JP6610412B2 - 車両のバッテリ搭載構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に対してバッテリを搭載するための構造に関し、さらに詳しくは、車両が走行するための電力を蓄電し、また放電するバッテリを搭載するための構造に関する。
従来、車両の床下にバッテリユニットを配置した電動車両の床下構造において、バッテリユニットの下面の空力性能を向上させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の技術では、車室の床下に配置されるバッテリユニットをバッテリアンダーカバーによって覆っている。バッテリアンダーカバーには、車両の底面を通る空気を整流する整流部が設けられている。整流部は、底面から下方に突出しかつ車両の前後方向に長くされた部材であり、空気抵抗の上昇を抑制する作用をする。
特開2011−219042号
車両の底面を構成するバッテリアンダーカバーに整流部を設ける技術では、バッテリアンダーカバーを車両の床下に複数のボルトにより取り付けている。この場合には、ボルト頭部がバッテリアンダーカバーから下方に突出する。このため、複数のボルト頭部が空気抵抗を上昇させるおそれがある。また、ボルト頭部を隠すために取付部を一段窪まして凹部にすることも考えられる。しかしながら、凹部は、車両の下面を流れる空気の流速、流量、又は方向を乱しやすく、これらの変動により空気抵抗を上昇させたり、空力騒音を生じさせるおそれがある。
本発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、電池パックの取付けを工夫して空気抵抗の上昇を抑制することができる車両のバッテリ搭載構造を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明は、車幅方向に間隔を空けてかつ車両の前後方向に延ばして配置された一対の骨格部材と、前記一対の骨格部材の間に掛け渡されて配置されたフロアパネルと、前記フロアパネルの下方に配置される電池パックとを備えた車両のバッテリ搭載構造において、前記フロアパネルの上または下に前記車幅方向に延ばして配置されるフロアクロスと、前記電池パックの底面に窪んで設けられ、前記電池パックを前記フロアクロスに取り付けるための固定具が入り込む凹部と、前記凹部を含む周辺に前記電池パックの底面から前記車両の下方に向けて突出して設けられたビード部とを備え、前記固定具は、前記車両の上下方向における前記固定具の下端が前記底面よりも上方に位置するように、配置されていることを特徴とするものである
また、本発明における前記ビード部は、前記底面上で、前記凹部の周辺のうちの前記車両の前後方向における前方に、配置されていることを特徴としている。
本発明においては、電池パックの底面から車両の下方に向けて突出するビード部を凹部を含む周辺に設けたから、走行時に電池パックの底面を流れる空気が凹部に流れ込むことを低減することができる。これにより、電池パックの下を流れる空気流を整流させることができるため、空気抵抗の上昇を抑制することができる。
本発明が適用される車両の下部の一例を示す底面図である。 バッテリモジュールの一例を示す斜視図である。 第1サイドシルおよびフロアパネルを示す断面図である。 第1フロア下クロスおよびフロアパネルを示す断面図である。 ビード部を示す斜視図である。 第1フロア下クロスと電池パックとの取付構成を変えた他の実施例を示す断面図である。 フロア上クロスと電池パックとを固定した実施例を示す断面図である。 ビード部をグロメットに一体的に設けた実施例を示す断面図である。 第1フロア下クロスとフロアパネルとを一体的に設けた実施例を示す断面図である。
以下、図面を用いて実施例を説明する。図1は、本発明が適用される車両10の下部構造の一例を示す底面図である。図1では、矢印FR方向が車両前後方向のうちの前方向を、矢印LH方向が車幅方向のうちの左方向をそれぞれ示している。図1に示すように車両10は、例えばフロントコンパートメント11にコンバータ12、インバータ13、モータ14および動力伝達機構15を搭載し、また車両10の底面には、二次電池となっている電池パック16を搭載している。電池パック16は、詳しくは後述する単セルの集合体を含むバッテリモジュール17,18,19,20,21,22,23,24,25,26と、直方体をなすケース28とを有する。バッテリモジュール17〜26は、例えば車両10の前後方向に間隔を空けて5行、車幅方向に2列に配列された状態でケース28に収容されている。コンバータ12は、バッテリモジュール17〜26から出力される電圧を昇圧するとともに、バッテリモジュール17〜26から出力される電圧の変動を吸収して安定した電圧をインバータ13に供給する。インバータ13は、バッテリモジュール17〜26から出力される直流電流を交流電流に変換するとともに、周波数を制御する。動力伝達機構15は、モータ14が出力する駆動力を増減して駆動輪となっている前輪27に伝達する。
