JP6611141B1 - 溶存気体モニター用クランプ - Google Patents

溶存気体モニター用クランプ Download PDF

Info

Publication number
JP6611141B1
JP6611141B1 JP2018132059A JP2018132059A JP6611141B1 JP 6611141 B1 JP6611141 B1 JP 6611141B1 JP 2018132059 A JP2018132059 A JP 2018132059A JP 2018132059 A JP2018132059 A JP 2018132059A JP 6611141 B1 JP6611141 B1 JP 6611141B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
pipe
dissolved
clamp
gas storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018132059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020008507A (ja
Inventor
中島 秀敏
秀敏 中島
康弘 阿部
康弘 阿部
廣治 田口
廣治 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pureron Japan Co Ltd
Original Assignee
Pureron Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pureron Japan Co Ltd filed Critical Pureron Japan Co Ltd
Priority to JP2018132059A priority Critical patent/JP6611141B1/ja
Priority to EP19833574.7A priority patent/EP3822610A4/en
Priority to PCT/JP2019/026383 priority patent/WO2020013040A1/ja
Priority to TW108124499A priority patent/TWI815925B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP6611141B1 publication Critical patent/JP6611141B1/ja
Publication of JP2020008507A publication Critical patent/JP2020008507A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/18Water
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/02Devices for withdrawing samples
    • G01N1/10Devices for withdrawing samples in the liquid or fluent state
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D11/00Component parts of measuring arrangements not specially adapted for a specific variable
    • G01D11/30Supports specially adapted for an instrument; Supports specially adapted for a set of instruments
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/02Devices for withdrawing samples
    • G01N1/22Devices for withdrawing samples in the gaseous state
    • G01N1/2226Sampling from a closed space, e.g. food package, head space
    • G01N2001/2229Headspace sampling, i.e. vapour over liquid
    • G01N2001/2232Headspace sampling, i.e. vapour over liquid using a membrane, i.e. pervaporation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/0004Gaseous mixtures, e.g. polluted air
    • G01N33/0009General constructional details of gas analysers, e.g. portable test equipment
    • G01N33/0027General constructional details of gas analysers, e.g. portable test equipment concerning the detector
    • G01N33/0036General constructional details of gas analysers, e.g. portable test equipment concerning the detector specially adapted to detect a particular component
    • G01N33/005H2

