JP6609541B2 - 動力装置 - Google Patents
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Description
車両の左車輪及び右車輪を駆動する電動機(例えば、後述の実施形態の電動機2)と、
該電動機と前記左車輪及び前記右車輪との動力伝達径路上に配置される変速機(例えば、後述の実施形態の変速機5)と、
該変速機で変速された出力を前記左車輪と前記右車輪とに分配する差動装置(例えば、後述の実施形態の差動装置6)と、
前記電動機、前記変速機、及び前記差動装置を収容するハウジング(例えば、後述の実施形態のハウジング4)と、を備える動力装置(例えば、後述の実施形態の動力装置1)であって、
前記変速機は、
前記電動機と機械的に接続される第1ギヤ(例えば、後述の実施形態の第1ギヤ51)と、
該第1ギヤと同一の回転軸心を有し、前記差動装置の差動ケース(例えば、後述の実施形態の差動ケース61)と機械的に接続される第2ギヤ(例えば、後述の実施形態の差動装置6)と、
前記第1ギヤ及び前記第2ギヤと噛み合うピニオンギヤ(例えば、後述の実施形態のピニオンギヤ53)と、
前記ピニオンギヤを自転可能に支持するピニオンホルダ(例えば、後述の実施形態のピニオンホルダ54)と、を備え、
前記ハウジングは、液状媒体を貯留する貯留部(例えば、後述の実施形態の貯留部44)を有し、
前記第2ギヤは、一部が前記貯留部に位置しており、
前記ピニオンギヤは、ピニオンシャフト(例えば、後述の実施形態のピニオンシャフト53c)の一端部が前記ピニオンホルダに軸受(例えば、後述の実施形態の56)を介して回転可能に支持され、
前記第2ギヤと前記ピニオンギヤとの噛合部(例えば、後述の実施形態の噛合部M)は、前記軸受に向かうにしたがって径方向内側から径方向外側に傾斜している。
請求項1に記載の動力装置であって、
前記ピニオンホルダは、前記第2ギヤと前記ピニオンギヤとの前記噛合部よりも前記差動装置の前記差動ケース側に配置され、
前記軸受は、前記ピニオンホルダを貫通するピニオンギヤ支持部(例えば、後述の実施形態のピニオンギヤ支持部54a)に配置されている。
請求項2に記載の動力装置であって、
前記ピニオンホルダは、回転体(例えば、後述の実施形態の第2ギヤ52、ピニオンギヤ53)が掻き上げた前記液状媒体を貯留する貯留空間(例えば、後述の実施形態の空間部S)を有する。
請求項3に記載の動力装置であって、
前記差動装置の前記差動ケースは、径方向に延びて前記第2ギヤと機械的に接続される入力プレート(例えば、後述の実施形態の入力プレート61b)を有し、
前記入力プレートは、前記貯留空間から供給される前記液状媒体を前記ピニオンホルダの前記ピニオンギヤ支持部に導くガイド部(例えば、後述の実施形態の第3ガイド部61e)を有する。
請求項4に記載の動力装置であって、
前記ピニオンホルダの前記ピニオンギヤ支持部は、前記液状媒体を貯留するポケット(例えば、後述の実施形態のポケット54m)を有する。
請求項3〜5のいずれか1項に記載の動力装置であって、
前記回転体は、前記第2ギヤである。
請求項3〜6のいずれか1項に記載の動力装置であって、
前記動力装置は、複数の前記ピニオンギヤを備え、
前記回転体は、複数の前記ピニオンギヤの少なくとも一つである。
請求項3〜7のいずれか1項に記載の動力装置であって、
前記ピニオンホルダは、左車軸(例えば、後述の実施形態の車軸3A)及び右車軸(例えば、後述の実施形態の車軸3B)の一方の車軸が貫通する貫通孔(例えば、後述の実施形態の貫通孔54e)が底部(例えば、後述の実施形態の底部54d)に形成されたカップ部(例えば、後述の実施形態のカップ部54c)を有し、
前記貯留空間は、前記カップ部と前記一方の車軸とにより形成される空間部(例えば、後述の実施形態の空間部S)であり、
