JP6610811B2 - 情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理装置の制御方法 - Google Patents

情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理装置の制御方法 Download PDF

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Description

本明細書によって開示される技術は、デバイスと通信を実行するための情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理装置の制御方法に関する。
従来、ユーザが、PC(Personal Computerとも称する)などの情報処理装置にドライバをインストールし、デフォルトプリンタを選択し、デフォルトプリンタのIPアドレスをPCに記憶させる。ユーザがPCに印刷を指示すると、PCが、記憶しているIPアドレスを用いて、デフォルトプリンタに印刷データを送信する、というように、情報処理装置とプリンタ等のデバイスとの間でデータ通信を行う技術が知られている。関連する技術が、特許文献1に記載されている。
特開2005−44080
しかし、情報処理装置が通信インターフェースを2種類以上備えている場合には、デフォルトデバイスに対して、複数の通信経路を用いて通信可能な状態となる場合がある。このような場合に、デフォルトデバイスに関する情報を適切に表示しないと、利便性が損なわれる場合がある。
本明細書に記載されている情報処理プログラムは、複数のデバイスと通信することが可能な情報処理装置に読込まれる情報処理プログラムであって、情報処理装置は、第1の通信規格に従って通信する第1無線通信インターフェースと、第1の通信規格とは異なる第2の通信規格に従って通信する第2無線通信インターフェースと、記憶部と、プロセッサと、を備えており、プロセッサを、第1無線通信インターフェースを用いて通信することが可能なデバイスである第1通信デバイスを識別する第1通信デバイス識別情報を、第1無線通信インターフェースを介して受信する第1受信手段と、第2無線通信インターフェースを用いて通信することが可能なデバイスである第2通信デバイスを識別する第2通信デバイス識別情報を、第2無線通信インターフェースを介して受信する第2受信手段と、第1受信手段が第1通信デバイス識別情報を受信した場合に、受信された第1通信デバイス識別情報によって識別される第1通信デバイスを示す第1画像を、情報処理装置が備えている表示部に表示させる第1表示制御手段と、受信された第2通信デバイス識別情報によって識別される第2通信デバイスと同一のデバイスを第1通信デバイスとして示している第1通信デバイス識別情報を、第1受信手段が受信していない場合にのみ、第2受信手段が受信した第2通信デバイス識別情報によって識別される第2通信デバイスを示す第2画像を表示部に表示させる第2表示制御手段と、表示部に表示されている第1画像を選択する操作入力を受け付けたことに応じて、選択された第1画像に対応する第1通信デバイスを、通信対象のデバイスとして記憶部に記憶させ、表示部に表示されている第2画像を選択する操作入力を受け付けたことに応じて、選択された第2画像に対応する第2通信デバイスを、通信対象のデバイスとして記憶部に記憶させる記憶制御手段と、して機能させることが可能であることを特徴とする。
当該構成を備える情報処理プログラム等によれば、ある1のデバイスが、第1無線通信インターフェースを用いて通信することが可能なデバイスである第1通信デバイスであると判断された場合には、当該1のデバイスが第1通信デバイスであることを示す第1画像を表示部に表示させることができる。そして、当該1のデバイスが第1通信デバイスであるとの判断後に、当該1のデバイスが、第2無線通信インターフェースを用いて通信することが可能なデバイスである第2通信デバイスでもあると判断された場合には、当該1のデバイスが第2通信デバイスであることを示す第2画像を、表示部に表示させないようにすることができる。これにより、情報処理装置が第1および第2無線通信インターフェースの各々を用いて1のデバイスと通信可能な状態となる場合に、当該1のデバイスを示す第1画像および第2画像が重複して表示されてしまう事態を防止することができる。よって、ユーザを混乱させることがないように、適切な表示を実行することが可能となる。
本明細書に記載されている情報処理プログラム等によれば、ある1のデバイスが、第2無線通信インターフェースを用いて通信することが可能な第2通信デバイスであると判断された場合に、当該1のデバイスが第2通信デバイスであることを示す第2画像の表示を待機することができる。そして、第2画像の表示の待機中に、当該1のデバイスが、第1無線通信インターフェースを用いて通信することが可能な第1通信デバイスでもあるか否かを確認することができる。これにより、1のデバイスが第1通信デバイスであるかの判断と、1のデバイスが第2通信デバイスであるかの判断と、の実行順番にかかわらず、当該1のデバイスを示す第1画像および第2画像が重複して表示されてしまう事態を防止することができる。
本明細書に記載されている情報処理プログラム等によれば、第1無線通信インターフェースが接続している第1中継装置を識別する第1中継装置識別情報と、第2中継装置として機能している第2通信デバイスを識別する第2中継装置識別情報とを用いて、第2通信デバイスであると判断されたデバイスが第1通信デバイスでもあるか否かを確認することができる。第1および第2中継装置識別情報は、一般的に用いられる情報であるため、当該確認処理を確実に実行することが可能となる。
本明細書に記載されている情報処理プログラム等によれば、ある1のデバイスが第1通信デバイスであるかの判断が実行される前に、当該1のデバイスが第2通信デバイスであると判断された場合には、第1無線通信インターフェースを用いた通信を実行可能であるか否かについて、当該1のデバイスに対して第2無線通信インターフェースを用いて、問い合わせることができる。これにより、1のデバイスが第2通信デバイスであるという判断が、1のデバイスが第1通信デバイスであるという判断よりも先に実行される場合においても、当該1のデバイスを示す第1画像および第2画像が重複して表示されてしまう事態を防止することができる。
本明細書に記載されている情報処理プログラム等によれば、第1通信デバイスを識別する第1通信デバイス識別情報と、第2通信デバイスを識別する第2通信デバイス識別情報とを用いて、第2通信デバイスであると判断されたデバイスが第1通信デバイスでもあるか否かを確認することができる。第1および第2通信デバイス識別情報は、一般的に用いられる情報であるため、当該確認処理を確実に実行することが可能となる。
本明細書に記載されている情報処理プログラム等によれば、第2無線通信インターフェースを用いて通信することが可能な第2通信デバイスが、第1無線通信インターフェースを用いた通信を実行できない状態である場合には、第1無線通信インターフェースを用いた通信を実行することが可能な状態にデバイスを設定することを、当該第2通信デバイスに対して第2無線通信インターフェースを用いて指示することができる。これにより、第1無線通信インターフェースを用いた通信を実行することが可能となる。
本明細書に記載されている情報処理プログラム等によれば、ある1のデバイスが、第2無線通信インターフェースを用いて通信することが可能な第2通信デバイスであると判断された場合に、当該1のデバイスが第2通信デバイスであることを示す第2画像を表示することができる。そして、第2画像の表示の表示後に、当該1のデバイスが、第1無線通信インターフェースを用いて通信することが可能な第1通信デバイスでもあることが確認できた場合には、第2画像の表示を終了することができる。これにより、1のデバイスが第1通信デバイスであるかの判断と、1のデバイスが第2通信デバイスであるかの判断と、の実行順番にかかわらず、当該1のデバイスを示す第1画像および第2画像が重複して表示されてしまう事態を防止することができる。
本明細書に記載されている情報処理プログラム等によれば、第1通信デバイスが、第1無線通信インターフェースを用いて通信することが可能なデバイスであることをユーザに認識させることができる。また、第2通信デバイスが、第2無線通信インターフェースを用いて通信することが可能なデバイスであることをユーザに認識させることができる。
本明細書に記載されている情報処理プログラム等によれば、第2無線通信インターフェースを、第1無線通信インターフェースよりも優先度を低く設定することができる。
なお、上記の情報処理プログラムを実現するための情報処理装置や情報処理装置の制御方法も、新規で有用である。
以下に、開示例を列挙する。
[開示例1]
複数のデバイスと通信することが可能な情報処理装置に読込まれる情報処理プログラムであって、
前記情報処理装置は、第1の通信規格に従って通信する第1無線通信インターフェースと、前記第1の通信規格とは異なる第2の通信規格に従って通信する第2無線通信インターフェースと、記憶部と、プロセッサと、を備えており、
前記プロセッサを、
前記第1無線通信インターフェースを用いて通信することが可能なデバイスである第1通信デバイスを識別する第1通信デバイス識別情報を、前記第1無線通信インターフェースを介して受信する第1受信手段と、
前記第2無線通信インターフェースを用いて通信することが可能なデバイスである第2通信デバイスを識別する第2通信デバイス識別情報を、前記第2無線通信インターフェースを介して受信する第2受信手段と、
前記第1受信手段が第1通信デバイス識別情報を受信した場合に、受信された前記第1通信デバイス識別情報によって識別される第1通信デバイスを示す第1画像を、前記情報処理装置が備えている表示部に表示させる第1表示制御手段と、
受信された前記第2通信デバイス識別情報によって識別される第2通信デバイスと同一のデバイスを第1通信デバイスとして示している第1通信デバイス識別情報を、前記第1受信手段が受信していない場合にのみ、前記第2受信手段が受信した第2通信デバイス識別情報によって識別される前記第2通信デバイスを示す第2画像を前記表示部に表示させる第2表示制御手段と、
前記表示部に表示されている第1画像を選択する操作入力を受け付けたことに応じて、選択された第1画像に対応する第1通信デバイスを、通信対象のデバイスとして前記記憶部に記憶させ、前記表示部に表示されている第2画像を選択する操作入力を受け付けたことに応じて、選択された第2画像に対応する第2通信デバイスを、通信対象のデバイスとして前記記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