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

【課題】配管を透過した気体を貯留するための密閉空間の気密を簡易な構成で確保することが可能な溶存気体モニター用クランプを提供する。【解決手段】溶存気体モニター用クランプは、配管10を挟み込む一対の配管押さえ部1a,1bと、一対の配管押さえ部を配管を挟み込んだ状態に着脱自在に固定する固定部3a,3bとを備える。一対の配管押さえ部の一方は、配管側に開口し配管を透過した気体を貯留する空間であるガス貯留部4と、ガス貯留部に貯留された気体を排気する排気口5とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、特定の気体を透過する配管中を流通する気体の水溶液中に溶存する当該気体の濃度を測定する溶存気体モニター装置用のクランプに関する。
従来、水素を透過するチューブ等の配管内を流通する水素水の水素濃度を当該水素水とは非接触で測定する溶存水素モニター装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の装置においては、配管の外周を包みこむように形成された、水素ガスを貯留させるための密閉空間を形成する外套部材として、管状の部品を使用しているため、当該密閉空間の気密の確保を容易にできるので、当該装置を用いることで配管中を流通する水素水の水素濃度を確実に測定することができる。
特許第5859159号公報
しかしながら、既設の配管中を流通する気体の水溶液中に溶存する当該気体の濃度を測定するために溶存気体モニター装置を設置するときなど、配管を透過した気体を貯留するための密閉空間を形成する外套部材として管状の部品を使用することができない場合がある。
このような場合には、クランプなどの、配管の外周を外側から挟み込む部品を、当該密閉空間を形成する外套部材として用いることが考えられるが、当該部品同士の接合面の気密を確保するためには高度な加工精度が求められ、当該部品の製造コストが高額になるという課題があった。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、配管を透過した気体を貯留するための密閉空間の気密を簡易な構成で確保することが可能な溶存気体モニター用クランプを提供することにある。
本発明による溶存気体モニター用クランプは、
特定の気体を透過する配管でありかつ気体の水溶液が流通する配管に固定されて該配管を流通する該水溶液に溶存する該気体の濃度を測定する溶存気体モニター用クランプであって、
前記配管を挟み込む一対の配管押さえ部と、
前記一対の配管押さえ部を、前記配管を挟み込んだ状態に着脱自在に固定する固定部とを備え、
前記一対の配管押さえ部の一方は、前記配管側に開口し該配管を透過した気体を貯留する空間であるガス貯留部と、該ガス貯留部に貯留された気体を排気する排気口とを有し、
前記一対の配管押さえ部のうち前記ガス貯留部を有する前記配管押さえ部は、前記配管を透過した気体を再度透過する再透過膜を有し、
前記再透過膜は、その前記配管側の面が該配管の外周面に当接するとともに、前記ガス貯留部の開口部全面を覆うように配置されていることを特徴とする。
本発明の溶存気体モニター用クランプは、チューブなどの配管を挟み込む一対の配管押さえ部を備えており、当該配管押さえ部の一方に、配管側に開口し当該配管を透過した気体を貯留する空間であるガス貯留部を備えている。
チューブなどの配管を挟み込んで固定した状態においては、当該配管の外周面の一部とガス貯留部とに囲まれた空間が、配管を透過した気体を貯留する密閉空間を形成する。
これにより、気密を確保すべき部分は、配管とガス貯留部を備える配管押さえ部とが当接する部分のみとなる。チューブなどの配管は弾性を有しており、配管押さえ部と密着させることは容易であるので、配管の外周面とガス貯留部とで形成される密閉空間の気密は、簡易な構成で確保することができる。
また、一対の配管押さえ部の一方は、ガス貯留部に貯留された気体を排気する排気口を有している。排気口の先に、当該気体を検知するセンサーを気密が保たれるように配置することで、配管を透過した気体は、排気口を通過して当該センサーにたどり着き、気体の濃度が測定される。
このように、本発明によれば、配管を透過した気体を貯留するための密閉空間の気密を簡易な構成で確保することが可能な溶存気体モニター用クランプを提供することができる。
また、本発明の溶存気体モニター用クランプは、配管を透過した気体を再度透過する再透過膜を有している。当該再透過膜は、その前記配管側の面が該配管の外周面に当接するとともに、ガス貯留部の開口部全面を覆うように配置されている。
溶存気体モニター用クランプは着脱自在であるため、気体の濃度の測定対象となる配管への設置及び取り外しを繰り返し行うことが考えられる。クランプの配管への設置及び取り外しを繰り返し行った際にガス貯留部に異物が混入するおそれがある。
本発明によれば、ガス貯留部の開口部全面を覆うように配置された再透過膜により、ガス貯留部の気密がより容易に確保されるとともに、クランプの配管への設置及び取り外しを繰り返し行った場合においても、ガス貯留部に異物が混入することを防止でき、異物混入に伴うセンサーの故障を防止することができるので、より確実に気体の濃度を測定することができる。
このように、本発明によれば、配管を透過した気体を貯留するための密閉空間の気密を容易に確保しつつ、確実に気体の濃度を測定することが可能な溶存気体モニター用クランプを提供することができる。
本発明による溶存気体モニター用クランプにおいて、
前記再透過膜は、前記ガス貯留部の開口部全面及び該ガス貯留部を有する前記配管押さえ部の該配管側表面の全面を覆うように配置されていることが好ましい。
本発明の溶存気体モニター用クランプは、再透過膜がガス貯留部の開口部全面及びガス貯留部を有する配管押さえ部の配管側表面の全面を覆うように配置されている。
