JP6611622B2 - 発電システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の発電装置を有して電力系統と連系する発電システムに関する。
発電システムを構成する発電装置の一例である太陽光発電装置(photovoltaic power generation unit:以下、適宜「PV」と表記)は、系統連系とよばれる技術により、電力会社の電力線に接続されて運用され、発電した電力を電力系統に供給する。電力会社の電力線には電力を使用する設備(以下「需要設備」と称する)も接続されているが、この需要設備の負荷が少ない場合、または、負荷が存在しない場合は、電力設備が発電した電力のうちの余った電力、または発電した電力を電力会社に供給するという電力制御(「逆潮流」と称される)が行われる。
逆潮流が行われると、発電した電力は発電装置から電力会社に流れるため、配線のインピーダンスに応じた電圧上昇が発生する。電力系統の電圧は、電気事業法施行規則により、供給電圧が100Vの場合は、101±6Vの範囲を逸脱しない値とすることが求められる。ここで、発電装置の発電電力が大きい場合は、逆潮流により電力系統の電圧が上がって規制電圧を超える場合が生ずる。
このため、発電装置は、規制電圧を超える場合には発電装置の出力を下げる等の手段により供給電圧を規制電圧以下とする機能を具備している。この機能に関する具体例は、下記非特許文献1に詳細が開示されている。この機能によれば、発電装置の出力端の電圧を計測し、あらかじめ設定された電圧を超えた場合は発電出力を低下させる等の動作を行う。
しかしながら、前述のような発電装置の出力端の電圧を計測し、あらかじめ設定された電圧を超えた場合に発電出力を低下させる動作を行う場合は、発電装置を接続する場所によって電圧が異なるため、電圧が高い場所ほど出力が低下しやすく、発電装置の設置者において不公平が発生している。
そこで、発電装置の運転力率を常に一定にすることにより、電圧上昇を回避する技術が提案され実用化されている(下記、非特許文献2を参照)。非特許文献2の手段によれば、電力会社の高圧配電線の線路インピーダンスにて決定される力率にて発電装置を運転し、発電装置から出力される無効電力によって電圧を低下させることにより、発電装置から出力される有効電力(「逆潮流電力」と称される)による電圧上昇を相殺することで発電装置による電圧上昇をほぼゼロとすることができる。
日本電気協会 電気技術規程系統連系編 系統連系規程 JEAC 9701−2012 106〜121ページ 日本電気協会 電気技術規程系統連系編 系統連系規程 JEAC 9701−2012 [2013年 追補版(その2)] 27〜34ページ
上述の非特許文献2の手法によれば、発電装置の運転力率を常に一定にする制御(以下、適宜「力率一定制御」と称する)を行うことにより、発電装置による電圧上昇をほぼゼロとすることができ、出力の低下を防止できる。一方、非特許文献2の手法では、運転力率を高圧配電線の線路インピーダンスにて決定される設定値で運転するため、発電装置の皮相電力が増加する。一般に発電装置、特に電力変換装置のコストは皮相電力に比例するため、発電装置の皮相電力が増加することは発電装置のコストが増加することとなる。あるいは、発電装置の皮相電力を増加させない、つまり、電力変換装置の能力を増加させない場合は、発電装置における発電量が多い時間では、発電装置が発電した電力の一部を放棄することとなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、力率一定制御を行うに際し、発電装置のコストアップを防ぎつつ、発電装置の発電能力を有効に活用することができる発電システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の発電装置を有して電力系統と連系する発電システムであって、それぞれの発電装置の運転力率を当該発電装置から出力される有効電力が最大となるように個別に設定しつつ、発電装置全体の運転力率を設定値に維持する力率制御装置を有することを特徴とする。
本発明によれば、力率一定制御を行うに際し、発電装置のコストアップを防ぎつつ、発電装置の発電能力を有効に活用することができる、という効果を奏する。
実施の形態1および2に係る発電システムの説明に供する電力系統の全体構成図 実施の形態1の説明に供する発電システムの構成図 実施の形態1および2に係るPCSの内部構成を示すブロック図 実施の形態1に係る発電システムの発電状況を示す説明図 実施の形態1に係る発電システムの動作状況を表形式で示した図 実施の形態1および2に係る発電システムの動作を示すフローチャート 実施の形態2の説明に供する発電システムの構成図 実施の形態1および2の力率制御装置に係るハードウェア構成の一例を示すブロック図 実施の形態1および2の力率制御装置に係るハードウェア構成の他の例を示すブロック図
