に使用する際、前記内部熱交換器300a,300bを同時に用いてもよい。この場合、冷凍サイクル全体のエネルギ効率は、さらに向上する。
さらに、室内機a1と室内機b1との負荷に差がなく、室外機cの圧縮機1(図2参照)の回転速度が可変で全体能力を調整できる場合であっても、減圧弁61a,減圧弁61bの両方を個別に調整することにより、エネルギ効率をさらに向上させることができる。
このような場合は、室内機a1および室内機b1の両方ともに、減圧弁61a,減圧弁61bを閉じる方向に制御する。減圧弁61a,61bが全閉状態では、内部熱交換器300a,300bからの冷媒が室内熱交換器7a,7bの入口側に到達せず、バイパス通路60,70内に滞留する。この状態にて、減圧弁60a,60bの開閉度を調整することにより、図2に示す一般的な室内マルチタイプの空気調和機10のように、冷凍能力を低下させても、冷媒過多となりにくい。
制御部120は、各室内機a1,b1に備えられている2つの減圧弁60a,61aおよび60b,61bをそれぞれ用いて、各室内熱交換器7a,7bに中間能力状態を発生させることが可能である(図5中のA''部、C''部参照)。
また、室内機b1の最高能力状態は、減圧弁60bを閉じて、減圧弁61bにて冷媒の状態(A)を調整することにより達成される。
これにより、室内熱交換器7bに流入する冷媒の状態(D’)を調整することが可能である。
これにより、室内熱交換器7bの入口側の冷媒の状態D’’を状態(D)から状態D’’までの間の任意の状態となるように調整可能である。
この際、減圧弁61bは、室内熱交換器7bの冷媒の流入温度(状態D’)、または、冷媒の流出温度(A’)を図示しない温度センサを用いて検知して、あるいは、冷却された空気温度を検知して制御するようにしてもよい。
図6は、実施形態2の空気調和機210の構成を説明する冷凍サイクル図である。
なお、前記実施形態1の空気調和機110の構成と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図6において、本発明の実施形態2の空気調和機210は、複数の室内機a2,b2を有する室内マルチタイプの空気調和機であり、各室内機a2,b2は、負荷の異なる部屋に設置されていても、個別に冷凍能力を調整できるように構成されている。
これらのユニットHXa,HXbには、それぞれ実施形態1のバイパス通路60,70に対応するバイパス通路160,170と、前記第3熱交換器としての内部熱交換器300a,300bとが設けられている。
なお、室内機a2,b2には、それぞれ室内熱交換器7a,7bの入口側に膨張弁としての減圧弁60a,60bが設けられている。
このため、初期の施工時にユニットHXa,HXbを装着するか否か選択可能である。
さらに、実施形態2の空気調和機210は、制御部220によって室内機a2,b2に設けられた減圧弁60a,60bの開度を制御して、室内熱交換器7a,7bの冷凍能力を調整することができる。
他の構成、および作用効果については、前記実施形態1の空気調和機110と同一であるので説明を省略する。
このため、冷媒の過不足や、あるいは2相流を発生させることなく、安定した状態で、各室内熱交換器7a,7bの冷凍能力を個別に調整することができる。
そして、上記実施形態1では、流量制御弁として電子膨張弁として機能する減圧弁61a,61bを用いたものを示して、また、実施形態2では、流量制御弁として電動開閉弁により構成される開閉弁161a,161bを用いたものを示して説明してきたが、特にこれに限定されることはない。
以上のように、実施形態における空気調和機によれば、各室内機a1,b2のいずれかの減圧弁61a,61bの開度の変更により、バイパス通路60,70の内部熱交換器300a,300bにて冷却された冷媒を、室内熱交換器7a,7bの入口側に導入して、非共沸混合冷媒の蒸発温度を低下させた状態にて、いずれかの室内熱交換器7a,7bに流入させることができる。
また、冷媒量を変化させる一般的な冷凍サイクルと比して、室内熱交換器7a,7bの出口側にて、冷媒の過熱度が上昇したり、あるいは、2相流を発生させることなく、室内機b1の冷凍能力と、室内機a1の冷凍能力との間に差を設定可能となる。
よって、各室内機a1,b1が配置される室の異なる負荷の状態に対応させて、個別に冷凍能力を設定でき、冷媒の過不足を発生させることなく、効率的な運転を行うことができる。
2 四方弁
3 室外熱交換器(第1熱交換器)
4 室外ファン
5 気液分離器
6a,6b 減圧弁
7a,7b 室内熱交換器(第2熱交換器)
8a,8b 室内ファン
10,110,210 空気調和機
20,120,220 制御部
60,70,160,170 バイパス通路
60a,60b,61a,61b 減圧弁(流量調整弁の一つ)
100L,100V 冷媒通路
100La,100Lb,100Lc 液接続配管
100Va,100Vb,100Vc ガス接続配管
110L 分岐部
110V 合流部
160a,160b,161a,161b 開閉弁(流量調整弁の一つ)
300a,300b 内部熱交換器(第3熱交換器)
HXa,HXb ユニット
a,b,a1,b1,a2,b2 室内機
c 室外機
Claims (4)
- 第1熱交換器を含む室外機と、
第2熱交換器を含む複数の室内機と、
前記室外機に、前記各室内機を並列に接続して、冷媒を前記第1熱交換器および第2熱交換器の間で循環させる冷媒通路と、を備え、
前記室内機には、前記冷媒通路から分岐されて、冷房時の冷媒の流通方向で、前記第2熱交換器の上流側に位置する入口側から前記冷媒を前記第2熱交換器に戻すバイパス通路と、
前記第2熱交換器から流出した冷媒および前記バイパス通路内の冷媒の間にて、熱交換を行う第3熱交換器と、
前記バイパス通路から前記第2熱交換器に流入する冷媒流量を変更する流量制御弁と、
前記第2熱交換器の入口側に減圧弁をさらに備え、
前記バイパス通路は、前記減圧弁の手前で、前記冷媒通路から分岐されるとともに、前記第3熱交換器にて熱交換が行われた冷媒を、前記第2熱交換器の入口側に戻し、
前記流量制御弁は、前記第2熱交換器の入口側に備えられた減圧弁と、同じ仕様の減圧弁であることを特徴とする空気調和機。 - 前記冷媒は、非共沸性の冷媒である
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 - 前記流量制御弁は、開閉弁である
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機 。 - 前記バイパス通路と、前記第3熱交換器と、前記開閉弁とを、前記室内機に対して着脱自在に構成されたユニットに設けた
ことを特徴とする請求項3に記載の空気調和機 。
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