これにより、開口部を覆う部分からは気体はガス貯留部へと透過するが、開口部を覆う部分以外の部分からは、ガス貯留部を有する配管押さえ部の配管側表面により塞がれているので、気体は透過しない。
そのため、気体の漏洩を防止することができるので、より正確に気体の濃度を測定することができる。
このように、本発明によれば、気体の漏洩を防止しつつ、より正確に気体の濃度を測定することが可能な溶存気体モニター用クランプを提供することができる。
本発明による溶存気体モニター用クランプにおいて、
前記ガス貯留部の表面と前記配管との間に該配管の外周面の一部を支持する支持部を備えることが好ましい。
本発明の溶存気体モニター用クランプは、ガス貯留部の表面と配管との間に支持部を有している。そして当該支持部は、配管の外周面の一部を支持している。
なお、配管を透過した気体を透過する再透過膜を有し、当該再透過膜がガス貯留部の開口部全面を覆うように配置されている場合には、当該支持部は、当該再透過膜を介して配管の外周面を支持する。
配管内を流れる気体の水溶液の水圧などにより当該配管がガス貯留部側に膨張、あるいは膨張後に収縮すると、ガス貯留部の容積が変動し、濃度の測定環境が一定に保てない恐れがある。
本発明によれば、配管内を流れる気体の水溶液の水圧などにより当該配管がガス貯留部側に膨張することを防止できる。そのため、配管の膨張によりガス貯留部の容積が小さくなることも防止できるので、濃度の測定環境を一定に保って気体の濃度を測定することができる。
このように、配管がガス貯留部側に膨張することを防止し、気体の濃度の測定環境を一定に保ちながら気体の濃度を測定することが可能な溶存気体モニター用クランプを提供することができる。
本実施形態の溶存気体モニター用クランプの全体構成の一例を示す参考図。 本実施形態の溶存気体モニター用クランプの使用状態の断面図。 本実施形態の溶存気体モニター用クランプの使用状態の断面図。 本実施形態の溶存気体モニター用クランプの使用状態の模式図。
次に、添付の図面を参照して本発明を実施するための形態についてさらに詳しく説明する。なお、同一の構成には同一の符号を付して、説明を省略する場合がある。
まず、図1を参照して、本実施形態の溶存気体モニター用クランプの構成について説明する。
溶存気体モニター用クランプは、配管10を挟み込む一対の配管押さえ部1と、蝶番2と、固定部3とを備える。
一対の配管押さえ部1は、第1配管押さえ部1aと第2配管押さえ部1bとで構成される。第1配管押さえ部1aは、ガス貯留部4と排気口5と給気口9を有している。第2配管押さえ部1bは、ガス貯留部4を有しない。
蝶番2は、第1配管押さえ部1a及び第2配管押さえ部1bの一方の側面に固定されており、第1配管押さえ部1aと第2配管押さえ部1bとを回転自在に支持している。
固定部3は、第1配管押さえ部1aと第2配管押さえ部1bとを配管10を挟み込んだ状態に着脱自在に固定できるように構成されており、例えば係止部3aと係止受け部3bとで構成されるキャッチクリップである。固定部3は、蝶番2が固定されている側の反対側の第1配管押さえ部1a及び第2配管押さえ部1bの側面に固定されている。固定部3は、1つでもよいし、複数でもよい。
ガス貯留部4は、配管10を透過した気体を貯留する空間であり、配管10側に開口している。
排気口5は、ガス貯留部4に貯留された気体を排気する孔である。一方はガス貯留部4の表面に開口しており、他方は第1配管押さえ部1aを貫通して例えば第1配管押さえ部1aの反対側の表面に開口している。
第1配管押さえ部1aと第2配管押さえ部1bとを、蝶番2を支点にして回転させてチューブなどの配管10を挟み込み、固定部3を用いて固定した状態においては、当該配管10の外周面の一部とガス貯留部4とに囲まれた空間が、配管10を透過した気体を貯留する密閉空間を形成する。すなわち、配管10の全周より透過する気体を貯留するのではなく、配管10の一部から透過する気体を貯留する。
これにより、気密を確保すべき部分は、配管10とガス貯留部4を備える第1配管押さえ部1aとが当接する部分のみとなる。チューブなどの配管10は弾性を有しており、第1配管押さえ部1aと密着させることは容易であるので、配管10の外周面とガス貯留部4とで形成される密閉空間の気密は、簡易な構成で確保することができる。
また、第1配管押さえ部1aは、ガス貯留部4に貯留された気体を排気する排気口5を有しているので、排気口5の先に、気密が保たれるように当該気体を検知できるセンサーを配置することで、配管10を透過した気体は、排気口5を通過して当該センサーにたどり着き、気体の濃度が測定される。
このように、本発明によれば、配管10を透過した気体を貯留するための密閉空間の気密を簡易な構成で確保することが可能な溶存気体モニター用クランプを提供することができる。
また、第1配管押さえ部1aは、配管10を透過した気体を透過する再透過膜6を有している。再透過膜6は、気体を透過する材料で形成された膜であり、ガス貯留部4の開口部全面を覆うように配置されている。すなわち、固定部3による固定を解いた状態においても、密閉空間が解放されない構造となる。
これにより、ガス貯留部4の気密がより容易に確保されるとともに、クランプの配管10への設置及び取り外しを繰り返し行った場合においても、ガス貯留部4に異物が混入することを防止でき、異物混入に伴うセンサーの故障を防止することができるので、より確実に気体の濃度を測定することができる。
このように、本発明によれば、配管10を透過した気体を貯留するための密閉空間の気密をより容易に確保しつつ、より確実に気体の濃度を測定することが可能な溶存気体モニター用クランプを提供することができる。
あるいは、再透過膜6は、ガス貯留部4の開口部全面及び当該ガス貯留部4を有する配管押さえ部1(すなわち、第1配管押さえ部1a)の配管10側表面の全面を覆うように配置されていてもよい。
これにより、開口部を覆う部分からは気体はガス貯留部4へと透過するが、開口部を覆う部分以外の部分からは、ガス貯留部4を有する配管押さえ部1の配管10側表面により塞がれているので、気体は透過しない。
そのため、気体の漏洩を防止することができるので、より正確に気体の濃度を測定することができる。