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態に係る発電システムおよび発電システムにおける出力制御方法について詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る発電システムの説明に供する電力系統の全体構成を示す図である。図1では、電力会社が敷設した高圧配電線であるフィーダ100に多数の発電システムが接続された構成を示している。図1において、変電所101は、送電線150からの電力供給を受け、通常6.6kVの電圧に降圧してフィーダ100に電力を供給する。変電所101の変圧器TRからは、数回線のフィーダ100に電力が供給されている。図示のように、フィーダ100には、フィーダ100の出力端から見て遠い側から、第1の発電システムである発電システムa_102、第2の発電システムである発電システムb_103および第3の発電システムである発電システムc_104が接続されている。発電システムa_102、発電システムb_103および発電システムc_104は、自らが発電した電力をフィーダ100に供給することができる。なお、この段落および以降の段落の説明に際し、着目する発電システムが第1から第3の発電システムの何れであるかのイメージを容易とするため、図示の符号に加え、アルファベットの文字a,b,cを付加した表記とする。すなわち、アルファベット文字“a”が付されているのは第1の発電システムまたはその構成要素であり、アルファベット文字“b”が付されているのは第2の発電システムまたはその構成要素であり、アルファベット文字“c”が付されているのは第3の発電システムまたはその構成要素である。
図示のように、第1の発電システムである発電システムa_102は、n台の発電装置PVa−1,PVa−2,PVa−3,……,PVa−nを有している。第2の発電システムである発電システムb_103は、2台の発電装置PVb−1,PVb−2を有している。第3の発電システムである発電システムc_104は、1台の発電システムPVcを有している。発電システムa_102、発電システムb_103および発電システムc_104は、それぞれが変圧器Ta,Tb,Tcを介してフィーダ100に接続されている。
フィーダ100には、図示しない需要設備が多数接続されている。需要設備による電力の使用状況により、また、フィーダ100が呈するインピーダンスにより、それぞれの発電システムの間には電圧差(「電位差」とも言う)が生ずる。図1では、発電システムa_102と発電システムb_103との間の電圧差をΔVb−aで表し、発電システムb_103と発電システムc_104との間の電圧差をΔVc−bで表している。なお、図1では、発電システムとして、太陽光発電装置(photovoltaic power generation unit:以下「PV」と表記)を例示しているが、太陽光発電装置に限定されるものではなく、風力発電装置、地熱発電装置などの再生可能エネルギーによる発電装置でもよい。すなわち、図示のPVは電力供給源の一例である。
図2は、図1の全体構成から実施の形態1に係る発電システムの説明に関係する発電システムb_103の部分を抜き出して示した図である。発電システムb_103には、2台の発電装置PVb−1,PVb−2が設けられている。1台目の発電装置PVb−1は、PVモジュール106と、PVモジュール106が発電した電力をフィーダ100に供給できるように電圧調整を行うパワーコンディショナ(power conditioner system:以下「PCS」と表記)b−1_108とを有している。2台目の発電装置PVb−2も同様な構成であり、PVモジュール107と、PVモジュール107が発電した電力をフィーダ100に供給する際に、電圧調整を行うPCSb−2_109とを有している。
2台の発電装置PVb−1,PVb−2には、力率制御装置b_105が接続されている。力率制御装置b_105は、複数の発電システム間での力率制御を可能とするため他の発電システムに設けられた他の力率制御装置と連携できるように通信手段を有している。図1では、力率制御装置b_105と他の力率制御装置の一例である力率制御装置a_105との間を破線で結んでいるが、有線、無線の何れであってもよく、また、有線および無線を併用する形でもよい。
図3は、PCSの内部構成を示すブロック図である。PCS10は、インバータ11、インバータ制御部12、制御装置13、連系リレー14および電流センサ15を有して構成される。
電力供給源1は、例えば太陽光発電装置、ガスエンジン発電機であり、直流電力を発電して電力変換手段であるPCS10に供給する。電力供給源1は、PCS10を介して電力系統2と接続される。PCS10は、電力供給源1が発電した直流電力を交流電力に変換する電力変換機能を有する。PCS10が変換した交流電力は、電力系統2に供給される他、図3では図示を省略した需要者の負荷にも供給される。