して機能させることが可能であることを特徴とする情報処理プログラム。
[開示例2]
前記第2表示制御手段は、前記第2受信手段が前記第2通信デバイス識別情報を受信した場合に、受信された前記第2通信デバイス識別情報によって識別される第2通信デバイスを示す第2画像の前記表示部への表示を行わないまま所定時間待機し、
前記第2表示制御手段は、受信された前記第2通信デバイス識別情報によって識別される第2通信デバイスと同一のデバイスを第1通信デバイスとして示している第1通信デバイス識別情報を、前記所定時間内に前記第1受信手段が受信しなかった場合にのみ、前記第2画像を前記表示部に表示させることを特徴とする開示例1に記載の情報処理プログラム。
[開示例3]
前記第1通信規格は、端末と端末が中継装置を介して通信する通信方法を定める規格であり、
前記第1無線通信インターフェースは、前記第1通信規格に則って通信するインターフェースであり、
前記第2通信規格は、一方の端末と、中継装置として機能している他方の端末と、直接通信する通信方法を定める規格であり、
前記第2無線通信インターフェースは、前記第2通信規格に則って通信するインターフェースであり、
前記第1無線通信インターフェースが接続している第1中継装置を識別する第1中継装置識別情報を取得する第1取得手段として、前記プロセッサをさらに機能させ、
前記第2受信手段は、第2中継装置として機能している前記第2通信デバイスから、前記第2中継装置を識別する第2中継装置識別情報を受信し、
前記第2表示制御手段は、前記第1中継装置識別情報と前記第2中継装置識別情報とが一致するか否かによって、受信された前記第2通信デバイス識別情報によって識別される第2通信デバイスと同一のデバイスを第1通信デバイスとして示している第1通信デバイス識別情報を前記第1受信手段が受信しているか否かを判断することを特徴とする開示例1または2に記載の情報処理プログラム。
[開示例4]
前記第1受信手段は、前記第1通信デバイスを識別する第1物理アドレス情報を前記第1通信デバイスから受信し、
前記第2受信手段は、前記第2通信デバイスを識別する第2物理アドレス情報を前記第2通信デバイスから受信し、
前記第2表示制御手段は、前記第1物理アドレス情報と前記第2物理アドレス情報とが一致するか否かによって、受信された前記第2通信デバイス識別情報によって識別される第2通信デバイスと同一のデバイスを第1通信デバイスとして示している第1通信デバイス識別情報を前記第1受信手段が受信しているか否かを判断することを特徴とする開示例1または2に記載の情報処理プログラム。
[開示例5]
前記第2受信手段が第2通信デバイス識別情報を受信した場合に、受信された前記第2通信デバイス識別情報によって識別される第2通信デバイスに、問合せ情報を、前記第2無線通信インターフェースを介して送信する問合せ手段と、
送信された前記問合せ情報に対して返信された、当該第2通信デバイスが前記第1の通信規格に従った通信を実行可能であることを示す実行可能情報を、前記第2無線通信インターフェースを介して受信する第3受信手段と、
して、前記プロセッサをさらに機能させ、
前記第2表示制御手段は、前記実行可能情報を、前記第3受信手段が受信しなかったことに応じて、受信された前記第2通信デバイス識別情報によって識別される第2通信デバイスを示す前記第2画像を前記表示部に表示させることを特徴とする開示例1〜4の何れか1項に記載の情報処理プログラム。
[開示例6]
前記実行可能情報と、前記第2通信デバイスが前記第1の通信規格に従った通信を実行できない状態であることを示す状態情報とを、前記第3受信手段が受信した場合に、前記第1の通信規格に従った通信を実行することが可能な状態になることを指示する指示情報を、前記第2無線通信インターフェースを介して、当該第2通信デバイスへ送信する指示手段と、して前記プロセッサをさらに機能させ、
前記第2表示制御手段は、前記指示手段が前記指示情報を送信した後に、当該指示情報の送信先である第2通信デバイスと同一のデバイスを第1通信デバイスとして示している第1通信デバイス識別情報を、前記第1受信手段が受信しなかった場合にのみ、受信された前記第2通信デバイス識別情報によって識別される第2通信デバイスを示す前記第2画像を前記表示部に表示させることを特徴とする開示例5に記載の情報処理プログラム。
[開示例7]
前記第2表示制御手段は、前記第2受信手段が前記第2通信デバイス識別情報を受信したことに応じて、受信された前記第2通信デバイス識別情報によって識別される第2通信デバイスを示す第2画像を前記表示部に表示させ、
前記第2表示制御手段は、受信された前記第2通信デバイス識別情報によって識別される第2通信デバイスと同一のデバイスを第1通信デバイスとして示している第1通信デバイス識別情報を、前記第1受信手段が受信したことに応じて、前記第2画像の表示を終了する
ことを特徴とする開示例1に記載の情報処理プログラム。
[開示例8]
前記第1無線通信インターフェースは、前記第1通信規格に則ってデバイスと通信するインターフェースであり、
前記第1表示制御手段は、前記第1通信規格に則って前記第1通信デバイスと通信を行う場合に前記第1通信デバイスを識別するために用いられる情報を含んだ前記第1画像を、前記表示部に表示させ、
前記第2無線通信インターフェースは、前記第2通信規格に則ってデバイスと通信するインターフェースであり、
前記第2表示制御手段は、前記第2通信規格に則って前記第2通信デバイスと通信を行う場合に前記第2通信デバイスを識別するために用いられる情報を含んだ前記第2画像を、前記表示部に表示させることを特徴とする開示例1〜7の何れか1項に記載の情報処理プログラム。
[開示例9]
前記第2無線通信インターフェースは、前記第1無線通信インターフェースよりも優先度が低く設定されていることを特徴とする開示例1〜8の何れか1項に記載の情報処理プログラム。
[開示例10]
複数のデバイスと通信することが可能な情報処理装置であって、
第1の通信規格に従って通信する第1無線通信インターフェースと、
前記第1の通信規格とは異なる第2の通信規格に従って通信する第2無線通信インターフェースと、
記憶部と、
前記第1無線通信インターフェースを用いて通信することが可能なデバイスである第1通信デバイスを識別する第1通信デバイス識別情報を、前記第1無線通信インターフェースを介して受信する第1受信手段と、
前記第2無線通信インターフェースを用いて通信することが可能なデバイスである第2通信デバイスを識別する第2通信デバイス識別情報を、前記第2無線通信インターフェースを介して受信する第2受信手段と、
前記第1受信手段が第1通信デバイス識別情報を受信した場合に、受信された前記第1通信デバイス識別情報によって識別される第1通信デバイスを示す第1画像を、前記情報処理装置が備えている表示部に表示させる第1表示制御手段と、
受信された前記第2通信デバイス識別情報によって識別される第2通信デバイスと同一のデバイスを第1通信デバイスとして示している第1通信デバイス識別情報を、前記第1受信手段が受信していない場合にのみ、前記第2受信手段が受信した第2通信デバイス識別情報によって識別される前記第2通信デバイスを示す第2画像を前記表示部に表示させる第2表示制御手段と、
前記表示部に表示されている第1画像を選択する操作入力を受け付けたことに応じて、選択された第1画像に対応する第1通信デバイスを、通信対象のデバイスとして前記記憶部に記憶させ、前記表示部に表示されている第2画像を選択する操作入力を受け付けたことに応じて、選択された第2画像に対応する第2通信デバイスを、通信対象のデバイスとして前記記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
[開示例11]
複数のデバイスと通信することが可能な情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置は、第1の通信規格に従って通信する第1無線通信インターフェースと、前記第1の通信規格とは異なる第2の通信規格に従って通信する第2無線通信インターフェースと、記憶部と、を備えており、
前記第1無線通信インターフェースを用いて通信することが可能なデバイスである第1通信デバイスを識別する第1通信デバイス識別情報を、前記第1無線通信インターフェースを介して受信する第1受信ステップと、
前記第2無線通信インターフェースを用いて通信することが可能なデバイスである第2通信デバイスを識別する第2通信デバイス識別情報を、前記第2無線通信インターフェースを介して受信する第2受信ステップと、
前記第1受信ステップが第1通信デバイス識別情報を受信した場合に、受信された前記第1通信デバイス識別情報によって識別される第1通信デバイスを示す第1画像を、前記情報処理装置が備えている表示部に表示させる第1表示制御ステップと、
受信された前記第2通信デバイス識別情報によって識別される第2通信デバイスと同一のデバイスを第1通信デバイスとして示している第1通信デバイス識別情報を、前記第1受信ステップが受信していない場合にのみ、前記第2受信ステップが受信した第2通信デバイス識別情報によって識別される前記第2通信デバイスを示す第2画像を前記表示部に表示させる第2表示制御ステップと、
前記表示部に表示されている第1画像を選択する操作入力を受け付けたことに応じて、選択された第1画像に対応する第1通信デバイスを、通信対象のデバイスとして前記記憶部に記憶させ、前記表示部に表示されている第2画像を選択する操作入力を受け付けたことに応じて、選択された第2画像に対応する第2通信デバイスを、通信対象のデバイスとして前記記憶部に記憶させる記憶制御ステップと、
を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
ネットワークの構成を示すブロック図である。 アプリケーションに従いCPUが各部を制御する処理を説明するフロー図である。 アプリケーションに従いCPUが各部を制御する処理を説明するフロー図である。 第1のWi−Fi通信デバイスの保存処理を説明するフロー図である。 第1のWFD通信デバイスの保存処理を説明するフロー図である。 デフォルトデバイステーブルの一例を示す図である。 デフォルトデバイス選択画面の表示例を示す図である。 デフォルトデバイス選択画面の表示例を示す図である。 デフォルトデバイス選択画面の表示例を示す図である。 アプリケーションに従いCPUが各部を制御する処理を説明するフロー図である。 第2のWFD通信デバイスの保存処理を説明するフロー図である。 第2のWi−Fi通信デバイスの保存処理を説明するフロー図である。
<ネットワーク10の構成>