前記ピニオンホルダは、該空間部に連通する連通部(例えば、後述の実施形態の連通孔54f、54g)を有する。
請求項8に記載の動力装置であって、
前記差動装置の前記差動ケースは、前記ピニオンホルダの前記カップ部に他の軸受(例えば、後述の実施形態の軸受65)を介して回転可能に支持され、
前記他の軸受は、前記空間部に配置されている。
請求項8又は9に記載の動力装置であって、
前記ピニオンホルダは、前記ピニオンギヤと対向する第1面(例えば、後述の実施形態の第1面54h)に前記液状媒体を受ける第1ガイド部(例えば、後述の実施形態の第1ガイド部54i)を有し、
前記連通部は、前記第1ガイド部と前記カップ部との接続部に形成されている。
請求項8〜10のいずれか1項に記載の動力装置であって、
前記ピニオンホルダは、前記差動装置の前記差動ケースと対向する第2面(例えば、後述の実施形態の第2面54j)に前記液状媒体を受ける第2ガイド部(例えば、後述の実施形態の第2ガイド部54k)を有し、
前記連通部は、前記第2ガイド部と前記カップ部との接続部に形成されている。
本実施形態の動力装置1は、電動機2を車軸駆動用の駆動源とするものであり、前輪駆動装置や後輪駆動装置としてハイブリッド車、電気自動車などの電動車両に設けられる。
図1において、3A、3Bは、左右の車軸であり、車幅方向に沿って同軸上に配置されている。動力装置1のハウジング4は全体が略円筒状に形成され、その内部には、車軸駆動用の電動機2と、電動機2の駆動回転を減速する変速機5と、変速機5で減速された駆動回転を車軸3A、3Bに分配する差動装置6と、が配置されている。
電動機2は、第1ケース41の内周部に固定されるステータ21と、ステータ21の内周側に回転可能に配置されるロータ22と、を備える。ロータ22の内周部には、一方の車軸3Aの外周を囲繞するロータ軸23が結合され、このロータ軸23が車軸3Aと同軸上に相対回転可能となるように第1ケース41の端部壁41aと隔壁43に軸受24、25を介して支持されている。また、車軸3A及びロータ軸23の一端側は、隔壁43を貫通して第2ケース42内に延出し、車軸3Aの他端側は、第1ケース41の端部壁41aを貫通してハウジング4の外側方に延出している。
変速機5は、電動機2と機械的に接続される第1ギヤ51と、該第1ギヤ51と同一の回転軸心を有し、差動装置6の差動ケース61と機械的に接続される第2ギヤ52と、第1ギヤ51及び第2ギヤ52と噛み合う複数のピニオンギヤ53と、複数のピニオンギヤ53を自転可能かつ公転不能に支持するピニオンホルダ54と、を備え、第1ギヤ51から電動機2の駆動回転が入力されると、ピニオンギヤ53及び第2ギヤ52を介して減速された駆動回転が差動装置6の差動ケース61に出力される。
差動装置6は、第2ギヤ52から差動ケース61に入力される駆動回転を左右の車軸3A、3Bに分配しつつ、左右の車軸3A、3Bの回転差を許容するために、差動ケース61、差動ピニオンシャフト62、差動ピニオンギヤ63及び左右のサイドギヤ64A、64Bを備える。
つぎに、ピニオンホルダ54の潤滑機能について説明する。
つぎに、第2ギヤ52とピニオンギヤ53との噛合部Mについて図7を参照しながら説明する。図7(a)は参考例に係る動力装置の変速機を示すスケルトン図であり、図7(b)は図1の変速機を示すスケルトン図である。なお、図7(a)の参考例に係る動力装置の変速機についても、本発明の構成要素と対応する構成要素に同一符号を付している。
例えば、ピニオンギヤ53の数は、3つに限らず、1つでも2つでもよく、4つ以上でもよい。
動力装置1は、掻き上げ式の潤滑方式に代えて、若しくは、掻き上げ式の潤滑方式とともに、オイルポンプを用いた強制潤滑方式を採用してもよい。
2 電動機
4 ハウジング
44 貯留部
5 変速機
51 第1ギヤ
52 第2ギヤ
53 ピニオンギヤ
53c ピニオンシャフト
54 ピニオンホルダ
54a ピニオンギヤ支持部