インバータ11は、PCS10における電力変換機能を担う。インバータ制御部12は、電力系統2の出力電圧および電流センサ15が検出したインバータ11と電力系統2との間に流れる電流に基づいてインバータ11を制御する。
制御装置13は、図示のように外部に設置した力率制御装置に接続される。制御装置13は、力率制御装置からの情報に基づいてインバータ制御部12および連系リレー14に指令を送り、インバータ11の運転力率の制御などを行う。制御装置13は、外部の力率制御装置との間で、有線または無線による通信手段により、運転力率、有効電力、無効電力を含む出力状態の情報を相互に交換する。
次に、上記のように構成された発電システムb_103の動作について、図2および図4から図6の図面を適宜参照して説明する。図4は、発電システムb_103の発電状況を示す説明図である。図5は、発電システムb_103の動作状況を表形式で示した図である。図6は、発電システムb_103の動作を示すフローチャートである。
なお、動作説明を行う前提として、発電システムb_103の構成要素である発電装置PVb−1では、14.25kWの発電が可能なPVモジュール106を真東向きに設置角度20度で設置しているものとする。一方、もう一つの発電装置PVb−2では、同じく14.25kWの発電が可能なPVモジュール107を真西向きに設置しているものとする。また、発電装置PVb−1,PVb−2において、PCSb−1_108およびPCSb−2_109の出力容量は、共に10kVAであり、運転力率100%のときは、10kWの電力を出力することができるものとする。図4は、これらの前提の元での発電状況を示ものであり、横軸には時刻をとり、縦軸には発電装置PVb−1,PVb−2における発電電力を示しており、破線は東向きに設置した発電装置PVb−1の発電状況であり、一点鎖線は西向きに設置した発電装置PVb−2の発電状況である。なお、設置場所は東京であり、季節は4月、天候は快晴である。また、発電装置PVb−1,PVb−2共に、力率100%で運転したときの発電状況である。
図4において、破線で示されるように、東向きに設置した発電装置PVb−1は、時刻11時頃に発電電力が最大となり、9.48kW発電する。また、一点鎖線で示されるように、西向きに設置した発電装置PVb−2は、時刻13時頃に発電電力が最大となり、9.55kW発電する。
次に、前述の電圧上昇を抑制するため、電力会社から指定された力率(ここでは90%とする)にて力率一定運転した場合を考える。条件は同一とすると、まず、PCSの容量が10kVAであるため、発電装置からの出力は、PCSの容量に力率を乗じた値である9kWの出力に制限される。このときの状況は、図4において、ハッチング部Aおよびハッチング部Bで示すように、ハッチング部の電力が削られて発電電力が9kWに制限される。
このときの発電状況、すなわち時刻11時頃の発電状況は図5における列記号a,bの欄に示されている。なお、列記号a,bで示す値は、単独制御の場合である。なお、単独制御とは、本発明の制御手法である協調制御を採用しなかった場合の呼称である。協調制御については、後述するが、図5では、列記号c,d,eの欄に示している。
また、図5において、行番号001〜004は、発電装置PVb−1の有効電力、無効電力、皮相電力および力率を示し、行番号005〜008は、発電装置PVb−2の有効電力、無効電力、皮相電力および力率を示している。また、行番号009〜012は、発電装置PVb−1と発電装置PVb−2とを合算した有効電力、無効電力、皮相電力および力率を示している。
繰り返しになるが、列記号aの欄は、発電装置PVb−1および発電装置PVb−2共に、力率100%で運転したときの発電状況を示したものである。発電装置PVb−1は、行番号001〜004に示すように、有効電力9.48kW、無効電力0.00kvarおよび皮相電力9.48kVAで運転されている。また、発電装置PVb−2は、行番号005〜008に示すように、有効電力7.11kW、無効電力0.00kvarおよび皮相電力7.11kVAで運転されている。このとき、発電装置PVb−1と発電装置PVb−2の合計は、行番号009〜012に示すように、有効電力16.59kW、無効電力0.00kvarおよび皮相電力16.59VAとなる。また、このとき、発電装置PVb−1および発電装置PVb−2では、皮相電力が何れも10kVA以内であるため、発電電力を特に制限する必要はなく、発電装置PVb−1および発電装置PVb−2共に、最大能力での運転が可能となる。
