JP6611558B2 - 出力ネジ軸案内機構付リニアアクチュエータ - Google Patents
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Description
一例として、図5(a)(b)に示すようにリニアアクチュエータ51を一般的な直動機器50に組みつける場合の問題点を説明する。直動機器50は、ベース板53上にガイドレール54があり、ガイドレール54に案内されているガイドブロック55と、ガイドブロック55に固定されている、L字型のテーブル56で構成されている。直動機器50のテーブル56の一端面にリニアアクチュエータ51のボールネジ軸43の先端を結合しており、リニアアクチュエータ51のボールネジ軸43が移動するとガイドレール54に沿ってガイドブロック55と共にテーブル56が直動する。
直動機器50にリニアアクチュエータ51を組み付ける際、回転中心であるデータムAに対する出力ネジ軸43の同軸度、およびリニアアクチュエータ51とアクチュエータ取付板52の組付部であるデータムBに対する出力ネジ軸43の直角度を、精度良く組み付ける必要がある。データムAに対する出力ネジ軸43の同軸度、データムBに対する出力ネジ軸43の直角度は、それぞれφ0.02〜0.05程度に精度よく規制する必要がある。そのためには部品の精度の確保、組み付けの調整をする必要があり、精度確認のための測定も大変手間がかかるという問題点があった。
特許文献2、特許文献3は出力用ネジ軸の出力部分を丸軸に加工して、丸軸の外周部分を案内する機構を設けており、ストロークが限られることや加工費がかかるという問題点があった。
前記出力用ネジ軸(23)の外周を摺動自在に案内するサポートガイド機構の軸方向長さが前記出力用ネジ軸(23)のネジ部を摺動自在に保持し得る長さに設定されていることにある。
前記中空状回転軸が小径部と大径部とを有する段付き構造に形成されており、前記小径部に前記モータ部の回転子が取付けられ、前記大径部内に前記ネジナットが配設されていることにある。
前記出力用ネジ軸はボールネジ軸であり、前記ネジナットはボールネジナットであることにある。
前記出力用ネジ軸は滑りネジ軸であり、前記ネジナットは滑りネジナットであることにある。
前記出力用ネジ軸の外周を摺動自在に案内するサポートガイド機構は、出力側フランジ部に装着されていることにある。
前記出力用ネジ軸の外周を摺動自在に案内するサポートガイド機構は、出力側フランジ部および反出力側ブラケット部に装着されていることにある。
前記出力用ネジ軸の外周を摺動自在に案内するサポートガイド機構と、前記出力用ネジ軸の外周との間には隙間が設けられていることにある。
前記出力用ネジ軸の外周を摺動自在に案内するサポートガイド機構は、前記出力用ネジ軸のリードピッチの2倍以上の長さが設けられていることにある。
前記出力用ネジ軸の外周を摺動自在に案内する滑り性に優れたサポートガイド機構の軸方向長さが前記出力用ネジ軸のネジ部を摺動自在に保持し得る長さに設定されているので、簡単な構成で、出力用ネジ軸のネジ部を摺動自在に保持することができ、極めて経済的で、実用に供することができる。
図1(a)(b)は、本発明に係るリニアアクチュエータ1を示している。
このリニアアクチュエータ1において、モータ部10は、ステータ11とロータ12と中空シャフト13とで構成されている。前記ロータ12は中空シャフト13の外周面に一体に設けられており、前記ロータ12の周囲に前記ステータ11が配設されている。
ボールネジナット24には、中空シャフト13の中空部13dの開口端側の外周面に、フランジ部24aが設けられており、このフランジ部24aのボールネジ軸23と同軸方向に形成された開口孔24bに、前記ボールネジ締結ネジ18が挿通されて前記ロックナット17に螺着されている。
このボールネジ軸サポートガイド25について、図2(a)(b)(c)により説明する。
このボールネジ軸サポートガイド25は、リニアアクチュエータ1の出力側のフランジ21の開口穴21aに圧入されて取り付けられており、このボールネジ軸サポートガイド25は、リードピッチの2倍以上の長さに設定されている。
ボールネジ軸23とボールネジナット24の隙間が0または予圧状態の場合、ボールネジ軸23とボールネジ軸サポートガイド25は、スムーズに動く最小値にしておく必要がある。この場合、ボールネジ軸23の外径とボールネジ軸サポートガイド25の内径の隙間Gは、0.001mmからボールネジ軸の直径による穴のはめあい公差H6の上限値程度が妥当である。逆にボールネジ軸23とボールネジナット24の隙間が0.5mmと大きい場合は、ボールネジ軸23の外径とボールネジ軸サポートガイド25の内径に隙間Gは、0.001mmからボールネジ軸23とボールネジナット24の隙間と同等程度の隙間が妥当である。
また、前記ボールネジ軸23の出力側の先端部には抜け止め用ストッパー28が装着されている。前記中空シャフト13の小径部13aの末端には、手動送り用摘み29が装着されており、前記ブラケット20の上部にはモータリード線を引き出すためのモータリード線用ブッシュ30が内蔵されている。