車両10は、車幅方向の両端に、車両10の前後方向に延びた第1サイドシル29および第2サイドシル30(一対のサイドシル(ロッカ)29,30)を備えている。また、一対のサイドシル29,30には、車両10の前方に、車幅方向に延設されたフロントクロス33の両端が固定されている。また、一対のサイドシル29,30には、車両10の後方に、車幅方向に延設されたリヤクロス34の両端が固定されている。さらに、一対のサイドシル29,30には、バッテリモジュール18とバッテリモジュール19との間、およびバッテリモジュール23とバッテリモジュール24との間を通るように第1フロア下クロス35が車幅方向に掛け渡されている。さらにまた、一対のサイドシル29,30には、バッテリモジュール19とバッテリモジュール20との間、およびバッテリモジュール24とバッテリモジュール25との間を通るように第2フロア下クロス36が車幅方向に掛け渡されている。電池パック16は、第1フロア下クロス35および第2フロア下クロス36を跨いで配置されている。なお、一対のサイドシル29,30は、車幅方向の両側に配置されていることに限らず、車幅方向に間隔を空けたものであってよい。また、フロア下クロス35,36は、2本に限らず1本でもよいし、3本以上でもよい。
電池パック16は、一対のサイドシル29,30の互いに平行な部分37,38の間に配置される。なお、一対のサイドシル29,30は車両10の前後方向に平行でなくてもよい。電池パック16は、車両の側面衝突時に一対のサイドシル29,30に入力される衝撃荷重に対する抵抗力を補う補強材として機能する。電池パック16は、例えば8箇所の固定位置39,40,41,42,43,44,45,46にて固定具、例えばボルト締結により一対のサイドシル29,30に固定される。一対のサイドシル29,30は、一対の骨格部材の一例である。
図2は、バッテリモジュール17の一例を示す斜視図である。図2では、矢印FR方向が車両前後方向のうちの前方向を、矢印LH方向が車幅方向のうちの左方向を、矢印UP方向が車両上下方向のうちの上方向をそれぞれ示している。図2に示すようにバッテリモジュール17は、第1エンドプレート47、第2エンドプレート48、第1テンションプレート49、第2テンションプレート50および電池スタック51を備えている。電池スタック51は、複数の単セル52(52−1,52−2・・・52−n(nは自然数))を車幅方向に積層して一体化したものである。なお、電池スタック51は、積層体の一例である。
単セル52は、固体電解質(図示なし)と、固体電解質に対して積層方向の両側に設けられた一対の電極(図示なし)とを有する。複数の単セル52は、配線部材、例えばケーブルにより互いが電気的に接続されている。バッテリモジュール17は、複数の単セル52を直列に接続して構成されており、単セル52の数に応じた電圧を、外部に露呈された一対の電極端子を通じて出力する。バッテリモジュール17〜26は、各々が電気的に並列に接続される。バッテリモジュール17〜26を並列に接続することによりモータ14の駆動に必要な電流容量が得られる。
第1エンドプレート47および第2エンドプレート48は、電池スタック51の積層方向の両端に配置される。第1テンションプレート49は、電池スタック51の上側で第1エンドプレート47および第2エンドプレート48の間に、固定具、例えば複数のボルト53およびボルト54により固定される。第2テンションプレート50は、電池スタック51の下側で、第1エンドプレート47および第2エンドプレート48の間に、固定具、例えば複数のボルト53およびボルト54により固定される。第1エンドプレート47、第2エンドプレート48、第1テンションプレート49および第2テンションプレート50は、硬度または剛性を有する材質を有する。電池スタック51は、ボルト53およびボルト54の締め付けによって第1エンドプレート47および第2エンドプレート48の間で積層方向に拘束される。
バッテリモジュール17は、電解質が固体であるため電解液漏れの心配がなく、また単セル52を構成する主な部材が耐衝撃性の高い要求を満たすように作られているため、拘束方向での耐衝撃性が非常に高い長所を有する。なお、第1エンドプレート47および第2エンドプレート48には、絶縁性材料で形成されたケース28に固定するための固定板55が複数設けられている。なお、他のバッテリモジュール18〜26は、図2で説明したバッテリモジュール17と同じまたは同様な構成となっている。