また、列記号bの欄は、発電装置PVb−1および発電装置PVb−2共に、力率90%で運転したときの発電状況を示したものである。発電装置PVb−1では、行番号001〜004に示すように、有効電力9.00kW、無効電力4.36kvarおよび皮相電力10.00kVAで運転されている。また、発電装置PVb−2は、行番号005〜008に示すように、有効電力7.11kW、無効電力3.44kvarおよび皮相電力7.90kVAで運転されている。このとき、発電装置PVb−1と発電装置PVb−2の合計は、行番号009〜012に示すように、有効電力16.11kW、無効電力7.80kvarおよび皮相電力17.90kVAとなる。このとき、発電装置PVb−1は、有効電力9.48kWの発電が可能であるにも関わらず、皮相電力が10.00kVAに達しているため、有効電力が9.00kWに制限されている。一方、発電装置PVb−2は、皮相電力が10.00kVA以内であるため、特に発電電力を制限することなく運転が行われる。発電装置PVb−1と発電装置PVb−2の合計では、有効電力は16.59(=9.48+7.11)kWの発電が可能であるが、上記の理由により16.11(=9.00+7.11)kWに制限される。
このように、従来の制御方法である単独制御を採用し、力率90%にて運転した場合には、発電装置の皮相電力の上限があるため、PVの発電電力が有効に利用できず、電力の一部を放棄することがあった。
しかしながら、発電装置PVb−1と発電装置PVb−2の合計に着目すると、皮相電力の合計は17.90(=10.00+7.90)kVAでそれぞれの発電装置の能力の合計20kVAに対して余裕がある。本発明は、この点に着目し、発電システム全体では力率90%を維持した上で、発電装置PVb−1と発電装置PVb−2との間で力率を調整すること、すなわち発電装置PVb−1と発電装置PVb−2との間の協調制御により、電力の一部を放棄することなく、PVの発電電力を有効に活用できる手法を提供するものである。以下、この手法を詳細に説明する。
まず、図5において、協調制御の項の列記号eの欄には、発電装置PVb−1を力率94.8%で運転し、発電装置PVb−2を力率82.68%で運転したときの発電状況が示されている。より詳細に見ると、発電装置PVb−1では、行番号001〜004に示すように、有効電力9.48kW、無効電力3.20kvarおよび皮相電力10.00kVAで運転され、発電装置PVb−2では、行番号005〜008で示すように、有効電力7.11kW、無効電力4.84kvarおよび皮相電力8.60kVAで運転されている。よって、発電装置PVb−1と発電装置PVb−2との合計は、行番号009〜012に示すように、有効電力16.59kW、無効電力8.03kvarおよび皮相電力18.43kVAでの運転となる。ここで、単独制御を採用した列記号bと比較すると、発電装置PVb−1は力率90%から94.8%に変化し、逆に発電装置PVb−2の力率は90%から82.68%に変化している。これにより、発電装置PVb−1および発電装置PVb−2共に皮相電力は10kVA以内となり、かつ、有効電力はPVの発電電力である単独制御の力率100%のとき(「列記号a」の欄を参照)の数値と等しくなり、PVが発電した電力を放棄することのない運転が可能となっている。すなわち、協調制御により、単独制御にて力率90%の運転を行ったときより、発電システム全体で同じ力率90%の運転を行いながら、有効電力は0.48kW増加させることが可能となる。
協調制御に関する具体的な制御手法については、図5に示す動作状況および図6に示すフローチャートを参照して説明する。説明の理解を容易にするため、発電装置は図2に示すような2台の場合とし、動作状況の推移は、図5の列記号b欄に示すような単独制御の力率90%にて運転している状態から、図5の列記号e欄に示すような状態に推移させる場合を想定する。なお、本発明に係る手法を適用した場合、実際には、単独制御の力率90%の状態となることはない。前述の通り、本発明に係る協調制御は、複数の力率制御装置b_105の間において、有線または無線による通信手段によって、運転力率、有効電力、無効電力を含む出力状態の情報を相互に交換し、交換した情報に基づいて、それぞれの力率制御装置b_105が、発電装置PVb−1および発電装置PVb−2のうちの少なくとも一つを制御することで実現することができる。
図6において、ステップS1では、すべてのPCSに対し、最大出力か調べる。より具体的には、すべてのPCSの皮相電力が、それぞれのPCSの能力の限度に達しているかを調べる。図5の列記号bの例では、発電装置PVb−1は最大出力となっているが、発電装置PVb−2は最大出力とはなっていない。
ステップS2では、ステップS1の結果より、最大出力のPCSがあるか否かを判断する。図5の列記号bの例では、発電装置PVb−1が最大出力となっているので「Yes」であり、ステップS3に進む。なお、ステップS2において、最大出力のPCSがなければ、「No」となって、図6のフローを終了する。
ステップS3では、最大出力ではないPCSがあるか否かを判断する。上述のように、列記号bの例では、発電装置PVb−2が最大出力となっていないので「Yes」であり、ステップS4に進む。なお、最大出力ではないPCSがなければ、それぞれの発電装置の力率を調整することができず、有効電力を改善する余地がないため、処理を終了する。図6のフローでは、ステップS3において「No」と判定された場合が、これに該当する。