リニアアクチュエータ1はモータ部10のロータ12が中空シャフト13の小径部13aに締結してあり、中空シャフト13の大径部13bにスラスト兼ラジアルベアリング14の内輪をロックナット17で固定してある。
中空シャフト13の大径部13b内にボールネジナット24を配設して、ロックナット17にボールネジナット締結ネジ18によりボールネジナット24のフランジ部24aを締結してある。そのためステータ11の図示しない巻線の励磁を切りかえることによりロータ12が回転し、ロータ12と同期してボールネジナット24も回転する。ボールネジ軸23は、ボールネジナット24に螺合しており、ボールネジナット24の先端を、直動させる図示しない負荷に回り止めとなるように固定することで、ボールネジ軸23はボールネジナット24が回転することにより直動する。
ボールネジ軸サポートガイド25は、出力側のフランジ21に固定されており、ボールネジ軸23の外周を受けることで、ボールネジ軸23がスムーズに直動することができる。 こうして、ボールネジ軸23にモーメント及びラジアル荷重がかからないようにしている。
リニアアクチュエータ41はボールネジ軸23Bを長くし、フランジ21側のボールネジ軸サポートガイド25Aだけでなく、ブラケット20側にもボールネジ軸サポートガイド25Bを組み込み、フランジ21とブラケット20側両方でボールネジ軸23Bの外周を案内する。このことでホールネジ軸23Bへのラジアル荷重とモーメント荷重はほぼなくすことが出来る。また、フランジ20側一個のときよりもボールネジ軸23の山の当たる面積が大きくなり、よりスムーズに動作することが出来る。
10 モータ部
11 ステータ
12 ロータ
13 中空シャフト(中空状回転軸)
13a 小径部
13b 大径部
14 スラスト兼ラジアルベアリング
15 反出力側ベアリング
22 アクチュエータハウジング
23、23B ボールネジ軸
24 ボールネジナット(ネジナット)
25、25A ボールネジ軸サポートガイド
Claims (8)
- 中空状回転軸(13)を有するモータ部(10)と、該中空状回転軸(13)の軸線上に挿通された出力用ネジ軸(23)と、前記中空状回転軸(13)内に配設されて前記出力用ネジ軸(23)と螺合するネジナット(24)とを備え、前記中空状回転軸(13)の回転運動が前記出力用ネジ軸(23)の直線運動に変換されるように前記ネジナット(24)が設けられており、前記出力用ネジ軸(23)の外周を摺動自在に案内する滑り性に優れたサポートガイド機構がアクチュエータハウジング部(22)の出力側フランジ部(21)に装着されており、前記出力用ネジ軸(23)の外径と前記サポートガイド機構の内径との間に隙間(G)を設け、前記出力用ネジ軸(23)の外周を摺動自在に案内するサポートガイド機構の軸方向長さが前記出力用ネジ軸(23)のネジ部を摺動自在に保持し得る長さに設定されていることを特徴とする出力ネジ軸案内機構付リニアアクチュエータ。
- 前記中空状回転軸(13)が小径部(13a)と大径部(13b)とを有する段付き構造に形成されており、前記小径部(13a)に前記モータ部(10)の回転子(12)が取付けられ、前記大径部内(13b)に前記ネジナット(24)が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の出力ネジ軸案内機構付リニアアクチュエータ。
- 前記出力用ネジ軸(23)はボールネジ軸であり、前記ネジナットはボールネジナットであることを特徴とする請求項1または2に記載の出力ネジ軸案内機構付リニアアクチュエータ。
- 前記出力用ネジ軸(23)は滑りネジ軸であり、前記ネジナットは滑りネジナットであることを特徴とする請求項1または2に記載の出力ネジ軸案内機構付リニアアクチュエータ。
- 前記出力用ネジ軸(23)の外周を摺動自在に案内するサポートガイド機構は、出力側フランジ部に装着されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の出力ネジ軸案内機構付リニアアクチュエータ。
- 前記出力用ネジ軸(23)の外周を摺動自在に案内するサポートガイド機構は、出力側フランジ部および反出力側ブラケット部に装着されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の出力ネジ軸案内機構付リニアアクチュエータ。
- 前記出力用ネジ軸(23)の外周を摺動自在に案内するサポートガイド機構と、前記出力用ネジ軸(23)の外周との間には隙間が設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の出力ネジ軸案内機構付リニアアクチュエータ。
- 前記出力用ネジ軸(23)の外周を摺動自在に案内するサポートガイド機構は、前記出力用ネジ軸(23)のリードピッチの2倍以上の長さが設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の出力ネジ軸案内機構付リニアアクチュエータ。
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