図3は、第1サイドシル29およびフロアパネル59を示す断面図である。図3では、矢印LH方向が車幅方向のうちの左方向を、矢印UP方向が車両上下方向のうちの上方向をそれぞれ示している。図3に示すように第1サイドシル29は、サイドシルアウタ57とサイドシルインナ58とを接合することで内部に中空部を形成している。電池パック16の上には、フロアパネル59が配置されている。フロアパネル59は、一対のサイドシル29,30に掛け渡して設けられており、例えばフロアパネル59の一端60は、第1サイドシル29に溶着により固定されている。フロアパネル59は、車室61の床を構成する。フロアパネル59の下には、電池パック16が配置される。電池パック16の上面はフラットになっている。また、電池パック16の下面は、フラットになっており、車両10の底面の一部を構成する。
ケース28は、例えばバッテリモジュール17〜26が固定される底部63と、バッテリモジュール17〜26の周面および上面を覆う蓋部64とを有する。蓋部64には、下方に向けて開放される開口縁65から第1サイドシル29に向けて突出するフランジ66が一体的に形成されている。底部63には、フランジ66に重なるように延設された延長部67が一体的に形成されている。フランジ66および延長部67には、第1サイドシル29に締結するための取付孔71,72が形成されている。第1サイドシル29には、電池パック16を取り付けるための取付孔73が形成され、また、取付孔73の内側に、例えばウェルドナット(溶接ナット)74が予め溶着されている。電池パック16は、取付孔71〜73にボルト75を挿入し、挿入後にボルト75をウェルドナット74に螺合させることで第1サイドシル29に固定される。
底部63には、バッテリモジュール23の固定板55を、固定具、例えばボルト76により固定するための固定部77が設けられている。他の固定板55は、図示していないが前述した固定板55および固定部77と同じまたは同様な構成により底部63に固定される。なお、電池パック16の車幅方向での左側の端部の構成も図3で説明したと同じまたは同様な構成になっている。また、ケース28は、前述した蓋部64および底部63の構成に限らない。さらに、一対のサイドシル29,30としては、車体の軽量化と剛性確保の両立化を目的として、例えばアルミ軽合金材料を用いて押し出し加工により内部に中空部を有するように一体に成形されたものを使用してよい。
図4は、第1フロア下クロス35およびフロアパネル59を示す断面図である。図4では、矢印UP方向が車両上下方向のうちの上方向を、矢印FR方向が車両の前後方向のうちの前方向をそれぞれ示す。図4に示すようにフロアパネル59の下面には、第1フロア下クロス35が車幅方向に延ばして配置されている。第1フロア下クロス35は、下側に突出した第1突条部78を有する形態をなしており、車幅方向に延びた長尺部材となっている。例えば第1フロア下クロス35は、断面形状が開放側を上に向けたカップ形に形成されており、開放側両端に設けられたフランジ35a,35bがフロアパネル59の下面に、例えば溶着により固定されている。
電池パック16の蓋部64は、第1突条部78を入り込ませるように窪んで形成された凹条部79を有する。車両前後方向に並んで配置されたバッテリモジュール18とバッテリモジュール19とは、凹条部79を挟む両側に配置されている。また、底部63には、バッテリモジュール18とバッテリモジュール19との間に第1電池クロス80が固定されている。第1電池クロス80は、上側に突出した第2突条部81を有する断面形状を有しており、車幅方向に延びた長尺部材となっている。例えば第1電池クロス80は、断面形状が開放側を下に向けたハット形に形成されている。バッテリモジュール18,19の固定板55は、第1電池クロス80に設けられた固定部82に、例えばボルト83により固定される。
第1突条部78、凹条部79、第2突条部81、および底部63には、固定具、例えばボルト84aを通すための取付孔85,86,87,88がそれぞれ形成されている。第1突条部78に設けた取付孔85のフロアパネル59側には、ウェルドナット89が予め固定されている。また、底部63には、ボルト84aの頭部を入り込ませるために一段窪んだ凹部90aが取付孔88を含む範囲に形成されている。ボルト84aは、底部63の取付孔88、第2突条部81の取付孔87、凹条部79の取付孔86および第1突条部78の取付孔85に挿通された後にウェルドナット89に螺合される。第1フロア下クロス35と第1電池クロス80とを固定したから、電池パック16の取付剛性が向上する。なお、凹部90aと第2突条部81との間には、間隔維持部材96が設けられている。間隔維持部材96は、凹部90aと第2突条部81との間の間隔を維持するとともに、凹部90aと第2突条部81との取付剛性を高めるための補強の作用をする。