図1は、ネットワーク10の構成を示すブロック図である。ネットワーク10は、情報処理装置100、MFP51、スキャナ61、カラーレーザープリンタ71、アクセスポイント501、を備えている。ここで、MFPとは、印刷機能、スキャン機能、コピー機能を備える多機能周辺装置(Multifunction Peripheralとも称する)を示す。
情報処理装置100の無線LAN_I/F105は、第1無線通信I/F105aおよび第2無線通信I/F105bを備える。第1無線通信I/F105aは、Wi−Fi(Wi−Fiアライアンスの登録商標)規格に則って、Wi−Fiのアクセスポイントなどの中継装置を介して、装置と装置の間で無線通信を行うためのインターフェースである。本明細書では、第1無線通信I/F105aを用いて実行される通信を、「Wi−Fi通信」と定義する。Wi−Fi通信では、IPアドレスを用いて、通信先のデバイスと通信することができる。なおWi−Fi通信では、通信先デバイスを識別するための情報や、MACアドレスを用いて、通信先のデバイスと通信することも可能である。第1無線通信I/F105aは、無線通信151、アクセスポイント501、無線通信154を介して、MFP51の第1無線通信I/F34aとWi−Fi通信を行うことができる。また第1無線通信I/F105aは、無線通信151、アクセスポイント501、無線通信156を介して、スキャナ61とWi−Fi通信を行うことができる。また第1無線通信I/F105aは、無線通信151、アクセスポイント501、無線通信158を介して、カラーレーザープリンタ71とWi−Fi通信を行うことができる。
一方、第2無線通信I/F105bは、Wi−Fi Direct(以下、WFDと記載する)規格に則って、中継装置を介さずに、一方の装置と、Wi−Fi Directの中継装置として機能している他方の装置との間で無線通信を行うためのインターフェースである。本明細書では、第2無線通信I/F105bを用いて実行される通信を、「WFD通信」と定義する。WFD通信では、通信先デバイスを識別するための情報(例:デバイスID)やMACアドレスを用いて、通信先のデバイスと通信することができる。なおWFD通信では、IPアドレスを用いて、通信先のデバイスと通信することも可能である。第2無線通信I/F105bは、MFP51、スキャナ61、カラーレーザープリンタ71の各々と直接に、WFD方式の無線通信155、157、159を行うことができる。なお、Wi−Fi通信およびWFD通信では、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.とも称する)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば802.11a,11b,11g,11n等)に基づいて、無線通信が実行される。
第2無線通信I/F105bは、第1無線通信I/F105aよりも使用優先度が低く設定されていてもよい。これは、Wi−Fi通信の方がWFD通信よりも、消費電力が小さいことや、同時に通信できるデバイス数が多いなどの、利点を備えている場合があるためである。また、第1無線通信I/F105aおよび第2無線通信I/F105bは、物理的に個別の2つのインターフェースである形態に限られない。物理的には1つのインターフェースが、ソフト的な対応により、第1無線通信I/F105aとして機能したり、第2無線通信I/F105bとして機能するものも含む概念である。
アクセスポイント501は、Wi−Fiのアクセスポイントとして機能する装置であり、SSID(Service Set Identifierとも称する)を有している。SSIDは、アクセスポイント501を識別するための名前である。情報処理装置100は、プリント&スキャンアプリケーション121を実行することで、印刷要求やスキャン要求を、無線LAN_I/F105を用いた通信によって、MFP51、スキャナ61、カラーレーザープリンタ71、に送信することができる。
<情報処理装置100の構成>
情報処理装置100は、例えば携帯電話や携帯端末装置などの携帯型の装置である。情報処理装置100は、表示手段102、タッチパネル103、入力I/F104、無線LAN_I/F105、CPU(Central Processing Unitとも称する)106、ROM(Read Only Memoryとも称する)107、RAM(Random Access Memoryとも称する)108、記憶部109などを備えている。これらの要素は、入出力ポート110を介して互いに接続されている。
表示手段102は、CPU106から出力される画信号を受信し、受信された画信号に基づく画像を表示する。表示手段102としては、例えばLCDや、有機ELパネルなどを用いることができる。タッチパネル103は透明な部材により形成され、表示手段102の表面を覆うようにして配設されている。タッチパネル103は、ユーザの指などによりタッチされた位置を検出し、検出した位置情報をCPU106へ出力する。入力I/F104は、例えば操作ボタンである。無線LAN_I/F105は、無線LAN方式の無線通信を実行するためのインターフェースである。
CPU106は、記憶部109に記憶されるプログラムを実行する。RAM108はCPU106の処理に必要な情報を一時的に記憶する。記憶部109は、フラッシュメモリ、HDD(ハードディスクとも称する)、CPU106が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。記憶部109には、画像データや、文書データなどが記憶可能である。記憶部109は、プログラム120を記憶している。プログラム120は、プリント&スキャンアプリケーション121(以下、アプリケーション121と記載する)、および、オペレーティングシステム124(以下、OS124と記載する)を含んでいる。CPU106は、プログラム120に従って処理を実行する。
記憶部109は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、ROM、RAM、フラッシュメモリ、ハードディスクなどのnon-transitoryな媒体である。ROM、RAM、フラッシュメモリ、ハードディスクなどはtangibleな媒体である。インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種である、コンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
アプリケーション121は、情報処理装置100からMFP51等へ印刷命令を送信する処理などを、CPU106に実行させるためのアプリケーションである。OS124は、アプリケーション121等に共通して利用される、基本的な機能を提供するプログラムである。OS124は、無線LAN_I/F105に無線通信を実行させるためのプログラム等を含んでいる。またOS124は、各種のハードウェアが取得した情報を各プログラムが取得するための、もしくは、各プログラムが各種ハードウェアに指示をするためのAPI(Application Programming Interfaceとも称する)を提供するプログラムでもある。
また記憶部109は、デフォルトデバイステーブルTB1を記憶する。デフォルトデバイステーブルTB1は、デフォルトデバイスを識別するための各種の情報を記憶しておくテーブルである。デフォルトデバイスとは、用途ごとに設定される1のデバイスである。デフォルトデバイスは、ある用途に関する処理を実行可能なデバイスが、その用途に対して複数存在する場合に、当該複数のデバイスの中で優先的に使用されるデバイスである。
図6に、デフォルトデバイステーブルTB1の一例を示す。デフォルトデバイステーブルTB1は、写真印刷611、ウェブ印刷612、スキャン613、の3種類の用途のそれぞれに対して、記憶領域を備える。写真印刷611の用途の記憶領域には、写真印刷に対して設定されているデフォルトデバイスを識別するための情報が記憶される。写真印刷では、情報処理装置100がJPEGやBitmap、GIFなどの画像データの印刷要求を、印刷機能を有するデバイスへ送信し、デバイスに印刷を実行させる処理が行われる。ウェブ印刷612の用途の記憶領域には、ウェブ印刷に対して設定されているデフォルトデバイスを識別するための情報が記憶される。ウェブ印刷では、情報処理装置100がウェブページの印刷要求を、印刷機能を有するデバイスへ送信し、デバイスに印刷を実行させる処理が行われる。スキャン613の用途の記憶領域には、スキャンに対して設定されているデフォルトデバイスを識別するための情報が記憶される。スキャンでは、情報処理装置100が、スキャン機能を有するデバイスへスキャン要求を送信し、デバイスにスキャンを実行させる処理が行われる。
デフォルトデバイステーブルTB1では、デバイスに関する情報として、モデル名801、デフォルトデバイス種類802、IPアドレス803、SSID804、デバイスID805、MACアドレス806、が記憶されている。モデル名801は、各デバイスの種類を識別するための情報である。第1の実施形態では、MFP51のモデル名801は、「Ink-MFP1」である。また、スキャナ61のデバイスのモデル名801は、「Scan-1」である。また、カラーレーザープリンタ71のデバイスのモデル名801は、「Laser-1」である。
デフォルトデバイス種類802は、Wi−Fiデフォルトデバイスと、WFDデフォルトデバイスを含んでいる。Wi−Fiデフォルトデバイスは、前述したWi−Fi通信によって通信することが可能なデフォルトデバイスである。WFDデフォルトデバイスは、前述したWFD通信によって通信することが可能なデフォルトデバイスである。
IPアドレス803は、各デバイスに割り当てられた、Wi−Fi通信に用いられる識別番号である。SSID804は、デフォルトデバイスとWi−Fi通信を実行する場合に使用されるアクセスポイントを識別するための識別情報である。デバイスID805は、各デバイスに割り当てられた、WFD通信に用いられる識別情報である。MACアドレス806は、各デバイスを識別するための物理アドレスである。MACアドレス806は、デフォルトデバイスとのWFD通信を実行するための情報として使用することができる。
図6のデフォルトデバイステーブルTB1の例では、写真印刷611の用途に関する処理を実行可能なデバイスが、写真印刷611の用途に対して複数存在(すなわちMFP51およびカラーレーザープリンタ71)する場合に、当該複数のデバイスの中で優先的に使用されるデバイスとして、MFP51が設定されていることが分かる。
<MFP51の構成>