このように、本発明によれば、気体の漏洩を防止しつつ、より正確に気体の濃度を測定することが可能な溶存気体モニター用クランプを提供することができる。
また、第1配管押さえ部1aは、ガス貯留部4の表面と配管10との間に配管10の外周面を支持する1つ以上の支持部7を有する。
これにより、配管10内を流れる気体の水溶液の水圧などにより当該配管10がガス貯留部4側に膨張することを防止できる。そのため、配管10の膨張によりガス貯留部4の容積が小さくなることも防止できるので、濃度の測定環境を一定に保って気体の濃度を測定することができる。
このように、本発明によれば、配管10がガス貯留部4側に膨張することを防止し、気体の濃度の測定環境を一定に保ちながら気体の濃度を測定することが可能な溶存気体モニター用クランプを提供することができる。
給気口9は、ガス貯留部4に貯留している気体を排気口5を通してガス貯留部4の外に排気するための別の気体をガス貯留部4に給気するための孔である。給気口9の一方はガス貯留部4の表面に開口しており、他方は第1配管押さえ部1aを貫通して例えば第1配管押さえ部1aの反対側の表面に開口している。
配管10を透過してガス貯留部4に貯留している気体を排気口5を通してガス貯留部4の外に排気するための別の気体としては、実質的に配管10を透過してガス貯留部4に貯留している気体に対して不活性な気体が用いられる。
次に、図2〜図4を用いて本実施形態の溶存気体モニター用クランプの使用状態の一例を説明する。
図2は本実施形態の溶存気体モニター用クランプの使用状態を側面から見た断面図であり、図3は本実施形態の溶存気体モニター用クランプの使用状態を正面から見た断面図である。
図2においては、第1配管押さえ部1aと第2配管押さえ部1bとは、配管10を挟み込んだ状態で、固定部3により固定されている。
気体の水溶液は、配管10の内部を矢印11で示す方向に流れている。そして、当該水溶液内に溶存している気体の一部が、配管10のガス貯留部4側の表面及び再透過膜6を透過して矢印12で示す経路にてガス貯留部4へと流れ込み貯留される。
ガス貯留部4に貯留されている気体は、給気口9を通ってガス貯留部4に流入する実質的に当該気体に対して不活性な別の気体とともに、排気口5を通って排気される。
図3に示すように、一対の配管押さえ部1の表面は、断面が半円形状の溝部8を有している。第1配管押さえ部1aと第2配管押さえ部1bとを配管10を挟み込んだ状態に固定した際に形成される円筒形状の内径と、配管10の外形とが同径となるように溝部8を形成しているので、溝部8に当該配管10がちょうど密着するようにはめ込むことができる。
また、図2及び図3に示すように、支持部7が配管10の外周面を支持している。本実施例においては、11個の支持部7が再透過膜6の表面に一体的に形成されて配置されている。当該支持部7が配管10内を流れる気体の水溶液の水圧などにより当該配管10がガス貯留部側4に膨張することを防止する。また、これらの支持部7は、互いに適度な間隔を保って配置されているので、ガス貯留部4内の気体及び給気口9から流入する別の気体の移動を妨げない。
図4は本実施形態の溶存気体モニター用クランプの使用状態の模式図である。
配管10を透過する気体をガス貯留部4に貯留させ、当該気体を含む気体(すなわち配管10から透過した気体と給気口9から流入する別の気体との混合気体)中の当該気体の濃度をセンサー14で検知することで、配管10内を流れる気体の水溶液の汚染を伴わずに配管10内の気体の濃度の測定が可能となる。
なお、配管10内の気体の濃度の変化にガス貯留部4内の気体の濃度を追従させるために、ガス貯留部4内の気体を循環させ適宜な換気を行う。この換気には、図4に示すように例えば循環ポンプ15、排気ポンプ16、及び給気ポンプ17を用いる。
具体的には、配管10から透過した気体と別の気体との混合気体は、循環ポンプ15により排気口5側に引き込まれ、センサー14に導かれる。
気体の濃度の測定が終わった混合気体は、さらに循環ポンプ15により給気口9側へと運ばれる。このとき、水溶液内に含まれる気体の濃度とガス貯留部4内の混合気体の当該気体の濃度とが平衡状態となるように、排気ポンプ16と給気ポンプ17とにより適宜の換気が行われる。給気ポンプ17には必要に応じて、タンク18から実質的に当該気体に対して不活性な気体が供給される。
このようにしてガス貯留部4内の混合気体が換気されることにより、配管10中を流通する気体の水溶液中に溶存する気体の濃度とガス貯留部4中の混合気体中の特定の気体の濃度とがやがて平衡となるとともに、その後の平衡状態が保たれる。
そして、配管10中を流通する気体の水溶液中に溶存する気体の濃度とガス貯留部4中の混合気体中の特定の気体の濃度とが平衡になったときに、溶存気体モニターは、センサー14により混合気体中に含まれる特定の気体の濃度を測定する。
配管10中を流通する気体の水溶液中に溶存する気体の濃度とガス貯留部4中の混合気体中の特定の気体の濃度とが平衡に達する時期は、例えばセンサー14により混合気体中の特定の気体の濃度を経時的に測定し、測定された濃度が所定時間一定になることにより知ることができる。
以上述べてきたように、本発明によれば、配管を透過した気体を貯留するための密閉空間の気密を簡易な構成で確保することが可能な溶存気体モニター用クランプを提供することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
例えば、実施例においてはガス貯留部4内の気体を強制的にガス貯留部4外に排出するために複数のポンプを用いる構成について説明したが、自然換気によりガス貯留部4内の気体をガス貯留部4外に排出することとしてもよい。この場合、溶存気体モニター用クランプは、循環ポンプ15、排気ポンプ16給気ポンプ17を備えず、給気口9を必ずしも備えずともよい。
1a…第1配管押さえ部、1b…第2配管押さえ部、2…蝶番、3…固定部、4…ガス貯留部、5…排気口、6…再透過膜、7…支持部、8…溝部、9…給気口、10…配管