なお、図4で説明した第1フロア下クロス35と第1電池クロス80とをボルト84aにより固定する箇所は、図1に示すように符号84b(ボルト)で示す車幅方向の右側の位置でも行われる。また、電池パック16には、図1で説明した第2フロア下クロス36の下方に沿うように、第1電池クロス80と同じまたは同様な形態の第2電池クロスが配置されている。そして、第2フロア下クロス36と第2電池クロスとの固定は、符号84c(ボルト),84d(ボルト)で示した位置にて図4で説明したと同じまたは同様な構成で行われる。第1フロア下クロス35および第2フロア下クロス36は、フロアクロスの一例である。
図5は、ビード部91aを示す斜視図であり、車両10の底面側から見ている。図5では、矢印DOWN方向が車両上下方向のうちの下方向を、矢印FR方向が車両の前後方向のうちの前方向を、矢印RH方向が車幅方向のうちの右方向をそれぞれ示す。図5に示すように凹部90aの周辺のうちの車両前方を含む位置には、底部63から下方に向けて突出したビード部91aが設けられている。ビード部91aは、底部63と一体的に形成されている。なお、ビード部91aを底部63とは別体に設けてよい。ビード部91aは、底部63から下方に突出する形状であれば、例えば凹部90aの周辺に車両10の前後方向に長くした形状としてよい。ビード部91aは、車両10の下面を流れる空気を整流して車両10にかかる空気抵抗の上昇を抑制するとともに、凹部90a付近の空気の流れに起因する空力騒音を低減する。また、図5で説明したビード部91aは、図1に符号91b〜91dで示したように凹部90b〜90dに対応する位置に設けられている。なお、第1フロア下クロス35と電池パック16とを固定する箇所は、図1に示したように4箇所の位置に限らず複数箇所の位置としてよい。この場合には、第2フロア下クロス36と電池パック16との固定箇所も同様にしてよい。
図6は、第1フロア下クロス35と電池パック16との取付構成を変えた実施例を示す断面図である。図6では、矢印UP方向が車両上下方向のうちの上方向を、矢印FR方向が車両前後方向のうちの前方向をそれぞれ示している。図6に示す実施例では、図4で説明した第2突条部81と比較して第1電池クロス92に形成された第2突条部93の高さを低くして、凹条部79と第3突条部93との間に隙間を空けて、その隙間に第1間隔維持部材94を介装している。また、図4で説明したように、凹部90aと第3突条部93との間には、第2間隔維持部材96が設けられている。第1フロア下クロス35と電池パック16とは、2つの第1間隔維持部材94、第2間隔維持部材96、ウェルドナット89およびボルト84aにより固定される。なお、図6では、図4で説明したと同じまたは同様な部材には同符号を付与してここでは詳しい説明を省略する。
図7は、フロア上クロス97と電池パック16とを固定した実施例を示す断面図である。図7では、矢印UP方向が車両上下方向のうちの上方向を、矢印FR方向が車両前後方向のうちの前方向をそれぞれ示している。図7に示す実施例では、図4で説明した第1フロア下クロス35および凹条部79を省略し、第1電池クロス103とフロア上クロス97とをフロアパネルを挟んで固定している。フロアパネル59の上面には、フロア上クロス97が車幅方向に延びて配置される。フロア上クロス97は、上側に突出した突条部98を有する断面形状を有しており、車幅方向に延びた長尺部材となっている。例えばフロア上クロス97は、断面形状が開放側を下に向けたハット形に形成されており、開放側両端に設けられたフランジ99,100がフロアパネル59の上面に、例えば溶着により固定されている。フロア上クロス97の上部には、運転席シートが取り付けられる。また、フロア上クロス97の上部には、電池パック16を固定するためのウェルドナット106が固定されている。フロア上クロス97とフロアパネル59との間には、第1間隔維持部材102が介装されている。また、第1電池クロス103に設けられた第2突条部104は、蓋部64の内壁に当接する高さとなっている。突条部104と凹部90aとの間には、第2間隔維持部材105が介装されている。フロア上クロス97と電池パック16とは、2つの第1間隔維持部材102、第2間隔維持部材105、ウェルドナット106およびボルト84aにより固定される。なお、図7では、図4で説明したと同じまたは同様な部材には同符号を付与してここでは詳しい説明を省略する。フロア上クロス97は、フロアクロスの一例である。