ステップS4では、最大出力となっているPCSの力率を上げる制御を行う。力率の変更幅は、予め定められている。例えば、発電装置において設定可能な力率の分解能の限界値などに基づいて定められる値であり、図5の例では0.1%に設定されている。図5において、協調制御の列記号c欄を参照すると、行番号001に示されるように、発電装置PVb−1の力率は90%から90.1%に変更されている。すなわち、図5の例では、力率の現在値である90%に対し、力率の変更幅である0.1%が加算されている。
ステップS5では、ステップS4で設定した力率でPCSが動作したときのすべてのPCSの合計での力率値が、電力会社から指示された設定値である例えば90%となるように、最大出力ではないPCSの運転力率を計算する。
ステップS6では、ステップS5で計算した力率値、すなわち最大出力ではないPCSの出力を下げる制御を行って図6の処理フローを終了する。図5の例では、協調制御の列記号c、行番号001に示すように、発電装置PVb−2の運転力率を89.87%に設定することにより、行番号012に示すように発電装置PVb−1と発電装置PVb−2の合計での力率が90%となるようにする。なお、ステップS5の具体的な計算方法は後述する。
以上の処理を、一定間隔、例えば0.1秒に1回など短時間に繰り返し行うことにより、図5の列記号cからd,eのように有効電力、無効電力および皮相電力が変化して行く。すなわち、力率の協調制御により、発電システムb_103での運転力率が90%となることを維持しながら有効電力を増加することができる。この処理を連続して実施することにより、図5の列記号eに示す運転状態とすることができる。
なお、協調制御の実行周期は、ステップS4の力率を変化させる値が小さい場合は、より早くしなくてはいけない。太陽光発電に応用した場合は、日射変動等により変動があるため、力率が90%から100%まで変化する時間は20秒以内が好ましく、この場合、ステップS4の力率を変化させる値が0.1%の場合は、0.2(=20×0.1/(100−90))秒に1回以上繰り返し処理を行うことが好ましい。
次に、ステップS4およびステップS5にて実施する処理、すなわち最大出力ではないPCSの力率の値を計算する手順例を以下に説明する。ここで、計算式の記号は以下を意味するものとする。
・SMj:皮相電力が最大で運転されている、それぞれのPCSjの皮相電力の値、ここでjは、このPCSの台数の合計をmとし1〜mとする。
・λMj:皮相電力が最大で運転されている、それぞれのPCSjの力率の値、ここでjは、このPCSの台数の合計をmとし1〜mとする。
・PMa:皮相電力が最大で運転されている、すべてのPCSの有効電力の合計
・QMa:皮相電力が最大で運転されている、すべてのPCSの無効電力の合計
・PNk:皮相電力が最大では運転されていない、それぞれのPCSkの有効電力の値、ここでkは、このPCSの台数の合計をnとし1〜nとする。
・QNk:皮相電力が最大では運転されていない、それぞれのPCSkの無効電力の値、ここでkは、このPCSの台数の合計をnとし1〜nとする。
・SNk:皮相電力が最大では運転されていない、それぞれのPCSkの皮相電力の値、ここでkは、このPCSの台数の合計をnとし1〜nとする。
・λNk:皮相電力が最大では運転されていない、それぞれのPCSkの力率の値、ここでkは、このPCSの台数の合計をnとし1〜nとする。
・Δλ:ステップS4で加算される力率の値
・λ0:すべてのPCSの合計での力率(電力会社からの指示により決まる値である設定値)
・Pa:すべてのPCSの有効電力の合計
・Qa:すべてのPCSの無効電力の合計
・Sa:すべてのPCSの皮相電力の合計
なお、( )内の数字は、図6の処理(以下「本処理」と称する)の実施タイミングを示し、(0)は、本処理を実施する直前の値を示し、(1)は、本処理を実施した後に得られる値であることを示す。
<手順1>
皮相電力が最大で運転されているPCSにおける本処理を実施した後の力率の値を、以下の(1)式で計算する。
Figure 0006611622
<手順2>
手順1で求めた力率の値で運転したとき、皮相電力が最大で運転されているPCSにおける本処理を実施した後の有効電力および無効電力を、以下の(2)、(3)式で計算する。
Figure 0006611622
注:SMjは、PCSの定格で決定する値であるので本説明ではPCSごとに一定値として扱う。
<手順3>
本処理を実施した後のすべてのPCSにおける有効電力、無効電力および皮相電力の各合計を、以下の(4)〜(6)式で計算する。
Figure 0006611622
注:PNkは、日射が変動しない限り変化しないため、本説明ではPCSごとに一定値として扱う。
<手順4>