Claims (3)

  1. 特定の気体を透過する配管でありかつ気体の水溶液が流通する配管に固定されて該配管を流通する該水溶液に溶存する該気体の濃度を測定する溶存気体モニター用クランプであって、
    前記配管を挟み込む一対の配管押さえ部と、
    前記一対の配管押さえ部を、前記配管を挟み込んだ状態に着脱自在に固定する固定部とを備え、
    前記一対の配管押さえ部の一方は、前記配管側に開口し該配管を透過した気体を貯留する空間であるガス貯留部と、該ガス貯留部に貯留された気体を排気する排気口とを有し、
    前記一対の配管押さえ部のうち前記ガス貯留部を有する前記配管押さえ部は、前記配管を透過した気体を再度透過する再透過膜を有し、
    前記再透過膜は、その前記配管側の面が該配管の外周面に当接するとともに、前記ガス貯留部の開口部全面を覆うように配置されていることを特徴とする溶存気体モニター用クランプ。
  2. 請求項1に記載の溶存気体モニター用クランプにおいて、
    前記再透過膜は、前記ガス貯留部の開口部全面及び該ガス貯留部を有する前記配管押さえ部の該配管側表面の全面を覆うように配置されていることを特徴とする溶存気体モニター用クランプ。
  3. 請求項1又は2に記載の溶存気体モニター用クランプにおいて、
    前記ガス貯留部の表面と前記配管との間に該配管の外周面の一部を支持する支持部を備えることを特徴とする溶存気体モニター用クランプ。
JP2018132059A 2018-07-12 2018-07-12 溶存気体モニター用クランプ Active JP6611141B1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018132059A JP6611141B1 (ja) 2018-07-12 2018-07-12 溶存気体モニター用クランプ
EP19833574.7A EP3822610A4 (en) 2018-07-12 2019-07-02 CLAMP FOR DISSOLVED GAS DETECTOR
PCT/JP2019/026383 WO2020013040A1 (ja) 2018-07-12 2019-07-02 溶存気体モニター用クランプ
TW108124499A TWI815925B (zh) 2018-07-12 2019-07-11 溶存氣體監測用夾具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018132059A JP6611141B1 (ja) 2018-07-12 2018-07-12 溶存気体モニター用クランプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6611141B1 true JP6611141B1 (ja) 2019-11-27
JP2020008507A JP2020008507A (ja) 2020-01-16