図8は、ビード部をグロメット110に一体的に設けた実施例を示す断面図である。図8では、矢印UP方向が車両上下方向のうちの上方向を、矢印FR方向が車両前後方向のうちの前方向をそれぞれ示している。図8に示すように電池パック16の底部111には、電池パック16を固定するときにボルト84aを挿通させるための開口112が形成されている。開口112の内部は、ボルト84aの頭部を落とし込むための凹部90aを構成している。開口112は、グロメット110により塞がれる。グロメット110は、車両10の下方に向けて突出する突部113を有する。突部113としては、底部111の下面を通る空気を整流する作用をするとともに、グロメット110を挿脱するときの摘まみとして使用することができる。突部113としては、グロメット110に設けることに限らず、開口112を塞ぐ部材に設ければよい。また、開口112を塞ぐ部材とは別体に突部113を設けてよい。なお、突部113は、ビード部の一例である。また、図8に示す実施例では、第1電池クロス114が底部111と一体的に形成されている。第1電池クロス114は、ボルト84aにより第1フロア下クロス35に固定される。なお、図8では、図4で説明したと同じまたは同様な部材には同符号を付与してここでは詳しい説明を省略する。
図9は、第1フロア下クロス115とフロアパネル116とを一体的に設けた実施例を示す断面図である。図9では、矢印UP方向が車両上下方向のうちの上方向を、矢印FR方向が車両前後方向のうちの前方向をそれぞれ示す。図9に示すようにフロアパネル116には、第1フロア下クロス115が一体的に形成しており、第1突条部117の内部に中空部118を有する。中空部118には、ウェルドナット119が溶接されている。ボルト84aをウェルドナット119に螺合させることで第1電池クロス80と第1突条部117とが固定される。なお、図9では、図4で説明したと同じまたは同様な部材には同符号を付与してここでは詳しい説明を省略する。
以上、上記各実施例に基づいて説明したが、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。例えば上記各実施例では、バッテリモジュール17〜26の個数は複数個であればよい。また、コンバータ12を省略してインバータ13をバッテリモジュール17〜26に直接に接続してよい。さらに、駆動輪が後輪となるようにコンバータ12、インバータ13、モータ14および動力伝達機構15をリヤ側に配置してよい。さらにコンバータ12、インバータ13、モータ14および動力伝達機構15をフロント側およびリヤ側にそれぞれ配置して四輪駆動としてよい。さらにまた、モータを全車輪近くに複数搭載し、複数のモータで直接各車輪を駆動するインホイールモータの構成を使用してよい。
また、上記各実施例では、電気自動車の車両として説明しているが、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と充放電可能なバッテリモジュールに蓄積された電力により駆動するモータとを動力源とするハイブリッド車両や外部電源により充電可能なプラグインハイブリッド車両としてよい。さらに、ビード部91および突部113は、凹部90を隠す位置または凹部90の周辺のうちの車両前方を含む位置に設けているが、例えば凹部90を含む凹部90の周辺であればどこでもよい。
10…車両、 16…電池パック、 17〜26…バッテリモジュール、 29,30…サイドシル、 59…フロアパネル、 51…電池スタック、 52…単セル、 84a〜84d…ボルト、 90a〜90d…凹部、 91a〜91d…ビード部。

Claims (2)

  1. 車幅方向に間隔を空けてかつ車両の前後方向に延ばして配置された一対の骨格部材と、前記一対の骨格部材の間に掛け渡されて配置されたフロアパネルと、前記フロアパネルの下方に配置される電池パックとを備えた車両のバッテリ搭載構造において、
    前記フロアパネルの上または下に前記車幅方向に延ばして配置されるフロアクロスと、
    前記電池パックの底面に窪んで設けられ、前記電池パックを前記フロアクロスに取り付けるための固定具が入り込む凹部と、
    前記凹部を含む周辺に前記電池パックの底面から前記車両の下方に向けて突出して設けられたビード部とを備え、
    前記固定具は、前記車両の上下方向における前記固定具の下端が前記底面よりも上方に位置するように、配置されている
    とを特徴とする車両のバッテリ搭載構造。
  2. 請求項1に記載の車両のバッテリ搭載構造において、
    前記ビード部は、前記底面上で、前記凹部の周辺のうちの前記車両の前後方向における前方に、配置されている
    ことを特徴とする車両のバッテリ搭載構造。
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