皮相電力が最大では運転されていないPCSにおける無効電力の値を、以下の(7)式で計算する。具体的には、本処理を実施した後のすべてのPCSにおける無効電力の合計から本処理を実施した後の皮相電力が最大で運転されているPCSにおける無効電力の合計および本処理を実施前の皮相電力が最大では運転されていないPCSにおける無効電力の合計との差を、皮相電力が最大では運転されていないPCSの台数で除算した値を、本処理を実施する前の皮相電力が最大では運転されていないPCSにおける無効電力に加算して求める。
Figure 0006611622
<手順5>
皮相電力が最大では運転されていないPCSにおける皮相電力の値を、以下の(8)式で計算する。
Figure 0006611622
<手順6>
皮相電力が最大では運転されていないPCSにおける力率の値を、以下の(9)式で計算する。
Figure 0006611622
なお、上記(1)〜(9)式に示す計算式および計算手順は一例であり、計算順序の変更や座標系の変更等を行っても同様に計算できる。
以上、発電装置が2台の場合の構成にて説明したが、発電装置が3台以上でも本発明は成立する。図7は、発電装置がn台の場合の構成であり、図1の全体構成から発電システムa_102の部分を抜き出して示した図である。発電システムa_102では、n台の発電装置PVa−1,PVa−2,PVa−3,…,PVa−nが並列に配置され、変圧器Taを介してフィーダ100に接続されている。1台目の発電装置PVa−1は、PVモジュール121と、PVモジュール121が発電した電力をフィーダ100に供給できるように電圧調整を行うPCSa−1_131とを有している。2台目以降も同様な構成であり、2台目の発電装置PVa−2は、PVモジュール122と、PVモジュール122が発電した電力をフィーダ100に供給できるように電圧調整を行うPCSa−2_132とを有し、3台目の発電装置PVa−3は、PVモジュール123と、PVモジュール123が発電した電力をフィーダ100に供給できるように電圧調整を行うPCSa−3_133とを有し、n台目の発電装置PVa−nは、PVモジュール124と、PVモジュール124が発電した電力をフィーダ100に供給できるように電圧調整を行うPCSa−n_134と、を有している。
n台の発電装置PVa−1,PVa−2,PVa−3,…,PVa−nには、力率制御装置a_105が接続されている。力率制御装置a_105は、複数の発電システム間での力率制御を可能とするため他の発電システムに設けられた他の力率制御装置と連携できるように通信手段を有している。通信手段は、有線、無線の何れであってもよく、また、有線および無線を併用する形でもよい。力率制御装置a_105では、前述と同様に図6に示すフローチャートに従って、PCSa−1_131,PCSa−2_132,PCSa−3_133,…,PCSa−n_134の運転力率を制御することにより、発電装置PVa−1,PVa−2,PVa−3,…,PVa−nにて発電した電力を有効に活用することが可能となる。
これまでの説明では、図4の11時頃の発電状態に基づく説明を実施したが、本発明に係る協調制御を実施することにより、図4のA部の発電電力が抑制されることを防止できる。同様に、図4の13時頃の発電状態を示す図4のB部についても、同様な制御にて発電電力の抑制が可能である。なお、A部とB部が重なっている12時頃に発生するC部では、発電装置PVb−1および発電装置PVb−2共に、皮相電力に余力がなく、この場合は、C部の発電電力が抑制されることは止むを得ない。本発明に係る協調制御では、図4のC部のような抑制効果が制限されるケース(時間帯)もありうるが、12時を中心とする僅かな時間帯であり、全体的に見れば充分な効果が期待できる。
以上説明したように、実施の形態1に係る発電システムによれば、発電システムに具備される力率制御装置の一つが、システム内にある各発電装置の運転力率を当該発電装置から出力される有効電力が最大となるように個別に設定しつつ、発電装置全体の運転力率を設定値に維持するように調整するので、電圧上昇を抑制するために力率を一定とすることを行った場合でも、発電装置の能力を増加することなく、発電電力の抑制を防止することができ、発電装置のコストアップを抑えることが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、フィーダ100に接続された2台以上の発電装置を有する発電システムにおける発電装置間の協調制御について説明したが、図1に示す発電システムa_102および発電システムb_103をそれぞれ1台の発電装置とみなして同様な協調制御を行うことができる。この場合、例えば発電システムa_102が力率100%で、かつ最大出力で運転する可能性があり、発電システムa_102が力率100%で運転したときに生ずる発電システムa_102による電圧上昇が、発電システムa_102と発電システムb_103との間に接続される図示しない需要設備の最低需要による電圧降下ΔVb−aよりも小さいことが条件となる。言いかえれば、発電システムa_102が力率100%で、かつ最大出力で運転しているときでも需要設備の最低需要による電圧降下の方が大きくなり、電圧降下ΔVb−aが正の値、つまり変電所側の方が高い状態であることが条件となる。また、発電システムa_102および発電システムb_103との間には、それぞれの発電システムにおける力率制御装置a_105と力率制御装置b_105との間を通信手段により接続する必要がある。