MFP51の構成について説明する。MFP51は、CPU32、記憶部33、無線LAN_I/F34、ボタン入力部38、パネル39、プリンタ19、スキャナ20、を主に備えている。無線LAN_I/F34は、第1無線通信I/F34aおよび第2無線通信I/F34bを備える。第1無線通信I/F34aは、Wi−Fi通信を実行するためのインターフェースである。第2無線通信I/F34bは、WFD通信を実行するためのインターフェースである。これらの構成要素は、入出力ポート43を介して互いに通信可能とされている。
CPU32は、記憶部33に記憶されるプログラム21を実行する。記憶部33は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、HDD(ハードディスクとも称する)、CPU32が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。記憶部33は、記憶部109と同様に、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってよい。記憶部33は、プログラム21、MIB情報22を記憶する。プログラム21は、OS29等を含んでいる。
MIB情報22は、MFP51自身に関する情報であり、情報処理装置100などの外部装置に公開される情報である。外部装置は、外部装置からのリクエストによって、MIB情報22をMFP51から取得することができる。MIB情報22は、モデル名、MACアドレス、Wi−Fiステータス情報、SSID履歴情報、IPアドレス、等を含んでいる。モデル名は、MFP51を識別するための情報である。本実施形態では、モデル名は「Ink-MFP1」である。MACアドレスは、MFP51を識別するための物理アドレスである。Wi−Fiステータス情報は、Wi−Fi通信に関する各種の情報である。Wi−Fiステータス情報は、例えば、第1無線通信I/F34aの電源がオンであるか否かを示す情報や、第1無線通信I/F34aの通信圏内に存在するアクセスポイントを示す情報を含んでいる。SSID履歴情報は、MFP51が過去に接続したことのあるアクセスポイントのSSIDを示す情報である。IPアドレスは、MFP51を識別するための情報である。
ボタン入力部38は、MFP51の各機能を実行するためのキーである。ボタン入力部38は、タッチパネルとして、パネル39と一体に構成されていてもよい。パネル39は、MFP51の各種機能情報を表示する。プリンタ19は、記憶部33に記憶されている画像データを用いて印刷を実行する部位である。スキャナ20は、読み取りを実行する部位である。
<本明細書における記載上の注意点>
以降、アプリケーションやオペレーティングシステムなどのプログラムを実行するCPU106のことを、単にプログラム名で記載する場合もある。例えば「アプリケーション」という記載が、「アプリケーションを実行するCPU106」を意味する場合もある。本明細書において、「情報処理装置100のCPU106が、各種の情報を受信する」という記載は、「情報処理装置100のCPU106が、無線LAN送受信部15を介して各種の情報を取得する」という技術内容を含んでいるものとする。また、「情報処理装置100のCPU106が、各種の情報を送信する」という記載は、「情報処理装置100のCPU106が、無線LAN送受信部15を介して各種の情報を出力する」という技術内容を含んでいるものとする。
ここで、「データ」および「情報」の文言の定義を説明する。本明細書では、「データ」と「情報」では「情報」を「データ」の上位概念として用いている。そのため、「Aデータ」を「A情報」と言い換えてもよい。また、「情報」は、「データ」としての形式(例えば、テキスト形式、バイナリ形式、フラグ形式等)が異なっていても、同一の意味内容と認識される限り、同一の情報として取り扱われる。例えば、印刷部数が2部であることを示す情報として装置が扱う限り、"COPY=2"というテキスト形式のデータと、"10"というバイナリ形式のデータとは、同じ情報である。但し、上記の「データ」および「情報」の区別は厳密なものではなく、例外的な取扱いも許容される。
<アプリケーション121の動作>
以下、図2ないし図5を用いて、アプリケーション121に従いCPU106が各部を制御する処理について説明する。図2のフローは、デフォルトデバイス登録処理の実行指示が入力されることに応じて開始される。デフォルトデバイス登録処理は、デフォルトデバイスをデフォルトデバイステーブルTB1に記憶する処理である。デフォルトデバイス登録処理の実行指示の入力は、例えば、表示手段102に表示されている登録処理の実行ボタンがタッチされることによって実行されるとしてもよい。
S105においてCPU106は、「写真印刷」、「ウェブ印刷」、「スキャン」の3種類の用途のうち、何れの用途を指定する用途指定操作を受け付けたか否かを判断する。例えば、アプリケーション121は、表示手段102において、上記の3種類の用途の各々に対応するアイコンを表示手段102に表示させる。そして、アイコンが表示されている部位がタッチされたことを受け付けると、タッチされたアイコンが示す用途が指定されたと判断する。否定判断される場合(S105:NO)にはS105へ戻り、肯定判断される場合(S105:YES)にはS110へ進む。
S110においてCPU106は、デバイス検索指示が入力されたか否かを判断する。デバイス検索指示は、情報処理装置100と現在通信可能なデバイスを検索する処理の実行命令である。例えば、表示手段102に表示されているデバイス検索ボタンがタッチされたか否かを判断してもよい。否定判断される場合(S110:NO)にはS110へ戻り、肯定判断される場合(S110:YES)にはS113へ進む。
S113においてCPU106は、デフォルトデバイス選択画面SC1を表示手段102に表示させる。デフォルトデバイス選択画面SC1は、デフォルトデバイスの選択を受け付けるための画面である。S113の段階では、デフォルトデバイスの検索が完了していないため、デフォルトデバイス選択画面SC1には、選択候補となるデバイスはまだ表示されていない状態である。
S115においてCPU106は、Wi−Fi通信デバイス検索スレッドを起動する。Wi−Fi通信デバイス検索スレッドは、複数の外部デバイス(すなわち、MFP51、スキャナ61、カラーレーザープリンタ71)のうちに、第1無線通信I/F105aを用いて通信することが可能なデバイスであるWi−Fi通信デバイスが含まれているか否かを判断するためのプログラムである。具体的にはCPU106は、複数の外部デバイスに、外部デバイスの識別情報(例:IPアドレス)を返信するよう要求するパケットをブロードキャストし、外部デバイスからの識別情報の返信を待機する。
S120においてCPU106は、WFD通信デバイス検索スレッドを起動する。WFD通信デバイス検索スレッドは、複数の外部デバイス(すなわち、MFP51、スキャナ61、カラーレーザープリンタ71)のうちに、第2無線通信I/F105bを用いて通信することが可能なデバイスであるWFD通信デバイスが含まれているか否かを判断するためのプログラムである。具体的にはCPU106は、外部デバイスの識別情報(例:IPアドレス)を返信するよう要求するパケットを、第2無線通信I/F105bを用いてブロードキャストする。そして、外部デバイスからの識別情報の返信を待機する。
S125においてCPU106は、Wi−Fi通信デバイスの識別情報を受信したか否かを判断する。当該判断は、Wi−Fi通信デバイス検索スレッド(S115)においてブロードキャストしたパケットに対するIPアドレスの返信を、受信したか否かによって行われてもよい。肯定判断される場合(S125:YES)には、複数の外部デバイスのうちに、Wi−Fi通信デバイスが含まれていると判断することができる。従って、S130へ進む。
S130においてCPU106は、第1のWi−Fi通信デバイスの保存処理を実行する。図4を用いて、第1のWi−Fi通信デバイスの保存処理の内容を説明する。
S210においてCPU106は、S125で受信されたIPアドレスを用いて、Wi−Fi通信デバイスから、当該Wi−Fi通信デバイスに関する情報を取得する。Wi−Fi通信デバイスに関する情報の取得は、第1無線通信I/F105aを用いて行われる。Wi−Fi通信デバイスに関する情報は、MIB情報であってもよい。本実施形態では、例として、Wi−Fi通信デバイスに関する情報として、Wi−Fi通信デバイスのMACアドレスおよびモデル名を取得する場合を説明する。
S220においてCPU106は、Wi−Fi通信デバイスのIPアドレスと、Wi−Fi通信デバイスのMACアドレスおよびモデル名とを、互いに関連付けて記憶部109に記憶させる。
S230においてCPU106は、デフォルトデバイス選択画面SC1に、デフォルトデバイスの選択候補として、Wi−Fi通信デバイス画像P1を表示する。Wi−Fi通信デバイス画像P1には、Wi−Fi通信デバイスのモデル名と、Wi−Fi通信によってWi−Fi通信デバイスと通信可能であることを示す情報(例:IPアドレス)が含まれている。そして、図2のS125へ戻る。
一方、S125において否定判断される場合(S125:NO)には、S135へ進む。S135においてCPU106は、WFD通信デバイスの識別情報を受信したか否かを判断する。当該判断は、WFD通信デバイス検索スレッド(S120)においてブロードキャストしたパケットに対するデバイスIDの返信を、受信したか否かによって行われてもよい。肯定判断される場合(S135:YES)には、複数の外部デバイスのうちに、WFD通信デバイスが含まれていると判断することができる。従って、S140へ進む。
S140においてCPU106は、第1のWFD通信デバイスの保存処理を実行する。図5を用いて、第1のWFD通信デバイスの保存処理の内容を説明する。
S315においてCPU106は、情報処理装置100が現在接続中のアクセスポイントのSSIDを、OS124から取得する。
S320においてCPU106は、S135で取得したデバイスIDを用いて、WFD通信デバイスから、当該WFD通信デバイスに関する情報を取得する。WFD通信デバイスに関する情報の取得は、第2無線通信I/F105bを用いて行われる。WFD通信デバイスに関する情報は、MIB情報であってもよい。具体的に説明する。CPU106は、WFD通信デバイスが記憶しているMIB情報を問合せる問合せ情報を、第2無線通信I/F105bを介して送信する。そして、問合せ情報に対して返信されたMIB情報を、第2無線通信I/F105bを介して受信する。本実施形態では、例として、MIB情報として、モデル名、MACアドレス、Wi−Fiステータス情報、SSID履歴情報、IPアドレス、を取得する場合を説明する。