Family

ID=68692003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018132059A Active JP6611141B1 (ja) 2018-07-12 2018-07-12 溶存気体モニター用クランプ

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP3822610A4 (ja)
JP (1) JP6611141B1 (ja)
TW (1) TWI815925B (ja)
WO (1) WO2020013040A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230100647A1 (en) 2020-01-22 2023-03-30 Daicel Corporation Composition and method for producing same
US11754201B2 (en) 2021-07-28 2023-09-12 Cytiva Us Llc Tubing retainer
DE102022129657A1 (de) * 2022-11-09 2024-05-16 Westnetz Gmbh Messsystem und Verwendung eines Messsystems mit einer Erdleitung

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5422073Y2 (ja) * 1973-12-03 1979-08-02
CA2613883C (en) * 2006-12-08 2015-09-22 Centre For Nuclear Energy Research, Inc. Device and system for gas effusion-based corrosion detection in pipes
JP4990941B2 (ja) * 2009-07-08 2012-08-01 中国電力株式会社 電位差法用端子固定具
US9518904B2 (en) * 2011-12-07 2016-12-13 Peter R. Bossard System and method of quantifying impurities mixed within a sample of hydrogen gas
JP6383579B2 (ja) * 2014-06-16 2018-08-29 信越化学工業株式会社 フランジ固定構造
JP5859159B1 (ja) 2015-06-18 2016-02-10 株式会社ピュアロンジャパン 水素ガス濃度の連続測定方法及びそれに用いる水素ガス濃度測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP3822610A4 (en) 2022-04-06
TW202006333A (zh) 2020-02-01
WO2020013040A1 (ja) 2020-01-16
JP2020008507A (ja) 2020-01-16
EP3822610A1 (en) 2021-05-19
TWI815925B (zh) 2023-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6611141B1 (ja) 溶存気体モニター用クランプ
JPH0612316B2 (ja) 液体またはガスから揮発性成分を取り出すためのプローブ装置
JP2527827B2 (ja) センサ―のキャリブレ―ション用キャリブレ―ション装置
US9295374B2 (en) Pressure compensation cap for endoscopes
JP2019162626A (ja) 高スループット・アプリケーションのための反応器システム
JPWO2020003799A1 (ja) ダイヤフラムバルブおよびその監視方法
JP5859159B1 (ja) 水素ガス濃度の連続測定方法及びそれに用いる水素ガス濃度測定装置
FR2493985A1 (fr) Appareil de controle de la pression partielle de gaz
JPH10225628A (ja) 交差濾過装置
JP6757347B2 (ja) 高圧タンク装置
US5979219A (en) Probe for measuring volatile components in an aqueous solution
KR102014265B1 (ko) 휴대용 표준 절연유 보관 및 공급 장치, 및 이 장치를 이용한 유중가스 센서의 검증 및 변압기의 고장유형 진단 방법
JP2014014820A (ja) シェルフィード型ガス分離膜モジュール
JP2006297221A (ja) 湿度インジケータ及び膜式ドライヤ装置
JP6611140B1 (ja) 溶存気体測定装置
JP2015170468A (ja) 気体透過部材、気体透過部材の検査方法及び通気性容器
US4198281A (en) Solvator plug
JP6613700B2 (ja) 中空糸膜モジュール
SE461632B (sv) Blodoxygenator av membrantyp
JP2006346635A (ja) ガスドライヤー構造
JP2003329532A (ja) リーク検査装置および被試験体装着治具
JP4338403B2 (ja) ガス透過性中空糸膜モジュールの検査装置および検査方法
US20170010189A1 (en) Module for capturing a gas dissolved in a liquid and measuring device
JPS59501400A (ja) 圧力フィルタ
JP3997531B2 (ja) 除湿装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190401

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190401

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190611

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6611141

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150