また、実施の形態1では、力率制御装置b_105が接続される発電装置PVb−1,PVb−2の運転力率を計算して指示していたが、実施の形態2では、発電システムa_102および発電システムb_103は、それぞれにおける発電装置全体の運転力率を指定値に制御すると共に、発電システムa_102および発電システムb_103のうちの何れかの力率制御装置(力率制御装置a_105または力率制御装置b_105)は、実施の形態1と同様な手法にて発電システムa_102および発電システムb_103の運転力率の調整を行う必要がある。つまり、発電システムa_102および発電システムb_103では、それぞれのシステムに接続された発電装置間の力率調整を行いながら、発電システムa_102および発電システムb_103間でも同様に運転力率の調整を行う。
なお、図1に示す発電システムc_104は、発電装置が1台で構成されているため、力率制御装置を有していない。この場合でも、発電装置に同様の機能を有しておれば、発電システムb_103、発電システムc_104間の電圧上昇ΔVc−bが制限以内であること、および他の発電システムとの通信手段の確立が可能であれば、同様な発電装置間の力率調整が可能である。
以上説明したように、実施の形態2に係る発電システムによれば、電力系統に接続される複数の発電システムにおいて、各発電システムの運転力率を当該発電システムから出力される有効電力が最大となるように個別に設定しつつ、複数の発電システム間全体の運転力率を設定値に維持する力率制御装置を少なくとも一つの発電システムが有しているので、電圧上昇を抑制するために力率を一定とすることを行った場合でも、発電装置の能力を増加することなく、発電電力の抑制を防止することができ、発電装置のコストアップを抑えることが可能となる。
なお、実施の形態1および実施の形態2では、発電装置の外部に力率制御装置を設ける構成について説明したが、PCS10の制御装置13(図2参照)に内蔵することも可能である。この場合、PCS10の制御装置13には、図6に示す力率調整の機能を設ける必要があるが、PCS10における制御装置13の機能がソフトウェアで実現されていれば、コストアップの費用を抑制することが可能であり、コストアップを気にすることなく実現することができる。
最後に、力率制御装置a_105,b_105(以下「力率制御装置105」と総称する)のハードウェア構成について説明する。図8は、力率制御装置105のハードウェア構成を示すブロック図である。力率制御装置105の機能をソフトウェアで実現する場合には、図8に示すように、演算を行うCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)200、CPU200によって読みとられるプログラムが保存されるメモリ202および信号の入出力を行うインターフェイス204を含む構成とすることができる。なお、CPU200は、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、またはDSP(Digital Signal Processor)などと称されるものであってもよい。また、メモリ202とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)などが該当する。
具体的には、メモリ202には、力率制御装置105の機能を実行するプログラムが格納されている。CPU200は、インターフェイス204を介して、他の力率制御装置105との間で、運転力率、有効電力、無効電力を含む出力状態の情報を相互に交換することで、図6に示すフローチャートの処理を実行し、また、(1)式〜(9)式に示す演算処理を実行する。
力率制御装置105の機能をハードウェアで実現する場合には図9のように構成することができる。図9によれば、図8に示すCPU200およびメモリ202に代えて処理回路203が設けられている。図9に示す構成の場合、演算を行うのは処理回路203であり、インターフェイス204を介し他の力率制御装置105から受信した運転力率、有効電力、無効電力を含む出力状態の情報を使用して、図6に示すフローチャートの処理を実行し、また、(1)式〜(9)式に示す演算処理を実行する。処理回路203は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application specific integrated circuit)、FPGA(Field-programmable gate array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