S325においてCPU106は、WFD通信デバイスがWi−Fi通信デバイスでもあるか否かを判断する。換言すると、S135においてWFD通信を実行可能であると判断されたデバイスが、Wi−Fi通信も実行可能であるか否かを判断する。当該判断は、S315で取得したSSIDと同一のSSIDを、SSID履歴情報としてS320で取得したか否かによって行われてもよい。否定判断される場合(S325:NO)には、S370へ進む。
S370においてCPU106は、WFD通信デバイスのデバイスIDと、WFD通信デバイスに関する情報(すなわち、モデル名、MACアドレス、Wi−Fiステータス情報、SSID履歴情報、IPアドレス)とを、互いに関連付けて記憶部109に記憶させる。S375においてCPU106は、デフォルトデバイス選択画面SC1に、デフォルトデバイスの選択候補として、WFD通信デバイス画像P2を表示する。WFD通信デバイス画像P2には、WFD通信デバイスのモデル名と、WFD通信によってWFD通信デバイスと通信可能であることを示す情報(例:デバイスID、MACアドレス)が含まれている。そして、図2のS125へ戻る。
すなわち、S135で取得したデバイスID(これは、請求項の「第2通信デバイス識別情報」に対応する)によって識別されるWFD通信デバイスと同一のデバイスをWi−Fi通信デバイスとして示しているSSID履歴情報(これは、請求項の「第1通信デバイス識別情報」に対応する)を、受信していない場合(S325:NO)にのみ、デフォルトデバイス選択画面SC1にWFD通信デバイス画像P2(これは、請求項の「第2画像」に対応する)が表示される(S375)。ここで、「のみ」は限定的に解釈されない文言である。すなわち、第1通信デバイス識別情報に対応するSSID履歴情報を受信した場合と、受信しなかった場合との2択のうちでは、受信しなかった場合にのみ、第2画像に対応するWFD通信デバイス画像P2を表示する、という概念を含むものである。当該2択以外の要素によって、第2画像に対応するWFD通信デバイス画像P2を表示することを排除するものではない。当該2択以外の要素とは、例えば、ユーザによる指示が挙げられる。また、第1通信デバイス識別情報に対応するSSID履歴情報を受信した場合に、第2画像とは異なる第3画像を表示することは排除されない。第3画像を表示する態様には、例えば、WFD通信デバイス(これは、請求項の「第2通信デバイス」に対応する)を示す画像(例:図8のWFD通信デバイス画像P2)を小さく表示する態様が含まれる。また第3画像を表示する態様には、例えば、WFD通信デバイスを示す画像を、本来の表示位置(例:図8のWFD通信デバイス画像P2の表示位置)とは異なる位置(例:図8のデフォルトデバイス選択画面SC1内の下方側)や、別の画面に表示する態様が含まれる。
また換言すると、WFD通信デバイスがWi−Fi通信規格に従った通信を実行可能であることを示すSSID履歴情報(これは、請求項の「実行可能情報」に対応する)を、受信しなかった(S325:NO)ことに応じて、フォルトデバイス選択画面SC1にWFD通信デバイス画像P2(これは、請求項の「第2画像」に対応する)が表示される(S375)。ここで、「実行可能情報を受信しなかったことに応じて」という表現は、限定的に解釈されない文言である。すなわち、実行可能情報を受信した場合に、第2画像を表示する場合を排除するものではない。
一方、S325において、WFD通信デバイスがWi−Fi通信デバイスでもあると判断された場合(S325:YES)には、S330へ進む。ここで以後、WFD通信デバイスでもありWi−Fi通信デバイスでもあるデバイスを、Wi−Fi/WFD通信デバイスと記載する。S330においてCPU106は、Wi−Fi/WFD通信デバイスが、Wi−Fi通信を実行できる状態であるか否かを判断する。当該判断は、S320で取得したWi−Fiステータス情報に基づいて行ってもよい。肯定判断される場合(S330:YES)には、S335へ進む。
S335においてCPU106は、Wi−Fi/WFD通信デバイスが、Wi−Fi通信の通信圏内であるか否かを判断する。当該判断は、第1無線通信I/F105aを介して、Wi−Fi/WFD通信デバイスから各種の情報を取得することができるか否かによって行ってもよい。また、当該判断は、S320で取得したWi−Fiステータス情報に基づいて行ってもよい。否定判断される場合(S335:NO)にはS370へ進み、肯定判断される場合(S335:YES)にはS350へ進む。
一方、S330において、Wi−Fi/WFD通信デバイスがWi−Fi通信を実行できる状態ではないと判断された場合(S330:NO)には、S340へ進む。S340においてCPU106は、Wi−Fi/WFD通信デバイスへ、Wi−Fi通信起動指示を送信する。Wi−Fi通信起動指示は、Wi−Fi通信を実行することが可能な状態に装置状態を設定することを、Wi−Fi/WFD通信デバイスに指示するための情報である。
S345においてCPU106は、Wi−Fi通信起動指示の送信から所定時間内に、Wi−Fi/WFD通信デバイスのIPアドレスを、WFD通信を介してWi−Fi/WFD通信デバイスから受信したか否かを判断する。所定時間は、例えば1秒であってもよい。否定判断される場合(S345:NO)にはS370へ進み、肯定判断される場合(S345:YES)にはS350へ進む。
S350においてCPU106は、Wi−Fi/WFD通信デバイスのIPアドレスと、モデル名、デバイスID、MACアドレスとを、互いに関連づけて記憶部109に記憶させる。
S355においてCPU106は、デフォルトデバイス選択画面SC1に、Wi−Fi/WFD通信デバイスを示す画像として、Wi−Fi通信デバイス画像P1を表示する。そして、図2のS125へ戻る。
また、図2のS135において否定判断される場合(S135:NO)には、S145へ進む。S145においてCPU106は、S115やS120でWi−Fi通信デバイス検索スレッドやWFD通信デバイス検索スレッドを起動してから、一定時間が経過したか否かを判断する。否定判断される場合(S145:NO)にはS125へ戻り、肯定判断される場合(S145:YES)にはS150へ進む。
S150においてCPU106は、S115で起動したWi−Fi通信デバイス検索スレッドを終了する。S155においてCPU106は、S120で起動したWFD通信デバイス検索スレッドを終了する。
S160においてCPU106は、デフォルトデバイス選択操作の入力を受け付けたか否かを判断する。デフォルトデバイス選択操作は、デフォルトデバイス選択画面SC1に表示されているWi−Fi通信デバイス画像P1やWFD通信デバイス画像P2のうちから、デフォルトデバイスとして選択するデバイスの画像をタッチする操作である。否定判断される場合(S160:NO)にはS160へ戻り、肯定判断される場合(S160:YES)にはS165へ進む。
S165においてCPU106は、選択された画像がWi−Fi通信デバイス画像P1またはWFD通信デバイス画像P2の何れであるかを判断する。Wi−Fi通信デバイス画像P1である場合(S165:Wi−Fi通信デバイス画像)には、S170へ進む。S170においてCPU106は、Wi−Fi通信デバイスを、デフォルトデバイスに設定する。具体的には、デフォルトデバイステーブルTB1(図6)において、S105で選択された用途に対応する欄を、写真印刷611〜スキャン613の中から選択する。そして選択された欄のデフォルトデバイス種類802を、「Wi−Fiデフォルトデバイス」に設定する。また、デフォルトデバイスに設定されたデバイスのIPアドレス803、SSID804、デバイスID805、MACアドレス806を記憶部109から読出し、デフォルトデバイステーブルTB1の選択された欄に書き込む。そしてフローを終了する。
一方、S165において、選択された画像がWFD通信デバイス画像P2である場合(S165:WFD通信デバイス画像)には、S180へ進む。S180においてCPU106は、WFD通信デバイスを、デフォルトデバイスに設定する。具体的には、デフォルトデバイステーブルTB1(図6)において、デフォルトデバイス種類802を、「WFDデフォルトデバイス」に設定する。その他の内容は、S170で前述した内容と同様であるため、説明を省略する。そしてフローを終了する。
<第1の効果>
例として、MFP51がデフォルトデバイスとして登録される場合を説明する。またMFP51が、WFD通信およびWi−Fi通信の両方を実行可能な、Wi−Fi/WFD通信デバイスである場合を説明する。この場合、図9に示すデフォルトデバイス選択画面SC100のように、1つのMFP51を示す画像として、Wi−Fi通信デバイス画像P101とWFD通信デバイス画像P102との2つの画像が表示されてしまう場合がある。ここで、Wi−Fi通信デバイス画像P101は、MFP51がWi−Fi通信デバイスであることを示す画像である。またWFD通信デバイス画像P102は、MFP51がWFD通信デバイスであることを示す画像である。このような場合、MFP51をデフォルトデバイスに選択しようとするユーザは、Wi−Fi通信デバイス画像P101とWFD通信デバイス画像P102のどちらを選択すればよいのか、混乱してしまうおそれがある。すなわち、デフォルトデバイスに関する情報が適切に表示されないために、利便性が損なわれる場合がある。
本明細書に記載されているアプリケーション121によれば、デバイス検索が開始されると(S110:Y)、Wi−Fi通信デバイス検索スレッド(S115)およびWFD通信デバイス検索スレッド(S120)を起動することができる。そして、MFP51が、Wi−Fi通信デバイスであると先に判断された場合(S125:YES)には、MFP51がWi−Fi通信デバイスであることを示すWi−Fi通信デバイス画像P1をデフォルトデバイス選択画面SC1に表示させることができる(S230)(図7参照)。その後、MFP51がWFD通信デバイスでもあると判断された場合には(ループ後のS135:YES)、MFP51がWFD通信デバイスであることを示すWFD通信デバイス画像P2をデフォルトデバイス選択画面SC1に表示させることなく、Wi−Fi通信デバイス画像P1を、デフォルトデバイス選択画面SC1に表示させ続けることができる(S335)(図7参照)。すなわち、MFP51がWi−Fi/WFD通信デバイスである場合には、MFP51を、WFD通信デバイスとしてではなくWi−Fi通信デバイスとして、表示手段102に表示することができる。これにより、MFP51がWi−Fi/WFD通信デバイスである場合に、MFP51を示す画像がデフォルトデバイス選択画面に複数表示されてしまう事態(図9参照)を防止することができる。よって、ユーザを混乱させることがないように、適切な表示を実行することが可能となる。
<第2の効果>