54c カップ部
54d 底部
54e 貫通孔
54f 連通孔(連通部)
54g 連通孔(連通部)
54h 第1面
54i 第1ガイド部
54j 第2面
54k 第2ガイド部
54m ポケット
56 軸受
6 差動装置
61 差動ケース
61b 入力プレート
61e 第3ガイド部(ガイド部)
65 軸受
M 噛合部
S 空間部
Claims (11)
- 車両の左車輪及び右車輪を駆動する電動機と、
該電動機と前記左車輪及び前記右車輪との動力伝達径路上に配置される変速機と、
該変速機で変速された出力を前記左車輪と前記右車輪とに分配する差動装置と、
前記電動機、前記変速機、及び前記差動装置を収容するハウジングと、を備える動力装置であって、
前記変速機は、
前記電動機と機械的に接続される第1ギヤと、
該第1ギヤと同一の回転軸心を有し、前記差動装置の差動ケースと機械的に接続される第2ギヤと、
前記第1ギヤ及び前記第2ギヤと噛み合うピニオンギヤと、
前記ピニオンギヤを自転可能に支持するピニオンホルダと、を備え、
前記ハウジングは、液状媒体を貯留する貯留部を有し、
前記第2ギヤは、一部が前記貯留部に位置しており、
前記ピニオンギヤは、ピニオンシャフトの一端部が前記ピニオンホルダに軸受を介して回転可能に支持され、
前記第2ギヤと前記ピニオンギヤとの噛合部は、前記軸受に向かうにしたがって径方向内側から径方向外側に傾斜している、動力装置。 - 請求項1に記載の動力装置であって、
前記ピニオンホルダは、前記第2ギヤと前記ピニオンギヤとの前記噛合部よりも前記差動装置の前記差動ケース側に配置され、
前記軸受は、前記ピニオンホルダを貫通するピニオンギヤ支持部に配置されている、動力装置。 - 請求項2に記載の動力装置であって、
前記ピニオンホルダは、回転体が掻き上げた前記液状媒体を貯留する貯留空間を有する、動力装置。 - 請求項3に記載の動力装置であって、
前記差動装置の前記差動ケースは、径方向に延びて前記第2ギヤと機械的に接続される入力プレートを有し、
前記入力プレートは、前記貯留空間から供給される前記液状媒体を前記ピニオンホルダの前記ピニオンギヤ支持部に導くガイド部を有する、動力装置。 - 請求項4に記載の動力装置であって、
前記ピニオンホルダの前記ピニオンギヤ支持部は、前記液状媒体を貯留するポケットを有する、動力装置。 - 請求項3〜5のいずれか1項に記載の動力装置であって、
前記回転体は、前記第2ギヤである、動力装置。 - 請求項3〜6のいずれか1項に記載の動力装置であって、
前記動力装置は、複数の前記ピニオンギヤを備え、
前記回転体は、複数の前記ピニオンギヤの少なくとも一つである、動力装置。 - 請求項3〜7のいずれか1項に記載の動力装置であって、
前記ピニオンホルダは、左車軸及び右車軸の一方の車軸が貫通する貫通孔が底部に形成されたカップ部を有し、
前記貯留空間は、前記カップ部と前記一方の車軸とにより形成される空間部であり、
前記ピニオンホルダは、該空間部に連通する連通部を有する、動力装置。 - 請求項8に記載の動力装置であって、
前記差動装置の前記差動ケースは、前記ピニオンホルダの前記カップ部に他の軸受を介して回転可能に支持され、
前記他の軸受は、前記空間部に配置されている、動力装置。 - 請求項8又は9に記載の動力装置であって、
前記ピニオンホルダは、前記ピニオンギヤと対向する第1面に前記液状媒体を受ける第1ガイド部を有し、
前記連通部は、前記第1ガイド部と前記カップ部との接続部に形成されている、動力装置。 - 請求項8〜10のいずれか1項に記載の動力装置であって、
前記ピニオンホルダは、前記差動装置の前記差動ケースと対向する第2面に前記液状媒体を受ける第2ガイド部を有し、
前記連通部は、前記第2ガイド部と前記カップ部との接続部に形成されている、動力装置。
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