なお、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 電力供給源、2 電力系統、10,b−1_108,b−2_109,a−1_131,a−2_132,a−3_133,…,a−n_134 PCS、11 インバータ、12 インバータ制御部、13 制御装置、14 連系リレー、15 電流センサ、100 フィーダ(高圧配電線)、101 変電所、a_102,b_103,c_104 発電システム、PVa−1,PVa−2,PVa−3,…,PVa−n,PVb−1,PVb−2,PVc 発電装置、a_105,b_105 力率制御装置、106,107,121,122,123,124 PVモジュール、150 送電線、200 CPU、202 メモリ、203 処理回路、204 インターフェイス。

Claims (6)

  1. 複数の発電装置を有して電力系統と連系する発電システムであって、
    それぞれの前記発電装置の運転力率を当該発電装置から出力される有効電力が最大となるように個別に設定しつつ、それぞれの前記発電装置の皮相電力に基づいて、発電装置全体の運転力率を設定値に維持する力率制御装置を有し、
    前記力率制御装置は、それぞれの前記発電装置の皮相電力が最大であるか否か、および、前記皮相電力が最大ではない発電装置があるか否かを判断し、皮相電力が最大である第1の発電装置があり、かつ、皮相電力が最大ではない第2の発電装置がある場合には、前記第1の発電装置のうちの少なくとも一つの発電装置の運転力率を上げ、前記第2の発電装置のうちの少なくとも一つの発電装置の運転力率を下げることで複数の発電装置間全体の力率調整を行う
    ことを特徴とする発電システム。
  2. 前記力率制御装置は、前記第1の発電装置のうちの少なくとも一つの発電装置の力率を設定された変更幅だけ上げ、前記第2の発電装置のうちの少なくとも一つの発電装置の運転力率を複数の発電装置間全体で設定値となるような値に設定することを特徴とする請求項に記載の発電システム。
  3. 前記力率制御装置は、前記第2の発電装置の運転力率を複数の発電装置間全体で設定値となるように設定する際に、前記第1の発電装置のうちの少なくとも一つの発電装置の力率を設定された変更幅だけ上げた後の複数の発電装置全体の無効電力の合計から、力率を変更した後の皮相電力が最大である発電装置の無効電力の合計および力率を変更する前の皮相電力が最大ではない発電装置の無効電力の合計との差を、皮相電力が最大でない発電装置の台数で除算した値を、力率を変更する前の皮相電力が最大でない発電装置の無効電力に加算して求めることを特徴とする請求項に記載の発電システム。
  4. 1または複数の発電装置を有して電力系統と連系する発電システムであって、
    電力系統には複数の発電システムが接続されており、
    それぞれの前記発電システムの運転力率を当該発電システムから出力される有効電力が最大となるように個別に設定しつつ、それぞれの前記発電システムの皮相電力に基づいて、複数の発電システム間全体の運転力率を設定値に維持する力率制御装置を少なくとも一つの発電システムが有しており、
    前記力率制御装置は、それぞれの前記発電システムの皮相電力が最大であるか否か、および、前記皮相電力が最大ではない発電システムがあるか否かを判断し、皮相電力が最大である第1の発電システムがあり、かつ、皮相電力が最大ではない第2の発電システムがある場合には、前記第1の発電システムのうちの少なくとも一つの発電システムの運転力率を上げ、前記第2の発電システムのうちの少なくとも一つの発電システムの運転力率を下げることで複数の発電システム間全体の力率調整を行う
    ことを特徴とする発電システム。
  5. 前記力率制御装置は、前記第1の発電システムのうちの少なくとも一つの発電システムの力率を設定された変更幅だけ上げ、前記第2の発電システムのうちの少なくとも一つの発電システムの運転力率を複数の発電システム間全体で設定値となるような値に設定することを特徴とする請求項に記載の発電システム。
  6. 前記力率制御装置は、前記第2の発電システムの運転力率を複数の発電システム間全体で設定値となるように設定する際に、前記第1の発電システムのうちの少なくとも一つの発電システムの力率を設定された変更幅だけ上げた後の複数の発電システム間全体の無効電力の合計から、力率を変更した後の皮相電力が最大である発電システムの無効電力の合計および力率を変更する前の皮相電力が最大ではない発電システムの無効電力の合計との差を、皮相電力が最大でない発電システムの数で除算した値を、力率を変更する前の皮相電力が最大でない発電システムの無効電力に加算して求めることを特徴とする請求項に記載の発電システム。
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