また、S125〜S145のループを一定時間繰り返すことによって、複数の外部デバイスのうちに、Wi−Fi通信デバイスやWFD通信デバイスが含まれているかを判断している。しかし、Wi−Fi通信デバイスが含まれているという判断(S125:YES)と、WFD通信デバイスが含まれているという判断(S135:YES)とは、どちらが先に完了するか分からない状態である。これは、外部装置の装置状態(例:スリープ状態か否か)や、ネットワークの状態や、通信速度などの、不確定な多数のパラメータによって、これらの判断が完了するまでに必要な時間が決定されるためである。このような場合には、MFP51を示す画像がデフォルトデバイス選択画面に複数表示されてしまう事態(図9参照)を防止することは困難である。
本明細書に記載されているアプリケーション121によれば、MFP51がWi−Fi通信デバイスであるか否かが未判断である状態で、MFP51がWFD通信デバイスであると判断された場合には(S135:YES)、WFD通信デバイス画像P2のデフォルトデバイス選択画面SC1への表示を所定時間待機することができる(S345)。そして、WFD通信デバイス画像P2の表示の待機中に、MFP51が、Wi−Fi通信デバイスでもあるか否かを確認することができる。具体的には、第1無線通信I/F105aを用いた通信を実行可能であるか否かについて、第2無線通信I/F105bを用いて、MFP51に対して問い合わせることができる(S320)。そして、MIB情報としてMFP51のSSID履歴情報を取得し(S320)、情報処理装置100が現在接続中のアクセスポイントのSSIDと比較(S325)することで、MFP51がWi−Fi通信デバイスでもあるか否かを確認することができる。
そして、MFP51がWi−Fi通信デバイスでもあることが所定時間内に確認できない場合(S345:NO)には、WFD通信デバイス画像P2を、デフォルトデバイス選択画面SC1に表示させることができる。(図8参照)。一方、MFP51がWi−Fi通信デバイスでもあることが所定時間内に確認できた場合(S345:YES)には、Wi−Fi通信デバイス画像P1を、デフォルトデバイス選択画面SC1に表示させることができる(図7参照)。これにより、MFP51がWFD通信デバイスであるという判断が、MFP51がWi−Fi通信デバイスであるという判断よりも先に実行される場合においても、1つのMFP51を示す複数の画像(すなわち、Wi−Fi通信デバイス画像P1およびWFD通信デバイス画像P2)が、デフォルトデバイス選択画面に表示されてしまう事態(図9参照)を防止することができる。
<第3の効果>
本明細書に記載されているアプリケーション121によれば、WFD通信デバイスであると判断されたMFP51が、その後にWi−Fi通信デバイスでもあると判断された場合(S325:YES)において、MFP51がWi−Fi通信を実行できない状態であると判断された場合(S330:NO)には、Wi−Fi通信起動指示をMFP51へ送信することができる(S340)。Wi−Fi通信起動指示は、Wi−Fi通信を実行することが可能な状態にMFP51を設定する(例:第1無線通信I/F34aをオンにする)ことを、MFP51に指示する情報である。これにより、Wi−Fi通信起動指示を、WFD通信を用いてMFP51に送信することができる。すなわち、優先度の低いWFD通信を用いて、優先度の高いWi−Fi通信を実行可能に設定することが可能となる。
<第4の効果>
本明細書に記載されているアプリケーション121によれば、Wi−Fi通信デバイス画像P1に、Wi−Fi通信に用いる情報である、IPアドレスを表示することができる(図7、領域A1)。これにより、Wi−Fi通信デバイス画像P1が、Wi−Fi通信が可能なデバイスを示す画像であることを、ユーザに認識させることができる。また、WFD通信デバイス画像P2に、WFD通信に用いる情報である、デバイスIDを表示することができる(図8、領域A2)。これにより、WFD通信デバイス画像P2が、WFD通信が可能なデバイスを示す画像であることを、ユーザに認識させることができる。
<第5の効果>
本明細書に記載されているアプリケーション121によれば、情報処理装置100が現在接続中のアクセスポイントを識別するSSID(S315)と、MFP51が過去に接続したことのあるアクセスポイントを識別するSSID履歴情報(S320)とを用いて、WFD通信デバイスであると判断されたMFP51がWi−Fi通信デバイスでもあるか否かを確認することができる(S325)。SSIDは一般的に用いられる情報であるため、当該確認処理を確実に実行することが可能となる。
前述した実施例1は、Wi−Fi通信デバイス検索スレッド(S115)およびWFD通信デバイス検索スレッド(S120)を並列に実行する態様であった。実施例2では、図10を用いて、Wi−Fi通信デバイス検索スレッドおよびWFD通信デバイス検索スレッドをシリアルに実行する態様を説明する。なお、実施例2で使用するネットワーク10の構成は、実施例1で説明済みであるため、ここでは説明を省略する。
図10のS505〜S513までの内容は、図2のS105〜S113の内容と同様であるため、説明を省略する。S515においてCPU106は、Wi−Fi通信デバイス検索スレッドを起動する。S515の内容は、図2のS115の内容と同様であるため、説明を省略する。S525においてCPU106は、Wi−Fi通信デバイスの識別情報を受信したか否かを判断する。S525の内容は、図2のS125の内容と同様であるため、説明を省略する。S525において肯定判断される場合(S525:YES)には、S530へ進む。
S530においてCPU106は、第1のWi−Fi通信デバイスの保存処理を実行する。第1のWi−Fi通信デバイスの保存処理は、図4を用いて説明済みであるため、説明を省略する。
一方、S525において否定判断される場合(S525:NO)には、S535へ進む。S535においてCPU106は、S515でWi−Fi通信デバイス検索スレッドを起動してから、一定時間が経過したか否かを判断する。否定判断される場合(S535:NO)にはS525へ戻り、肯定判断される場合(S535:YES)にはS540へ進む。S540においてCPU106は、S515で起動したWi−Fi通信デバイス検索スレッドを終了する。そしてS550へ進む。
S550においてCPU106は、WFD通信デバイス検索スレッドを起動する。S555においてCPU106は、WFD通信デバイスの識別情報を受信したか否かを判断する。S555の内容は、前述したS135の内容と同様であるため、説明を省略する。肯定判断される場合(S555:YES)には、S560へ進む。
S560においてCPU106は、第2のWFD通信デバイスの保存処理を実行する。図11を用いて、第2のWFD通信デバイスの保存処理の内容を説明する。S610においてCPU106は、S555で取得したデバイスIDを用いて、WFD通信デバイスから、当該WFD通信デバイスに関する情報を取得する。S610の内容は、前述したS320の内容と同様であるため、説明を省略する。
S615においてCPU106は、WFD通信デバイスのデバイスIDと、WFD通信デバイスに関する情報(すなわち、モデル名、MACアドレスなど)とを、互いに関連付けて記憶部109に記憶させる。
S625においてCPU106は、S555で検出されたWFD通信デバイスが、Wi−Fi通信デバイスでもあるか否かを判断する。当該判断は、S210で取得したMACアドレスと、S610で取得したMACアドレスとが、一致するか否かによって行われてもよい。否定判断される場合(S625:NO)には、S630へ進む。S630においてCPU106は、デフォルトデバイス選択画面SC1に、デフォルトデバイスの選択候補として、WFD通信デバイス画像P2を表示する。そして、S555へ戻る。
一方、S625において肯定判断される場合(S625:YES)には、S635へ進む。S635においてCPU106は、デフォルトデバイス選択画面SC1に、Wi−Fi通信デバイス画像P1を表示する。そしてS555へ戻る。
一方、S555において否定判断される場合(S555:NO)には、S565へ進む。S565においてCPU106は、S550でWFD通信デバイス検索スレッドを起動してから、一定時間が経過したか否かを判断する。否定判断される場合(S565:NO)にはS555へ戻り、肯定判断される場合(S565:YES)にはS570へ進む。S570においてCPU106は、S550で起動したWFD通信デバイス検索スレッドを終了する。そして、図3のS160へ進む。S160以降の内容は説明済みであるため、説明を省略する。
<効果>
例として、MFP51がデフォルトデバイスとして登録される場合を説明する。またMFP51が、WFD通信およびWi−Fi通信の両方を実行可能な、Wi−Fi/WFD通信デバイスである場合を説明する。本明細書に記載されているアプリケーション121によれば、デバイス検索が開始されると(S510:YES)、Wi−Fi通信デバイス検索スレッド(S515)を起動することができる。Wi−Fi通信デバイス検索スレッドでは、MFP51は、Wi−Fiデバイスとして検出される(S525:YES)ため、第1のWi−Fi通信デバイスの保存処理(S530)(図4参照)が実行される。MFP51を示すWi−Fi通信デバイス画像P1が、デフォルトデバイス選択画面SC1に表示される(S230)(図7参照)。そして、Wi−Fi通信デバイス検索スレッドが終了することに応じて、WFD通信デバイス検索スレッド(S550)が起動される。WFD通信デバイス検索スレッドでは、MFP51は、WFDデバイスとして検出される(S555:YES)ため、第2のWFD通信デバイスの保存処理(S560)が実行される。MFP51は、Wi−Fi/WFD通信デバイスであるため(S625:YES)、MFP51を示す画像としてWi−Fi通信デバイス画像P1がデフォルトデバイス選択画面SC1に表示されている状態を、維持することができる(図7参照)。
実施例2にかかるアプリケーション121では、Wi−Fi通信デバイス検索スレッド(S515)が完了し、Wi−Fi通信が可能であるか否かが確定した後に、WFD通信デバイス検索スレッド(S550)を実行することができる。従って、WFD通信デバイス検索スレッドでは、Wi−Fi通信が可能であるか否かを確認する処理(S330)や、Wi−Fi通信を実行可能にする処理(S340)などを実行する必要をなくすことができる。これにより、Wi−Fiステータス情報等を含んだMIB情報を取得する必要がないため、MFP51等の外部デバイスが、MIB情報22を記憶しておく必要をなくすことができる。システム構成を簡略化することが可能となる。
実施例3では、第1のWi−Fi通信デバイスの保存処理(図2、S130)に代えて第2のWi−Fi通信デバイスの保存処理を実行し、第1のWFD通信デバイスの保存処理(S140)に代えて第2のWFD通信デバイスの保存処理(図11)を実行する形態を説明する。第2のWFD通信デバイスの保存処理(図11)については、実施例2で説明済みであるため、ここでは説明を省略する。実施例3では、実施例1との差分のみを説明する。
図12を用いて、S130で実行される第2のWi−Fi通信デバイスの保存処理の内容を説明する。図12のS710およびS715の内容は、図4のS210およびS220の内容と同様であるため、説明を省略する。
S720においてCPU106は、WFDデバイスとして検出されたデバイスが存在するか否かを判断する。当該判断は、WFD通信デバイスを示す情報(例:MACアドレス)が、記憶部109に記憶(S615)されたか否かによって行ってもよい。否定判断される場合(S720:NO)には、S750へ進む。S750においてCPU106は、S125でWi−Fi通信デバイスとして検出されたデバイスを示す画像として、Wi−Fi通信デバイス画像P1を、デフォルトデバイス選択画面SC1に表示する。そしてS125へ戻る。
一方、S720において肯定判断された場合(S720:YES)には、S725へ進む。S725においてCPU106は、S125でWi−Fi通信デバイスとして検出されたデバイスが、WFD通信デバイスでもあるか否かを判断する。換言すると、S125においてWi−Fi通信を実行可能であると判断されたデバイスが、WFD通信も実行可能であるか否かを判断する。当該判断は、S710で取得したMACアドレスと、記憶部109に記憶されているMACアドレスとが、一致するか否かによって行われてもよい。否定判断される場合(S725:NO)には、S750へ進む。一方、肯定判断される場合(S725:YES)には、S125でWi−Fi通信デバイスとして検出されたデバイスを示す画像として、WFD通信デバイス画像P2が、デフォルトデバイス選択画面SC1にすでに表示されている場合であると判断される。よってS735へ進む。
S735においてCPU106は、デフォルトデバイス選択画面SC1に表示されているWFD通信デバイス画像P2の、デフォルトデバイス選択画面SC1上での表示位置を、OS124から取得する。
S740においてCPU106は、WFD通信デバイス画像P2の表示を終了する。そしてS125へ戻る。WFD通信デバイス画像P2の表示を終了する形態には、様々な態様が含まれる。例えば、WFD通信デバイス画像P2が表示されている位置に、S125で検出されたデバイスを示す画像として、Wi−Fi通信デバイス画像P1を表示してもよい。これにより、WFD通信デバイス画像P2がWi−Fi通信デバイス画像P1に置換される。また例えば、WFD通信デバイス画像P2を、より小さく表示する態様や、本来の表示位置とは異なる位置に表示する態様や、別の画面に表示する態様が含まれる。
<効果>
例として、MFP51がデフォルトデバイスとして登録される場合を説明する。またMFP51が、WFD通信およびWi−Fi通信の両方を実行可能な、Wi−Fi/WFD通信デバイスである場合を説明する。またMFP51が、先にWFD通信デバイスとして検出(S135:YES)され、後でWi−Fi通信デバイスとして検出(S125:YES)される場合を説明する。MFP51がWFD通信デバイスとして検出(S135:YES)されると、MFP51がWi−Fi通信デバイスでもあるか否かの判断を待機することなく、MFP51を示す画像としてWFD通信デバイス画像P2が表示される(S630)(図8参照)。その後、MFP51がWi−Fi通信デバイスとしても検出(S125:YES)されると、Wi−Fi通信デバイスとして検出されたデバイスがWFD通信デバイスでもあることが判断される(S725:YES)。よって、先に表示されたWFD通信デバイス画像P2が、Wi−Fi通信デバイス画像P1に置換される(S740)(図7参照)。これにより、MFP51を示す画像としてWFD通信デバイス画像P2を表示しておき、MFP51がWi−Fi通信デバイスでもあることが判明したことに応じて、WFD通信デバイス画像P2をWi−Fi通信デバイス画像P1に差し替えることができる。従って、MFP51がWi−Fi通信デバイスであるかの判断と、1のデバイスがWFD通信デバイスであるかの判断と、の実行順番にかかわらず、MFP51を示す画像がデフォルトデバイス選択画面に複数表示されてしまう事態(図9参照)を防止することができる。よって、ユーザを混乱させることがないように、適切な表示を実行することが可能となる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。以下に変形例を説明する。
<変形例>
S325において、WFD通信デバイスがWi−Fi通信デバイスでもあるか否かを判断する方法は、各種の方法であってよい。例えば、MACアドレスを比較することで、当該判断を実行してもよい。具体的には、S320で取得したMACアドレスと、記憶部109に記憶されているWi−Fi通信デバイスのMACアドレスと、が一致するか否かによって判断を実行してもよい。Wi−Fi通信デバイスのMACアドレスは、S220において記憶部109に記憶される情報である。MACアドレスは、外部デバイスを一意に識別することができる物理アドレスであるとともに、一般的に用いられる情報であるため、判断処理を確実に実行することが可能となる。
S210やS320において、外部デバイスから情報を取得する形態は、MIB情報を用いる形態に限られない。情報処理装置100からの情報取得のリクエストに応じて、外部デバイスが、各種の情報をレスポンスとして返信する形態であってもよい。
S340においてWi−Fi通信起動指示を送信する条件は、様々に設定することができる。例えば、Wi−Fi/WFD通信デバイスがWi−Fi通信を実行できる状態である(S330:YES)と判断され、かつ、当該Wi−Fi/WFD通信デバイスとWi−Fi通信を実行した履歴が記憶部109に残っている場合に、Wi−Fi通信起動指示を送信する(S340)としてもよい。これにより、不要なWi−Fi通信起動指示が送信されてしまう事態を防止することができる。
S345において、Wi−Fi/WFD通信デバイスのIPアドレスを、Wi−Fi通信を介して受信する態様としてもよい。
Wi−Fi/WFD通信デバイスを示す画像をデフォルトデバイス選択画面SC1に表示する際に、Wi−Fi通信デバイス画像P1およびWFD通信デバイス画像P2の両方を表示するとしてもよい(S355、S740など)。この場合、Wi−Fi通信デバイス画像P1を、WFD通信デバイス画像P2よりも優先して表示してもよい。優先表示の具体例としては、Wi−Fi通信デバイス画像P1を強調表示する(例:大きく表示する、テキストを太字表示する等)形態が挙げられる。また、Wi−Fi通信デバイス画像P1を、WFD通信デバイス画像P2よりもスクロール画面の先頭側(例:上方側)に配置する形態が挙げられる。
Wi−Fi/WFD通信デバイスを示す画像をデフォルトデバイス選択画面SC1に表示する際に、当該デバイスがWi−Fi通信が可能であることを示す情報(例:IPアドレス)と、当該デバイスがWFD通信が可能であることを示す情報(例:デバイスID)と、の両方を、当該画像内に表示するとしてもよい。また、Wi−Fi/WFD通信デバイスとWi−Fi通信を用いて通信することを示す情報を、当該画像内に表示するとしてもよい。
S350において、Wi−Fi/WFD通信デバイスとWi−Fi通信を実行する場合においても、WFD通信を実行するために必要な情報(例:デバイスID、MACアドレス)を、記憶部109に記憶させている。これにより、Wi−Fi/WFD通信デバイスとのWi−Fi通信が使用不可能になった場合には、デバイスIDやMACアドレスを用いて、WFD通信に切り替えることが可能となる。通信システムに冗長性を持たせることが可能となる。
デフォルトデバイスが、用途ごとに複数設定されるとしてもよい。例えば、第1デフォルトデバイスと第2デフォルトデバイスが存在するとしてもよい。アプリケーション121は、第1デフォルトデバイスと優先的に通信を実行し、第1デフォルトデバイスと通信ができない場合に第2デフォルトデバイスと通信するとしてもよい。そして、Wi−Fi通信デバイスは第1デフォルトデバイスとしてデフォルトデバイステーブルTB1に記憶され、WFD通信デバイスは第2デフォルトデバイスとしてデフォルトデバイステーブルTB1に記憶されるとしてもよい。
Wi−Fi通信の通信圏内であるか否かを判断する処理(S335)は、省略することが可能である。この場合、S330で肯定判断される場合には、S350へ進むとしてもよい。Wi−Fi通信起動指示を送信する処理(S340)は、省略することが可能である。この場合、S330で否定判断される場合には、S370へ進むとしてもよい。以上より、一般的に言うと、情報処理装置100は、「第1判断手段」と、「第2判断手段」と、「第1表示制御手段」と、「第2表示制御手段」と、「記憶制御手段」と、を少なくとも備えていれば良い。具体例としては、情報処理装置100は、S115と、S120と、S230と、S375と、S170と、S180とを少なくとも実行すればよい。
デフォルトデバイステーブルTB1へのデフォルトデバイスの登録は、S170、S180で行われる形態に限られない。例えば、ユーザがタッチパネル103などを操作してIPアドレス等を入力することにより、デフォルトデバイスを登録することも可能である。
アプリケーション121が、情報処理装置100が現在接続中のネットワークのSSIDをOS124から取得するタイミングは、S315のタイミングに限られない。例えば、印刷プレビューを表示するタイミングや、アプリケーション121が起動されるタイミングで取得してもよい。
本実施形態で用いたIPアドレスの値やSSIDの文字列は一例であり、様々な値や文字列を用いることが可能である。
図7〜図9の表示手段102の表示例は一例である。表示手段102には、様々な表示形態の画像が表示されるとしてもよい。
モデル名801、デバイスを識別することができるものであれば、どのようなものでもよく、例えば、番号を含まないもの、記号だけで構成されるものでもよい。また、デバイス名などのデバイスを区別することができる名称を、モデル名の代わりに用いてもよい。
情報処理装置100は、メモリカードなどの外部メモリを接続可能な構成としてもよい。そして、記憶部109に代えて、外部メモリへ各種データを記憶する構成としてもよい。
画像処理装置の一例として、MFP51を挙げたが、これに限らない。指示データなどに基づいて、所定の画像を刺繍、キルティングするミシンでもよい。画像データに基づいた作品、製品を形成するために、飾り縫い、縫製などをおこなうミシンでもよい。指示データなどに基づいて、吹き付け、削りだしなどで、3D画像を生成する3Dプリンタでもよい。画像データなどに基づいて、吹き付け、削りだしなどで、作品、製品を生成する作品製造装置、製品製造装置でもよい。画像データの例として3D画像データや3DCADデータを用いてもよい。対象物の輪郭を光学的、電気的に検知するセンサからの出力データや、対象物に取り付けたセンサからの出力データに基づいて画像データを作成するスキャナでもよい。センサからの出力に基づいて、対象物の形状や動きを示すデータを作成するスキャナでもよい。画像データの例として動画データや3D画像データを用いてもよい。
プリント&スキャンアプリケーション121は、情報処理プログラムの一例である。MFP51、スキャナ61、カラーレーザープリンタ71は、デバイスの一例である。第1無線通信I/F105aは、第1無線通信インターフェースの一例である。第2無線通信I/F105bは、第2無線通信インターフェースの一例である。CPU106は、プロセッサの一例である。Wi−Fi通信デバイスは、第1通信デバイスの一例である。S115を実行するCPUは、第1判断手段の一例である。WFD通信デバイスは、第2通信デバイスの一例である。S120を実行するCPUは、第2判断手段の一例である。Wi−Fi通信デバイス画像P1は、第1画像の一例である。S230を実行するCPUは、第1表示制御手段の一例である。WFD通信デバイス画像P2は、第2画像の一例である。S375を実行するCPUは、第2表示制御手段の一例である。デフォルトデバイスは、通信先デバイスの一例である。S170、S180を実行するCPUは、記憶制御手段の一例である。S345を実行するCPUは、第1確認手段の一例である。アクセスポイント501は、中継装置の一例である。SSIDは、第1中継装置識別情報の一例である。S315を実行するCPUは、第1中継装置識別情報取得手段の一例である。S320を実行するCPUは、問合せ手段の一例である。SSID履歴情報は、実行可能情報の一例である。S320を実行するCPUは、第3受信手段の一例である。Wi−Fiステータス情報は、状態情報の一例である。MACアドレスは、第1通信デバイス識別情報の一例である。S340を実行するCPUは、指示手段の一例である。S345を実行するCPUは、第2確認手段の一例である。S725を実行するCPUは、第3確認手段の一例である。
なお、各プログラムは一つのプログラムモジュールから構成されるものであってもよいし、複数のプログラムモジュールから構成されるものであってもよい。また、各一例は置換可能な他の構成であってもよく、本発明の範疇である。画像処理プログラム(アプリケーション121など)に基づく処理を実行するコンピュータ(CPU106など)であってもよいし、オペレーティングシステムや他のアプリケーションなど、画像処理プログラム以外のプログラムに基づく処理を実行するコンピュータであってもよいし、コンピュータの指示に従って動作するハード構成(タッチパネル103など)であってもよいし、コンピュータとハード構成とが連動した構成であってもよい。もちろん、複数のプログラムに基づく処理を連動させて処理を実行するコンピュータであってもよいし、複数のプログラムに基づく処理を連動させて処理を実行するコンピュータの指示に従って動作するハード構成であってもよい。
51:MFP、100:情報処理装置、102:表示手段、105a:第1無線通信I/F、105b:第2無線通信I/F、106:CPU、109:記憶部、121:プリント&スキャンアプリケーション、P1:Wi−Fi通信デバイス画像、P2:WFD通信デバイス画像

Claims (7)

  1. 複数のデバイスと通信することが可能な情報処理装置に読込まれる情報処理プログラムであって、
    前記情報処理装置は、
    第1の通信規格に従って通信する第1無線通信インターフェースと、
    第2の通信規格に従って通信する第2無線通信インターフェースと、
    記憶部と、
    プロセッサと、
    を備えており、
    前記プロセッサを、
    前記第1の通信規格に従って通信することが可能な第1通信デバイスを、前記第1の通信規格に従った通信に基づいて検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された第1通信デバイスと固有の無線通信を実行したか否かを判断する判断手段であって、
    前記固有の無線通信は、前記第2の通信規格に従った通信による通信対象デフォルトデバイスとして前記第1通信デバイスを用いることが可能である場合に実行される通信である、前記判断手段と、
    前記検索手段によって検索された第1通信デバイスのうちから、前記第2の通信規格に従った通信による前記通信対象デフォルトデバイスとする第1通信デバイスを特定する特定手段であって、前記判断手段によって前記固有の無線通信が実行されたと判断された前記第1通信デバイスを、前記第2の通信規格に従った通信による前記通信対象デフォルトデバイスとする前記特定手段と、
    前記判断手段によって前記固有の無線通信が実行されたと判断された場合に、第1種選択肢と、前記第1種選択肢とは異なる第2種選択肢とを、前記情報処理装置が備えている表示部に表示させる選択肢表示制御手段であって、
    前記第1種選択肢は、前記特定手段によって特定された前記第1通信デバイスを、前記第2の通信規格に従った通信による前記通信対象デフォルトデバイスとする選択肢である、前記選択肢表示制御手段と、
    前記表示部に表示されている前記第1種選択肢を選択する操作入力を受け付けたことに応じて、選択された第1種選択肢に対応する第1通信デバイスを前記第2の通信規格に従った通信による前記通信対象デフォルトデバイスとして識別する第1種識別情報を前記記憶部に記憶させる第1記憶制御手段と、
    して機能させることが可能であることを特徴とする情報処理プログラム。
  2. 前記第1の通信規格に従って通信することが可能な第1通信デバイスを、前記第1の通信規格に従った通信に基づいて検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された第1通信デバイスから前記情報処理装置へ固有の情報を前記第1の通信規格に従った通信によって送信させるための通信を行う通信手段と、
    前記通信手段による通信の実行後に、前記検索手段によって検索された第1通信デバイスが前記第2の通信規格に従った通信による通信対象デフォルトデバイスとして用いることが可能なデバイスである場合に検索された前記第1通信デバイスから前記固有の情報を受信する受信手段と、
    して、前記プロセッサをさらに機能させ、
    前記判断手段は、前記受信手段が前記固有の情報を受信したか否かによって、前記固有の無線通信を実行したか否かを判断する、請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記選択肢表示制御手段によって前記表示部に表示されている前記第2種選択肢を選択する操作入力を受け付けたことに応じて、前記第1種識別情報とは異なる第2種識別情報を前記記憶部に記憶させる第2記憶制御手段として、前記プロセッサをさらに機能させる、請求項1または2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記第2種選択肢は、前記第1通信デバイスを、前記第1の通信規格に従った通信による通信対象デフォルトデバイスとする選択肢であり、
    前記第2種識別情報は、選択された第2種選択肢に対応する第1通信デバイスを前記第1の通信規格に従った通信による前記通信対象デフォルトデバイスとして識別する情報である、請求項に記載の情報処理プログラム。
  5. 前記第1の通信規格に従って通信する前記第1無線通信インターフェース、および、前記第2の通信規格に従って通信する前記第2無線通信インターフェースは、無線LANインターフェースである、請求項1〜の何れか1項に記載の情報処理プログラム。
  6. 前記第1無線通信インターフェースおよび前記第2無線通信インターフェースは、同一の無線LANインターフェースであり、
    前記第2の通信規格はWi−Fi規格であり、
    前記第1の通信規格は、前記Wi−Fi規格とは異なる規格である、請求項に記載の情報処理プログラム。
  7. 複数のデバイスと通信することが可能な情報処理装置であって、
    第1の通信規格に従って通信する第1無線通信インターフェースと、
    第2の通信規格に従って通信する第2無線通信インターフェースと、
    記憶部と、
    前記第1の通信規格に従って通信することが可能な第1通信デバイスを、前記第1の通信規格に従った通信に基づいて検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された第1通信デバイスと固有の無線通信を実行したか否かを判断する判断手段であって、
    前記固有の無線通信は、前記第2の通信規格に従った通信による通信対象デフォルトデバイスとして前記第1通信デバイスを用いることが可能である場合に実行される通信である、前記判断手段と、
    前記検索手段によって検索された第1通信デバイスのうちから、前記第2の通信規格に従った通信による前記通信対象デフォルトデバイスとする第1通信デバイスを特定する特定手段であって、前記判断手段によって前記固有の無線通信が実行されたと判断された前記第1通信デバイスを、前記第2の通信規格に従った通信による前記通信対象デフォルトデバイスとする前記特定手段と、
    前記判断手段によって前記固有の無線通信が実行されたと判断された場合に、第1種選択肢と、前記第1種選択肢とは異なる第2種選択肢とを、前記情報処理装置が備えている表示部に表示させる選択肢表示制御手段であって、
    前記第1種選択肢は、前記特定手段によって特定された前記第1通信デバイスを、前記第2の通信規格に従った通信による前記通信対象デフォルトデバイスとする選択肢である、前記選択肢表示制御手段と、
    前記表示部に表示されている前記第1種選択肢を選択する操作入力を受け付けたことに応じて、選択された第1種選択肢に対応する第1通信デバイスを前記第2の通信規格に従った通信による前記通信対象デフォルトデバイスとして識別する第1種識別情報を前記記憶部に記憶させる第1記憶制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
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